JPH02148555A - イオン注入装置 - Google Patents

イオン注入装置

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JPH02148555A
JPH02148555A JP30351288A JP30351288A JPH02148555A JP H02148555 A JPH02148555 A JP H02148555A JP 30351288 A JP30351288 A JP 30351288A JP 30351288 A JP30351288 A JP 30351288A JP H02148555 A JPH02148555 A JP H02148555A
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JP
Japan
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disk
ion implantation
current
measuring device
ion beam
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Application number
JP30351288A
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English (en)
Inventor
Katsuo Naito
勝男 内藤
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、いわゆるメカニカルスキャン方式のイオン
注入装置に関し、特に、イオンビームの強度分布(ビー
ム電流密度分布)の検出機能を有するイオン注入装置に
関する。
〔従来の技術〕
この種のイオン注入装置の従来例を第5図に示す。
この装置は、いわゆるメカニカルスキャン方式のもので
あり、基本的には、真空容器(図示省略)内で例えば矢
印りのように回転および矢印Eのように並進させられる
ディスク10の周縁部に装着された複数枚のウェーハ1
2にイオンビーム2を照射してそれにイオン注入するよ
う構成されている。
イオンビーム2の経路上には、ビーム整形用のマスク4
、イオンビーム2がディスク10等に当たった際に放出
される2次電子を受けてそれのアース電位部への逃げを
防止するニュートラルカップ8、放出2次電子のビーム
の上流側への逃げを防止する負電位のサプレッサ電極6
およびディスク10が外に並進したときにそれの代わり
にイオンビーム2を受けるきキャッチプレート14が設
けられている。16は、ディスク10等に入るイオンビ
ーム2のビーム電流■、を計測する、例えばカレントイ
ンテグレータのようなビーム電流計測器である。
ところで、このようなイオン注入装置では、イオンビー
ム2が通常は大電流であることもあって、イオンビーム
2の照射に伴ってウェーハ12がチャージアップ(帯電
)する現象があり、これを放置しておくと、ウェーハ1
2上の素子の破壊が生じ、歩留まりが低下する等の不具
合が発生する。
このチャージアップ現象は、イオンビーム2の強度分布
に大きく依存している。即ち、同じビーム電流■、でイ
オン注入するとしても、イオンビーム2の強度分布が急
峻な山型をしている程、単位面積単位時間当たりに供給
される電荷量が多くなるのでチャージアップ現象は大き
くなる。
従って、イオンビーム2の強度分布を知ることが重要で
あり、そのため従来のイオン注入装置では、その−例と
して次のような手段が講じられている。
即ち、キャッチプレート14内に、複数の(図示のよう
な3個に限られない)はぼ直線上に並ぶ穴18aを有す
るマスク18およびその背後にコレクタ電極20を設け
、各コレクタ電極20を抵抗22にそれぞれ接続してい
る。そして各抵抗22の両端に発生するビーム電流に応
じた電圧を、複数のスイッチを有するスイッチ回路24
によって択一的に切り換えて絶縁アンプ28を介してオ
シロスコープのような表示装置30に与え、各コレクタ
電極20の配列に対応した位置に表示するようにしてい
る。26は切換制御回路である。このようにすれば、表
示装置30上でイオンビーム2の強度分布を粗くではあ
るがモニタしてその異常を検出することができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記のようなイオン注入装置においては、■
コレクタ電極20の支持碍子(図示省略)等がスパッタ
粒子等によって汚れ易く、汚れると絶縁劣化が起こって
計測が不正確になるため、メインテナンスが必要であり
、手間がかかる、■イオンビーム2の強度分布の計測に
、マスク1日、コレクタ電極20、抵抗22、スイッチ
回路24、切換制御回路26、絶縁アンプ28、表示装
置30等の多くの構成部品が必要なため、コスト高とな
る、■イオンビーム2の強度分布の計測場所が、実際に
イオン注入を行うディスク上と異なるため、真実の姿を
反映しにくい、■イオン注入中はコレクタ電極20がデ
ィスク10の陰になるため計測することができない、等
の問題がある。
そこでこの発明は、上記のような問題を引き起こすこと
なくイオンビームの強度分布を検出し、かつそれが異常
の場合にイオン注入動作を停止させることができるよう
にしたイオン注入装置を提供することを主たる目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、この発明のイオン注入装置は
、前述したようなディスクとアースとの間に流れるディ
スク電流の波高値を計測するものであって上限値を設定
可能であり、ディスク電流の波高値がこの上限値を越え
たときに検出信号を出力するディスク電流計測器を設け
、このディスク電流計測器からの検出信号に応答してイ
オン注入動作を停止させるよう構成したことを特徴とす
る。
〔作用〕
ディスク電流の波形を調べた結果、ディスク電流の波形
に表れる突起の高さが、ビーム電流の強度分布の情報を
含んでいることが分かった。即ち、この突起が高い程、
ビーム電流の強度分布に強いところがあることが分かっ
た。
従って上記構成によれば、ディスク電流計測器によって
上記突起を計測してそれが設定上限値を越えたときに、
即ちビーム電流の強度分布が異常の場合にこれを検出し
、かつイオン注入動作を停止させることができる。
〔実施例〕 第1図は、この発明の一実施例に係るイオン注入装置を
示す図である。第5図の例と同一または相当する部分に
は同一符号を付し、以下においては従来例との相違点を
主に説明する。
ディスク10とアースとの間に流れるディスク電流to
は、ディスク10に入るイオンビーム2のビーム電流を
■8、イオンビーム2の照射に伴ってディスク10等か
ら放出される2次電子32の電流を12とすると、 10 =Ill +12 となる。
このディスク電流■。の波形(よ、ディスク10が矢印
Eのように往復並進してイオンビーム2の照射領域に入
ったり出たりすることから、例えば第2図に示すように
大きく脈動している。
この波形において、ディスク電流r0が最小(−〇)と
なるところは、ディスク10が最も後退した位置に対応
する。
第2図中の突起Aは、イオンビーム2がディスク10の
外側周辺部10aおよびこの例では周端面10bに当た
っていることを示している。即ち、ディスク10は金属
であるため、通常は半導体であるウェーハ12に比べて
多量の2次電子32が放出され、それがディスク電流■
。の突起Aとして表れるからである。
しかも、この実施例では第1図に示すように、ウェーハ
12に対する注入角を0度以外のもの(例えば7度)と
するため、イオンビーム2をディスク10に対して角度
θ(例えば7度)だけ傾けて入射させるようにしており
、これによってディスクlOの周端面10bにもイオン
ビーム2が当たり、そのときは小角入射となるため、こ
の部分からも多量の2次電子32が放出されるため、突
起Aは0度注入のときよりも顕著に表れる。
また、第2図中の下がった部分Bは、イオンビーム2が
ウェーハ12に当たっていることを示しており、ウェー
ハ12からの2次電子32の放出量は金属のディスクI
Oの場合に比べて少ないため、ディスク電流■。はこの
ように下がる。突起Cは、イオンビーム2がウェーハ1
2の部分を通り過ぎてディスク10の内側周辺部10c
に当たっていることを示している。
上記の場合、ディスク10の外側周辺部10aや周端面
10bに当たるイオンビーム2の強度分布中の最大強度
が強ければ強い程、放出2次電子32の量が増えて突起
Aは高くなるから、この突起Aが高い程、イオンビーム
2の強度分布に強いところ、即ちチャージアップを生じ
させ易いところがあると言える。
このことを実証するため、上記突起Aの高さが種々のパ
ラメータに対してどのように変化するかを調べた。この
場合、突起Aの高さを規格化した値とするため、 規格化した突起高さH=I。、/■。
とする。ここで■1は突起の高さであり、I++wはイ
オンビーム2がウェーハ12に当たっているときの一番
低い値である(第2図参照)。
第3図に、引出し電流と規格化した突起高さHとの関係
の一例を示す。イオン源(図示省略)から引き出したイ
オンビーム2は、通常、分析スリット(図示省略)やマ
スク4等によって、その周辺部をカットしてディスク1
0上のウェーハ12に入射させるようにしているが、デ
ィスク10上で同じビーム電流I8を得る場合、引出し
電流が大きいとイオンビームの強度分布は平坦な山型に
なり、逆に引き出し電流が小さいとイオンビームの強度
分布が急峻な山型になることが、当該イオン注入装置に
おいて予め確かめられている。
そのような引出し電流に対して、規格化した突起高さH
は図のようにほぼ逆比例する関係になり、従ってこの規
格化した突起高さHが、イオンビーム2の強度分布の状
況を表していることが分かる。
第4図に、引出しギャップ長と規格化した突起高さHと
の関係の一例を示す。引出しギャップ長とは、イオン源
の引出し電極系における電極間隔のことであり、これを
大きくするとイオンビーム2が絞られてその強度分布が
栄、峻な山型になることが、当該イオン注入装置におい
て予め確かめられている。
そのような引出しギャップ長に対して、規格化した突起
高さHは図のようにほぼ比例する関係になり、従ってこ
の図からも、規格化した突起高さHが、イオンビーム2
の強度分布の状況を表していることが分かる。
そこでこの実施例においては、再び第1図を参照して、
ディスク10とビーム電流計測器16との間に、そこを
流れるディスク電流■。の波高値を計測するディスク計
測器34を挿入して、これによって上記規格化した突起
高さHに相当するものを検出するようにしている。
即ち、このディスク電流計測器34は、上限値を設定可
能であり、ディスク電流■、の波高値がこの上限値を越
えたときに検出信号Sを出力するものである。
この上限値は、イオン注入時のイオンビーム2のビーム
電流I、に応じたものとし、例えばそのα倍とする。こ
のαを具体的にどのような値にするかは、予め当該イオ
ン注入装置の特性等を調べておいて決めれば良い。ちな
みに、第2図に示した一番低い値■、はイオン注入時の
ビーム電流I。
の値に近いので、このαは上記規格化した突起高さHに
対応していると言える。
従ってこのようなディスク電流計測器34を設ければ、
イオンビーム2の強度分布を計測して、それの異常、即
ち所定のものよりも急峻であることを検出することがで
き、それが検出信号Sとして出力される。
そしてこの実施例では、このディスク電流計測器34か
らの検出信号Sを、当該イオン注入装置全体の制御を司
る上位の制御装置36に与えて、この検出信号Sによっ
てインターロックをかけ、イオン注入動作を停止させる
ようにしている。
尚、上記ディスク電流計測器34には、例えばメークリ
レーを使用することができ、それを用いれば構成が極め
て簡単になる。
以上のように上記構成によれば、イオン注入装置本来の
構成部品であるディスク10とディスク電流計測器34
とによってイオンビーム2の強度分布を検出することが
できるので、そのための構成部品が従来例に比べて非常
に少なくて済み、従ってコストも大幅に安くなる。
また、従来例のようなコレクタ電極20等を使用してい
ないので、その支持碍子等の汚れが問題になることはな
く、従ってメインテナンスも不要となる。
また、ディスクIOを使用するので、ウェーハ12に実
際にイオン注入する面での検出が可能であり、従ってイ
オンビーム2の強度分布をより真実に近い姿で検出する
ことができる。しかも、実際のイオン注入中にリアルタ
イムで検出することができる。
また、イオン注入中はディスクlOを何回か往復並進さ
せるが、イオンビーム2の強度分布に異常がある場合、
ディスク10の外側周辺部10aが最初にイオンビーム
2中に入るとすぐにその異常を検出することができるの
で、ウェーハ12ヘイオン注入する直前にインターロッ
クがかかるため、ウェーハ12上の素子のチャージアッ
プによる損傷を確実に防止することができる。
尚、第1図は、好適な例として、0度以外の注入角の場
合のイオン注入装置を例示したが、注入角が0度(即ち
角度θを0度としてウェーハ12の表面に垂直にイオン
ビーム2を入射させてイオン注入を行う)の場合でも(
第5図参照)、ディスク10の周端面10bに傾斜を持
たせ、この部分にイオンビームが小角入射するようにす
れば上述したのと同様の傾向になるので、上記構成によ
って上記とほぼ同様の作用効果が得られる。
〔発明の効果〕
以上のようにこの発明によれば、イオン注入装置の本来
の構成部品であるディスクとディスク電流計測器とによ
ってイオンビームの強度分布の検出を行うことができる
ので、従来例に比べて構成が極めて節単になり、従って
コストも大幅に安くなり、かつメインテナンスも不要に
なる。
また、ディスクを使用するので、イオンビームの強度分
布をより真実に近い姿でしかもリアルタイムで検出する
ことができる。
また、イオンビームの強度分布に異常がある場合は、イ
オン注入直前にインターロックがかかってイオン注入動
作が停止されるため、ウェーハ上の素子のチャージアッ
プによる損傷を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例に係るイオン注入装置を
示す図である。第2図は、ディスク電流波形の一例を示
す図である。第3図は、引出し電流と規格化した突起高
さとの関係の一例を示す図である。第4図は、引出しギ
ャップ長と規格化した突起高さとの関係の一例を示す図
である。第5図は、従来のイオン注入装置の一例を示す
図である。 2・・・イオンビーム、10・・・ディスク、12・・
・ウェーハ、34・・・ディスク電流計測器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)真空容器内で回転および並進させられるディスク
    に装着されたウェーハにイオンビームを照射してイオン
    注入するよう構成された装置において、前記ディスクと
    アースとの間に流れるディスク電流の波高値を計測する
    ものであって上限値を設定可能であり、ディスク電流の
    波高値がこの上限値を越えたときに検出信号を出力する
    ディスク電流計測器を設け、このディスク電流計測器か
    らの検出信号に応答してイオン注入動作を停止させるよ
    う構成したことを特徴とするイオン注入装置。
JP30351288A 1988-11-29 1988-11-29 イオン注入装置 Pending JPH02148555A (ja)

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JP30351288A JPH02148555A (ja) 1988-11-29 1988-11-29 イオン注入装置

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JP30351288A JPH02148555A (ja) 1988-11-29 1988-11-29 イオン注入装置

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JPH02148555A true JPH02148555A (ja) 1990-06-07

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