JPH02135446A - 配線修正検査装置およびそれを用いた配線修正検査方法並びにそれを用いた半導体装置の製造方法 - Google Patents

配線修正検査装置およびそれを用いた配線修正検査方法並びにそれを用いた半導体装置の製造方法

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JPH02135446A
JPH02135446A JP63290622A JP29062288A JPH02135446A JP H02135446 A JPH02135446 A JP H02135446A JP 63290622 A JP63290622 A JP 63290622A JP 29062288 A JP29062288 A JP 29062288A JP H02135446 A JPH02135446 A JP H02135446A
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JP
Japan
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wiring
irradiation
semiconductor element
film
ion beam
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Application number
JP63290622A
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English (en)
Inventor
Toshikazu Kawamoto
河本 利和
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Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/11Manufacturing methods

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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、集束イオンビームを用いたLSIあるいは露
光用マスク、レチクル等の加工、および加工後の検査に
用いて有効な技術に関する。
〔従来の技術〕
半導体装置の製造・開発段階においては、半導体素子上
に形成された配線構造を外部より修正することにより、
製造プロセスの評価および故障解析、さらには論理変更
等を行うことが一般的に行われている。
このような配線加工・修正技術について記載されている
一例として、株式会社プレスジャーナル社、1987年
8月20発行、「月刊セミコンダクタ・ワールド(Se
miconductor World) P 27〜P
32がある。
上記文献においては、F I B (Focused 
Ion Beam)を用いたL S I  (Larg
e 5cale Integrated−Circui
t )における配線加工技術ならびに配線集積技術につ
いて詳細に説明されている。
すなわち、上記FIB照射を利用して半導体素子上の配
線加工・修正を行う場合、第1に既存配線の切断、第2
に配線の再形成の各工程が必要となるが、前者の既存配
線の切断に際しては、まずガリウム(Ga″″)からな
るイオンビームを半導体素子上の特定部位に照射して、
当該部位の酸化膜および配線金属の分子・原子をスパッ
タリングして、当該部位の配線金属を除去し、既存配線
の切断を行う。
次の、配線の再形成に際しては、モリブデン(M o 
)あるいはタングステン(W)等の金属配線材料等の化
合物をガス状にして試料室内に供給し、ガリウム(Ga
”)からなるイオンビームを半導体素子上の特定部位に
照射して、該部位で化学反応を励起することによって該
部位上に金属成長を促し、WまたはMoからなる配線を
再形成するものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記配線の切断・再形成工程は、単一のFI
B装置を用いて行われる場合が多いが、このような配線
加工技術においては下記のような難点のあることが本発
明者によって見い出された。
第1に、上記FIB工程では修正配線によるデポジショ
ンを行う際に、該修正配線を所定厚とするだめには、F
IBの複数回の走査(スキャン)を繰り返さなければな
らない。したがって、当該FIB技術によって形成され
た金属配線部分は、厳密にはFIBの走査毎に堆積され
た多層構造となっている。ところが、このように分子が
多層で構成された配線構造においては、層間抵抗を生じ
、信号遅延等の顕著となり、信号の高速伝達が重要視さ
れるメモリ素子の分野においては、大きな課題となるこ
とが本発明者によって見い出された。
第2に、上記FIB技術によって、配線修正を施した半
導体素子において、確実な配線修正がなされているか否
かを検査するために、ウエハプローバあるいはICテス
タ等の検査装置が別途必要であり、検査処理が複雑化し
ていた。さらに、この検査装置において、所期の配線修
正がなされていないことが判明した場合には、再度FI
B装置によって配線の修正工程を繰り返゛さなければな
らず、さらに配線修正を手間取らせていた。
本発明は、上記課題に着目してなされたものであり、そ
の目的は第1にFIBによる配線修正で形成された金属
配線の層間抵抗を低減し、高速動作の可能な半導体素子
を提供することにある。
また第2に、配線修正の良否検査を単一のFIB装置で
可能とすることによって、配線修正工程を効率化するこ
とにある。
さらに第3に、上記第1および第2の目的達成によって
メモリ素子、ロジック素子等のVLSI形半導体装置の
製造・開発を短期間で実現することにある。
本発明の上記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本
明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう
〔課題を解決するための手段〕
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を簡単に説明すれば、概ね次のとおりである。
すなわち第1に、半導体素子の収容される処理空間と、
半導体素子の所定表面に対して金属配線の加工および再
形成を施すイオンビームを照射するイオンビーム照射源
と、イオンビームの照射範囲にアニール光およびレーザ
プローブ検査光としてのレーザ光を照射するレーザ光照
射源とを備えた配線修正検査装置構造とするものである
第2に、処理空間内に収容された半導体素子の所定表面
に対してイオンビームを照射して金属配線の加工・再形
成を行った後、レーザ光の照射によって修正後の金属配
線のアニールを行うとともに、当該半導体素子からの出
力信号を検出し、該出力信号より上記レーザ光の照射に
よって生じる光励起電流を測定して修正配線の良否を判
定するものである。
第3に、V L S I (Very Large 5
cale Integra−ted C1rcuit)
形半導体装置の開発・製造に際して、同一の回路構成を
有する半導体素子を少なくとも2組以上用意し、任意の
1組の半導体素子を用いてパッケージの組立および実装
を行った後、これを作動させてデバッグを行い、当該デ
バッグにより得られた検査データを基に他の組の半導体
素子の金属配線の加工・修正を行う際に、当該半導体素
子の所定表面に対してイオンビームを照射して金属配線
の加工・再形成を行った後、レーザ光の照射によって修
正後の金属配線のアニールを行うとともに、当該半導体
素子からの出力信号を検出し、該出力信号より上記レー
ザ光の照射によって生じる光励起電流を測定して修正配
線の良否を確式忍するものである。
〔作用〕
上記した第1の手段によれば、FIBによる金属配線の
加工・修正工程の後に、レーザ光の照射によるアニール
を実施できるため、修正後の配線の層間抵抗を低減して
、高速動作の可能な半導体装置を提供することができる
また、FIBによる配線の加工・修正、さらにレーデ光
の照射による当該修正配線のアニール並びに修正状態の
検査を単一の装置構成で実現できるため、配線修正工程
を極めて効率的に行うことができる。
第2の手段によれば、修正された金属配線へのレーザ光
の照射によって当該修正配線のアニールと、これによっ
て生じる光励起電流の測定による修正状態の測定とを同
時に行うことができるため、効率的な配線修正工程が実
行できる。
第3の手段によれば、VLS I形半導体装置の開発・
製造を極めて短期間で行うことが可能となる。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例である配線修正検査装置を示
す概略構成図、第2図(a)〜(f)は本実施例におけ
る配線修正工程を示す要部断面図、第3図は同じく配線
修正工程を示す要部斜視図、第4図は本実施例で得られ
る出力信号とそのロジックステートとを示す説明図、第
5図は本実施例により製造されるバイポーラLSIの要
部断面図、第6図は上記第5図で示されるバイポーラL
SIを封止したピングリッドアレイ (PGA) 型パ
ッケージを示す断面図、第7図〜第11図は上記バイポ
ーラLSIの上層部の形成工程を順次示す要部断面図、
第12図は上記バイポーラLSIにおける半導体チップ
上のへβ第2〜第4層配線の構成を示す上面模式図、第
13図は同じ(半導体チップ上における配線修正プロセ
ス、サポート用ツールその他の配置状態を示すレイアウ
ト図、第14図は予備ゲートセルの平面配置のうち、A
n!−3よりなるアンテナ配線のみを示した平面図、第
15図は予備ゲートセルのうち、内蔵素子およびゲート
を示した模式回路図、第16図、第17図および第18
図はそれぞれ各種のゲートの修正パターンを示す模式回
路図、第19図は上記第12図および第13図に対応す
る半導体チップ主面の修正部分を示す上面拡大図、第2
0図は上記第19図のX−X線における断面図、第21
図は他の修正技法を施した半導体チップ主面の上面部分
拡大図、第22図は上記第21図のx−X線における断
面図、第23図、第24図および第25図はその他の修
正技法、特に予備ゲートを用いた一例の平面図、要部拡
大図およびそのX−X線における断面図である。
第1図は、本実施例の配線修正検査装置1を示しており
、図示しない真空ポンプ等によって負圧状態に維持され
る処理室2を有している。処理室2の内部には水平面に
おいて移動可能なXYステージ3が設けられている。こ
のXYステージ3の上面には試料としての半導体素子4
が回路形成面を上面とした状態で固定されている。本実
施例において、上記半導体素子4は回路形成面を同図上
方に露出した状態で載置されており、当該半導体素子4
の人出力信号はこの半導体素子4を固定するソケッ)4
Aを通じて外部の信号検出部32に取り出すことが可能
な構成となっている。
上記処理室2内において、XYステージ3の直上には鏡
筒部5が立設されており、該鏡筒部5の内部上方にはイ
オンビーム照射源であるイオン源エミッタ6が設けられ
ている。このイオン源エミッタ6の内部にはガリウム(
Ga)等の液状金属が充填され、これが引出し電極7へ
の所定電圧の印加によりGa+等のイオンビーム8とし
て下方のXYステージ3の方向に照射可能となっている
上記鏡筒部5内において、イオンビームの照射経路には
電子レンズ$よび偏向電極等で構成されたイオン光学系
10が配置されており、上記イオン源エミッタ6から放
出されるイオンビーム8の集束および照射部位の制御が
行われる構造となっている。
処理室2の内部において、上記XYステージ3の斜め上
方には、たとえばモリブデンカルボニル(Mo (Co
) a )あるいはヘキサカルボニヵルタングステン(
W (Co) s )等の有機金属化合物からなる反応
ガス11を処理室2内に適宜供給するガス供給手段12
が設けられている。
また、処理室2内の上方において、上記ガス供給手段1
2と対向方向には検出器13が配置されており、イオン
ビーム8の照射によって上記半導体素子4から発生する
二次電子31の量を検出可能となっている。この検出器
13によって検出された二次電子31に関する情報は、
処理室2の外部に設けられた画像処理部14に送出され
る。画像処理部14では、たとえばイオン光学系10か
ら得られるイオンビーム8の半導体素子4上における走
査位置と、上記二次電子31の量に関する情報とからイ
オンビーム8の走査領域の画像を形成する。
本実施例では、上記の装置構成に加えて、XYステージ
3内に予備加熱源として、ヒータ16が内設されており
、XYステージ3上の半導体素子4の表面を少なくとも
100℃程度の温度状態に維持するよう制御されている
一方、処理室2内において、上記XYステージ3の斜め
上方には、レーザ照射機構17が設けられており、半導
体素子4の所定部位にレーザ光18の照射が可能となっ
ている。このレーザ照射機構17は、本実施例ではλ=
632.8nmのヘリウム・ネオン(He−Ne)レー
ザであり、照射パワーおよびパルス制御については、公
知のAOM (Acousto−Optic Modu
lator )技術(図示せず)を用いている。当該レ
ーザ照射機構17より照射されるレーザ光18は、試料
表面においてその最小ビーム径が約1μmφ程度となる
ように制御されている。制御部20は、前述の画像処理
部14からの情報に基づいて、半導体素子4上における
イオンビーム8の走査軌跡を位置情報として算出し、こ
のイオンビーム8の走査軌跡を追跡しなからレーザ光1
8を走査する。すなわち、イオンビーム8の照射部位に
は続けてレーザ光18が追跡照射されるようになってい
る。
本実オ例において、上記レーザ光18の追跡照射の目的
は下記の2点にある。
第1に、イオンビーム8の照射によって析出形成された
金属配線(ジャンパ修正配線94等)に対してアニール
を施すことにある。すなわち、従来技術でも説明したよ
うに、半導体素子4上における所定部位への金属配線の
形成は、上記処理室2内に反応ガス11を満たした状態
で当該所定部位に対してイオンビーム8を複数回走査さ
せることによって反応ガス11中の金属成分を析出させ
て行う。したがって、このようにして形成された修正金
属配線はイオンビーム8の走査毎に堆債された多層構造
となっており、比較的大きな層間抵抗を有している。こ
のような層間抵抗は、そのまま修正配線部分の配線抵抗
となり、信号遅延の要因となる。本実施例では、イオン
ビーム8の照射に引続き上記レーザ光18によるアニー
ルを施すことによって、上記層間抵抗の低減が図られて
いる。本実施例においては、前述のXYステージ3内に
設けられたヒータI6によって、半導体素子4の表面は
既に予備加熱された状態となっているため、レーザ光1
8による局所加熱はその被照射部位を180℃〜200
℃程度とすることができればよい。
レーザ光18の追跡照射を行う第2の目的は、上記イオ
ンビーム8の走査によって形成された金属配線の形成状
態をレーザ光18の照射によって生じる光励起電流の検
出によって検査するためである。すなわち、レーザ光1
8の照射により半導体素子4上の回路においては、光励
起電流(OBI C:0ptical Beam In
duced Current)を生じることが知られて
いる。このようなレーザ光18の照射を用いた回路検査
技術は、当該回路に対して非接触の状態で出力信号を取
り出すことができる点、大気中においても回路状態の解
析が可能である点、さらに素子表面の酸化膜におけるチ
ャージアップ現象を生じない点等の数々の利点を有して
いる。
本実施例においては、上記処理室2内のソヶッ)4Aは
、処理室2外に設けられた信号検出部32でその出力信
号を検出される構造となっている。
したがって、レーザ光18の照射によって、金属配線の
アニールと、修正状態の検査とが同時に可能となり、修
正金属配線の検査に際して、別機構の装置を用意する必
要がない。
第5図は本実施例により製造されるバイポーラLSIの
要部断面図である。
同図に示すように、本実施例のバイポーラLSIにおい
ては、例えばn型シリコンからなる半導体チップ(半導
体基板)410表面に例えばn゛型の埋め込み層42が
設けられ、この半導体チップ41上に例えばn型シリコ
ンのエピタキシャル層43が設けられている。このエピ
タキシャル層430所定部分には例えばSiO2膜のよ
うなフィールド絶縁膜44が設けられており、これらに
よって素子間および素子内の各特性部の分離が行われて
いる。上記フィールド絶縁膜44の下方には、例えばp
゛型のチャネルストッパ領域45が設けられている。ま
た、このフィールド絶縁膜44で囲まれた部分のエピタ
キシャル層43中には、たとえばp型の真性ベース領域
46及び例えばp°型のグラフトベース領域47が設け
られている。
上記真性ベース領域46中にはn゛型のエミッタ領域4
8が設けられている。このエミッタ領域48と、上記真
性ベース領域46と、該真性ベース領域46の下方にお
けるエピタキシャル層43および埋め込み層42から成
るコレクタ領域とによってnpn型のバイポーラトラン
ジスタが構成されている。また同図中、符号49は、埋
め込み層42と接続されたn+型のコレクタ取り出し領
域である。符号50は、上記フィールド絶縁膜44に連
設されているS+Oz膜の如き絶縁膜であって、この絶
縁膜50には上記グラフトベース領域47、エミッタ領
域48及びコレクタ取り出し領域49に対応して、それ
ぞれ開口50a〜50cが穿設されている。この開口5
0a〜50cを通じて上記グラフトベース領域47に対
して多結晶シリコン膜から成るベース引出し電極51が
接続されているとともに、上記エミッタ領域48上に多
結晶シリコンエミッタ電極52が設けられている。なお
、符号53.54は、例えば5102膜等の如き絶縁膜
である。
符号55a〜55cは、Af膜からなる第1層目の配線
であり、このうち配線55aは、絶縁膜54に設けられ
た開口54aを通じてベース引出し電極51に、配線5
5bは開口54bを通じて多結晶シリコンエミッタ電極
52に、配線55cは開口54c及び上記開口5Qcを
通じてコレクタ取り出し領域49にそれぞれ接続されて
いる。
また、符号56はSiN膜とスピンオングラス(SOG
)膜と、5i02 膜とからなる層間絶縁膜であり、こ
れを構成する上記各層はプラズマCVD法によって形成
されたものである。この層間絶縁膜56の上層には、例
えばAl膜からなる第2層目の配線57が設けられてお
り、この配線57は上記層間絶縁膜56に開設されたス
ルーホール56aを通じて上記配線55Cに接続されて
いる。
なお、このスルーホール56aは、階段状の段差形状を
有し、かかる形状によってスルーホール56aにおける
配線57のステップカバレージの向上を図っている。符
号58は上記層間絶縁膜56と同様な層間絶縁膜であり
、該層間絶縁膜58の上層には、Al膜からなる第3層
目の配線593〜59cが配設されている。この中で、
配線59aは、上記層間絶縁膜58に開設されたスルー
ホール58aを通じて上記配線57に接続された構造を
有している。符号60は上記層間絶縁膜56゜58と同
様な層間絶縁膜であり、核層間絶縁膜60の上層にはA
l膜からなる第4層目の配線61a〜61Cが配設され
ている。これらの配線61a〜61Cは、上記に説明し
た下層の各配線に比較して層厚が大となるように構成さ
れており、該配線61a〜61Cによって大電流の供給
が可能となっている。例えば本実施例では層厚として2
pmを有しており、各配線613.61b、610間の
溝幅は2μmであり、したがってこの溝のアスペクト比
(溝の深さ/溝の幅)は1となり比較的大きな値で構成
されている。
符号62は、例えば5in2膜のような表面平坦化用の
絶縁膜であり、例えば5102膜のバイアススパッタや
、プラズマCVDとスパッタエツチングとの組合せによ
り形成されたものである。
この絶縁膜62によって上記配線61a、61b。
61c間の溝は埋没されているため、絶縁膜62の表面
はほぼ平坦な状態となっている。なお、絶縁膜62とし
ては、例えば常圧CVDとスパッタエツチングの組合せ
により形成されたPSG(Phospho−5ilic
ate Glass)膜、B S G (Boro−3
ilicate Glass )膜、B P S (B
oro−Phospho−3ilicate Glas
s )膜等のシリケートガラス膜を用いることも可能で
ある。この絶縁膜62の上層には、プラズマCVD法に
より形成されたSiN膜63が設けられている。ここで
、上記絶縁膜62の表面は上記配線618〜61cの間
の溝を含めて平坦化されているため、このSiN膜63
0表面も平坦化されている。このため、SiN膜63の
膜厚および膜質も比較的均一化されている。したがって
、後述の最上層の保護膜65も比較的平坦化された状態
となり、水分等の侵入しにくい耐湿性の高い半導体チッ
プ構造となっている。そのため、LSIのパッケージと
して非気密性封止型のパッケージを用いることが可能と
なっている。
上記SiN膜63の上層に形成されたSiO□膜64は
、プラズマCVD法により形成されており、この両膜6
3および64によってチップ保護用の保護膜65が構成
されている。この場合、上記S+O*膜64は、上記保
護膜65に対する後述のクロム(Cr)膜66の接着性
を確保するとともに、このCr1l166のドライエツ
チング時に上記SiN膜63がエツチングされてしまう
ことを防止するマスクとしての機能をも有している。
上記保護膜65の一部には開口65aが開設されてふり
、この間口65aを通じて上記配線61b上にはCr膜
66が形成されている。さらに当該Cr膜66の上層に
は、銅(Cu)−m(Sn)系の金属間化合物1167
を台座として、pb−Sn合金系からなる半田バンプ6
8が設けられている。
第6図は上記第5図で示されるバイポーラLSIを封止
したピングリッドアレイ (PGA)型ノくッケージを
示す断面図である。
同図で示すように、該PGA型ノくツケージにおいては
、例えばムライト (3AIl*  03  ・2Si
02)からなるチップキャリア69上に半導体チップ4
1が上記半田バンブ68を用いて接続されている。また
、半導体チップ41の上方には炭化珪素(SiC)から
なるキャップ70が半田からなるろう材71を介して配
置されており、上記キャップ70とチンプキャリア69
0表面との間にはエポキシ樹脂等の樹脂72が充填され
て半導体チップ41を封止した構造となっている。上記
キャップ70は直接ろう材71によって半導体チップ4
1の背面(素子が形成されていない側の面)と対面して
接合されているため、半導体チップ41からキャンプ7
0への熱放散が効果的に行われる構造となっている。な
お、このようなノクツケージを図示しないモジニール基
板等に実装する場合には、上記キャップ70の上面にさ
らに放熱フィン等を備えた構造としてもよい。なお、図
中、チップキャリア69の下面より突出された符号73
で示される人出力用ピンは、チップキャリア69の内部
において形成された図示しない多層配線によって、上記
半田バンプ68と導通されている。
したがって、半導体チップ41は、上記入出力用ピン7
3を通じて駆動電源および信号の人出力が可能な構造と
なっている。
次に、以上に説明したバイポーラLSIの製造工程につ
いてその一例を説明する。なお以下の工程では層間絶縁
膜60を形成するまでの工程の説明は省略する。
第7図に示すように、層間絶縁膜60上に配線61a〜
61cを形成した後、5in2のバイアススパッタある
いはプラズマCVDとスパッタエツチングの組合せによ
り5iCh 膜の如き絶縁膜62を形成する。既述のよ
うに、この絶縁膜62の表面は比較的平坦化されている
。なお、配線61a〜61c間の溝の深さおよび幅が例
えばそれぞれ2μmであるとすると、S 102膜のバ
イアススパッタを用いて絶縁膜62を形成する場合には
、その膜厚が3.5μm程度で略平坦な表面を得ること
ができる。またプラズマCVDとスパッタエツチングと
の組合せにより絶縁膜62を形成する場合には、その膜
厚が1.5μm程度で略平坦な表面を得ることができる
次に、第8図に示すように、上記絶縁膜62の上方に膜
厚が5000オングストロ一ム程度のSiN膜63を形
成する。このようなSiN膜63の形成は、たとえばプ
ラズマCVD法によって可能である。
続いて第9図に示すように、同じくプラズマCVD法に
より例えば膜厚が1μmの5iCh膜64を形成し、保
護膜65が完成する。
続いて、第10図に示すように、上記保護膜65の所定
部分をエツチング除去することにより、開口65aを開
設し、この部分に配線61bの表面を露出させる。さら
に、上記露出表面上に蒸着等の手段によって膜厚が20
00オングストロ一ム程度のCr膜66、膜厚が500
オングストロ一ム程度のCu膜74、および膜厚が10
00オングストローム程度の金(Au)膜75を順次形
成した後、これらの各層75.74および66をエツチ
ング処理により所定形状にパターンニングする。このよ
うに3層の各層を必要とする理由は、上記Au膜75は
上言己Cu膜74の酸化を防止するためであり、上記C
u膜74は半田バンブ68の下地との濡れ性を確保する
ためである。また、上記Au膜75及びCu膜74のエ
ツチング処理は、ウェットエツチングにより行い、Cr
膜66のエツチングはCF4 と02との混合流体を用
いたドライエツチングにより可能である。このドライエ
ツチングの際には、上記SiO2膜64がエツチングス
トッパー、すなわちマスクとして機能するため、下層の
SiN膜63までもがエツチングされるのは防止される
次に、第11図に示すように、上記SiO□膜64上に
所定形状のレジストパターン76を形成した後、例えば
蒸着等の手段を通じてPb膜77およびSn膜78を順
次形成することにより、上記Au膜75、Cu膜74及
びCr膜66を覆った状態とする。これらのPb膜77
及びSn膜78の各膜厚の比率は、後に形成される半田
バンプ68中のSn含有率にしたがって選択的に行う。
続いて、上記レジストパターン76を、その上部に形成
されたpb膜77及びSn膜78とともに除去(いわゆ
るリフトオフ)した後、所定の温度で熱処理を行う。こ
れによって上記pb膜77とSn膜78とが合金化して
、前述の第5図に示したような略球状のPb−Sn合金
系の半田バンプ68が得られる。このような合金化の際
には、さらにSn膜78中のSnが、上記Cu膜膜種4
中Cuと合金化することにより、半田バンプ68と上記
Cr膜66との間にCu−3n系の金属間化合物層67
が形成される。これによって、半田バンプ68の半導体
チップ41上への接合強度が高められている。なお、上
記半田バンプ68中には、実際には上記Au膜75から
のAu成分も微量ではあるが含有される結果となってい
る。
次に、本実施例の対象の一例であるVLSI(Very
 Large 5cale Integration)
の半導体チップ内の構成について説明する。
本実施例における半導体チップ41は、メインフレーム
・コンピュータ (超高速コンピユータ)のCPU部モ
の他の論理演算及びメモリ素子として用いられるもので
ある。したがって、多数の入出力端子が必要となり、2
00端子程度までのものは従来のワイヤボンディング法
によりチップキャリアに接続され、それ以上のものにつ
いては、第6図で説明したようなCCB (Contr
olled−collapse 5older Bum
ps)法等により接続される。
半導体チップ41のサイズは、10mm〜20mm角の
正方形あるいは長方形の板状で、その素子形成主面には
E CL (E!m1tter−Coupled Lo
gic )回路あるいはその他必要に応じてCM OS
 (Complementry MOS)回路が形成さ
れてふり、いわゆるゲートアレイと同様の設計・製造方
式により要求仕様に対応したチップ内構成が選択される
第12図は、このような半導体チップ上のA1第2〜第
4層目配線の構成を説明するための上面模式図である。
同図において、61は第4層メタル配線群AJ−4であ
り、主に同図Y軸方向にチップ面を略縦断するように多
数本設けられている。
59は第3層メタル配線群Affl−3であり、主に同
図X軸方向に延設されている。57は第2層メタル配線
群A1−2であり、主に同図Y軸方向に延設されている
。これらの各層Δβ配線群は、その一部だけを図示した
が、必要に応じてチップ上面全体に配設されている。8
1a〜81gはそれぞれ、50〜200μm幅の電源配
線又は、基準電圧配線(ECL(7)場合は、Vt5L
=  4V、Vxt=  3 V、 Vtt=  2 
V、 VCCI+ VCe2+ Vcc3=OV)を示
している。また、84Yは、それぞれがlOpm幅の第
4層予備配線Ai’S−4で、ここでは半導体チップ4
1の上面を略縦断するように設けられている。
83a〜83hは、5pmピッチで3.5μm幅のAJ
!−3であり、相互接続の必要に応じて配置される。8
3Xは、5ピツチ毎に設けられた略チップ上面を嘆断す
るように延設された第3層予備配線Al5−3である。
これらフローティングの予備配線は、Al5−3とAl
5−4とによってチップ面の略全域を網羅できるように
配設されている。82a 〜82fは、5.umピッチ
で3.5μm幅のAj!−2であり、上記Aj7−3と
関連して相互接続の必要に応じて配置される。
第13図は、配線修正プロセス、サポート用ツールその
他の配置を示すレイアウト図である。
同図において、85a及び85bは、半導体チップ41
上のパターンの原点と基準軸との角度θを検出するため
の原点検出用パターンであり、上記で説明したAl−4
により形成される。86は下層の形成状態を検査するた
めの試し掘り領域、87aは加工基準マーク、すなわち
層間ずれ検出用メタルパターンであり上記Ai’−3に
よって形成されている。87bも同様に層間ずれ検出用
メタルパターンであり、Al−4で形成されている。
同図中、88a〜88dは、それぞれ予備ゲ−トセル、
89は配線修正履歴、製品仕様、品名、型名等を記録す
るためにマークあるいはパターンを形成する記録領域で
あり、例えばレーザCVD技術等によって文字、記号等
によって記録が行われる。
第14図は予備ゲートセルの平面レイアウトの内、AJ
−3よりなるアンテナ配線のみを示した平面図である。
同図において、91a〜91jは、それぞれアンテナ配
線AflA−3を示している。
第15図は上記予備ゲートセルの内蔵素子及びゲートの
模式回路図である。
同図において、SR,およびSR2は予備抵抗、SG、
およびSG、はECL予備ゲートを示している。
次に、上記のようなゲートレベルにおいて、本実施例の
配線修正方法の各種パターンを説明する。
なお、以下に説明する各図はいずれもECL回路の例で
ある。
第16図は「入力Highクランプ」と呼ばれる配線修
正パターンを示す回路模式図であり、同図中、G2及び
G3 は既配線ゲート(同図ではORゲートを示してい
る)、■4〜■8は各ゲートへの入力配線、02 およ
びOlは各ゲートの出力配線、VCCは前述のV CC
l 〜vccs の内の一つである。同図では■、の入
力配線がC2において切断され、これがタングステン(
W)よりなるジャンパ修正配線C2によってV。。と接
続され、ゲートG2 の入力配線■、が“High状態
”にクランプされている。このようなジャンパ修正配線
Cの形成について本実施例の配線修正検査装置lが用い
られるが、その工程については後で詳述する。
第17図は「逆出労使用」と称呼される配線修正パター
ンを示す回路模式図であり、同図においてG、およびG
5 は既配線ゲート、SGは第13図の88a〜88d
の一つに対応する予備ゲートセル88内の予備ゲート(
第15図のSG、及びSG、に対応する)である。また
、■、〜114及びI 241  I 25は各ゲート
の入力配線、0. 、05はそれぞれG4 及びG、の
出力配線、C3及びCは上記第16図で説明したものと
同様のジャンパ修正配線である。
第18図は「予備ゲート追加」と称呼される修正パター
ンの模式回路図である。
同図において、G6〜G8 は既配線ゲート、SGは先
の説明と同様に、予備ゲートセル88内の予備ゲート、
Its〜I23はそれぞれのゲートの人力配線、05 
はゲートG7 の出力配線、C5〜Cはそれぞれジャン
パ修正配線である。
次に、上記に説明したジャンパ修正配線CI〜C7の形
成、すなわち本発明における配線修正プロセスの一例を
説明する。
一般に、メインフレームコンピュータ等の開発に際して
は、数百種類もの論理LSIを同時に開発し、これらの
論理LSIを順次用いてシステムのデバッグ、調整を行
っている。この段階で、論理不良あるいは論理変更等の
必要が明かとなった場合には、速やかにLSIの再作成
が必要となる。
本発明においては、CCB電極(半田バンプ68)形成
済(第5図参照)でかつダイシング(分割)が行われ、
チップ状態とされた半導体チップ41(LSI)を多数
ストックしておき、これらに対して上記各修正パターン
等を施すことによって、5〜30時間程時間短時間でL
SIの再作成が完了する。
ここで、上記第16図〜第18図に説明したような論理
ゲートにふける配線修正は、チップ状態に限らず、ウェ
ハ状態でも可能である。ウェハ状態で配線修正を行う場
合には、チップ状態に比べて位置決め(アライメント)
等が容易ではあるが、修正再作成までのターン・アラウ
ンド・タイムは長くなる。したがって、このようなデメ
リットが許容される分野においては、ウェハ状態での配
線修正も可能である。たとえばWS I  (Wafe
r 5Cale Integration )等のよう
に一枚のウェハでLSIを形成する場合等にはウェハ状
態での配線修正が有効である。
さらに、チップ状態での配線修正に際しては、裸状態の
チップに限らず、チップキャリアあるいはパッケージ基
板にグイポンディングされた状態、あるいはワイヤボン
ディングがなされている状態での配線修正も可能である
。このような場合には修正再作成までのターン・アラウ
ンド・タイムは短縮される。このことはT A B (
Tape AutomatedBonding)方式に
よる半導体チップについても同様であり、修正再作成ま
でのターン・アラウンド・タイムの短縮が可能である。
このような配線修正に際しては、たとえば第5図で示し
た状態に分割された予備チップを各品種についてストッ
クしておき、デバッグの結果に対応して修正を行う。
この場合には、まず第13図の試し掘り領域86にF 
I B (Focus Ion Beam)によって試
し掘りを行い、その検出データを記憶する。更に、同図
87a及び87bの層間ずれ検出パターンを用いてAA
−3およびΔβ−4の合わせずれを検出し、そのデータ
を記憶する。次に、同図85a及び85bの原点及びθ
検出パターンによりチップ上の設計パターン・データと
実パターンの原点及び軸を一致させる操作又は演算を行
い、それに従って、第19図〜第25図に示すような修
正を実行する。
第19図は、第12図及び第13図に対応するチップ主
面の修正部分の上面拡大図である。同図において、81
は比較的幅広いA、e−4で構成される電源配線(基準
電圧配線を含L)であり、83xはX軸方向に延設され
るAl5−3すなわち第3層予備配線あるいは、Al−
3すなわち素子に連結済の第3層Al配線群の一つでも
よい)である。また、84YはY方向に延設するAlS
4すなわち第4層Al予備配線、96はFIBによる縦
穴に形成されたモリブデン(Mo)の析出層である。こ
のようなMo析出層96の形成については後述する。
第20図は上記第19図のx−X線における断面図であ
る。同図において、58は第3層の層間絶縁膜、83X
は第3層予備配線、60は第4層の層間絶縁膜、81は
電源配線、65はファイナルパッシベーションすなわち
保護膜、84Yは第4層予備配線、93は下地Cr(ク
ロム)膜である。
第21図は他の修正技法を施した部分の上面拡大図であ
る。上記第19図及び第20図と異なる部分のみを説明
すると以下の通りである。
同図(第21図)において、99はFIBによって加工
されたショート防止用の切欠溝、97および98は後に
詳述するMO析出層、100はこのMo析出層97およ
び98との間を接続するジャンパ修正配線である。
第22図は上記第21図のX−X線における断面図であ
り、各符号については既に説明したので省略する。この
ような第21図および第22図に示す技法は、特に第3
層予備配線83Xが第4層予備配線84Yの直下まで延
設されていない場合、あるいは第3層予備配線83Xが
一般のAf−3で形成されている場合等に有効である。
第23図〜第25図はその他の修正技法を示しており、
第23図は予備ゲートを用いた一例を示す平面図、第2
4図はその要部拡大図、第25図は第24図のx−X線
における断面図である。
第23図において、88は予備ゲートセル、91a−j
はAl−3からなるアンテナ配線で、それぞれ前述の第
15図のSG+ 〜S G2 、  S R+〜SR2
のいずれかの端子にAI!−2及びAl−1を介して接
続されている。また同図中、81はAN−4からなる電
源配線、84Yは第4層予備配線Aj’S−4,83X
は第3層予備配線83X3を示している。なお、図中1
点鎖線の円形状で囲まれた符号lotで示す部分は配線
修正を行う際の要部であり、第24図および第25図で
示す部分である。
第24図および第25図における102および103は
MO析出層、104はジャンノく修正配線である。
次に、以上の各図で説明したMo析出層96゜97.9
8,102,103およびジャンノで修正配線100.
104の生成プロセスについて詳述する。
第2図はMO析出層並びにジャンパ修正配線の形成プロ
セスを示す要部断面図である。
まず、試料としての半導体素子4を処理室2内のXYス
テージ3上に配置されたソケット4Aに装着する。この
とき、上記の如き半導体素子4は、前述のように、メイ
ンフレームコンピュータ(超高速コンピュータ)のCP
U部その他の論理素子として用いられるものであり、こ
のような同一構成の半導体素子4が複数組形成されてい
るものとする。このうちの任意の一組を用いてデバッグ
検査を行い、当該検査データに基づいて、上記では使用
しなかった他の組の半導体素子4を用いて配線修正を行
いて論理変更を実現するものである。
まず、先のデバッグ検査で確認された検査データに基づ
いて、修正対象部分の座標を決定した後、排気管34を
通じて処理室2内を排気し、所定の高真空状性(たとえ
ば、133.322X10−”〜10−’Pa (10
−’ 〜10−’To r r)を得る。
この状態で制御部20の制御に基づいて、イオンビーム
8を当該修正箇所に対して照射して、第2図(a)に示
すように当該半導体素子4上に保護膜65を貫通するス
ルーホール92を穿設加工する。
このようなスルーホール92の穿設は、イオンビーム8
が保護膜65に照射され、保護膜の粒子をスパッタエツ
チングすることによって行われる。
当該エツチング処理時において、半導体素子4上の照射
部位から発生される二次電子31は、検出器13を通じ
て観測され、たとえば検出される二次電子31が、保護
膜26を構成する物質から配線61を構成する物質に変
化することによって、検出器13がこれを検出して制御
部20は、その変化によってイオンビーム8の照射を停
止する。
このようにして穿設されたスルーホール92は、例えば
直径約5μm、深さ約10μm程度であり、層間絶縁膜
60上に形成された配線61を上層に引き出すためのも
のであり、該スルーホール92の底面に配線61の表面
が露出された状態となっている。
次に、第2図ら)に示すように、保護膜65およびスル
ーホール92の内周面ならびに露出状態となっている配
線61の表面を、アルゴン(Ar)雰囲気(lPa)に
てスパッタ・エツチングを行った後に、その全面にクロ
ム(Cr)をスパッタリングによって200〜300オ
ングストロ一ム程度の膜厚で被着させ、Cr下i!!!
膜93を形成する。
以上のようなCr下地膜93を形成した状態で、処理室
2内の半導体素子4の表面がモリブデンカルボニル(M
O(co)6)あるいはヘキサヵルボニカルタングステ
ン(W (C−0) s )からなる反応ガス11の雰
囲気で覆われる。続いて、制御120の制御によって、
イオンビーム8がイオン源エミッタ6より放出され、上
記スルーホール92の底面の配線61上に、ビーム径を
直径約3μm程度に絞ったイオンビーム8が照射される
。このとき、上記イオンビーム8の照射によって反応ガ
ス11中の金属成分、たとえばMo(Co)sが分解さ
れ、この成分中のMoが配線610表面に析出される(
第2図(C))。イオンビーム8の照射によって配線6
上のMo析出層96は次第に成長し、スルーホール92
を完全に埋設した状態となる。このような析出層96が
所定の高さh(例えばh=0.3μm〜1.0μm)に
達ルた段階で、Mo析出層96の生成が停止される(第
2図(d))。
続いて、イオンと一ム8の走査によって上記Cr下地膜
94に沿って水平方向にジャンパ修正配線94が形成さ
れる(第2図(e))。本実施例においては、上記イオ
ンビーム8の走査軌跡を追跡するように、レーザ光18
の走査照射が行われる。
特にレーザ光18の照射方向は、第3図に示すように、
上記ジャンパ修正配線94の延設方向に対して直交する
方向に走査されている。すなわち同図においては、ジャ
ンパ修正配線94がY方向に延設されており、これに対
してレーザ光18の照射はその直交方向であるX方向、
すなわちジャンパ修正配線94の幅方向を走査するよう
に制御されている。
第3図に示すように、ジャンパ修正配線94に対してそ
の延設方向とは直交方向にレーデ光I8を走査させるこ
とによって、アニールとともにその方向に対して高い金
属分子の結合強度を得られる。したがって、保護膜65
の表面に段差等を生じている場合であっても、本実施例
によれば配線途中のクラックの発生を防止でき、信頼性
の高い配線修正が可能となる。さらに、本実施例によれ
ば上記ジャンパ修正配線94の形成時において、XYス
テージ3に内設された予備加熱手段としてのヒータ16
によって半導体素子40表面が300℃程度に加熱され
た状態となっている。したがって、レーザ光18の照射
によってジャンパ修正配線94を構成するMoはアニー
ルされるため、ジャンパ修正配′a94内における層間
抵抗が低減されるとともに、配線強度も高められる。
上記レーザ光18の照射によるジャンパ修正配線94の
アニールと同期して、信号検出部32においては、上記
レーザ光18の照射によって生じた光励起電流によって
生じる半導体素子4からの出力信号が検出される。この
ような出力信号の波形とこれに対応するロジックステー
トを示したものが第4図である。当該出力信号の検出に
よって、上記ジャンパ修正配線94の形成に基づく新た
な論理形成が所期の期待値通りとなっているか否かが判
定される。このような論理判定を通して、本実施例によ
るジャンパ修正配線94の形成状態の良否が検査される
上記のようにしてジャンパ修正配線94の再形成および
検査を完了した後、ジャンパ修正配線94をマスクとし
てAr雰囲気のスパッタリング処理を行い、不要部分9
5のCr下地膜93を除去する(第2図(f))。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具
体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
であることはいうまでもない。
たとえば、実施例において半導体素子4としては、パッ
ケージ組立の完了した半導体装置構造のものとして説明
したが、ウニ/%状態のものあるいは実装基板に装着さ
れた状態のものであってもよい。
また、実施例中では、レーザ光18の照射によるジャン
パ修正配線94のアニール処理と、光励起電流の発生に
基づく出力信号の検出とを同時に行う場合について説明
したが、アニール処理と光励起電流の発生とは異なるレ
ーザ光によって実現するものであってもよい。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明
をその利用分野である、いわゆる論理素子における論理
変更等の際の配線修正に適用した場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、たとえばメモリ素
子におけるビット救済等における配線修正にも適用でき
る。
〔発明の効果〕
本願に右いて開示される発明のうち代表的なものによっ
て得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりであ
る。
すなわち第1に、イオンビームによる金属配線の加工・
修正工程の際に、レーザ光の照射によるアニールを実施
できるため、修正後の配線の層間抵抗を低減して、高速
動作の可能な半導体装置を提供することができる。
また第2に、イオンビームによる配線の加工・修正、さ
らにレーザ光の照射による当該修正配線のアニール並び
に修正状態の検査を単一の装置構成で実現できるため、
配線修正工程を極めて効率的に行うことができる。
第3に、イオンビーム照射によって修正された金属配線
部分へのレーザ光の照射によって当該修正配線のアニー
ルと、これによって生じる光励起電流の測定による修正
状態の測定とを同時に行うことができるため、効率的な
配線修正工程が実行できる。
第4に、V、LSI形半導体装置の開発・製造を極めて
短期間で行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である配線修正検査装置を示
す概略構成図、 第2図(a)〜(f)は本実施例における配線修正工程
を示す要部断面図、 第3図は同じく配線修正工程を示す要部斜視図、第4図
は本実施例で得られる出力信号とそのロジックステート
とを示す説明図、 第5図は本実施例により製造されるバイポーラLSIの
要部断面図、 第6図は上記第5図で示されるバイポーラLSIを封止
したピングリッドアレイ (PGA)型パッケージを示
す断面図、 第7図〜第11図は上記バイポーラLSIの上層部の形
成工程を順次示す要部断面図、第12図は上記バイポー
ラLSIにおける半導体チップ上のAβ第2〜第4層配
線の構成を示す上面模式図、 第13図は同じく半導体チップ上における配線修正プロ
セス、サポート用ツールその他の配置状態を示すレイア
ウト図、 第14図は予備ゲートセルの平面配置のうち、Al−3
よりなるアンテナ配線のみを示した平面、図、 第15図は予備ゲートセルのうち、内蔵素子およびゲー
トを示した模式回路図、 第16図、第17図および第18図はそれぞれ各種のゲ
ートの修正パターンを示す模式回路図、第19図は上記
第12図および第13図に対応する半導体チップ主面の
修正部分を示す上面拡大図、 第20図は上記第19図のX−X線における断面図、 第21図は他の修正技法を施した半導体チップ主面の上
面部分拡大図、 第22図は上記第21図のx−X線における断面図、 第23図、第24図および第25図はその他の修正技法
、特に予備ゲートを用いた一例の平面図、要部拡大図お
よびそのx−X線における断面図である。 1・・・配線修正検査装置、2・・・処理室、3・・・
XYステージ、4・・・半導体素子、4A・・・ソケッ
ト、5・・・鏡筒部、6・・・イオン源エミッタ、7・
・・引出し電極、8・・・イオンビーム、10・・・イ
オン光学系、11・・・反応ガス、12・・・ガス供給
手段、13・・・検出器、14・・・画像処理部、16
・・・ヒータ(予備加熱源)、17・・・レーザ照射機
構、18・・・レーザ光、20・・・制御部、31・・
・二次電子、32・・・信号検出部、34・・・排気管
、41・・・半導体チップ(半導体基板)、42・・・
埋め込み層、43・・・エピタキシャル層、44・・・
フィールド絶縁膜、45・・・チャネルストッパ領域、
46・・・真性ベース領域、47・・・グラフトベース
領域、48・・・エミッタ領域、49・・・コレクタ取
り出し領域、50・・・絶縁膜、50a〜50C・・・
開口、51・・・ベース引出し電極、52・・・多結晶
シリコンエミッタ電極、53.54・・・絶縁膜、54
a〜54c・・・開口、55a〜55C・・・配線(第
1層目)、56・・・層間絶縁膜、56a・・・スルー
ホール、57・・・配線(第2層目)、58・・・層間
絶縁膜、58a・・・スルーホール、59.59a 〜
59C・・・配線(第3層目)、60・・・層間絶縁膜
、61.61a 〜61c・・・配線(第4層目)、6
2・・・絶縁膜、63・・・SiN膜、64・・・S1
0.膜、65・・・保護膜、65a・・・開口、66・
・・クロム(Cr)膜、67・・・金属間化合物層、6
8・・・半田バンプ、69・・・チップキャリア、70
・・・キャップ、71・・・ろう材、72・・・樹脂、
73・・・入出力用ピン、74・・・Cu膜、75・・
・Au膜、76・・・レジストパターン、77・・・P
b膜、78・・・Sn膜、81・・・電源配線、813
〜81g・・・電源配線・基準電圧配線、82a〜82
f・・・第2層メタル配線群(Al−2)、83a〜8
3h・・・第3層メタル配線u (AIl−3) 、8
3X・・・第3層予備配線、84Y・・・第4層予備配
線(Azs−4)、85a、85b・・・原点検出用パ
ターン、86・・・試し堀り領域、87a・・・加工基
準マーク、87b・・・層間ずれ検出用メタルパターン
、88.88a 〜88d・・・予備ゲートセル、89
・・・記録領域、91a〜91j・・・アンテナ’配線
、92・・・スルーホール、93・・・Cr下地膜、9
4・・・ジャンパ修正配線、96.97.98・・・M
O析出層、99・・・切欠溝、100・・・ジャンパ修
正配線、101・・・配線修正要部、102,103・
・・MO析出層、104・・・ジャンパ修正配線。 代理人 弁理士 筒 井 大 和 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 48(nつ 第 図 jに 図 第 図 第 図 第 図 cc 第 図 第 図 3g 図 第 図 第 図 j疼 図 4Y

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、半導体素子の収容される処理空間と、半導体素子の
    所定表面に対して金属配線の加工および再形成を施すイ
    オンビームを照射するイオンビーム照射源と、イオンビ
    ームの照射範囲にアニール光およびレーザプローブ検査
    光としてのレーザ光を照射するレーザ光照射源とを備え
    た配線修正検査装置。 2、上記処理空間において半導体素子の載置されるステ
    ージを備えており、該ステージには上記半導体素子を所
    定温度に高める加熱源を有していることを特徴とする請
    求項1記載の配線修正検査装置。 3、上記処理空間に収容された半導体素子の出力信号の
    変化を検出する検出手段を備えていることを特徴とする
    請求項1記載の配線修正検査装置。 4、処理空間内に収容された半導体素子の所定表面に対
    してイオンビームを照射して金属配線の加工・再形成を
    行った後、レーザ光の照射によって修正後の金属配線の
    アニールを行うとともに、当該半導体素子からの出力信
    号を検出し、該出力信号より上記レーザ光の照射によっ
    て生じる光励起電流を測定して修正配線の良否を判定す
    ることを特徴とする配線修正検査方法。 5、上記レーザ光の照射による金属配線のアニールと当
    該レーザ光の照射によって生じる光励起電流の測定は同
    時に行われることを特徴とする請求項4記載の配線修正
    方法。 6、上記レーザ光の照射は上記半導体素子上で再形成さ
    れた金属配線の延設方向に対して直交する方向に走査さ
    れることを特徴とする請求項4記載の配線修正方法。 7、上記金属配線のアニールは少なくとも修正配線箇所
    に対して300℃以上の加熱を施すことにより行うこと
    を特徴とする請求項4記載の配線修正方法。 8、同一の回路構成を有する半導体素子を少なくとも2
    組以上用意し、任意の1組の半導体素子を用いてパッケ
    ージの組立および実装を行った後、これを作動させてデ
    バツグを行い、当該デバッグにより得られた検査データ
    を基に他の組の半導体素子の金属配線の加工・修正を行
    う際に、当該半導体素子の所定表面に対してイオンビー
    ムを照射して金属配線の加工・再形成を行った後、レー
    ザ光の照射によって修正後の金属配線のアニールを行う
    とともに、当該半導体素子からの出力信号を検出し、該
    出力信号より上記レーザ光の照射によって生じる光励起
    電流を測定して修正配線の良否を確認することを特徴と
    するVLSI形半導体装置の製造方法。
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