JPH02138139A - 1,3−ジブロム−5,7−ジメチルアダマンタンの製造方法 - Google Patents

1,3−ジブロム−5,7−ジメチルアダマンタンの製造方法

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JPH02138139A
JPH02138139A JP29245788A JP29245788A JPH02138139A JP H02138139 A JPH02138139 A JP H02138139A JP 29245788 A JP29245788 A JP 29245788A JP 29245788 A JP29245788 A JP 29245788A JP H02138139 A JPH02138139 A JP H02138139A
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JP
Japan
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dimethyladamantane
bromine
reaction
dibromo
albr3
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Pending
Application number
JP29245788A
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English (en)
Inventor
Shoji Takeya
竹谷 彰二
Takenori Nakamura
猛紀 中村
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Air Water Inc
Original Assignee
Sumikin Chemical Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C17/00Preparation of halogenated hydrocarbons
    • C07C17/093Preparation of halogenated hydrocarbons by replacement by halogens
    • C07C17/10Preparation of halogenated hydrocarbons by replacement by halogens of hydrogen atoms

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、1.3−ジメチルアダマンタンを臭素と反応
させて1.3−ジブロム−5,7−ジメチルアダマンタ
ンを製造する方法の改良に関する。
[従来の技術] 1.3−ジブロム−5,7−ジメチルアダマンタンはプ
ラスチック製光学用材料であるジメチルアダマンタンジ
カルボン酸誘導体や、ジヒドロキシ誘導体等の原料とし
て有用であり、1.3−ジメチルアダマンタンのジブロ
ム化によって製造することができる。
1.3−ジメチルアダマンタンのジブロム化は、臭化ア
ルミニウム及び三臭化ホウ素のようなルイス酸の存在下
、臭素を用いて行うことが知られている(E、R,TA
LATYほか、J。
Chem、Soc、(C)、1968.p1902)。
この方法によれば、臭素、臭化アルミニウム及び−臭化
ホウ素の混合物にアダマンタンを添加し、混合物を加熱
し還流下で反応を行なわせている。
[発明が解決しようとする課題] しかしこの方法では、臭素を大過剰に使用する必要があ
る。例えば、ジメチルアダマンタン1モルに対して、通
常10〜12倍モルの臭素が使用されており(特表昭5
7−500785、特開昭63−33350.特公昭6
3−22205)、臭素が大過剰でないと得られる1、
3−ジブロム−5,7−ジメチルアダマンタンの収率は
低い。
この反応において臭素を過剰に加えることは反応径大量
の臭素を除去回収しなけらばならないので、原料コスト
、操作性の点で好ましくない。
本発明者等は、1.3−ジメチルアダマンタンを臭素化
して高収率でジブロム体を合成する方法について、鋭意
試験研究を重ねた結果、1.3−ジメチルアダマンタン
と無水臭化アルミニウム及び三臭化ホウ素の存在下に臭
素を滴下すれば、臭素量を減少させても高収率で1.3
−ジブロム−57−ジメチルアダマンタンが合成できる
ことを見い出し、本発明に到達した。
[課題を解決するための手段] 即ち本発明の目的は、原料の臭素を大過剰に使用するこ
とな(、高純度の1.3−ジブロム−5,7−ジメチル
アダマンタンを高収率で得ることにある。
本発明は1.3−ジメチルアダマンタンと三臭化ホウ素
および臭化アルミニウムとをあらかじめ混合した後、上
記混合物jこ液体状臭素を滴下し、1.3−ジメチルア
ダマンタンを臭素化することを特徴とする1、3−ジブ
ロム−5,7−ジメチルアダマンタンの製造方法である
8本発明においては1.3−ジメチルアダマンタンと、
触媒として用いられる三臭化ホウ素および臭化アルミニ
ウムとをあらかじめ混合し、混合物に液体状臭素を滴下
して臭素化反応を行なうことが重要である。
触媒の使用量は1.3−ジメチルアダマンタン1モルに
対して、三臭化ホウ素0.2〜0.4、特に0.25〜
0.3モル、臭化アルミニウムは2 x 10−’ 〜
4 x 10−”、特に5X10−’ 〜2X10−3
モルが好ましい。触媒使用量が上記の範囲以下の場合は
ジブロム置換体の生成が困難である。また上記の範囲以
上の触媒を用いても、反応速度、収率等の向上はそれほ
ど大きくない。
また触媒中の三臭化ホウ素/臭化アルミニウムモル比は
100〜1,500の範囲が適当であり、そル比がこの
範囲を外れるととジブロム置換体の生成が減少する。
1.3−ジメチルアダマンタン1モルに対する臭素の添
加量は2〜4モル、すなわち理論量の1〜2倍で所望の
反応が高収率で得られる。これが本発明の大きな特徴で
ある。勿論、臭素の添加量をこれより太き(しても反応
自体には何ら悪影響はない。
臭素の滴下温度も任意に選択しつるが、通常は室温で行
なう。
滴下時間は特に制限はないが、通常は30〜60分で滴
下を完了させる。滴下速度が速すぎると反応熱のために
温度が上り過ぎたり、臭素濃度が局部的に高まり、収率
が低下する。また滴下速度を遅くすると、全体の反応時
間が長くなり、効率的でない。臭素の滴下時には、反応
系全体を充分撹拌して臭素濃度が局部的に上昇しないよ
うにするのが望ましい。
反応条件は特に限定されるものではな(、常圧下、反応
温度は室温〜65℃で行なうのが最も簡便であるが、加
圧下で行なうことも可能である。
この場合の反応温度は70〜80℃である。
臭素化反応は無溶媒で行なうこともできるが、必要に応
じて1,2−ジクロロエタン、四塩化炭素などの塩素化
炭化水素類溶媒の存在下で行なっても良い。
本発明の反応は比較的短時間で完結するので、1時間程
度でも充分であるが、好ましくは2〜3時間が適当であ
る。
反応終了後は未反応の臭素を留去した後、反応生成物を
精製工程にかける。精製は再結晶法を用いるのが最適で
あり、高純度の1.3−ジブロム−5,7−ジメチルア
ダマンタンが得られる。溶媒としてはメタノールが最適
である。
[実施例] 以下、実施例により本発明を説明する。
実施伝1 還流冷却器並びに撹拌器付き三ツロフラスコ200mZ
に、1.3−ジメチルアダマンタン(純度97.7%)
16.8g (0,1モル)、三臭化ホウ素6.2gお
よび臭化アルミニウム5mgを仕込み、室温で撹拌混合
しながら臭素48g (0,3モル)を徐々に滴下した
。滴下終了後65℃まで昇温し、同温度を保持して3時
間反応させた0反応終了後この反応液から減圧下で過剰
の臭素を留去して反応生成物を得た。この反応生成物を
1.7重量倍のメタノールを用いて90℃(自生圧1 
、8 k g/ crtfG)で溶解し、0℃まで冷却
して再結晶した後、真空乾燥して白色結晶27.1gを
得た。
この白色結晶は、プロトンNMRスペクトル分析、ガス
クロマトグラフィーおよびマススペクトル分析の結果、
1.3−ジブロム−5,7−ジメチルアダマンタンであ
ることが確認され、純度は98.8%であり、その収率
は83.0モル%であった。
H−NMRスペクトル (CDC1m 、TMS基準) 0.9  (6H:CHs) 2個のメチル基の水素l
、25 (2H)   各メチル基がついた橋頭位置の
間のメチレン基水素 1.9〜2.0(8H)メチル基と臭素がついた橋頭位
置の間の4個のメチレン基 水素 2.7  (2H)   臭素置換した橋頭位置の間の
メチレン基水素 マススペクトル(m/e(相対強度)帰属)324 (
7);   P 322 (5);   P 243 (99);  P−Br 241 (100)  ; P−Br 162 (47);  P−2Br 161 (10);  P−2Br 実鬼例1 臭素を40g <0.25モル)とした以外は実施例1
と同様にして、1.3−ジメチルアダマンタンを反応さ
せ、再結晶、乾燥して1,3−ジブロム−5,7−ジメ
チルアダマンタン結晶26.1gを得た。1,3−ジブ
ロム−5,7−ジメチルアダマンタンの純度は98.8
%で収率は80.0モル%であった。
丈施伍旦 臭素を64g (0,4モル)とした以外は実施例1と
同様にして、1.3−ジメチルアダマンタンを反応させ
、再結晶、乾燥して1.3−ジブロム−5,7−シメチ
ルアダマンタン結晶27.1gを得た。1.3−ジブロ
ム−5,7−ジメチルアダマンタンの純度は98.8%
で収率は83.3モル%であった。
人血例A 反応時間を6時間とした以外は実施例1と同様にして、
1,3−ジメチルアダマンタンを反応させ、再結晶、乾
燥して1.3−ジブロム−5,7−シメチルアダマンタ
ン結晶27.1gを得た。
その1.3−ジブロム−5,7−ジメチルアダマンタン
純度は98.8%で収率は83.0モル%であった。
比較計12 実施例1と同じ三ツロフラスコ200m1に、臭素64
g (0,4モル)三臭化ホウ素6.2g、臭化アルミ
ニウム5mgを仕込み、室温で攪拌混合しながら、1.
3−ジメチルアダマンタン16.8g (0,1モル)
を徐々に滴下した。
滴下終了後65℃まで昇温し、同温度を保持して6時間
反応させた。
この反応液から減圧下で過剰の臭素を留去して反応生成
物を得た。
この反応生成物を実施例1と同様に精製分離して1.3
−ジブロム−5,7−シメチルアダマンタン結晶20.
2gを得た。その1.3−ジブロム−5,7−ジメチル
アダマンタン純度は98.5%で収率は62.0モル%
であった。
以上の結果から、臭素、臭化アルミニウム及び:臭化ホ
ウ素の混合物にアダマンタンを添加する従来の方法にお
いて、1.3−ジメチルアダマンタンに対し臭素を4倍
モル使用した場合は1,3−ジプロムー5,7−ジメチ
ルアダマンタンの収率が低いのに対し、本発明では1.
3−ジメチルアダマンタン1モルに対し、2.5倍モル
の臭素を使用するのみで1,3−ジブロム−5,7−ジ
メチルアダマンタンが高収率で得られることがわかった
[発明の効果〕 本発明は1.3−ジメチルアダマンタンの臭素化による
1、3−ジブロム−5,7−ジメチルアダマンタンの製
造法において、1.3−ジメチルアダマンタンと、触媒
として用いられる三臭化ホウ素および臭化アルミニウム
とをあらかじめ混合し、この混合物に液体状臭素を滴下
して臭素化反応を行なうことによって、従来の方法のよ
うに大過剰の臭素を用いることな(、高収率で高純度の
1.3−ジブロム−5,7−ジメチルアダマンタンを得
ることができ、工業的にきわめて有利な方法である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、1,3−ジメチルアダマンタンと三臭化ホウ素およ
    び臭化アルミニウムとをあらかじめ混合した後、上記混
    合物に液体状臭素を滴下し、1,3−ジメチルアダマン
    タンを臭素化することを特徴とする1,3−ジブロム−
    5,7−ジメチルアダマンタンの製造方法。
JP29245788A 1988-11-21 1988-11-21 1,3−ジブロム−5,7−ジメチルアダマンタンの製造方法 Pending JPH02138139A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003042139A1 (fr) * 2001-11-14 2003-05-22 Tokuyama Corporation Procede de preparation de dihalogenoadamantanes
WO2007094746A1 (fr) * 2006-02-16 2007-08-23 Leonid Vladimirovich Golovko Esters de dialkyle d'acide 5,7-dimethyladamantane-1,3-dicarboxylique, procédés de leur synthèse et procédés de synthèse d'acide 5,7-dimethyladamantane-1,3-dicarboxylique en tant que produit intermédiaire

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WO2007094746A1 (fr) * 2006-02-16 2007-08-23 Leonid Vladimirovich Golovko Esters de dialkyle d'acide 5,7-dimethyladamantane-1,3-dicarboxylique, procédés de leur synthèse et procédés de synthèse d'acide 5,7-dimethyladamantane-1,3-dicarboxylique en tant que produit intermédiaire

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