JPH0213580Y2 - - Google Patents

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JPH0213580Y2
JPH0213580Y2 JP1983004207U JP420783U JPH0213580Y2 JP H0213580 Y2 JPH0213580 Y2 JP H0213580Y2 JP 1983004207 U JP1983004207 U JP 1983004207U JP 420783 U JP420783 U JP 420783U JP H0213580 Y2 JPH0213580 Y2 JP H0213580Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は水洗便所における洗浄水タンク内設置
用芳香・消臭・清浄剤等(以下消臭剤と略称す
る)の容器に関するもので、特に洗浄水タンク内
に吊下げてタンク内の洗浄水に所定濃度の消臭剤
を溶出させ得るようにした容器に関する。
従来、この種の消臭剤容器にあつては、第1図
に示すように、円筒状の容器本体101内にヘツ
ドスペース102を設けて消臭剤103を充填
し、その開口部に流入口104付きの蓋体105
を被着させて形成される消臭剤容器100を、吊
下げ具106を介して洗浄水タンク内に吊下げ使
用していた。
然るに、斯かる従来技術の構成によると、容器
本体101が円筒形状の部材で形成されているた
めに、消臭剤容器101の外周面がタンク内壁と
線接触しかせず両者の接触面積が小さいことか
ら、タンク内に消臭剤容器100を安定させて吊
下げれない不都合であつた。また洗浄水を消臭剤
容器100内に導入するための流入口104が消
臭剤容器の上方に位置する蓋体105に設けられ
ていることから、洗浄水の流入時期がかなり遅
れ、この結果、消臭剤103の比重・重量如何に
よつては、初期使用時に人為的に消臭剤容器10
0を洗浄水タンク内に水没させなければならない
という欠点もあつた。
さらに、従来の構成によると、消臭剤103が
消費されるにつれてヘツドスペース102の高さ
幅が拡大し、これに応じて洗浄水の落差(Δ)
も大きく変化することから、洗浄水によつて溶解
される消臭剤103の溶解量も徐々に増大し、こ
のため消臭剤の消費速度が速すぎたり消費むらを
生じて、消臭剤の浪費、取替えの手間がかかつて
いた。さらにまたヘツドスペース102の高さ幅
が拡大すると、水洗便所の排水時に容器本体10
1内に残留する洗浄水の残留量も増加することか
ら、次回の排水時までに増量した残留水中に消臭
剤103が溶出混入され続けた場合には、消臭剤
濃度が濃すぎたりして濃度むらが出る等種々の問
題点を有していた。
そこで本考案は従来技術の斯かる問題点を解決
するためになされたもので、その目的とするとこ
ろは、消臭剤容器を極めて簡易な方法で且つ安定
性よく洗浄水タンク内に吊下げられるようにする
ことにある。その他の目的とするところは、消臭
剤の消費むら及び濃度むらを解消することによつ
て、洗浄水中の消臭剤濃度をほぼ一定にすると共
に消臭剤の寿命増大を図ることにある。
上記の目的を有する本考案の要旨は、胴部と該
胴部に連続する肩部を介して設けられた首部とか
ら成る容器本体であつて、上記胴部の下縁に消臭
剤収納室を形成すると共に、上記首部に空気流通
孔を設けて成る水洗タンク内設置用の容器におい
て、前記容器本体の胴部下縁であつて、上記消臭
剤収納室上限位置近傍に洗浄水流通孔を設けると
共に、容器本体内部を二重隔壁により区分して外
側より順次第一乃至第三の洗浄水通路を形成せし
め、前記洗浄水流通孔から第一通路を通つて流入
する洗浄水を第二および第三通路に分流させると
共に、第二通路を通つて消臭剤を溶出した洗浄水
と第三通路に分流した洗浄水とを第三通路におい
て合流せしめたことにある。
以下に、本考案の消臭剤容器を図示の実施例に
基づいて説明すると、第2図乃至第6図において
1はブロー成型によつて形成されるプラスチツク
製の容器で、この容器1を形成する容器本体10
は胴部10Aと該胴部10Aに連続する肩部10
Cを介して設けられた首部10Cとから成り略偏
平状の側面形状を有している。11は容器本体1
0の首部10Cに取付けた蓋体11aの空気流通
孔で、容器本体10内に洗浄水Wが流入する際
に、この空気流通孔11を介して容器内部の空気
が外部へ排出され、洗浄水と空気の置換が行われ
る。12は容器本体の下部に形成された消臭剤2
充填用の収納室、13は容器本体10の胴部10
A下縁であつて収納室12上限位置近傍に設けら
れた洗浄水流通孔である。
15は容器本体10の内部にあつて収納室12
の上方空間を仕切り複数の通路16を区分形成す
る左右一対の二重隔壁で、複数の通路16は外周
壁14と外側隔壁15a間の第一通路16a、外
側隔壁15aと内側隔壁15b間の第二通路16
b及び内側隔壁15b,15b間の第三通路16
cとよりなつている。而して第一乃至第三通路1
6a,16b,16cはその上端で相互に連通さ
せられていると共に、さらに上部のヘツドスペー
ス部16dで集合せしめられている。そしてこの
ヘツドスペース部16dは前記空気流通孔11を
介して容器外部と通じている。また第一通路16
aの下端は上記洗浄水流通孔13と連通してお
り、収納室12とは外周壁14と外側隔壁15a
下端とを連結する接続部17によつて隔絶されて
いる。他方、第二、第三通路16b,16cの下
端は収納室12と直接通じているが、洗浄水流通
孔13とは接続部17および外側隔壁15aによ
つて隔絶されている。さらに、内側隔壁15b,
15bによつて容器本体の中心軸線O沿いに形成
される第三通路16cは横断面円形状である。
なお二重隔壁15を形成する外側隔壁15aと
内側隔壁15bとは高さ方向において一定幅の寸
法差1があるように形成されており、内側隔壁
15bの上端が外側隔壁15aの上端より高くな
るようになされている。
以上の構成において、水洗便所の使用により洗
浄水タンク内の洗浄水Wが排水され、再びタンク
内に洗浄水Wが供給されると、当該タンク内にタ
ンク内壁と密接するように、蓋部11aの吊下げ
部11bに取付けた吊下げ具3によつて水没吊下
げされている偏平状の容器1内には、第2図左側
に矢印で示すように、洗浄水Wが洗浄水流通孔1
3から流入する。この洗浄水は一旦第一通路16
a内に入るので流入時の水圧は低下する。次いで
この洗浄水Wは撹拌されながら第一通路16a及
び第二通路16bを経て収納室12内に到達し、
消臭剤2上面と接触する。これにより消臭剤2は
溶解を始め、洗浄水W中にその成分が溶出する。
その後消臭剤2の成分を含んだ洗浄液W′は収納
室12から第三通路16c内へ流入する。次いで
洗浄水Wのタンク内水面が上昇を続けて内側隔壁
15bの上端高さH2を越えると、洗浄水流通孔
13より第一通路16aを経て流入してきた洗浄
水Wの一部は収納室12側を経由せずに直接ヘツ
ドスペース部16d内に流れ、この新たな直接水
流は間接水流すなわち消臭剤2成分を含んだ第三
通路16c内の洗浄液W′と合流し、やがてヘツ
ドスペース部16dが洗浄液W′で満たされた時
点で洗浄水Wの容器1内への流入が停止する。斯
かる状態の下において、収納室12内の消臭剤2
はその後も溶出を続け、容器1内の洗浄液W′は
所定の濃度になる。
水洗便所の使用によつて洗浄水Wがタンク外へ
排出され、洗浄水Wの水面がヘツドスペース部1
6dの上端より下がると、第2図右側に矢印で示
すように、容器1内の洗浄液W′は収納室12を
経由する間接水流と該収納室を経由しない直接水
流に分流し、途中で撹拌されながら、第一通路1
6aを経て洗浄水流通孔13,13より容器外方
へ排出される。斯くしてタンク内の洗浄水W中に
洗浄液W′が混入され、所望の使用に供されるも
のである。
以上において、洗浄水Wが容器1内に流入して
消臭剤2と接触しこれを容解する場合、収納室1
2の上面高さH3と外側隔壁15aの上端高さH1
との間には予め落差2が設けられていることか
ら、洗浄水Wによる消臭剤2の溶解作用を効率よ
く行える。またこの落差2は常に一定であり、
且つ収納室12は容器本体10の中心軸線Oに対
して横方向に拡張され軸方向には極力短縮されて
いることから、収納室12内の消臭剤2上面がそ
の消費につれて変化したとしても、これに伴う消
臭剤2の消費むらを最小限度に押さえることがで
きる。さらに二重隔壁15によつて容器本体10
内に複数の通路16a,16b,16cを区分形
成して、洗浄水Wの流れを、収納室12経由の間
接水流と収納室12を経由しない直接水流に分流
し、間接水流に限つて消臭剤2の溶解作用を営ま
せることから、消臭剤2の浪費を解消できるばか
りか洗浄液W′の濃度をほぼ一定に保つことがで
きる。さらにまた洗浄水Wを容器1内に導入する
洗浄水流通口13を容器本体10の胴部10A下
縁に設置して洗浄水Wの流入時期を早めているの
で、容器1内の空気による浮力を抑制でき、した
がつて容器1の初期使用時における人為的な水没
作業が不要となる。第7図乃至第10図は、この
考案の容器の他の実施例を示すものであり、洗浄
水流通孔13′の位置を容器本体10の下端付近
に設定してあるので、洗浄水Wの流入時期がさら
に早められる。
一方、洗浄液W′の排水時においては、外側隔
壁15aの上端高さH1及び内側隔壁15bの上
端高さH2より下方に位置する洗浄液W′は、該各
上端高さH1,H2の上方の洗浄液W′と空気流通孔
11を介して加えられる容器外上方の洗浄水Wの
水圧によつて外方へ確実に排出される。また容器
本体10の内部空間を二重隔壁15によつて仕切
つたことにより、外側隔壁15aの上端高さH1
より下位にある第二通路16b及び第三通路16
c内の洗浄液W′は容器1内に残留することにな
るが、これは洗浄液W′の定量排出を確保するた
めのものである。
さらにまた本考案にあつては、二重隔壁15に
よつて容器本体10内に複数の通路16a,16
b,16cを区分形成したことにより、流入した
洗浄水Wや排出される洗浄液W′を容器本体10
内で撹拌することができ、したがつて洗浄液
W′の濃度をほぼ均一に保つことができる。
本考案の消臭剤容器は以上の構成及び作用から
なるもので、容器本体の洗浄水流通孔をその胴部
下縁の消臭剤収納室上限位置近傍に配置したの
で、容器本体内に流入する洗浄水の流入時期は早
くなる。したがつて初回使用時に容器をタンク内
の水中にセツトするに際して容器に作用する浮力
は小さく、人為的な水没作業が不要となつてセツ
トの手間を省くことができる。
また容器本体内部を二重隔壁により第一乃至第
三通路に区分形成し、容器本体内に流入する洗浄
水を収納室を経由する水流と、収納室を経由しな
い水流とに分流させて第三通路で合流させるよう
に構成したので、両水流がぶつかり合つて乱流が
生じ、この乱流による撹拌作用によつて容器内の
洗浄液全体の濃度を効率的に均一化することがで
きる。
さらに水流の一部を分流して消臭剤の溶解作用
を営ませており、また容器本体の胴部に設けた洗
浄水流通孔から流入する水流は、一旦第一通路に
流入するので、流入時の水圧が消臭剤に直接加わ
らず、消臭剤の浪費を一層低減することができ
る。
一方容器本体内に流入する洗浄水は、容器本体
内部に設けた第二通路を通つて消臭剤収納室に導
かれるので、収納室内の消臭剤上面がその消費に
つれて変化しても、洗浄水の落差が大きく変化す
ることはなく、消臭剤の消費むらを防止してその
浪費をより一層低減することができる。
また容器本体内部に二重隔壁によつて第一乃至
第三通路を形成したので、排水時において容器本
体内部に残留する洗浄液の量は少なくなるので、
タンク給水時の初期に消臭剤濃度の濃い残留洗浄
液が大量に混入することを防止することがで、濃
度むらを解消することができる等の種々の効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の消臭剤容器を示す縦断面図、第
2図乃至第6図は本考案に係る容器の一実施例を
示すもので、第2図はその中央縦断面図、第3図
は側面図、第4図は平面図、第5図は第2図−
線における横断面図、第6図は第2図−線
における横断面図、第7図乃至第10図は本考案
に係る他の実施例を示すもので、第7図はその中
央縦断面図、第8図は側面図、第9図は平面図、
第10図は第7図−線における横断面図であ
る。 符号の説明、1……消臭剤容器、10……容器
本体、11……空気流通孔、12……収納室、1
3,13′……洗浄水流通孔、14……外周壁、
15……隔壁、15a……外側隔壁、15b……
内側隔壁、16……通路、16a……第一通路、
16b……第二通路、16c……第三通路、16
d……ヘツドスペース部、17……接続部、2…
…消臭剤、3……吊下げ具、W……洗浄水、
W′……洗浄液。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 胴部と該胴部に連続する肩部を介して設けられ
    た首部とから成る容器本体であつて、上記胴部の
    下縁に消臭剤収納室を形成すると共に、上記首部
    に空気流通孔を設けて成る水洗タンク内設置用の
    容器において、前記容器本体の胴部下縁であつ
    て、上記消臭剤収納室上限位置近傍に洗浄水流通
    孔を設けると共に、容器本体内部を二重隔壁によ
    り区分して外側より順次第一乃至第三の洗浄水通
    路を形成せしめ、前記洗浄水流通孔から第一通路
    を通つて流入する洗浄水を第二および第三通路に
    分流させると共に、第二通路を通つて消臭剤を溶
    出した洗浄水と第三通路に分流した洗浄水とを第
    三通路において合流せしめて成ることを特徴とす
    る容器。
JP420783U 1983-01-18 1983-01-18 容器 Granted JPS59111867U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP420783U JPS59111867U (ja) 1983-01-18 1983-01-18 容器

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JP420783U JPS59111867U (ja) 1983-01-18 1983-01-18 容器

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JPS59111867U JPS59111867U (ja) 1984-07-28
JPH0213580Y2 true JPH0213580Y2 (ja) 1990-04-13

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS55118083U (ja) * 1979-02-14 1980-08-20

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JPS59111867U (ja) 1984-07-28

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