JPH02150244A

JPH02150244A - 容器詰包装米飯食品

Info

Publication number: JPH02150244A
Application number: JP1092379A
Authority: JP
Inventors: Masanatsu Yamagishi; 山岸　真夏; Yoshihiro Kameyama; 義弘亀山; Kenichiro Izawa; 井沢　憲一郎; Toru Tsushima; 対馬　徹; Yuji Kawasaki; 川崎　由布次
Original assignee: Nippon Suisan Kaisha Ltd
Current assignee: Nissui Corp
Priority date: 1988-08-31
Filing date: 1989-04-11
Publication date: 1990-06-08
Anticipated expiration: 2012-08-25
Also published as: JP2645400B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は容器詰包装米飯食品に係り、詳しくは、フライ
パンやオーブン等により調理することができるバラ凍結
具材用食品含有味付米飯と常；門で凝固する食用油で被
覆されたバラ凍結総菜用食品とを容器内に収納し、包装
し冷凍してなる容器詰包装米飯食品に係る。

従　　来　　の　　技　　術弁当など箱状容器に米飯と農産品、畜産品、水産品等の
総菜用食品とを入れた包装食品があるが、これはそのま
ま食用に供することができる利点はあるが、長時間保存
することはできない。

また、この包装食品の保存性を改良したしのとして、例
えば、バラ凍結した味付のない米飯の上に冷凍うなぎ蒲
焼をのせた容器入り食品があるが、これは冷凍されてい
るため長期保存できるという利点はあるが、これを冷凍
して長期保存すると冷凍うなぎ蒲焼が乾燥し、電子レン
ジ等により加熱しても外観は悪く、また、食感及び味等
が活うなぎを調理したものに比べ箸しく劣るという問題
があった。

また、食品を外気から遮断して腐敗を防止するとか、調
理時に新たに油を加えることなく熱処理するだけで手軽
に調理することを目的とし、食品の表面を固体食用油で
被覆する方法がいろいろ提案されている。例えば特公昭
３９−２７４６８号公報には加熱した食用油中に浸漬し
、ハンバグ素材の表面を固体食用油で被覆する即席ハン
バーグの製造方法、特開昭６１−３１０３８号公報には
魚介類切身に小麦粉等をよ・Ｓし、その表面を固体食用
油で被覆する方法及び特開昭６３−６３３５１号公報に
は常温で硬化する食用油のフィルムで食品を包むと共に
、これを耐熱性フィルムで真空包装する方法等がある。

これらはいずれも総菜用食品の乾燥防止や調理時の食用
油使用の煩雑さの解消等を改善のため、固体食用油で総
菜用食品を被覆する方法が記載されているだけである。

これら総菜用食品は固体食用油を被覆したものであるた
め調理は容易であるが、総菜用食品のみを包装している
ため、固体食用油に亀裂や破損等が生じ、美観や長期保
存性が低下する他に、食用に供するときこの総菜用食品
と米飯食品とをそれぞれ別々に準備し、これを調理しな
ければならず煩雑である。また、このような総菜用食品
と米飯食品とを準備しても調理時に食用油の添加は不用
となるが、調味料や野菜類を添加する必要があった。

このため、総菜用食品、具材用食品ならびに米飯を含有
し、調理時に！ｌｌｌｌ上時様の品質で長期保存性を有
し、しかも、食用油や調味料等を使用することな（間中
に調理できる冷凍米飯食品の出現が望まれている。

発明が解決しようとする課題本発明はこれらの問題を解決することを目的とし、具体
的には、長期間冷凍保存しても総菜用食品が乾燥酸化等
することなく、しかも、調理時に食用油ならびに調味料
等を使用することなく調理することができる具材用食品
含有味付米飯とｖＡ菜用度食品をそれぞれバラＦＪ［Ｉ
ｌだ食品を容器内に収納した容器詰包装米飯食品を提案
するものである。

課題を解決するための手段ならびにその作用すなわら、本発明は、バラ凍結した具材用食品含有味付
米飯食品とバラ凍結した食用油被覆総菜用食品とを容器
に収納し、包装し冷凍してなることを特徴とする。

以下、図面により本発明の詳細な説明する。

なお、第１図は本発明の一つの実施例の包装米飯０食品
の縦断面図であり、第２図は他の実施例の一例の包装米
飯食品の斜視図である。

符号１は容器本体、２は蓋又はフィルム、３はバラ凍結
米飯、４はバラ凍結グリンピース、５はバラｙＪ４帖む
きえび、６はバラ凍結ポテト、１はバラ凍結コーン、８
はバラ凍結ビーフ、９【まバラン束結有頭えび、１０は
パーム油層、２０はバラ凍結具材用食品含有味付米飯食
品、２１はバラ凍結総菜用食品をボす。

第１図に示す容器詰包装米飯食品は箱状の容器本体１内
にバラ凍結米飯３に、この米飯３の具材用食品であるバ
ラ凍結グリンピース４、バラ凍結むきえび５、パラ′Ｒ
結ポテト６、バラ凍結コーン１及びバラ凍結ビーフ８と
を所定の割合で混合したばら凍結具材用食品含有味付米
飯食品２０と、この上部に常温で凝固する比較的融点の
高い食用油であるパーム油で被覆し、パーム油−１０を
形成させ、更に、バラ凍結したバラ凍結有頭えび９から
なるバラ凍結総菜用食品２１とを配置し、更に、この容
器本体１に蓋又はフィルム２を１ねるか又はシールして
包装し冷凍したものから構成されている。

このように総菜用食品は表面に常温で凝固する食用油で
被覆され食用油閤が形成され、更に、バラ凍結された有
頭えび９から成るため、乾燥及び酸化が防止され、また
、長期冷凍保存しても製造時とほぼ同様の品質が保持さ
れる。また、この総菜用食品はバラ）ｌｉ結結材材用食
品含有味付米飯２０上部に配置されているため、これら
が１１衝材となり、総菜用食品の食用油層の亀裂や破損
等の発生が防止され、冷凍して長期保存しても品質を低
下させることはない。

また、フライパン等で加熱し炒めるとき、まず、フライ
パンに炒め油を入れずに総菜用食品を短時間例えば１分
３０秒炒め、この上に具材用食品含有味付米飯食品２０
を入れ、例えば、約２分以上炒めると、総菜用食品の固
体食用油が炒め油となり、パサパサした状態で焦げ目の
ない外観、風味及び食感等いずれも憬れた良好な総菜入
りの米飯食品が得られる。

また、電子レンジで調理するときは、凍ったまま総菜用
食品２１が上になるように皿に入れ、耐熱性フィルムで
被覆し、電子レンジに入れ約５分加熱すればフライパン
調理の場合と同様の調理米飯食品が１ｑられる。

また、他の実施例の一例の容器詰包装米飯食品としては
第２図に示す如く、仕切壁１１を有する皿状の容器本体
１内に第１図に示したものと同様のバラ凍結具材用食品
含有味付米飯食品２０とバラ凍結総菜用食品２１、仕切
壁１１を介して収納し、この上にシール用フ、Ｃルム２
を重ねシールした後、更にこれにフィルムを包装し冷凍
したものから構成したものであげられる。

以下さらに本発明の詳細な説明する。

本発明に用いられる容器は冷凍されかつ食用油を含有す
る材料を収納するため、これらによって支障の生じない
耐寒性、耐油性の材料から構成されたものであることが
必要である。また、マイクロ波加熱、遠赤外加熱等によ
り調理する場合を考慮すると、耐寒性、耐油性の他に耐
熱性を有する材料から構成されたものが好ましい。

これらの具体例としてはアルミニウム箔等の金属材料、
ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン
テレフタレート樹脂（ＰＥＴ樹脂）等の合成樹脂を材料
とする容器があげられる。

容器の形状は所定量の米１！８ｉ食品が収納され、蓋等
を重ねるが又はシールフィルム等でシールし包装できる
ものであればよい。また、フライパン等で調理する場合
、容易に取出すことができ、また、電子レンジ等で容器
のまま調理する場合、マイクロ波や遠赤外により均一に
加熱されるような形状ｍ造のものが好ましい。これらの
具体例としては袋状、円筒状、皿状、箱状等のものがあ
げられるが、これらの中で皿状、箱状のものが取扱いな
らびに電子レンジ等で加熱が容易にできるため好ましい
。なお、袋状ならびに円筒状の容器を用いる場合は２個
用いてそれぞれ米飯食品ならびに総菜用食品を入れシー
ルし、更に、これら２個を１つの袋で８装する方法ある
いは袋状ならびに円筒状の容器を用いる場合はこれらの
適当な位置に仕切を入れ、この仕切を介して別々に米飯
食品と総菜用食品を収納し包装する方法があげられる。

また、凹状ならびに箱状の容器の場合は、仕切壁を有す
るものか又は有しないものが用いられ、その包装方法と
しては仕切壁のないものは米飯食品の上に総菜用食品を
配置収納するが、仕切壁の有する場合はそれぞれこれら
を別々に収納する方法があげられる。バラ凍結具材用食
品含有味付米飯食品は炊飯した米飯に具材用食品を所定
の割合で含有したそれぞれバラ凍結品から構成されたも
のから成るものである。

米飯は米を炊飯するとき調味料等を含有させ炊飯したが
好ましい。

また、炊飯した米飯に必要に応じて食用油を添加するこ
とができる。この食用油は米飯をほぐしやすくする効果
があるため、食用油の添加は有効である。米飯はぐし用
の食用油の具体例としては、大豆サラダ油、綿実サラダ
油、フン油、オリーブ油、ナタネ油、サフラワー油、米
油等があげられる。食用油の添加酒は９爵でよく、例え
ば、米飯に対して容量で０．５〜５％程度である。０．
５％未満ではほぐし効果はなく、５％超では食用油が過
剰で食感が悪くなる。

また、米飯の具材用食品としては農産品類、畜産品類及
び水産品類から選ばれた１種以上のものを用いるが、具
材用食品の農水産品類の具体例としては、生のピーマン
、人参、グリンビス、竹の子、マツシュルーム、とうも
ろこし等があげられ、畜産品類の具体例としては牛肉、
豚肉、鶏肉、ハム、ベーコン、チーズ等があげられ、水
産品類の具体例としては魚類、エビ類、カニ類、貝、貝
柱、うに、かまぼこ等の練製品があげられる。これらは
そのままか又は適当な大きさ、例えば、０．５〜１．５
　ＣＩａ程度に切断加工し、食べ易いようにその形状寸
法を調整したものが用いられる。

この具材用食品も米飯と同様調味料等で味付したもので
あってもよいが、いずれにしても具材用食品含有味付米
飯としたとき、適当な味付のものとなるようにすること
が好ましい。米飯と具材用食品の混合割合は特に制限さ
れないが、米飯を主体とするものであるため、容器で米
飯１００部に対し、具材用食品２〜２０部程度であり、
好ましくは５〜１５部である。

以上説明した米飯と具材用食品とをそれぞれバラ凍結し
て混合するか、或いは混合してバラ凍結してバラ凍結具
材用食品含有味付米飯食品とする。この米飯食品と常温
で凝固する食用油で被覆されたバラ凍結総菜用食品とを
容器に収納、例えば、冊状若しくは箱状の容器の場合、
米飯食品の上部に総菜用食品を配置的収納するが、また
は仕切壁の両側に米飯食品と総菜用食品とを別々に収納
し、次いで、これらに蓋をするか又はフィルムでシール
した後、更にフｆルム等で包装し冷凍すると、目的とす
る容器諸包装米飯食品が得られる。

バラ凍結総菜用食品としては前記した具材用食品と同様
の食品がら選ばれた１種以上の食品を用いることができ
るが、その形状大きさ等は対象とする総菜用食品によっ
て変るので特定はできないが、通常総菜として用いられ
ている程度の大きさのものであればよい。総菜用食品の
例としては２０（１／１本程度の有頭えび等があげられ
、その使用量は容器の大きさ、収納出等によって変るが
、上記の有頭えひでは３本捏度が好ましい。総菜用食品
を被覆する常温で凝固する食用油の具体例としてはパー
ム油、ラード、ヘッド、マーガリン、バター等から選ば
れた１種以上の食用油があげられ、その融点は５〜３５
℃好ましくは１５〜２５℃に調整されたものが好ましい
。

この理由は加熱した総菜用食品を例えば融点２０℃に調
整したパーム油等の食用油に浸漬すると、容易に食用油
が食品の表面に被覆され、その食用油の付着率１５〜２
５℃程度のものが容易に得られるからである。

また、本発明において、特開昭６１−１９５６５４号公
報記載の如く、固体食用油に脂肪酸の炭素数１４〜２０
のグリセリン七）脂肪酸エステルを３重選％以下添加し
たものを用いることができる。

また、特開昭６１−３１０３８号公報記載の如（総菜用
食品の上に予め澱粉をま−ｐ　Ｌ食用油を被覆した総菜
用食品を用いることができる。

以下、実施例をあげて更に本発明を説明する。

実施例１゜（１）バラ凍結具材用食品含有味付米飯度量の製造炊いた米飯１００部に対し容器でミックスベジタブル３
％、ピーマン２％、むきえび３％を混ぜ、はぐし易くす
る為にサラダ油２％及び味付する為に調味料を加えて混
合した。次いで、この混合物を流Ｕ法帖装置でバラ凍結
を行ない、具材用食品含有味付米飯を作成した。

（２）バラ凍ｆＩｔ！ｉ総菜用食品の製ｊΔ加熱したか
にむき身に融点２０℃に調整したパーム油を被覆し、か
にむき身の表面に厚さ１ｎｕ＋＋前後のパーム油層を形
成した。次いで、これをバラ凍結し２０グ、７本の凍結
した総菜用食品を作成した。

（３）容器詰包装米飯食品の製造（１）の米飯の製造法によって１ｑだバラ凍結具材用食
品含有味付米飯食品を第１図に小す箱状容器内に２５０
ｇ収納し、この米飯上部に（２）のバラ凍結総菜用食品
の製造法によって得た総菜用食品のかにむき身３本を配
置し蓋を重ねてシールし、冷凍し、６ケ月保存したが、
総菜用食品の油層には亀裂等が全くなかった。

次に、この内容物を容器から取り出しフフイバンに入れ
加熱し、炒め試験を行なったところ、総菜用食品を被覆
していた固体食用油が溶解し、外観良好なかにむき身が
観察された。また、この食用油は炒め曲となり、十分に
炒められた総菜と具入り米飯とが１ｑられた。総菜であ
るかにむき身も６ケ月保存したにも拘らず、水分の蒸発
や醇化がなく製）Δ時とほぼ同様の品質のものであり、
また、具入り米飯は外観、食感、味等いずれも良好で美
味なものであった。

実施例２゜実施例１で製造したバラ凍結與材用食品含有味付米飯と
バラ凍結総菜用食品とを第２図に小す仕切壁を有する皿
状のプラスチック容器の仕切壁の両側に別々に収納し、
シールフィルムでシールした以外は実施例１と同様に行
むった。

その結束は実施例１とほぼ同様で侵れたものであること
が判明した。

く光明の効果２以上説明したように、本発明は、バラ凍結した具材用食
品含有味付米飯食品とバラ凍結した食用油被覆総菜用食
品とを容器に収納し、包装し冷凍してなることを特徴と
する。

従って、本発明品はバラ凍結した具材用食品含有味付米
飯食品と共に包装された総菜用食品が表面に融点の高い
食用油で被覆されているため、冷凍保存中の総菜の乾燥
及び酸化が防止され、また、この被覆食用油が加熱によ
り溶解し食用油を添加することなくそのまま容器内の具
材度量含有味付米飯と総菜とを焦げ目をつけることなく
炒めることができ、Ｉ！ｌ’ｌ味、食感、味等いずれも
良好な米飯食品である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一つの実施例の包装米飯食品の縦断面
図、第２図は他の実施例の一例の包装米飯食品の斜視図
である。符号１・・・・・・容器本体２・・・・・・塁又はフィルム３・・・・・・バラ凍結米飯４・・・・・・バラ凍結グリンピース５・・・・・・バラ凍結むきえひ６・・・・・・バラ凍結ポテト７・・・・・・バラ凍結コーン８・・・・・・バラＲ結ビーフ９・・・・・・バラ凍結石頭えひ１０・・・・・・パーム油圓２０・・・・・・バラ凍結具材用食品含有味付米飯食品２１・・・・・・バラ凍結総菜用食品第１図

Claims

【特許請求の範囲】１）バラ凍結した具材用食品含有味付米飯食品とバラ凍
結した食用油被覆総菜用食品とを容器に収納し、包装し
冷凍してなることを特徴とする容器詰包装米飯食品。２）前記容器が皿状若しくは箱状のものから構成し、し
かも、前記総菜用食品が前記米飯食品の上部に配置した
ものから成る請求項１記載の容器詰包装米飯食品。３）前記容器が仕切を有する皿状若しくは箱状のものか
ら構成し、しかも、前記総菜用食品と前記米飯食品とを
容器内に仕切を介して別々に収納したものから成る請求
項１記載の容器詰包装米飯食品。４）前記具材用食品ならびに前記総菜用食品が農産品類
、畜産品類および水産品類から選ばれた１種以上である
請求項１、２又は３記載の容器詰包装米飯食品。５）前記具材用食品が容量割合で前記米飯１００部に対
し、２〜２０部である請求項１、２、３又は４記載の容
器詰包装米飯食品。