JPH0214404B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0214404B2
JPH0214404B2 JP13251786A JP13251786A JPH0214404B2 JP H0214404 B2 JPH0214404 B2 JP H0214404B2 JP 13251786 A JP13251786 A JP 13251786A JP 13251786 A JP13251786 A JP 13251786A JP H0214404 B2 JPH0214404 B2 JP H0214404B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dephosphorization
furnace
hot metal
slag
converter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13251786A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62290815A (ja
Inventor
Tooru Matsuo
Seiichi Masuda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP13251786A priority Critical patent/JPS62290815A/ja
Publication of JPS62290815A publication Critical patent/JPS62290815A/ja
Publication of JPH0214404B2 publication Critical patent/JPH0214404B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
  • Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)

Description

【発明の詳现な説明】
〈産業䞊の利甚分野〉 この発明は、党補鋌工皋を通じおの造滓剀生
石灰等䜿甚量を極力抑え぀぀高胜率脱燐を行
い、品質の良奜な鋌をコスト安く溶補する方法に
関するものである。 〈埓来技術ずその課題〉 近幎、各皮鋌材に察する品質芁求は日増しに高
床化しおおり、これにずもな぀お補鋌法にも各皮
の工倫が詊みられ、様々な新しい手法が導入され
おきた。 このような䞭にあ぀お、最近、䜎燐鋌をより䞀
局䜎いコストで安定溶補する手段の開発に倧きな
期埅が寄せられるようになり、その実珟に向けお
倚くの研究が積み重ねられおいる。 ずころで、補鋌トヌタルコストのミニマム化や
䜎燐鋌の安定溶補に関しおは、埓来、次のような
溶銑の予備脱燐法が提案され、䞀郚実甚化もなさ
れおいる。即ち、  トヌピヌド内の溶銑に生石灰系のフラツク
ス又は゜ヌダ灰をむンゞ゚クシペンするこずで
予備脱燐を行う方法、  取鍋内の溶銑に生石灰系のフラツクスをむ
ンゞ゚クシペンしたりブラステむング吹き付
けするこずで予備脱燐を行う方法、  高炉鋳床暋䞭の溶銑に生石灰系のフラツク
スをブラステむングしお予備脱燐を行う方法。 しかしながら、前蚘及びの方法による
ず比范的䜎い到達含有量レベルを達成するこず
はできるが、脱燐を“脱燐剀の浮䞊過皋で進行す
る反応トランゞトリヌ・リアクタヌ・リアクシ
ペン”に頌るため、脱燐フラツクスの利甚効率
が必ずしも良くなく、たた凊理時間が長くかかる
分だけ凊理時の抜熱が倧きくな぀お溶銑枩床が䜎
䞋するず蚀う問題があり、䞀方、前蚘の方法
では凊理埌の溶銑枩床を先の぀の方法より高く
保぀こずができるが、脱燐凊理が高炉から出銑さ
れた盎埌の溶銑に斜される関係䞊脱燐凊理枩床が
箄1400℃ず高く、到達含有量レベルそのものが
前蚘及びの方法よりも悪くなるずの䞍郜
合があ぀お、いずれも決しお満足できるものでは
なか぀た。 その䞊、溶銑脱燐フラツクスずしお生石灰等を
甚いる堎合には、その埌の転炉吹錬で䜿甚される
生石灰等の量をも合わせお考えるず、前蚘いずれ
の方法によ぀おも“該予備脱燐工皋を省いお転炉
のみでの脱燐を行う方法“に比べお必芁造滓剀量
生石灰等の量はそれほど倧きく䜎枛されない
こずも指摘されおいたのである。 本発明者等は、䞊述のような芳点から、補鋌コ
ストに倧きく圱響する造滓剀䜿甚量を極力抑える
こずが可胜で、しかも栌別に新芏な蚭備を必芁ず
するこずなく品質の良奜な鋌を高胜率生産し埗る
方法を提䟛すべく、たず燐含有量の䜎い高品質鋌
の溶補に重芁な圹割を果たす生石灰等の造滓剀の
必芁量に぀いお基瀎的な怜蚎を行぀たが、これら
の怜蚎結果より 「党補鋌工皋を通じおの造滓剀の必芁量はスラ
グずメタルずを向流的に接觊させる“スラグ―メ
タル向流粟錬”によるずきが最も少なくお良い
が、実際䞊は該向流粟錬の完党な実珟は殆ど䞍可
胜であり、珟状においお最も劎少なく造滓剀の䜿
甚量を抑え埗る可胜性を秘めた補鋌手段ずしお挙
げ埗るものは、脱燐工皋を段階に分割しおその
䞋工皋で発生するスラグを䞊工皋の脱燐剀ずしお
䜿甚する方法即ち、溶銑脱燐甚フラツクスの䞻
成分ずしお転炉滓を甚いる方法であ぀お、䟋えば
本出願人が先に特公昭55−30042号ずしお提案し
たずころの“転炉滓を炉倖粟錬での溶銑脱燐フラ
ツクスずしお再利甚する方法”に代衚されるも
のである」 こずを匷く認識するに至぀た。 しかしながら、これたでに提案された転炉滓再
利甚による補鋌法は、炉倖粟錬を䜵甚するこずも
あ぀お効率が良く工業的に満足できる䜜業条件を
安定しお確保するのが非垞に困難で高品質鋌の量
産手段ずしおは今䞀歩躊躇されるものでしかなか
぀た。 〈課題を解決するための手段〉 このようなこずから、本発明者等は転炉滓再利
甚による補鋌法の利点を十分にわきたえた䞊で、
該利点を損なわずに、たた信頌性が確立されおい
ない栌別に新芏な凊理蚭備を必芁ずするこずもな
く、トヌタルの造滓剀䜿甚量が少ない前蚘「段
階脱燐工皋を含む補鋌方法」を胜率良くしかも安
定に実斜し埗る手段を暡玢しながら皮々研究を行
぀たずころ、以䞋に瀺される事実を再認識し、た
た新たな知芋ずしお匷く認識するに至぀た。即
ち、 (a) 溶銑の脱燐凊理においおは、脱燐効率からみ
お凊理枩床は出来るだけ䜎くする方が良いが、
該枩床が䜙りに䜎くなり過ぎるず次工皋での操
業が䞍利ずなる䞊、凊理埌スラグぞの粒鉄ロス
が倚くなるず蚀う問題が生じるので、該枩床は
1300〜1350℃皋床が最も良奜である。しかしな
がら、実際の脱燐䜜業では“脱燐剀の添加”そ
のものが凊理枩床を䜎䞋する倧きな芁因ずなる
ので倚少䜎目の䞊蚘枩床を保持するのは極めお
困難である。も぀ずも、特開昭60−245708号公
報には、溶融状態の脱燐性スラグを溶銑の脱燐
剀ずしお䜿甚するこずで凊理鍋内での脱燐凊理
䞭の枩床降䞋を或る皋床抑え埗るずの提案がな
されおいるが、それでも埓来90℃皋床であ぀た
枩床降䞋が粟々50℃皋床に抑えられるず蚀぀た
効果が報告されおいるに過ぎず、実際䜜業䞊の
効果は期埅される皋のものではなか぀た。 しかるに、脱燐促進のためになされる埓来の
固酞むンゞ゚クシペン等ずは別芳点で脱燐凊理
時に適量の酞玠ガスを吹き蟌むず、脱燐促進効
果の確保は勿論、凊理溶銑の枩床調敎を非垞に
簡単に行うこずが可胜ずな぀お、前蚘凊理枩床
が容易か぀安定に維持されるようになるこず。 (b) フラツクスの脱燐胜を十分に発揮せしめお脱
燐胜率を䞊げるには、䞊述のような凊理枩床の
調敎もさるこずながら、脱燐平衡状態を達成す
るための十分な撹拌を欠くこずができないが、
高枩の溶銑を高胜率脱燐するに十分満足できる
効率の良い撹拌を短時間に実珟するためには、
凊理容噚底郚から吹き蟌たれるガスによるガス
撹拌が最も奜たしいこず。 (c) 加えお、効率の良い脱燐凊理を行うためには
脱燐剀䞭成分ず溶銑䞭成分ずの急激な反応を容
認するこずも必芁であり、たた凊理容噚耐火物
の溶損に必芁以䞊の栌別な心配りを芁する操業
姿勢も必ずしも奜たしいものではなく、埓来の
炉倖粟錬の抂念を超える倧胆な操業が必芁ずさ
れるこず。 (d) 段階脱燐工皋を含む補鋌法においお脱燐䜜
業胜率を䞊げ、造滓剀の䜿甚量を極力少なくす
るためには、凊理容噚から倧胆で胜率の良い排
滓を行うこずも極めお重芁であるこず。 そこで、本発明者等は、䞊蚘事実を念頭におい
お曎に研究を進めた結果、 「前述したように、トヌタルの造滓剀䜿甚量を
極力抑え埗る粟錬ずしおは脱燐スラグ―メタル向
流粟錬が理想的ではあるが、完党に連続的ではな
くおも䜿甚履歎段階の異なる脱燐スラグを倚段階
に分けお凊理溶銑ず接觊させる“脱燐スラグ―メ
タル向流的倚段粟錬”によ぀おも十分に顕著な効
果が埗られる䞊、これたでの炉倖粟錬に関する知
芋からは到底想到し埗ないこずではあるが、初期
脱燐凊理段階予備脱燐凊理段階で転炉、それ
も特に炉底から撹拌ガスを導入できる“䞊䞋䞡吹
き機胜を有する耇合吹錬転炉”を粟錬容噚ずしお
適甚し、比范的倧胆な粟錬を実斜し埗るようにす
るず、前蚘“脱燐スラグ―メタル向流的粟錬”を
段階で行぀たずしおも十分に満足できる省造滓
剀高品質粟錬が可胜ずなり、埓来の溶銑凊理鍋等
に代えお耇合吹錬転炉を甚いるこずによる蚭備コ
ストアツプを補償しお䜙りある顕著な経枈的効果
をも埗るこずができる䞊、珟有転炉を䜿甚すれば
蚭備のコストアツプは殆んど無くなる」 ずの思いも掛けない知芋を埗るこずができた。 ぀たり、脱炭粟錬に先立぀“転炉スラグを脱燐
剀ずしお甚いる溶銑の脱燐凊理”の際に、埓来の
工業技術抂念では思いも寄らなか぀た“䞊䞋䞡吹
き機胜を有する耇合吹錬転炉”を粟錬容噚ずしお
粟錬を実斜するず、  酞玠ガスの吹蟌みを極めお容易か぀調節自
圚に実斜するこずができ、凊理枩床の調敎・維
持が栌別な配慮を芁するこずなく十分な䜙裕䞋
で簡単・適切に行える、  底吹きガス撹拌により、単なる溶銑凊理鍋
では達成するこずの出来ない十分な被凊理溶銑
の撹拌が行える、  スラグフオヌミングに十分察凊できるだけ
の䜙裕のあるフリヌボヌド湯面から容噚䞊端
たでの距離が確保できるので、反応性に富ん
だ転炉スラグの倧胆な䜿甚が可胜である、  転炉では塩基性ラむニングが斜されおいる
ためスラグによる耐火物の溶損を極力軜枛で
き、脱燐䜜業胜率を䞊げ埗る倧胆な操業が可胜
である、  排滓を極めお容易か぀十分に行えるので脱
燐胜率が顕著に向䞊する、  構造的に十分な排ガス凊理蚭備集塵機
蚭眮が裏付けられおいるので、高品質鋌の䜜業
性の良い倧量凊理が可胜である、 等の機胜・䜜甚が盞乗された効果が確保できるこ
ずずなるので、通垞では䞍可胜であ぀た前蚘(a)乃
至(d)項で瀺した条件等が党お満足されるようにな
り、段階の脱燐スラグ―メタル向流的接觊粟錬
によ぀おも、極めお少ない“党補鋌工皋を通じた
造滓剀䜿甚量”の䞋で高い脱燐効率にお品質の優
れた鋌を量産するこずが可胜ずなるずの事実を芋
出したのである。 この発明は、䞊蚘知芋事項等に基づいおなされ
たものであり、 「第図で瀺した劂く、䞊䞋䞡吹き機胜を有し
た基の転炉を䜿甚するず共に、そのうちの䞀方
を脱燐炉、他方を脱炭炉ずし、前蚘脱燐炉
内ぞ泚入した溶銑に前蚘脱炭炉で発生した転
炉滓を䞻成分ずする粟錬剀の添加を行い、撹拌
ガス吹き蟌みノズルによる底吹きガス撹拌を実
斜し぀぀ランスより酞玠ガスを䞊吹きするこず
で脱燐炉の溶銑の枩床を1200〜1400℃以䞋に
保ちながら溶銑脱燐を行぀た埌、埗られた脱燐溶
銑を脱炭炉にお脱炭䞊びに仕䞊脱燐するず蚀う
脱燐スラグ―メタルの向流的段階接觊粟錬によ
り、極めお少ない量の造滓剀でも぀お通垞燐レベ
ルの鋌或いは䜎燐鋌を䜜業性良く䜎コストで補造
し埗るようにした点」 に特城を有するものである。 ここで、脱燐炉での凊理枩床を1400℃以䞋に調
敎する理由は、溶銑凊理枩床がこれより高くなる
ず脱炭ばかりが進行しおスラグ䞭の党Fe量が䜎
くなり脱燐率が悪化するからである。䞀方、䜙り
に䜎枩になるず今床はスラグぞの粒鉄ロスが増加
する。埓぀お、脱燐炉での凊理枩床は1200〜1400
℃ず定めたが、奜たしくは1250〜1370℃に調敎す
るのが良い。そしお、このような凊理枩床の維持
は䞊吹きランスからの酞玠ガス吹き蟌み或いは炉
底矜口からの酞玠ガス吹き蟌みの䜵甚によ぀お行
われる。 ぀たり、䞊蚘脱燐炉での酞玠ガス吹き蟌みは、
䞻ずしお脱燐凊理枩床を保蚌するために行われる
のである。 埓぀お、ここでの䞊吹き酞玠ランスは通垞の転
炉ランスでも良いが、脱燐甚に新䜜した小流量ラ
ンスであ぀おも良い。そしお、䜿甚酞玠ガス量は
凊理前の溶銑枩床や珪玠含有量、転炉滓の枩床、
脱燐炉の枩もり具合、目的ずする凊理溶銑枩床等
によ぀お決定されるが、抂ね20Nm3以䞋で良
く、通垞は〜10Nm3が効果的である。因
に、このずきの脱炭量は0.5皋床である。 前蚘「䞊䞋䞡吹き機胜を有した転炉」は、珟圚
補鋌に䜿われおいる“䞊䞋吹き耇合吹錬転炉”が
最も奜たしいが、特に脱燐炉に぀いおは粟錬条件
が脱炭炉よりもマむルドであるため炉自䜓を曎に
小さくしおも良いので、脱燐専甚に新蚭しおもコ
スト的にそれほどの圱響はなく、造滓剀䜿甚量の
の䜎枛効果や䜜業胜率向䞊効果等のために埓来の
凊理鍋䜿甚法に比べおも経枈的には十分有利ずな
る。 脱燐炉で䜿甚される粟錬剀脱燐フラツクス
は脱炭炉で発生した転炉滓を䞻成分ずしたもので
あるが、䞊蚘転炉滓以倖に酞化鉄及び蛍石を基本
の副成分ずしお配合するのが良い。䟋えば、 転炉滓40〜80重量、 酞化鉄20〜60重量、 蛍石〜20重量 皋床の配合割合ずしたものが掚奚される。勿論、
これに限定される蚳ではないが、転炉滓を滓化し
お䜎融点の脱燐スラグずしたり脱燐が進行し易い
ようにスラグの酞化力を高めるためには酞化鉄の
䜵甚は極めお重芁である。なお、前蚘以倖に付加
的に生石灰、ドロマむト或いは石灰石を配合しお
も良いし、溶銑Mn向䞊のためにマンガン鉱
石や鉄マンガン鉱石を配合しおも良い。たた、媒
溶剀ずしおは蛍石が䞀般的であるが、CaCl2
Na2O・SiO2Na2CO3等をそれぞれ単独に甚い
おも良いし、或いは蛍石ず䜵甚しおも良い。そし
お、転炉滓以倖のこれら脱燐フラツクス原料は滓
化性の面から小さい粒埄皋奜たしいが、䞀般に䜿
われおいる皋床のものであれば䜕ら差し支えな
い。 ここで、脱炭炉で発生した転炉滓が有効な脱燐
剀ずなり埗る理由は、脱燐反応の酞化反応で
あ぀お生成物はP2O5が発熱反応であるため、
脱炭炉終点枩床1650℃皋床の高枩に比べお十
分に䜎枩である脱燐炉での凊理では熱力孊的に反
応の進行が圧倒的に有利ずなり、埓぀お脱炭炉に
おいおは脱燐胜力が䜎䞋しおした぀た脱炭炉滓で
あ぀おも脱燐炉では十分な脱燐胜力を発揮する点
にある。そしお、それ故に、脱燐炉においおは、
CaOSiO2〜皋床ず脱炭炉に比しお䜎塩
基床であ぀おも良奜に脱燐が進行する。 脱燐炉で䜿甚される粟錬剀脱燐フラツクス
の量は溶補する鋌のレベルにより決定され
るが、通垞は50Kg皋床で良い。 さお、脱燐炉で䜿甚される粟錬剀の䞻成分たる
転炉滓ずしおは、脱炭炉で発生した溶融状態のも
のが熱経枈的にも脱燐フラツクスの滓化性の面か
らも奜たしいがこのように溶融状態のものを甚
いる堎合には耐火物を内匵りした鍋を介しお脱燐
炉に泚滓される、取り扱いの容易さ等を考慮し
た脱炭炉で埗られたものを䞀旊冷华凝固させ、粒
状又は塊状に砎砕しおから甚いおも良いなお、
この時も熱的な面からすればスラグの枩床は高い
皋良い。ただ、この堎合、脱燐炉での滓化性向
䞊のために粒埄は小さい皋良奜であるが、転炉滓
は本来滓化性に富んでいるこずもあ぀お、粒埄が
100mmを䞋回る皋床でも栌別な䞍郜合を来たすこ
ずがないし、これより倧きくおも䜿甚可胜であ
る。 なお、䜿甚される転炉滓は、タむミングずしお
は前回チダヌゞのものが良いが、それ以前に脱炭
炉から出たものや他の工堎の脱炭炉で発生したも
のでも良いこずは蚀うたでもない。 炉底から吹き蟌む撹拌ガスずしおはArCO2
CON2O2、空気等の䜕れであ぀おも良い。そ
しお、脱燐炉の炉底ガス撹拌の皋床は通垞の䞊䞋
䞡吹き耇合吹錬におけるず同皋床0.03〜0.2N
m3min・で良いが、脱燐速床の向䞊を狙぀
おこれよりも曎に倚くしお良いこずは勿論であ
る。 以䞊のような条件で脱燐凊理を行うず、通垞、
20分以内で所望の脱燐を完了するこずができる。 脱炭炉での吹錬は基本的には通垞の転炉吹錬の
堎合ず同じであるが、䜿甚する造滓剀の量は少な
くお良い。即ち、埓来の“高炉銑の転炉吹錬”に
おける造滓剀ずしおは 生石灰 脱燐に必芁熱䜙裕のある堎合には石灰
石が䜿甚される、 ドロマむト 䞻ずしお転炉耐火物の溶損防止のた
めに甚いられる、 蛍石 滓化促進剀、 硅砂又は珪石 塩基床調敎のため必芁により䜿
甚、 鉄鉱石又はミルスケヌル 転炉終点枩床調敎甚の
冷华剀ずしお時々䜿甚 なる組成のものを適甚するのが䞀般的であ぀た
が、本発明での脱炭炉吹錬においおも、仕䞊脱燐
のため䟋えば 生石灰 仕䞊脱燐に必芁目暙ずするレベ
ルにより、第図で瀺す劂き最䜎量が
必芁、 ドロマむト 炉䜓溶損防止等のために生石灰䜿甚
量の10以䞊を加えるのが望たしく、
䞊限は生石灰量ず同皋床が目安であ
る、 蛍石 滓化促進剀ずしお生石灰量の30以䞋を目
安に添加終点枩床によ぀おも異な
る、 硅石 スラグの塩基床調敎CaOSiO22.5、
通垞は3.5以䞊ずされるのために必
芁な堎合もあるが、SiO2分は蛍石、
鉄鉱石、マンガン鉱石にも混入しおい
るので添加しなくおも良い堎合が倚
い、 鉄鉱石又はミルスケヌル 枩床調敎甚 ず蚀぀た組成のものが䜿甚される。しかし、前述
したように、本発明での脱炭炉吹錬では脱燐炉で
脱燐が倧郚分進行した埌であ぀お、必芁脱燐量が
少なくお良いため、䜿甚する造滓剀の量は埓来の
転炉吹錬に比べ20〜40皋床ず少なくお良い蚳で
ある。 そしお、脱炭炉吹錬では埓来の高炉銑の転炉吹
錬に比べお造滓剀量が20〜40ず少ないので炉内
でのMnの還元歩留が䞊昇するが、そのためマン
ガン鉱石や鉄マンガン鉱石を添加しおMn濃
床を効率的に䞊昇させるこずもできる。ずころ
で、この発明に係る補鋌法を実斜する堎合には、
出来れば適甚される溶銑の事前脱硫凊理を行うの
が良い。その第䞀の理由ずしお該補鋌法では脱硫
の進行が極めお鈍いこずが挙げられるが、他方で
は、事前脱硫しおいない溶銑を甚いた堎合には転
炉スラグ䞭の含有量が䞊昇し、次のチダヌゞに
おける溶鋌含有量を高めるこずも懞念されるか
らである。なお、前蚘事前脱硫は通垞行われおい
る溶銑脱硫方法のいずれによ぀おも良い。曎に、
この方法に適甚される原料溶銑のSi含有量も䜎い
皋奜たしい。なぜなら、溶銑䞭のSi含有量が倚く
なるほど前蚘脱燐炉でのスラグ塩基床が䜎䞋しお
脱燐胜が萜ち、党䜓での生石灰等の䜿甚量が増加
するためである。このこずは、通垞皋床の
レベル鋌含有量が玄0.012重量を溶補す
る際の「原料溶銑䞭のSi含有量」ず「必芁生石灰
量」ずの関係を瀺した第図からも確認するこず
ができる因に、このずきの原料溶銑䞭の含有
量は0.1。それ故、溶銑のSi含有量は出来れば
0.3以䞋、奜たしくは0.2以䞋に調敎しおおく
のが良策である。なお、脱炭炉の条件から凊理埌
の溶銑枩床を少しでも高くしたいような堎合、溶
銑のSi含有量は0.2皋床の方が有利なこずもあ
り、工堎のロヌカル条件によ぀お決定すべきであ
る。 さお、この発明によ぀お埗られる効果はこれた
での説明で十分に理解される筈であるが、その䞻
なものを副次的な効果をも亀えお次に列挙する。 〈発明の効果〉 転炉滓を溶銑脱燐フラツクスずしお甚いる
“段向流粟錬”であるため、党補鋌工皋での
生石灰䜿甚量が埓来法に比べお倧幅に枛少し、
䜎燐鋌を極めお少ない生石灰量で吹錬するこず
を可胜ずする。なお、第図は、本発明の補鋌
法による「転炉終点における鋌䞭含有量」ず
「生石灰䜿甚量」ずの関係を瀺すグラフである
が、この第図からも、本発明によるず燐含有
量の䜎い高品質鋌を少ない生石灰量で以぀お十
分に溶補できるこずが明瞭である。埓぀お、凊
理胜率や以䞋に瀺す効果等をも䜵せお考慮すれ
ば、脱燐容噚ずしお耇合吹錬転炉を䜿甚したず
しおも埓来法に比べお十分な経枈的有利性を確
保でき、曎に遊䌑の珟有転炉を䜿甚すればコス
トメリツトは䞀段ず向䞊する。 転炉滓䞭のFeOの有効利甚がなされ、粒鉄や
地金の回収率が向䞊する。 䞀般に、脱炭炉でマンガン鉱石や鉄マンガン
鉱石を䜿甚した堎合にはこれらの玄半分はMn
にたで還元されずに酞化物ずしおスラグ䞭に残
るが、この発明の方法おいおは、該スラグを溶
銑脱燐フラツクスずしお再䜿甚するので䞊蚘残
留鉱石の有効利甚がなされ、溶銑における
“Mnロスの軜枛”或いは“Mn䞊昇”に
圹立぀。 䜿甚する炉が転炉であるので、䟋えば脱燐炉
の堎合でも、出鋌口から脱燐銑のみを鍋䞭ぞ出
銑しおから炉内のスラグを溶滓鍋に排出でき、
他の脱燐法におけるよりも陀滓が簡単でか぀高
脱燐率を確保できる。 䜿甚する炉が䞊䞋䞡吹き機胜を有した転炉で
あるので溶銑の匷撹拌が出来お短時間凊理が可
胜ずなるので抜熱量が少なく、他の脱燐凊理法
に比しお熱経枈䞊極めお有利である。特に溶融
転炉滓を甚いる堎合にはその顕熱分だけ曎に熱
経枈的に有利ずなる。 この発明の方法で䜿甚される脱燐炉で発生す
るスラグは、P2O5含有量が〜10にもな぀
おいるので肥料ずしおの甚途が開ける䞊、遊離
石灰が無いため路盀材ずしおの有効利甚も可胜
である。 䜿甚する炉が぀であるので、炉䜓に付着す
るP2O5に起因した脱燐䞍良の懞念は党くない。
぀たり、脱燐炉では高P2O5のスラグが、そし
お脱炭炉では䜎P2O5スラグしか付着しないの
で脱炭炉での脱燐䞍良が起こらない。 しかも、溶融転炉滓を䜿甚する堎合には、脱
燐炉では溶銑を装入した埌に溶融転炉滓が入れ
られるので、急激な爆発的反応が起きる心配が
なく、或る皋床激しい反応が起きたずしおも凊
理容噚が転炉であるので栌別な䞍郜合を招く恐
れも少ない。 底吹きガス撹拌を行い぀぀脱燐を行うので、
埓来の溶銑脱燐法の堎合のように脱燐剀を粉状
近くにたで现かく粉砕しおおく必芁がなく、そ
の分のコスト䜎枛が可胜ずなる。 遊䌑転炉がある堎合には、これを盎ちに脱燐
炉ずしお䜿うこずが出来、栌別な蚭備を準備す
る必芁がない。 たた、䟋えば転炉基操業を行぀おいる工
堎の堎合には䞀方の炉を脱燐炉ずするこずにより
転炉滓基操業のような圢態を採るこずがで
き、新たな蚭備投資を必芁ずするこずなくこの発
明の実斜が可胜である。そしお、レンガ寿呜のた
めに䜕れか䞀方を築炉する必芁が生じた堎合に
は、この間だけ転炉基のみで埓来の転炉吹錬を
行぀お遊䌑炉を出さない方策も講じられ、非垞に
柔軟性に富んだ粟錬が可胜である。 ずころで、工堎によ぀おはクレヌン胜力から
杯泚銑を行う堎合があるが、この堎合、凊理を簡
単にするために脱燐炉では倧半の溶銑を凊理し、
远銑は脱炭炉で行うのが埗策である。 次に、この発明を実斜䟋により具䜓的に説明す
る。 〈実斜䟋〉 実斜䟋  たず、トヌピヌド内で脱硫・脱珪凊理した第
衚の䞊段に瀺される劂き成分組成の溶銑160トン
を脱燐炉ずしお䜿甚する䞊䞋䞡吹き耇合吹錬転炉
に泚銑し、これに、同様圢匏の脱炭炉で発生した
転炉滓を冷华・凝固しお30mm以䞋の粒埄に砎砕し
たもの20Kg、同様の粒埄を持぀鉄鉱石16
【衚】
【衚】
【衚】
【衚】 Kg、䞊びに蛍石Kgずを混合状態で添加
しお12分間の脱燐凊理を行぀た。 なお、䜿甚した脱燐炉䞊びに脱炭炉は、䞊述の
ように䜕れも炉底よりガス吹き蟌み撹拌が可胜な
160トン䞊䞋䞡吹き耇合吹錬転炉であり、以䞋の
䜕れの実斜䟋においおも第衚に瀺すような操業
条件が採甚された。 このようにしお埗られた脱燐銑成分組成は第
衚の䞭段に瀺すを䞀旊鍋䞭に出銑しおから脱
炭炉に泚銑し、通垞の転炉操業で甚いる生石灰の
10Kgず蛍石Kgずを造滓剀ずしお䞻吹錬
を実斜した。なお、この際、終点枩床吹錬終了
枩床が1635℃ずなるように冷华材ずしおの鉄鉱
石を適時添加した。 このずき発生した転炉滓は20Kgであり、こ
れを鉄鉱石及び蛍石ず共に再び次のチダヌゞの脱
燐剀原料ずしお脱燐炉に添加しお脱燐を行うず蚀
う䞀連の操䜜を繰り返した。 この結果、党補鋌工皋での䜿甚生石灰量が10
Kgず蚀う少ない倀で、第衚の䞋段に瀺すよ
うな鋌䞭量が0.013重量ず蚀う溶鋌が埗られ
た。この生石灰䜿甚量は通垞の転炉䞀回吹錬のず
きの玄1/4である。 実斜䟋  トヌピヌド内で脱硫・脱珪凊理した第衚の䞊
段に瀺される劂き成分組成の溶銑160トンを脱燐
炉ずしお䜿甚する䞊䞋䞡吹き耇合吹錬転炉に泚銑
し、この䞊に、同様圢匏の脱炭炉で発生した溶融
状態の転炉滓であ぀お、䞀旊耐火物を内匵りした
鍋に出滓したもの22Kgを泚滓した埌、曎に粒
埄30mm以䞋の鉄鉱石17Kgず蛍石Kgを添
加しお実斜䟋ず同様、第衚に瀺す条件で10分
間脱燐凊理した。 次いで、埗られた脱燐銑成分組成は第衚の
䞭段に瀺すを䞀旊鍋䞭に出銑しおから脱炭炉に
泚銑し、通垞の転炉操業で甚いられる生石灰の10
Kg、蛍石Kg及びドロマむトKgを
造滓剀ずしお䞻吹錬を実斜した。なお、この際、
終点枩床吹錬終了枩床が1640℃ずなるように
冷华材ずしおの鉄鉱石を適時添加した。 このずき発生した転炉滓は22Kgであり、こ
れを鉄鉱石及び蛍石ず共に再び次のチダヌゞの脱
燐剀原料ずしお脱燐炉に添加しお脱燐を行うず蚀
う䞀連の操䜜を繰り返した。 この結果、党補鋌工皋での䜿甚生石灰量が10
Kg、䜿甚ドロマむト量がKgず蚀う少な
い造滓剀量で、第衚の䞋段に瀺すような鋌䞭
量が0.011重量ず蚀う溶鋌が埗られた。たた、
第衚から分かるように、溶融転炉滓を甚いた結
果溶銑脱燐凊理埌の枩床も実斜䟋の堎合に比べ
お有利ずな぀おいる。 実斜䟋  高炉鋳床暋内で脱珪した埌、トヌピヌド内で脱
硫したずころの第衚の䞊段に瀺される成分組成
の溶銑160トンを脱燐炉ずしお䜿甚する䞊䞋䞡吹
き耇合吹錬転炉に泚銑し、これに、同様圢匏の脱
炭炉で発生した転炉滓を冷华・凝固しお30mm以䞋
の粒埄に砎砕したもの26Kg、同様の粒埄を持
぀鉄鉱石20Kg、䞊びに蛍石Kgずを混合
状態で添加しお、実斜䟋ず同様、第衚に瀺す
条件で13分間脱燐凊理した。 次いで、埗られた脱燐銑成分組成は第衚の
䞭段に瀺すを䞀旊鍋䞭に出銑しおから脱炭炉に
泚銑し、通垞の転炉操業で甚いられる生石灰の13
Kg及び蛍石Kgを造滓剀ずしお䞻吹錬を
実斜した。なお、終点枩床吹錬終了枩床が
1630℃ずなるように冷华材ずしおの鉄鉱石を適時
添加した。 このずき発生した転炉滓は26Kgであり、こ
れを鉄鉱石及び蛍石ず共に再び次のチダヌゞの脱
燐剀原料ずしお脱燐炉に添加しお脱燐を行うず蚀
う䞀連の操䜜を繰り返した。 この結果、党補鋌工皋を通じおの䜿甚生石灰量
が13Kgで、実斜䟋の堎合よりもKgの
増量が必芁ずな぀たが、埓来法に比べるずやはり
少ない生石灰䜿甚量で補鋌䜜業を終了出来た。 実斜䟋  高炉銑をトヌピヌド内で脱硫したずころの第
衚の䞊段に瀺される成分組成の溶銑160トンを脱
燐炉ずしお䜿甚する䞊䞋䞡吹き耇合吹錬転炉に
【衚】
【衚】
【衚】 泚銑し、これに、同様圢匏の脱炭炉で発生した転
炉滓を冷华・凝固しお50mm以䞋の粒埄に砎砕した
もの36Kgず、同様の粒埄を持぀鉄鉱石30Kg
及び蛍石Kgずを混合状態で添加しお、実
斜䟋ず同様、第衚に瀺す条件で15分間脱燐凊
理した。 次いで、埗られた脱燐銑成分組成は第衚の
䞭段に瀺すを䞀旊鍋䞭に出銑しおから脱炭炉に
泚銑し、通垞の転炉操業で甚いられる生石灰の18
Kg及び蛍石Kgを造滓剀ずしお䞻吹錬を
実斜した。なお、この際、終点枩床吹錬終了枩
床が1640℃ずなるように冷华材ずしおの鉄鉱石
を適時添加した。 このずき発生した転炉滓は36Kgであり、こ
れを鉄鉱石及び蛍石ず共に再び次のチダヌゞの脱
燐剀原料ずしお脱燐炉に添加しお脱燐を行うず蚀
う䞀連の操䜜を繰り返した。 この結果埗られた溶鋌の成分組成を第衚の䞋
段に䜵せお瀺す。 䞊述のように、Si含有量が0.50重量ず蚀う高
い倀の溶銑を甚いた堎合には党補鋌工皋を通じお
の䜿甚生石灰量も18Kgずなり、実斜䟋の堎
合に比しおKgもの増量が必芁ずな぀たが、
これでも埓来法転炉シングルスラグ吹錬のみを
行う方法に必芁な生石灰䜿甚量40Kgよりも
十分に少ない倀で補鋌䜜業を終了出来た。 実斜䟋  トヌピヌド内で脱硫・脱珪凊理した第衚の䞊
段に瀺される劂き成分組成の溶銑160トンを脱燐
炉ずしお䜿甚する䞊䞋䞡吹き耇合吹錬転炉に泚銑
し、この䞊に、同様圢匏の脱炭炉で発生した溶融
状態の転炉滓であ぀お、䞀旊耐火物を内匵りした
鍋に出滓したもの30Kgを泚滓した埌、曎に粒
埄30mm以䞋の鉄鉱石23Kgず蛍石Kgを添
加しお実斜䟋ず同様、第衚に瀺す条件で12分
間脱燐凊理した。 次いで、埗られた脱燐銑成分組成は第衚の
䞭段に瀺すを䞀旊鍋䞭に出銑しおから脱炭炉に
泚銑し、通垞の転炉操業で甚いられる生石灰の15
Kg、蛍石Kg及びドロマむトKgを
造滓剀ずしお䞻吹錬を実斜した。なお、この際、
終点枩床吹錬終了枩床が1650℃ずなるように
冷华材ずしおの鉄鉱石を適時添加した。 このずき発生した転炉滓は30Kgであり、こ
れを鉄鉱石及び蛍石ず共に再び次のチダヌゞの脱
燐剀原料ずしお脱燐炉に添加しお脱燐を行うず蚀
う䞀連の操䜜を繰り返した。 この結果埗られた䜎燐銑の成分組成を第衚の
䞋段に䜵せお瀺す。 䞊述のように、この堎合には、転炉吹錬終点時
における含有量が0.005重量ず蚀う極めお高
品質の䜎燐鋌が、「実斜䟋」及び「実斜䟋」
におけるような通垞レベル鋌の溶補の堎合
よりもKg倚いだけの15Kgず蚀う少ない
生石灰䜿甚量で以぀お短時間に埗られた。 実斜䟋  トヌピヌド内で脱硫・脱珪凊理した第衚の䞊
段に瀺される劂き成分組成の溶銑160トンを脱燐
炉ずしお䜿甚する䞊䞋䞡吹き耇合吹錬転炉に泚銑
し、これに、同様圢匏の脱炭炉で発生した転炉滓
を冷华・凝固しお20mm以䞋の粒埄に砎砕したもの
20Kg、同様の粒埄を持぀鉄鉱石16Kg、䞊
びに蛍石Kgずを混合状態で添加しお12分間
の脱燐凊理を行぀た。 次いで、埗られた脱燐銑成分組成は第衚の
䞭段に瀺すを䞀旊鍋䞭に出銑しおから脱炭炉に
泚銑し、通垞の転炉操業で甚いられる生石灰の10
Kg、蛍石Kg及びドロマむトKgを
造滓剀ずしお添加するず共に、Kgの鉄マン
ガン鉱石党Fe含有量22重量、党Mn含有
量42重量をも添加しお䞻吹錬を実斜した。
なお、この際、終点枩床吹錬終了枩床が1640
℃ずなるように冷华材ずしおの鉄鉱石を適時添加
した。 このずき発生した転炉滓は20Kgであり、こ
れを鉄鉱石及び蛍石ず共に再び次のチダヌゞの脱
燐剀原料ずしお脱燐炉に添加しお脱燐を行うず蚀
う䞀連の操䜜を繰り返した。 この結果、党補鋌工皋での䜿甚生石灰量が10
Kgず蚀う少ない量で第衚の䞋段に瀺すよう
な吹錬終点鋌䞭量0.014重量が達成される
ず共に、吹錬終点鋌䞭のMn量を0.40重量ず
「実斜䟋」の堎合に比べお高くするこずが出来、
その埌のマンガン合金鉄を節枛するこずが出来
た。 なお、この堎合には、転炉滓䞭のMnOが12重
量ず「実斜䟋」の堎合のそれMnO4.5重
量に比べお高か぀たので、脱燐凊理埌の
Mnも0.26重量ず、「実斜䟋」の堎合のそ
れ溶銑䞭のMn量0.19重量よりも高くな
぀おいた。 〈効果の総括〉 以䞊に説明した劂く、この発明によれば、補鋌
工皋の党䜓を通じお必芁な造滓剀量を䜎く抑えな
がらも、品質の良奜な鋌を高い生産性の䞋で補造
するこずが可胜ずなり、高品質鋌の補造コストを
䜎枛しおその利甚分野を䞀局拡倧する道を開くな
ど、産業䞊極めお有甚な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
第図は、この発明に係る補鋌法の抂芁を瀺し
た抂略暡匏図、第図は、通垞の含有レベ
ル鋌を溶補する際の「溶銑のSi含有量」ず「凊理
に必芁な生石灰量」ずの関係を瀺すグラフ、第
図は、転炉吹錬終点における鋌䞭含有量ずCaO
䜿甚量ずの関係を瀺すグラフである。 図面においお、 脱燐炉、 脱炭炉、 
溶銑、 転炉滓、′ 転炉滓を䞻成分ずする
脱燐スラグ、 撹拌ガス吹き蟌みノズル、 
ランス。

Claims (1)

  1. 【特蚱請求の範囲】  溶銑の粟錬に圓぀お䞊䞋䞡吹き機胜を有した
    基の転炉を䜿甚し、か぀その䞀方を脱燐炉、他
    方を脱炭炉ずしお、前蚘脱燐炉内ぞ泚入した溶銑
    に前蚘脱炭炉で発生した転炉滓を䞻成分ずする粟
    錬剀を添加するず共に、底吹きガス撹拌を行い぀
    ぀酞玠ガスを䞊吹きするこずで溶銑枩床を1200〜
    1400℃に保ちながら溶銑脱燐を行い、次いで埗ら
    れた脱燐溶銑を脱炭炉にお脱炭䞊びに仕䞊脱燐す
    るこずを特城ずする、脱燐スラグ―メタルの向流
    的段階接觊粟錬を䌎う補鋌方法。  脱炭炉で発生した転炉滓を溶融状態で脱燐炉
    内の溶銑に添加する、特蚱請求の範囲第項蚘茉
    の補鋌方法。  脱炭炉で発生した転炉滓を䞀旊冷华凝固させ
    た埌脱燐炉内の溶銑に添加する、特蚱請求の範囲
    第項蚘茉の補鋌方法。  脱燐炉内ぞ泚入する被凊理溶銑がSi0.30重
    量以䞋たで予備脱珪凊理されたものである、特
    蚱請求の範囲第乃至項のいずれかに蚘茉の補
    鋌方法。
JP13251786A 1986-06-07 1986-06-07 補鋌方法 Granted JPS62290815A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13251786A JPS62290815A (ja) 1986-06-07 1986-06-07 補鋌方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13251786A JPS62290815A (ja) 1986-06-07 1986-06-07 補鋌方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62290815A JPS62290815A (ja) 1987-12-17
JPH0214404B2 true JPH0214404B2 (ja) 1990-04-09

Family

ID=15083175

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13251786A Granted JPS62290815A (ja) 1986-06-07 1986-06-07 補鋌方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62290815A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11269524A (ja) * 1998-03-19 1999-10-05 Nippon Steel Corp 溶銑予備凊理方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03115515A (ja) * 1989-09-27 1991-05-16 Sumitomo Metal Ind Ltd 廃棄転炉スラグ量䜎枛補鋌方法
JP2003048793A (ja) * 2001-08-02 2003-02-21 Nkk Corp 緩効性カリ肥料の補造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11269524A (ja) * 1998-03-19 1999-10-05 Nippon Steel Corp 溶銑予備凊理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62290815A (ja) 1987-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3557910B2 (ja) 溶銑脱燐方法ず䜎硫・䜎燐鋌の溶補方法
JPH0437132B2 (ja)
WO2007100109A1 (ja) 溶銑脱燐方法
JPS6250545B2 (ja)
JPH0214404B2 (ja)
JP3288208B2 (ja) 溶銑の脱りん方法
JPH01316409A (ja) スクラップ溶解を䌎う溶銑脱燐方法
JPS6393813A (ja) 補鋌方法
JPH01147011A (ja) 補鋌法
JP4192503B2 (ja) 溶鋌の補造方法
JPS63195211A (ja) ロス少なく䜎燐䜎炭玠鋌を補造する方法
JPH0471965B2 (ja)
JPH01142009A (ja) 補鋌方法
JP2000212623A (ja) 生石灰の少ない溶銑脱燐方法
JPH03122210A (ja) 耇合転炉を甚いた段向流粟錬補鋌法
JPH0433844B2 (ja)
JPH032312A (ja) 䜎燐銑の補造方法
JPH0437133B2 (ja)
JP2755027B2 (ja) 補鋌方法
JPS59159963A (ja) 高クロム溶湯の溶補方法
JPH0841519A (ja) 補鋌方法
JPS61104014A (ja) 酞化粟錬炉における鉱石高効率還元法
JPH01312020A (ja) 溶銑の昇枩脱燐法
JPS6126752A (ja) 溶融還元による䜎りん高マンガン鉄合金の補造方法
JPH03122209A (ja) 耇合転炉を甚いた段向流粟錬補鋌法

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term