JPH02151422A - 吸油性を有するビスコーススポンジ - Google Patents
吸油性を有するビスコーススポンジInfo
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- JPH02151422A JPH02151422A JP63305288A JP30528888A JPH02151422A JP H02151422 A JPH02151422 A JP H02151422A JP 63305288 A JP63305288 A JP 63305288A JP 30528888 A JP30528888 A JP 30528888A JP H02151422 A JPH02151422 A JP H02151422A
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Landscapes
- Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
本発明は、吸油性を有するビスコーススポンジに関する
ものである。
ものである。
(従来技術及びその問題点〕
ビスコーススポンジを製造するために、ビスコースに補
強繊維と結晶芒硝を混合し、このビスコース混合物を成
形し、加熱凝固させた後、酸処理を行い、ビスコースを
セルロースへ再生する方法は知られている。このように
して得られるビスコーススポンジは、セルロースを主体
とすることから、非常に親水性が高く、その特性を生か
して自動車や食器類等の洗浄具等として多用されている
。
強繊維と結晶芒硝を混合し、このビスコース混合物を成
形し、加熱凝固させた後、酸処理を行い、ビスコースを
セルロースへ再生する方法は知られている。このように
して得られるビスコーススポンジは、セルロースを主体
とすることから、非常に親水性が高く、その特性を生か
して自動車や食器類等の洗浄具等として多用されている
。
ところで、従来のビスコーススポンジにおいては、補強
繊維としては、麻や綿等の繊維が使用されているが、こ
のような補強繊維を含むビスコーススポンジは吸油性の
点では十分なものではなく、油汚れの多い台所用品等の
洗浄用具として用いる場合には、未だ満足すべき性能を
有するものではなかった。
繊維としては、麻や綿等の繊維が使用されているが、こ
のような補強繊維を含むビスコーススポンジは吸油性の
点では十分なものではなく、油汚れの多い台所用品等の
洗浄用具として用いる場合には、未だ満足すべき性能を
有するものではなかった。
本発明は、従来技術に見られる前記問題を解決し、吸油
性にすぐれるビスコーススポンジを提供することをその
課題とする。
性にすぐれるビスコーススポンジを提供することをその
課題とする。
本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた
結果、補強繊維としてカポック繊維をビスコーススポン
ジ中に含有させることにより、その課題を解決し得るこ
とを見出し、本発明を完成するに到った。
結果、補強繊維としてカポック繊維をビスコーススポン
ジ中に含有させることにより、その課題を解決し得るこ
とを見出し、本発明を完成するに到った。
すなわち1本発明によれば、補強繊維を含むビスコース
スポンジにおいて、該補強繊維としてカポック繊維を含
有させたことを特徴とする特許を有するビスコーススポ
ンジが提供される。
スポンジにおいて、該補強繊維としてカポック繊維を含
有させたことを特徴とする特許を有するビスコーススポ
ンジが提供される。
本発明で用いる補強繊維は、カポック繊維からなるもの
である。カポックは、東南アジアや熱帯アフリカに分布
するパンヤ科に属する喬木であり。
である。カポックは、東南アジアや熱帯アフリカに分布
するパンヤ科に属する喬木であり。
カポック繊維はこの喬木の種子の周囲に存在する種毛繊
維である。この方ポック繊維の繊維長は、7.5〜30
mm程度であるが、本発明では、これを5−2゜n+m
の繊維長にカットして使用するのが好ましい。
維である。この方ポック繊維の繊維長は、7.5〜30
mm程度であるが、本発明では、これを5−2゜n+m
の繊維長にカットして使用するのが好ましい。
本発明者らの研究によれば、このカポック繊維を含有さ
せたビスコーススポンジは、そのカポック繊維の作用に
より、吸油性にすぐれたものであるとともに、カポック
繊維が中空構造を有するために、柔軟性においてもすぐ
れたものであることが見出された。
せたビスコーススポンジは、そのカポック繊維の作用に
より、吸油性にすぐれたものであるとともに、カポック
繊維が中空構造を有するために、柔軟性においてもすぐ
れたものであることが見出された。
本発明のビスコーススポンジにおいては、とのカポック
繊維は、セルロース100重量部に対し、20−150
重量%の割合でスポンジ中に含有させる。カポック繊維
の含有量が前記範囲より少なくなると、スポンジの吸油
性は十分なものではなく、一方、前記範囲より多くなる
と、スポンジの柔軟性が損われ、スポンジの特性を示さ
なくなる。
繊維は、セルロース100重量部に対し、20−150
重量%の割合でスポンジ中に含有させる。カポック繊維
の含有量が前記範囲より少なくなると、スポンジの吸油
性は十分なものではなく、一方、前記範囲より多くなる
と、スポンジの柔軟性が損われ、スポンジの特性を示さ
なくなる。
本発明で用いるカポック繊維には、必要に応じ、その目
的が阻害されない範囲で、他の繊維を併用することがで
きる。このような繊維としては1例えば、ラミー麻、綿
、パルプ等の天然繊維の他、各種合成繊維、例えば、レ
ーヨン系、ポリプロピレン系、ポリエステル系のもの等
が挙げられる。
的が阻害されない範囲で、他の繊維を併用することがで
きる。このような繊維としては1例えば、ラミー麻、綿
、パルプ等の天然繊維の他、各種合成繊維、例えば、レ
ーヨン系、ポリプロピレン系、ポリエステル系のもの等
が挙げられる。
乾燥時の柔軟性にすぐれ、乾燥した時の収縮性の小さな
スポンジを得る点からは、捲縮率(JIS L 101
5(7,12,2))が10〜30%の範囲にある合成
繊維や異形断面(円又は楕円以外の形状の断面)を有す
る合成繊維の使用が好ましい、これらの繊維の長さは5
〜20mmの範囲及び繊維の太さは0.5〜15d (
デニール)、好ましくは1〜6dの範囲に規定するのが
好ましい。
スポンジを得る点からは、捲縮率(JIS L 101
5(7,12,2))が10〜30%の範囲にある合成
繊維や異形断面(円又は楕円以外の形状の断面)を有す
る合成繊維の使用が好ましい、これらの繊維の長さは5
〜20mmの範囲及び繊維の太さは0.5〜15d (
デニール)、好ましくは1〜6dの範囲に規定するのが
好ましい。
本発明のビスコーススポンジは、その製造時に、補強繊
維として、前記したカポック繊維を用いることによって
製造される。即ち、ビスコースに対しカポック繊維及び
慣用の結晶芒硝を添加混合し、得られた混合物を所要形
状に成形し、これを加熱凝固させた後、酸性水溶液と接
触させてセルロースを再生し1次いで、水洗、乾燥する
ことによって製造される。
維として、前記したカポック繊維を用いることによって
製造される。即ち、ビスコースに対しカポック繊維及び
慣用の結晶芒硝を添加混合し、得られた混合物を所要形
状に成形し、これを加熱凝固させた後、酸性水溶液と接
触させてセルロースを再生し1次いで、水洗、乾燥する
ことによって製造される。
ビスコース混合物を凝固させるための加熱温度は、90
〜100℃の温度が一般に採用され、その処理時間は約
2時間程度である。この場合、加熱処理時間を短縮する
ために、ビスコース混合物の加熱処理に際し、あらかじ
め硫酸又は硫酸/硫酸亜鉛処理することもできる。
〜100℃の温度が一般に採用され、その処理時間は約
2時間程度である。この場合、加熱処理時間を短縮する
ために、ビスコース混合物の加熱処理に際し、あらかじ
め硫酸又は硫酸/硫酸亜鉛処理することもできる。
ビスコースに対するカポック繊維の配合量は、ビスコー
ス中のセルロースに対し、50〜150重量%である。
ス中のセルロースに対し、50〜150重量%である。
ビスコースに添加する結晶芒硝の平均粒径は。
一般には、1〜5a+mであり、その添加量は、目的と
するスポンジの密度に応じて適宜法める。その添加割合
が多ければ、スポンジの密度は低下し、柔軟性は向上す
るが強度は低下する。一方、その添加割合が少なければ
、スポンジの密度は高くなり。
するスポンジの密度に応じて適宜法める。その添加割合
が多ければ、スポンジの密度は低下し、柔軟性は向上す
るが強度は低下する。一方、その添加割合が少なければ
、スポンジの密度は高くなり。
強度は大きくなるが、柔軟性が低下する。一般には、結
晶芒硝の添加量は、ビスコース1重量部に対し、1−8
重量部の割合である。スポンジの柔軟性は結晶芒硝の粒
径によって大きく変化するので、その粒径はスポンジの
使用目的に応じて適宜決定する。ビスコースに添加した
結晶芒品は、後続の再生工程や、水洗工程でスポンジか
ら溶出除去される。
晶芒硝の添加量は、ビスコース1重量部に対し、1−8
重量部の割合である。スポンジの柔軟性は結晶芒硝の粒
径によって大きく変化するので、その粒径はスポンジの
使用目的に応じて適宜決定する。ビスコースに添加した
結晶芒品は、後続の再生工程や、水洗工程でスポンジか
ら溶出除去される。
本発明のビスコーススポンジを製造する場合、ビスコー
スに対しては、必要に応じ、さらに、着色剤等の他の補
助成分を添加することができる。
スに対しては、必要に応じ、さらに、着色剤等の他の補
助成分を添加することができる。
また、カポック繊維をビスコースに添加混合し。
加熱凝固させる場合、カポック繊維中のクチン質が実質
的に溶解除去しないように可及的短時間で処理するのが
よい、カポック繊維はクチン質とセルロースとの複合体
からなり、クチン質が吸油性物質として作用するが、余
りにも長時間アルカリと接触すると、カポック繊維がら
クチン質が溶出除去されるようになるので好ましくない
。
的に溶解除去しないように可及的短時間で処理するのが
よい、カポック繊維はクチン質とセルロースとの複合体
からなり、クチン質が吸油性物質として作用するが、余
りにも長時間アルカリと接触すると、カポック繊維がら
クチン質が溶出除去されるようになるので好ましくない
。
前記のようにして得られるスポンジは、乾燥後。
そのまま製品とすることができ、またプレスして薄い圧
縮体として製品とすることができる。
縮体として製品とすることができる。
本発明のビスコーススポンジにおいて、その密度は、通
常、 0.01g/cJ〜0.8g/cdの範囲である
。
常、 0.01g/cJ〜0.8g/cdの範囲である
。
0、O1g/cn(より小さくなるとスポンジの強度が
低下し、0.8/crlを超えるようになるとスポンジ
の柔軟性が損われるようになるので好ましくない。
低下し、0.8/crlを超えるようになるとスポンジ
の柔軟性が損われるようになるので好ましくない。
本発明のビスコーススポンジは、補強繊維としてカポッ
ク繊維を含有させたことから、吸油性に著しくすぐれる
とともに、また良好な柔軟性をも有するものである。
ク繊維を含有させたことから、吸油性に著しくすぐれる
とともに、また良好な柔軟性をも有するものである。
本発明のビスコーススポンジは、吸油性の必要な用途に
用いて好適のものであり1例えば、吸油シートとして用
いられる他、油の多い台所用洗浄具、テンプラナベ洗浄
具等として有利に用いられる。
用いて好適のものであり1例えば、吸油シートとして用
いられる他、油の多い台所用洗浄具、テンプラナベ洗浄
具等として有利に用いられる。
次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例1〜3、比較例1〜2
セルロース9重量算及びアルカリ5重址2を含むビスコ
ースに、カポック繊維(長さ10 mm )をビスコー
スに対し、4.7又は10重M%となるように添加し、
結晶芒硝(平均粒径:3m1l)をビスコース中のセル
ロースとカポック繊維の合計量の30倍重量になるよう
に添加混合し、この混合物をブロック状に成形し、95
〜100℃で2時間煮沸処理した後、4%硫酸中に浸漬
してセルロースを再生し、水洗後、乾燥してビスコース
スポンジを得た。
ースに、カポック繊維(長さ10 mm )をビスコー
スに対し、4.7又は10重M%となるように添加し、
結晶芒硝(平均粒径:3m1l)をビスコース中のセル
ロースとカポック繊維の合計量の30倍重量になるよう
に添加混合し、この混合物をブロック状に成形し、95
〜100℃で2時間煮沸処理した後、4%硫酸中に浸漬
してセルロースを再生し、水洗後、乾燥してビスコース
スポンジを得た。
次に、前記のようにして得られたKfiスポンジを厚さ
1011I11(嵩密度0.045g/aJ)のシート
にスライスし、ローラにて圧縮し、密度0.45g/c
dのシートを得た。このシートについて、その吸油性を
以下のようにして評価し、その結果を表−1に示す。
1011I11(嵩密度0.045g/aJ)のシート
にスライスし、ローラにて圧縮し、密度0.45g/c
dのシートを得た。このシートについて、その吸油性を
以下のようにして評価し、その結果を表−1に示す。
(吸油性)
スポンジシートを、サラダ油を入れた容器のサラダ油中
に、8g/−の荷重下で5分間浸漬した後、容器から取
出し、表面に付着する油を十分に除去した後、その重量
を測定して吸油量を求め、その吸油量を、乾燥スポンジ
に対する重量倍率で示した。
に、8g/−の荷重下で5分間浸漬した後、容器から取
出し、表面に付着する油を十分に除去した後、その重量
を測定して吸油量を求め、その吸油量を、乾燥スポンジ
に対する重量倍率で示した。
また、比較のために、補強繊維として綿及び麻の繊維を
用いて同様にしてスポンジを製造し、その吸油量を測定
し、その結果を表−1にあわせて示す。
用いて同様にしてスポンジを製造し、その吸油量を測定
し、その結果を表−1にあわせて示す。
表−1
Claims (1)
- (1)補強繊維を含むビスコーススポンジにおいて、該
補強繊維としてカポック繊維を含有させたことを特徴と
する吸油性を有するビスコーススポンジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63305288A JPH02151422A (ja) | 1988-12-02 | 1988-12-02 | 吸油性を有するビスコーススポンジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63305288A JPH02151422A (ja) | 1988-12-02 | 1988-12-02 | 吸油性を有するビスコーススポンジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02151422A true JPH02151422A (ja) | 1990-06-11 |
Family
ID=17943296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63305288A Pending JPH02151422A (ja) | 1988-12-02 | 1988-12-02 | 吸油性を有するビスコーススポンジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02151422A (ja) |
-
1988
- 1988-12-02 JP JP63305288A patent/JPH02151422A/ja active Pending
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