JPH02137158A - ディジタル磁気記録方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は磁気記録再生、特にディジタル磁気記録再生方
式に関するものである。

従来の技術 磁気テープを記録媒体とする記録再生装置がいろいろと
開発され実用化されている。例えばビデオテープレコー
ダ（以降　”ＶＴＲ”と記す）がその代表例であり、近
年家庭用のＶＴＲの普及が大きく伸び、その性能は著し
く向上している。最近では多くの機能が登載され、小型
軽量でしかも長時間録画できるようになってきた。とこ
ろで小型軽量で長時間録画を達成するには記録密度を高
くしてテープ消費量を下げる必要がある。このときトラ
ック幅は段々と狭くなり、その結果トラッキングが重要
な技術課題となる。

この様な背景から現在の家庭用ＶＴＲでは本来記録再生
すべき信号に加えて新たにパイロット信号を重畳記録す
る方式が実用化されている。

所で、近年映像機器の高画質化の要望が一段と高まりつ
つあることや、半導体技術の急激な進歩に支えられてデ
ィジタル記録のＶＴＲ（以降”ＤＶＴＲ”と記す）の研
究が成されているが、ＤＶＴＲではディジタル化するこ
とで高画質を達成できる反面データ量が膨大になり、さ
らに高密度の記録を強いられる。従ってＤＶＴＲではト
ラッキングが更に重要な技術の一つとなっている。

そこで既に述べた現行家庭用ＶＴＲの方法をＤＶＴＲに
適用した場合について第４図と共に述べる。

同図に於て４０は映像信号入力端子、４１はアナログ・
ディジタル変換器（以降”Ａ／Ｄ”と記す）、４２は信
号処理器、４３はフォーマット器、４４はＩＤ入力端子
、４５はアンプル入力端子、４６変調器、４７は加算器
、４８はパイロット信号入力端子、４９は記録アンプ、
５０は記録ヘッド、５１は磁気テープ、５２は再生ヘッ
ド、５３は再生アンプ、５４はＨＰＦ、５５は等止器、
５６は検出器、５７は復調器、５８はデフォ−マット器
、５９は信号処理器、６０はディジタル・アナログ変換
器（以降”Ｄ／Ａ“′と記す）、６１は映像信号出力端
子、６２はＬＰＦ、６３はパイロット信号出力端子であ
る。

記録すべき映像信号は映像信号入力端子４０を介してＡ
／Ｄ４１に人力されディジタル化される。

その後信号処理器４２で色々のディジタル信号処理を受
け、フォーマット器４３へ送られる。フォーマット器４
３ではＩＤ入力端子４４及びアンプル入力端子４５を介
して印化されるＩＤ及びアンプルと信号処理器４２から
出力されるデータを所定の要領でフォーマット化し　変
調器４６に供給する。又　加算器４７でパイロット信号
入力端子４８を介して人力されるパイロット信号と変調
器４６出力を加えられ、記録アンプ４９、記録ヘッド５
０を経て磁気テープ５１上に記録される。

一方再生時は磁気テープ５１上に記録されている情報を
再生ヘッド５２を介して取り出し、再生アンプ５３で増
幅しＨＰＦ５４及びＬＰＦ６２に印加する。ＨＰＦ５４
で再生信号中のパイロット信号成分が除去され、等止器
５５及び検出器５６と復調器５７を経由してディジタル
データに復元される。復元されたデータはデフォ−マッ
ト器５８、信号処理器５９及びＤ／Ａ６０を経由してア
ナログ映像信号にもどされ映像信号出力端子６１から出
力される。また、ＬＰＦ６２は人力された再生信号中の
パイロット信号成分のみを抽出しパイロット信号出力端
子６３からパイロット信号を出力する。

発明が解決しようとする課題 しかし、上述の方法でトラッキングエラーを検出しよう
としても色々の問題が発生する。例えばディジタル信号
とパイロット信号との間のクロストークがあり、第５図
に示す記録再生周波数スペクトラムと共にこの点を説明
する。第５図に於て横軸６４は周波数、縦軸６５はエネ
ルギー　６６はディジタル信号成分、６７はパイロット
信号成分である。ディジタル信号成分６６は第４図の変
調器４６の出力であり、パイロット信号成分６７はパイ
ロット信号入力端子４５から加えられる信号成分である
。パイロット信号成分６７はディジタル信号成分の低周
波側に設定される。このようにして磁気テープ５１上に
記録される。

同図からもわかる様にパイロット信号成分６７と同じ周
波数帯域にディジタル信号成分６６も存在するのが常で
あり、互いにクロストークを受けてしまう。

更に記録時のゼロクロスシフトが問題になる。

即ち、ディジタル信号にパイロット信号を重畳するので
記録電流のゼロクロス点が本来のタイミングからずれて
記録時にゼロクロスシフトが生じ、再生時に誤りが多発
してしまう。

そこで本発明はディジタル記録において、トラッキング
エラー検出が可能でかつ上述の問題が発生しない方法を
提供するものである。

課題を解決するための手段 そこで本発明では、隣接トラック間でアンプル部のデー
タパターンを異ならせ且つこのアンプル部が隣接トラッ
ク間で並ぶ様磁気テープ上に記録し、再生時にはアンプ
ル部に相当する期間の信号を取り出すものである。

作用 この様に−して取り出された信号の周波数スペクトラム
の状態は　再生ヘッドのトラッキング状態に関連して変
化し、トラッキング状況を検知できる。

実施例 本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図である。同
図に於てｌは映像信号入力端子、２はＡ／Ｄ、３は信号
処理器、４はフォーマット器、６アンプル発生器、７は
制御信号入力端子、５は■Ｄ入力端子、８変調器、９は
記録アンプ、１０は記録ヘッド、１１は磁気テープ、１
２は再生ヘッド、１３は再生アンプ、１４はＨＰＦ、１
５は等止器、１６は検出器、１７は復調器、１８はデフ
−オーマット器、１９は信号処理器、２０はＤ／Ａ、２
１は映像信号出力端子、２２はＬＰＦ、２３はゲート器
、２４はゲート信号入力端子、２５はアンプル出力端子
である。

記録すべき映像信号は映像信号入力端子１を介してＡ／
Ｄ２に入力されディジタル化される。その後信号処理器
３で１色々のディジタル信号処理を受け、フォーマット
器４へ送られる。フォーマット器４ではＩＤ入力端子５
を介して印化されるＩＤとアンプル発生器６で作成され
るアンプルと信号処理器３から出力されるデータを所定
の要領でフォーマット化し、変調器８に供給する。アン
プル発生器６は制御信号入力端子７を経由して印加され
る制御信号に従って所定のアンプルを作成する。フォー
マット器４の出力は変調器８、記録アンプ９、記録へラ
ド１０を経て磁気テープｌｌ上に記録される。

一方再生時は　磁気テープｌｌ上に記録されている情報
を再生ヘッド１２を介して取り出し、再生アンプ１３で
増幅しＨＰＦ　１４及びＬＰＦ２２に印加する。ＨＰＦ
１３で再生信号中のパイロット信号成分が除去され等止
器１５及び検出器１６と復調器１７を経由してディジタ
ルデータに復元される。復元されたデータはデフォ−マ
ット器１８、信号処理器１９及びＤ／Ａ２０を経由して
アナログ映像信号にもどされ映像信号出力端子２１から
出力される。また、ＬＰＦ２２は入力された再生信号中
のパイロット信号成分のみを抽出しゲート器２３に供給
する。ところでゲート信号入力端子２４にはアンプル期
間に対応するゲート信号が入力されておりアンプル期間
の信号がアンプル出力端子２５から出力される。

次に　テープパターン図を第２図に示し、さらに説明を
加える。同図に於て２６は磁気テープ、２７〜２９はト
ラック、３０〜３２　はアンプル部、３３は再生へ・ラ
ドである。第１図の記録ヘッド１０は回転シリンダー上
に取り付けられ　ヘリカルスキャン記録をするので磁気
テープｌｌｈに斜めのトラック２７〜２９が作られる。

これらのトラック２７〜２９に於けるアンプル部３０〜
３２は隣接トラック間で並ぶ様にフォーマット器４を設
定しておく 次に　１トラック分の記録内容について第３図と共に説
明する。同図にて、３４はｌトラック分の内容、３８．
３９はデータ部、３５〜３７はアンプル部、３５ａはあ
るトラックのアンプル部の拡大、３５ｂはその隣のトラ
ックのアンプル部の拡大である。本来記録すべきデータ
（映像、音声、誤り訂正用冗長データなど）はデータ部
３８．３９・・・に記録される。これらのデータ以外に
クロック再生や編集用ギヤツブなどのためにアンプル部
３５．３６．３７・番・が設けられている。

あるトラックのアンプル部３５ａには図のごとく”１１
００・・・・”のパターンが使用され、その隣のトラッ
クのアンプル部３５ｂには図のごとく”１１１０００φ
・・・”のパターンが使用される。第１図のアンプル発
生器６は”１１００・・・・”１１１０００・争・・”
などのデータパターンを発生でき、制御信号入力端子７
を介して人力される制御信号によりそのパターンが決定
される。この様に操作し、第２図のトラック２８のアン
プル部３１には”１１００φ・争・”が、トラック２９
のアンプル部３２には”ｔｉｉｏ。

Ｏ・・・・”が記録されることになる。

第１図に於けるゲート信号入力端子２４には、再生アン
プ１３からの出力中のアンプル部に相当するタイミング
でゲート器２３をオン、その他の期間でオフする様にゲ
ート信号が印加される。

第２図のアンプル部３０〜３２には隣接トラック間で異
なったデータパターンが記録されており、また隣接トラ
ック間でアンプル部が並んだ位置にある。従って　再生
へラド３３が本来の位置からずれてトレースすると　第
１図のアンプル出力端子２５から本来の周波数スペクト
ラムと異なったかたちになり、トラッキング情報を検知
できる。

発明の効果 以上の説明で明かな通り　本発明はディジタル記録再生
に於て記録時点何等新たなデータを追加することなく、
且つトラッキング用のパイロット信号を重畳する必要も
なく再生時のトラッキング、状況が検知可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
第１図に於けるテープパターンを示す図、第３図は第２
図の１トラック分のデータを示す図、第４図は従来の方
式を示すブロック図、第５図は第４図に於ける記録電流
の周波数スペクトラム図である。 １・・・映像信号入力端子、２・・・Ａ／Ｄ、３・・・
信号処理器、４・・・フォーマット器、６・・・アンプ
ル発生器、７・・・制御信号入力端子、　５・　・　・
　ＴＤ入力端子、　８・・　・変調器、　９・・・記録
アンプ、１０・・・記録ヘッド、１１・・・磁気テープ
、１２・φ・再生ヘッド、１３や・・再生アンプ、１４
◆命・Ｉ（ＰＦ、１５争や・等止器、１６・・・検出器
、１７・・・復調器、１８・や会デフォーマット器、１ 理器、　２０・　・　・Ｄ／Ａ、　２１　・力端子、２
２・・−ＬＰＦ、２３ ２４・・・ゲート信号入力端子、 プル出力端子

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 隣接トラック間でアンプル部のデータパターンを異なら
   せ該アンプル部が上記隣接トラック間で並ぶ様磁気テー
   プ上に記録し、再生時には上記アンプル部に相当する信
   号の周波数スペクトラムの形態によりトラッキング状況
   を検知することを特徴とするディジタル磁気記録再生方
   式。