JPH02151332A - コイルばねの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は表面欠陥のないコイルばねの製造方法に関する
ものである。

［従来技術と解決しようとする課題］ 従来のコイルばねの製造方法では、−膜内に鋼線を皮剥
ぎし、熱処理し、伸線、又は伸線後オイルテンパー処理
をし、線材をコイリングし、低温焼鈍し、ショットピー
ニングを施して、低温焼鈍を行うという工程を採ってい
る。

このようなコイルばねの製造方法では、皮剥ぎにより表
面の欠陥を完全に除去しても、後工程の熱処理より伸線
、オイルテンパー処理を含む工程間の線材パスラインで
線表面に２０ｐ以下の微小な疵が発生したり、コイリン
グ時に、コイリングビンで筋が発生したりする欠点があ
る。

疵があれば、コイルばねは長期使用により、疵、筋の部
分から疲労により破壊を生じるから、製造工程における
このような疵、筋の発生がないように管理を十分に行う
必要がある。

［発明の目的、構成］ 本発明は、工程中において、疵、筋などが線上に発生し
ないようにコイルばねの製造を行うものであって、皮剥
ぎし、熱処理後の鋼線表面に、銅、純鉄、ニッケル、５
ＵＳ３０４（１８ｔｌ：ｒ−８Ｎｌステンレス鋼）等を
選択して嵌合するか、前記金属を選択してメッキを施し
て、伸線してオイルテンパー処理をし、線材製品時に前
記嵌合、又はメッキによる金属被覆の厚さが５〜２０μ
程度となるようにし、コイリング後、低温焼鈍してショ
ットピーニングで表面の嵌合物、又はメッキを除去し、
更に焼鈍を施すコイルばねの製造方法である。

上記の工程を採ることで、皮剥ぎ以降に発生する疵は線
表面の嵌合物、又はメッキ金属にのみ残存し、中の鋼線
には疵はつかない。またコイリングにおける筋も抑制さ
れる。この線表面の嵌合物、又はメッキ金属をコイリン
グ後のシｗ”７トピーニングで除し、表面無欠陥のコイ
ルばねが可能となり、疲労強度が大幅に向上する。この
除波ぶせた金属被覆の厚みを線材製品時に５〜２０Ｊ程
度となるようにしているので、シヒットビ一二ングにお
いて金属被覆の除去も容易であり、この厚さにおいて加
工紙の発生が防止できる。

以下実施例について説明する。

実施例１ 皮剥後のシリコンクロム鋼に銅を嵌合し、オイルテンパ
ー処理後の銅の被覆厚さを約２０７１にした線材を製造
する。その線材をコイリング後、ショットピーニングで
銅の被覆を除去し、低温焼鈍を施す。

実施例２ 皮剥後のピアノ線に洞を嵌合し、伸線後、オイルテンパ
ー処理を行い、表面の鋼の被覆厚さを約２０１１にした
線材を製造する。その後線材をコイリングしたのちショ
ットピーニングにより表面の銅の被覆を除去し、低温焼
鈍を施す。

実施例３ 最終的にｓｗｏｓｃ−ｖ（弁ばね用シリコンクロム鋼オ
イルテンパー線）４．０ｍ＋＋　（ＴＳ１９０ｋｆｔ／
ｍＪ級）になるように、従来工程と本発明工程によって
同形杖コイルばねを作成し、試験応力としてτ＝ＢＯ±
５０ｋｇｆ／−を加えて寿命試験を行ったところ、寿命
は従来工程品では３〜ＩＯＸ　１Ｇ’回、本発明工程品
では１〜３　Ｘ　１Ｇ’回となり、本発明の製造方法に
よるときは、３倍以上寿命が延びることが確認された。

［発明の効果コ 本発明では、嵌合、又はメッキによって金属を線材表面
に被ぶせることによって、線材加工工程における線材で
の疵発生を防止することができ、線材製品時に、これを
５〜２０廖とすることにより、コイリング、その後のシ
ョットピーニングにおいて金属の除去を容易にし、表面
欠陥のないコイルばねの製造ができる。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）皮剥ぎ後の鋼線表面に、銅、純鉄、ニツケル、Ｓ
   ＵＳ３０４等を選択して嵌合するか、又は前記金属を選
   択してメッキを施し、線材製品時に前記嵌合、又はメッ
   キによる金属被覆の厚みが５〜２０μ程度となるように
   し、コイリング後、ショットピーニングで前記の金属被
   覆を除去することを特徴とするコイルばねの製造方法。