JPH02138063A - 新聞用紙張設案内装置におけるコース自動変更装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、多色刷り装置を含む複数台の輪転機群から、
それぞれ所定の頁数単位で刷り出される新聞紙面のうち
、多色刷り紙面の挿入位置を入れ替えるために、または
、多色刷り装置を経由させる場合と経由させない場合と
の切り替えのために、新聞用紙の張設の際に用いられる
新聞用紙張設案内装置におけるコース自動変更装置に関
する。

（従来の技術） 新聞の印刷は普通黒一色で行なわれているが、その一部
の紙面が多色で印刷されることかある。

このため、多色刷り装置が必要になるか、この多色刷り
装置は極めて高価なものであるため、黒刷り装置数台に
対して１台だけ備えられている。

また、各輪転機から所定の頁数単位で刷り出された各紙
面は、それぞれガイドローラで次の折畳み機まで案内さ
れ、この折畳み機で全紙面の重ね合わせと折畳み作業が
行われるが、多色刷りされた紙面の挿入位置は、多色刷
り装置の配置関係によって常に一定の位置になる。

ところが、記事の具合や広告の具合によって、多色刷り
紙面の挿入位置を入れ替えたい場合がある。

そこで、最近クローズアップされている方法として、複
数本のターンバーとガイトローラを用いて、多色刷り用
新聞用紙のコースを変更させることにより挿入位置を変
更するようにしたものがある。

また、印刷を開始する前の準備作業として、それぞれロ
ール状に巻き取られた新聞用紙を、各輪転機（及び多色
刷り装置）を経由して折畳み機に至るまで張りめぐらせ
る作業が必要であり、従来この作業を手作業で行ってい
たために、危険であり、また、多くの時間と人手とを要
していた。

そこで、この作業を自動化する方法として、各新聞用紙
の張設コースに沿って張設したエンドレス状の案内ベル
トによって、各新聞用紙を折畳み機まで案内するように
したものが知られている。

そして、新聞用紙の先端部を案内ベルトに連結する方法
として、従来では第４図に示すように新聞用紙Ｐの先端
部に形成した紐状連結部Ｐ１を、案内ベルトｌに開設し
たスリット８を利用して連結するようにしていた。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、従来の連結構造では、多色刷り紙面の挿
入位置を入れ替える必要か生じた場合に以下に述べるよ
うな問題点かあった。

即ち、多色刷り紙面の挿入位置を入れ替えるためには、
まず、新聞用紙を多色刷り紙面の本来のコースに沿って
張設された案内ベルトでコース変更部分まて案内し、コ
ース変更部分に新聞用紙か到達したら、新聞用紙の走行
を一度停止し、新聞用紙と案内ベルトの連結を解き、以
後は複数の作業者の連携動作によって折畳み機まで人手
で新聞用紙を案内しなければならず、従って、コースの
変更作業が面倒であると共に、コースの変更のために新
聞用紙の張設作業か中断され、作業能率か悪くなるし、
それ以後の作業には多くの人手と労力とを必要とする等
の問題点かあった。

そこで、本発明は、上述のような従来の問題点を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、新
聞用紙のコース変更が面倒な作業や人手を要することな
く容易かつ自動的に行われ、労力の軽減と作業能率の向
上が可能なコース自動変更装置の提供にある。

（課題を解決するための手段） 前記目的を達成するために本発明の新聞用紙張設案内装
置におけるコース自動変更装置では、新聞用紙を基本コ
ースに沿って張設するための基本コース用案内ベルトと
、変更コースに沿って張設するための変更コース用案内
ベルトと、新聞用紙の先端部に取り付け可能な搬送子と
を備え、前記両案内ベルトをコース変更部分で上下近接
状に並行させ、かつ、各案内ベルトにはその同一側面側
にそれぞれ突出する連結片を備えると共に、前記搬送子
の先端部にはコース変更部分で前記各案内ベルトの連結
片とそれぞれ同時かつ係脱自在に係合する２つの係合部
を備え、同係合部に対する各連結片の係脱が各案内ベル
トの走行方向で係合しその逆方向では脱却する係脱構造
とした。

（作用） 本発明の新聞用紙張設案内装置におけるコース自動変更
装置では、上述のように構成したので、まず、新聞用紙
の先端部に取り・付けた搬送子の一方の係合部に基本コ
ース用案内ベルトの連結片を係合させた状態で新聞用紙
をコース変更部分まで案内し、次いで、基本コース用案
内ベルトの走行を停止若しくは減速させると同時に、変
更コース用案内ベルトの走行を開始させると、両案内ベ
ルトの相対的速度差によって、コース変更部分より手前
位置で待機していた変更コース用案内ベルトの連結片か
コース変更部分て搬送子の他の保合部に係合した後、そ
れまで係合していた基本コース用案内ベルトの連結片か
ら搬送子を脱却させるので、それ以後は変更コース用案
内ベルトに案内されて変更コースに沿って新聞用紙か張
設されることになる。

従って、新聞用紙のコース変更か、面倒な作業や人手を
要することなく各案内ベルトの走行・停止操作たけて容
易かつ自動的に行えると共に、コースの変更が新聞用紙
の走行を長時間停止させることなく行えるので、労力の
軽減と作業能率の向上か図れるようになる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面により詳述する。

尚、この実施例では、多色刷り装置を経由させた多色刷
り紙面の挿入位置を入れ替える場合のコース自動変更装
置を例にとる。

まず、実施例の構成を説明する。

この実施例の新聞用紙張設案内装置におけるコース自動
変更装置は、第１図〜第３図に示すように、基本コース
用案内ベルトｌと、変更コース用案内ベルト２と、連結
片３，４と、搬送子５と、張設コース変更手段６とを主
な構成として備えている。

前記基本コース用案内ベルトｌは、多色刷り用新聞用紙
Ｐ０を基本コース、即ち新聞用紙を巻き取ったロールか
ら多色刷り装置を経由して折畳み機に至るまでのコース
に沿って張設するための案内ベルトであり、該基本コー
スの一側面に沿って張設される送り側ｌＯと、戻り側１
１とによってエンドレス状に設けられている。

前記変更コース用案内ベルト２は、多色刷り用新聞用紙
Ｐ０を変更コースに沿って張設するための案内ベルトで
あり、多色刷り装置を経由して折畳み機に至るまでの基
本コースの途中に設けられるコース変更部分から、折畳
み機に至るまでの変更コースに沿って張設される送り側
２０と、戻り側２１とによってエンドレス状に設けられ
ている。

尚、前記変更コースとは、各輪転機からそれぞれ所定の
頁数単位で刷り出される新聞紙面のうち、多色刷り紙面
の挿入位置を入れ替えるためのコースであフて、この実
施例では、第１図に示すように、２木のターンパー２２
と４本のガイトローラ２３によって、１色刷り用新聞用
紙ＰＩの下面側から上面側へ多色刷り用新聞用紙Ｐ。を
移行させるようにしている。

また、前記基本コース用案内ベルトｌと変更コース用案
内ベルト２とは、そのコース変更部分で上下方向に近接
状に並行させた状態に設けられると共に、各案内ベルト
１．２の下面側には両案内ベルト１．２相互の間隔を一
定に保持させるための案内板１２．２４を備えている。

前記連結片３．４は、両案内ベルト１．２の同一側面側
に突出状に設けられ、前記搬送子５と連結するための手
段てあり、この実施例では、案内ベルト１．２の走行方
向を開口させたフック部３０．４０と、同フック部３０
．４０と各案内ベルトｌ、２との間を連結する上下一対
の連結板３１．３２，４１．４２とで構成されている。

そして、この連結板３１，３２，４１．４２はベルトの
可撓性を阻害しないようにゴム板、柔軟な合成樹脂板、
腰の強い厚手の布地等で形成されており、またフック部
３０．４０は合成樹脂素材で形成されている。

前記搬送子５は、各案内ベルト１．２に対して多色刷り
用新聞用紙Ｐ。の先端部を、前記各連結片３．４を介し
て係脱自在に連結させるための部材であって、この実施
例では、その先端部にコース変更部分で前記各連結片３
，４のフック部３０゜４０にそれぞれ同時に係合可能な
係合部５０．５１か１円柱状係合ピン５２と３枚の円板
状位置決め部材５３によって上下２段に形成されている
。

また、前記最下段の位置決め部材５３から後方へ向けて
アーム５４か延設され、該アーム５４の後端部には紐状
体７を連結可能な略Ｔ字状連結部５５を備えている。そ
して、この搬送子５は、誤って輪転機に落し込んだ場合
でもシリンダを傷付けるおそれのない合成樹脂素材で形
成されている。

前記張設コース変更手段６は、前記搬送子５に連結され
た多色刷り用新聞紙Ｐ０を基本コース用案内ベルトｌか
ら変更コース用案内ベルト２に移し替えるための手段で
あって、この実施例では、前記案内板１２の始端部に備
えたリミットスイッチ、光電管スイッチ等のセンサによ
って、基本コース用案内ベルトｌの連結片３がコース変
更部分に来た時点を検知し、この検知に基づいて基本コ
ース用案内ベルト１の走行を停止若しくは減速すると同
時に、変更コース用案内ベルト２の走行を開始させるこ
とにより、両案内ベルト１，２の相対的速度差で搬送子
５の移し替えを行うようにしている。

尚、多色刷り用新聞用紙Ｐ０の先端部に対する紐状体７
の取り付けは、粘着テープＴによって行われる。

次に、本実施例の作用を基本コース側張設時と変更コー
ス側張設時とに分けて説明する。

（イ）基本コース側張設時 まず、多色刷り用新聞用紙Ｐ０を基本コース側に張設さ
せる場合は、張設コース変更手段６を構成するセンサと
、両案内用ベルト１，２の駆動電源回路との関連を切断
する方向にセットしておく。

そして、新聞用紙Ｐ０の先端部に取り付けた搬送子５の
係合部５０に基本コース用案内ベルトｌにおける連結片
３のフック３０を係合させた状態で基本コース用案内ベ
ルト１を走行させることによって、新聞用紙Ｐ０を基本
コースに沿って張設させることかできる。

尚、この場合、変更コース用案内ベルト２の連結片４は
第２図の鎖線て示すようにコース変更部分より手前で待
機状態にあり、従って、コース変更部分における搬送子
５の走行を妨げることはない。

（ロ）変更コース側張設時 次に、多色刷り用新聞紙Ｐ。を変更コース側に張設させ
る場合、即ち多色刷り紙面の挿入位置を入れ替えたい場
合は、張設コース変更手段６を構成するセンサか働く方
向にセットし、前記（イ）の場合と同様に新聞用紙Ｐ０
の先端部に取り付けた搬送子５の係合部５０に基本コー
ス用案内ベルト１における連結片３のフック３０を係合
させた状態で基本コース用案内ベルトｌを走行させると
、連結片３かコース変更部分まで来た時点なセンサが検
知し、この検知に基づいて基本コース用案内ベルト１の
走行が停止若しくは減速されると同時に、変更コース用
案内ベルト２の走行が開始されるので１両案内ベルト１
．２の相対的速度差により、コース変更部分において、
まず、変更コース用案内ベルト２における連結片４のフ
ック４０か搬送子５の係合部５１に係合し、次いで、基
本コース用案内ベルトｌにおける連結片３のフック３０
に係合していた搬送子５の係合部５０か脱却されること
になり、以後は変更コース用案内ベルト２に案内されて
変更コースに沿って新聞用紙Ｐ０が張設されることにな
る。

以上説明してきたように本実施例の新聞用紙張設案内装
置におけるコース自動変更装置にあっては、上述のよう
に構成したことで、多色刷り用新聞用紙Ｐ０のコース変
更が、面倒な作業や人手を要することなく張設コース変
更手段６のセット切替操作たけで容易かつ自動的に行な
えると共に。

コースの変更が新聞用紙Ｐ０の走行を長時間停止させる
ことなく行えるので、労力の軽減と作業能率の向上が図
れるようになる。

以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、具
体的な構成はこの実施例に限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっ
ても本発明に含まれる。

例えば、実施例では、搬送子における各係合部に対する
各連結片の係脱が、各案内ベルトの走行方向で係合しそ
の逆方向では脱却する係脱構造として、各連結片側にフ
ック部を形成した場合を示したが、その係脱構造や形状
等は任意であり、例えばフック部を搬送子側に形成した
り、両者をフック状に形成するようにしてもよい。

また、実施例では、張設コース変更手段としてセンサを
用い、このセンサの検知に基づいて両案内ベルトの走行
をコントロールするようにした場合を示したが、その手
段は任意であり、また、両案内ベルトの走行・停止をス
イッチの手動操作で行うようにしてもよい。

また、実施例では、新聞用紙の先端部に紐状体を介して
搬送子を取り付けるようにした場合を示したが、その取
り付け構造は任意であり、例えば搬送子の後端部を直接
テープ等で新聞用紙の先端部に取り付けるようにしても
よい。

また、各案内ベルトの所定位置での停止も、リミットス
イッチ、光電管スイッチ等を用いることによって自動的
に行なうことかできる。

また、実施例では、多色刷り紙面の挿入位置を入れ替え
る場合のコース自動変更装置を例にとったが、その他に
、多色刷り装置を経由させる場合と経由させない場合と
のコース自動変更装置としても利用できる。

（発明の効果） 以上説明してきたように本発明の新聞用紙張設案内装置
におけるコース自動変更−装置にあっては、新聞用紙の
コース変更が、面倒な作業や人手を要することなく各案
内ベルトの走行・停止操作たけて容易かつ自動的に行な
えると共に、コースの変更が新聞用紙の走行を長時間停
止させることなく行えるので、労力の軽減と作業能率の
向上が図れるようになるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の新聞用紙張設案内装置における
コース自動変更装置の全体図、第２図は同要部の拡大斜
視図、第３図は搬送子の拡大側面図、第４図は従来例を
示す説明図である。 Ｐｏ： ｌ　： ２　＝ ３　、４　： ５　： ５０．５１＋ 多色刷り用新開用紙 基本コース用案内ベルト 変更コース用案内ベルト 連結片 搬送子 係合部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）新聞用紙を基本コースに沿って張設するための基本
   コース用案内ベルトと、変更コースに沿って張設するた
   めの変更コース用案内ベルトと、新聞用紙の先端部に取
   り付け可能な搬送子とを備え、前記両案内ベルトをコー
   ス変更部分で上下近接状に並行させ、かつ、各案内ベル
   トにはその同一側面側にそれぞれ突出する連結片を備え
   ると共に、前記搬送子の先端部にはコース変更部分で前
   記各案内ベルトの連結片とそれぞれ同時かつ係脱自在に
   係合する２つの係合部を備え、同係合部に対する各連結
   片の係脱が各案内ベルトの走行方向で係合しその逆方向
   では脱却する係脱構造としたことを特徴とする新聞用紙
   張設案内装置におけるコース自動変更装置。