JPH02141509A - 溶融還元製鉄法 - Google Patents
溶融還元製鉄法Info
- Publication number
- JPH02141509A JPH02141509A JP29540588A JP29540588A JPH02141509A JP H02141509 A JPH02141509 A JP H02141509A JP 29540588 A JP29540588 A JP 29540588A JP 29540588 A JP29540588 A JP 29540588A JP H02141509 A JPH02141509 A JP H02141509A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slag
- smelting reduction
- mgo
- carbon
- reaction vessel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 48
- 238000003723 Smelting Methods 0.000 title claims abstract description 28
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 24
- 238000000034 method Methods 0.000 title abstract description 18
- 239000002893 slag Substances 0.000 claims abstract description 59
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims abstract description 30
- UQSXHKLRYXJYBZ-UHFFFAOYSA-N Iron oxide Chemical compound [Fe]=O UQSXHKLRYXJYBZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 23
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 23
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims abstract description 23
- 239000011819 refractory material Substances 0.000 claims abstract description 23
- 238000007664 blowing Methods 0.000 claims abstract description 16
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 14
- 239000003575 carbonaceous material Substances 0.000 claims abstract description 8
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 5
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 claims abstract description 5
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 claims abstract description 5
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 claims description 24
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 17
- 239000002904 solvent Substances 0.000 claims description 11
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 10
- 239000002253 acid Substances 0.000 claims description 4
- 239000012768 molten material Substances 0.000 claims description 4
- 230000003628 erosive effect Effects 0.000 abstract description 15
- 239000002994 raw material Substances 0.000 abstract description 14
- 239000004568 cement Substances 0.000 abstract description 10
- 239000000155 melt Substances 0.000 abstract description 3
- 230000004907 flux Effects 0.000 abstract 3
- 229910052593 corundum Inorganic materials 0.000 abstract 2
- 229910001845 yogo sapphire Inorganic materials 0.000 abstract 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 abstract 1
- 235000013980 iron oxide Nutrition 0.000 description 9
- AZDRQVAHHNSJOQ-UHFFFAOYSA-N alumane Chemical compound [AlH3] AZDRQVAHHNSJOQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 8
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 6
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 6
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 5
- 238000009628 steelmaking Methods 0.000 description 5
- 239000003245 coal Substances 0.000 description 4
- 239000006227 byproduct Substances 0.000 description 3
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 3
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000002378 acidificating effect Effects 0.000 description 2
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- QDOXWKRWXJOMAK-UHFFFAOYSA-N dichromium trioxide Chemical compound O=[Cr]O[Cr]=O QDOXWKRWXJOMAK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000008187 granular material Substances 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000010079 rubber tapping Methods 0.000 description 2
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 2
- 235000019738 Limestone Nutrition 0.000 description 1
- 229910000805 Pig iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052681 coesite Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000571 coke Substances 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 229910052906 cristobalite Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000006477 desulfuration reaction Methods 0.000 description 1
- 230000023556 desulfurization Effects 0.000 description 1
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- VBMVTYDPPZVILR-UHFFFAOYSA-N iron(2+);oxygen(2-) Chemical class [O-2].[Fe+2] VBMVTYDPPZVILR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000006028 limestone Substances 0.000 description 1
- 239000011821 neutral refractory Substances 0.000 description 1
- 239000012254 powdered material Substances 0.000 description 1
- 238000002203 pretreatment Methods 0.000 description 1
- 238000010791 quenching Methods 0.000 description 1
- 230000000171 quenching effect Effects 0.000 description 1
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 description 1
- 235000012239 silicon dioxide Nutrition 0.000 description 1
- 238000004901 spalling Methods 0.000 description 1
- 238000003756 stirring Methods 0.000 description 1
- 229910052682 stishovite Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052905 tridymite Inorganic materials 0.000 description 1
Landscapes
- Manufacture Of Iron (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、鉄浴式溶融還元炉を用いて、酸化鉄を還元し
て溶銑とする、溶融還元製鉄法に関する。
て溶銑とする、溶融還元製鉄法に関する。
[従来の技術]
転炉型反応容器(本明細書では反応容器と略記する)内
の溶銑および溶融スラグよりなる溶融物に、酸化鉄と炭
材と媒溶剤を加え、上吹き吹酸して溶銑を製造する鉄浴
式溶融還元法は、例えば特願昭63−17236号等に
記載されている。この溶融還元製鉄法は、高炉法に比べ
て、粉状原料がそのまま使用できるため、塊状に成形す
る原料予備処理が省略でき、また低品位の炭材も使用で
きる等の利点があるため、その工業化が積極的に進めら
れている。この溶融還元製鉄法では、反応容器内は高温
で且つ多量の溶融スラグを形成し、これを強く攪拌する
が、このため反応容器の内張り耐火物の溶損量が大きい
という問題点があった。
の溶銑および溶融スラグよりなる溶融物に、酸化鉄と炭
材と媒溶剤を加え、上吹き吹酸して溶銑を製造する鉄浴
式溶融還元法は、例えば特願昭63−17236号等に
記載されている。この溶融還元製鉄法は、高炉法に比べ
て、粉状原料がそのまま使用できるため、塊状に成形す
る原料予備処理が省略でき、また低品位の炭材も使用で
きる等の利点があるため、その工業化が積極的に進めら
れている。この溶融還元製鉄法では、反応容器内は高温
で且つ多量の溶融スラグを形成し、これを強く攪拌する
が、このため反応容器の内張り耐火物の溶損量が大きい
という問題点があった。
溶融還元製鉄で反応容器の内張りに使用して、耐溶損性
を改善できる耐火物の報告例はないが、製鋼用転炉と同
様のlIlgo−炭素系あるいはマグクロ系、例えばM
gOニア0%、 Cr2O3:30%の耐火物が通常使
用されている。
を改善できる耐火物の報告例はないが、製鋼用転炉と同
様のlIlgo−炭素系あるいはマグクロ系、例えばM
gOニア0%、 Cr2O3:30%の耐火物が通常使
用されている。
Mg0−炭素系あるいはマグクロ系の耐火物で内張すし
た反応容器では、スラグのMgO濃度を上げると内張り
耐火物の溶損が軽減できる。このスラグのMgO濃度を
上げるためには、MgO系媒溶剤を多量使用することと
なるが、しかしMgO系媒溶剤は高価なためにこの方法
では製造コストが高くなる。
た反応容器では、スラグのMgO濃度を上げると内張り
耐火物の溶損が軽減できる。このスラグのMgO濃度を
上げるためには、MgO系媒溶剤を多量使用することと
なるが、しかしMgO系媒溶剤は高価なためにこの方法
では製造コストが高くなる。
一方溶融還元製鉄法はスラグの発生基が多く、溶鉄1ト
ン当り例えば300kgのスラグが副産物と発生する。
ン当り例えば300kgのスラグが副産物と発生する。
このスラグがセメント原料として使用できると、副産物
が有効利用できて好ましい。しかし従来のMgO濃度の
高いスラグは、MgO濃度が高過ぎるため、セメント原
料用に使用する事は困難で、スラグの利用価値が低かっ
た。
が有効利用できて好ましい。しかし従来のMgO濃度の
高いスラグは、MgO濃度が高過ぎるため、セメント原
料用に使用する事は困難で、スラグの利用価値が低かっ
た。
[発明が解決しようとする課題]
本発明は、高価なMgO系媒溶剤を使用しないで、かつ
反応容器の内張り耐火物の溶損を軽減できる溶融還元製
鉄法であって、更に発生する副産物のスラグをセメント
原料として使用できる利用価値が高いスラグとする、溶
融還元製鉄法を提供するものである。
反応容器の内張り耐火物の溶損を軽減できる溶融還元製
鉄法であって、更に発生する副産物のスラグをセメント
原料として使用できる利用価値が高いスラグとする、溶
融還元製鉄法を提供するものである。
[課題を解決するための手段]
本発明は、酸素上吹き装置を備えた反応容器内の溶銑お
よび溶融スラグよりなる溶融物に、酸化鉄と炭材と媒溶
剤を加えて上吹き吹酸して溶銑を製造する溶融還元法に
関する。
よび溶融スラグよりなる溶融物に、酸化鉄と炭材と媒溶
剤を加えて上吹き吹酸して溶銑を製造する溶融還元法に
関する。
第1図は本発明の装置の例の説明図である。反応容器l
は耐火物で内張すされた転炉状で、溶銑2および溶融ス
ラグ3を内蔵している。4および5は、酸素、攪拌用ガ
ス、粉末原料等を供給する横吹羽口および底吹羽口で、
必要によって設けられる。
は耐火物で内張すされた転炉状で、溶銑2および溶融ス
ラグ3を内蔵している。4および5は、酸素、攪拌用ガ
ス、粉末原料等を供給する横吹羽口および底吹羽口で、
必要によって設けられる。
本明細書で反応容器とは、横吹羽口や底吹羽口を有する
反応容器や有しない反応容器を総称する。
反応容器や有しない反応容器を総称する。
この溶融還元法では溶銑2および溶融スラグ3よりなる
溶融物に、酸化鉄と炭材と媒溶剤を加えて、酸素上吹装
置例えばランス6によって上吹き吹酸して、酸化鉄を鉄
に還元して溶銑量を増加せしめ、所定の溶銑量に達する
と出湯および出滓し、溶銑は別に設けた製鋼炉を用いて
精錬し、スラグは冷却後破砕する。最初の溶銑や溶融ス
ラグは、前回の出湯・出滓に際して、溶鉄や溶融スラグ
の全量は出湯・出滓しないで、一部を反応容器内に残留
せしめることによって得られる。
溶融物に、酸化鉄と炭材と媒溶剤を加えて、酸素上吹装
置例えばランス6によって上吹き吹酸して、酸化鉄を鉄
に還元して溶銑量を増加せしめ、所定の溶銑量に達する
と出湯および出滓し、溶銑は別に設けた製鋼炉を用いて
精錬し、スラグは冷却後破砕する。最初の溶銑や溶融ス
ラグは、前回の出湯・出滓に際して、溶鉄や溶融スラグ
の全量は出湯・出滓しないで、一部を反応容器内に残留
せしめることによって得られる。
この溶融還元製鉄法で、酸化鉄とは予備還元した、ある
いは予備還元していない、粉、粒、塊状の鉄鉱石や他の
酸化鉄で、また炭材とは、粉、粒、塊状の石炭やコーク
スや他の炭素系原料をいうが、反応容器1の上部から全
量を反応容器内の溶融物に加えてもよいし、また粉状物
は底吹き羽口5や横吹き羽口4から併用して吹き込んで
もよい。
いは予備還元していない、粉、粒、塊状の鉄鉱石や他の
酸化鉄で、また炭材とは、粉、粒、塊状の石炭やコーク
スや他の炭素系原料をいうが、反応容器1の上部から全
量を反応容器内の溶融物に加えてもよいし、また粉状物
は底吹き羽口5や横吹き羽口4から併用して吹き込んで
もよい。
本発明では反応容器1の内張りに、アルミナ・炭素系耐
火物を使用する。またこの耐火物中には、金属A Q
、Ca、Si等の第三成分を含有してもよい。
火物を使用する。またこの耐火物中には、金属A Q
、Ca、Si等の第三成分を含有してもよい。
溶融還元製鉄法では、例えば鉄鉱石を石炭と反応させて
、鉄鉱石を還元して溶銑とするが、この際鉄鉱石中の脈
石分や石炭のアッシュ分が溶融スラグとなる。この脈石
分やアッシュ分で形成されるスラグはその組成は主とし
てSiO□とAQ20.で酸性のスラグであり、且つこ
の溶融スラグは、従来の反応容器の内張りに用いられて
いた塩基性のMgO−炭素系あるいはマグクロ系の耐火
物を溶損させ易い。
、鉄鉱石を還元して溶銑とするが、この際鉄鉱石中の脈
石分や石炭のアッシュ分が溶融スラグとなる。この脈石
分やアッシュ分で形成されるスラグはその組成は主とし
てSiO□とAQ20.で酸性のスラグであり、且つこ
の溶融スラグは、従来の反応容器の内張りに用いられて
いた塩基性のMgO−炭素系あるいはマグクロ系の耐火
物を溶損させ易い。
この溶融スラグにMgO系媒溶剤をMgO濃度が10%
以上になるように添加すると、この溶損は軽減できるが
、しかしMgOが10%以上の溶融還元製鉄法のスラグ
は、MgOの含有量が大き過ぎてセメント原料としては
使用できない。
以上になるように添加すると、この溶損は軽減できるが
、しかしMgOが10%以上の溶融還元製鉄法のスラグ
は、MgOの含有量が大き過ぎてセメント原料としては
使用できない。
本発明者等は、この反応容器の内張りにアルミナ・炭素
系耐火物を用いたが、アルミナ・炭素系耐火物は中性の
耐火物であるためMgO−炭素系やマグクロ系の耐火物
に比べて、脈石分やアッシュ分よりなる溶融スラグに溶
損され難く、またMgO系の媒溶材の添加を要しないこ
とを知得した。
系耐火物を用いたが、アルミナ・炭素系耐火物は中性の
耐火物であるためMgO−炭素系やマグクロ系の耐火物
に比べて、脈石分やアッシュ分よりなる溶融スラグに溶
損され難く、またMgO系の媒溶材の添加を要しないこ
とを知得した。
本発明では、これ等の知見に基づき、反応容器の内張り
に、特に溶融スラグによる溶損が大きい部分の内張りに
、アルミナ・炭素系耐火物を使用する。しかし例えば反
応容器の底部や上部は、溶融スラグと接触する機会は少
なく、溶融スラグによる溶損も少ない。従って本発明は
、溶融スラグとの接触する機会が少ないこれ等の部分の
内張り耐火物として、従来のMg0−炭素系やマグクロ
系の耐火物を用いる事を妨げるものではない。
に、特に溶融スラグによる溶損が大きい部分の内張りに
、アルミナ・炭素系耐火物を使用する。しかし例えば反
応容器の底部や上部は、溶融スラグと接触する機会は少
なく、溶融スラグによる溶損も少ない。従って本発明は
、溶融スラグとの接触する機会が少ないこれ等の部分の
内張り耐火物として、従来のMg0−炭素系やマグクロ
系の耐火物を用いる事を妨げるものではない。
本発明では、溶融スラグ中のMgOの濃度を7重量%以
下に制御する。本発明では溶融還元製鉄法で発生したス
ラグをセメント原料に予定している。
下に制御する。本発明では溶融還元製鉄法で発生したス
ラグをセメント原料に予定している。
スラグ中のMgOの含有量が7%以下のスラグは、セメ
ント原料として用いる事ができる。本発明で反応容器の
内張りを全てアルミナ−炭素系耐火物とすると、スラグ
のMgO含有量は容易に7重量%以下となるが、先に述
べた如く溶融スラブと接触する間が長い部分の内張りの
みをアルミナ・炭素系耐火物とする際は、張り分は面積
等を考慮して、スラグ中のMgO含有量が7%以下とな
るようにする。
ント原料として用いる事ができる。本発明で反応容器の
内張りを全てアルミナ−炭素系耐火物とすると、スラグ
のMgO含有量は容易に7重量%以下となるが、先に述
べた如く溶融スラブと接触する間が長い部分の内張りの
みをアルミナ・炭素系耐火物とする際は、張り分は面積
等を考慮して、スラグ中のMgO含有量が7%以下とな
るようにする。
本発明のアルミナ−炭素系耐火物で、ILQ203を7
0重量%以上含有し、炭素を5〜30重量%含有するア
ルミナ・炭素系耐火物は、後で述べる如く、熱衝撃性に
強くかつ溶融スラグによる溶損にも強い。
0重量%以上含有し、炭素を5〜30重量%含有するア
ルミナ・炭素系耐火物は、後で述べる如く、熱衝撃性に
強くかつ溶融スラグによる溶損にも強い。
[作用]
第1表に、各種耐火物の溶融還元炉の反応容器の内張り
使用した際の適性を比較して示した。
使用した際の適性を比較して示した。
溶融スラグは、Al2203:20%、 SiO□:3
0%、 MgO:5%、 CaO: 40%t”’+の
組成で1450℃〜1500℃第 表 第1表で溶損性は操業後、溶損量を実測し、溶損量(m
m)/操業時間(min)で示した。
0%、 MgO:5%、 CaO: 40%t”’+の
組成で1450℃〜1500℃第 表 第1表で溶損性は操業後、溶損量を実測し、溶損量(m
m)/操業時間(min)で示した。
耐スポール性はオフラインで、試験材を5回加熱急冷を
繰り返し、弾性率の低下率(%)で示した。
繰り返し、弾性率の低下率(%)で示した。
第1表に示す如く、本発明のアルミナ−炭素系耐火物を
用いると、比較例よりも大幅に溶損性が改善される。こ
の理由としては、脈石やアッシュの組成が主とし5in
2とAQ203であるため溶融スラグの組成もSiO□
やAQ203を多量含有するが、この溶融スラグは比較
例ではMg0−炭素系やマグクロ系耐火物中のMgOと
結合して、溶融スラグと接触した耐火物の表面を低融点
化させ易いために耐火物を溶損させ易い。しかしこの溶
融スラグはアルミナ−炭素系耐火物と接触しても耐火物
の表面を低融点とさせ難いために、本発明では耐火物の
溶損が少なくなると思考される。
用いると、比較例よりも大幅に溶損性が改善される。こ
の理由としては、脈石やアッシュの組成が主とし5in
2とAQ203であるため溶融スラグの組成もSiO□
やAQ203を多量含有するが、この溶融スラグは比較
例ではMg0−炭素系やマグクロ系耐火物中のMgOと
結合して、溶融スラグと接触した耐火物の表面を低融点
化させ易いために耐火物を溶損させ易い。しかしこの溶
融スラグはアルミナ−炭素系耐火物と接触しても耐火物
の表面を低融点とさせ難いために、本発明では耐火物の
溶損が少なくなると思考される。
尚本発明で、第1表のアルミナ・炭素系Cは、A Q
203を70%以上、炭素を5〜30%の範囲に含有し
、溶損性も耐スポール性もよいが、アルミナ・炭素系A
はAQ20.が70%以下であるため、アルミナ炭素系
Cに比べて溶損量が大きく、又アルミナ炭素系Bは炭素
の含有量が2%で低過ぎるために、アルミナ炭素系Cに
比べて熱衝撃性が不足している。
203を70%以上、炭素を5〜30%の範囲に含有し
、溶損性も耐スポール性もよいが、アルミナ・炭素系A
はAQ20.が70%以下であるため、アルミナ炭素系
Cに比べて溶損量が大きく、又アルミナ炭素系Bは炭素
の含有量が2%で低過ぎるために、アルミナ炭素系Cに
比べて熱衝撃性が不足している。
[実施例]
反応容器の内張り全体を、アルミナ−炭素系の耐火物と
した100トン/チヤージ規模の上底吹転炉に、溶銑3
0トン、溶融スラグ15トン(MgO:5%。
した100トン/チヤージ規模の上底吹転炉に、溶銑3
0トン、溶融スラグ15トン(MgO:5%。
八Q203:14%、 SiO□;35%)を装入した
後、鉄鉱石(MBR)と石炭(オプチマム)と石灰石を
連続投入しながら溶融還元を行った。尚アルミナ・炭素
系の耐火物はAQ203:85%、C:15%のものを
使用した。操業温度は1450℃とし、1時間毎に生成
溶銑と溶融スラグを搬出し、合計10時間の半連続操業
を行って、合計400トンの溶銑を製造した。
後、鉄鉱石(MBR)と石炭(オプチマム)と石灰石を
連続投入しながら溶融還元を行った。尚アルミナ・炭素
系の耐火物はAQ203:85%、C:15%のものを
使用した。操業温度は1450℃とし、1時間毎に生成
溶銑と溶融スラグを搬出し、合計10時間の半連続操業
を行って、合計400トンの溶銑を製造した。
この際の耐火物の溶損量は0.0]、mm/m/下であ
り、従来のMgO−Cの耐火物を使用していた際の溶損
量0.05mm/分に比べて溶損量は少なく、また目地
溶損も認められなかった。
り、従来のMgO−Cの耐火物を使用していた際の溶損
量0.05mm/分に比べて溶損量は少なく、また目地
溶損も認められなかった。
生成スラグの組成は、Cab/5in2= 1.3.
A Q 203: 20%、 MgO: 3%で、セメ
ント原料に適したスラブであった。
A Q 203: 20%、 MgO: 3%で、セメ
ント原料に適したスラブであった。
[発明の効果]
以」二述べた如く、溶融還元製鉄法は、酸化鉄を還元し
て溶銑とするプロセスで多量のSin、 +AQ203
系スラグを発生するプロセスである。従って低温で溶銑
を脱珪や脱りん処理する溶銑予備処理法や、溶銑を酸化
させる製鋼用転炉法とは、そのプロセスや生成するスラ
ブの量やスラグの組成が大幅に異なる。
て溶銑とするプロセスで多量のSin、 +AQ203
系スラグを発生するプロセスである。従って低温で溶銑
を脱珪や脱りん処理する溶銑予備処理法や、溶銑を酸化
させる製鋼用転炉法とは、そのプロセスや生成するスラ
ブの量やスラグの組成が大幅に異なる。
従来の溶融還元炉は製鋼用転炉と同様のMgO系耐(1
,0) 大物で内張すされていた。MgO系耐火物は、脱珪、脱
硫、脱りん等に好都合で製鋼用転炉の内張り材としては
好ましいが、溶融還元炉では多量の酸性のSiO2,^
Q203系スラグが発生するため、MgO系耐火物で内
張すした反応容器では、耐火物の溶損が大きく、媒溶剤
のコストが高く、又生成スラグはMgOの濃度が高いた
めにセメント原料に使用できない等の問題点があった。
,0) 大物で内張すされていた。MgO系耐火物は、脱珪、脱
硫、脱りん等に好都合で製鋼用転炉の内張り材としては
好ましいが、溶融還元炉では多量の酸性のSiO2,^
Q203系スラグが発生するため、MgO系耐火物で内
張すした反応容器では、耐火物の溶損が大きく、媒溶剤
のコストが高く、又生成スラグはMgOの濃度が高いた
めにセメント原料に使用できない等の問題点があった。
本発明によると、高価なMgO系の媒溶剤を使用しない
で、反応容器の耐火物の溶損を軽減して、かつ発生する
スラグをセメン1−原料として使用できる、溶融還元製
鉄法が可能となる。
で、反応容器の耐火物の溶損を軽減して、かつ発生する
スラグをセメン1−原料として使用できる、溶融還元製
鉄法が可能となる。
尚本発明の溶融還元製鉄法で、その目的とする酸化鉄の
還元を、従来の溶融還元製鉄法と同様に高能率に行い得
る事は、いうまでもない。
還元を、従来の溶融還元製鉄法と同様に高能率に行い得
る事は、いうまでもない。
第1図は鉄浴式溶融還元装置の例を示す図である。
1:反応容器、 2:溶銑、 3:溶融スラグ、4:横
吹羽口、 5:底吹羽口、 6:ランス。
吹羽口、 5:底吹羽口、 6:ランス。
Claims (2)
- (1)酸素上吹き装置を備えた反応容器内の溶鉄および
溶融スラグよりなる溶融物に、酸化鉄と炭材と媒溶剤を
加え上吹き吹酸して溶銑を製造する溶融還元に際して、
反応容器の内張りにアルミナ・炭素系耐火物を使用し、
スラグ中のMgO濃度を7重量%以下に制御することを
特徴とする、溶融還元製鉄法。 - (2)アルミナ・炭素系耐火物が、Al_2O_3を7
0重量%以上含有し炭素を5〜30重量%含有する、ア
ルミナ・炭素系耐火物である、請求項(1)に記載の溶
融還元製鉄法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29540588A JP2706112B2 (ja) | 1988-11-22 | 1988-11-22 | 溶融還元製鉄法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29540588A JP2706112B2 (ja) | 1988-11-22 | 1988-11-22 | 溶融還元製鉄法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02141509A true JPH02141509A (ja) | 1990-05-30 |
JP2706112B2 JP2706112B2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=17820183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29540588A Expired - Fee Related JP2706112B2 (ja) | 1988-11-22 | 1988-11-22 | 溶融還元製鉄法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2706112B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101857910A (zh) * | 2010-06-11 | 2010-10-13 | 昆明理工大学 | 一种富氧顶吹熔融还原冶炼高钛铁矿的方法 |
-
1988
- 1988-11-22 JP JP29540588A patent/JP2706112B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101857910A (zh) * | 2010-06-11 | 2010-10-13 | 昆明理工大学 | 一种富氧顶吹熔融还原冶炼高钛铁矿的方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2706112B2 (ja) | 1998-01-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3557910B2 (ja) | 溶銑脱燐方法と低硫・低燐鋼の溶製方法 | |
JP4781813B2 (ja) | 溶鉄の製造方法 | |
JPS6250545B2 (ja) | ||
CN101389771A (zh) | 铁水脱磷方法 | |
JPH02141509A (ja) | 溶融還元製鉄法 | |
JPH01316409A (ja) | スクラップ溶解を伴う溶銑脱燐方法 | |
JP3486886B2 (ja) | 2基以上の転炉を使用する製鋼方法 | |
JP2004011970A (ja) | 溶銑保持容器 | |
JP3106870B2 (ja) | 耐火物の溶損を抑制する製錬法 | |
JP2587286B2 (ja) | 製鋼方法 | |
JPH0377246B2 (ja) | ||
JPH01147011A (ja) | 製鋼法 | |
JPS6247417A (ja) | スクラツプの溶解精錬方法 | |
JPH116006A (ja) | 転炉への副原料投入方法 | |
JP2911633B2 (ja) | 窯炉用耐火物内張 | |
JPH0433844B2 (ja) | ||
JPH0437134B2 (ja) | ||
JP3603969B2 (ja) | クロムおよび/またはニッケルを含有する溶銑の製造方法 | |
JP2002302712A (ja) | 製鋼用転炉の内張り耐火物の保護方法 | |
JPH01312020A (ja) | 溶銑の昇温脱燐法 | |
JP2004307941A (ja) | 転炉型容器を用いた溶銑の脱燐方法 | |
JPH0214404B2 (ja) | ||
JPS59159963A (ja) | 高クロム溶湯の溶製方法 | |
JPH0892627A (ja) | ステンレス鋼の製造方法 | |
JPH02141513A (ja) | 溶融還元製鉄法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |