JPH02140143A - 心電計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 本発明は、心電計に関する。

〈従来技術〉 従来の心電計では、心電図の測定に先立って使用者が、
例えば、スイッチを操作すると、生体からの心電信号を
増幅する増幅回路や所定の帯域の信号のみを通過させる
フィルタ回路などを含む心電信号の入力回路に、較正用
の方形波が入力され、これによって、チャート紙上に前
記方形波が記録されるようになっており、使用者は、そ
の記録されたチャート紙上の波形を見て波形の高さや立
ち上がりの状態から前記入力回路が正常に動作している
かどうかを確認し、正常であるときには、心電図の測定
を開始するようにしている。

このように従来では、使用者自身がチャート紙上に記録
された較正用の信号波形を見て増幅回路やフィルタ回路
などを含む心電信号の入力回路が正常であるか否かを確
認しなければならず、面倒であった。

〈発明の目的〉 本発明は、上述の点に鑑みて為されたものであって、心
電信号の入力回路が正常であるか否かを自動的に判断で
きるようにした心電計を提供することを目的とする。

〈発明の構成〉 本発明では、上述の目的を達成するために、生体からの
心電信号が入力され、該心電信号に対応するデジタルデ
ータを出力する心電信号の入力回路を備え、前記入力回
路は、増幅回路、フィルタ回路、Ａ／Ｄ変換回路および
該Ａ／Ｄ変換回路に基準電圧を供給する基準電源を含む
心電計において、所定のデジタルデータを出力する出力
手段と、前記出力手段からのデジタルデータをＤ／Ａ変
換して前記入力回路に出力するＤ／Ａ変換回路と、該Ｄ
／Ａ変換回路に基準電圧を供給する基準電源と、前記所
定のデジタルデータに対応する前記入力回路から出力さ
れるデジタルデータと前記所定のデジタルデータとに基
づいて、前記入力回路が正常に動作しているか否かを検
出する検出手段とを具備している。

上記構成では、出力手段からの所定のデジタルデータが
増幅回路、フィルタ回路およびＡ／Ｄ変換回路を含む心
電信号の入力回路に入力され、検出手段では、前記入力
回路から出力されたデジタルデータと前記所定のデジタ
ルデータとに基づいて、入力回路が正常に動作している
か否かを検出するようにしている。

〈実施例〉 以下、図面によって本発明の実施例について、詳細に説
明する。

第１図は、本発明の一実施例のブロック図である。同図
において、１は生体２からの心電信号が入力され、該心
電信号に対応するデジタルデータを出力する心電信号の
入力回路であり、この入力回路１は、生体２からの心電
信号が与えられるプリアンプ３と、直流成分をカットす
るコンデンサ４と、心電信号を増幅するメインアンプ５
と、このメインアンプ５の出力が与えられるローパスフ
ィルタ６と、ローパスフィルタ６の出力をＡ／Ｄ変換す
るＡ／Ｄ変換回路７と、Ａ／Ｄ変換回路７などに基準電
圧を供給する基準電源８とを含んでいる。

入力回路１からのデジタルデータは、ＣＰＵ９、ＲＯＭ
ｌ０およびＲＡＭＩＩを備えるマイクロコンピュータ１
２に与えられる。１３はマイクロコンピュータ１２のＤ
Ｃ電源である。

この実施例の心電計では、心電図の測定に先立って入力
回路ｌが正常に動作しているか否かを自動的に診断でき
るようにするために、所定の信号を入力回路１に入力し
、入力回路１から出力されるデジタルデータが、入力回
路１が正常であるときの該入力回路ｌの出力特性、すな
わち、メインアンプ５の増幅率やローパスフィルタ６の
周波数特性などに対応したデジタルデータであるか否か
によって入力回路１が正常に動作しているか否かを判断
するようにしている。すなわち、入力回路１に所定の信
号を入力したときに、入力回路ｌから出力されるデジタ
ルデータが、入力回路１が正常であるとしたときに出力
されるはずであるデジタルデータに一致するか否かによ
って入力回路１が正常であるか否かを検出するようにし
ている。

このため、出力手段としてのマイクロコンピュータ１２
は、心電図の測定に先立って、所定のデジタルデータ、
例えば、正弦波信号に対応するデジタルデータを出力し
、このデジタルデータは、Ｄ／Ａ変換回路１４でＤ／Ａ
変換され、切換回路１５を介して入力回路ｌに入力され
るようになっている。

この実施例では、切換回路１５によってＤ／Ａ変換回路
１４の出力を、プリアンプ３の前段、メインアンプ５の
前段、ローパスフィルタ６の前段またはＡ／Ｄ変換回路
７の前段のいずれかに入力できるようにしており、これ
によって、後述のように、入力回路ｌに異常がある場合
に、入力回路ｌのどの部分に異常があるかを検出できる
ようにしている。

使用者は、入力回路１が正常であるか否かを確認できれ
ばよいので、通常、Ｄ／Ａ変換回路１４の出力は、切換
回路１５を介してプリアンプ３の前段に人力される。

入力回路１に入力された信号は、プリアンプ３およびメ
インアンプ５で増幅され、さらに、ローパスフィルタ６
によって所定の周波数成分のみが取り出されてＡ／Ｄ変
換回路７によってＡ／Ｄ変換されてマイクロコンピュー
タ１２に出力される。

検出手段としてのマイクロコンピュータ１２には、入力
回路Ｉの出力特性、すなわち、メインアンプ５の増幅率
やローパスフィルタ６の周波数特性などが予め記憶され
ているので、入力回路ｌから出力されるデジタルデータ
が、入力回路１に入力した信号に入力回路Ｉの前記出力
特性を加味したデジタルデータ、すなわち、入力回路ｌ
が正常であるとしたときに出力されるはずであるデジタ
ルデータに一致するか否かによって入力回路ｌの動作が
正常であるか否かを判断するようにしている。このよう
に検出手段では、Ｄ／Ａ変換回路１４に出力した所定の
デジタルデータと、入力回路ｌのＡ／Ｄ変換回路７から
出力される前記所定のデジタルデータに対応するデジタ
ルデータとに基づいて、入力回路１が正常であるか否か
を検出する。

また、この実施例では、Ｄ／Ａ変換回路１４に基準電圧
を供給する基準電源１６を、Ａ／Ｄ変換回路７の基準電
源８とは別に設けているので、入力回路ｌの基準電源８
に異常があるときにも、それを検出できることになる。

第２図は、入力回路１の動作が正常であるか否かを検出
する際のフローチャートである。

なお、第２図において、ＤＡはマイクロコンピュータ１
２からＤ／Ａ変換回路１４に出力される所定のデジタル
データ、ＡＤはＡ／Ｄ変換回路７からマイクロコンピュ
ータ１２に出力されるデジタルデータ、Ｇｐｒｅ（ｔ）
はプリアンプ３からＡ／Ｄ変換回路７までの出力特性、
Ｇｍａｉｎ（ｔ）はメインアンプ５からＡ／Ｄ変換回路
７までの出力特性、Ｇｆｉｌ（ｔ）はローパスフィルタ
６からＡ／Ｄ変換回路７までの出力特性、ＣＡＤ（ｔ）
はＡ／Ｄ変換回路７の出力特性をそれぞれ示している。

先ず、ステップｎ１では、例えば、正弦波に対応する所
定のデジタルデータをＤ／Ａ変換回路１４に出力すると
ともに、切換回路１５を介してＤ／Ａ変換回路１４の出
力をプリアンプ３の前段に入力してステップｎ２に移る
。ステップｎ２では、Ｄ／Ａ変換回路１４に出力した所
定のデジタルデータに、プリアンプ３からＡ／Ｄ変換回
路７までの出力特性を加味したデジタルデータ、すなわ
ち、プリアンプ３からＡ／Ｄ変換回路７までが正常であ
るとしたときに出力されるはずであるデジタルデータが
、入力回路ｌのＡ／Ｄ変換回路７から出力されるデジタ
ルデータに一致したか否かを判断し、一致したと判断し
たときには、ステップｎｌＯに移り、正常に動作してい
るとして心電図の測定を開始する。

ステップｎ２において、一致していないと判断したとき
には、ステップｎ３に移り、Ｄ／Ａ変換回路Ｉ４の出力
を、切換回路１５を介してメインアンプ５の前段に入力
してステップｎ４に移る。

ステップｎ４では、Ｄ／Ａ変換回路１４に出力した所定
のデジタルデータに、メインアンプ５からＡ／Ｄ変換回
路７までの出力特性を加味したデジタルデータ、すなわ
ち、メインアンプ５からＡ／Ｄ変換回路７までが正常で
あるとしたときに出力されるはずであるデジタルデータ
が、入力回路１のＡ／Ｄ変換回路７から出力されるデジ
タルデータに一致したか否かを判断し、一致したと判断
したときには、ステップｎｉｌに移り、プリアンプ３の
異常であると判断する。

ステップｎ４において、一致していないと判断したとき
には、ステップｎ５に移り、Ｄ／Ａ変換回路１４の出力
を、切換回路１５を介してローパスフィルタ６の前段に
入力してステップｎ６に移る。ステップｎ６では、Ｄ／
Ａ変換回路Ｉ４に出力した所定のデジタルデータに、ロ
ーパスフィルタ６からＡ／Ｄ変換回路７までの出力特性
を加味したデジタルデータが、入力回路１のＡ／Ｄ変換
回路７から出力されるデジタルデータに一致したか否か
を判断し、一致したと判断したときには、ステップｎ１
２に移り、メインアンプ５の異常であると判断する。

ステップｎ６において、一致していないと判断したとき
には、ステップｎ７に移り、Ｄ／Ａ変換回路１４の出力
を、切換回路１５を介してＡ／Ｄ変換回路７に入力して
ステップｎ８に移る。ステップｎ８では、Ｄ／Ａ変換回
路１４に出力した所定のデジタルデータに、Ａ／Ｄ変換
回路７の出力特性を加味したデジタルデータが、入力回
路ｌのＡ／Ｄ変換回路７から出力されるデジタルデータ
に一致したか否かを判断し、一致したと判断したときに
は、ステップｎ１３に移り、ローパスフィルタ６の異常
であると判断する。また、ステップｎ８において、一致
していないと判断したときには、ステップｎ９に移り、
Ａ／Ｄ変換回路７、Ｄ／Ａ変換回路１４または基準電源
８，１６の異常であると判断する。

この第２図においては、入力回路１のどの部分に異常が
あるかを判断する場合を示したけれども、通常、使用者
は、入力回路ｌが正常であるか否かを確認できればよい
ので、ステップｎ２において一致していないと判断した
ときには、入力回路ｌが異常であるとして、エラー処理
に移り、例えば、その旨を表示し、以降の処理は省略す
る。

第３図は、本発明の他の実施例のブロック図であり、第
１図の実施例に対応する部分には、同一の参照符を付す
。この実施例では、Ｄ／Ａ変換回路１４の基準電源とし
て、マイクロコンピュータ１２のＤＣ電源１３を用いて
いる。その他の構成は、第１図の実施例と同様である。

〈発明の効果〉 以上のように本発明によれば、所定の信号を入力回路に
入力し、この入力回路から出力される出力信号と、前記
所定の信号とに基づいて、入力回路が正常に動作してい
るか否かを検出するようにしたので、従来例のように較
正用の信号を入力して、チャート紙に記録された波形か
ら入力回路が正常であるか否かを使用者が確認する必要
がなくなり、操作性が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のブロック図、第２図は動作
説明に供するフローチャート、第３図は本発明の他の実
施例のブロック図である。 １・・・入力回路、５・・・メインアンプ、６・・・ロ
ーパスフィルタ、７・・・Ａ／Ｄ変換回路、１２・・・
マイクロコンピュータ、１４・・・Ｄ／Ａ変換回路、８
．１６・・・基準電源。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）生体からの心電信号が入力され、該心電信号に対
   応するデジタルデータを出力する心電信号の入力回路を
   備え、前記入力回路は、増幅回路、フィルタ回路、Ａ／
   Ｄ変換回路および該Ａ／Ｄ変換回路に基準電圧を供給す
   る基準電源を含む心電計において、 所定のデジタルデータを出力する出力手段と、前記出力
   手段からのデジタルデータをＤ／Ａ変換して前記入力回
   路に出力するＤ／Ａ変換回路と、該Ｄ／Ａ変換回路に基
   準電圧を供給する基準電源と、 前記所定のデジタルデータに対応する前記入力回路から
   出力されるデジタルデータと前記所定のデジタルデータ
   とに基づいて、前記入力回路が正常に動作しているか否
   かを検出する検出手段とを具備したことを特徴とする心
   電計。