JPH0215085Y2 - - Google Patents

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JPH0215085Y2
JPH0215085Y2 JP1984063127U JP6312784U JPH0215085Y2 JP H0215085 Y2 JPH0215085 Y2 JP H0215085Y2 JP 1984063127 U JP1984063127 U JP 1984063127U JP 6312784 U JP6312784 U JP 6312784U JP H0215085 Y2 JPH0215085 Y2 JP H0215085Y2
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JP
Japan
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shaft
gap
seal ring
liquid
pressure chamber
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JP1984063127U
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JPS60175960U (ja
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  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ガス圧縮機等に使用される液封式軸
封装置に関するものである。
従来、この種のガス圧縮機に使用されている液
封式軸封装置は第1図に示すように構成されてい
る。すなわちヘツドタンク20の封液はポンプ1
7、調整弁18を介して給入口5に供給されると
ともに、調整弁18と給入口5の間にヘツドタン
ク20よりの管路が接続されている。またヘツド
タンク20の上部には高圧室11のガスが導入さ
れておりヘツドタンク20には液面高さ検出器1
9が設置され、検出器19の信号により液面高さ
が一定になるように調整弁18が作動している。
一方、給入口5より供給された封液は、一部は
高圧側の吐出口13より圧力調整弁14および配
管15を経てタンク16に戻るが、大半の封液は
機内側シールリング3と機外側シールリング4の
間の液流入路8を通り、軸2と機内側シールリン
グ3の隙間Aを通つて高圧室11へと流入し、ま
た、機外側シールリング4と軸2との隙間Bを通
り機外側シールリング10と軸2との隙間Cを経
て低圧室12へと流入する。この二つの機外側シ
ールリング4および10によつて仕切られた部分
は中間圧室9を構成する。低圧室12に流入した
封液は流出口6よりタンク16へと導びかれる
が、高圧室11へ流入した封液は流出口7より流
出して廃液として処理される。したがつて、機内
側シールリング3と軸2との隙間Aを流れる液量
を少なくする必要があるが、隙間Aを流れる流量
は隙間の3乗に比例することから、隙間Aは小さ
く設定されるとともに、隙間内の液はケーシング
1に支持される軸2の回転に伴なつて液の粘性摩
擦により発熱してその発熱量は軸2の回転数に比
例し、かつ、隙間の大きさに反比例する。
なお、第1図では高圧室11と低圧室12との
圧力差が大きい場合に使用される機外側シールリ
ングを二段に配置した例を示しているが、両室の
圧力差が小さい場合は機外側シールリング4のみ
が使用される。
しかしながらこのように構成された液封式軸封
装置によれば、機外側の隙間B,C部に比べて隙
間A部の隙間が小さく、隙間Aでは軸2の回転数
の上昇にともない隙間内の封液の発熱量が増加
し、その熱量の大半は軸2および機内側シールリ
ング3へと伝達され、軸2および機内側シールリ
ング3の温度上昇による熱膨張を招くおそれがあ
る。
一方、上記構造において、機内側シールリング
3は液流入路8を流れる液により冷却されるた
め、機内側シールリング3と軸2との隙間Aは軸
2の熱膨張により小さくなり、隙間が小さくなる
と、隙間内の発熱量が増加し、さらに隙間が小さ
くなつて機内側シールリング3と軸2との焼損を
ひきおこす等の問題がある。
本考案は、かかる従来構造の問題点を解するた
めに提案されたもので、機内側シールリングの焼
損事故を防ぐとともに機内側シールリング部から
の漏洩量の調整を可能にすることを目的とした液
封式軸封装置を提供せんとするものであつて、か
かる目的を達成するための構成は、機外側シール
リングを二段構造とし、中間圧室の圧力を調整す
ることにより一段目の機外側シールリング部での
軸の冷却効果を可変とし、運転中に外部より機内
側シールリングの焼損を防止するとともに漏洩量
を調整可能にしたことを特徴とする。
以下、本考案に係る軸封装置を第2図に示した
実施例に基づいて詳細に説明する。なお、従来構
造と対応する同一部材には同じ符号を付して説明
を省略する。
まず一段目の機外側シールリング4と軸2との
間の隙間Bは、二段目の機外側シールリング10
と軸2との間の隙間Cより大きくなるように機外
側シールリング4および10を配置するととも
に、封液は中間圧室9より流出口21を通り中間
圧室9の圧力を調整できるように設置した圧力調
整弁22を経てタンク16へと導びかれるように
構成されている。圧力調整弁22は、機内側シー
ルリング3に設けたモニタ用の熱電対23および
流出口7より流出する液量を流量計24の出力信
号により制御装置25に入力し、その弁開度を調
整することができるようになつている。
このように構成された本考案に係る液封式軸封
装置を作動させるにあたつては、まず給入口5よ
り導びかれた封液の一部は液流入路8を通るとと
もに一段目の機外側シールリング4と軸2との隙
間Bを通り、さらに二段目の機外側シールリング
10と軸2との隙間Cを通つて低圧室12へと流
出する。このとき、圧力調整弁22が全閉のとき
は従来の機外側シールリング二段のシール機構と
同じであり、中間圧室9の圧力は隙間Bおよび隙
間Cの流路形状によつて決まる。
つぎに圧力調整弁22の弁開度をコントロール
することにより、中間圧室9の圧力を変化させる
ことができるため、隙間Bを流れる封液の差圧
〔(流入路8の圧力)−(中間圧室9の圧力)〕を変
化させることができる。なお、隙間Bを流れる封
液の流量は、前述した差圧に比例するため、圧力
調整弁22の弁開度により隙間Bを流れる封液の
流量を変化させることができるものである。流入
路8を経て〓間8に入る加熱されていない軸封液
は、シールリング3,4,10と回転軸2との〓
間A,B,Cで軸2の回転による軸封液の粘性抵
抗により加熱された回転軸2を冷却する。よつ
て、軸封液の流量を調整することにより、回転軸
2の熱膨張量を調整し、シール〓間Aの大きさを
調整することができる。
したがつて、機内側シールリング3に設けた熱
電対23によつて計測した機内側シールリング3
の温度がある値以上に上昇した場合には、制御装
置25からの信号により圧力調整弁22の弁開度
を大きくすることによつて中間圧室9の圧力を低
下させ、流入路8を経て〓間Bへ流入する軸封液
の流入を増加させて、回転軸2の冷却効果を高め
ることができる。よつて、回転軸2の熱膨張量が
減少し、〓間Aが大きくなる。〓間Aが大きくな
ると、〓間A内における、回転軸2の回転により
軸封液の粘性抵抗によつて生じる発熱量が減少
し、よつてシールリング3の加熱が減少し、シー
ルリング3の温度が下がり、焼損を防止すること
ができる。
逆に、〓間Aを通つて機外へ流出する流出を計
測する流量計24により〓間Aを通つて機外へ流
出する流量が所定の値より大きいという信号が制
御装置25に入ると、この場合には、〓間Aを小
さくすることにより流出流量を低減できるから、
制御装置25からの信号により圧力調整弁22の
弁開度を小さくし、中間圧室9の圧力を上昇さ
せ、流入路8を経て〓間Bへ流入する軸封液の流
量を減少させて、回転軸2の熱膨張量を大きく
し、〓間Aを小さくする。
以上、図面に示した実施例にもとづいて詳細に
説明したように、本考案に係る液封式軸封装置に
よれば、機内側シールリングと軸との隙間Aで
は、軸の回転に伴ない隙間A部内の封液の粘性摩
擦により軸および機内側シールリング3は加熱さ
れる。また、加熱された軸は隙間A部に比べて流
速が大きく、液流入路より隙間B部へ導びかれた
加熱されていない封液により冷却される。したが
つて、ここで中間圧室の圧力を調整する圧力調整
弁の開度を調整することにより、隙間B部を流れ
る封液の流量を調整することができるものであ
り、これにより隙間Bで軸の冷却効果を調整し、
軸の熱膨張量を調整して機内側シールリングと軸
との隙間A部より流出する液量を調整することが
でき、しかも、軸と機内側シールリングとの焼損
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のガス圧縮機に使用されている液
封式軸封装置の概略構成を示す要部の断面図、第
2図は本考案のガス圧縮機に使用されている液封
式軸封装置の概略構成を示す要部の断面図であ
る。 図面中、1はケーシング、2は軸、3は機内側
シールリング、4,10は機外シールリング、8
は液流入路、9は中間圧室、11は高圧室、12
は低圧室、14は圧力調整弁、16はタンク、1
8は調整弁、19は液面高さ検出器、20はヘツ
ドタンク、21は流出口、22は圧力調整弁、2
3は熱電対、24は流量計、25は制御装置であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーシングに軸支された回転軸の軸封部におい
    て、機外側シールリングを二段構造とするととも
    に、その中間圧室の流出口より圧力調整弁を介し
    て液タンクへ配管する一方、前記圧力調整弁によ
    り中間圧室の圧力を制御する構造を有することを
    特徴とする液封式軸封装置。
JP6312784U 1984-04-28 1984-04-28 液封式軸封装置 Granted JPS60175960U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6312784U JPS60175960U (ja) 1984-04-28 1984-04-28 液封式軸封装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6312784U JPS60175960U (ja) 1984-04-28 1984-04-28 液封式軸封装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60175960U JPS60175960U (ja) 1985-11-21
JPH0215085Y2 true JPH0215085Y2 (ja) 1990-04-24

Family

ID=30592980

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6312784U Granted JPS60175960U (ja) 1984-04-28 1984-04-28 液封式軸封装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60175960U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1117217C (zh) * 1998-03-13 2003-08-06 株式会社日立制作所 离心压缩机以及其所用的轴封装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5531346A (en) * 1978-08-28 1980-03-05 Toshiba Corp Sound volume control circuit

Patent Citations (1)

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CN1117217C (zh) * 1998-03-13 2003-08-06 株式会社日立制作所 离心压缩机以及其所用的轴封装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60175960U (ja) 1985-11-21

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