JPH02145827A - 二層構造紡績糸 - Google Patents

二層構造紡績糸

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JPH02145827A
JPH02145827A JP29936588A JP29936588A JPH02145827A JP H02145827 A JPH02145827 A JP H02145827A JP 29936588 A JP29936588 A JP 29936588A JP 29936588 A JP29936588 A JP 29936588A JP H02145827 A JPH02145827 A JP H02145827A
Authority
JP
Japan
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layer
fibers
core layer
sheath
sheath layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP29936588A
Other languages
English (en)
Inventor
Shozo Suzuki
鈴木 昭三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOYAMA BOSEKI KK
Original Assignee
TOYAMA BOSEKI KK
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Publication date
Application filed by TOYAMA BOSEKI KK filed Critical TOYAMA BOSEKI KK
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業」・、の利用分野) この発明は、コア層とシース層とからなり、シース層に
よるコア層の被覆率がすぐれた二層構造紡績糸に関する
ものである。
(従来の技術) コア層とこれを被覆するシース層とからなる二層構造紡
績糸は、通常、コア層に合成繊維ステーブルを、またシ
ース層に綿繊維をそれぞれ用いて製造されている。例え
ば、粗紡機ドラフト部のバックローラにその後方から綿
繊維スライバを供給し、一方、上記バックローラとサー
ドローラの中間に合成繊維スライバを供給し、この合成
繊維スライバをサードローラにニップされる綿繊維スラ
イバ上に重ね、これら重ね状態の合成繊維スライバおよ
び綿繊維スライバを同時にドラフトし、合成繊維ステー
ブルが綿繊維で包まれるように加熱して組糸を得、しか
るのち上記の組糸を精紡機に供給して二層構造紡績糸と
している。
このように1合成繊維ステープルをコア層に使用し、綿
繊維をシース層に使用するのは、衣料とした際、吸汗性
を有し風合いのソフトな綿繊維が肌に触れるようにする
ためと考えられるが、最近では、反対に綿繊維をコア層
に使用し、吸汗性の乏しい合成繊維ステーブルをシース
層に用いることにより、汗がシース層を素通りしてコア
層に吸収され、シース層が乾いた状態に保たれるように
することが試みられるようになった。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、合成繊維スライバを粗紡機のバックロー
ラに供給し、サードローラにニップされる合成繊維スラ
イバ上に綿繊維スライバを供給して組糸とし、この粗糸
を精紡機に仕掛けて二層構造紡績糸を1!J造すると、
コア層の綿繊維の構成比率を30〜40%とし、シース
層の合成繊維ステープルの構成比率を70〜60%とし
た場合でも、コア層の綿繊維がシース層の合成繊維で十
分に被覆されず、そのため上記の二層構造紡績糸からな
る編織地を染色した際に、染色されたシース層の隙間か
ら色調の異なるコア層が覗き出て外観が良くないという
問題があった。
この発明は、コア層が綿繊維で、またシース層が合成繊
維ステーブルでそれぞれ構成された二層構造紡績糸のよ
うに、従来、被覆が困戴視されていたものにおいても、
その被覆を良好にし、もって上記の二層構造紡績糸で編
織地を製造し、染色した際に染色むらが生じないように
したものである。
(課題を解決するための手段) 上記の課題を解決するため、この発明は、コア層とシー
ス層とからなる二層構造紡績糸において、上記シース層
が上記コア層の繊維よりも細い繊維で構成される。そし
て、コア層の繊維の重量構成比をC(%)としたとき、
シース層の繊維本数とコア層の繊維本数との比率Rが式 の範囲に設定される0図面は、上記の重量構成比C(%
)を横軸にとり、上記繊維本数の比率Rを縦軸にとって
描いたグラフであり、本願発明では、上記の比率Rが図
の直線上方の斜線区域に設定される。
なお、コア層に合成繊維ステープルを用い、シース層に
綿繊維、スフ等の吸湿性繊維を用いてもよく、反対にコ
ア層に上記吸湿性繊維を用い、シース層に合成繊維ステ
ープルを用いてもよい。
(作用) シース層の繊維をコア層の繊維よりも細くし、シース層
の繊維本数とコア層の繊維本数との比率Rを上記式の数
値以上に多く設定することにより、シース層によるコア
層の被覆率が向上し、シース層の隙間からコア層が露出
することがほとんど無くなる。ただし、コア層の繊維の
重量構成比C%は、30〜40%の範囲が好ましく、こ
の範囲を外れると二層構造紡績糸としての機能が発揮さ
れ難くなる。また、コア層に吸湿繊維として綿繊維を用
い、シース層に合成繊維を用いた場合、綿繊維の繊度が
通常1.2〜2.0デニールであるため、シース層の合
成繊維は0.8デニール以下の細いものが好ましい。た
だし、0.5デニールよりも細くなると、繊維の強度が
不足し、紡績が困難になる。
(実施例) 実験1 コア層に繊−度が異なる2種類の綿繊維を使用し。
シース層に繊度が異なる3種類のアクリルステープルを
使用し、その組合せを6種類に変えてコア層とシース層
の重量構成比30/70 (C=30%、Rの計算値=
3.92) 、英弐番手32番の二層構造紡績糸を常法
によって紡績し、得られた二層構造紡績糸で天竺編地を
編成し、この編地のシース層のアクリル繊維をカチオン
染料で染色し、シース層の被覆状態を比較した。その結
果を下記第1表に示す。
第  1  表 実験2 上記の実験1において、コア層とシース層の重量構成比
を35/65 (C=35%、Rの計算値=4.02)
に変更する以外は全く同様の実験をした。
その結果を第2表に示す。
第  2 表 第  3 表 実験3 上記の実験1において、コア層とシース層の重量構成比
を4°O/60 (C=40%、Rの計算値=4.12
)に変更する以外は全く同様の実験をした。
その結果を下記第3表に示す。
(以下空白) 実験4 実験工ないし3のアクリルステーブルに代えてポリエス
テルステーブルを使用し、コア層とシース層の重量構成
比30/70 (C=30%、R(7)計算値=3.9
2) 、英弐番手40番の二層構造紡績糸を得、次いで
天竺編地を編成し、この編地のシース層のポリエステル
繊維を分散染料で染色し、その被覆状態を比較した。そ
の結果を第4表に示す。
第  4  表 第  5  表 実験5 上記の実験4において、コア層とシース層の重量構成比
を35/65 (C=35%、Rの計算値=4.02)
に変更する以外は全く同様の実験をした。
その結果を第5表に示す。
実験6 上記の実験4において、コア層とシース層の重量構成比
を40/60 (C=40%、Rの計算値=4.12)
に変更する以外は全く同様の実験をした。
その結果を下記第6表に示す。
(以下空白) (以下空白) 第  6 表 第  7 表 実験7 コア層に平均繊度1.6デニール、1.7デニールの2
種類の綿繊維を使用し、シース層に0.6デニルのアク
リルステープルを使用してコア層とシース層の重量構成
比40/60 (C=40%、R(71計算値=4.1
2) 、英式番号50番の二層構造紡績糸を紡績し、実
験1と同様に絹地を編成し、染色してシース層の被覆状
態を比較した。その結果を第7表に示す。
上記の第1表なしい第7表に示されるように、シース層
およびコア層の繊維本数比l<が前記の式による算出値
以上の試料番号11.12.13.14、】5゜21.
22.23.31.4]、42.43.51.71は、
いずれもコア層の綿繊維がほとんど露出していないため
、編地の染色後に染色むらが全く認められなかったが、
上記の繊維本数比Rが前記式による算出値未満の実験番
号16.24.25.26.32.33.34.35.
36、44.45.46.52.53.54.55.5
6.61.62.63.64.65.66、72は、い
ずれもシース層からコア層が露出し、染色後の編地に染
色むらが目立ち、商品価値が劣り、商品として不適当で
あった。
(発明の効果) この発明は、シース層の繊維にコア層の繊維よりも細い
繊維を使用し、前記の式で規定されるように、コア層の
繊維の重量構成比C(%)の増大に応じてシース層の繊
維本数とコア層の繊維本数との比率Rを増大し1例えば
上記重量構成比が30%および40%のとき、それぞれ
シース層の繊維本数がコア層の繊維本数の3.92倍以
上および4.12倍以上に多くなるように、シース層の
繊維を細くするものであるから、常法にしたがって紡績
することにより被覆率が向上し、コア層に綿繊維を使用
し、シース層に合成繊維を使用した場合であってもコア
層の綿繊維のほとんど露出しない二層構造紡績糸が得ら
れ、編織し染色した際に染色むらが発生しない。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明のコア層繊維の重量構成比C(%)と
、シース層およびコア層の繊維本数比率Rとの関係を示
すグラフである。 C〔o10〕 特許出願人  富山紡績株式会社 代理人 弁理士  吉 1)了 司

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 〔1〕コア層とシース層とからなる二層構造紡績糸にお
    いて、上記シース層が上記コア層の繊維よりも細い繊維
    で構成され、かつコア層の繊維の重量構成比をC(%)
    としたとき、シース層の繊維本数とコア層の繊維本数と
    の比率Rが式 R≧4.0(C/[200]+0.83) の範囲にあることを特徴とする二層構造紡績糸。
JP29936588A 1988-11-25 1988-11-25 二層構造紡績糸 Pending JPH02145827A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016023394A (ja) * 2014-07-24 2016-02-08 ユニチカトレーディング株式会社 高視認性織物

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