JPH02147328A - 樹脂ホース補強用コード - Google Patents

樹脂ホース補強用コード

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Publication number
JPH02147328A
JPH02147328A JP63302641A JP30264188A JPH02147328A JP H02147328 A JPH02147328 A JP H02147328A JP 63302641 A JP63302641 A JP 63302641A JP 30264188 A JP30264188 A JP 30264188A JP H02147328 A JPH02147328 A JP H02147328A
Authority
JP
Japan
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cord
composite fiber
polyester
resin
component
Prior art date
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Pending
Application number
JP63302641A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Ogura
小椋 彬
Takuji Sato
卓治 佐藤
Masayuki Sato
正幸 佐藤
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は樹脂ホース補強用コードに関するものであり、
詳しくは芯成分にポリエステル、鞘成分にポリアミドを
主成分となした芯鞘型の複合繊維からなる樹脂ホース補
強用コードに関するものである。
[従来の技術] ポリエチレンテレフタレートを主たる繰返し単位とした
ポリエステル繊維からなる補強用コードを補強材として
用いたホースとして、例えば特開昭62−165087
号公報に記載されている。
前記特開昭62−165087号公報に記載された樹脂
ホースは、樹脂管中に補強体として、例えばアルミニウ
ム線材、またはポリ塩化ビニール、ポリプロピレンを螺
施状に一定間隙で巻回した状態で埋設し、該埋設個所が
他の外周面よりも外方に突出して補強体のピッチ間に四
部が螺施状に形成され、該凹部に添って緊締材が螺施状
に巻回されるとともに、緊締材と外周面との間に外被部
材が設けられている。
[発明が解決しようとする課題] 前記特開昭62−165087号公報に記載された樹脂
ホースの場合、補強体を間隙を形成して螺旋形に巻回す
る場合に、補強体を一定間隙とし、一定間隙の凹部な形
成する必要があり、若し、一定間隙でない時には、緊締
材の巻回を一定にすることができなくなり、得られた樹
脂ホースの長さ方向の品質を均一にすることが困難であ
る。
また、一定間隙に形成された四部にV41i材を巻回す
るが、この場合緊締材を前記凹部に密着して嵌入される
太さとする必要があり、太すぎると凹部の底面と緊締材
との間に隙間が生じ、細すぎると凹部の側面と緊III
との間に隙間が生じ、この隙間部分の耐圧性が低下し、
樹脂ホース全体の耐久性が低下するという課題を有して
いた。
本発明の目的は、前記の従来のホースにおける課題を解
消し、樹脂ホースの補強材として、より好ましい特性、
すなわち高モジュラス、寸法安定性、耐疲労性、樹脂と
の界面剥離耐久性、樹脂中耐熱性を有する樹脂ホース補
強用コードを提供することにある。
[課題を解決するための手段および作用]本発明の構成
は、 (1)樹脂ホース補強用コードにおいて、該コードを形
成するamがエチレンテレフタレートを主成分とするポ
リエステルを芯成分と、該芯成分の周囲にポリアミドを
主成分とする鞘成分となした芯鞘型複合繊維であり、前
記ポリエステルからなる芯成分の割合が30〜90重M
%であり、前記複合繊維の強度が7.30/d以上、伸
度が20%以下、初期引張り抵抗度が58g/d以上、
乾熱収縮率が7%以下の複合!lNを撚糸してなること
を特徴とする樹脂ホース補強用コード。
(2)ttJ記(1)の樹脂ホース補強用コードにおい
て、複合繊維のターミナルモジュラスが200/d以下
、初期引張り抵抗度が900/d以上であることを特徴
とする樹脂ホース補強用コード。
(3)前記(1)において、複合繊維の芯成分を形成す
るポリエステルの権限粘度(η)が0.8以上、複屈折
が160×10,3〜190×10−3、密度が1.3
950/ca3以上、DSCで測定した融解曲線のピー
ク温度が247℃以上であり、鞘成分を形成するポリア
ミドの硫酸相対粘度(ηr)が2,8以上、複屈折が5
0x10’以上、密度が1 、140g/ctn3以上
であり、前記芯成分および鞘成分ともに高配向、高結晶
I!雑構造を有することを特徴とする樹脂ホース補強用
コード。
にある。
本発明に係る樹脂ホース補強用コードは、芯成分がポリ
エステル、鞘成分がポリアミドからなる複合繊維であり
、該複合1i11!は従来技術では得られなかった新規
な特性を有するものであり、ポリエステルに近いハイモ
ジュラスと樹脂中耐熱性、および芯鞘複合界面のポリマ
の剥離耐久性を有し、これらの特性は、芯及び鞘をそれ
ぞれ形成するポリエステル及びポリアミド繊維部分の特
定された櫓屈折、密度、及びDsc融解ピーク温度、及
びポリエステル芯成分amの^い初期引張り抵抗度と低
いターミナルモジュラスの組合せからなるパラメーター
によって示すことができる。
前記複合繊維の芯成分であるポリエステルは、極限粘度
(η)を0.7以上、好ましくは0゜8以上とすること
によって、該複合iamの強度を7.5o/d以上とじ
つる。
ポリエステル芯成分と同様ポリアミド鞘成分ポリマも高
強度複合繊維を得るために高重合度が必要であり、硫酸
相対粘度で2.8以上、好ましくは3.0以上である。
ポリアミド鞘成分には熱酸化劣化防止剤として銅塩、及
びその他の有機、無機化合物が添加されている。特に沃
化用、酢酸銅、塩化銅、ステアリン酸銅等の銅塩を銅と
して30〜5ooppmと沃化カリウム、沃化ナトリウ
ム、臭化カリウム等のハロゲン化アルカリ金属を0.0
1〜0.5重量%、及び/或は有機、無機の燐化合物を
0.01〜0.1重量%含有させることが好ましい。
前記複合繊維のポリエステル芯成分の割合は30〜90
重量%である。ポリエステル成分が30重憬%未満では
、ポリエステル成分が有するモジュラス及び寸法安定性
を有効に利用しつる複合繊維とすることができなく、好
ましい樹脂ホース補強用コードを得ることができない。
一方、90重量%以上をポリエステル芯成分が占めると
、複合繊維を樹脂ホース補強用コードとなし、該コード
を樹脂ホースの補強材として用いた際に、樹脂との接着
性が悪く、樹脂中における樹脂ホース補強用コードの耐
熱性等の改良が達せられない。
前記複合繊維はポリエステル芯成分、及びポリアミド鞘
成分いずれも高度に配向、結晶化しており、ポリエステ
ル芯成分の?QIid折は160X 10 ’〜190
X10°3の範囲内に保つようにするのが望ましく、1
60X10’未満では複合aI雑の強度を7.50/d
以上、初期引張り抵抗度をboa/d以上にならないこ
とがある。また、190X10”3を越えていると寸法
安定性及び耐疲労性の改良がなされないことがある。
一方、ポリアミド鞘成分の複屈折は50×10−1以上
、通常は55X10−3以上と高配向である。複屈折が
50×10−3未満では高強度で高い初期引張り抵抗度
を有する複合繊維を得るのが困難である。
芯鞘複合繊維の複屈折の測定は次のようにして行うこと
ができる。即ち、鞘部はそのまま透過干渉顕微鏡で測定
し、芯部はポリアミド鞘成分を蟻酸、硫酸、弗素化アル
コール等で溶解した侵透過干渉顕微鏡で測定する。
密度はポリエステル芯成分が1.3950103以上、
ポリアミド鞘成分が1.1400/cIR3以上であり
、高度に結晶化していることが望ましく、密度がそれぞ
れ上記特定の値以上有することによって、複合!1lf
iの寸法安定性、耐疲労性に優れるとともに、樹脂ホー
ス補強用コードとなして用いた場合、該補強材の樹脂中
の耐熱性が著しく改良される。
ポリエステル芯成分の密度の測定は、ポリアミド鞘成分
を蟻酸、硫酸、弗素化アルコール等で溶解除去して求め
、ポリアミド鞘成分の密度は複合繊維の密度とポリエス
テル芯部の密度から計棹で求めることができる。
前記複合繊維におけるポリエステル芯成分の結晶構造の
特徴を示すDSCの融解曲線のピーク温度は247℃、
好ましくは248℃以上と高温である。該ピーク温度が
高温であるほど結晶が大きく、および/あるいは結晶の
完全性が良く、繊維構造が安定であることと対応してい
る。ポリエステル芯成分繊維の融解ピーク温度が247
℃未満の場合は目的とするモジュラス、寸法安定性、及
び耐疲労性が得られないことがある。
前記複合繊維の繊維構造を反映する別の特徴はポリエス
テル芯成分繊維が90C]/d以上の高い初期引張り抵
抗度と20a/d以下の低いターミナルモジュラスを有
することである。高い初期引張り抵抗度を有し、かつ低
いターミナルモジュラスを有するポリエステル!INの
特徴は、樹脂ホース加工工程での強力低下が少なく、耐
疲労性が改良されることと関係している。ターミナルモ
ジ1ラスは11雑の引張り試験に於いて、SS曲線上で
切断伸度より2.4%引いた曲線上の点と切断点までの
応力増分を2.4×10−2で除した値(Q/d)であ
り、引張り試験の条件は、JIS−11017による。
上記によって特徴づけられる複合繊維は7゜5 C1/
d以上の高強度、600/d以上の初期引張り抵抗度を
有し、伸度は20%以下である。
より好ましい複合繊維の特性は強度80/d以上、初期
引張り抵抗度70o/d以上、伸度は8〜16%であり
、これは前記条件を適正に組合わせることによって達せ
られる。
前記複合繊維は以下に示す新規な方法によって製造され
る。
前記したポリエステル芯成分のポリマ物性を得るために
は、極限粘度(η)が0.75以上、通常は0.85以
上の実質的にポリエチレンテレフタレートからなるポリ
マを用いる。また耐熱性の優れた繊維を得るためには、
低カルボキシル末端基濃度のポリマを紡糸することが重
要である。例えば低温重合法を採用したり、重合工程、
または紡糸工程で封鎖剤を添加するなどの技術が適用さ
れ、封鎖剤としては例えばオキサゾリン類、エポキシ類
、カルボジイミド類、エチレンカーボネート、シュウ酸
エステル、マロン酸エステル類等である。
ポリアミド鞘成分ポリマは硫酸相対粘度で2゜8以上、
通常は3.0以上の高重合度ポリマを用いる。
該ポリマの溶融紡糸には2基のエクストルーダー型紡糸
機を用いることが好ましい。それぞれのエクストルーダ
ーで溶融されたポリエステル及びポリアミドポリマを複
合紡糸バックに導き、複合紡糸用口金を通して芯部にポ
リエステル、鞘部にポリアミドを配した複合繊維として
紡糸する。
紡糸速度は1500m/分以上、好ましくは2000m
/分以上の高速とする。紡糸口金直下には10cra以
上、1m以内にわたって200℃以上、好ましくは26
0℃以上の加熱雰囲気を保温筒、加熱筒等を設けること
によってつくる。紡出糸条は上記加熱雰囲気中を通過し
たのち冷風で急冷固化され、次いで油剤を付与された後
紡糸速度を制御する引取りロールで引取られる。前記口
金直下の加熱雰囲気の制御は高速紡糸時の曳糸性を保持
するため重要である。引取られた未延伸糸は通常−旦巻
取ることなく連続して延伸する。延伸前の未延伸糸の物
性を把握する目的で引取りロール上でサンプリングした
未延伸糸の複屈折はポリアミド鞘部が20X104以上
、好ましくは30X10°3以上、ポリエステル芯部も
20X10’以上、好ましくは30 x 104以上と
高度に配向している。
高速紡糸の採用は複合繊維のモジュラス、寸法安定性、
及び耐疲労性の改良効果をもたらすが、驚くべきことに
芯鞘複合界面の耐久性が著しく向上することである。お
そら〈従来の低速紡糸法のように、吸湿結晶化の進んだ
ポリアミド成分と非晶状態のポリエステル成分が組合わ
される場合と異なり、高速紡糸法ではポリアミド成分、
ポリエステル成分ともに配向結晶化が進む状態にあるこ
と、紡糸後の延伸倍率が少なくて済むことなどが複合界
面耐久性に寄与しているものと考えられる。
次に該未延伸糸は連続して180℃以上、好ましくは2
00℃以上の温度で熱延伸される。
延伸は2段以上、通常は3段以上の多段で行い、延伸倍
率は1.4〜3.5倍の範囲である。本発明のかかる高
温熱延伸の採用も複合界面耐久性の改良に寄与している
。該延伸による3段目の延伸温度が低く、例えば160
℃未満ではしばしば延伸によって、また180℃未満で
延伸した場合は、樹脂ホース加工時及び樹脂ホースを高
圧で繰返し使用した場合に、ポリエステル芯成分とポリ
アミド鞘成分との界面剥離が生じることがある。
前記本発明に係る複合!l雑を用いて、本発明に係る樹
脂ホースを得る方法としては、例えば得られた延伸糸を
加熱あるいは引揃えてコードとする。
また本発明で特定する芯鞘ポリエステル、ナイロン複合
繊維を用いてホースを形成する場合、前記複合m維から
なるコード、コードを製織した織物、またはブレードの
段階でホースに用いられる樹脂との界面耐剥離性を有す
る、例えばエポキシ樹脂、フェノール樹脂、レゾルシン
、ホルマリン、ラテックスなどを主成分とする組成物を
塗布してもよい。
本発明に係る樹脂補強用コードを用いてホースを得る場
合、例えばJ l5−026・06(1980) 、J
 Is−に6335 (1984)、J Is−に63
39 (1982) 、およびJIS−に6342 (
1982)の構造、加工方法に準じて容易に製造するこ
とができる。
[実施例] 実施例−1及び2)比較例1乃至4 極限粘度(η)1.05、カルボキシル末端基濃度10
.5eQ/106Qのポリエチレンテレフタレート(P
ET)及び沃化鋼0.02重量%と沃化カリウム0.1
重ffi%を含む66/6王(80: 20重金比)コ
ポリアミド(硫酸相対粘度ηr3.2)、またはヘキサ
メチレンアジパミド(N66:硫酸相対粘度ηr3゜3
)をそれぞれ40φ工クストルーダー型紡糸機で溶融し
、複合紡糸バックに導き、芯鞘複合紡糸口金より芯部に
ポリエチレンテレフタレート、鞘部にポリアミドの複合
糸として紡出した。
芯成分及び鞘成分の割合は第1表のよう変化させた。口
金は孔径0.4Mφ、孔数120ホールを用いた。ポリ
マー温度はポリエチレンテレフタレートを295℃、ポ
リアミドを290℃でそれぞれ溶融し、紡糸パック温度
を300℃として紡出した。口金直下には15cINの
加熱筒を取り付け、筒内雰囲気温度を290℃となるよ
うに加熱した。雰囲気温度とは口金面より10cts下
の位置で、且つ最外周糸条より1cm離れた位置で測定
した雰囲気温度である。加熱筒の下には長さ400#の
環状型チムニ−を取り付け、糸条の周囲より25℃で4
0m/分の冷風を糸条に直角に吹き付け、冷却した。つ
いで油剤を付与した後、第1表に示した速度で回転する
引取りロールで糸条速度を制御した後−旦巻取ることな
く連続して延伸した。延伸は5対のネルノン型ロールに
よって3段延伸した後3%のリラックスを与えて弛緩熱
処理して巻き取った。延伸条件は、引取りロール温度を
60℃、第1延伸ロール温度を120℃、第2延伸ロー
ル温度を190℃、第3延伸ロール温度を225℃、延
伸後の張力調整ロールは非加熱とし、1段延伸倍率は全
延伸倍率の70%、残りを2段階に分けて配分し延伸し
た。紡糸速度、全延伸倍率等を変化させて製糸したが、
延伸糸の繊度が約500デニールとなるよう紡糸速度、
延伸倍率に対応させて吐出量を変化させた(実施例1,
2)比較例1,2)。得られた延伸糸は3本合糸して1
500デニールとした。
製糸条件、得られた延伸糸特性、及び繊維構造パラメー
ターをポリエチレンテレフタレート(PET)lllt
 (1500−288−7020)(比較例3)及びナ
イロン66繊H(1260204−1781)(比較例
4)について比較試験を行った。各条件及び繊維特性第
1表に示すとおりである。
(以下余白) 前記第1表に示した各Il雄を用いてこれらの繊維に上
撚及び下撚をそれぞれ反対方向に40T/10ca+づ
つかけて1500/2の生コードとした。但し、比較例
3のN66は撚数を39T/10cmとし、1260/
2の生コードとした。この生コードをリツラー社製ディ
ッピング機を用いて、常法によって接着剤付与及び熱処
理をしてアイツブコードとした。
デイツプ液は20%のレゾルシン、ホルマリン、ラテッ
クスよりなる接着剤成分を含み、接着剤成分がコードに
約4%付着するよう調整した。熱処理は225℃で80
秒、デイツプコードの中間伸度が約5%となるようスト
レッチをかけながら処理した。ナイロン66は同様熱処
理条件で、中間伸度が約9%となるようストレッチして
処理した。また、PETは常法により2浴接着処理を行
い、熱処理は240℃、120秒行い、中間伸度が約5
%となるようストレッチして処理した。
かくして得られたデイツプコードについて、樹脂ホース
の抗張体として用いる場合と同様に樹脂中に埋設した試
験片を作り、樹脂中耐熱性、接着性、i4疲労性等を評
価した。結果は第2表に示すとおりであった。
(以下余白) 本発明に係る樹脂ホース補強用コードは、従来のポリエ
ステル繊維コードと同等、あるいはそれ以上のモジュラ
ス、及び寸法安定性を有し、さらに従来のポリエステル
繊維コードに比して、樹脂中の耐熱性、耐熱接着性、及
び耐疲労性が茗しく改良された高強力コードであること
を示している。
さらに、本発明に係る樹脂ホース補強用コードは、従来
のナイロン11Iltコードに比して、モジュラス、及
び寸法安定性が著しく改良されている。
[発明の効果] 本発明に係る樹脂ホース補強用コードは、従来のポリエ
ステルと同等あるいはそれ以上のモジ1ラス、改良され
た寸法安定性を有し、かつ従来のポリエステルからなる
補強用コードを埋設した樹脂ホースに比べ、本発明に係
る樹脂ホース中に埋設されたコードの樹脂中耐熱性、接
着性、特に高温履歴を受けた後の耐熱接着性、及び耐疲
労性が著しく改良され、そのため樹脂ホースの繰返し疲
労に対する耐久性が極めて良好となる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)樹脂ホース補強用コードにおいて、該コードを形
    成する繊維がエチレンテレフタレートを主成分とするポ
    リエステルを芯成分と、該芯成分の周囲にポリアミドを
    主成分とする鞘成分となした芯鞘型複合繊維であり、前
    記ポリエステルからなる芯成分の割合が30〜90重量
    %であり、前記複合繊維の強度が7.3g/d以上、伸
    度が20%以下、初期引張り抵抗度が58g/d以上、
    乾熱収縮率が7%以下の複合繊維を撚糸してなることを
    特徴とする樹脂ホース補強用コード。
  2. (2)特許請求の範囲第(1)項の樹脂ホース補強用コ
    ードにおいて、複合繊維のターミナルモジユラスが20
    g/d以下、初期引張り抵抗度が90g/d以上である
    ことを特徴とする樹脂ホース補強用コード。
  3. (3)特許請求の範囲第(1)項において、複合繊維の
    芯成分を形成するポリエステルの極限粘度(η)が0.
    8以上、複屈折が160×10^−^3〜190×10
    ^−^3、密度が1.395g/cm^3以上、DSC
    で測定した融解曲線のピーク温度が247℃以上であり
    、鞘成分を形成するポリアミドの硫酸相対粘度(ηr)
    が2.8以上、複屈折が50×10^−^3以上、密度
    が1.140g/cm^3以上であり、前記芯成分およ
    び鞘成分ともに高配向、高結晶繊維構造を有することを
    特徴とする樹脂ホース補強用コード。
JP63302641A 1988-11-30 1988-11-30 樹脂ホース補強用コード Pending JPH02147328A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1992013122A1 (en) * 1991-01-25 1992-08-06 Tba Industrial Products Limited Manufacture of textile fabric and yarn for use therein
JP2007296866A (ja) * 2006-04-27 2007-11-15 Toyo Seat Co Ltd 車両用シート装置
JP2007296865A (ja) * 2006-04-27 2007-11-15 Toyo Seat Co Ltd 車両用シート装置
US7694695B2 (en) 2008-02-26 2010-04-13 The Gates Corporation Controlled expansion hose

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