JPH02145630A - 脱臭性及び/又は抗菌性を有するビスコーススポンジ - Google Patents

脱臭性及び/又は抗菌性を有するビスコーススポンジ

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JPH02145630A
JPH02145630A JP30040888A JP30040888A JPH02145630A JP H02145630 A JPH02145630 A JP H02145630A JP 30040888 A JP30040888 A JP 30040888A JP 30040888 A JP30040888 A JP 30040888A JP H02145630 A JPH02145630 A JP H02145630A
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JP
Japan
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viscose
fibers
sponge
antibacterial
reinforcing fibers
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Application number
JP30040888A
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English (en)
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Hiroo Ito
伊藤 弘雄
Yuji Kodaira
小平 勇次
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、脱臭性及び/又は抗菌性を有するビスコース
スポンジに関するものである。
〔従来技術及びその問題点〕
ビスコーススポンジをtJ造するために、ビスコースに
補強繊維と結晶芒硝を混合し、このビスコース混合物を
成形し、加熱凝固させた後、酸処理を行い、ビスコース
をセルロースへ再生する方法は知られている。このよう
にして得られるビスコーススポンジは、セルロースを主
体とすることから、非常に親水性が高く、その特性を生
かして自動車や食器類等の洗浄具として多用されている
ところで、特公昭36−11982号公報によれば、ビ
スコーススポンジにおいて、補強繊維とともに粒状の活
性炭を含有させたものが知られている。このものは、そ
の活性炭の作用により、脱臭性を有するものではあるが
、柔軟性に劣るため、生理用品や紙おむつ等の柔軟性の
要求される液吸収体材料、シての用途には不適当であっ
た。
また、ビスコーススポンジを液吸収体材料として用いる
場合、抗菌性を有することが望ましいが、従来のビスコ
ーススポンジにおいては、抗菌性を有するものは未だ開
発されていない。
〔発明の課題〕
本発明は、脱臭性及び/又は抗菌性を有するとともに柔
軟性にすぐれ、液吸収体材料として好適なビスコースス
ポンジを提供することをその課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、前記課題を解決するために鋭意研究を重
ねた結果、補強繊維の少なくとも一部として、活性炭素
繊維及び/又は抗菌性を有する金属を含有する繊維を用
いることによりその課題を解決し得ること′を見出し、
本発明を完成するに到った・ 即ち、本発明によれば、補強繊維を含むビスコーススポ
ンジにおいて、該補強繊維の少なくとも一部に、活性炭
素繊維及び/又は抗菌性金属を含有する繊維を用いるこ
とを特徴とする脱臭性及び/又は抗菌性を有するビスコ
ーススポンジが提供される。
本発明で用いる通常の補強繊維としては、例えば、ラミ
ー麻、綿、バルブ等の天然繊維の他、各種合成繊維5例
えば、レーヨン系、ポリプロピレン系、ポリエステル系
のもの等が挙げられる。これらのものは、単独又は2種
以上の混合物の形で用いられる。I乾燥時の柔軟性にす
ぐれ、乾燥した時の収縮性の小さなスポンジを得る点か
らは、捲縮1(JIS L 1015(7,12,2)
)が10〜30%の範囲にある合成繊維や異形断面(円
又は楕円以外の形状の断・而)を有する合成繊維の使用
が好ましい。補強繊維の長さは5〜20mmの範囲及び
繊維の太さは0.5〜15d(デニール)、好ましくは
1〜6dの範囲すこ規定するのが好ましい。
本発明においては、前記補強繊維の少なくとも一部に、
活性炭素繊維及び/又は抗菌性を有する金属を含有した
繊維を用いる。
活性炭素繊維としては、従来公知のものが適用可能であ
り、例えば、クラレケミカル■製の「クラクチイブ」、
東洋紡績■製のrKFJ、東邦レーヨン■製の「繊維状
活性炭」等を用いることができる。
これらの活性炭素繊維の太さは、通常0.5〜15d、
好ましくは1〜6dであり、またその繊維長は5〜50
mm、好ましくは5−20mmである。
抗菌性金属を含有する繊維(以下、単に抗菌性繊維とも
ゴう)において、その抗菌性金属としては、例えば、銅
や銀等が挙げられる。このような抗菌性繊維は従来公知
である。例えば、繊維に抗菌性金属粉末を練り込んだも
の(例えば、銅を含む繊維である「リベルテ」、帝人n
製)や、樹脂にゼオライ1〜を練り込み、繊維化した後
、抗菌性金属イオン溶液に浸漬し、イオン交換によりゼ
オライト内部に抗菌性金1aCイオンを含有させたもの
等がある。抗菌性繊維の太さは、通常、0.5〜1.5
d、好ましくは1〜6dであり、またその繊維長は5〜
50mm、好ましくは5〜20mmである。
本発明のビスコーススポンジは、その製造時に、補助添
加剤として前記した活性炭素繊維及び/又は抗菌性繊維
を補強繊維の少なくとも一部として用いることによって
製造される。即ち、ビスコースに対し前記した活性炭素
繊維や抗菌性繊維を含む補強繊維及び慣用の精品芒硝を
添加混合し、得られた混合物を所要形状に成形し、これ
を加熱凝固させた後、酸性水溶液と接触させてセルロー
スを再生し、次いで、水洗、乾燥することによって製造
される。活性炭素繊維を含む補強繊維を用いる場合、得
られるビスコーススポンジを水洗後、100℃以上、好
ましくは105〜120℃に加熱し、活性炭素繊維を賦
活させることにより、脱臭性にすぐ。
れたビスコーススポンジとすることができる。
また、抗菌性金属を含む繊維をビスコースに添加混合す
る場合、ビスコース中のイオウが抗菌性金λう乙に吸着
され、ビスコーススポンジに残存するという難点がある
が、これは、繊維をあらかじめゼラチン水溶液に浸漬し
、冷却する等としてその表面にゼラチン被覆を形成させ
た後、ビスコースに添加混合することによって解決され
る。この場合、ビスコースと繊維とのかくはん混合時に
は、ゼラチンは溶解せずに、繊維とビスコースとの直接
接触が回避され、次の加熱凝固工程時にゼラチンは溶解
し、繊維表面から脱離される。
ビスコース混合物を凝固させるための加熱温度は、90
〜100℃の温度が一般に採用され、その処理時間は約
2時間程度である。この場合、加熱処理時間を短縮する
ために、ビスコース混合物の加熱′処理に際し、あらか
じめ硫酸又は硫酸/硫酸亜鉛処理することもできる。
ビスコースに添加する全補強繊維の量は、一般に、スポ
ンジ中の含有量が10〜50重J1t%となるような量
である。即ち、ビスコース中のセルロースと補強繊維と
の合計斌に対し、10〜50重量2となる量である。
ビスコースに添加する結晶芒硝の平均粒径は、一般には
、1〜5mmであり、その添加量は、目的とするスポン
ジの密度に応じて適宜法める。その添加割合が多ければ
、スポンジの密度は低下し、柔軟性は向上するが強度は
低下する。一方、その添加割合が少なければ、スポンジ
の密度は高くなり、強度は大きくなるが、柔軟性が低下
する。一般には、結晶芒硝の添加量は、ビスコース1重
量部に対し、1〜8重量部の割合である。スポンジの柔
軟性は結晶芒硝の粒径によって大きく変化するので、そ
の粒径はスポンジの使用目的に応じて適宜決定する。ビ
スコースに添加した結晶芒品は、後続の再生工程や、水
洗工程でスポンジから溶出除去される。
本発明のビスコーススポンジを製造する場合、ビスコー
スに対しては、必要に応じ、さらに、着色剤等の他の補
助成分を添加することができる。
前記のようにして得られるスポンジは、乾燥後、そのま
ま製品とすることができ、またプレスして薄い圧縮体と
して製品とすることができる。
本発明のビスコーススポンジにおいて、その全補強繊維
の含有量は、10〜50重址%である。また、活性炭素
繊維及び/又は抗菌性繊維含有割合は、全補強繊維に対
して、5〜100重itt%、好ましくは20〜40重
」1重%である。また、その密度は、通常、0.01y
、/ci〜0.8./dの範囲である。
〔発明の効果〕
本発明のビスコーススポンジは、その補強繊卸゛の少な
くとも一部として前記した特定のものを用いたことによ
り、乾燥時及び湿潤時の柔軟性にすぐれるとともに、脱
臭性及び/又は抗菌性においてすぐれたものである。
本発明のビスコーススポンジは、脱臭性や抗菌性の必要
な用途に用いて好適のものであり、例えば、生理用品、
紙おむつ、ペットシート、トイレマット等の吸収性物品
用材料として有利に用いられる。
〔実施例〕 次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例1〜3 セルロース9重量%及びアルカリ5重hk%を含むビス
コースに、全補強繊維をビスコース中のセルロースに対
し30重量%となるように添加混合した後、さらに結晶
芒硝(平均粒径:3mm)をビスコース中のセルロース
と全補強繊維の合計斌に対し、30倍重量になるように
添加混合した。この混合物をブロック状に成形し、95
〜100℃で2時間煮沸処理した後、4%硫酸中に浸漬
してセルロースを再生し、水洗後、105°Cで乾燥し
てビスコーススポンジを得た。
前記補強繊維は、長さH]、Ommのラミー麻と、太さ
=3d、長さ: 10mmの活性炭素繊維(商品名「ク
ラクチイブ」、クラレケミカル(宋製)との混合物であ
り。
活性炭素繊維の全補強繊維に対する割合は表−1に示し
た通りである。
以上のようにして得られたビスコーススポンジの柔軟性
及び脱臭性を、以下のようにして評価した。
(1)柔軟性 再生後、水洗した後の水を含むスポンジを、厚さ10m
m、縦100mm、横100mmの方形体に切断した後
、乾燥して得られたものについて、女性5人による官能
テストを行い、評価した。
O・・・良好    X・・・良くない(2)脱臭性 硫化水素(+1.S)を、初1υ1.f3度Goが11
00ppになるようにデシケータ−に導入し、このデシ
ケータ−中にビスコーススポンジを5g/Qの割合で置
き、24時間後にデシケータ−中の残存硫化水素濃度G
1を測定し、脱臭率Gを次式により求めた。その結果を
去月に示す。
また、比較のために、前記活性炭素の代りに粒状活性炭
(Nf径範囲0.5〜!−0mm)を用いた以外は同様
にして、ビスコーススポンジを製造し、その性能評価を
行った。その結果を表−1に示す。
表−1 8ラミー麻と脱臭成分との合計11(に対する重11(
z前記表−1に示された結果から、本発明の活性炭素繊
維を含むビスコーススポンジは、粒状活性炭を含むもの
に比較して、単位重量当りの脱臭性能にすぐれるととも
にその柔軟性においてもすぐれていることがわかる。
実施例4 実施例1において、補強繊維として、抗菌性金属として
銅を含有する長さ10mmの抗菌性繊維(商品名「リベ
ルテ」、帝人@製)と、実施例1で示したラミー麻との
混合物を用いた以外は同様にしてビスコーススポンジを
製造した。ビスコーススポンジは実施例1のものと同様
に、柔軟性にすぐれていることが確認された。
実施例5 実施例4において、抗菌性繊維の表面にゼラチン被膜を
形成したものを用いた以外は同様にしてビスコーススポ
ンジを製造した。このものは、実施例1のものと同様に
柔軟性にすぐれていることが確認された。
次に、前記実施例4及び5で得たビスコーススポンジに
ついて、その黄色ブドウ状球菌に対する抗菌性能をシェ
ークフラスコ法により試験した。その結果を表−2に示
す。
また、比較のために、抗菌性繊維を用いない以外は同様
にしてビスコーススポンジを製造し、その抗菌性能を評
価した。
なお、表−2において、抗菌性について示した数字は、
iM少率(%)を示し、その値の高いものの方がより強
い抗菌性能を有することを示す。
表−2 実施例6 実施例Iにおいて、補強繊維として、ラミー麻と活性炭
素繊維と実施例5で示した表面にゼラチン被膜を有する
抗菌性繊維とからなる混合物を用いた以外は同様にして
ビスコーススポンジを製造した。
このビスコーススポンジは、柔軟性にすぐれるとともに
、脱臭性及び抗菌性においてすぐれるものであった。
特許出願人 ラ イ オ ン株式会社

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)補強繊維を含むビスコーススポンジにおいて、該
    補強繊維の少なくとも一部に活性炭素繊維を用いること
    を特徴とする脱臭性を有するビスコーススポンジ。
  2. (2)補強繊維を含むビスコーススポンジにおいて、該
    補強繊維の少なくとも一部に抗菌性金属を含有する繊維
    を用いることを特徴とする抗菌性を有するビスコースス
    ポンジ。
  3. (3)補強繊維を含有するビスコーススポンジにおいて
    、該補強繊維の少なくとも一部に活性炭素繊維及び抗菌
    性金属を含有する繊維を用いることを特徴とする脱臭性
    及び抗菌性を有するビスコーススポンジ。
JP30040888A 1988-11-28 1988-11-28 脱臭性及び/又は抗菌性を有するビスコーススポンジ Pending JPH02145630A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5541233A (en) * 1992-12-01 1996-07-30 Minnesota Mining And Manufacturing Company Durable anti-microbial agent

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