JPH0214468Y2 - - Google Patents

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JPH0214468Y2
JPH0214468Y2 JP1983097937U JP9793783U JPH0214468Y2 JP H0214468 Y2 JPH0214468 Y2 JP H0214468Y2 JP 1983097937 U JP1983097937 U JP 1983097937U JP 9793783 U JP9793783 U JP 9793783U JP H0214468 Y2 JPH0214468 Y2 JP H0214468Y2
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JP1983097937U
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術の分野) 本考案は、大形の筆記面を有し、この板面に筆
記した文字、図形、記号等を縮小コピーすること
が出来、繰返し利用出来る電子黒板装置に関し、
文字、図形、記号等の読みとりの構造に関するも
のである。
(従来技術) 従来、検討した電子黒板装置を第1図に示す。
1はシート、2は表面カバー、3は印刷装置、4
はスタンド、5は操作部、6はスタツカー、7は
キヤスター、8は受皿であり筆記具を置くもので
ある。9はシヤーシである。第2図は第1図のA
−A断面矢視図であり、10はシート1の背面に
ある板面部、12はミラー、13はレンズ、14
はイメージセンサ、15は回路を収納した基板、
16は光源、17は光線、1−a,1−bはシー
ト1を巻取る主管である。
この基本構造と動作を説明する。円筒状でその
円の中心を軸として回転が可能な主管1−aが板
面部10を左右(図示しないが必要により上下で
もよい。)に挾むように位置している。この主管
1−a,1−bには筆記媒体として繰返し消して
使用出来るシート1が、板面部10上を摺動可能
なようにして、巻かれている。文字、図形、記号
等が筆記されたシート1は一定速度で左の主管1
−aに巻き取られる。この際に光源16に照明さ
れ、シート1に筆記された文字等の情報は光線1
7に従つてミラー12で2回反射されレンズ13
に入射し、イメージセンサ14に結像する。イメ
ージセンサ14は光を電気信号に変換し、回路部
15に送出する。回路部15では所定の方式に従
つて画面データとして処理し、印刷装置3に送出
する。印刷装置3ではこれを受け縮小サイズの記
録媒体に印刷する。
このような構造のため、次のような欠点があつ
た。
(1) シート1上の文字、記号、図形等を板面部1
の表面の延長上で読取るため、ミラー12、光
源16を板面部1の手前に位置するように、そ
れらのスペースを必要となり、表面カバー2の
厚さが目立つ程の大きさになる。
(2) 表面カバー2の面積が大でシート1の筆記可
能部分の面積と比較して大きい。
(3) 外形寸法が大きい。
(4) レンズが拡角となり、コスト高となる。
(5) ロールシートの交換が困難である。
(6) 重量が大である。
(7) 表面カバー2と筆記面との間の距離があるた
め、筆記作業性が悪い。
(考案の目的) 本考案の目的は、前述の欠点を解決するために
あり、筆記面の大きさを本体外形の大きさに近づ
けるようにし、有効面積を最大とする電子黒板装
置の板面構造を提供せんとするものである。
(考案の構成) 本考案は、シート状の筆記媒体と、前記筆記媒
体を供給する装置と、前記筆記媒体を照明する光
源と、前記光源により照明された前記筆記媒体面
からの反射光を所定の経路に設定する光学系と、
前記反射光を電気信号に変換する光電気変換素子
と、前記電気信号を所定の方式に従い印刷装置に
送出する回路と、前記電気信号に基づいて印刷媒
体に印刷する印刷装置により構成される電子黒板
の板面構造において、前記筆記媒体を筆記側より
裏面に折返して一対の巻取り主管の一方から他方
へ巻取る構造とし、前記光源を前記筆記媒体の筆
記面の延長面より折り返し側方向に設け、前記反
射光の反射点を前記筆記媒体の折返し部分又は前
記折返し部分と前記巻取り主管による巻取り位置
との間に設けたものである。
(実施例) 実施例について図面を参照して詳細に説明す
る。
第3図は本考案の第1の実施例を示す外観図で
ある。1は筆記面に露出しているシート、2は表
面カバー、3は印刷装置、4はスタンド、5は操
作部、6はスタツカ、7はキヤスター、8は筆記
具等を置く受皿、9はフレームである。
第4図は、第3図の表面カバー2を外した際の
筆記面を見た正面図である。9−1はフレーム9
の上部に設けられた角穴、10は板面、11は板
面固定ネジである。
第5図は、第3図のXX矢視図である。1−a
はロールシート1の主管、1−a1は主管1−a
の下端に設けたU溝、10−1は板面10の上部
に設けられた釣針状の断面形状を有する引掛用フ
ツクでフレーム9の上部に設けた角穴9−1に挿
入されている。18はギヤ、19は前記ギヤ18
を駆動するモータ、20はネジ、22は主管用ソ
ケツト、23は前記ギヤ18とかみ合うギヤ、 第6図は第3図のYY矢視図である。10−2
は板面10の外表面、10−3は板面10の端
部、12はミラー、13はレンズ、14はイメー
ジセンサ、15は回路部を収納した基板、16は
光源、17は光線である。
第7図は第5図のZZ矢視図である。1はロー
ル状のシート、1−bは主管1−aの中空穴、1
0−4は板面10の背面に突出した形状を有する
突起状ブラケツト、10−4aは前記突起状ブラ
ケツト10−4に設けた穴、21はワツシヤ、2
3−1はギヤ23の軸、24は軸23−1に嵌合
しまた中空穴1−bにも嵌合するソケツト、ソケ
ツト24と軸23−1とはネジ20によつて固定
される。
次に本装置の構造について説明する。第6図に
示すように、板面10の外表面10−2に密接す
るようにシート1が覆われている。板面10の左
右両端10−3は断面が円孤状になつていて、シ
ート1は板面10の背面から右側の端部10−3
で折返し板面10の外表面10−2に密接して左
側の端部で折返えされ板面10の背面に戻り、板
面10の背面部分の所定位置に配置された主管1
−aに巻き取られている。そして、シート1−a
は第5図のように配置されており、その下部は第
7図のような構造である。主管1−aはパイプ状
であり、その中空穴1−bはソケツト24に嵌合
されている。ソケツト24は、ギヤ23と一体化
した軸23−1を嵌合しており、ソケツト24と
ギヤ23とはワツシヤ21を介してブラケツト1
0−4に取り付けられており、主管1−aが穴1
0−4aを回転中心として回転可能としている。
このようにして組立てられた板面10はフツク
10−1により、フレーム9の上部の角穴9−1
に挿入して釣下げ、フレーム9の下部に設けたネ
ジ穴に嵌合するネジ11により係止される。フレ
ーム9に板面10が固定されると、ギヤ23はフ
レーム9の内部にギヤ23とかみ合うギヤ18に
よりモータ19と直結され駆動されることが可能
になる。ギヤ18、モータ19は左右の主管1−
aに対応して、フレーム9の内部に配置され、左
右とも第7図に説明した構造で駆動系を構成して
いる。
次に光学系の構造について説明する。第6図に
示すようにシート1は折返し延長部分を光源16
で照明される。シート1上に記載された文字、記
号、図形等は、反射点1−cからの反射光として
光線17の径路でミラー12により、その径路を
レンズ13の方向に変えられ、イメージセンサ1
4に到達する。
次に本装置の動作を説明する。第6図で左側の
主管1−aがモータ19によりシート1を巻取る
方向に回転を行なうと、右側の主管1−aはその
動作に従い回転する。この場合は右側の主管1−
aに連結するモータも回転し、シート1は右から
左の主管1−aに移動する。ここで板面10の表
面10−2側に位置するシート1に文字、図形、
記号等が筆記されると、板面10の背面の反射点
1−cに来て、反射光17はミラー12で反射さ
れ、光線経路を通り、レンズ13を通過し、イメ
ージセンサ14に結像され、基板15の回路によ
り電気信号を処理され、印刷装置(プリンター)
3により印刷される。
なおこの構成においては、シート1が左右一対
の主管1−aの一方から他方に巻き取られること
によりシート1の新たな筆記画面が供給されるた
め、筆記画面を複数ページ分持つことが可能であ
るとともに、読取り位置即ち反射光17の反射点
1−cの位置がシート1の折り返し部分と主管1
−aによる巻取り位置との間に設けられているた
め、シート1がたるみなく適度の張りを保つた状
態で読取られることとなり、読取りがシート1の
振動や波打ちの影響を受けずに安定して行なわれ
る。
第2の実施例について第8図を用いて説明す
る。第2の実施例ではシート1の折返し部分を読
取り位置として、その反射点1−dからの光線を
板面10の端部10−3の近傍に設けたミラー2
5により反射してミラー12に入射させる構造と
している。
(考案の効果) 本考案は、以上説明したような構成をとつてい
るので、板面の筆記面積を本体外形寸法に比較
し大きく取ることが出来、装置の横幅を小さく
出来る、組立、調整等の作業性を軽減出来る、
装置の信頼性の向上を図ることが出来る等の利
点がある。
また本考案は、読取り動作が安定化し、シート
上の文字、図形等を忠実かつ鮮明に印刷できる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は電子黒板の外観図、第2図は第1図の
AA矢視図、第3図は本考案の電子黒板装置の一
実施例を示す外観図、第4図は第3図の表面カバ
ーを外した筆記面部分の正面図、第5図は第3図
のXX矢視図、第6図は第3図のYY矢視図、第
7図は第5図のZZ矢視図、第8図は第2の実施
例を示す平面図である。 1……シート、3……印刷装置、10……板
面、12……ミラー、13……レンズ、14……
イメージセンサ、17……光源、25……ミラ
ー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シート状の筆記媒体と、前記筆記媒体を供給す
    る装置と、前記筆記媒体を照明する光源と、前記
    光源により照明された前記筆記媒体面からの反射
    光を所定の経路に設定する光学系と、前記反射光
    を電気信号に変換する光電気変換素子と、前記電
    気信号を所定の方式に従い印刷装置に送出する回
    路と、前記電気信号に基づいて印刷媒体に印刷す
    る印刷装置により構成される電子黒板の板面構造
    において、前記筆記媒体を筆記側より裏面に折返
    して一対の巻取り主管の一方から他方へ巻取る構
    造とし、前記光源を前記筆記媒体の筆記面の延長
    面より折り返し側方向に設け、前記反射光の反射
    点を前記筆記媒体の折返し部分又は前記折返し部
    分と前記巻取り主管による巻取り位置との間に設
    けたことを特徴とする電子黒板装置の板面構造。
JP9793783U 1983-06-27 1983-06-27 電子黒板装置の板面構造 Granted JPS605893U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9793783U JPS605893U (ja) 1983-06-27 1983-06-27 電子黒板装置の板面構造

Applications Claiming Priority (1)

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JP9793783U JPS605893U (ja) 1983-06-27 1983-06-27 電子黒板装置の板面構造

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Publication Number Publication Date
JPS605893U JPS605893U (ja) 1985-01-16
JPH0214468Y2 true JPH0214468Y2 (ja) 1990-04-19

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ID=30232747

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JP9793783U Granted JPS605893U (ja) 1983-06-27 1983-06-27 電子黒板装置の板面構造

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59211376A (ja) * 1983-05-16 1984-11-30 Mitsubishi Electric Corp 電子黒板

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59211376A (ja) * 1983-05-16 1984-11-30 Mitsubishi Electric Corp 電子黒板

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Publication number Publication date
JPS605893U (ja) 1985-01-16

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