JPH0213756B2 - - Google Patents

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JPH0213756B2
JPH0213756B2 JP57107365A JP10736582A JPH0213756B2 JP H0213756 B2 JPH0213756 B2 JP H0213756B2 JP 57107365 A JP57107365 A JP 57107365A JP 10736582 A JP10736582 A JP 10736582A JP H0213756 B2 JPH0213756 B2 JP H0213756B2
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JP
Japan
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underground
signal
detection method
antenna
underground object
Prior art date
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JP57107365A
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JPS58223771A (ja
Inventor
Kazuo Watabe
Shigeru Fukushima
Tetsujiro Izumi
Yoshinobu Iwashita
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BOEICHO GIJUTSU KENKYU HONBUCHO
MEISEI DENKI KK
Original Assignee
BOEICHO GIJUTSU KENKYU HONBUCHO
MEISEI DENKI KK
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Publication date
Application filed by BOEICHO GIJUTSU KENKYU HONBUCHO, MEISEI DENKI KK filed Critical BOEICHO GIJUTSU KENKYU HONBUCHO
Priority to JP57107365A priority Critical patent/JPS58223771A/ja
Publication of JPS58223771A publication Critical patent/JPS58223771A/ja
Publication of JPH0213756B2 publication Critical patent/JPH0213756B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S13/00Systems using the reflection or reradiation of radio waves, e.g. radar systems; Analogous systems using reflection or reradiation of waves whose nature or wavelength is irrelevant or unspecified
    • G01S13/02Systems using reflection of radio waves, e.g. primary radar systems; Analogous systems
    • G01S13/04Systems determining presence of a target

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電波を使用して、地中埋設物が金
属、非金属かの別を問わず、これを探知する地中
埋設物探知器の探知方式に関するものである。
電波を使用して、金属および非金属の埋設物を
探知する方法は公知である。
この種の探知器に共通した問題は、探知信号と
しての地中埋設物からの反射波に、それより強い
レベルの妨害信号としての地表面反射波が混入し
てくることである。
従来の探知器のうち、パルスレーダー装置に類
する方式を使用したものにおいては、送信に同期
して受信機をON/OFFさせるとか受信器の利得
を時間と共に変化させるとかの方法で、地表面反
射波を除去する試みを行なつているが、ON/
OFFスイツチの素子の過渡現象あるいはAGC(自
動利得制御)回路の応答速度に問題があり十分な
成果を上げていない。
他方、CW(連続波)方式によるものでは、第
1図に示すものが一般的である。地面5に平行に
ある高さhでアンテナ1を動かし、反射電波の変
化量を測定し、探知する方法である。アンテナ1
は地面に相対して3本であり、中央のアンテナ1
が送信アンテナ、他の2つのアンテナ12と13
が受信アンテナで、11に対し12と13は対称の
位置に配置されている。
第1図における動作は次の通りである。
送信機2から発生したCW電波はアンテナ11
から送信され、地面5で反射して2つアンテナ1
,13で受信される。地中に埋設物6が無いと、
受信された電波は地表面反射波だけで、これらは
2と13でその大きさ・位相が等しいから、互い
に逆極性の検波器41,42を通ると正・負の大き
さの等しい電圧となり、これが電圧加算器31
加算されて打ち消され、増幅・表示器32の出力
には現われてこない。
一方、埋設物があれば、それが12と13のアン
テナの丁度中間にある場合を除いて、2つの反射
波の大きさ、位相に差が現われるから、電圧加算
器31には誤差電圧eが生じ、増幅・指示器32
は出力が現われ、検知が可能となる。
しかし、実際には地面5の上には石や草があ
り、地面5そのものも凹凸や傾斜をもち、かつア
ンテナ1を地面5に平行にして動かすなどは至難
の業であるため、アンテナ12と13に受信される
反射波はその大きさ、位相が等しくなることが少
く、十分に地面反射波を除去するに到つていな
い。
従来、これを改善するために、受信アンテナを
送信アンテナの周囲に4つ以上配して、各アンテ
ナの受信レベルを比較演算するとか、1個または
2個の受信アンテナを送信アンテナの周囲に回転
させてアンテナ1回転の受信レベルを比較演算す
るとかの方式が検討されているが、装置が複雑で
大型でかつ高価であるという欠点をもつ。
本発明は、これら従来技術の欠点をなくして簡
単、小型かつ安価な装置で、妨害波としての地表
面反射波を効果的に除去するべくなされたもので
ある。
本発明は、第1図に示した従来技術の方式が2
つの反射波の減算を、検波器41,42および電圧
加算器31で行つていること、従つて位相の違い
は何ら考慮されていないことをつきとめ、第2図
に示すように検波器41,42及び電圧加算器31
に代えて、ベクトル量としての2つの反射波を加
減算する加減算回路7を用いたものである。
この加減算回路7により、その差信号bは十分
打ち消されて、従来はアンテナ1の傾きとか地面
5の傾斜または凹凸などにその原因を帰せられて
いた地表面反射波の除去の不完全さを大きく改善
することができた。
そして、本発明では、単なるベクトルの減算回
路に変更したのではなく、ベクトルの加算回路を
併せ持つた加減算回路7に変更している。
すなわち、第3図イ,ロに示すように、本発明
に係る地中埋設物探知器8を地面5に対して平行
に移動させて探知を行うと、第3図イに示す地中
に埋設物6がある場合と、第3図ロに示す地面5
に例えば石9がある場合に於いて、加減算回路7
から出力される和信号aと差信号bは、それぞれ
同図に示すような波形のレベル出力が得られる。
但し、第3図イに示す波形は埋設物6が非金属で
ある場合を示し、また、第3図イ,ロに示す波形
は、加減算回路7からの差信号bを適宜に増幅し
たのちの波形である。
差信号bの波形について説明すると、送信アン
テナ11から放射された電波は地面5の表面(以
下、地表という。)及び地中埋設物6又は石等9
に反射して2つの受信アンテナ12及び13に入射
する。地中埋設物探知器8の位置に係らず地表と
当該地中埋設物探知器8との距離は同じであるの
で、地表で反射して2つの受信アンテナ12,13
に入射する電波のレベルはほぼ同じであり、従つ
て差信号bの地表反射波成分はほぼ0である。し
かしながら、地中埋設物6又は石等9によつて反
射される電波の受信アンテナ12,13への入射レ
ベルは等しくはならない。すなわち、地中埋設物
6又は石等9と地中埋設物探知器8との間の距離
は当該地中埋設物探知器8の移動に従つて近づ
き、最短距離となつて(地中埋設物探知器8が地
中埋設物6又は石等9の真上に来たとき)やがて
再び遠ざかつていく。この行程に於いて、電波の
地中埋設物6又は石等9での反射波成分の受信ア
ンテナ12,13への入射レベルは、地中埋設物探
知器8が地中埋設物6又は石等9に近づくに従つ
て強くなり、やがて最大となつたのち再び弱くな
つていく。
ところで、2つの受信アンテナ12,13は互に
離れて設定されているので、当該2つの受信アン
テナ12,13への上記反射波成分の入射レベルに
は差が生じ、この差は受信アンテナ12又は13
地中埋設物6又は石等9の真上にきたときそれぞ
れ最大となる。従つて、第3図イ又はロに示すよ
うに、差信号bは2つの極大点を有する波形とな
る。
第3図イ,ロに示すように、加減算回路7から
の差信号bは、地中埋設物6から反射波を受ける
場合と石等9のように地表に置かれた物から反射
を受ける場合とでは、レベルは異なるものの双方
の波形には極めて高い相似性がある。従つて探知
物体が地中埋設物6であるか又は地表に置かれた
石等9であるかの判断は極めてむずかしく、地中
又は地表に異物体が存在することのみ判断きるに
過ぎない。しかしながら、上記差信号bとともに
和信号aを使用すれば、上記異物体が地中埋設物
6であるか又は地表に置かれた石等9であるかの
判別が可能となる。
すなわち、地中埋設物6からの反射波のレベル
は低いので地中埋設物6が存在するときの反射波
は、その殆どが地表からの反射波で占められ、従
つて和信号aのレベルは第3図イに示すように殆
ど変化しない。ところが石等9が地表に存在する
ときには、石等9から地中埋設物探知器8までの
距離は地表から地中埋設物探知器8までの距離よ
り短いことから当該地中埋設物探知器8の受信ア
ンテナ12,13には地表からの反射波よりも石等
9からの反射波の方が高いレベルで入射されるた
め、和信号aのレベルは第3図ロに示すように石
等9の存在位置で極大値を示すような特性とな
り、これにより上記判断が可能となる。
第3図の例では石の場合を示しているが、これ
が草や地面の凹凸あるいはアンテナの傾き(地面
の傾きと言い換えてもよい)であつても同じで、
このため加減算回路7の和信号aは地中埋設物6
を選択判断するのに極めて有効である。
なお、第3図の例で、差信号bが埋設物6また
は石9の真上でレベルの低下を示しているのは、
受信アンテナ12と13の丁度中間にそれら異物が
位置したため、それら異物からの反射波も互いに
打ち消されることになつたからである。
本発明は、この加減算回路7として1つの高周
波信号を2つに分岐する回路において、その2つ
の分岐信号が互いに同相となる場合と互いに逆相
となる場合の両方の使い方ができるものに着目し
た。
このような回路として、ラツトレース回路、位
相反転形ハイブリツドリング回路またはマジツク
T回路などがある。
第4図にラツトレース回路の例を示して、その
働きを説明すると、イは2つの分岐出力が互いに
同相である場合で、P1が入力端子、P2とP4が出
力端子、P3は無効端子、ロは2つの分岐出力が
互いに逆相である場合で、P3が入力端子、P2
P4が出力端子、P1が無効端子である。今これを
反対に合成回路として使用してハに示すように
P2とP4の端子にA/2∠0の信号(振幅がA/
2、位相角が零の信号)を入力すると、P1の端
子には「A/2∠−90+A/2∠−90=A∠−
90」、P3の端子には「A/2∠−90+A/2∠−
270=0」が現われ、P1が加算回路の出力端子、
P3が減算回路の出力端子となつて、ベクトルの
加減算回路7としての機能を有していることがわ
かる。
そして、ラツトレース回路や位相反転形ハイブ
リツドリング回路は、ストリツプラインや同軸ケ
ーブルなどにより、比較的容易にしかも小型・安
価に製作できるという利点があり、本装置の加減
算回路7として著るしい効果がえられた。
第2図は、本発明のCW方式の実施例である。
受信機3は検波・増幅器33および信号処理器34
からなる例を示している。CW方式はパルスレー
ダー方式と異り、地表面近辺の地中埋設物6を探
知対象とするものであるから、一般には検波・増
幅器33による受信感度で十分である。従つて、
小型、安価に製作できる。検波・増幅器33で検
波・増幅された和信号aおよび差信号bは信号処
理器34に入る。
第5図に本発明に用いた信号処理器の一例を示
す。V/Fコンバータ11は、アンテナ1が地上
高h10cmのときの和信号aの電圧で1KHzになるよ
う調整されている。この1KHzの信号はレベル調
整手段である電圧制御可変アツテネータ12を通
つて埋設物探知の表示手段である音響変換器13
に入り1KHzのモニター音となつて聴取される。
差信号bは反転増幅器10を通つて電圧制御可変
アツテネータ12へ制御電圧として入力されてい
る。この信号処理器の動作は第3図において地中
に埋設物6がない場合、差信号bはその電圧が低
電圧となるが反転増幅器10で反転されて高電圧
の10Vとなり、可変アツテネータ12の減衰量を
最大の50dBにセツトする。従つてV/Fコーバ
ータ11の出力は減衰を受けて音響変換器13に
達せず1KHzのモニター音は聞かれない。次に地
中に埋設物6があると、第3図のイに示すように
差信号bが高電圧になり、この電圧は反転増幅器
10で反転されて低電圧となるから可変アツテネ
ータ12の減衰量は低下し、従つてV/Fコンバ
ーター11の出力は音響変換器13に伝えられ
1KHzのモニター音として聴取され、探知される。
次に、第3図のロに示すように地面に石があると
すると、差信号bには高電圧が現われるからモニ
ター音が聴取される点ではイ埋設物の場合と同じ
であるが、和信号aのレベルには変化が生じるた
めV/Fコンバーター11の周波数は1KHzから
ずれ、従つてモニター音も1KHzからずれて地中
埋設物6以外のものとして聴取することが可能で
ある。
前述したように、これが石以外の草や地面の凹
凸あるいは地面の傾斜(アンテナ1の傾きと言い
かえてもよい)であつても同様である。
このように、信号処理器を聴覚に依る方法で構
成したことは、有力な情報収集の手段である視覚
を、、対象地面5の観測に向けることができ、地
面の傾斜(アンテナの傾きと言いかえてもよい)
や凹凸あるいは石の存在などを目視追認できると
いう効果を生んだ外、装置が小形、軽量で携行可
能という特徴と適合して一人でアンテナ1の走査
と信号処理が行なえるという運用上の利点も生ん
だ。
第5図において、和信号aと差信号bの入力を
互いに入れ換えた使い方も可能である。この場合
は、差信号bの変化はモニター音の周波数の変化
として現われ、和信号aの変化はモニター音の強
弱として現われてくる。V/Fコンバーター11
は差信号bの大きさがある値(スレツシユホール
ドレベル)を越えるまでは出力されないようにし
て、埋設物6や石9などの異物が無い状態では、
モニター音を出さないようにし、耳の疲労を防止
する必要がある。
前述の信号処理器においては、最終的に埋設物
6か石9か、埋設物6が金属か非金属かなどの判
定を操作者に行わせていて、操作者に若干の熟練
が要求される。
実験によると、第6図に示すように、本発明に
なる探知装置8に位置検出装置14をとりつけ、
XYレコーダー15のX軸にその位置信号Cを入
力し、Y軸に和信号aまたは差信号bを入力し
て、、第3図イ,ロまたは第8図に示すように
種々の埋設物6について描かせた電圧波形のパタ
ーンは、それら埋設物6との間に一定の相関を示
した。第8図は埋設物6が金属の場合、第3図イ
は埋設物6がプラスチツクの場合である。
第8図で和信号aがレベル低下を示しているの
は、地表面反射波を金属埋設物6からの反射波が
打ち消す働きをしているためである。よつて第7
図の如く信号処理器34を構成して、パターンメ
モリー回路18にあらかじめ測定した種種の埋設
物6の示す代表的なパターンを記憶させておき、
和信号a、差信号b及び位置信号cをA/D変換
器16でデジタル信号に直してパターン認識回路
17でパターンに変換し、パターン照合回路19
でパターンメモリー回路18に記憶していたパタ
ーンと比較照合を行い、一致したパターンを示す
埋設物6を捜して、埋設物指示回路20にそれを
表示させるという方法を行つて、信号処理器34
に埋設物6の種類判別機能を持たせることが可能
となる。なお、前述した利点を生かすには指示回
路20は音に依る方法とする。これにより操作性
を著しく向上することができた外、マイクロコン
ピユーター使用により大型複雑化する欠点も解消
できた。
また、位置検出装置14の代りに、アンテナ1
を一定速度で走査する工夫を施して、走査中の時
刻信号を位置信号として用いる方法があり、この
方法を採ることによつて装置を簡便にする上で効
果が得られた。
第9図ロは本発明をパルスレーダー方式に実施
した例を示す。イは従来のもので、送信器22を
出たパルスは送受切替器21を通つてアンテナ1
に達し地面へ向け発射され、埋設物に当つて反射
してきて逆の向きに進んでアンテナ1、切替器2
1を経て受信機23は受信パルスの遅延時間を測
り、埋設物6の深さを表示するという動作をす
る。ロはイにおいて第2図の如くアンテナ1を3
本にして、送信、受信を分け、受信を2本にしか
つ加減算回路7を付加して、受信パルスの和と差
の信号をとり出すようにしたものである。そして
前述したように差信号bを受信することにより、
送・受のカプリング波や地表面反射波は除去され
るので、地表面近辺の地中に存在する埋設物6の
探知が可能となつた。地中奥深く探知するには和
信号aが有利であるから両方の信号を利用する。
受信機2つで両方の信号を受信する方法、あるい
は受信機1つで両信号を探知距離により、切り替
えて受信する方法が考えられるが、後者の方が小
型・安価にできる。
第10図は、第2図において、受信アンテナを
2と13のペアに直交する位置に送信アンテナ1
に対して対称となるように、もう一組(14,1
)設けて、それに合わせて加減算回路7と検
波・増幅器33を追加した例である。動作原理は
第2図に同じである。従来は、アンテナが3つで
あるため、3つ並んだその線上に沿つて動かす必
要があつたが受信アンテナを4つにしたため、ど
の方向にも動かすことが可能となり、操作性の向
上と探知時間の短縮が実現できたか外、また探知
信号が増えたことにより信頼性も向上するという
効果が得られた。
アンテナとしては、反射板付ダイポールアンテ
ナが一般的であるが、第11図イ,ロに示すよう
な誘電体基板において、片面の銅箔の1辺(ある
いは直径)を約λs/2(λsは誘電体板により短縮
された波長を示す)の正方形(あるいは円形)に
カツトしてアンテナとするマイクロストリツプア
ンテナを用いて小型化することが可能となり、ア
ンテナを3本ないし5本使用する本発明の地中埋
設物探知装置を可搬型にする上で著しく効果があ
つた。
以上説明したように、本発明によれば、加減算
回路7の差信号bにより妨害波としての地表面反
射波を効果的に除去できた外、和信号aを併せ利
用することにより埋設物6の選択判別が可能とな
るという思いがけない効果も得られた。そして加
減算回路7にラツトレース回路または位相反転型
ハイブリツドリング回路を用い、複数本必要とさ
れるアンテナ1にはマイクロストリツプアンテナ
を用いることにより、小型、軽量、安価に、技術
的にも容易に本発明を実施しうるという利点が得
られた。
またCW方式においては、受信機は簡単な検
波・増幅器33で構成できるので装置全体が可搬
型にできる。よつてこの特徴を生かすべく信号処
理器34は、和信号aと差信号bを音の強弱と周
波数の変化に直し、両信号を音で同時認識すると
か、また位置信号cにより、和信号aと差信号b
をパターン化し、メモリー回路18のパターンと
比較して埋設物6を判断するという方法において
は、埋設物6の判定信号を音で指示させるなどの
聴覚に依る方法で構成して、視覚を装置の操作や
地面の観察に向け1人で操作運用が可能であると
いう効果を得ることができた。
また、パルスレーダー方式においては、地表面
近傍地下50cm位までの従来地表面反射波のため測
定できなかつた領域の埋設物6の探知が差信号b
の利用により可能となつた。
また、アンテナを5本にしたことは、操作性と
信頼性の向上に効果があつた。
尚、本発明に係る探知器では、例えば雪中の埋
設物の探知も可能であり、本明細書で、”地中”
という言葉は上記雪中等を含めていう概念であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はCW方式における従来の装置を示すブ
ロツク図、第2図はCW方式による本発明の実施
例を示すブロツク図、第3図は第2図の装置の運
用例とそのときの出力波形の例を示す特性図で、
イに地中に非金属の埋設物のある場合を、ロに地
表面に石のある場合をそれぞれ示し、第4図はラ
ツトレース回路を示す回路図でイにP1端子の入
力信号がP2およびP4端子に同レベル、同位相で
出力される例を、ロにP3端子の入力信号がP2
よびP4端子に同レベル、逆位相で出力される例
を、ハにP2およびP4端子に入力された信号がP1
端子には加算されて、P3端子には減算されて出
力される例をそれぞれ示し、第5図は第2図の装
置の信号処理器の一実施例を示すブロツク図、第
6図は第2図の装置に位置検出装置を取り付けて
運用する例を示すブロツク図、第7図は第2図の
装置に位置検出装置を取り付けた場合の信号処理
器の一実施例を示すブロツク図、第8図は第6図
の例において埋設物が金属である場合の出力波形
の例を示す特性図、第9図はパルス方式の例でイ
は従来の装置を、ロは本発明の実施例をそれぞれ
示すブロツク図、第10図は第2図の装置におい
て、アンテナを5つ使用した例を示すブロツク
図、そして第11図はマイクロストリツプアンテ
ナの例を示す構造概略図でイは銅箔が正方形の場
合を、ロは銅箔が円形の場合をそれぞれ示してい
る。 1……アンテナ、11……送信アンテナ、12
5……受信アンテナ、2……CW送信機、3…
…受信機、31……電圧加算器、32……増幅・指
示器、33……検波・増幅器、34……信号処理
器、41……正極性検波器、42……負極性検波
器、5……地面、6……地中埋設物、7……加減
算回路、8……第2図の装置、9……石、10…
…反転増幅器、11……V/Fコンバータ、12
……電圧制御可変アツテネーター、13……音響
変換器、14……位置検出装置、15……X/Y
レコーダー、16……A/D変換器、17……パ
ターン認識回路、18……パターンメモリー回
路、19……パターン照合回路、20……埋設物
指示回路、21……送・受切替器、22……パル
ス送信機、23……パルス受信機、24……マイ
クロストリツプアンテナ、241……正方形銅箔、
242……円形銅箔、243……誘電体、244
…裏面銅箔、a……和信号、b……差信号、c…
…位置信号、e……誤差電圧、h……地上高、
P1〜P4……加減算回路入出力端子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 送信アンテナから送出した電波の地中埋設物
    による反射波を複数の受信アンテナで受信するこ
    とにより上記地中埋設物の存在を探知するように
    した地中埋設物探知器に於いて、上記複数のアン
    テナで受信した反射波を加減算回路に入力して和
    信号と差信号を作成し、レベル調整手段を介して
    上記和信号又は差信号の一方の信号を表示手段に
    入力するとともに、上記他方の信号によつて上記
    レベル調整手段を制御して上記地中埋設物の存在
    を表示するようにした地中埋設物探知方式。 2 電波の形式をCW波(連続波)とした特許請
    求の範囲第1項に記載の地中埋設物探知方式。 3 電波の形式をパルス波とした特許請求の範囲
    第1項に記載の地中埋設物探知方式。 4 加減算回路をラツトレース回路とした特許請
    求の範囲第1項に記載の地中埋設物探知方式。 5 加減算回路を位相反転形ハイブリツドリング
    回路とした特許請求の範囲第1項に記載の地中埋
    設物探知方式。 6 電波の形式がCW波である地中埋設物探知器
    に於いて、和信号と差信号のいずれか一方を電圧
    に、他方を周波数にそれぞれ変換し、周波数に変
    換した信号をレベル調整手段の入力信号とし、電
    圧に変換した信号をレベル調整手段の制御信号と
    して、当該レベル調整手段の出力信号を埋設物探
    知情報として表示するようにした特許請求の範囲
    第1項に記載の地中埋設物探知方式。 7 電波の形式がCW波である地中埋設物探知器
    に於いて、地中埋設物の存在の表示を可聴表示に
    より行うようにした特許請求の範囲第1項又は第
    6項に記載の地中埋設物探知方式。 8 受信アンテナを、送信アンテナの設定個所を
    通る仮想直線上で送信アナテンの設定個所の両側
    等距離に設定した1対(2個)のアンテナで構成
    した特許請求の範囲第1項に記載の地中埋設物探
    知方式。 9 電波の形式がCW波である地中埋設物探知器
    に於いて、送信アンテナ及び受信アンテナをマイ
    クロストリツプアンテナとした特許請求の範囲第
    1項又は第8項に記載の地中埋設物探知方式。 10 送信アンテナ及び受信アンテナを反射板付
    ダイポールアンテナとした特許請求の範囲第1項
    又は第8項に記載の地中埋設物探知方式。 11 送信アンテナから送出したCW電波の地中
    埋設物による反射波を複数の受信アンテナで受信
    することにより上記地中埋設物を探知するように
    した地中埋設物探知器に於いて、上記複数の受信
    アンテナで受信した反射波を加減算回路に入力し
    て和信号と差信号を作成するとともに、位置検出
    装置を設けるか又はアンテナ部を一定速度で走査
    して当該アンテナ部の位置信号を得、この位置信
    号に基いて上記和信号及び差信号をパターン化
    し、地中埋設物の種類について予め記憶している
    波形パターンと上記パターン化した和信号及び差
    信号とを比較照合して地中埋設物の存在と、その
    種類を表示するようにした地中埋設物探知方式。 12 加減算回路をラツトレース回路とした特許
    請求の範囲第11項に記載の地中埋設物探知方
    式。 13 加減算回路を位相反転形ハイブリツドリン
    グ回路とした特許請求の範囲第11項に記載の地
    中埋設物探知方式。 14 地中埋設物の探知を可聴表示により行うよ
    うにした特許請求の範囲第11項に記載の地中埋
    設物探知方式。 15 受信アンテナを、送信アンテナの設定個所
    を通る仮想直線上で送信アンテナの設定個所の両
    側等距離に設定した1対(2個)のアンテナで構
    成した特許請求の範囲第11項に記載の地中埋設
    物探知方式。 16 送信アンテナ及び受信アンテナを、マイク
    ロストリツプアンテナとした特許請求の範囲第1
    1項又は第15項に記載の地中埋設物探知方式。 17 送信アンテナ及び受信アンテナを反射板付
    ダイポールアンテナとした特許請求の範囲第11
    項又は第15項に記載の地中埋設物探知方式。
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