JPH02136201A - セラミックグリーンシートの製造装置 - Google Patents

セラミックグリーンシートの製造装置

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Publication number
JPH02136201A
JPH02136201A JP29003588A JP29003588A JPH02136201A JP H02136201 A JPH02136201 A JP H02136201A JP 29003588 A JP29003588 A JP 29003588A JP 29003588 A JP29003588 A JP 29003588A JP H02136201 A JPH02136201 A JP H02136201A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
green sheet
film
slurry
roll
drying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29003588A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigemi Osaka
大坂 重美
Kazuo Hata
和男 秦
Norikazu Aikawa
規一 相川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Shokubai Co Ltd filed Critical Nippon Shokubai Co Ltd
Priority to JP29003588A priority Critical patent/JPH02136201A/ja
Publication of JPH02136201A publication Critical patent/JPH02136201A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はセラミックグリーンシート(以下、単に「グリ
ーンシート」という)の製造装置に関し、詳しくはドク
ターブレード法により表面平滑度に優れたグリーンシー
トを任意の厚みに調整して製造するための装置に関する
(従来の技術) ドクターブレード法によりグリーンシートを製造するに
は、例えば、ポリエステル(例えば、ポリエチレンテレ
フタレート)などのプラスチック製フィルム基材上にセ
ラミックスラリ−(以下、単に「スラリー」という)を
キャスティングする塗工部、塗工部で得られたスラリー
被膜を乾燥してグリーンシートを製造する乾燥部、およ
びこのグリーンシートをフィルム基材とともに、あるい
はフィルム基材を剥離した後、巻取る巻取り部からなる
装置が一般に用いられている。
しかし、この製造装置を用いて得られるグリーンシート
は、フィルム基材と接触しなかった面の表面平滑度が低
いという欠点があり、高い表面平滑度が要求される分野
への利用が制限されていた。
また、グリーンシートのフィルム基材と接触した面と接
触しなかった面(すなわち、シートの表裏)とては密度
差が生じ、焼成時の反り、たわみの原因ともなっていた
グリーンシートの表面平滑度を改善し、更に厚みも適宜
調整可能とする方法として、キャスティングの後乾燥し
て得られたグリーンシートを2個のロールに通して矯正
する方法が特開昭62−44406号公報に開示されて
いる。
(発明が解決しようとする課題) しかし、上記特開昭62−44406号公報記載の方法
においては、グリーンシートを作成した後、2個のロー
ルに通して表面平滑度および厚さを矯正するため、グリ
ーンシートの表面平滑度は改善されるものの、ロールに
よってグリーンシートに新たに応力が付与されることか
ら、矯正後のグリーンシートを焼成すると反り、たわみ
が生じる場合がある。
本発明は、上記問題点を解決し、簡便な手段によりグリ
ーンシートの表面平滑度を改善し、またその厚さを任意
に調整可能とするグリーンシートの製造装置を提供する
ことを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明においては、フィルム基材上にスラリーをキャス
ティングして得られたスラリー被膜を乾燥する乾燥部に
おいて、スラリー被膜が充分乾燥していない段階でこれ
にロールを接触させて上記目的を達成しようとするもの
である。
すなわち、本発明は、フィルム基材上にセラミックスラ
リ−なキャスティングするスラリー塗工部および得られ
たスラリー被膜を乾燥する乾燥部を主要素とするドクタ
ーブレード法によるグリーンシートの製造装置において
、フィルム基材上のスラリー被膜に接触させて、その表
面平滑度を向上させ、またその厚みを任意に調整するた
めのロールを乾燥部に設けたことを特徴とするグリーン
シートの製造装置に関する。
本発明の装置においては、グリーンシートが得られる前
のスラリー被膜が未だ充分乾燥されていない段階におい
て、スラリー被膜をロールと接触させるため表面平滑度
の向上と厚みの調整を容易に、またスラリー被膜に不必
要な応力を生ぜしめることなく達成することができる。
なお、スラリー被膜のフィルム基材との接触面は、表面
平滑度の高いフィルム基材を使用することによって、充
分な表面平滑度を有することは言うまでもない。
本発明で使用するロールは、表面平滑度の改善および厚
みの調整が達成できる限り、特に制限はなく、例えば一
般のステンレス製、テフロン製あるいはゴム製のロール
を使用することができ、特にステンレス表面にクロムメ
ツキ処理を施したものが好ましく使用されろ。なお、ス
ラリー被膜の離型性が悪く、ロールにスラリー被膜の一
部が付着する場合などには、ロール面を離型処理したプ
ラスチック製フィルム基材で被覆したり、複数個のロー
ルを用いて離型処理したプラスチック製フィルム基材を
回転走行させてもよい。
本発明の装置においては、ロールは1個に限定されるこ
となく、必要に応じて複数個のロールを設けることがで
きる。
グリーンシートの厚みは、ロールの外周面とフィルム基
材との間隔によって決定されるが、フィルム基材下方に
ロールと平行をなすガラス板、鋼板などの平滑な平板を
配し、平板とロールとの間に間隙調整機構を設けること
によって目的とするグリーンシートの厚みをより精度よ
く調整することができる。
ロールは、フィルム基材の送り方向ならびに垂直方向に
移動可能とし、スラリーの種類、乾燥部における設定温
度、グリーンシートの厚みなとに応じてロールの設置位
置を適宜調整できるようにするのが好ましい。また、ロ
ールの回転速度はフィルム基材あるいはフィルム基材に
付着したグリーンシートを巻取る巻取り部のロールの円
周速度の90〜115%、好ましくは100〜105%
になるように設定するのが好ましい。
以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。
(実施例) 第1図は、本発明の装置の概略説明図である。
ドクターブレード(1)とスラリータンク(2)とから
なる塗工部(3)で75μm厚のPET(ポリエチレン
テレフタレート)フィルム(4)上にスラリーをスラリ
ー被膜の厚みが63μmになるようにキャスティングし
、乾燥炉(5)に導入した。乾燥炉(5)には、スラリ
ー被膜を、その入口側から50℃、80℃、120℃の
温度勾配で順次加熱できるようにヒーター(図示してな
い)が設けである。乾燥炉(5)には6cm径の表面ク
ロム仕上げのステンレス製ロール(6)1個を乾燥炉(
5)中の温度が約50℃に調整された箇所に設けである
。巻取りロール(7)で巻取り速度を調整して、PET
フィルム(4)を0.5m/分の速度で乾燥炉(5)を
通過させてスラリー被膜を乾燥させ、得られたグリーン
シートはPETフィルム(4)とともに巻取りロール(
7)に巻取った。PETフィルム(4)から剥離した後
の、グリーンシートのPETフィルムと接触していない
表面の平滑度はRmaxo、6μm、Ra001μmで
あり、またその厚さは60μmで、しかも均一であった
なお、ロール(6)を用いずに得られたグリーンシート
の上記と同じ表面の平滑度はRrnaxl、7μm、R
aO,9μmであり、またその厚みは不均一であった。
(発明の効果) 本発明においては、乾燥部にロールを設け、スラリー被
膜が充分乾燥する前の段階でロールと接触させるので、
その表面平滑度を容易に改善することができ、更にその
厚さも容易に調整することができる。しかも、従来のス
ラリー被膜を充分乾燥してグリーンシートとした後に矯
正する方法におけるような新たな応力の付与もないので
、本発明の装置を用いて得られたグリーンシートを焼成
すると反り、たわみのないセラミックス成形体を得るこ
とができる。更に、グリーンシートのフィルム基材と接
触した面と接触しなかった面とに密度差が生じることを
防止することができるので、反り、たわみのないセラミ
ックス成形体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す、グリーンシート製
造装置の概略説明図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フィルム基材上にセラミックスラリーをキャステ
    ィングするスラリー塗工部および得られたセラミックス
    ラリー被膜を乾燥する乾燥部を主要素とするドクターブ
    レード法によるセラミックグリーンシートの製造装置に
    おいて、フィルム基材上のセラミックスラリー被膜に接
    触させて、その表面平滑度を向上させ、またその厚さを
    任意に調整するためのロールを乾燥部に設けたことを特
    徴とするセラミックグリーンシートの製造装置。
JP29003588A 1988-11-18 1988-11-18 セラミックグリーンシートの製造装置 Pending JPH02136201A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29003588A JPH02136201A (ja) 1988-11-18 1988-11-18 セラミックグリーンシートの製造装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP29003588A JPH02136201A (ja) 1988-11-18 1988-11-18 セラミックグリーンシートの製造装置

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Publication Number Publication Date
JPH02136201A true JPH02136201A (ja) 1990-05-24

Family

ID=17750942

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29003588A Pending JPH02136201A (ja) 1988-11-18 1988-11-18 セラミックグリーンシートの製造装置

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JP (1) JPH02136201A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6692598B1 (en) * 1999-10-18 2004-02-17 Murata Manufacturing Co. Ltd Method of producing ceramic green sheet and method of manufacturing multilayer ceramic electronic part
US7226328B1 (en) 2005-02-16 2007-06-05 Raytheon Company Extendable spar buoy sea-based communication system

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6692598B1 (en) * 1999-10-18 2004-02-17 Murata Manufacturing Co. Ltd Method of producing ceramic green sheet and method of manufacturing multilayer ceramic electronic part
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