JPH02150535A - 湾曲帯材の案内装置 - Google Patents

湾曲帯材の案内装置

Info

Publication number
JPH02150535A
JPH02150535A JP4045389A JP4045389A JPH02150535A JP H02150535 A JPH02150535 A JP H02150535A JP 4045389 A JP4045389 A JP 4045389A JP 4045389 A JP4045389 A JP 4045389A JP H02150535 A JPH02150535 A JP H02150535A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strip
curved
axis
abutment surface
winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4045389A
Other languages
English (en)
Inventor
Hans A Schmid
ハンス・アルミン・シュミット
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from DE3838724A external-priority patent/DE3838724A1/de
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JPH02150535A publication Critical patent/JPH02150535A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、剛な材料から成り弾性的に予応力付与された
湾曲帯材を案内する。特に巻取1巻出のための装置に関
する。この案内装置は回転/並進運動間の変換φ伝達装
置或いはフレキシブルカップリング等の連結継手等とし
ても利用できる。
[従来の技術] より詳しくは1本発明は、請求項第1項の前置部に記載
の種類の湾曲帯材案内装置に関する。
即ち1本発明の湾曲帯材の案内装置は、剛な材料から成
り、縦軸線のまわりに湾曲した少なくとも1つの横方向
のアーチ形状を有するよう湾曲された。即ち2弾性的に
予応力付与された帯材を案内する装置であって、帯材の
少なくとも一部分に当接して、横方向アーチ形状を弾性
的に消失させるとともに少なくとも1つの横軸線のまわ
りに湾曲した縦方向アーチ形状を帯材の上記部分に形成
する少なくとも1つの当接面を有する形式のものに関す
る。
この種の装置は9例えば、米国特許第 8.243.132号から公知である。この装置は9本
質的に2円筒形ドラムから成り、ドラム周面が、上記ド
ラムに巻取られた最内層の帯材の当接面を形成し、一方
、外側帯材層のためには2次の内側の帯材層の外面が当
接面として役立つ。帯材縦軸線のまわりに湾曲したアー
チ形状を有するよう湾曲された。即ち2弾性的に予応力
付与された帯材をある程度所定の態様でドラムに巻取り
得るようまたはドラムから巻出し得るよう、ドラム周面
の前に、帯材の広い面に押圧され2巻取時または巻出時
、ドラムから送出された帯材部分が帯材縦方向で見て巻
回ドラムへ向って圧力負荷を受けた場合に、帯材が帯材
縦軸線から斜めにずれたり後方へ緩んで延び出るのを防
止する締付・案内ローラを配置する。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、この公知の装置の場合、ドラムの回転運
動を湾曲した帯材の“自由端”、即ち。
ドラムに固定されてない端部の線形運動にまたは逆に上
記直線運動を上記ドラム回転運動に所定の如く正確に、
即ち、スリップなく変換することは不可能である。更に
、締付・案内ローラには、多くの実際の用例において好
ましくない摩擦損失が現れる。
従って1本発明の目的は、案内装置に関して少くとも間
欠的に駆動される湾曲帯材を、縦方向で見て案内装置へ
向って抑圧でき且つ有意の摩擦損失が生じないよう、上
記装置に遊びなく且つスリップなく支持、保持し、案内
できる。冒頭で述べた種類の装置を創生ずることにある
[課題を解決するための手段] この目的は2本発明にもとづき、請求項第1項の特徴部
に開示の特徴によって達成される。即ち2本発明は、請
求項第1項前置部に記載の形式の湾曲帯材案内装置にお
いて、該装Wl(1)が、横軸線(6)の方向に相互に
対向しかつ横軸線(6)から離れるに従い収斂するよう
相互に傾斜する一対の側方支持面(14,15)を有し
、上記支持面は。
縦方向へ湾曲した範囲に入るすべての帯材部分が、この
際に行なわれる帯材の横方向湾曲度の減少とともに起き
る幅の増大にもとづき2弾性的に可逆の態様で少なくと
も1つの当接面(20,2B。
27:38)と一対の側方当接面(14,15)との間
にずれないよう固定されるよう、配置してあることを特
徴とする。
本発明のさらに好適な実施の態様は従属請求項に規定さ
れる。なお、請求項に付記した図面参照符号は理解を助
けるためのものであって2本発明を図示の態様に限定す
ることを必ずしも意図しない。
[作用・効果〕 上記解決手段は、下記知見に依拠する。この知見は、横
方向へ湾曲させた帯材は、放置した場合、帯材縦方向に
平行な軸線のまわりに湾曲すると云うことである。以下
の説明を簡略化するため、上記湾曲帯材の頂部は″上方
に″あると表現し、一方、帯材側縁は“下方に”あると
表現するが、もちろん、別のすべての空間配置が可能で
あり、空間配置に関係なく同一結果が得られる。
さて、帯材部分が対応する当接面に当接する際に必然的
に起きる如く、この種の帯材の部分を帯材縦方向に直角
な軸線のまわりに湾曲すると、横方向アーチ形状が押さ
れて平坦化されるので。
上記帯材部分の幅が大きくなる。かくして、上記帯材部
分の側縁は、相互に離れるよう外方へ移動し、更に、ア
ーチ頂部の接線面に関して″上方へ“移動する。帯材側
縁の側方および“上方“へ行われる上記運動は1本発明
にもとづき、当該帯材部分の側縁の少くとも1つを案内
装置に設けた側方支持面と係合させて、帯祠部分を上記
支持面と当接面との間に弾性的に緊張確保(固定)する
のに利用する。
本発明に係る装置の本質的利点は、固定されていない状
態から固定された状態への移行および逆に固定された状
態から固定されていない状態への移行が、転勤過程の形
で行われ、この場合、当該の帯材面が、当接面および支
持面に摩擦なく且スリップなく当接し、またこれらの面
から引離される。即ち、帯材の弾性変形に必要なエネル
ギを加えるだけでよく、このエネルギは、当該プロセス
の反転時、実質的に完全に放出される。なぜならば、湾
曲帯材の材料として非常に小さな弾性ヒステリシスを有
するものを使用できるからである。
本発明にもとづき設けた側方支持面は、常に、帯材部分
の縁範囲にのみ係合するので、帯材の平坦面は、ローラ
装置で外方から被われていず、自由に触手できる状態に
保持されうる。
[好適な実施の態様、及び従属請求項の作用・効果] 米国特許第3,243,132号に記載の先行技術の場
合、当接面は、帯材部分を巻取り得るまたは引出し得る
回転自在に軸支した円筒形回転部材の周面である。本発
明に係る装置は、対応して構成できるが(請求項9.1
1.13項)、これに限定されるものではない(請求項
10.12項等)。なお1本発明に係る装置の当接面は
1回転対構である必要はなく、帯材縦方向に直角に延び
る軸線のまわりに曲げるか湾曲させればよい(請求項3
のラセン状断面等)。この場合、当接面の曲率半径は帯
材縦方向へ素化してもよく(例えば第18図参照)、白
部分および開部分が交互に並んでいてもよい。当接面の
各部分に密着した際に帯材の横方向ベントが少くとも部
分的に消失し、かくして、当接面と側方支持面との間に
固定するのに必要な幅の拡大が行われることだけが重要
である。請求項3に当接面の好ましい断面形状を示し、
特にラセン状断面の場合、その段差部に帯材の一端を係
着することにより多重巻回が段差を生ずることなく円滑
に行われる(第18図参照)。
なお横方向へ湾曲した帯材部分が側方支持面の間に容易
に入ることができ1次いで1幅の拡大とともに双方の側
面がそれぞれ当該の支持面に当接できるよう、側方支持
面を相互に離して配置することができる(請求項6)。
側方支持面(或いは当接面)をなす部材は軸線方向へ弾
性的に変位できるよう可撓的に構成することにより、帯
材に対する適度の固定力を過度の横方向圧力を生ずるこ
となく確保できる(請求項2)。
巻付けた帯材部分を下の当接面に最適に当接させるため
、固定過程において、まず、各帯材側面のうち帯材厚さ
の中心から横軸線に近い帯材下面までの範囲が当該の支
持面に係合するよう、帯材側面を構成するのが好ましい
(請求項7)。これは、帯材側面を対応して斜切するこ
とによって。
あるいは、帯材側面を平面に構成せず、帯材厚さの中心
と帯材下面との間の帯材側面範囲に側方(ないし回転軸
から半径方向外方)へ突出する隆起などを設けることに
よって、達成できる。
別の実施例の場合、帯材側縁の1つには、横方向アーチ
形状のベントとは逆方向へ上方へ折曲げてあり、帯材部
分の横方向湾曲度の弾性的減少時にも不変に保持される
曲折個所を設けることができる。この場合、双方の側方
支持面および当接面は、帯材の横方向ベントの弾性的減
少時に湾曲ないし曲折個所に外方へ続く縁範囲が貫入、
固定される案内ミゾの境界面を形成するよう、上記帯材
側縁の範囲に配置できる(請求項8)。
多くの用例において、当接面および側方支持面を含む部
材を回転自在に軸支するのが有利である(請求項9〜1
8項等)。
すべての場合において1本発明に係る面を備えた案内装
置に1つまたは複数の帯材を当接させて上記装置のまわ
りに案内するか、上記装置に巻取ることができあるいは
上記装置から引出すことができる構成が得られる(請求
項5)。この場合。
帯材は、材料の弾性範囲まで圧縮および引張に剛なよう
上記案内装置に結合される。
帯材としては、自由な状態のとき、直線状のものも、ま
た長軸方向に湾曲したものも用いることができる。後者
を請求項4に示す(第10図参照)。
好ましい用例の場合9本発明に係る装置を方向変更ロー
ルとして使用する。この場合、案内装置は、一般に2円
筒体軸線と一致する軸線のまわりに回転自在に軸支した
真直ぐの円筒体の形の回転部材として構成する(請求項
3の一部)。この場合2回転部材の周面に設けた凹みは
2円筒体の全周面にわたって延びるミゾとして構成する
のが好ましい。この場合、ミゾ内部に形成される当接面
も2回転部材の回転軸線と一致する(同心の)軸線を有
する円筒体の周面として構成するのが好ましい。ミゾ内
に常に入るのは、帯材の全長の比較的短い部分のみであ
り、帯材の縦方向両端は。
“自由”端として使用でき、」1記自由端の各々には、
一般に所定の軌道に沿って案内された部材が結合され、
上記部材の運動は、他端に結合された部材の運動と連結
されることになる。
別の方策として、帯材の双方の“自由”端を相互に結合
し、単なるローラまたは上述の種類の回転部材として構
成した1つまたは複数の別の方向変更ローラのまわりに
案内することもできる。
“エンドレス帯材”としての帯材が2つまたはより多数
の方向変更ローラのまわりを循環する上記実施例は、無
限軌道車の走行機構またはベルト伝動装置として使用で
き、この場合、各方向変更ローラの回転数比は、公知の
態様で、方向変更ローラの円周長さの比に依存する。こ
の場合、公知のベルト伝動装置に比して、循環する湾曲
帯材と本発明に係る案内装置として構成された少くとも
方向変更ローラとの間の結合は、全くスリップおよび遊
びがなく、当接面と支持面との間に各帯材部分を固定し
た場合、上記面を備えたローラのまわりの循環の場合お
よび上記ローラから引離す場合に生ずる摩擦力が極めて
小さいと云うことが決定的に新規である。この場合、こ
の装置には。
少くとも本発明に係る案内装置として構成された方向変
更ローラの間において、循環する帯材によって与えられ
る結合線の方向へ圧力を加えることができる。
案内装置を単に方向変更ローラとして回転軸線のまわり
に回転自在に軸支するのではなく任意の構造の駆動電動
機に結合し、上記電動機の回転運動を“自由2端に結合
された部材の相互に連結された(直進等の)並進運動に
変換する場合、湾曲帯材の双方の“自由”端の各々を所
定の態様で案内された部材に結合した実施例も伝動装置
として使用できる。逆に、上記部材の運動を回転運動に
変換して、案内装置からまたは案内装置に空転しないよ
う結合された軸から上記回転運動を取出すこともできる
伝動装置として使用できる別の実施例の場合。
帯材の一端は2巻回部材として構成された案内装置に固
定され、一方、他の“自由”端は、任意の態様で案内さ
れた部材に結合される。巻回部材に帯材を多重に巻くこ
とができるこの実施例の場合、′自由”端に結合された
部材の運動は、全くスリップおよび遊びのない態様で巻
回部材の回転運動に連結される。この種の多くの用例の
場合。
巻回部材は、同じく、真直ぐな円筒体として構成される
。この場合、しかも、別の形状も考え得る。これは、特
に、帯材を多重に巻く場合に、真直ぐな円筒体としてで
はなく、真直ぐなラセン円筒体として構成される当接面
に当てはまる(請求項3の一部)。この種の真直ぐなラ
セン円筒体の周面を、中実の巻回部材の場合と同様、 
 aeo’の円周角に制限した場合、この種の当接面は
、好ましくは使用した湾曲帯材の厚さに等しい高さを有
する半径方向段差の形の不連続個所を有する(第18図
参照)。この場合9巻回部材に固定された帯材端は9段
に直接に続くようミゾ内に配置され。
かくして、上記帯材端部の半径方向外側表面は。
巻回部材自体によって直接に定められ周面の段差で本質
的に中断される当接面に連続的に続く。この方策によっ
て、帯材の″自由”端の運動と巻回部材の連続の回転角
度との間に定常的関係が生ずる。
別の方策として1巻いたまたは当接面に密着する帯材部
分が、傾斜した円筒体、別の横断面形状を有する円筒体
または円すい台形体の周面またほたる状または枕(Ki
ssen)状横断面を有する面の一部を形成するよう、
1つまたは複数の当接面を構成することもできる。(請
求項4) 好ましい第3の用例では1本発明に係る装置を(回転)
連結関節継手(Gelenk)として使用する。
この場合、同じく、帯材の一端を巻回部材に固定するか
2両端を“自由′端として使用する。第1の場合、1つ
の部材を巻回部材に固定し、別の部材を帯材の“自由”
端に固定することによって。
2つの部材を相互に回転結合できる。この場合。
巻回部材は、関連の部材に完全にも固定でき、空転しな
いようにも固定でき且つ摺動自在なようにも固定できる
。この場合、所望の連結関節運動にもとづき、当接面に
ついて多様な横断面形状が考えられる。上記用例におい
て、連結関節運動の角度範囲が360’よりも本質的に
小さい場合は1巻回部材の周面に対応して短い範囲にわ
たってのみ延びる凹みに当接面を設ける。
帯材の両端が“自由“である場合、装置は、2つまたは
3つの部材の連結関節部材として使用できる。第1の場
合、相互に連結される双方の部材は、帯材の両端に固定
し1本発明に係る案内装置は、連節点または連結関節軸
を定めるにのみ役立ち、一方、第2の場合、案内装置は
、連結すべき第3の部材に固定される。
本発明に係る装置の特別な利点は、この装置によって回
転軸線が固定の純粋な回転継手を構成できるのみならず
、相互に連結された部材の間に回転運動以外に所定の相
対並進運動を実現できる継手も構成できると云う点にあ
る。
本発明に係る装置の別の決定的利点は、好ましい実施例
の上述の説明からすでに明らかな如く。
上記用例の実現は必ずしも別個に行う必要はないと云う
点にある。本発明に係る装置は、“組合せ”態様で2例
えば、同時に継手兼伝動装置として使用できるので2本
発明に係る装置には、極めて広い使用分野が与えられる
更に、複数の湾曲帯材を1つの案内装置を介して案内し
、1つの巻回部材に巻取るか、1つを巻回部材から送出
すことによって、上記用途を倍増できる。これは、基本
的に、湾曲部材の各々について、当接面および側方支持
面の固有のグループを設けることによって行うことがで
きる。この場合、又帯材について、長さおよび形状の異
なる当接面を選択できる。別の方策として、2つまたは
より多数の帯材を同一の側方支持面に固定でき。
あるいは、同一の凹みに巻取ることができる。この場合
、内側の帯材の半径方向外側面が、それぞれ1次の外側
の帯材の当接面を形成する。
上述の方式は2例えば、1つの巻回部材に複数の面グル
ープまたは凹みを設け、若干の面および凹みを唯一つの
帯材の案内およびまたは巻取に使用し、一方、別の面グ
ループによって2つまたはより多数の帯材を案内でき、
別の凹みに2つまたはより多数の帯材を巻取り得るよう
、相互に組合せることもできる。
上述のすべての用例において、湾曲帯材と案内装置との
間の相対運動が可能であり、即ち、湾曲にもとづき横方
向の“通常の”ベントを有していて案内装置と係合して
ない帯材部分が、上記横方向ベントの少くとも部分的な
消失および同時に行われる縦方向湾曲とともに当接面と
支持面との間に固定(緊張確保)され、あるいは、固定
されていて縦方向へ湾曲された帯材部分が、当接面およ
び支持面から引離され、この際、帯材の縦方向ベントが
消失し、帯材が、再び、“通常の”横方向ベントを取る
以下に1巻回部材と係合してない帯材部分が巻回部材の
凹みに入る際に当接面と支持面との間で行われる帯材部
分の固定について再び詳細に説明する。この場合、まず
、凹み自体の底面が。
あらたに入る帯材部分が当接する当接面を形成すると云
うことから出発する。帯材部分が巻回部材から十分に離
れている場合は、帯材部分は、もっばら、その湾曲によ
って決まる“通常の”横方向ベントを有し、縦方向へは
完全に真直ぐである。
これに対して、当接面にすでに押圧された帯材部分は、
縦方向において曲げられ、横方向には十分に押されて平
坦化されている。帯材が当接面に接線状に接近する帯材
範囲には、明らかに、当接面の方向へ見て横方向ベント
が漸次的に弱くなる移行ゾーンが存在する。凹みの横断
面の最も狭い個所は、なおほぼ完全に横方向へ湾曲して
いて。
従って、対応してより狭い幅を有する帯材が容易に凹み
に入り、当接面に接線状に当接できるよう、設計しなけ
ればならない。問題の帯材部分は、凹みに入った場合に
は常に、すでに横方向へ十分に押されて平坦化されてい
るので、帯材の側縁または側面は、凹みの底面へ向って
下方へ向き、側縁は底面上に載る。帯材部分が当接面に
更に当接するとともに縦方向ベントが増大することによ
って、横方向ベントが押されてますます平坦化され、帯
材部分の両側縁が凹みの側部内壁の方向へ外方へ移動す
る。上記対向内壁間の間隔は。
横方向ベントが押されてほぼ完全に平坦化された際に帯
材部分の側縁が位置する個所において、押されて完全に
平坦化された帯材部分の幅よりも幾分小さい。即ち、当
接面に対する帯材部分の当接と同時に、帯材の側縁また
は側面が凹みの側壁の間に強制的に拡開されるので、帯
材は凹み内に極めて安定に、特に、帯材縦方向の力を受
は得るよう抑圧固定される。
上述の過程において凹み底を外方へ移動する帯材側面と
凹み底との間に現れる極めて僅かな摩擦力は、当接面と
して、凹み自体の底面ではなく。
凹み内部に設けた少くとも1つの隆起の外面使用するこ
とによって、有利な態様で更に減少できる(請求項12
の一部)。この場合、上記隆起は、隆起外面が帯材横方
向で見て凹み幅の一部のみを占め、従って、隆起の両側
には、隆起と凹みの関連の側壁との間に、縦方向へ延び
るミゾが形成されるよう、配置する。この場合、横方向
へなお湾曲した帯材部材は、凹みに入る際、上記双方の
ミゾ内に入り、横方向ベントの平坦化の増大に応じて、
ミゾ底または巻回部材の別の部分と接触することなく側
壁へ向って外方へ移動できる。この場合9巻回部材に対
する接触は、実質的に、帯材側面が凹みの側壁の間で拡
開される時点に始めて。
転勤プロセスの形で行われる。
本発明に係る装置の上述の実施例および別の有利な実施
例を従属請求項に開示した。
図示の実施例を参照して以下に本発明の詳細な説明する
[実施例] 第1.2図に示した実施例の場合、剛な材料から成り湾
曲した帯材3を案内するための本発明に係る装置1は1
巻回部材4として構成され、シャフト5に回転軸線6の
まわりに両方向矢印Rの方向へ回転自在なよう配設して
あり、横方向案内および縦方向支持のみならず、湾曲帯
材3の巻取および送出にも役立つ回転部材からなる。
ここで、湾曲した帯材3とは、横断面で見て。
適切な力で押すことによって帯材3の弾性範囲内で平坦
化できるアーチ形状を有する帯材である。
即ち、平坦化するよう押す力の作用がなくなると、帯材
3は、特に第2図上部に示した如き湾曲した横断面形状
に再びもどる。
第1.2図に示した実施例の場合1巻回部材4は、真直
ぐの円筒体の基本形状を有し、外周面8には1円周方向
へ全周にわたって且つ巻回部材4のほぼ全軸線方向高さ
にわたって延びるミゾ1oが加工されている。即ち1巻
回部材4の軸線方向上面および下面は、それぞれ9円板
状フランジ部分11、12によって形成され、上記フラ
ンジ部分の間にある巻回部材4の中央部分によって一体
に結合されている。しかしながら、別の方策として、上
記フランジ部分は、対応する形状のディスクとして巻回
部材4の中央部分に1例えば、リベットまたはネジによ
って、接合することもできる。この場合、更に、上記デ
ィスクの少くとも巻回部材4の中央部分から半径方向へ
突出する部分は、軸線方向へ弾性的に相互に離れるよう
または相互に接近するよう変位できるよう可撓性をもた
せて(薄く)構成することができる。
特に第2図から明らかな如く1図示の実施例の場合に側
方支持面14.15を形成するミゾ10の側壁は1回転
軸線6に垂直をなす法線16で示した方向に対して鋭角
α(例えば、5″〜10’ )だけ9回転軸線6から離
れるとともに巻回部材4の外面8へ向って収斂するよう
な方向へ傾斜している。
もちろん、角度αは、開示の範囲に制限されるものでは
ない。基本的に、角度αは、O″〜90″の範囲のすべ
ての角度を取り得る。
巻回部材4に巻取られた帯状部分が当接する当接面の最
内側部分を周面20で形成する隆起】9は。
ミゾ底18から半径方向外方へ延びている。周面20は
、ラセン状断面を有する真直ぐなラセン円筒体(Spi
ralzylinder)の周面として構成さレテイル
上記ラセン円筒体の周面の各点と回転軸線6との間の距
離は、外周面8を定める円筒体の半径よりも小さいので
1周面20はミゾIOの内部にある。
なおラセン円筒体の断面形状の一例については第18図
に示す通りであり1回転軸線6からのラセン円筒体周面
までの半径は段差低部の最小値(γ  )から段差上部
の最上値(γ  )までta i n        
      a+ax変化している。
図示の実施例の場合9周面20は1回転軸線6から上記
半径方向距離だけ離れた個所のミゾIOの軸線方向幅W
の172よりも幾分長い範囲にわたって軸線方向へ延び
ている。隆起19は1周面20の軸線方向終点からミゾ
底18へ向って下降するので、ミゾ10の内部には隆起
19の両側に、即ち、隆起と隣接のミゾ側壁との間に9
円周方向へ延びる深い条溝21.22がそれぞれ形成さ
れる。
帯材3の一端23は、第2図下部に示した如く。
横方向ベントがほぼ完全に除かれてほぼ平坦に周面2D
に当接するようミゾIOの内部に固定されている。帯材
3の端縁24は、真直ぐなラセン円筒体の周面にある段
差低部に固定されるので2周面20に埋込まれて配置さ
れる。上記段差の半径方向高さは、帯材の厚さに等しい
ので、この場合9周面20は、帯材20の半径方向外方
の上面に完全に滑らかに移行し、上記帯材上面は2周面
20に続いて、以後に巻取られる帯材部分の当接面を形
成する(第18図参照)。
第2図下部に、帯材23の端部28の近傍の範囲のみの
状態を示した。帯材3は2巻回部材4に巻取る限りは1
巻取られた状態と送出された状態との間の移行が行われ
る短い移行範囲は除いて、第2図下部に示した態様で、
隆起I9で定められる周面20に当接し、あるいは、多
重巻取の場合は、すでに巻取られている帯材部分の外面
によって定められる別の当接面部分に当接する。第2図
下部から明らかな如く、帯材3の周面20から軸線方向
へ突出する側縁範囲のみが、もとの横方向ベントの方向
へ回転軸線6へ向って更に僅に曲げられている。湾曲に
よって作られた“通常の”横方向ベントとは逆方向へ帯
材3を押して平坦化するのに必要な力は、ミゾ10内の
帯材3の固定のみによって加えられる訳ではない。帯材
3を押して平坦化する上記力は、帯材が2回転部材4へ
の巻取時に。
横方向ベントに垂直な方向、即ち、縦方向へ湾曲される
ことによって、生ずる。この場合1回転軸線6に関する
円周面20の最小曲率半径は、帯材3の湾曲半径よりも
幾分大きく選択する。この設計によって、帯材3の巻取
時にミゾ10内に入る帯材部分は、変形されて9周面2
0またはすでに巻取られた帯材部材の対応する外面によ
って形成された当接面に滑らかに当接し2巻取られてな
い帯材部分に縦方向へ巻回部材4へ向って圧力が加えら
れた際、矢印F(第1図)の方向へ折れて巻回部材4か
ら離れて外方へ屈曲しバルジ状突起を形成する傾向を全
く示さない。第1図から明らかな如く、帯材3は2巻回
部材4に固定されてない端部(図示してない)へ向って
細くなり、かくして。
ミゾ10への巻取時に周面20ではなくすでに巻取られ
た帯材部分の外面から形成された当接面部分に当接する
帯材部分について、半径方向外方へ小さくなるミゾ10
の幅に対する適合が達成される。
即ち、第2図下部から明らかな如く、当接面(この場合
1周面20)に当接し横方向へ押されてほぼ平坦化され
た帯材3の側面が存在する半径方向範囲のミゾ10の幅
Wは、横方向へ押されて完全に平坦化された際に帯材3
が取る幅よりも幾分小さく設計されている。第2図上部
から知られる如く、なお横方向へ曲がっている帯材3が
ミゾ10に入る際に、まず2条溝21.22に入り、帯
材3が周面20に当接する場合に、側方支持面14.1
5を形成するミゾ側壁へ向って半径方向外方へ運動する
帯材側面は、摩擦のない転勤プロセスにおいて、内側か
ら半径方向へ側方支持面14.15に押圧され。
上記支持面の間に固定される。帯材側縁と側方支持面1
4.15との間に生ずる静止摩擦および帯材下面と周面
20との間の静止摩擦力によって、帯材は巻回部材4に
スリップなく且つ遊びなく巻取られる。
周面20に直接ではなく半径方向外方へ幾分酸れてすで
に巻取られた帯材部分に巻取られる帯材部分についても
、対応する固定効果が得られるよう、帯材3の幅は、上
述の細小化によって、半径方向外方へ縮小する側方支持
面14.15の間隔に適合される。
上述の如く、突出するフランジ範囲11.12を軸線方
向へ相対振動できるよう構成すれば、“自由”端の方向
の帯材3の細小化は必ずしも必要ではない。
縦方向へなお真直ぐな帯材部分が1巻取時1問題なくミ
ゾIOに入り得るよう、第2図上部に示した如く、側方
支持面14.14の最小距離dは、横力向へなお湾曲し
た状態で入って来る帯材部分の幅すよりも大きい。
帯材3および巻回部材4.特に2巻回部材に設けたミゾ
IOの上述の構成によって、並進運動と回転運動との間
で遊びおよび損失の極めて少ない変換を行うことができ
る。並進運動と回転運動とを連結する装置が得られる。
装置は、矢印Fの方向に帯材3の座屈限界まで圧力に対
して安定である。何故ならば、帯材は、ミゾ10内で当
接面から離れるよりも前に屈曲するからである。この場
合、特に有利なことには、帯材3の屈曲は可逆であり、
圧力過負荷が除かれると、帯材は再び原形を取る。矢印
Fの方向に垂直な方向の過負荷についても同様なことが
云える。装置は、矢印Fとは逆の方向に関して、帯材の
限界値まで極めて大きい引張負荷に問題なく耐えること
ができる。
巻回部材4に帯材3を巻取ることによって。
湾曲帯材の弾性にもとづき、送出モーメントが生じ、即
ち、帯材3は、それ自体で巻回部材から送出され、この
際、矢印Fとは逆の方向へ“自由端をずらすよう作用す
る。回転運動を線形運動に変換するため本装置を使用し
、このため1例えば、伝動装置によって2巻回部材4を
駆動する場合、帯材3の送出時に、伝動装置において常
に同一の歯フランクが相互に当接するよう9例えば電気
的に作られる巻取トルクを帯材自体で作られる上述の送
出トルクよりも幾分小さくすれば十分である。かくして
、この種の装置の場合、すべての伝動装置に存在する歯
フランクの遊びによるバックラッシュを完全に排除でき
る。
送出モーメントが妨害する場合は、帯材3は。
更に、縦方向へ湾曲され、即ち2弾性的に予応力付与さ
れ、かくして生ずる巻取モーメントが送出モーメントを
減少、相殺または過補償する。過補償の場合、帯材は1
巻回部材4に自動的に巻取られる傾向を示す。例えば、
送出された帯材部分の破断時または駆動装置の破損時に
管理不能な巻取運動または送出運動が確実に生じないよ
うにする場合、双方のモーメントをできる限り十分に相
互に補償するのが有利である。
更に、各帯材部分を縦方向へ異なる強さで湾曲すること
、または湾曲させないことができる。
かくして、どの帯材部分が1丁度2券同部材に巻取られ
たか、あるいは2巻回部材から送出されたかに依存して
1巻取モーメントまたは送出モーメントまたは中立状態
を正確に成立できる。この場合、更に2巻取モーメント
およびまたは送出モーメントの強さを変更できる。
第3図の実施例に示した如く1回転部材の内側部分を完
全に除去し、この場合2円環形状を有する双方のフラン
ジ範囲11.12のみを残し、上記フランジ範囲の下部
範囲(第3図)をフォーク状構造体25を介して相互に
結合し、所定の圧力によって上記フランジ部分を相互に
予圧することができる。かくして、上記フランジ部分は
、相互間に帯材3を固定できる。この場合、帯材側面は
、上部および下部において、フランジ部分11.12の
相互に向き合う面に構成された環状の側方支持面14゜
15に当接する。この場合、フランジ部分11.12の
軸線方向内方に突入するショルダ28.29に埋込まれ
た2つのO−リング28.27が、当接面として役立つ
。即ち、この場合、帯材を縦方向へ湾曲する当接面は、
0−リング26.27の半径方向外面から形成される2
つの面に分割される。この場合。
O−リング28.27の弾性によって、当接面と側方支
持面14.15の間に当該の帯材部分を固定する際に帯
材側面を上記側方支持面に押圧する補助弾性力が作られ
る。
第3図の装置は、フォーク状構造体25の図面で下方へ
突出する中央頚軸30によって、仮想軸線6のまわりに
両方向矢印Rの方向へ旋回自在なよう軸支できる。別の
方策として、帯材3の対応する運動によって頚軸30を
軸線6のまわりに旋回できるよう、帯材3自体によって
全装置を保持できる。何れの場合も、フランジ部分11
.12の側部開口31.82を介して構造体の内部スペ
ースに触手できる。この内部スペースは2例えば、装置
を回転する電動機およびまたは伝動装置などを設置する
のに使用できる。
第4図に、別の実施例の、第3図の左」二部コ−すに対
応する細部の拡大図を示した。この場合も、フランジ部
分12の半径方向外側端には、双方の側方支持面の1つ
、即ち、支持面15が形成されている。この場合、軸線
方向へ幾分内方には、帯材3の下面が狭い範囲に当接す
る2つの支持面83の1つが示してある。対向する右側
縁(図示してない)において、フランジ部分は対応して
構成されている。この場合、支持面33は弾性的ではな
い。即ち、帯材の縁範囲に外方へ凹の湾曲個所34が生
ずるより、帯材側面を側方支持面に固定することもでき
る。即ち、湾曲帯材は、側方支持面と当接面との間に固
定する際、横方向へ完全に伸張する必要はない。しかし
ながら、この場合も。
湾曲帯材3と回転部材4とは、湾曲帯材3の縦方向のの
圧力を加え得るよう極めて強固に結合される。
第5a、5b図に、2つの別の実施例の、第4図に対応
する2つの詳細断面図を示した。この場合1図面で左側
の側方支持面15および関連の当接面33が、対向する
フランジ部分(図示してない)に向くフランジ部分12
の内面に構成されたミゾ35の内壁範囲を形成する。第
5a図の場合、ミゾ35は、ほぼ半円形の横断面を有し
、一方、第5b図のミゾは、ほぼV字形に構成されてい
る。対向する右側のフランジ部分(図示してない)に、
対応するミゾを備えている。
上述の実施例の場合、双方の側方支持面14.15は、
湾曲帯材がその全幅で上記支持面の間に入り、帯材側面
で上記支持面の間に固定できるよう、常に相互に離れて
配置されている。一方。
第6a、Bb図に示した実施例の場合は、湾曲帯材3は
2図示の1つの側縁においてのみ固定されており、対向
する縁範囲は完全に自由である。即ち、この場合1本発
明に係る案内装置は、当接面33および双方の側方支持
面14.15を構成したミゾ38を帯材3に向う側面3
7に有する唯1つの保持・案内部材3Bを含む。帯材3
は、保持・案内部材36に向く側縁に、帯材のアーチ形
状のベントとは逆方向へ向く湾曲(ないし曲折)部分3
9を有し、この湾曲部分の曲率半径は、アーチ形状の湾
曲半径に比して極めて小さいので、第6b図に示した如
く、帯材3の横方向アーチ形状が完全iこ消失した場合
も、上記曲折部分は残存する。かくして1曲げられた縁
範囲は、横方向アーチ形状の消失時に湾曲帯材3に現れ
る幅拡大にもとづき、ミゾ38内に入り、ミゾ内で当接
面33と双方の側方支持面14、15との間に固定され
る。このため、この場合も、双方の側方支持面14.1
5は、当接面33に対向して上記当接面から離れるとと
もに相互に収斂するよう構成されている。この場合も湾
曲帯材3と保持・案内部材3Bとは、帯材縦方向の圧力
に耐え得るよう極めて強固に結合される。
第7図に、湾曲帯材3を2つの相互に対向するフランジ
部分の間に固定した実施例を示した。
この場合、左側のフランジ部分12は、ほぼ円板状に構
成されており、一方、右側のフランジ部分11は、右方
へ開放した鉢の形状を有し、その底面で、この底面に向
く左側のフランジ部分12の内面に当接し、結合装置4
1を介して上記フランジ部分12に固定してある。上記
結合装置41は、林状フランジ部分11の内部スペース
内に設置してあって右側面(第7図)を受け44に取付
けた歯車電動機43のシャフト42に支持されている。
従って、この場合、結合装置41および双方のフランジ
部分11.12から形成された回転部材は、電動機43
によって自由に回転でき1例えば、第7図に示した如く
、湾曲帯材を多層に巻取るのにまたは湾曲部材を送出す
るのに使用される。この場合も、もちろん、側方支持面
14.15の間に更に外側に固定される帯材部分がすで
に巻取られた下の帯材部分に滑らかに当接できるよう、
湾曲帯材の幅は長さにわたって変化しなければならない
第8図に示した実施例の場合、帯材3は、送出された帯
材部分がほぼ円形の横断面を有するよう、大きく湾曲さ
れている。かくして、矢印Fの方向に垂直な方向の帯材
3の曲げ強度および座屈強度は著しく増大され、矢印F
の方向の耐圧性も著しく向上される。このような形状の
帯材3は。
巻回部材4に巻取る際、記述の実施例の場合よりも遥か
に大きく拡張されるので1巻回部材4のミゾ10は、対
応して広く設計しなければならない。
更に、第8図に示した実施例は、II、2図の実施例と
同一の部分を有するので、この場合、同一の参照記号を
使用できる。
第9図に、真直ぐな円すい台形体の周面の形状を有する
当接面83を備えた巻回部材4に巻取るまたは上記巻回
部材から送出する湾曲帯材3を示した。この場合も1巻
回部材のほぼ軸線方向全長にわたって延びる当接面を設
ける必要はない。その代わり、上述の実施例の場合と同
様、当接面に当接する帯材部分が9本質的に9円すい台
形体の周面の少くとも部分の形状を取るよう、構成し、
相対的に配置した2つまたはより多数の当接面を設ける
ことができる。このような巻回部材に滑らかに巻き得る
のは、もちろん、2つの相互に同心の円弧にほぼ追従す
る縦方向側縁を有する材料ストリップから成る湾曲帯材
だけである。この場合。
2つの相互に平行な直線にほぼ追従する縦方向側縁を有
する材料ストリップから成る帯材を処理する上述の実施
例の場合と同様、帯材幅を“自由”端へ向って細くでき
る。第9図の湾曲帯材を送出す場合1巻回部材4の回転
軸線6に垂直な中心軸線のまわりに湾曲された少くとも
部分的に円環状の構造体が生ずる。
第1O図に、各帯材部分の縦方向圧延または対応する加
工によりて、中央範囲84が双方の関連の側部範囲85
.86よりも長い湾曲帯材3を示した。
従9て、帯材3は、当接する帯材部材のこのようなたる
状形状が可能なようたる状に湾曲した1つまたは複数の
当接面に巻取らなければならない。
この場合も、湾曲帯材を送出した際9巻回部材4の回転
軸線または対稍軸線6に平行な中心軸線を有する少くと
も部分的に円環状の構造体が生ずる。横方向に湾曲した
湾曲帯材の自由状態では第1O図に示すように長軸84
が湾曲したものも用いは、その横方向中央部で大きく1
両側縁部で小である。
上述の実施例と同様、各帯材部分の対応する縦方向加工
によって、帯材の中央範囲は、当該の側部範囲よりも短
い。この場合、当接面は“枕(Kissen)状”であ
り、帯材の送出時に生ずる円環体または円環体部分は、
第1O図に示した方向とは逆方向へ湾曲される。
第9,10図に示した実施例は9例えば、航空機の翼面
の着陸フラップの引出時と同様2回転軸線6のまわりの
巻回部材4の回転運動ににもとづき対応して湾曲した軌
道曲線上を運動する部材に帯材の“自由”端を結合する
場合に有利に使用できる。
送出された帯材部分の圧縮強度および座屈強度を更に向
上するため、第11図に帯材3の送出した部分の横断面
のみを示した別の実施例にもとづき、帯材3の“自由”
側縁45.4Bは、横断面がほぼH字状の補助帯材47
の対応する開口に係合する。この補助帯材は、帯材3の
送出された部分と巻取られた部分との間の移行範囲(第
8図に参照数字48で示してある)において1巻取時に
は第11図の係合状態から外れ、帯材3の送出時には上
記係合状態となる。補助帯材47は、帯材3とともに巻
回部材4に巻くことができ、あるいは、帯材3とは別個
に固有の巻回部材に巻取ることができる。
第1の場合、補助帯材の厚さに少くとも等しい厚さを有
し、湾曲帯材の縦方向へ延びていて巻取時に補助帯材を
埋込む開口を有するフィルムを湾曲部材3の内面に被覆
すれば好都合である。かくして、補助帯材47が極めて
細い場合1巻取られた下の帯材部分上の湾曲帯材のまわ
りが改善される。更に、フィルム内に、電気導線および
または高圧空気導管を導くことができる。
更に第11図に示した如く、補助帯材47の内部にも2
例えば帯材3の“自由0端に設置した製図装置、記録装
置、グリップ装置などに供給されるエネルギまたは情報
信号を伝送する電気導線49または他の線路を設けるこ
とができる。別の方策として、湾曲帯材3および補助帯
材47自体を伝導材料から構成してエネルギ供給および
信号供給に使用することもできる。
第12図に2巻回部材4から部分的に送出され。
送出された部分の側縁範囲が閉じた横断面を生ずるよう
統合されるのみならず、幾分重畳するよう強く湾曲され
た湾曲帯材3を示した。帯材の縁51.52に垂直に延
びるスリット53は、内方および外方へ交互に曲げられ
たフラップ54に帯材縁を分割する。この場合、2つの
相互に正確に対向する2つのフラップ54のうち、常に
、1つは内方へ曲げられ、別の1つは外方へ曲げられる
。かくして、上記フラップは、第12図下部に示した如
く。
相互に交差し、従って、送出された帯材部分の安定性が
可成り向上される。
第13図に、別の実施例の巻取られてない帯材部分の、
第11図に対応する横断面図を示した。この場合、相互
に逆方向へ向くベントを有する2つの湾曲帯材が設けて
あり、側縁の近傍において相互に結合されており、かく
して、帯材ユニットの縦方向へ延びる中空スペース55
が形成される。更に、特に大きいねじり強度を有するこ
の種の帯材ユニットも巻回部材に巻取ることができる。
この場合、双方の帯材3.3′の横方向ベントは、同時
に押されて平坦化される。
更に、第13図から明らかな如く、帯材3の側面56、
57は、当該の巻回部材の内方へ傾斜した側方支持面に
適合するよう斜切してある。この種の斜切は、先行実施
例の場合も有利である。
第14図に、帯材端が回転部材4に固定してない点が本
質的に第8図の実施例と異なる実施例を示した。帯材3
の長さの一部は、ミゾIO内に延びていて周面20の円
周の一部のまわりに案内されており、従って、帯材の両
端(図示してない)は。
“自由°であり、装置の用途に依存する運動を行うこと
ができる。
例えば、帯材の“自由”端の1つおよび回転部材4にそ
れぞれ結合された3つの部材の連結継手に本装置を使用
できる。この場合1回転部材4は1回転軸線6に関して
固定位置に配されうる。
帯材の“自由”端に結合された部材は1両方向矢印s、
s’ に示した如く、旋回運動を行うことができる。
別の用例として、2重矢印F、F’の方向の帯材端の2
つの相互に連結された並進運動を2重矢印Rの方向の回
転部材の回転運動に変換できる伝動装置を挙げることが
できる。逆に1回転運動のために回転部材4のシャッタ
5を駆動した場合。
この回転運動は、帯材端の2つの逆方向の並進運動に変
換される。継手性質と伝動性質との組合せも可能である
別の用法の場合は、湾曲帯材3の双方の“自由”端を相
互に結合して、2つまたはより多数の横軸を経て走行す
るエンドレスループを帯材3から形成する。この場合、
少くとも1つの横軸には、第14図の回転部材4を設け
、一方、1つまたは複数の別の横軸には、対応する回転
部材または簡単な方向変更部材を設けることができる。
この種の装置は、無限軌道車の走行機構として特に好適
である。この場合、湾曲帯材3の横方向へ湾曲した部分
の横断面は、パイプ状でなく、伸びた0字の形状である
のが好ましい。
第15図に示した如く1巻回部材4のミゾIOには、2
つの湾曲帯材3,3′を同時に巻取ることができる。こ
の場合、まず2周面20が帯材3′の当接面を形成し1
巻取られた範囲の]1記帯材の左側面(第15図)が、
帯材3の当接面として役立つ。帯材3,3′を巻回部材
4に多重に巻取る場合1巻取の進行とともに、帯材3の
左側面(第15図)が帯材3′の当接面を形成する。
帯材3,3′の″自由″端は、継手58.58’を介し
て1両方向矢印Fの方向の成分および両方向矢印Sの方
向の成分を有する運動を巻回部材4に関して行うことが
できる剛な部材59に結合されている。継手58.58
’は1回転軸線6に平行に配置された枢支軸を有する。
かくして、縦方向のまわりの帯材3.3′のねじれの危
険性が排除され。
剛な部材は、極めて正確に1つの平面内を駆動させるこ
とができる。
第16図に、第16図の紙面に垂直な筆記具62を2つ
の自由度で製図面81上を移動させ得るプロッタ60の
平面図を示した。このため、製図面6Iの近傍には1本
発明に係る2つの装置の巻回部材4゜4′が、その回転
軸線6,6′が製図面81の平面に垂直をなすよう設置
してある。双方の巻回部材4,4′の各々は、固有の電
動機(例えば、ステップモータ)によって、別の巻回部
材の運動とは関係なく回転駆動させることができる。巻
回部材4,4′に固定されてない双方の湾曲部材3゜3
′の“自由端は、第15図の継手58.58’ と同様
に構成され製図鉛筆62を担持する継手63を介しで相
互に結合されている。双方の帯材3,3′の長さは、電
動機と対応してトリガすることによって製図用筆記具6
2を製図面61のすべての点まで駆動できるよう、設計
されている。第16図に、製図用筆記具62の3つの異
なる位置を示した。この場合、帯材3,3′を実線、破
線および鎖線で示した。同図から明らかな如く、帯材3
,3′の送出された部分を対応して短縮または延長する
ことによりて、3つの位置の各々を双方の別の位置の各
々に移行させることができる。
第17図に示した実施例の場合1本発明に係る第1、第
2装置の巻回部材4.4′は2回転シャフト5.5’が
相互に平行に延び、湾曲帯材3゜3′が1つの共通の平
面内に延びるよう、ホルダ64に取付けである。この場
合も、帯材3,3′の双方の“自由”端は1回転シャフ
ト5.5′に平行に延びる枢支軸線を有する継手67を
介して相互に結合されている。継手67は、この場合、
グリッパとして構成された作業ヘッド69を担持する。
ホルダ64は、シャッタ70によって定められ回転シャ
フト5.5′の軸線に垂直に延びる旋回軸線7■のまわ
りに旋回自在なよう軸支されている。
第3の本発明に係る装置の巻回部444′は。
シャフト77によって定められ第1ホルダ64の旋回軸
線71の方向に垂直をなす旋回軸線78のまわりに旋回
自在の第2ホルダ75に回転シャフト5′のまわりに旋
回自在なよう取付けである。この第3装置の湾曲帯材の
自由端は、継手67の軸線に垂直な枢動軸線を有する別
の継手80を介して別の双方の湾曲帯材3,3′の“自
由”端に結合されている。
3つの巻回部材4.4’、4″の各々は、電動機(図示
してない)によって別の巻回部材の回転運動とは関係な
く回転することができる。かくして、大きい容積範囲に
わたって作業ヘッド69を3つの自由度で摺動させるこ
とができる。この種の装置は2例えば、荷を昇降、変位
するマニピュレータとして使用できる。運搬可能な最大
荷重は、帯材3,3’ 、3’の厚さ2幅、湾曲半径。
弾性率、横断面形状および材料依存する。この場合、マ
イクロコンピュータからクレーンまでの大きい使用範囲
をカバーできる。
上述の実施例の変更例または補足例の場合、当該の使用
目的に帯材性質を適合させるため2例えば、湾曲度、即
ち、横方向および縦方向の弾性負荷に関係なく異方性で
ある材料、即ち、横方向に関して縦方向および対角線方
向とは異なる性質を有する複合材料から湾曲帯材を作製
することもできる。更に、当接面から外れた際に且つま
た横方向へ完全に湾曲した状態に移行する際、帯材に。
場合によっては補助帯材を使用して、1つまたは複数の
補強部材(例えば、うず巻バネ)を着脱自在に取付け、
大きい圧縮強度および座屈強度を帯材に与えることがで
きる。次いで、このような補強部材を備えた帯材部分が
再び当接面に当接した場合、横方向ベントの平坦化の進
展とともに、補強部材が解放され、湾曲部材から分離さ
れる。このプロセスは、補強部材が、当該の巻回部lの
近傍に集められ、帯材の運動方向の反転時に、再使用可
能な状態になるか、あるいは、補強部材が。
別個の軌道上を回転部材のまわりに案内され。
回転部材から外れる帯材部分に再び係合する態様で行う
ことができる。特に、第17図の実施例の変更例にもと
づき、多数の本発明に係る装置から。
ロッド長さ可変の多次元骨組を構成できる。従って、特
に、先端をエツジまたはコーナの周りに案内し9次いで
、3つのすべての空間方向へ駆動できる昇降装置または
グリップ装置を創生できる。
更に、対応する用例において有利に使用できる本発明に
係る装置の性質について述べる。湾曲帯材が部分的に巻
回部材に巻取られており、一方。
帯材の自由端を含む別の部分が、帯材が湾曲にもとづく
アーチ状横断面形状を取り且つ他の構造に応じて真直ぐ
なまたは湾曲した縦軸線に沿つて延びるよう、送出され
ていると仮定した場合、帯材の“自由端を帯材縦軸線ま
わりに回転することによって1回転軸線に垂直な軸線の
まわりに巻回部材を回転できる。即ち1巻回部材への帯
材の巻取または巻回部材からの帯材の送出による線形運
動に加えて、別の“自由度”が得られる。何故ならば、
逆に9回転軸線に垂直な軸線のまわりに巻回部材を回転
すれば、帯材縦軸線のまわりに帯材端が対応して回転さ
れるからである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、横方向湾曲度の小さい帯材を巻回部材に巻取
るまたは巻回部材から送出する本発明に係る装置の第1
実施例の斜視図、第2図は、第1図の実施例の巻回部材
の半径方向拡大断面図、第3図は、湾曲帯材の方向変更
に役立つ、およびまたは、並進運動を回転運動にまたは
回転運動を並進運動に変換するのに役立つ本発明に係る
装置の第2実施例の、第2図に対応する断面図、第4図
は、アーチ形状が残存する帯材を側方支持面(左側の支
持面のみを示した)の間に固定する第3実施例の部分の
、第2.3図に対応する拡大断面図、第5a、5b図は
、それぞれ9本発明に係る装置の第4.第5実施例の、
第4図に対応する部分断面図で当接面および側方支持面
の別の構成方式を示すもの、第6a、6b図は、それぞ
れ、湾曲帯材の1つの側縁のみを固定、案内する本発明
に係る装置の第6実施例の、第4.5図に対応する部分
断面図、第7図は、駆動装置の設置に巻回部材の内部中
空スペースを利用する本発明に係る装置の実施例の図面
、第8図は2強く湾曲した帯材の巻取および送出を行う
本発明に係る装置の第8実施例の斜視図、第9図は、対
応する形状の湾曲帯材を円すい台形当接面に巻取り得る
または上記当接面から送出し得る実施例の図面、第1O
図は、中央範囲が側部範囲よりも長い湾曲部材をたる状
当接面に巻取り得るまたは上記当接面から送出し得る実
施例の図面、第11図は、第8図の帯材と同様であるが
安定性向上のため補助帯材によって統合した湾曲部材の
送出された部分の拡大横断面図、第12図は1巻回部材
から送出する際、側縁を相互に噛合わせて閉鎖してパイ
プ状横断断面を形成した。第8.11図の湾曲部分に類
似した帯材の図面、第13図は、別の実施例にもとづき
相互に結合された2つの湾曲帯材の送出された部分の。 第11図の横断面図に対応する横断面図、第14図は1
回転部材と、2つの“自由端を有し回転部材のまわりに
案内した帯材とを含む本発明に係る装置を継手およびま
たは伝動装置または方向変更ローラとして使用する実施
例の図面、第15図は。 1つの共通の巻回部材に巻取り得る2つの帯材の“自由
端を剛な部材に枢着した実施例の図面。 第16図は、ブロックにおいて2つの回転運動を自由度
2の1つの平面運動に変換するために相互に組合せた2
つの本発明に係る装置の使用例の図面、第17図は、3
つの回転運動を自由度3の1つの運動に変換するために
3つの本発明に係る装置を相互に組合せた使用例の図面
である。第18図はラセン状断面(段差付)を有する円
柱体の断面形状を有する当接面に帯材を巻回す状態を示
す断面略図である。 1・・・案内装置。 4・・・巻回部材。 6・・・横軸線。 10・・・ ミ ゾ 。 11 、12・・・フランジ部分。 14;15・・・側方支持面。 20 ; 26 ; 27 ; 33・・・当接面3・
・・帯材。 5・・・シャフト。 8・・・外周面。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)剛な材料から成り、縦軸線のまわりに湾曲した少な
    くとも1つの横方向のアーチ形状を有するよう湾曲され
    た、即ち、弾性的に予応力付与された帯材を案内する装
    置であって、帯材の少なくとも一部分に当接して、横方
    向アーチ形状を弾性的に消失させるとともに少なくとも
    1つの横軸線のまわりに湾曲した縦方向アーチ形状を帯
    材の上記部分に形成する少なくとも1つの当接面を有す
    る形式のものにおいて、 該装置が、横軸線の方向に相互に対向しかつ横軸線から
    離れるに従い収斂するよう相互に傾斜する一対の側方支
    持面を有し、 上記支持面は、縦方向へ湾曲した範囲に入るすべての帯
    材部分が、この際に行なわれる帯材の横方向湾曲度の減
    少とともに起きる幅の増大にもとづき、弾性的に可逆の
    態様で少なくとも1つの当接面と一対の側方当接面との
    間にずれないよう固定されるよう、配置してある ことを特徴とする湾曲帯材の案内装置。 2)前記当接面(26、27)および支持面(14、1
    5)の少くとも一方又は両者が、弾性的に撓むよう構成
    されていることを特徴とする請求項第1項記載の装置。 3)少なくとも1つの前記当接面が、この当接面に当接
    する帯材部分が円筒体、ラセン状断面を有するラセン円
    筒体または円すい台形体の周面の少なくとも部分の形状
    を有するよう、構成、配置されていることを特徴とする
    請求項第1項または第2項記載の装置。 4)横方向に湾曲した帯材の中央範囲が、縦方向におい
    て部分的に側縁よりも長くまたは短く構成され、少なく
    とも1つの当接面が、この当接面に当接する帯材部分が
    たる状または枕状横断面を有する面の少なくとも部分の
    形状を有するよう、構成されていることを特徴とする請
    求項第1項または第2項記載の装置。 5)該装置が、複数の帯材(3;3′)のために、側方
    支持面(14、15)と少なくとも1つの当接面とを含
    むことを特徴とする請求項第1〜4項の1つ又は請求項
    第3項及び第4項に記載の装置。 6)帯材(3)の横方向へなお湾曲している部分が、前
    記側方支持面(14、15)の間に進入することができ
    、この際、横方向湾曲度の弾性的減少とともに帯材の両
    側面が支持面(14、15)の間に固定されるよう、一
    対の側方支持面(14、15)が相互に離隔して配置し
    てあることを特徴とする請求項第1〜5項の1つに記載
    の装置。 7)帯材側面(56、57)が、固定過程に際して、ま
    ず、各帯材側面のうち帯材厚さの中心から横軸線(6)
    に近い帯材下面までの範囲が当該の支持面(14、15
    )に係合するよう、構成されていることを特徴とする請
    求項第6項記載の装置。 8)帯材(3)が、その少なくとも1つの側縁に、横方
    向アーチ形状のベントとは逆方向へ湾曲しかつ横方向ベ
    ントの弾性的減少時にも不変に保持される湾曲個所(3
    9)を有し、一対の側方支持面(14、15)および当
    接面(33)が、案内ミゾ(35)の境界面を形成する
    よう上記帯材側縁の範囲に配置してあり、該湾曲個所か
    ら側方の縁範囲(40)は帯材(3)の横方向アーチ形
    状が弾性的に消失された際に、上記案内ミゾに進入して
    固定されることを特徴とする請求項第1〜5項の1つに
    記載の装置。 9)帯材(3;3′)の縦方向に直角に延びる対称軸線
    (8)を有し、少なくとも1つの当接面(20;26、
    27;33)および側方支持面(14、15)を構成し
    た回転部材(4)が設けてあることを特徴とする請求項
    第1〜8項の1つに記載の装置。 10)回転部材が、ディスク(36)から形成され、上
    記ディスクの平坦面(37)には、対称軸線(6)に同
    心の案内ミゾ(35)が構成されており、上記案内ミゾ
    の境界面は、部分的に、当接面(33)および双方の側
    方支持面(14、15)から形成されることを特徴とす
    る請求項第9項記載の装置。 11)回転部材の周面には、当接面(20)の少なくと
    も一部を成しかつ側方支持面(14、15)を側壁とす
    る凹み(10)が構成されていることを特徴とする請求
    項第9項記載の装置。 12)回転部材が対称軸線(6)の方向へ相互に離れた
    一対のディスク(11、12)を含み、各ディスクの他
    のディスクに向く平坦面には、一対の側方支持面(14
    、15)が構成されており、一対のディスクのうち少な
    くとも1つのディスクの他のディスク(11、12)に
    向く平坦面には、当接面(26、27)が構成されてい
    ることを特徴とする請求項第9項記載の装置。 13)回転部材(4)が、帯材の縦方向に対し直角に延
    びる対称軸線(6)のまわりに回転自在なよう軸支して
    あることを特徴とする請求項第9〜12項の1つに記載
    の装置。 14)帯材(3)の一端(23)に続く端部が当接面に
    当接し、帯材の少なくとも1つの縁範囲が側方支持面(
    14、15)の間に固定されるよう、帯材(3)の上記
    一端(23)を固定した巻回部材(4)が設けてあり、
    帯材(3)を多重に巻付けた場合、当接面が、まず、巻
    回部材の1つの面から形成され、次いで、すでに巻取ら
    れた帯材部分の外面から形成されることを特徴とする請
    求項第1〜13項の1つに記載の装置。 15)帯材(3)が、巻回部材(4)に固定された一端
    (23)から他端へ向かって細くされることを特徴とす
    る請求項第4項記載の装置。 16)帯材(3)が、横方向湾曲に加えて、縦方向へも
    湾曲されており、双方の湾曲によって作られるバネ定数
    が、所定の巻取モーメントないし巻出モーメントの達成
    のためまたは相互の補償のため、相互に調和されている
    ことを特徴とする請求項第14項または第15項記載の
    装置。 17)縦方向湾曲によって作られるバネ定数の値および
    符号の少くとも一方が、帯材(3)の長さにわたって可
    変に構成されていることを特徴とする請求項第16項記
    載の装置。 18)帯材が、帯材縦方向に直角な弾性的予応力付与に
    よって、ほぼ閉じられた円形横断面または帯材長縁が相
    互に重って噛合うような横断面を取ることを特徴とする
    請求項第1〜17項の1つに記載の装置。 19)帯材(3)の少なくとも当接面に当接しない部分
    が、着脱自在に補強部材(47)に結合されており、上
    記補強部材は、当接面に帯材部分が当接した際に帯材部
    分から分離され、当接面から帯材部材が離れた際に上記
    帯材部分に再び結合されることを特徴とする請求項第1
    〜18項の1つに記載の装置。
JP4045389A 1988-11-15 1989-02-22 湾曲帯材の案内装置 Pending JPH02150535A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3838724.7 1988-11-15
DE3838724A DE3838724A1 (de) 1987-12-07 1988-11-15 Vorrichtung zum fuehren eines bombierten bandes

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02150535A true JPH02150535A (ja) 1990-06-08

Family

ID=6367240

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4045389A Pending JPH02150535A (ja) 1988-11-15 1989-02-22 湾曲帯材の案内装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02150535A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012254867A (ja) * 2011-06-09 2012-12-27 Brother Industries Ltd ベルト装置及び画像形成装置
RU2641398C2 (ru) * 2012-12-05 2018-01-17 Таль Устройство развертывания и свертывания гибкой конструкции, гибкая развертываемая конструкция и спутник, оборудованные таким устройством

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012254867A (ja) * 2011-06-09 2012-12-27 Brother Industries Ltd ベルト装置及び画像形成装置
US9366998B2 (en) 2011-06-09 2016-06-14 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Belt unit and image formation device
RU2641398C2 (ru) * 2012-12-05 2018-01-17 Таль Устройство развертывания и свертывания гибкой конструкции, гибкая развертываемая конструкция и спутник, оборудованные таким устройством

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7891272B2 (en) Robotic harmonic flex-drive
EP0319921B1 (de) Vorrichtung zum Führen eines bombierten Bandes
US7789818B2 (en) Rotary part
JPH0311611B2 (ja)
JP2001515999A (ja) 可変径ドラムの周りに巻いたケーブルを用いる無段変速機
US20040023754A1 (en) Self-actuating, traction-drive speed changer
JPH02150535A (ja) 湾曲帯材の案内装置
CN1160237C (zh) 用来把一种材料施加到表面上的散布装置
US5000364A (en) Apparatus for obtaining differential tangential variable speeds at different points of a deformable film
JPS61266830A (ja) 等速自在継手
JPH0569491A (ja) 折れ曲がり形状の複合材層の製造方法及びその装置
US4291505A (en) Process for producing negative-crowned roller
US10765581B2 (en) Spool for winch actuator
JP3213938B2 (ja) 遊星輪装置
JPH0247619B2 (ja)
WO2005032990A1 (en) Apparatus for deflecting or inverting moving webs
US20040092360A1 (en) Continuously variable transmission
JP2000086004A (ja) 紙送りロ−ラ
JP2008521620A (ja) 円弧状ブレード移送装置
JP2001021005A (ja) 伝動ベルトの芯線巻き付け装置
JPH1158544A (ja) テーパ状ゴムホースの製造方法
JPH0796330A (ja) テーパー曲げ加工装置
CN104507849A (zh) 具有与负载有关的夹紧能力的线性驱动装置
JP2005349473A (ja) フランジ付きリングと、フランジ付きリングを形成するように適合された装置および方法
EP0338643A1 (en) Tube drive robot