JPH02102232A - ビスコーススポンジ及びその製造方法 - Google Patents

ビスコーススポンジ及びその製造方法

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JPH02102232A
JPH02102232A JP63255613A JP25561388A JPH02102232A JP H02102232 A JPH02102232 A JP H02102232A JP 63255613 A JP63255613 A JP 63255613A JP 25561388 A JP25561388 A JP 25561388A JP H02102232 A JPH02102232 A JP H02102232A
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viscose
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内田 彰男
Mitsuo Ito
光雄 伊藤
Minoru Kishi
実 岸
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、補強繊維を含むビスコーススポンジ及びその
製造方法に関するものである。
〔従来技術及びその問題点〕
ビスコーススポンジを製造するために、ビスコースに補
強繊維と結晶芒硝を混合し、このビスコース混合物を成
形し、加熱凝固させた後、酸処理を行い、ビスコースを
セルロースへ再生する方法は知られている。この場合、
補強繊維としては、ラミー麻や、ポリエステル等の繊維
が用いられている。
しかし、このようにして得られる従来のビスコーススポ
ンジは、一般に、乾燥時の柔軟性が劣るとか、乾燥した
時の収縮が大きいといった問題点を有している。ビスコ
ーススポンジの乾燥時の柔軟性を改良するために、ビス
コースに添加する結晶芒晶として粒径の小さいものを用
いることは知られているが、その結果は未だ満足し得る
ものではない。
特公昭47−50867号公報には、ラテックスを配合
したビスコースを用いてビスコーススポンジを製造する
方法が開示されている。この方法で得られるビスコース
スポンジは、乾燥時の柔軟性においてはすぐれたもので
あるが、乾燥による収縮が大きいという問題を有してい
る。
〔発明の課題〕
本発明は、従来技術に見られる前記問題点を解決し、乾
燥時の柔軟性にすぐれ、かつ乾燥による収縮が少ないビ
スコーススポンジ及びその製造方法を提供することをそ
の課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた
結果、補強繊維として、捲縮率が10〜30%の捲縮繊
維又は異形断面を有する繊維を用いることによりその課
題を解決し得ることを見出し、本発明を完成するに到っ
た。
即ち、本発明によれば、第1のビスコーススポンジとし
て、補強繊維を含むビスコーススポンジにおいて、該補
強繊維が捲縮率10〜30ダの捲縮繊維からなり、その
スポンジ中の含有量が10〜50重量%であることを特
徴とするビスコーススポンジが提供され、第2のビスコ
ーススポンジとして、該補強繊維が異形断面を有する繊
維からなり、そのスポンジ中の含有量が10〜50重量
〆であることを特徴とするビスコーススポンジが提供さ
れる。
次に、本発明のビスコーススポンジについてさらに詳述
する。
〔第1のビスコーススポンジ〕 本発明による第1のビスコーススポンジは、補強繊維と
して、捲縮率10〜30%の捲縮繊維を用いるものであ
る。捲縮繊維の種類としては、例えば、レーヨン系、ポ
リプロピレン系、ポリエステル系のもの等を好ましいも
のとして挙げることができ一 る。これらの捲縮繊維は、単独又は混合物の形で用いる
ことができる。また、本発明の目的を特に阻害しない範
囲で、ラミー麻や、綿、パルプ等の非捲縮繊維を併用す
ることも可能である。
本発明で用いる捲縮繊維は、捲縮率10〜30%を有す
るものである。捲縮率が10%より小さいものでは、乾
燥時の柔軟性にすぐれるとともに、乾燥した時の収縮の
小さいビスコーススポンジを得ることが困難になる。ま
た、捲縮率が30%を超えるものは、そめ製造が一般に
困難である。また、その繊維長さは5〜20mnの範囲
にするのが好ましい。それより短かい繊維では、乾燥に
よる収縮の小さなビスコーススポンジを得ることが困難
になり、それより長い繊維では、ビスコーススポンジの
製造に際し、ビスコースへ結晶芒晶とともに混合する時
の分散性に劣るようになり、好ましくない、捲縮繊維の
太さ(直径)は、一般には、0.5〜15d(デニール
)、好ましくは1〜6dである。
本発明において、スポンジ中の捲縮繊維の含有量は、1
0〜50重量%である。それより少なくなると、乾燥時
の柔軟性にすぐれるとともに、乾燥による収縮の小さな
ビスコーススポンジを得ることが困難になり、また、そ
れより多くなると、ビスコーススポンジの製造に際し、
ビスコースへ結晶芒硝とともに混合する時の分散性に劣
るようになり好ましくない。
なお、本発明帯における捲縮率は、JIS L 101
5(7,12,2)に規定されたものを言う。
〔第2のビスコーススポンジ〕 本発明による第2のビスコーススポンジは、補強繊維と
して、異形断面を有する繊維を用いるものである。異形
断面を有する繊維の種類としては、例えば、レーヨン系
、ポリプロピレン系、ポリエステル系のもの等を好まし
いものとして挙げることができる。これらの異形断面を
有する繊維は、単独又は混合物の形で用いることができ
る。また、本発明の目的を特に阻害しない範囲で、ラミ
ー麻や綿、パルプ等の天然繊維を併用することができる
本明細書における異形断面とは、一般の円又は楕円以外
の形状の断面を意味するものであり、3角形や4角形等
の方形状断面や、第1図(、)〜(c)等に示す形状の
もの等が包含される。
本発明では、できるだけ複雑な断面形状の繊維の使用が
好ましい。本発明で用いる好ましい補強繊維は、異形断
面を有するとともに、捲縮率1O−30を有する捲縮繊
維である。このような繊維は、乾燥時の柔軟性及び乾燥
による収縮防止性にすぐれたビスコーススポンジを与え
る。補強繊維の長さは、5〜20m1の範囲にするのが
好ましい。また、その繊維の太さ(直径)は、0.5〜
15d、好ましくは1〜6dである。スポンジ中の補強
繊維の含有量は、20〜70重量2である。
〔ビスコーススポンジの製造〕
本発明のビスコーススポンジは、その製造時に、補強繊
維として前記した特定のものを用いることによって製造
される。即ち、ビスコースに対し、前記した特定の補強
繊維及び結晶芒硝を添加混合し、得られた混合物を所要
形状に成形し、これを加熱凝固させた後、酸性水溶液と
接触させて、セルロースを再生し、次いで、水洗、乾燥
することによって製造される。
ビスコース混合物を凝固させるための加熱温度は、90
〜100℃の温度が一般に採用され、その処理時間は約
2時間程度である。この場合、加熱処理時間を短縮する
ために、ビスコース混合物の加熱処理に際し、あらかじ
め硫酸又は硫酸/硫酸亜鉛処理することもできる。
ビスコースに添加する補強繊維の量は、スポンジ中の含
有量が10〜50重量ごとなるような量である。
即ち、ビスコース中のセルロースと補強繊維との合計量
に対し、10〜50重量%となる量である。また、ビス
コースに添加する結晶芒硝の平均粒径は、般には、1〜
5mmであり、その添加量は、目的とするスポンジの密
度に応じて適宜法める。その添加割合が多ければ、スポ
ンジの密度は低下し、柔軟性は向上するが強度は低下す
る。一方、その添加割合が少なければ、スポンジの密度
は高くなり、強度は大きくなるが、柔軟性が低下する。
一般には、ビスコース中のセルロースと補強繊維との合
計量に対し、20〜80倍重量である。ビスコースに添
加した結晶芒晶は、後続の再生工程や、水洗工程でスポ
ンジから溶出除去される。
本発明のビスコーススポンジを製造する場合、ビスコー
スに対しては、必要に応じ、さらに、着色剤等の他の補
助成分を添加することができる。
〔発明の効果〕
本発明のビスコーススポンジは、その補強繊維として前
記した特定のものを用いることにより、乾燥時の柔軟性
にすぐれるとともに、乾燥した時の収縮の小さいもので
ある。
本発明のビスコーススポンジは、自動車や食器の洗浄具
等として好適のものである。
〔実施例〕
次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例1〜7、比較例1〜6 セルロース9重量%及びアルカリ5重量ダを含むビスコ
ースに、表−1に示した各種の補強繊維(繊維長10 
+m )を表−1に示す割合量で添加混合し、さらに結
晶芒硝(平均粒径3mm)をビスコース中のセルロース
と補強繊維の合計量に対し、30倍重量になるように添
加混合した。この混合物をブロック状に成形し、95〜
100℃で2時間煮沸処理した後、4%硫酸中に浸漬し
てセルロースを再生し、水洗後、乾燥してビスコースス
ポンジを得た。
以上のようにして得たビスコーススポンジの性能評価を
以下のようにして行った。その結果を表−1に示す。
(1)柔軟性 再生後、水洗した後の水を含むスポンジを、厚さ10m
m、縦10100n、横100mmの方形体に切断した
後、乾燥して得られたものについて、女性5人による5
段階法の官能テストを行い、その総合平均により評価し
た。
5・・・非常に良い   4・・・良い   3・・・
普通2・・・良くない    1・・・非常に良くない
(2)収縮率 再生後、水洗した後の水を含むスポンジを厚さLoan
、縦100■、横100+nmの方形体に切断した後、
乾燥して得られたものの体積を測定し、次式で算出した
収縮率=(1−−) X 100(%)A:乾燥後の体
積 B:乾燥前の体積(10X 100 X 100)実施
例8〜1o、比較例7 実施例1において、表−2に示した補強繊維を用いた以
外は同様にしてビスコーススポンジを製造し、その性能
評価を行った。その結果を表−2に示す。
4、
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(d)は、 繊維断面図である。 補強繊維の断面形状例を示す

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)補強繊維を含むビスコーススポンジにおいて、該
    補強繊維が捲縮率10〜30%の捲縮繊維からなり、そ
    のスポンジ中の含有量が10〜50重量%であることを
    特徴とするビスコーススポンジ。
  2. (2)補強繊維を含むビスコーススポンジにおいて、該
    補強繊維が異形断面を有する繊維からなり、そのスポン
    ジ中の含有量が10〜50重量%であることを特徴とす
    るビスコーススポンジ。
  3. (3)補強繊維と結晶芒硝を混合したビスコースを成形
    し、加熱凝固させた後、酸処理を行うビスコーススポン
    ジの製造方法において、該補強繊維として、捲縮率10
    〜30%の捲縮繊維を、ビスコーススポンジ中の含有量
    が10〜50重量%になる割合量で用いることを特徴と
    するビスコーススポンジの製造方法。
  4. (4)補強繊維と結晶芒硝を混合したビスコースを成形
    し、加熱凝固させた後、酸処理を行うビスコーススポン
    ジの製造方法において、該補強繊維として、異形断面を
    有する繊維を、ビスコーススポンジ中の含有量が10〜
    50重量%になる割合量で用いることを特徴とするビス
    コーススポンジの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5815876A (en) * 1995-09-01 1998-10-06 Overseth; Elmo R. Apparatus for cleaning and polishing a surface
US5947807A (en) * 1997-02-28 1999-09-07 Overseth; Elmo R. Apparatus for cleaning and polishing a surface
JP2016044309A (ja) * 2014-08-20 2016-04-04 ダイワボウホールディングス株式会社 セルローススポンジ及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5947807A (en) * 1997-02-28 1999-09-07 Overseth; Elmo R. Apparatus for cleaning and polishing a surface
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