JPH02151374A - 溶接継手効率低下防止方法 - Google Patents
溶接継手効率低下防止方法Info
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- JPH02151374A JPH02151374A JP63305373A JP30537388A JPH02151374A JP H02151374 A JPH02151374 A JP H02151374A JP 63305373 A JP63305373 A JP 63305373A JP 30537388 A JP30537388 A JP 30537388A JP H02151374 A JPH02151374 A JP H02151374A
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- 239000011324 bead Substances 0.000 abstract description 2
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- Laser Beam Processing (AREA)
- Welding Or Cutting Using Electron Beams (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明°は溶接継手効率低下防止方法に関する。
軽量化が命題の、例えば、宇宙ロケットチャンバーの単
胴は、溶接継手効率の低下を防ぐために、従来引張強度
的20 o kgf’/mm’ 級の高級なマルエージ
ング鋼を電子ビーム溶接することにより製作している。
胴は、溶接継手効率の低下を防ぐために、従来引張強度
的20 o kgf’/mm’ 級の高級なマルエージ
ング鋼を電子ビーム溶接することにより製作している。
しかしながら、このような手段でも、単胴の継手効率を
100%にすることは難しく、下記のような欠点がある
。
100%にすることは難しく、下記のような欠点がある
。
(1) 継手効率を100%より若干下げて単胴の板
厚設計をしているので、板厚過剰設計となっている。従
って、宇宙ロケットの経済性及び軽量性を悪化させる原
因となっている。
厚設計をしているので、板厚過剰設計となっている。従
って、宇宙ロケットの経済性及び軽量性を悪化させる原
因となっている。
(2)上記(1)の対策として、溶接継手部だけ局部的
に板厚を増す方法が考えられるが、そのためには、母材
の圧延2機械切削、エツチング等にいずれも大型機械設
備を必要とするから、加工費が嵩む。
に板厚を増す方法が考えられるが、そのためには、母材
の圧延2機械切削、エツチング等にいずれも大型機械設
備を必要とするから、加工費が嵩む。
本発明は、このような事情に鑑みて提案されたもので、
母材の継手効率が低下する溶接部及びその熱影響部のみ
を部分的に増厚することで100%の継手効率を得る経
済性及び軽量性に優れた溶接継手効率低下防止方法を提
供することを目的とする。
母材の継手効率が低下する溶接部及びその熱影響部のみ
を部分的に増厚することで100%の継手効率を得る経
済性及び軽量性に優れた溶接継手効率低下防止方法を提
供することを目的とする。
そのために本発明は溶接部及びその溶接熱影響部の強度
低下に伴う溶接継手効率低下防止方法において、溶接部
開先に母材と同一材質で溶接による継手効率の低下分を
補う断面積を有する増厚用インサート材を挿入したのち
、上記母材と上記インサート材とを互いに電子ビーム溶
接又はレーザー溶接することを特徴とする。
低下に伴う溶接継手効率低下防止方法において、溶接部
開先に母材と同一材質で溶接による継手効率の低下分を
補う断面積を有する増厚用インサート材を挿入したのち
、上記母材と上記インサート材とを互いに電子ビーム溶
接又はレーザー溶接することを特徴とする。
増厚用インサート材の幅及び高さを適宜設定することに
より、溶接部等の限られた範囲の横断面積を増加して、
単位面積当り溶接継手効率が低下しても該部の実質継手
強度を最も軽量的に100%にすることができる。
より、溶接部等の限られた範囲の横断面積を増加して、
単位面積当り溶接継手効率が低下しても該部の実質継手
強度を最も軽量的に100%にすることができる。
本発明をロケットチャンバーの単胴の溶接に適用した実
施例を図面について説明すると、まず、第1図斜視図及
び第2図部分拡大斜視図において、1は鋼板が半割り円
筒状に曲げ加工された1対の被溶接部材、2は2つの被
溶接部材1の対向面間に設けられた適宜間隔の開先、3
は被溶接部材1の開先の外局面に凹設された断面が長方
形状の開先頂部溝、4は被溶接部材1と同一材質で、開
先頂部溝3に下部が挿入されて前後に延びる横断面がT
字状の増厚用インサート材で、その断面積は該部溶接に
よる継手効率の低下分を補える大きさとなっている。
施例を図面について説明すると、まず、第1図斜視図及
び第2図部分拡大斜視図において、1は鋼板が半割り円
筒状に曲げ加工された1対の被溶接部材、2は2つの被
溶接部材1の対向面間に設けられた適宜間隔の開先、3
は被溶接部材1の開先の外局面に凹設された断面が長方
形状の開先頂部溝、4は被溶接部材1と同一材質で、開
先頂部溝3に下部が挿入されて前後に延びる横断面がT
字状の増厚用インサート材で、その断面積は該部溶接に
よる継手効率の低下分を補える大きさとなっている。
このような構造において、まず第1工程として、第3図
(1)横断面図に示すように、被溶接部材lの溶接熱に
よる継手効率低下範囲の央部である開先部に被溶接部材
1と同一材質で、断面積が継手効率の低下分を補う大き
さの幅W・及び高さh を有する増厚用インサート材4
を挿入し、次いで第2工程として、同図(2)に示すよ
うに、v1溶接部材1と増厚用インサート材4とを互い
に電子ビームの1パス溶接による溶接部m5で溶着する
。
(1)横断面図に示すように、被溶接部材lの溶接熱に
よる継手効率低下範囲の央部である開先部に被溶接部材
1と同一材質で、断面積が継手効率の低下分を補う大き
さの幅W・及び高さh を有する増厚用インサート材4
を挿入し、次いで第2工程として、同図(2)に示すよ
うに、v1溶接部材1と増厚用インサート材4とを互い
に電子ビームの1パス溶接による溶接部m5で溶着する
。
なお、溶着は電子ビーム溶接の代わりにレーザー溶接に
よってもよい。
よってもよい。
また、増厚用インサート材4にはモーバー角θが付設さ
れているので、溶着後のビードが滑らかになる作用があ
り、従って余肉切削作業は不要となる。
れているので、溶着後のビードが滑らかになる作用があ
り、従って余肉切削作業は不要となる。
次に、第3図の第1変形例を示す第4図部分横断面図に
おいて、6は被溶接部材1の開先7の外周面に凹設され
た断面が半円状の開先頂部溝、8は被溶接部材1と同一
材質で、開先頂部溝6に下部が挿入されて前後に延びる
横断面が円形の増厚用インサート材で、その断面積は溶
接による継手効率の低下分を補う大きさとなっている。
おいて、6は被溶接部材1の開先7の外周面に凹設され
た断面が半円状の開先頂部溝、8は被溶接部材1と同一
材質で、開先頂部溝6に下部が挿入されて前後に延びる
横断面が円形の増厚用インサート材で、その断面積は溶
接による継手効率の低下分を補う大きさとなっている。
9は電子ビーム1パス溶接による溶接金属である。
このような構造においても、その作用効果は本実施例の
それとほぼ同一であるほか、増厚用インサート材8の加
工が容易となる特長がある。
それとほぼ同一であるほか、増厚用インサート材8の加
工が容易となる特長がある。
更に、第2変形例を示す第5図部分横断面図において、
10は被溶接部材1と同一材質で、開先11に挿入され
て前後に延びる横断面がT字状の増厚用インサート材で
、その断面積は溶接による継手効率の低下分を補う大き
さとなりている。12は電子ビーム1パス溶接による溶
接金属である。
10は被溶接部材1と同一材質で、開先11に挿入され
て前後に延びる横断面がT字状の増厚用インサート材で
、その断面積は溶接による継手効率の低下分を補う大き
さとなりている。12は電子ビーム1パス溶接による溶
接金属である。
このような構造においても、その作用効果は本実施例の
それとほぼ同一であるほか、開先11の加工が不要とな
る特長がある。
それとほぼ同一であるほか、開先11の加工が不要とな
る特長がある。
また、第3変形例を示す第6図部分横断面図において、
13は被溶接部材1の開先14の外周面に凹設された断
面形状が長方形状の開先頂部溝、15は被溶接部材1と
同一材質で、開先頂部溝13に下部が挿入されて前後に
延びる横断面がT字状の増厚用インサート材で、その断
面積は溶接による継手効率の低下分を補う大きさとなっ
ている。また、増厚用インサート材15の上部の幅W1
及びhlが大きくなっている。
13は被溶接部材1の開先14の外周面に凹設された断
面形状が長方形状の開先頂部溝、15は被溶接部材1と
同一材質で、開先頂部溝13に下部が挿入されて前後に
延びる横断面がT字状の増厚用インサート材で、その断
面積は溶接による継手効率の低下分を補う大きさとなっ
ている。また、増厚用インサート材15の上部の幅W1
及びhlが大きくなっている。
16は電子ビーム1パス溶接による溶接部属、17は溶
接金属16で溶着できなかった部分に対する電子ビーム
部分溶込み溶接によるなめ付は溶接金属である。
接金属16で溶着できなかった部分に対する電子ビーム
部分溶込み溶接によるなめ付は溶接金属である。
このような構造においても、その作用効果は本実施例の
それとほぼ同一であるほか、増厚用インサート材15の
上部の幅W1及びhlが大きいので、増享幅が10〜1
55と比較的広い場合に便利な特長がある。
それとほぼ同一であるほか、増厚用インサート材15の
上部の幅W1及びhlが大きいので、増享幅が10〜1
55と比較的広い場合に便利な特長がある。
これ等、実施例、変形例の構造によれば、板厚は過剰設
計となっていないので、下記効果が奏せられる。
計となっていないので、下記効果が奏せられる。
(1) 単胴に使用する高価な材料が減少し、従って
ロケットの経済性が向上する。
ロケットの経済性が向上する。
(2)単胴の自重が軽減し、従ってロケットの性能が向
上する。
上する。
要するに本発明によれば、溶接部及びその溶接熱影響部
の強度低下に伴う溶接継手効率低下防止方法において、
溶接部開先に母材と同一材質で溶接による継手効率の低
下分会補う断面積を有する増厚用インサート材を挿入し
たのち、上記母材と上記インサート材とを互いに電子ビ
ーム溶接又はレーザー溶接することにより、母材の継手
効率が低下する溶接部及びその熱影響部のみを部分的に
増厚することで100%の継手効率を得る経済性及び軽
量性に優れた溶接継手効率低下防止方法を得るから、本
発明は産業上極めて有益なものである。
の強度低下に伴う溶接継手効率低下防止方法において、
溶接部開先に母材と同一材質で溶接による継手効率の低
下分会補う断面積を有する増厚用インサート材を挿入し
たのち、上記母材と上記インサート材とを互いに電子ビ
ーム溶接又はレーザー溶接することにより、母材の継手
効率が低下する溶接部及びその熱影響部のみを部分的に
増厚することで100%の継手効率を得る経済性及び軽
量性に優れた溶接継手効率低下防止方法を得るから、本
発明は産業上極めて有益なものである。
第1図は本発明をロケットチャンバーの溶接に適用した
一実施例を示す斜視図、第2図は第1図■部の部分拡大
図、第3図は第2図の横断面図にして、同図(1)は開
先頂部溝に増厚用インサート材と挿入した状態を、同図
(2)は溶接が終了した状態をそれぞれ示す。第4図、
第5図。 第6図はそれぞれ第3図の第1.第2.第3変形例を示
す横断面図にして、それぞれ同図(1)は開先頂部溝に
増厚用インサート材を挿入した状態を、同図(2)は溶
接が終了した状態をそれぞれ示す。
一実施例を示す斜視図、第2図は第1図■部の部分拡大
図、第3図は第2図の横断面図にして、同図(1)は開
先頂部溝に増厚用インサート材と挿入した状態を、同図
(2)は溶接が終了した状態をそれぞれ示す。第4図、
第5図。 第6図はそれぞれ第3図の第1.第2.第3変形例を示
す横断面図にして、それぞれ同図(1)は開先頂部溝に
増厚用インサート材を挿入した状態を、同図(2)は溶
接が終了した状態をそれぞれ示す。
Claims (1)
- 溶接部及びその溶接熱影響部の強度低下に伴う溶接継手
効率低下防止方法において、溶接部開先に母材と同一材
質で溶接による継手効率の低下分を補う断面積を有する
増厚用インサート材を挿入したのち、上記母材と上記イ
ンサート材とを互いに電子ビーム溶接又はレーザー溶接
することを特徴とする溶接継手効率低下防止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63305373A JP2622275B2 (ja) | 1988-12-02 | 1988-12-02 | 溶接継手効率低下防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63305373A JP2622275B2 (ja) | 1988-12-02 | 1988-12-02 | 溶接継手効率低下防止方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02151374A true JPH02151374A (ja) | 1990-06-11 |
JP2622275B2 JP2622275B2 (ja) | 1997-06-18 |
Family
ID=17944333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63305373A Expired - Lifetime JP2622275B2 (ja) | 1988-12-02 | 1988-12-02 | 溶接継手効率低下防止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2622275B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008246548A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Tokyu Car Corp | 金属材の接合方法及びフィラー |
FR2929871A1 (fr) * | 2008-04-09 | 2009-10-16 | Airbus France Sas | Procede de soudage par faisceau a haute densite d'energie |
EP2246144A1 (en) * | 2009-03-31 | 2010-11-03 | General Electric Company | A method of high-powered laser beam welding of articles using a metallic shim produding from the surfaces of the articles ; Assembly therefore |
JP2011052777A (ja) * | 2009-09-03 | 2011-03-17 | Chuo Spring Co Ltd | 皿ばねの製造方法 |
WO2012020626A1 (ja) * | 2010-08-11 | 2012-02-16 | 三菱重工業株式会社 | 電子ビーム溶接方法 |
JP2012058376A (ja) * | 2010-09-07 | 2012-03-22 | Alps Electric Co Ltd | レンズ駆動装置 |
JP2015041581A (ja) * | 2013-08-23 | 2015-03-02 | 株式会社豊田自動織機 | 蓄電装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5111052A (ja) * | 1974-07-17 | 1976-01-28 | Nippon Steel Corp | Hitaishokatazaiyoyunibaasaruatsuenki |
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JPS57121890A (en) * | 1981-01-22 | 1982-07-29 | Toshiba Corp | Electron beam welding method |
-
1988
- 1988-12-02 JP JP63305373A patent/JP2622275B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2622275B2 (ja) | 1997-06-18 |
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