JPH02142694A - フアインセラミックスのレーザ加工法 - Google Patents
フアインセラミックスのレーザ加工法Info
- Publication number
- JPH02142694A JPH02142694A JP63293226A JP29322688A JPH02142694A JP H02142694 A JPH02142694 A JP H02142694A JP 63293226 A JP63293226 A JP 63293226A JP 29322688 A JP29322688 A JP 29322688A JP H02142694 A JPH02142694 A JP H02142694A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceramics
- machining
- laser
- laser beam
- processing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 title claims abstract description 30
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 12
- 238000003754 machining Methods 0.000 title abstract description 14
- 238000003672 processing method Methods 0.000 claims description 4
- 238000002844 melting Methods 0.000 claims description 3
- 230000008018 melting Effects 0.000 claims description 3
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 7
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 abstract description 4
- 238000005452 bending Methods 0.000 abstract description 2
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 abstract description 2
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 abstract description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000008646 thermal stress Effects 0.000 description 4
- XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N Argon Chemical compound [Ar] XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000004814 ceramic processing Methods 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 229910052786 argon Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910010293 ceramic material Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000012768 molten material Substances 0.000 description 1
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 230000002747 voluntary effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Laser Beam Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はレーザによるファインセラミックス(以下、単
にセラミックスと称す)の二次元、もしくは三次元形状
の加工に関するものである。
にセラミックスと称す)の二次元、もしくは三次元形状
の加工に関するものである。
(従来の技術)
セラミックスのレーザ加工では、主に一次元形状の切断
、溝堀や二次元形状の切抜きは可能であるが、一般にク
ラックを生じ易く、強度の低下が著しい。また三次元形
状の加工は特開昭62−3472号公報の記載にあると
おり照射ビームの密度を変化させることにより行なわれ
てきたが、これらの技術ではレーザ本来の特性が同一個
所を固定して照射するほうが効率的であるため、加工が
目的の深さに到達するまでの間レーザビームを固定し連
続して加工点に照射するようにしているので加工部中央
から蒸発部、溶融部、熱影響部となりそれらの間で発生
した熱応力により生じるクランクを免れることはできな
かった。また、レーザ照射部分の溶融物を完全に除去で
きず深さ方向の精度も良くないものであった。
、溝堀や二次元形状の切抜きは可能であるが、一般にク
ラックを生じ易く、強度の低下が著しい。また三次元形
状の加工は特開昭62−3472号公報の記載にあると
おり照射ビームの密度を変化させることにより行なわれ
てきたが、これらの技術ではレーザ本来の特性が同一個
所を固定して照射するほうが効率的であるため、加工が
目的の深さに到達するまでの間レーザビームを固定し連
続して加工点に照射するようにしているので加工部中央
から蒸発部、溶融部、熱影響部となりそれらの間で発生
した熱応力により生じるクランクを免れることはできな
かった。また、レーザ照射部分の溶融物を完全に除去で
きず深さ方向の精度も良くないものであった。
(発明が解決しようとする課題)
本発明においては、前述の従来技術の問題点である、熱
応力によるクランクの発生を押さえ、かつ深さ方向の寸
法精度も向上させることが可能なレーザ加工技術を提供
することを目的としている。
応力によるクランクの発生を押さえ、かつ深さ方向の寸
法精度も向上させることが可能なレーザ加工技術を提供
することを目的としている。
(課題を解決するための手段)
本発明は上記の目的を達成するためになされたものであ
り、その要旨とするところは、レーザを用いて、ファイ
ンセラミックスに二次元形状または三次元形状の加工を
行う方法において、予めレーザビームの照射エネルギー
を設定しておき、そのレーザビームとファインセラミッ
クスを被加工表面と平行に相対移動させ、一次元または
二次元の溝状の溶削を行い、引続き溶削した深さだけビ
ーム照射方向にファインセラミックスを近づけて溶削す
る加工を順次繰返して行うことを特徴とするファインセ
ラミックスのレーザ加工法にある。
り、その要旨とするところは、レーザを用いて、ファイ
ンセラミックスに二次元形状または三次元形状の加工を
行う方法において、予めレーザビームの照射エネルギー
を設定しておき、そのレーザビームとファインセラミッ
クスを被加工表面と平行に相対移動させ、一次元または
二次元の溝状の溶削を行い、引続き溶削した深さだけビ
ーム照射方向にファインセラミックスを近づけて溶削す
る加工を順次繰返して行うことを特徴とするファインセ
ラミックスのレーザ加工法にある。
(作 用)
本発明におけるレーザ加工は、二次元、または三次元加
工を行う際に加工部分の各点での熱応力で発生するクラ
ックを減少させるために、まずレーザビームにより各点
に投入される熱量およびビーム径、ビームの照射時間を
被加工物の実験値より得られたクラックを生じない領域
に設定する。
工を行う際に加工部分の各点での熱応力で発生するクラ
ックを減少させるために、まずレーザビームにより各点
に投入される熱量およびビーム径、ビームの照射時間を
被加工物の実験値より得られたクラックを生じない領域
に設定する。
この熱量、ビーム径、ビームの照射時間は、加工される
セラミックスの種類によって異なるが、例えばアルミナ
セラミックスの場合、熱量は5J、ビーム径は直径0.
3m、ビームの照射時間は120μsec程度が適切で
あり、その時の加工形状は、第4図の穴径d = 0.
2 mm、穴の深さp = 0.1. mmになる。こ
のレーザビームを用いてセラミックス表面に二次元加工
の場合はセラミックスを被加工表面と平行に相対移動さ
せ溝状の溶削を、また三次元加工の場合は同様に薄板状
の加工をおこなう。
セラミックスの種類によって異なるが、例えばアルミナ
セラミックスの場合、熱量は5J、ビーム径は直径0.
3m、ビームの照射時間は120μsec程度が適切で
あり、その時の加工形状は、第4図の穴径d = 0.
2 mm、穴の深さp = 0.1. mmになる。こ
のレーザビームを用いてセラミックス表面に二次元加工
の場合はセラミックスを被加工表面と平行に相対移動さ
せ溝状の溶削を、また三次元加工の場合は同様に薄板状
の加工をおこなう。
三次元加工の際のテーブルの移動の軌跡例を第5図に挙
げておく。その後深さが不充分な部分については、加工
テーブルを溶削した深さだけビーム照射方向に移動しビ
ーム特性を補正した後再び前述の加工を繰返す。この結
果、加工される各点は深さ方向に数回に分けて加工され
ることになり、−度に加工を行う従来法に比べて加工中
に冷却時間が有るため熱応力の集中が起こりにくくクラ
ンクも発生しにくい。また、−回での加工の深さが従来
法に比べ浅いため加工に伴う再付着物の除去も簡単にな
り、この結果深さ方向の溶削精度も向上する。この加工
の水平方向より見た概念図を第2図に示す。
げておく。その後深さが不充分な部分については、加工
テーブルを溶削した深さだけビーム照射方向に移動しビ
ーム特性を補正した後再び前述の加工を繰返す。この結
果、加工される各点は深さ方向に数回に分けて加工され
ることになり、−度に加工を行う従来法に比べて加工中
に冷却時間が有るため熱応力の集中が起こりにくくクラ
ンクも発生しにくい。また、−回での加工の深さが従来
法に比べ浅いため加工に伴う再付着物の除去も簡単にな
り、この結果深さ方向の溶削精度も向上する。この加工
の水平方向より見た概念図を第2図に示す。
(実施例)
アルミナセラミックス(たてiomm、横10皿、厚さ
5mm)を、第3図の様に、縦5mm、横5mm。
5mm)を、第3図の様に、縦5mm、横5mm。
深さ0.50mmにくりぬいた。使用したレーザは、ア
レキサンドライトレーザで、装置の概略は、第1図に示
す通りである。レーザ本体1から水平方向に発したレー
ザビーム2はベンディングミラー3でその方向を垂直に
変え、レンズ4を介して、χ−Y−Zテーブル8の上に
設置された被加工物10(アルミナセラミックス)の表
面に集光照射され、セラミックスが加工される。なおサ
イドノズル7はセラミックス加工の際蒸発の促進、溶融
物の除去のためAr等のガスを加工点に吹き付けるため
のものである。レーザの加工条件は、パルスモード、1
パルス当たりのエネルギー5J、1秒当たりのパルス数
は2発、集光レンズの焦点距離は50mm、テーブルの
移動速度は0.24m/secである。なおこれらの条
件設定のため予備実験として次の2つの実験を行った。
レキサンドライトレーザで、装置の概略は、第1図に示
す通りである。レーザ本体1から水平方向に発したレー
ザビーム2はベンディングミラー3でその方向を垂直に
変え、レンズ4を介して、χ−Y−Zテーブル8の上に
設置された被加工物10(アルミナセラミックス)の表
面に集光照射され、セラミックスが加工される。なおサ
イドノズル7はセラミックス加工の際蒸発の促進、溶融
物の除去のためAr等のガスを加工点に吹き付けるため
のものである。レーザの加工条件は、パルスモード、1
パルス当たりのエネルギー5J、1秒当たりのパルス数
は2発、集光レンズの焦点距離は50mm、テーブルの
移動速度は0.24m/secである。なおこれらの条
件設定のため予備実験として次の2つの実験を行った。
まず予備加工1として同種のアルミナセラミックス材を
レーザの集光点に置き、上記のパルス1発による加工を
行った。この結果は第4図に示されるとおり穴径do、
2mm、穴の深さpO,l mmでクラックのない穴が
得られることが解った。次に予備加工2として上記のパ
ルス条件で、テーブルをビームの照射方向と垂直な方向
に移動させ溝加工を行う。この速度をかえて溝底部の凹
凸がより少なくかつクランクの発生しない条件を選ぶ。
レーザの集光点に置き、上記のパルス1発による加工を
行った。この結果は第4図に示されるとおり穴径do、
2mm、穴の深さpO,l mmでクラックのない穴が
得られることが解った。次に予備加工2として上記のパ
ルス条件で、テーブルをビームの照射方向と垂直な方向
に移動させ溝加工を行う。この速度をかえて溝底部の凹
凸がより少なくかつクランクの発生しない条件を選ぶ。
この場合は0.24m/secとなった。
これらの予備実験より上記の三次元加工を行った。テー
ブルの移動方法は、第5図に示す軌跡(1= 5 mm
、 h = 0.12mm)である。この時セラミック
スの加工面には深さ0.10nunの薄板状の加工が行
われた。次に、アルミナセラミ・ンクスを集光レンズ方
向に0.10mm近づけて、前記と同様の加工を繰返し
た。
ブルの移動方法は、第5図に示す軌跡(1= 5 mm
、 h = 0.12mm)である。この時セラミック
スの加工面には深さ0.10nunの薄板状の加工が行
われた。次に、アルミナセラミ・ンクスを集光レンズ方
向に0.10mm近づけて、前記と同様の加工を繰返し
た。
5回の繰返しによる加工の結果第3図に示すように、縦
5mm、横5mm、深さ0.50mmにくりぬく加工が
完成した。
5mm、横5mm、深さ0.50mmにくりぬく加工が
完成した。
この加工において、蒸発物または溶融物の除去用として
アルゴンガスを、第1図に示すサイドノズル7を用いて
、テーブルの移動方向の斜め上方45度から距離10
mm、毎分401で吹きつけた。
アルゴンガスを、第1図に示すサイドノズル7を用いて
、テーブルの移動方向の斜め上方45度から距離10
mm、毎分401で吹きつけた。
(発明の効果)
以上の様に、この発明によればレーザによるセラミック
ス加工がクラックなしに、高加工精度で行えるようにな
った。
ス加工がクラックなしに、高加工精度で行えるようにな
った。
第1図はレーザ加工装置の概略図、第2図は加工の水平
方向より見た加工法の概念図、第3図は加工完了後の斜
視図、第4図はレーザパルス1発により加工された穴の
概略図、第5図はテーブルの移動軌跡を示す平面図であ
る。 第4図 口= 手続補正書 (自発) 平成 1年5月24日
方向より見た加工法の概念図、第3図は加工完了後の斜
視図、第4図はレーザパルス1発により加工された穴の
概略図、第5図はテーブルの移動軌跡を示す平面図であ
る。 第4図 口= 手続補正書 (自発) 平成 1年5月24日
Claims (1)
- レーザを用いて、ファインセラミックスに二次元形状
または三次元形状の加工を行う方法において、予めレー
ザビームの照射エネルギーを設定しておき、そのレーザ
ビームとファインセラミックスを被加工表面と平行に相
対移動させ、一次元または二次元の溝状の溶削を行い、
引続き溶削した深さだけビーム照射方向にファインセラ
ミックスを近づけて溶削する加工を順次繰返して行うこ
とを特徴とするファインセラミックスのレーザ加工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63293226A JPH02142694A (ja) | 1988-11-19 | 1988-11-19 | フアインセラミックスのレーザ加工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63293226A JPH02142694A (ja) | 1988-11-19 | 1988-11-19 | フアインセラミックスのレーザ加工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02142694A true JPH02142694A (ja) | 1990-05-31 |
Family
ID=17792058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63293226A Pending JPH02142694A (ja) | 1988-11-19 | 1988-11-19 | フアインセラミックスのレーザ加工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02142694A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012192420A (ja) * | 2011-03-15 | 2012-10-11 | Saishin Laser Gijutsu Kenkyu Center:Kk | レーザ加工方法およびレーザ加工装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60231588A (ja) * | 1984-04-27 | 1985-11-18 | Kawamura Kogyo Kk | ニユ−セラミツクのレ−ザ−切削加工法 |
-
1988
- 1988-11-19 JP JP63293226A patent/JPH02142694A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60231588A (ja) * | 1984-04-27 | 1985-11-18 | Kawamura Kogyo Kk | ニユ−セラミツクのレ−ザ−切削加工法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012192420A (ja) * | 2011-03-15 | 2012-10-11 | Saishin Laser Gijutsu Kenkyu Center:Kk | レーザ加工方法およびレーザ加工装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5432285B2 (ja) | 面取りした端部を有する形状にガラスをレーザ加工する方法 | |
US5767479A (en) | Laser beam machining apparatus and corresponding method which employs a laser beam to pretreat and machine a workpiece | |
JP3978066B2 (ja) | レーザ加工装置 | |
JP2000071086A (ja) | レーザ光による形状加工方法及び装置 | |
JP2718795B2 (ja) | レーザビームを用いてワーク表面を微細加工する方法 | |
WO2020239857A1 (en) | Laser hole drilling apparatus and method | |
JP2003517375A (ja) | 工作物の表面から物質を除去するための方法および装置 | |
JPH11267867A (ja) | レーザ加工方法及び装置 | |
JPH06285662A (ja) | レーザ加工装置及びレーザ加工方法 | |
JP2691767B2 (ja) | ファインセラミックス伸線ダイスのレーザ加工法 | |
JP2004035315A5 (ja) | ||
JPH02142694A (ja) | フアインセラミックスのレーザ加工法 | |
JPS6317035B2 (ja) | ||
JPH09192869A (ja) | レーザ加工方法 | |
JPS60216987A (ja) | レ−ザ溶接方法 | |
CN111069786A (zh) | 激光开槽装置及方法 | |
JP2623355B2 (ja) | レーザ加工方法およびレーザ加工装置 | |
JP4186403B2 (ja) | レーザ切断加工方法 | |
US20230249290A1 (en) | Laser deburring and chamfering method and system | |
JPS59206189A (ja) | レ−ザ切断装置 | |
JPS5940552B2 (ja) | レ−ザ加工方法 | |
JPH02133189A (ja) | ビーム加工方法 | |
JPH11216579A (ja) | ガラス基材のレーザ加工方法 | |
JPH07284965A (ja) | レーザマーキング方法 | |
JPH02303696A (ja) | レーザによる加工方法 |