JPH02142729A - 吸入用医薬組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は医薬組成物、特に吸入用のエーロゾル製剤に関
する。

多くの薬物、特に気道疾患の治療用の薬物は吸入により
投与される。この径路により投与するには、粉末状の吸
入用薬物を通常加圧エーロゾルとして製剤化する。９−
エチル−６，９−ジヒドロ−４，６−ジオキソ−１０−
プロピル−４Ｈピラノ（３，２−ｇ）キノリン−２，８
−ジカルボン酸のジナトリウム塩であるネドクロミルナ
トリウム（ｎｅｄｏｃｒｏｍｉｌ　ｓｏｄｉｕｍ）は吸
入により投与した場合にとりわけ可逆的閉塞性気道疾患
の治療に有効であることが知られている。事実、ネドク
ロミルナトリウムの加圧エーロゾル製剤は例えば英国特
許出願第２，１５７，２９１Ａ号から知られている。し
かしながらある種の患者はこの薬剤から予期される治療
利益を充分には受容するわけではないことが判明してい
る。

このたび、ネドクロミルナトリウムの加圧エーロゾル製
剤に香味剤および／または甘味剤を混入すると前記の問
題が減少するかまたは実質上克服されることが見出され
た。

従って本発明によれは、９−エチル−６，９ジヒドロ−
４，６−ジオキソ−１０−プロピル−４Ｈピラノ（３，
２−ｇ）キノリン−２，８−ジカルボン酸またはその医
薬上受容されうる塩、加圧または液化ガス噴射剤、およ
び香味剤および／または甘味剤を含有する医薬組成物が
提供される。

本発明による組成物は可逆的閉塞性気道疾患の治療に有
用であり、またこのものは患者の応諾が改善されてその
薬剤がより規則的に使用されることになり同時にそれに
付随して患者への治療利益が改善されるという点で有利
である。

これらの効果は持続期間、重さおよび可逆性の点で一般
に進行した段階に到達していない中年および比較的若年
の患者の場合に特に重要である。

本組成物はその「分散」が改良されている、すなわち肺
の奥深くに浸透するに充分に微細な薬剤粒子の割合を比
較的高くできる点でも好都合である。さらに、本発明の
組成物を含有するエーロゾル分配器は知られた活性成分
製剤の容器よりもより閉塞する可能性が低い。バルブ作
用も香味剤および／または甘味剤の存在により改良でき
、そのことが例えば漏出低下および／または薬量の均一
性増強をもたらしうる。

９−エチル−６，９−ジヒドロ−４，６−ジオキソ−１
０−プロピル−４Ｈ−ピラノ（３，２−ｇ）キノリン−
２，８−ジカルボン酸の医薬上受容されうる塩にはアル
カリ金属塩およびアルカリ土類金属塩が包含される。−
船名ネドクロミルナトリウムで知られるジナトリウム塩
が特に好ましい。

種々の香味剤および甘味剤が本発明による組成物に使用
できる。例えば、適当な香味剤にはペパーミント油およ
びメントールが包含される。

商品名プントミント（Ｄｅｎｔｏｍｉｎｔ）により知ら
れメントールおよびペパーミント油の両方を含有する専
売製品も使用できる。適当な甘味剤には砂糖、アスパル
テーム、サイクラメートおよび好ましくはサッカリン、
またはその塩例えばサッカリンナトリウムが包含される
。

組成物が香味剤および甘味剤の両方を包含するのが好ま
しい。

活性成分が質量中央径０．０１〜ｌＯミクロンを有する
のが好ましく、１〜５ミクロンを有するのがより好まし
い。組成物は０．０５〜１５、好ましくは０．１−１０
、そして最も好ましくは０．５〜５％ｗ／ｗの活性成分
を含有するのが好ましい。

香味剤および甘味剤が固形である場合はそれらは質量中
央径０．０１〜ｌＯミクロンを有するのが好ましい。組
成物は好ましくは５％ｗ／ｗまで、より好ましくは２％
ｖ／ｗまでの香味剤および甘味剤を含有する。

加圧または液化ガス噴射剤は加圧エーロゾルに慣用的に
使用される任意の噴射剤であることができる。例えば、
噴射剤はプロペラント（Ｐｒｏｐｅｌ　１ａｎｔ）ｌｌ
、プロペラント１２およびプロペラント１１４として知
られているようなりロロフルオロカーボンまたはそれら
の２種もしくはそれ以上の混合物であることができる。

その場合、噴射剤がプロペラント１２およびプロペラン
ト１１４の混合物であるのが好ましい。特にプロペラン
ト１２対プロペラント１１４の比が約１＝１〜約　２：
１１とりわけ約１．５：ｌであるのが好ましい、すなわ
ちプロペラント１１４よりプロペラント１２が過剰であ
るのが好ましい。

あるいはまた、噴射剤はハイドロフルオロカーボン例え
ばＨＦＣ１３４ａとして知られているものであることも
できる。使用できるその他の噴射剤をあげれば、圧縮ガ
ス、例えば窒素およびブタンのような炭化水素である。

組成物はまた界面活性剤をも含有できる。この界面活性
剤は固形またはより好ましくは液体であることができる
。界面活性剤は非イオン系であるのが好ましい。非イオ
ン系の液体界面活性剤ではソルビタンのオレエートをあ
げることができる。界面活性剤がソルビタントリオレエ
トであるのが特に好ましい。

本発明による組成物は好ましくは１．０％ｗ／ｗ未満、
より好ましくは０．５％ｗ／ｗ未満そして最も好ましく
は０．２％ｗ／ｖｒ未満しか水を含有しないのが好まし
い。

本発明による組成物は常法により製造できる。

一般に、必要とされることは成分を混合することである
。噴射剤がプロペラント１２およびプロペラント１１４
の混合物である場合、組成物は好ましくは固形成分を圧
力容器中で混合し、その容器を排気しそして噴射剤混合
物を導入することにより製造される。

本発明による組成物は慣用の加圧エーロゾルキャニスタ
−１例えばバルブ、好ましくは組成物を正確に分配でき
るための計量バルブを備えたアルミニウムまたはガラス
製キャニスタ−中に包装できる。

本発明を下記実施例により説明するが本発明はそれらに
限定されるものではない。

実施例１ （無水物質として計算） ソルビタントリオレエート メントールＢＰ サッカリンナトリウムＢＰ（超微粉状）噴射剤混合物１
２／ｌ　１４（６０／４０％ｗ／ｗ）０．５ ０．０５ ０．０３３ ９７．９７５ 方　　法 ソルビタントリオレエート、メントール、サッカリンナ
トリウム（乾燥および超微粉化）およびネドクロミルナ
トリウム（超微粉化）を清潔な乾燥回分処理容器に秤り
入れる。この回分処理容器を密封し、排気し、濾過し、
そして噴射剤混合物を必要な重量となるまで導入する。

この混合物を撹拌して１００μａ計量バルブを備えたア
ルミニウムエーロゾルカンに充填する。

実施例２ （無水物質として計算） ソルビタントリオレエート デントミント サッカリンナトリウムＢＰ（超微粉状）プロペラント混
合物１２／１１４ （６０／４０％ｗ／ｗ） ０．５ ０．５７７ ０．０７２ ９７．４０９ 一 方　　法 実施例１記載の方法により製造。

実施例３ （無水物質として計算） ソルビタントリオレエート デントミント サッカリンナトリウムＢＰ（超微粉状）プロペラント混
合物１２／１１４ （６０／４０％ｗ／ｖ） 方　　法 実施例１記載の方法により製造。

０．５ ０．２８８ ０．０３６ ９７．７３４

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）９−エチル−６，９−ジヒドロ−４，６−ジオキソ
   −１０−プロピル−４Ｈ−ピラノ〔３，２−ｇ〕キノリ
   ン−２，８−ジカルボン酸またはその医薬上受容されう
   る塩、加圧または液化ガス噴射剤、および香味剤および
   ／または甘味剤を含有する医薬組成物。 ２）活性成分がネドクロミルナトリウムである請求項１
   記載の組成物。 ３）メントールおよび／またはペパーミント油を含有す
   る請求項１または２記載の組成物。 ４）砂糖、アスパルテーム、サイクラメートおよびサッ
   カリンからなる群から選択される甘味剤またはそれらの
   塩を含有する前出の請求項のいずれかに記載の組成物。 ５）前出の請求項のいずれかに記載の組成物を含有し、
   分配用計量バルブを備えた加圧エーロゾルキヤニスター
   。