JPH0540134A - 電流検出器 - Google Patents

電流検出器

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JPH0540134A
JPH0540134A JP3198066A JP19806691A JPH0540134A JP H0540134 A JPH0540134 A JP H0540134A JP 3198066 A JP3198066 A JP 3198066A JP 19806691 A JP19806691 A JP 19806691A JP H0540134 A JPH0540134 A JP H0540134A
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voltage
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signal
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Toru Miyajima
徹 宮島
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 仮想バイパス電源発生端子からの出力信号の
出力インピーダンスを下げて、外乱ノイズによるノイズ
電圧が重畳しないこと。 【構成】 直流電源を直流安定化回路で安定した定電圧
にし、定電流回路で前記定電圧を分圧してホール素子1
8に定電流を供給し、増幅出力回路で前記ホール素子1
8の出力信号を増幅し所定の出力電圧として出力すると
ともに、前記安定した定電圧を可変分圧してボルテージ
フォロアアンプ23を介して外部に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電流検出器に関するも
のであり、特に、交流電動機の可変速運転装置(以下、
単にインバータ装置という)による負荷電動機の運転状
態を知り、インバータ装置を過大電流から保護するため
に使用される電流検出器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の電流検出器の回路構成を示
す回路図である。
【0003】図において、1〜14は抵抗、15は電子
回路用の安定した定電圧を出力するレギュレータICで
あり、直流電源の正極端子に抵抗1を介してレギュレー
タIC15のカソード端子が接続され、その直流電源の
負極端子にレギュレータIC15のアノード端子が接続
され、前記アノード端子とカソード端子との両端子間に
直列に接続された抵抗2,3間にレギュレータIC15
のリファレンス端子が接続されている。16は増幅器、
17は差動増幅器であり、レギュレータIC15の出力
端子間に接続されて出力電圧を分圧する抵抗4,5間の
分圧点の電圧信号が増幅器16に入力され、差動増幅器
17は調整可能な出力電圧を出力する。18はホール素
子であり、このホール素子18には増幅器16の出力信
号が入力され、差動増幅器17に差動入力用の信号を出
力する。19〜22は各々可変抵抗器である。また、端
子符号について、VC端子は本電流検出器の電源供給端
子であり、COM端子はこの電源のグランド端子であ
る。VOUT 端子は本電流検出器の出力端子であり、VCO
M 端子は電流検出器の出力信号を単一の直流電源で交流
信号を取扱うための仮想バイパス電源発生端子である。
【0004】図5は従来の電流検出器の構造を示す斜視
図である。図において、25は図1に示す回路部品を実
装したプリント基板、26は電流を磁束に変換する鉄
心、27は被検出電流が流れる電路(即ち、電線)を示
す。なお、18は図1と同一のホール素子であり、この
ホール素子18は被検出電流により鉄心26に生じる磁
束の磁路に位置する。
【0005】次に、上記構成の電流検出器の動作につい
て説明する。図4に示すような回路構成の電流検出器の
VC端子とCOM端子との間に単一の直流電源が接続さ
れると、抵抗1を介してレギュレータIC15に電流が
流れ、抵抗2,3によって決定される電圧がレギュレー
タIC15のアノードとカソード間に発生する。このア
ノードとカソード間の電圧は非常に安定したものとな
る。また、レギュレータIC15のアノードとカソード
間の電圧は抵抗4,5で分圧され増幅器16の正極性端
子に入力されるとともに、抵抗6の端子電圧を増幅器1
6の負極端子にフィードバックすることによりホール素
子18には定電流が流れる。このような状態のなか、図
5に示す電線27に電流が流れると、鉄心26に発生す
る磁束がホール素子18と鎖交し、2つの端子間に電圧
を発生する。この発生電圧信号は微弱なために差動増幅
器17に入力され増幅される。図4の各抵抗7〜9,1
1〜13は回路ゲインを決定するものであり、可変抵抗
器21も同様に回路ゲインを決定するものである。可変
抵抗器19,20はオフセット調整用である。また、V
OUT 端子の出力信号を単一の出力電源で処理できるよう
に、VCOM 端子の信号レベルを決定するために可変抵抗
器22を備えている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の電流検出器では、通常、インバータ装置の主回路
交流電流及び主回路直流電流を測定することを目的とす
るために、この電流検出器とこの検出信号を処理判定す
る制御回路との距離が離れていた。
【0007】これを、図6を用いて説明する。図6はイ
ンバータ装置を示す回路構成図である。
【0008】図において、28は交流電圧を直流電圧に
変換するコンバータ部、29は直流電圧を平滑化する平
滑コンデンサとして機能する電解コンデンサ、30は交
流電動機である負荷電動機、31は直流電圧から可変電
圧可変周波数の交流電圧を発生し、それを負荷電動機3
0に供給するインバータ部、32a〜32cは各々電流
検出器、33はインバータ装置の全体を制御するインバ
ータ制御部である。この図のように、電流検出器32a
〜32cとこの検出信号を処理判定するインバータ制御
部33との距離は離れていた。
【0009】また、この種の従来の電流検出器は、単一
の直流電源で動作するので、交流電圧信号を取扱うため
には、仮想0電位を設ける必要があり、精度を得るため
に、その仮想電位を電流検出器の内部に備える必要があ
った。
【0010】これを、図7で説明する。図7は従来の電
流検出器の使用方法を示すブロック図である。
【0011】図において、35a,35bは電流検出
器、36はボルテージフォロアアンプ、37,38は仮
想電位のグランドをもつ増幅器、39〜44は各々抵
抗、45は両増幅器37,38からの信号を合成する信
号合成器、46は信号合成器45の出力信号が正常か否
かを判別する比較器、47は保護回路、48は電流検出
器35a,35b用の直流電源である。電流検出器35
aのVCOM端子からの信号はボルテージフォロアアンプ
36を経て、抵抗40,42を介して増幅器37,38
の正極端子に入力され、増幅器37,38は仮想コモン
電位となる。この増幅器37,38の出力信号は信号合
成器45に入力され、その出力信号は比較器46の入力
信号となり、信号レベルが正常か否かを判別する。異常
の場合は比較器46から保護回路47に信号が入力され
る。
【0012】このような使用方法においては、電流検出
器の仮想バイパス電源発生端子であるVCOM 端子からの
信号が、抵抗14と可変抵抗器22とで分圧されて出力
されているために、出力インピーダンスが大きく、しか
も、図6のように電流検出器32a〜32cとインバー
タ制御部33との距離が離れていると、VCOM 端子から
の信号ラインが外乱ノイズの影響を受け易く、回路が誤
動作する虞れが強かった。
【0013】これを図8に示す。図8は従来の電流検出
器の信号合成回路の出力波形を示す波形図である。
【0014】図において、(a)は正常時の信号合成器
45の出力波形であり、(b)は異常時の信号合成器4
5の出力波形である。このように、外乱ノイズの影響を
受けると、信号合成器45からの出力信号にノイズ電圧
が重畳していた。
【0015】そこで、この発明は、仮想バイパス電源発
生端子であるVCOM端子からの出力信号の出力インピー
ダンスを下げて、外乱ノイズによるノイズ電圧が重畳し
ない電流検出器の提供を課題とするものである。
【0016】また、従来の電流検出器においては、主回
路(一次側)に流れる電流をホール素子18に誘起され
るアナログ電圧信号に変換し、これを制御回路の増幅器
に入力して、後段のA/Dコンバータ,マイクロコンピ
ュータで処理していた。しかし、電流検出器の出力信号
を手持ちの計測器で簡便に測定したいという要求が強か
った。
【0017】そこで、請求項2の発明は、電流検出信号
をディジタル信号として出力できる電流検出器の提供を
課題とするものである。
【0018】さらに、従来より、インバータ装置はスイ
ッチング周波数が約1KHzで使用されていたが、磁気音
による騒音を低減するために、約15〜20KHzで使用
されるようになってきた。このため、電流検出器に使用
されている鉄心の温度上昇もヒステリシス損失の大幅な
増加により著しくなり、電流検出器に使用されている電
子部品が自己発熱によって破損する虞れもあった。これ
らに対処するために、従来ではファン等による強制風冷
手段を採用していた。しかし、従来の方法では、コス
ト、スペースの点で問題があり、この改善が望まれてい
た。
【0019】そこで、請求項3の発明は、負荷電動機の
騒音及び各回路部品の熱破損を抑制でき、しかも、低コ
スト、省スペースを実現できる電流検出器の提供を課題
とするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
電流検出器は、直流電源を安定した定電圧にする直流安
定化回路と、前記直流安定化回路の出力電圧を分圧して
ホール素子に定電流を供給する定電流回路と、前記ホー
ル素子の出力信号を増幅し所定の出力電圧として出力す
る増幅出力回路と、前記直流安定化回路の出力電圧を可
変分圧して外部に出力するボルテージフォロア形のバッ
ファアンプとを具備するものである。
【0021】また、請求項2の発明にかかる電流検出器
は、上記請求項1の発明の電流検出器と同様の直流安定
化回路、定電流回路、増幅出力回路に加えて、前記増幅
出力回路の出力信号を入力信号として動作する電圧/周
波数変換器とを具備するものである。
【0022】さらに、請求項3の発明にかかる電流検出
器は、上記請求項1及び請求項2のの発明の電流検出器
と同様の直流安定化回路、定電流回路、増幅出力回路に
加えて、回路内部の温度を検出し、その温度が特定温度
となったときに所定の信号を出力する温度検出比較回路
とを具備するものである。
【0023】
【作用】請求項1の発明の電流検出器においては、直流
電源を安定した定電圧にし、この定電圧を分圧してホー
ル素子に定電流を供給し、前記ホール素子の出力信号を
増幅し所定の出力電圧として出力するとともに、前記安
定した定電圧を可変分圧してボルテージフォロア形のバ
ッファアンプを介して外部に出力するものであるから、
仮想バイパス電源発生端子からの出力信号の出力インピ
ーダンスが低下し、外乱ノイズによるノイズ電圧が出力
電圧に重畳しない。
【0024】また、請求項2の発明にかかる電流検出器
は、直流電源を安定した定電圧にし、この定電圧を分圧
してホール素子に定電流を供給し、前記ホール素子の出
力信号を増幅し所定の出力電圧として出力するととも
に、前記出力電圧を入力信号として周波数変換して出力
するものであるから、アナログタイプの電流検出信号の
他に、電流検出信号をディジタル信号として出力され
る。
【0025】さらに、請求項3の発明にかかる電流検出
器は、直流電源を安定した定電圧にし、この定電圧を分
圧してホール素子に定電流を供給し、前記ホール素子の
出力信号を増幅し所定の出力電圧として出力するととも
に、回路内部の温度を検出し、その温度が特定温度とな
ったときに所定の警報信号を出力するものであるから、
この警告信号を利用してインバータ装置の制御回路のス
イッチング周波数を調整することができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の各実施例について説明をす
る。
【0027】〈第一実施例〉図1は本発明の第一実施例
である電流検出器の回路構成を示す回路図である。図
中、上記従来例と同一符号及び記号は上記従来例の構成
部分と同一または相当する構成部分を示す。
【0028】図において、23は抵抗4と可変抵抗器2
2とによって分圧される電圧信号を入力信号として動作
するボルテージフォロアアンプである。即ち、本実施例
の電流検出器は、従来の図4の回路構成にボルテージフ
ォロアアンプ23を付加したものである。こうして、従
来の仮想バイパス電源発生端子であるVCOM 端子からの
信号の直後にゲイン1のボルテージフォロアアンプ23
を設けることにより、VCOM 端子からの出力インピーダ
ンスを下げることができる。
【0029】このように、本実施例の電流検出器は、直
流電源48と、前記直流電源48の正極端子VCに抵抗
1を介してカソード端子を接続し、前記直流電源の負極
端子COMにアノード端子を接続し、前記アノード端子
とカソード端子との両端子間に直列に接続された抵抗
2,3間にリファレンス端子を接続したレギュレータI
C15とを有する直流安定化回路と、前記直流安定化回
路の出力端子間に接続され、前記直流安定化回路の出力
電圧を分圧する抵抗4,5間の分圧点の電圧信号を増幅
器16の入力信号とし、前記増幅器16の出力信号をホ
ール素子18の入力電流とする定電流回路と、前記ホー
ル素子18の出力信号を差動増幅器17の差動入力信号
とし、増幅して所定の出力電圧として出力する増幅出力
回路と、前記直流安定化回路の出力端子間に接続され、
前記直流安定化回路の出力電圧を可変分圧する抵抗14
と可変抵抗器22との間の分圧点の電圧信号を入力信号
とし、出力信号を外部に出力するボルテージフォロア形
のバッファアンプであるボルテージフォロアアンプ23
とを備えている。
【0030】即ち、本実施例の電流検出器は、直流電源
を直流安定化回路で安定した定電圧にし、定電流回路で
前記定電圧を分圧してホール素子に定電流を供給し、増
幅出力回路で前記ホール素子の出力信号を増幅して所定
の出力電圧として出力するとともに、前記安定した定電
圧を可変分圧してボルテージフォロア形のバッファアン
プを介して外部に出力するものである。
【0031】したがって、本実施例の電流検出器は、従
来のように仮想バイパス電源発生端子であるVCOM 端子
からの信号が単に抵抗14と可変抵抗器22との分圧に
よって出力されるのではなく、ボルテージフォロア形の
バッファアンプを介して外部に出力されるので、VCOM
端子からの出力信号の出力インピーダンスが低下する。
このため、電流検出器32a〜32cとインバータ制御
部33との距離が離れていても、VCOM 端子からの信号
ラインが外乱ノイズの影響を受けにくく、外乱ノイズに
よるノイズ電圧が出力電圧に重畳しないので、回路が誤
動作する虞れもなくなり、信頼性の高い電流検出器とな
る。
【0032】〈第二実施例〉図2は本発明の第二実施例
である電流検出器の回路構成を示す回路図である。図
中、上記従来例と同一符号及び記号は上記従来例の構成
部分と同一または相当する構成部分を示す。
【0033】図において、50は差動増幅器17の出力
信号により動作し電圧を周波数に変換するV/Fコンバ
ータ、51はV/Fコンバータ50のオフセット調整を
するための可変抵抗器、52はV/Fコンバータ50の
ゲインを調整するための可変抵抗器である。端子VOFか
らは一次電流に比例したパルス信号が出力される。即
ち、本実施例の電流検出器は、上記実施例の図1の回路
構成にV/Fコンバータ50及び可変抵抗器51,52
を付加したものである。このため、この電流検出器の端
子VOUT からは従来と同様のアナログタイプの出力信号
が出力されるとともに、端子VOFからはその信号に比例
したパルス信号が出力される。
【0034】このように、本実施例の電流検出器は、上
記第一実施例の電流検出器と同様の直流安定化回路、定
電流回路、増幅出力回路、ボルテージフォロア形のバッ
ファアンプに加えて、前記増幅出力回路の出力信号を入
力信号として動作する電圧/周波数変換器であるV/F
コンバータ50とを備えている。
【0035】即ち、本実施例の電流検出器は、直流電源
を直流安定化回路で安定した定電圧にし、定電流回路で
前記定電圧を分圧してホール素子に定電流を供給し、増
幅出力回路で前記ホール素子の出力信号を増幅し所定の
出力電圧として出力するとともに、前記安定した定電圧
を可変分圧してボルテージフォロア形のバッファアンプ
を介して外部に出力し、更に、前記出力電圧を入力信号
として周波数変換して出力するものである。
【0036】したがって、本実施例の電流検出器におい
ても、上記第一実施例と同様に、VCOM 端子からの信号
はボルテージフォロア形のバッファアンプを介して外部
に出力され、VCOM 端子からの出力信号の出力インピー
ダンスが低下するので、外乱ノイズによるノイズ電圧が
出力電圧に重畳せず、回路が誤動作する虞れもなくな
り、信頼性の高い電流検出器となる。しかも、本実施例
の電流検出器は、端子VOUT から従来と同様のアナログ
タイプの出力信号が出力されるとともに、端子VOFから
その信号に比例したパルス信号がディジタル信号として
出力されるので、この信号を利用して手持ちの汎用のカ
ウンタ計測器等により簡便に電流を測定できる。
【0037】〈第三実施例〉図3は本発明の第三実施例
である電流検出器の回路構成を示す回路図である。図
中、上記従来例と同一符号及び記号は上記従来例の構成
部分と同一または相当する構成部分を示す。
【0038】図において、60は回路内の温度を検出す
るIC温度センサ、61は抵抗、62はIC温度センサ
60からの信号により作動するトランジスタである。こ
のIC温度センサ60は増幅器16、差動増幅器17、
及びホール素子18の至近位置に配設されている。そし
て、この電流検出器の温度が上昇した場合には、IC温
度センサ60から抵抗61を介してトランジスタ62に
異常警報信号が出力される。このトランジスタ信号をイ
ンバータ装置の制御回路(図示せず)に入力することに
より、インバータ装置のスイッチング周波数を上下して
適宜調整することができる。
【0039】このように、本実施例の電流検出器は、上
記第一及び第二実施例の電流検出器と同様の直流安定化
回路、定電流回路、増幅出力回路、ボルテージフォロア
形のバッファアンプに加えて、回路内部の温度を検出す
る温度検出器であるIC温度センサ60と、前記IC温
度センサ60の出力信号を入力信号として動作する比較
器として機能するトランジスタ62とからなる温度検出
比較回路とを備えている。
【0040】即ち、本実施例の電流検出器は、定電流回
路で前記定電圧を分圧してホール素子に定電流を供給
し、増幅出力回路で前記ホール素子の出力信号を増幅し
所定の出力電圧として出力するとともに、前記安定した
定電圧を可変分圧してボルテージフォロア形のバッファ
アンプを介して外部に出力し、更に、温度検出比較回路
により回路内部の温度を検出し、その温度が特定温度と
なったときに所定の警報信号を出力するものである。
【0041】したがって、本実施例の電流検出器におい
ても、上記第一及び第二実施例と同様に、VCOM 端子か
らの信号はボルテージフォロア形のバッファアンプを介
して外部に出力され、VCOM 端子からの出力信号の出力
インピーダンスが低下するので、外乱ノイズによるノイ
ズ電圧が出力電圧に重畳せず、回路が誤動作する虞れも
なくなり、信頼性の高い電流検出器となる。しかも、本
実施例の電流検出器は、回路内部の温度が特定温度とな
ったときに所定の警報信号が出力されるので、この警告
信号を利用してインバータ装置の制御回路のスイッチン
グ周波数を適宜調整することができる。即ち、インバー
タ装置に対して負荷が小さいとき(即ち、電流検出器の
温度が低いとき)は、インバータ装置のスイッチング周
波数を高くして、磁気音による騒音を低減し、負荷電動
機30から発せられる騒音を抑制し、また、負荷が大き
いとき(即ち、電流検出器の温度が高いとき)は、その
温度上昇の原因となっているインバータ装置のスイッチ
ング周波数を下げることにより、負荷電動機30から発
せられる騒音を抑制する。また、各回路部品の温度上昇
を抑制でき、自己加熱よる破損等を防止でき、信頼性が
向上する。この結果、電流検出器に使用されている鉄心
の温度上昇を抑制するためのファン等による強制風冷手
段が不要になり、低コスト、省スペースを実現できる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
電流検出器は、直流安定化回路と、定電流回路と、増幅
出力回路と、ボルテージフォロア形のバッファアンプと
を備え、直流電源を安定した定電圧にし、この定電圧を
分圧してホール素子に定電流を供給し、前記ホール素子
の出力信号を調整可能な出力電圧として出力するととも
に、前記安定した定電圧を可変分圧してボルテージフォ
ロア形のバッファアンプを介して外部に出力することに
より、仮想バイパス電源発生端子からの出力信号の出力
インピーダンスが低下し、外乱ノイズによるノイズ電圧
が出力電圧に重畳しないので、回路が誤動作する虞れも
なくなり、信頼性の高い電流検出器となる。
【0043】また、請求項2の発明の電流検出器は、直
流安定化回路と、定電流回路と、増幅出力回路と、電圧
/周波数変換器とを備え、直流電源を安定した定電圧に
し、この定電圧を分圧してホール素子に定電流を供給
し、前記ホール素子の出力信号を調整可能な出力電圧と
して出力するとともに、前記出力電圧を入力信号として
周波数変換して出力することにより、アナログタイプの
電流検出信号の他に、電流検出信号をディジタル信号と
して出力されるので、この信号を利用して手持ちの計測
器で簡便に電流を測定できる。
【0044】さらに、請求項3の発明の電流検出器は、
直流安定化回路と、定電流回路と、増幅出力回路と、温
度検出比較回路とを備え、直流電源を安定した定電圧に
し、この定電圧を分圧してホール素子に定電流を供給
し、前記ホール素子の出力信号を調整可能な出力電圧と
して出力するとともに、回路内部の温度を検出し、その
温度が特定温度となったときに所定の警報信号を出力す
ることにより、この警告信号を利用してインバータ装置
の制御回路のスイッチング周波数を調整することがで
き、負荷電動機から発せられる騒音及び各回路部品の温
度上昇を抑制でき、自己加熱よる破損等を防止できるの
で、温度上昇を抑制するための特別な強制風冷手段等が
不要になり、低コスト、省スペースを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第一実施例である電流検出器の
回路構成を示す回路図である。
【図2】図2は本発明の第二実施例である電流検出器の
回路構成を示す回路図である。
【図3】図3は本発明の第三実施例である電流検出器の
回路構成を示す回路図である。
【図4】図4は従来の電流検出器の回路構成を示す回路
図である。
【図5】図5は従来の電流検出器の構造を示す斜視図で
ある。
【図6】図6はインバータ装置を示す回路構成図であ
る。
【図7】図7は従来の電流検出器の使用方法を示すブロ
ック図である。
【図8】図8は従来の電流検出器の信号合成回路の出力
波形を示す波形図である。
【符号の説明】
1〜14 抵抗 15 レギュレータIC 16 増幅器 17 差動増幅器 18 ホール素子 19〜22 可変抵抗器 23 ボルテージフォロアアンプ 50 V/Fコンバータ 51,52 可変抵抗器 60 IC温度センサ 61 抵抗 62 トランジスタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源を安定した定電圧にする直流安
    定化回路と、 前記直流安定化回路の出力電圧を分圧してホール素子に
    定電流を供給する定電流回路と、 前記ホール素子の出力信号を増幅し所定の出力電圧とし
    て出力する増幅出力回路と、 前記直流安定化回路の出力電圧を可変分圧して外部に出
    力するボルテージフォロア形のバッファアンプとを具備
    することを特徴とする電流検出器。
  2. 【請求項2】 直流電源を安定した定電圧にする直流安
    定化回路と、 前記直流安定化回路の出力電圧を分圧してホール素子に
    定電流を供給する定電流回路と、 前記ホール素子の出力信号を増幅し所定の出力電圧とし
    て出力する増幅出力回路と、 前記増幅出力回路の出力信号を入力信号として動作する
    電圧/周波数変換器とを具備することを特徴とする電流
    検出器。
  3. 【請求項3】 直流電源を安定した定電圧にする直流安
    定化回路と、 前記直流安定化回路の出力電圧を分圧してホール素子に
    定電流を供給する定電流回路と、 前記ホール素子の出力信号を増幅し所定の出力電圧とし
    て出力する増幅出力回路と、 回路内部の温度を検出し、その温度が特定温度となった
    ときに所定の信号を出力する温度検出比較回路とを具備
    することを特徴とする電流検出器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010002388A (ja) * 2008-06-23 2010-01-07 Tdk Corp 磁気比例式電流センサ
JP2010085231A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Mitsubishi Electric Corp 電圧検出装置及び電力変換装置及び空気調和機
JP2010129008A (ja) * 2008-11-30 2010-06-10 Hochiki Corp 窓開閉検出装置
JP2012151973A (ja) * 2011-01-18 2012-08-09 Daikin Ind Ltd 電力変換装置

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