JPH10165383A - 監視装置 - Google Patents

監視装置

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JPH10165383A
JPH10165383A JP8328597A JP32859796A JPH10165383A JP H10165383 A JPH10165383 A JP H10165383A JP 8328597 A JP8328597 A JP 8328597A JP 32859796 A JP32859796 A JP 32859796A JP H10165383 A JPH10165383 A JP H10165383A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な回路でペースメーカの種類によらずペ
ースメーカ信号を完全に除去できる監視装置を提供す
る。 【解決手段】 人体の体表面から波形信号を導出する電
極1と、電極1に接続された可変利得制御増幅器2aお
よび2bと、可変利得制御増幅器2bに接続され利得信
号を出力する利得信号発生回路5と、可変利得制御増幅
器2bに接続されたA/D変換器3と、A/D変換器3
に接続され利得信号を入力してA/D変換器3の出力信
号から心電図信号以外の信号を除去する波形処理手段4
aとを備え、可変利得制御増幅器2a,2bは利得信号
を入力して利得を変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は監視装置にかかわ
り、特に心臓ペースメーカ(以下、単にペースメーカと
呼ぶ)を使用している患者の心電図をとるための監視装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】健常者の心電図の模式図を図4(A)に
示す。この波形において中央部の先鋭な部分をR波とい
う。R波は心拍数の測定や不整脈の検出に利用される。
しかし、ペースメーカを使用している患者の心電図に
は、図4(B)に示すように、心臓の活動に起因する信
号a(以下、心電図信号と呼ぶ)の他にペースメーカに
よるパルスb(以下、ペースメーカ信号と呼ぶ)が含ま
れてしまう。すると心拍数の測定等においてR波とペー
スメーカ信号とが混同され、正確な測定値が得られなく
なる。そのため、ペースメーカ信号を取り除く必要があ
る。図5は心電図からペースメーカ信号を取り除く機能
を有する従来の監視装置の構成を示すブロック図であ
る。人体の体表面からは電極51を経由して、心電図信
号およびペースメーカ信号を含む波形信号が導出され
る。しかし、心電図信号の電圧レベルは数mV程度であ
るのに対して、ペースメーカ信号の電圧レベルは数V程
度であり、両者には100倍以上の開きがある。したが
って、心電図信号とペースメーカ信号とを同一のA/D
変換器のダイナミックレンジでA/D変換することはで
きない。そのため、両者をそれぞれ別のA/D変換器で
A/D変換する。
【0003】すなわち、電極51から導出された波形信
号は増幅器52a,52bで増幅され、A/D変換器5
3aで心電図信号の電圧レベルのダイナミックレンジで
A/D変換された後、コンピュータの中央処理装置(以
下、CPUと呼ぶ)の波形処理部54に送られる。ま
た、増幅器52aで増幅された波形信号はペースメーカ
信号検出回路58にも出力される。ペースメーカ信号検
出回路58は高域通過フィルタ58aおよびコンパレー
タ58bにより構成されており、高い周波数成分をも
ち、かつ、一定以上の電圧レベルのペースメーカ信号を
検出することができる。ペースメーカ信号検出回路58
から出力されたペースメーカ信号はA/D変換器53b
でA/D変換され、波形処理部54に送られる。波形処
理部54では、A/D変換器53bから出力されたペー
スメーカ信号を参照して、A/D変換器53aの出力信
号からペースメーカ信号を取り除き、ペースメーカ信号
が除去された心電図信号を得る。波形処理部54から出
力された心電図信号およびA/D変換器53bから出力
されたペースメーカ信号は波形処理部56に送られる。
この波形処理部56では心拍数計測等が行われ、CRT
画面に波形を表示する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、心電図
信号の電圧レベルとペースメーカ信号の電圧レベルとの
間には100倍以上の開きがある。したがって、同一の
A/D変換器のダイナミックレンジでA/D変換するこ
とはできず、それぞれ別のA/D変換器でA/D変換し
ていた。そのため、電極から導出された波形信号からペ
ースメーカ信号のみを取り出すための回路が必要とな
り、回路が複雑になるという問題があった。また、波形
処理部にはそれぞれ別の経路で処理された2つの信号が
入力される。すなわち、一方は増幅器およびA/D変換
器で処理された信号であり、他方は高域通過フィルタ、
コンパレータおよびA/D変換器で処理された信号であ
る。これら異なる経路で処理された2つの信号の間には
時間位相差が生じるため、波形処理部で完全にペースメ
ーカ信号を取り除くことが困難であるという問題があっ
た。
【0005】また、ペースメーカ信号検出回路がハード
ウェアで構成されているため、ペースメーカ信号に対す
る検出能力、例えば検出感度等が一義的に決定されてし
まう。しかし、ペースメーカの種類によってペースメー
カ信号の最大振幅値および周波数成分は異なるため、全
ての種類のペースメーカに対して検出処理が柔軟に対応
できないという問題があった。本発明は以上の課題を解
決するためになされたものであり、その目的は、簡単な
回路でペースメーカの種類によらずペースメーカ信号を
完全に除去する監視装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明は、人体の体表面から導出された波形信
号を増幅する際、増幅された波形信号が同一のA/D変
換器で適切にA/D変換されるように、波形信号の電圧
レベルに応じて増幅器の利得を変化させ、その後、A/
D変換のされた信号から心電図信号以外の信号を除去す
るものである。
【0007】より具体的には、請求項1の発明は、人体
の体表面から波形信号を導出する電極と、この電極に接
続された可変利得制御増幅器と、この可変利得制御増幅
器の出力側に接続され、この可変利得制御増幅器の出力
信号の電圧レベルに応じた利得信号を出力する利得信号
発生回路と、可変利得制御増幅器の出力側に接続された
A/D変換器と、このA/D変換器の出力側に接続さ
れ、利得信号を入力してA/D変換器の出力信号から心
電図信号以外の信号を除去する波形処理手段とを備え、
可変利得制御増幅器は利得信号を入力して利得を変化さ
せて、この可変利得制御増幅器の出力信号がA/D変換
器で適切にA/D変換されるように出力信号の電圧レベ
ルを制御するものである。また、請求項2の発明は請求
項1において、波形処理手段は、A/D変換器の出力信
号および利得信号を入力して、このA/D変換器の出力
信号から心電図信号以外の信号を検出して出力するペー
スメーカ信号検出手段と、A/D変換器の出力信号およ
びペースメーカ信号検出手段の出力信号を入力して、こ
のA/D変換器の出力信号からペースメーカ信号検出手
段の出力信号を除去するペースメーカ信号除去手段とを
備えるものである。
【0008】また、請求項3の発明は、人体の体表面か
ら波形信号を導出する電極と、この電極に接続された可
変利得制御増幅器と、この可変利得制御増幅器の出力側
に接続されたA/D変換器と、このA/D変換器の出力
側に接続され、このA/D変換器の出力信号の電圧レベ
ルに応じた利得信号を出力するとともに、このA/D変
換器の出力信号から心電図信号以外の信号を除去する波
形処理手段とを備え、可変利得制御増幅器は利得信号を
入力して利得を変化させて、この可変利得制御増幅器の
出力信号がA/D変換器で適切にA/D変換されるよう
に出力信号の電圧レベルを制御するものである。また、
請求項4の発明は請求項3において、波形処理手段は、
A/D変換器の出力信号を入力して、この出力信号の電
圧レベルに応じた利得信号を出力する利得信号発生手段
と、A/D変換器の出力信号および利得信号を入力し
て、このA/D変換器の出力信号から心電図信号以外の
信号を検出して出力するペースメーカ信号検出手段と、
A/D変換器の出力信号およびペースメーカ信号検出手
段の出力信号を入力して、このA/D変換器の出力信号
からペースメーカ信号検出手段の出力信号を除去するペ
ースメーカ信号除去手段とを備えるものである。
【0009】また、請求項5の発明は請求項1または請
求項2において、可変利得制御増幅器を各々利得が異な
る複数の増幅器を有する増幅器バンクとし、利得信号発
生回路を増幅器バンクの出力を切り替える切替信号を出
力する切替信号発生回路とするものである。また、請求
項6の発明は請求項3において、可変利得制御増幅器を
各々利得が異なる複数の増幅器を有する増幅器バンクと
し、利得信号を増幅器バンクの出力を切り替える切替信
号とするものである。また、請求項7の発明は請求項4
において、可変利得制御増幅器を各々利得が異なる複数
の増幅器を有する増幅器バンクとし、利得信号発生手段
を増幅器バンクの出力を切り替える切替信号を出力する
切替信号発生手段とするものである。
【0010】利得信号発生回路または波形処理部が可変
利得制御増幅器またはA/D変換器の出力信号の電圧レ
ベルを監視して可変利得制御増幅器の利得を変化させ、
可変利得制御増幅器の出力信号がA/D変換器で適切に
A/D変換できるようにする。あるいは、切替信号発生
回路または波形処理部が増幅器バンクまたはA/D変換
器の出力信号の電圧レベルを監視して増幅器バンクを構
成する各増幅器の中から適切な利得の増幅器を選択し、
増幅器バンクの出力信号がA/D変換器で適切にA/D
変換できるようにする。したがって、電圧レベルの大き
いペースメーカ信号等の心電図信号以外の信号も電圧レ
ベルの小さい心電図信号と同じA/D変換器でA/D変
換することができる。そのため、ペースメーカ信号のみ
を取り出しA/D変換するための回路は不要となる。ま
た、心電図信号とそれ以外の信号とが同じA/D変換器
でA/D変換されるため、波形処理部に入力されるとき
の信号の間には時間位相差が生じない。また、ペースメ
ーカ信号の検出をペースメーカ信号検出回路を用いずに
コンピュータのCPU等の波形処理手段で行う。したが
って、ペースメーカの種類に応じて検出感度等の設定を
簡単に変えることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて詳細に説明する。 (第1の実施の形態)図1は本発明による監視装置の第
1の実施の形態の構成を示すブロック図である。同図に
示される監視装置は、電極1、可変利得制御増幅器2
a,2bおよびA/D変換器3が直列接続されており、
A/D変換器3の出力信号はコンピュータのCPU等の
波形処理手段である波形処理部4aに送られ、この波形
処理部4aで処理された信号は波形処理部6に送られ
る。また、利得信号発生回路5が可変利得制御増幅器2
bの出力側に接続され、利得信号を可変利得制御増幅器
2a,2bおよび波形処理部4aに出力する。波形処理
手段はペースメーカ信号除去手段とペースメーカ信号検
出手段とからなる。ペースメーカ信号検出手段であるペ
ースメーカ信号検出部42aは、A/D変換器3の出力
信号と利得信号とを入力してペースメーカ信号を出力す
る。ペースメーカ信号除去手段であるペースメーカ信号
除去部41aは、このペースメーカ信号とA/D変換器
3の出力信号とを入力して心電図信号を出力する。
【0012】次に、本実施の形態の動作について図1を
用いて説明する。人体の体表面から電極1を経由して導
出された心電図信号およびペースメーカ信号を含む波形
信号は可変利得制御増幅器2a,2bで増幅され、A/
D変換器3でA/D変換された後、波形処理部4aに送
られる。また、利得信号発生回路5は可変利得制御増幅
器2bの出力信号の電圧レベルを監視して、この電圧レ
ベルに応じて予め設定された利得信号を可変利得制御増
幅器2a,2bおよび波形処理部4aに出力する。可変
利得制御増幅器2a,2bは利得信号に応じて利得を変
化させて、可変利得制御増幅器2bの出力信号がA/D
変換器3の同一のダイナミックレンジで適切にA/D変
換できるように出力信号の電圧レベルを制御する。つま
り、ペースメーカ信号の電圧レベルは心電図信号の電圧
レベルに比べて100倍以上も大きいので、ペースメー
カ信号に対しては利得を小さくする。
【0013】ペースメーカ信号検出部42aにはA/D
変換器3の出力信号と利得信号発生回路5から出力され
た利得信号とが入力される。ペースメーカ信号検出部4
2aは、例えば、入力した信号に基づいて、電極1から
導出された波形信号を演算により再現し、この再現され
た信号からペースメーカ信号を電圧レベルと周波数成分
により弁別して出力する。あるいは、利得信号から可変
利得制御増幅器2a,2bの利得が抑えられている部分
を検出して、そのときのA/D変換器3の出力信号が高
い周波数成分を含んでいる場合、その出力信号をペース
メーカ信号と認定して出力する。ペースメーカ信号除去
部41aはペースメーカ信号検出部42aからペースメ
ーカ信号が出力されている間、A/D変換器3の出力信
号の電圧レベルをペースメーカ信号が出力される直前の
値に保持して、A/D変換器3の出力信号からペースメ
ーカ信号を除去する。なお、ペースメーカ信号検出部4
2aは心電図信号とペースメーカ信号とを電圧レベルと
周波数成分とにより区別するため、心電図信号に比べて
電圧レベルが大きく、高い周波数成分を有するノイズも
心電図信号と区別することができる。したがって、ペー
スメーカ信号除去部41aではペースメーカ信号の他
に、心電図信号に比べて電圧レベルが大きく、高い周波
数成分を有するノイズも除去することができる。
【0014】ペースメーカ信号除去部41aから出力さ
れた心電図信号は、図示しない低域通過フィルタで心電
図信号にのっているノイズを除去した後、波形処理部6
に送られる。また、ペースメーカ信号検出回路から出力
されたペースメーカ信号も波形処理部6に送られる。波
形処理部6ではこれらの信号に基づいてR波検出や心拍
数計測、不整脈検出等が行われ、CRT画面や液晶表示
画面に波形を表示するとともに、記録器に波形データを
記録する。
【0015】(第2の実施の形態)次に、本発明による
監視装置の第2の実施の形態について説明する。図2は
本発明による監視装置の第2の実施の形態の構成を示す
ブロック図である。同図に示された監視装置は、図1に
おける利得信号発生回路5の機能を波形処理部4bで実
現したものである。したがって、第1の実施の形態と異
なる部分についてのみ説明する
【0016】図2に示された監視装置は、電極1、可変
利得制御増幅器2a,2bおよびA/D変換器3が直列
接続されており、A/D変換器3の出力信号は波形処理
部4bに送られ、波形処理部4bからは可変利得制御増
幅器2a,2bに利得信号が出力されるとともに、波形
処理部4bで処理された信号が波形処理部6に送られ
る。波形処理部4bはペースメーカ信号除去手段である
ペースメーカ信号除去部41b、ペースメーカ信号検出
手段であるペースメーカ信号検出部42bおよび利得信
号発生手段である利得信号発生部43bとからなる。
【0017】利得信号発生部43bはA/D変換器3の
出力信号の電圧レベルを監視して、この電圧レベルに応
じて予め設定された利得信号を可変利得制御増幅器2
a,2bおよびペースメーカ信号検出部42bに出力す
る。この利得信号が入力される可変利得制御増幅器2
a,2bおよびペースメーカ信号検出部42bは、図1
における可変利得制御増幅器2a,2bおよびペースメ
ーカ信号検出部42aと同じように動作する。このよう
に本実施の形態では、図1における利得信号発生回路5
の機能を波形処理部4bが備えているので、利得信号発
生回路5を省略することができ、図1に示された監視装
置より更に回路が簡単になる。
【0018】(第3の実施の形態)次に、本発明による
監視装置の第3の実施の形態について説明する。図3は
本発明による監視装置の第3の実施の形態の構成を示す
ブロック図である。同図に示された監視装置は、図1に
おける可変利得制御増幅器2a,2bを増幅器2cおよ
び増幅器バンク2dに置き換え、図1における利得信号
発生回路5を切替信号発生回路7に置き換えたものであ
る。したがって、第1の実施の形態と異なる部分につい
てのみ説明する
【0019】図3に示された監視装置は、電極1、増幅
器2c、増幅器バンク2dおよびA/D変換器3が直列
接続されており、A/D変換器3の出力信号は波形処理
部4cに送られ、波形処理部4cで処理された信号は波
形処理部6に送られる。また、切替信号発生回路7が増
幅器バンク2dの出力信号の電圧レベルを監視して、こ
の電圧レベルに応じて予め設定された切替信号を増幅器
バンク2dおよび波形処理部4cに出力する。
【0020】増幅器バンク2dは各々利得が異なる複数
の増幅器2d−1,2d−2,・・・,2d−n(nは
2以上の整数)と出力切替スイッチ2d′とによって構
成されている。出力切替スイッチ2d′は切替信号に応
じて、各増幅器2d−1〜2d−nのの中でその出力信
号がA/D変換器3の同一のダイナミックレンジで適切
にA/D変換できるものを選択して、その増幅器の出力
信号をA/D変換器3に送出する。波形処理部4cはA
/D変換器3の出力信号と切替信号発生回路7から出力
された切替信号とを入力して、A/D変換器3の出力信
号からペースメーカ信号を弁別して、心電図信号および
ペースメーカ信号を波形処理部6に送出する。
【0021】なお、ここでは図1に示された監視装置の
ように独立した切替信号発生回路7が増幅器バンク2d
の出力側に接続され、増幅器バンク2dの出力信号を監
視するようにしたが、図2に示された監視装置のように
切替信号発生回路7の機能を波形処理部4cに持たせ
て、A/D変換器3の出力信号を監視するようにしても
よい。また、電極1に関して、図1〜図3では3電極入
力となっているが、3電極に限らず複数の電極入力であ
ればよいことは言うまでもない。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、A
/D変換器に入力される信号の電圧レベルが、その前段
の可変利得制御増幅器または増幅器バンクで調整される
ため、心電図信号およびペースメーカ信号を同じA/D
変換器でA/D変換することができる。したがって、ペ
ースメーカ信号のみを取り出し、A/D変換するための
回路は不要となる。このため、回路の簡略化が計れ、小
型の監視装置を実現できる。
【0023】また、心電図信号およびペースメーカ信号
は同じA/D変換器でA/D変換されるため、波形処理
部に入力されるときの心電図信号およびペースメーカ信
号の間には時間位相差が生じない。したがって、波形処
理部においてペースメーカ信号が完全に除去された心電
図信号が得られる。また、ペースメーカ信号の検出をコ
ンピュータのCPU等の波形処理部で行うため、ペース
メーカの種類に応じて検出感度等の設定を簡単に変える
ことができる。したがって様々な種類のペースメーカを
使用している患者の心電図をとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による監視装置の第1の実施の形態の
構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明による監視装置の第2の実施の形態の
構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明による監視装置の第3の実施の形態の
構成を示すブロック図である。
【図4】 健常者およびペースメーカを使用している患
者の心電図の模式図である。
【図5】 従来の監視装置の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1…電極、2a,2b…可変利得制御増幅器、2c,2
d−1,2d−2,2d−n…増幅器、2d…増幅器バ
ンク、2d′…出力切替スイッチ、3…A/D変換器、
4a,4b,4c,6…波形処理部、41a,41b,
41c…ペースメーカ信号除去部、42a,42b,4
2c…ペースメーカ信号検出部、43b…利得信号発生
部、5…利得信号発生回路、7…切替信号発生回路。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体の体表面から波形信号を導出する電
    極と、 この電極に接続された可変利得制御増幅器と、 この可変利得制御増幅器の出力側に接続され、この可変
    利得制御増幅器の出力信号の電圧レベルに応じた利得信
    号を出力する利得信号発生回路と、 前記可変利得制御増幅器の出力側に接続されたアナログ
    −ディジタル変換器と、 このアナログ−ディジタル変換器の出力側に接続され、
    前記利得信号を入力して前記アナログ−ディジタル変換
    器の出力信号から心臓の活動に起因する信号以外の信号
    を除去する波形処理手段とを備え、 前記可変利得制御増幅器は前記利得信号を入力して利得
    を変化させて、この可変利得制御増幅器の出力信号が前
    記アナログ−ディジタル変換器で適切にアナログ−ディ
    ジタル変換されるように出力信号の電圧レベルを制御す
    ることを特徴とする監視装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記波形処理手段は、 前記アナログ−ディジタル変換器の出力信号および利得
    信号を入力して、このアナログ−ディジタル変換器の出
    力信号から心臓の活動に起因する信号以外の信号を検出
    して出力するペースメーカ信号検出手段と、 前記アナログ−ディジタル変換器の出力信号およびペー
    スメーカ信号検出手段の出力信号を入力して、このアナ
    ログ−ディジタル変換器の出力信号からペースメーカ信
    号検出手段の出力信号を除去するペースメーカ信号除去
    手段とを備えていることを特徴とする監視装置。
  3. 【請求項3】 人体の体表面から波形信号を導出する電
    極と、 この電極に接続された可変利得制御増幅器と、 この可変利得制御増幅器の出力側に接続されたアナログ
    −ディジタル変換器と、 このアナログ−ディジタル変換器の出力側に接続され、
    このアナログ−ディジタル変換器の出力信号の電圧レベ
    ルに応じた利得信号を出力するとともに、このアナログ
    −ディジタル変換器の出力信号から心臓の活動に起因す
    る信号以外の信号を除去する波形処理手段とを備え、 前記可変利得制御増幅器は前記利得信号を入力して利得
    を変化させて、この可変利得制御増幅器の出力信号が前
    記アナログ−ディジタル変換器で適切にアナログ−ディ
    ジタル変換されるように出力信号の電圧レベルを制御す
    ることを特徴とする監視装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記波形処理手段は、 前記アナログ−ディジタル変換器の出力信号を入力し
    て、この出力信号の電圧レベルに応じた利得信号を出力
    する利得信号発生手段と、 前記アナログ−ディジタル変換器の出力信号および利得
    信号を入力して、このアナログ−ディジタル変換器の出
    力信号から心臓の活動に起因する信号以外の信号を検出
    して出力するペースメーカ信号検出手段と、 前記アナログ−ディジタル変換器の出力信号およびペー
    スメーカ信号検出手段の出力信号を入力して、このアナ
    ログ−ディジタル変換器の出力信号からペースメーカ信
    号検出手段の出力信号を除去するペースメーカ信号除去
    手段とを備えていることを特徴とする監視装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2において、 前記可変利得制御増幅器が各々利得が異なる複数の増幅
    器を有する増幅器バンクであり、 前記利得信号発生回路が前記増幅器バンクの出力を切り
    替える切替信号を出力する切替信号発生回路であること
    を特徴とする監視装置。
  6. 【請求項6】 請求項3において、 前記可変利得制御増幅器が各々利得が異なる複数の増幅
    器を有する増幅器バンクであり、 前記利得信号が前記増幅器バンクの出力を切り替える切
    替信号であることを特徴とする監視装置。
  7. 【請求項7】 請求項4において、 前記可変利得制御増幅器が各々利得が異なる複数の増幅
    器を有する増幅器バンクであり、 前記利得信号発生手段が前記増幅器バンクの出力を切り
    替える切替信号を出力する切替信号発生手段であること
    を特徴とする監視装置。
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