JPH02140440A - 断熱エンジン - Google Patents

断熱エンジン

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JPH02140440A
JPH02140440A JP29560888A JP29560888A JPH02140440A JP H02140440 A JPH02140440 A JP H02140440A JP 29560888 A JP29560888 A JP 29560888A JP 29560888 A JP29560888 A JP 29560888A JP H02140440 A JPH02140440 A JP H02140440A
Authority
JP
Japan
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engine
sensor
temperature
detects
oxygen
Prior art date
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Pending
Application number
JP29560888A
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English (en)
Inventor
Hideo Kawamura
英男 河村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
Original Assignee
Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
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Publication date
Application filed by Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd filed Critical Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
Priority to JP29560888A priority Critical patent/JPH02140440A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はディーゼルエンジンの燃焼室にセラミックス素
材を採用した断熱エンジンにて、酸素富化装置により酸
素が富化された吸気により運転する断熱エンジンに関す
る。
(従来の技術) 近年、ディーゼルエンジンのシリンダライナ、シリンダ
ヘッド、ピストンヘッド、ピストンリング、バルブ、吸
・排気口などエンジンの燃焼室の主要部分にセラミック
スなどの断熱素材を用いた断熱エンジンが開発されてい
る。
この種の断熱エンジンでは、シリンダライナやシリンダ
ヘッド、などの冷却を必要としないので、ラジェータ・
システムが不要となって、エンジンの構造が簡単になる
ばかりか、燃料の燃焼熱を放熱しないため、熱エネルギ
ーの損失が少なくて熱効率の良好なエンジンが得られる
一方近年、高分子素材の研究により酸素を透過させて空
気中の酸素の分量を富化させる高分子薄膜が開発され、
一部にはエンジンの吸気用に酸素富化膜により酸素に富
んだ空気を用いる試みもなされている。
(発明が解決しようとする課題) 上述のような断熱構造を用いた圧縮着火式ディーゼルエ
ンジンでは、断熱されて高温度の壁温に触れて断熱圧縮
される空気は、圧縮端にて高温高圧となるので、燃料の
燃焼により窒素酸化物(NOx)の生成や、スー1〜生
成の原因となる虞がある。
また、断熱エンジンに酸素を富化した吸気を用いると、
通常の圧縮比では作動ガス温度が高くなりすぎて、損失
が増大するという欠点が生ずる。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、
その目的は酸素の富化された空気を吸気する断熱エンジ
ンにおいて、NOxやスートの生成を抑えるとともに、
熱効率を向上させようとする断熱エンジンを提供するこ
とにある。
(課題を解決するための手段) 本発明によれば、ディーゼルエンジンの燃焼室の主要部
に耐火性の断熱材を用いた断熱エンジンにおいて、吸気
流路に設けた酸素富化装置と、吸気空気二を$υ御する
空気圧制御弁と、吸気中の酸素量を検出する酸素濃度セ
ンサと、エンジンへの供給燃料流量を検出する負荷セン
サと、シリンダ温度を検出する温度センサと、燃焼ガス
温度を検出する燃焼センサとを設けるとともに、前記負
荷センサと酸素濃度センサからの検出信号に基づき前記
空気圧制御弁に指令してエンジンの圧縮圧力を低く制御
する制御手段を備えた断熱エンジンが提供される。
(作用) 本発明では、エンジンの燃料流量を検出する負荷センサ
と、酸素濃度センサとからの検出信号に基づいて、空気
圧制御弁に指令してエンジンへの吸気量を制御して圧縮
圧力を低めに抑える作用があるとともに、低温の始動時
にはシリンダの温度センサまたは燃焼センサからの検出
信号により空気圧制御弁を制御して圧縮圧力を高めにし
て高温化を促進させる作用がある。
(実施例) つきに本発明の実施例について図面を用いて詳細に説明
する。
第1図は本発明の一実施例を示す構成ブロック図である
同図において、1はエンジンであり、断熱型ディーゼル
エンジンで、シリンダライナ、シリンダヘッド、ピスト
ンヘッド、ピストンリング、バルブ、吸・排気口などの
燃焼室の主要部分に断熱材となるセラミックスを採用し
たものである。
11は負荷センサで、エンジン1に供給される燃料の流
量を検出するもの、12は回転センサで、エンジン1の
回転数を検出するもの、13は温度センサで、第2図に
示すようにエンジン1のシリンダライナ15に取付けら
れてシリンダ温度を検出するもの、14は燃焼センサで
、シリンダヘッド16に取付けられて温度検出部141
を燃焼室内に突出させ、燃料の燃焼温度を検出するもの
で、これらの各種センサの発する検出信号は後述するコ
ントローラに送信される。
なお、燃焼センサ14はその温度検出部141の内部に
は検温線として正の抵抗温度係数を有する例えばタング
ステン線を備え、検温線の外側は熱伝導の良好な耐火性
のセラミックスにより被覆されている。そして、燃焼室
内の温度検出に際しては、第3図に示すように燃焼セン
サ14の検温線をブリッジ回路の一辺として挿入し、ブ
リッジ回路のバランスの計測により、計測された抵抗値
から燃焼室温度を検出するよう構成されている。
第1図に示す2は酸素富化装置で、酸素富化膜21を有
して送風ポンプ3より送気される圧力の高い空気中から
酸素のみを酸素富化膜21により透過させるもので、透
過された酸素に富んだ空気は負圧ポンプ4により吸引さ
れてエンジン1に送気され、燃焼用空気となるものであ
る。また、22は酸素濃度センサで、酸素富化装置2の
富化空気の出力側に設けられ、エンジン1の吸気の酸素
濃度を検出し、検出信号をコントローラ5に送信する。
なお、酸素富化膜21には、例えばジメチルシロキサン
とポリカーボネートとの共重合体からなる0、1μm程
度の薄膜が用いられ、圧力の高い空気中から酸素のみを
透過させる特性があり、通常より酸素濃度の高い空気が
得られるものである。
6は空気圧制御弁で、エンジン1の吸気管17に配置さ
れ、エンジン1の吸入気の酸素濃度に応じて吸入空気量
が制御されるとともに、必要最小限の圧縮比となるよう
空気量が制御されるもので、前述の送風ポンプ3、負圧
ポンプ4などと同様に制御指令はコントローラ5から発
令されるものである。
コントローラ5はマイクロコンピュータ構成のもので、
演算処理を行う中央処理装置、演算処理手順や制御手順
などを格納する各種メモリ、入/出力ボートなどを備え
ており、前記の各種センサからの検出信号が人力される
と、所定の演算処理が行われ、格納された制御手順に基
づいて、送風ポンプ3、負圧ポンプ4、空気圧制御弁6
などに制御指令が発せられる。
なお51はバッテリで、コントローラ5などに電源を供
給するものである。
つぎに、このように構成された本実施例の作動を説明す
る。
エンジン1に燃料を供給して作動させると同時に、送風
ポンプ3、負圧ポンプ4を作動させ、酸素富化装置2に
より酸素成分の多い空気を、エンジン1に吸気させる。
そして、負荷センサ11、酸素濃度センサ21などから
の検出信号により、エンジン1に供給する燃料流量に応
じて、必要な酸素量を有する低い圧力の空気を供給する
ように空気圧制御弁6を制御して吸気を調整し、燃料を
燃焼させエンジン1を運転する。
また、断熱エンジンでは通常の圧縮比で運転すると、燃
焼ガス温度が高くなりすぎて損失が犬となるので、負荷
センサ11からの信号により負荷が小さいときは、吸入
空気量を絞って酸素濃度を増大させ、燃焼速度を向上さ
せ、かつ燃焼センサ14からの検出信号をチエツクして
、NOxの生成しやすい高温度領域に入らぬよう、燃焼
ガス温度を抑制する。
なお、第4図は燃料当量比(燃料濃度)と燃焼温度との
関連と、NOxおよびスート生成域の曲線とを示す曲線
図であり、燃料濃度が犬で燃焼温度が低いとスートが生
成し、また、燃料濃度が小で燃焼温度が高いとNOxが
生成しやすいことを示している。
したがって、本実施例においては、吸入空気の酸素濃度
を高めて圧力の低い状態とし、燃焼温度はNOx生成域
に入らぬよう抑制するものである。
方、低温始動直後では、圧縮圧力上昇による高温度化が
必要なので、シリンダライナに設けた温度センサ13や
、燃焼温度を検出する燃焼センサ14からの検出信号に
より、空気圧制御弁6により吸入空気圧を上昇させるよ
う制御することになる。
第5図は本実施例の処理の一例を示す処理フロー図であ
り、つぎにその処理について説明する。
ステップ1.2にて負荷センサ11.回転センサ12か
らの検出信号によりエンジン1の負荷および回転数を検
出し、これらの値に基づいてエンジン1の必要な酸素量
に対応する負圧ポンプ4と送風ポンプ3との出力の演算
を行う。
ステップ4では演算結果に対応する負荷Laと現負荷り
どの比較を行い、L>Laの場合はステップ5.6に進
んで負圧ポンプ4と送風ポンプ3とを作動させて酸素富
化作動を促進させる。
ステップ7ではシリンダに設けた温度センサ13からの
信号によりシリンダ壁温度Tをチエツクし、所定温度T
Wより大きい場合はステップ8にて空気圧制御弁6を絞
った後、ステップ9にて燃焼センサ14からの燃焼温度
T。をチエツクする。
そして、設定した温度値TGNとT(lとを比較してT
。>TGHの場合はステップ10に進んで負圧ポンプ4
、送風ポンプ3を少々増力して酸素富化作動を強めると
ともに、ステップ11にて空気圧制御弁6を絞って圧力
を下げた後、ステップ12にて燃焼温度のチエツクを行
う。
ここで、ToくT。Nならばステップ13にて燃料の制
御を行うが、TOが大きいときはステップ11に戻って
空気圧制御弁6の絞り込みを行うことになる。なお、ス
テップ7にてT<TW、またはステップ9にてT o 
< T ONの場合はステップ20に進んで燃料制御を
行う。
前記のステップ4にて、L<Laの場合はステップ14
に穆ってシリンダ温度のチエツクを行うが、温度センサ
13からの温度信号Tが所定値より低温の場合はステッ
プ15にて空気圧制御弁6を開いて圧力を高め、ステッ
プ!6では燃料制御を行う。なお、ステップ14にて温
度信号Tが所定値より高い場合はステップ17に進み、
空気圧制御弁6を絞って圧力を下げるとともに、負圧、
送風の両ポンプを作動させて酸素濃度を高め、ステップ
18にて温度信号下をチエツクの後、T<TWの場合は
燃料制御を行ってフローを終るが、否の場合にはステッ
プ17に戻って上記の制御を繰返すことになる。
以上、本発明を上述の実施例によフて説明したが、本発
明の主旨の範囲内で種々の変形が可能であり、これらを
本発明の範囲から排除するものではない。
(発明の効果) 本発明によれば、吸気経路に設けた酸素富化装置と、吸
気経路を介する空気量を制御する空気圧制御弁と°、吸
気中の酸素量を検出する酸素濃度センサと、シリンダ温
度を検出する温度センサと、燃焼ガス温度を検出する燃
焼センサと、断熱エンジンの負荷センサとを設け、これ
らの各種センサからの検出信号に基づき断熱エンジンへ
の燃料流量に応じた酸素濃度と必要な最小限圧縮比にな
るように空気流量を空気圧制御弁によって制御するので
、圧縮比が大になりすぎず燃焼ガス温度も抑制されてN
Ox生成が抑えられる効果が生ずる。
また、始動直後ではシリンダの温度センサや、燃焼セン
サにより低温が検出されると、圧縮圧力を上昇させるよ
う空気圧制御弁が制御されるので、エンジンの高温化が
促進されるという利点が生ずる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成ブロック図、第2
図はシリンダに設けたセンサの説明図、第3図はブリッ
ジ回路の説明図、第4図は燃料当量比と燃焼温度との関
連を示す曲線図、第5図は本実施例の翅理の一例を示す
郊埋フロー図である。 1・・・エンジン、2・・・酸素富化膜、5・・・コン
トローラ、6・・・空気圧制御弁、11・・・負荷セン
サ、13・・・温度センサ、14・・・燃料センサ、1
7・・・吸気管、22・・・酸素濃度センサ。 特許出願人 株式会社いすyセラミックス研究所代 理
 人 弁理士  辻    實 第2 図 第3 図 、、YAIAA’

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ディーゼルエンジンの燃焼室の主要部に耐火性の
    断熱材を用いた断熱エンジンにおいて、吸気流路に設け
    た酸素富化装置と、吸気空気量を制御する空気圧制御弁
    と、吸気中の酸素量を検出する酸素濃度センサと、エン
    ジンへの供給燃料流量を検出する負荷センサと、シリン
    ダ温度を検出する温度センサと、燃焼ガス温度を検出す
    る燃焼センサとを設けるとともに、前記負荷センサと酸
    素濃度センサからの検出信号に基づき前記空気圧制御弁
    に指令してエンジンの圧縮圧力を低く制御する制御手段
    を備えたことを特徴する断熱エンジン。
  2. (2)エンジンの始動直後は前記温度センサまたは燃焼
    センサからの温度に関する検出信号に基づいて前記空気
    圧制御弁に指令し圧縮圧力を高く制御する圧力制御手段
    を備えたことを特徴とする請求項(1)記載の断熱エン
    ジン。
JP29560888A 1988-11-22 1988-11-22 断熱エンジン Pending JPH02140440A (ja)

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