JPH0215024Y2 - - Google Patents

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JPH0215024Y2
JPH0215024Y2 JP1983128354U JP12835483U JPH0215024Y2 JP H0215024 Y2 JPH0215024 Y2 JP H0215024Y2 JP 1983128354 U JP1983128354 U JP 1983128354U JP 12835483 U JP12835483 U JP 12835483U JP H0215024 Y2 JPH0215024 Y2 JP H0215024Y2
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JP
Japan
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spring seat
rear axle
axle case
jig
positioning
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JP1983128354U
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JPS6036390U (ja
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  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 この考案は、リヤアクスルケースのスプリング
シート組付装置に関する。
〔従来技術〕
自動車の車軸管としては、例えば第1図に示す
ようなものがある。これはいわゆるバンジヨー形
リヤアクスルケースで、該リヤアクスルケース1
の両端近辺にスプリングシート2が所定の傾斜角
α(以下取付角という。例えばα=10゜である)を
保つようにして溶接される。その溶接に際し、従
来は第2図に示すようなスプリングシート組付治
具が用いられている。この手動式の治具には断面
が略コ字状の治具フレーム3の内部に、角αの斜
面をもつスプリングシート受けブロツク4が固定
されている。5はこの受けブロツク4の斜面に植
え込んだピンである。6は上記受けブロツク4の
斜面側方に設けた角度決めブロツクで、治具フレ
ーム3の側壁を貫通させたアーム6aを介して、
人力で動かすことができる。7は図外の支点を中
心に回動するトグルクランプの一部である。
作業者は、まずスプリングシート2を、その孔
2aにピン5を通すようにして、一対のスプリン
グシート受けブロツク4の斜面上にそれぞれ手で
セツトする。次でリヤアクスルケース1をこのセ
ツトしたスプリングシート2上にのせる。その
後、角度決めブロツク6を押し込んで、リヤアク
スルケース1のリング1a面に当接させることに
より、リヤアクスルケース1を正確に位置決めす
ると、取付角αに設定される。最後にトグルクラ
ンプ7で固定し、溶接して組付けを完了する。
しかしながら、このようなスプリングシート組
付装置(治具)にあつては、全ての操作が手作業
となつていたため、作業能率が低いことは勿論の
こと、組付精度が不安定でバラツキが多く、作業
者の疲労度も高いなどの問題点があつた。
〔考案の目的〕
この考案は、このような従来の問題点に着目し
てなされたもので、リヤアクスルケース1を所定
のスプリングシート取付角αに見合う傾斜角度と
なるように旋回させ、この傾斜状態のリヤアクス
ルケースにスプリングシート2を自動的に押し当
てて保持するようにした簡単な構造のスプリング
シート組付装置を提供することにより、上記問題
点を解決することを目的としている。
〔考案の構成〕
この考案は、リヤアクスルケース受治具と、該受
治具の中央部に設け、リヤアクスルケースの位置
決めをするワークセンタリング装置と、スプリン
グシートの位置決めプレート及びその昇降用シリ
ンダと、該プレートに設け前記シートの孔に係脱
可能な位置決めピン及びその昇降用シリンダを有
し、前記受治具にブラケツトを介して取り付けた
スプリングシート位置決め装置と、前記受治具
を、リヤアクスルケースのリングを下向きに載置
する姿勢からスプリングシートを水平に載置可能
な位置へ傾動させる治具旋回手段とを備えたリヤ
アクスルケースのスプリングシート組付装置であ
る。
以下、この考案を図面に示す実施例に基づいて
説明する。
〔実施例〕
第3図〜第7図は、この考案の一実施例を示す
図である。まず構成の概要を第3図、第4図によ
り説明すると、10はリヤアクスルケース受治具
で、その両端は基台11上に回動可能に支承され
ている。12はこの受治具10の中央部下面に設
けたワークセンタリング装置である。13は受治
具10をスプリングシート取付角αに見合う角度
に傾けるための治具旋回手段であり、図示のもの
は基台11の側面に揺動可能に取り付けた流体圧
シリンダを用いている。このシリンダ13のロツ
ド先端に取り付けたクレビス14に係合したクラ
ンクアーム15を介し、受治具10の支承軸16
を第4図に示すように少くとも(90+α)゜旋回
させる。20は前記受治具10の外側面にブラケ
ツト21を介して取り付けたスプリングシート位
置決め装置で、ワークであるリヤアクスルケース
1に対するスプリングシートの組み付け位置に対
応させて、受治具10の長手方向に所定の間隔を
保ち左右一対になつている。
上記のスプリングシート位置決め装置20の詳
細を第5図〜第7図で説明する。図はスプリング
シート組付装置20を第4図の待機位置から組付
位置迄、(90+α)゜すなわちこの例では100゜旋
回させた状態の要部を拡大して示したもので、2
2はブラケツト21にボルト23で取り付けた支
持ブロツク、24,24′はこの支持ブロツク2
2にガイドブツシユ25を介して摺動自在に挿通
した2本1組のガイドバー、26はこのガイドバ
ー24,24′の一端側に固着した位置決めプレ
ートである。27は上記支持ブロツク22の一面
にL型ブラケツト28を介してボルト止めした位
置決めプレート昇降用の流体圧シリンダであり、
そのシリンダロツド27aに位置決めプレート2
6を係着してある。上記プレート26は、このシ
リンダ27により第5図に鎖線で示す退避位置か
ら直上に駆動され、組付位置迄旋回した受治具1
0に保持されたワーク1に向つて所定のタイミン
グで前進し、取付角αを保つてスプリングシート
2をワーク1に押し当てるようになつている。
なお、位置決めプレート26の前後進退は、ガ
イドバー24の他端側にボルト止めしたドツグ2
9,29′と、このドツグで作動するリミツトス
イツチ30(前進限用の1個のみ図示)とによ
り、調整可能に規制できるようにしてある。すな
わち、位置決めプレート用シリンダ27の作動流
体回路に設けた図外の流体切換弁をリミツトスイ
ツチ30の作動信号で操作するようにして、シリ
ンダロツド27aのストロークを所定の範囲に規
定する。31は上記の位置決めプレート26の受
け面26aに出没可能に設けた位置決めピンで、
前記スプリングシート2の孔2aに係脱可能とな
つており、32はこの位置決めピン31昇降用の
流体圧シリンダである。この流体圧シリンダ32
は、第6図に示すように支持ブロツク22の他面
側にプレート33を介してボルト止めされてい
る。そのシリンダロツド32aの先端にはプレー
ト34を螺着して、このプレート34にピン駆動
用ロツド35の一端を係合してある。ピン駆動用
ロツド35は軸受36を装着したガイドブツシユ
37を介して支持ブロツク22を貫通し、その他
端に位置決めピン31を有するピンブロツク31
aが螺着されている。このピンブロツク31a
は、第7図に示すように、位置決めプレート26
の中央部に設けた貫通孔26b内に遊動自在に貫
入できるようになつている。
なお、位置決めプレート駆動用のシリンダ27
のストローク規制はリミツトスイツチ30を用い
る代りに、近接スイツチその他の公知の手段で行
つてもよい。
次に作用を説明する。
初め、リヤアクスルケース受治具10はワーク
載置面10aを上にし、スプリングシート位置決
め装置20は水平からα゜傾斜した第4図に示す状
態にある。
まず、ワークのリヤアクスルケース1が、手動
または、装填装置で自動的に、受治具10にその
リング1a面を下向きにして載置される。このリ
ヤアクスルケース1は、リング1a面の内面を利
用して、センタリング装置12でセンタリングさ
れ、長手方向の位置が決められた後、図外のクラ
ンプ装置で左右のパイプ部分2個所を固定Vブロ
ツクへクランプすることにより固定される。
次で、治具旋回手段であるシリンダ13により
受治具10を(90+α)゜=100゜旋回させる。旋
回を図外のストツパに当てて機械的に停止させ、
正確な旋回角度を確保する。この旋回で、リヤア
クスルケース1は、リング1a面が水平からα=
10゜傾斜した姿勢になる。一方、スプリングシー
ト位置決め装置20の軸20aは第8図に示すよ
うに垂直になり、したがつて該位置決め装置20
は、スプリングシート2を水平に載置できる姿勢
となる。また、位置決めプレート26昇降用の流
体圧シリンダ27のロツド27aは後退して同プ
レート26は退避位置にあり、位置決めピン駆動
用流体圧シリンダ32のロツド32aは前進して
位置決めピン31は位置決めプレート26の受け
面26aから内側に引込んでいる。次に手動で、
または隣接した供給装置の押し込みブロツク38
で自動的に、スプリングシート2を位置決めプレ
ート26の受け面26aにのせる(第8図)。続
いて流体圧シリンダ32のロツド32aを後退さ
せることにより、ピン駆動用ロツド35を介して
位置決めピン31を上昇させる。スプリングシー
ト2は、その孔2aを貫通したピン31で位置決
めされ、ピンブロツク31aの上面に支持されて
上昇し、リヤアクスルケース1と接触する寸前で
停止する(第9図)。
続いて今度は流体圧シリンダ27のロツド27
aを前進させることにより、位置決めプレート2
6を上昇させる。ピンブロツク31aによつて水
平に保持されているスプリングシート2は、上昇
する位置決めプレートの受け面26aに押されて
浮き上がり、リヤアクスルケース1の所定位置
に、所定の取付角αとなるように押し付けられ
る。この押し付け保持状態で、位置決めピン31
はスプリングシート孔2aに係合したままであ
り、位置が狂うことはない(第4図)。以上の操
作は、左右一対のスプリングシート位置決め装置
20において同時に進行する。その後、上記のよ
うにして組み付けたスプリングシート2を、手動
または自動的にリヤアクスルケース1にアーク溶
接する。溶接後、位置決めプレート26と位置決
めピン31を退避位置に下降させ、治具旋回手段
13により受治具10を反転させ、ワークのクラ
ンプを解除して外部に取り出す。
なお上記実施例では、スプリングシート位置決
め装置20を受治具10にブラケツト21を介し
て所定角度に傾斜固定し、受治具10と共に回動
させるようにしたものを示したが、その他例えば
両者10,20を分離し、一対のスプリングシー
ト位置決め装置20を初めから所定位置に垂直に
固定しておくことも考えられる。
〔考案の効果〕
以上説明してきたように、この考案によれば、
リヤアクスルケース受治具をスプリングシート取
付角に見合う角度に傾斜する迄旋回させ、その旋
回位置で傾斜保持されたリヤアクスルケースに向
つてスプリングシートを前進させて自動的に組付
けるものとしたため、安定した組付精度で高能率
に組み付けできるという効果が得られる。なお、
作業性にもすぐれ、受治具あるいはプレート上に
載置するためスプリングシートの取付位置が決ま
り易いという利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図aはワークであるリヤアクスルケースの
正面図、同図bは拡大側面図、同図cは同図aの
C−C拡大断面図、第2図は従来のスプリングシ
ート組付装置の一部切欠き側面図、第3図はこの
考案に係る一実施例の正面図、第4図は第3図の
矢視拡大図、第5図は第4図の要部拡大図、第
6図は第5図の矢視図、第7図は第6図の矢
視図、第8図は第5図に対応する動作説明図、第
9図は同じく動作説明図である。 10……(リヤアクスルケース)受治具、α…
…スプリングシート取付角、13……治具旋回手
段、20……スプリングシート位置決め装置、2
6……スプリングシート位置決めプレート、1…
…リヤアクスルケース、1a……リング、2……
スプリングシート、2a……孔、11……基台、
12……ワークセンタリング装置、21……ブラ
ケツト、27……シリンダ、31……位置決めピ
ン、32……シリンダ、31……位置決めピン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 基台に両端を回動可能に支承したリヤアクスル
    ケース受治具と、 該リヤアクスルケース受治具の中央部に設け、
    リヤアクスルケースをそのリング内面で位置決め
    するワークセンタリング装置と、 スプリングシートの位置決めプレートと、該プ
    レートを昇降するシリンダと、該プレートに設け
    前記スプリングシートの孔に係脱可能な位置決め
    ピンと、該ピンを昇降するシリンダとを有し、前
    記リヤアクスルケース受治具にブラケツトを介し
    て取り付けたスプリングシート位置決め装置と、 前記基台の側面に取り付け、前記リヤアクスル
    ケース受治具を、リヤアクスルケースのリングを
    下向きにして載置する位置からスプリングシート
    を水平に載置可能な位置へ90゜に加えてスプリン
    グシート取付角だけ傾動させる治具旋回手段とを
    備えたリヤアクスルケースのスプリングシート組
    付装置。
JP12835483U 1983-08-22 1983-08-22 リヤアクスルケ−スのスプリングシ−ト組付装置 Granted JPS6036390U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12835483U JPS6036390U (ja) 1983-08-22 1983-08-22 リヤアクスルケ−スのスプリングシ−ト組付装置

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JP12835483U JPS6036390U (ja) 1983-08-22 1983-08-22 リヤアクスルケ−スのスプリングシ−ト組付装置

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Publication Number Publication Date
JPS6036390U JPS6036390U (ja) 1985-03-13
JPH0215024Y2 true JPH0215024Y2 (ja) 1990-04-23

Family

ID=30291204

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JP12835483U Granted JPS6036390U (ja) 1983-08-22 1983-08-22 リヤアクスルケ−スのスプリングシ−ト組付装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101533919B1 (ko) * 2014-04-11 2015-07-09 박성탁 액슬 하우징 용접지그용 중심 교정장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5914305Y2 (ja) * 1981-01-20 1984-04-26 マツダ株式会社 自動車のリ−フスプリング組付装置

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JPS6036390U (ja) 1985-03-13

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