JPH02136799A

JPH02136799A - ドラム缶のバンド拡開装置

Info

Publication number: JPH02136799A
Application number: JP29083988A
Authority: JP
Inventors: Nobutaka Yoshimoto; 吉本　信隆
Original assignee: NGK Insulators Ltd
Current assignee: NGK Insulators Ltd
Priority date: 1988-11-17
Filing date: 1988-11-17
Publication date: 1990-05-25
Anticipated expiration: 2009-08-03
Also published as: JPH0658439B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明はドラム缶の蓋を締付けているバンドを自動的に
拡開することができるドラム缶のバンド拡開装置に関す
るものである。

（従来の技術）原子力発電所等から発生する雑固体廃棄物等はドラム缶
に充填した状態で一時的に保管されたうえ、ドラム缶か
ら取出して焼却処理あるいは固化処理されるのが普通で
あるが、この際にはドラム缶の蓋を締付けているバンド
のボルトを弛めてハントを拡開する必要がある。このよ
うな作業は作業者の被曝を避けるために自動的に行うこ
とが望ましく、このために本出願人は先にドラム缶のバ
ンドの自動開閉を行うことができる装置を発明し、特開
昭５９−２２６９００号として公開済みである。

この先願の装置はナツトランナによってバンドのボルト
を弛めながら一対の開放爪によってバンドの端部を左右
に押し拡げてバンドを外すようにしたものである。とこ
ろがハンドは円周上の１個所だけで押し拡げられるため
、開放爪の位置から直角の方向にはバンドは拡開し易い
ものの、開放爪の反対方向にはバンドはほとんど拡開し
ないため、バンドを蓋から外そうとしたときにこの部分
がひっかかりうまくバンドを取除けないという問題があ
った。

（発明が解決しようとする課題）本発明はこのような従来の問題点を解決して、ドラム缶
の蓋を締付けているバンドを自動的に拡開して蓋にひっ
かけることなく取外すことができるドラム缶のバンド拡
開装置を目的として完成されたものである。

（課題を解決するための手段）本発明は、ドラム缶の蓋の上方に昇降自在に設けられた
支持板の下面に放射状に多数の軸を設は各軸の先端にド
ラム缶のバンドとの係合爪をそれぞれ取付けるとともに
、各軸の基端をカムに当接させ、また支持板にはこのカ
ムを所定角度回転させることにより各軸を同時に外向き
に移動させるカム駆動装置を設けたことを特徴とするも
のである。

（実施例）以下に本発明を図示の実施例によって更に詳細に説明す
る。

第１図〜第３図は本発明のバンド拡開装置を備えたドラ
ム缶蓋開き装置の全体を示すもので、（１）はフレーム
、（２）はドラム缶移送用のコンベア、（３）はコンヘ
ア（１）からドラム缶を持上げて回転自在に支持するテ
ーブルであり、モータ（３２）によりウレタンローラ（
３３）を介してドラム缶を回転させる。

（４）はドラム缶の胴部をセンタリングするためのアー
ムであり、その先端にはローラ（５）が取付けられてい
る。（２９）はドラム缶の蓋のボルト、ナツトの位置を
仮決めする近接スイッチであり、（３０）はボルト、ナ
ツトの位置を本決めするために先端にストンパ（３１）
を取付けた位置決め装置である。（６）はフレーム（１
）の上面にリンク（力、（７）を介して水平に取付けら
れた基板である。第３図に示されるように、基板（６）
は四隅を自由に動ける２つずつのリンク（７）、（７）
によって指示されているので、水平面内でＸ−Ｙ両軸方
向に自由に動くことができるが、各辺の中央部を小型シ
リンダ（７ａ）によって軽く押圧されているので、外力
が加わらない限りはほぼ中心位置に保たれている。

第４図に示されるように、この基板（６）の下面には基
板（６）に取付けられたシリンダ（８）によって昇降動
する平板（９）が設けられており、この平板（９）の川
に下方には支持板００）がスプリング（１１）を介して
弾性的に取付けられ、またこの平板（９）の上方には昇
降ブラケツト０２）がスプリングθ３）を介して弾性的
に取付けられている。そしてこの基板（６）の下面には
一対のアーム側の上端がピン０５）によって枢着されて
おり、このアーム側の途中の部分がリンク０６）により
昇降ブラケット０２）の端部に連結されている。従って
シリンダ（８）が平板（９）を下降させるとアームθ４
が閉じ、その下端の顎面がドラム缶の口部付近を挟んで
センタリングが行われるが、この場合にはドラム缶は移
動せずに基板（６）の側が移動してセンタリングが行わ
れる。

第５図および第６図に示されるように、この支持板００
）の周縁部下面の数箇所にはスプリング０８）によって
常時内側へ付勢されているロッド０９）が設けられてお
り、その下端部にはドラム缶の蓋受は口う（２０）が取
付られている。この蓋受はローラ（２０）は支持板０ω
がドラム缶の口部に向って下降したときに第５図のよう
に蓋の外周縁にはまり込むものである。また支持板０口
）の下面には多数の軸（２１）が放射状に設けられてい
る。各軸（２１）はそれぞれ軸受（２２）によって支持
されたものであり、各軸（２１）の先端にはドラム缶の
バンド（５０）との係合爪（２３）が取付けられている
。係合爪（２３）はバンド（５０）との接触時にドラム
缶の傾きを吸収するために、バネの力により上下動可能
となっている。また各軸（２１）の基端にはローラ（２
４）が設けられており、中央の星形のカム（２５）に当
接されている。（２６）は支持板θω上に設けられたシ
リンダ等のカム駆動装置である。このカム駆動装置（２
６）はカム（２５）を所定角度回転させるためのもので
あり、カム（２５）が回転されると各軸（２１）が同時
に外向きに移動して、バンド（５０）を均等に拡開する
構造となっている。このほか、支持板００）の下面には
ドラム缶の蓋との接触子（３４）が取付けられており、
シリンダ（８）による支持板００の下降時に接触子（３
４）が苦と接触したときに支持板００）に取付けられて
いるリミ。

トスインチ（２８）が蓋の検知を行う。なおシリンダ（
８）による支持板００）の下降停止は、支持板００）に
取付けられたスプリング（１１）、０３）を介してスト
ローク端で行われる。

（作用）このように構成されたものは、蓋がされたドラム缶をコ
ンヘア（２）によってテーブル（３）上まで移動し上昇
させる。次にアーム（４）を閉じてドラム缶の胴部をセ
ンタリングしたうえでモータ（３２）によりゆっくりと
回転させながらドラム缶のハンド（５０）を締め付けて
いるボルト、ナツトの位置を近接スイッチ（２９）によ
り検知し、ドラム缶の回転を停止させてボルト、ナツト
の仮の位置決めを行う。次にボルト位置決め装置（３０
）を水平に揺動させ、ドラム缶を再度モータ（３２）に
より回転させ、ストッパ（３１）によりボルト、ナツト
の位置が正面に来たことを確認してモータ（３２）を停
止し、回転を停止する。次にシリンダ（８）を作動させ
、支持板（１０）を蓋の」二面に向かっ°ζ下降させる
。これとともに一対のアーム０句、θ滲が第４図のよう
に閉じてドラム缶０）し」部を挟むが、前述したとおり
このアーム０４）、０４）はＸ−、Ｙ方向に移動自在な
基板（６）に取付けられているので、ドラム缶の胴部に
対して口部が多少偏芯しているような場合にも、支持板
θωはアーム側や基板（６）とともに移動して、ドラム
缶の口部に対してセンタリングされこととなる。このよ
うにして支持板θωが下降すると、第５図のように支持
板（１０）の周縁部下面に設けられた蓋受はローラ（２
０）が蓋の外周のハンド’（５０）の外側に接触すると
ともに、軸（２１）の先端の係合爪（２３）がバンド（
５０）の内側に位置する。そこでナツトランナ装置（４
０）によりバンド（５０）のボルトとナンドとを弛めた
うえで支持板００）上のカム駆動装置（２６）により星
形のカム（２５）を所定角度回転させれば、各軸（２１
）はその法端がカム（２５）によって押されるために一
斉に放射状に外向きに移動し、これとともに係合爪（２
３）がパン）”（５０）を内側から外向きに均等に押し
拡げる。この結果、バンド（５０）は蓋受はローラ（２
０）内に支持された状態となるので、このままシリンダ
（８）により支持板００）を上昇させれば、ハンド（５
０）は芳から自動的に外されまた同時に電磁石によって
吸着された蓋を自動的にドラム缶から開くことができる
。

（発明の効果）本発明は以上ムこ説明したとおり、支持板の下面に設け
られた放射状の軸の先端の係合爪をバンド金具の内側に
係合させ、カム駆動装置によって各軸を同時に外向きに
移動させることによりバンド金具を放射状に拡開するこ
とができるようにしたものであるから、ハント金具を途
中でひっかけることな（確実に取外すことができる。従
って本発明によれば放射性雑固体廃棄物等が収納された
ドラム缶を全自動的に開くことが可能となり、作業者を
危険作業から守ることができることとなる。

よって本発明は従来の問題点を一掃したドラム缶のハン
ト拡開装置として、産業の発展に寄与するところは極め
て大である。

【図面の簡単な説明】

図面はいずれも本発明の実施例を示すもので、第１図は
装置全体の正面図、第２図はその側面図第３図はその平
面図、第４図は支持板を昇降さ４る部分の側面図、第５
図は要部の断面図、第６図は第５図の部分の平面図であ
る。（１０）　：支持板、（２１）　：軸、（２３）：係合
爪、（２５）　：　カム、（２６）　：カム駆動装置、
（５０）：　ハント°。

Claims

【特許請求の範囲】

ドラム缶の蓋の上方に昇降自在に設けられた支持板（１
０）の下面に放射状に多数の軸（２１）を設け、各軸（
２１）の先端にドラム缶のバンド（５０）との係合爪（
２３）をそれぞれ取付けるとともに、各軸（２１）の基
端をカム（２５）に当接させ、また支持板（１０）には
このカム（２５）を所定角度回転させることにより各軸
（２１）を同時に外向きに移動させるカム駆動装置（２
６）を設けたことを特徴とするドラム缶のバンド拡開装
置。