JPH0213540Y2 - - Google Patents

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JPH0213540Y2
JPH0213540Y2 JP1984088180U JP8818084U JPH0213540Y2 JP H0213540 Y2 JPH0213540 Y2 JP H0213540Y2 JP 1984088180 U JP1984088180 U JP 1984088180U JP 8818084 U JP8818084 U JP 8818084U JP H0213540 Y2 JPH0213540 Y2 JP H0213540Y2
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JP
Japan
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fairing
blade thickness
thickness ratio
main wing
aileron
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JP1984088180U
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JPS616523U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
[考案の技術分野] 本考案は、例えば石油・ガス等の海中採鉱設
備、海底マンガンの採鉱用の揚鉱管装置等に用い
られる主として円柱体の大口径水中線状構造物に
装備されるフエアリングに関し、さらに詳しくは
フエアリングの機能及び性能を維持しつつフエア
リングの小型化を実現した高翼厚比を有するフエ
アリングに関するものである。 [従来技術] 従来、水中に設置される長尺の管又はその他の
線状構造物の流体抵抗及びカルマン渦による振動
を減少したり防止するために、流線形断面を有す
るフエアリングが用いられるが、従来の場合、フ
エアリングの周囲を流れる境界層の剥離現象を発
生させないようにするためには、その断面の翼厚
比(翼巾/翼厚)は通常4.0〜7.0が必要であつ
た。そのために、フエアリングが非常に大型化
し、その装着、取外しあるいは保管にあたつて極
めて不便であつた。のみならず、製造方法の複雑
化、製作費の高騰をまねくなど多くの不都合があ
つた。そのためこれらの不都合を解消するために
構造上からフエアリングの小型化が強く要望され
ていた。 最近、上記要望に応えるものとして翼厚比が
2.0程度の高翼厚比のフエアリングがいろいろ提
案されている。例えば、その一例としてはフエア
リングの後部に「ひれ」を設けたものであり、他
の例としては特開昭53−64394号公報に示される
ように後部が2重断面或いは整流板を有するもの
である。前者の例は、その形状よりして「ひれ」
はフエアリングの後部において抗力となり、した
がつて抵抗係数が従来のものよりかなり増加する
ものと推定される。一方、後者の例はあまりに構
造が複雑であり、また本考案者が行つたモデル実
験においても、期待する効果が得られず、効果が
不明であつた。以上のようにそれらの例では抵抗
係数の減少と振動の防止という2つの要求を同時
に満たすことは不可能であつた。 [考案の目的] 本考案の目的は、上記2つの要求すなわち抵抗
係数の減少と振動の防止とを同時に満足させるべ
く構造簡単で小型かつ高翼厚比のフエアリングを
提供することにある。 [考案の概要] 上記の目的を達成するために本考案によるフエ
アリングは、主翼の後部に対称に所定の迎角を有
する補助翼を設けたことを特徴とするものであ
り、かかる構成とすることにより翼厚比が2.0〜
2.5の高翼厚比が得られ、フエアリングの小型化
が達成できると共に抵抗係数の減少と振動の防止
の2つの要求を同時に満足させることができたも
のである。 [考案の実施例] 以下、本考案の一実施例を図により説明する。 第1図はこの実施例の断面説明図であり、第2
図はその立体図である。また第3図は高翼厚比の
フエアリングにおける流体の作用を説明するため
のものである。 まず、第3図を参照して説明する。フエアリン
グ1の横軸線2方向の最大翼厚をt、縦軸線3方
向の翼巾をcとすると、翼厚比(c/t)が4.0
以下、特にc/t=2.0〜2.5の如き超翼厚比のフ
エアリングにおいては、水流の向きFに対して最
大翼厚付近においてカルマン渦が発生し剥離現象
を生ずるためこのカルマン渦による振動と、揚力
Pの中心が最大翼厚付近にあるために揚力中心ま
わりの回転モーメントとがバランスして図示矢印
m,n方向にふらつく動揺運動を起こす。 そこで、本考案においては、第1図及び第2図
に示すようにフエアリング1の主翼4の後部に対
称に補助翼5を設けて、主翼4の後部において対
称に揚力Pを発生せしめるようにしたもので、こ
の対称揚力によつて上記の如き動揺運動を防止
し、かつ剥離現象を軽減するものである。 第1図の実施例における各部の寸法を最大翼厚
tに対する比率で表わせば、下表のとおりであ
る。
【表】
【表】 なお、第1図及び第2図では主翼4の水中線状
構造物に対する取付構造及び補助翼5と主翼4と
の取付構造は図示されていないが、これらの取付
は一般的な方法で行い得るものである。また、補
助翼5は流体の向きに対して適切な迎角θを持た
せて取付ける。すなわち、補助翼5と主翼4の後
部壁との間には主翼4の全長にわたつて流体の流
入し得る適切な間隙6が設けられる。 [考案の効果] 本考案によれば、以上のように構成したもので
あるから、対称な補助翼のために主翼の後部に対
称の揚力が発生し、この対称揚力によつて主翼の
動揺運動を防止できるものである。また補助翼の
ために抵抗係数が増加することもなく、カルマン
渦による剥離現象をも軽減できる。したがつて、
翼厚比が2.0〜2.5のような高翼厚比とした場合で
も従来のものと同様にフエアリングの機能及び性
能を有し、さらに構造が極めて簡単で、かつ小型
であるからその取扱性、経済性等に優れているも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の断面説明図、第2図
は同立体図、第3図は高翼厚比のフエアリングに
おける流体の作用を示す説明図である。 1……フエアリング、4……主翼、5……補助
翼。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水柱線状構造物の流体抵抗を減ずるために該構
    造物に装備されるフエアリングにおいて、前記フ
    エアリングの主翼の後部に対称に所定の迎角を有
    する補助翼を設け、翼厚比を2.0〜2.5としたこと
    を特徴とする高翼厚比型フエアリング。
JP8818084U 1984-06-15 1984-06-15 高翼厚比型フエアリング Granted JPS616523U (ja)

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JP8818084U JPS616523U (ja) 1984-06-15 1984-06-15 高翼厚比型フエアリング

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JP8818084U JPS616523U (ja) 1984-06-15 1984-06-15 高翼厚比型フエアリング

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JPS616523U JPS616523U (ja) 1986-01-16
JPH0213540Y2 true JPH0213540Y2 (ja) 1990-04-13

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ID=30641074

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JP8818084U Granted JPS616523U (ja) 1984-06-15 1984-06-15 高翼厚比型フエアリング

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5020342B2 (ja) * 2010-03-12 2012-09-05 中国電力株式会社 水中放射線測定装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4736394U (ja) * 1971-05-17 1972-12-22
JPS532883U (ja) * 1976-06-28 1978-01-12

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JPS4736394U (ja) * 1971-05-17 1972-12-22
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JPS616523U (ja) 1986-01-16

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