JPH0213540Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0213540Y2 JPH0213540Y2 JP1984088180U JP8818084U JPH0213540Y2 JP H0213540 Y2 JPH0213540 Y2 JP H0213540Y2 JP 1984088180 U JP1984088180 U JP 1984088180U JP 8818084 U JP8818084 U JP 8818084U JP H0213540 Y2 JPH0213540 Y2 JP H0213540Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fairing
- blade thickness
- thickness ratio
- main wing
- aileron
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 6
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 2
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000005065 mining Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000003631 expected effect Effects 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 238000007429 general method Methods 0.000 description 1
- WPBNNNQJVZRUHP-UHFFFAOYSA-L manganese(2+);methyl n-[[2-(methoxycarbonylcarbamothioylamino)phenyl]carbamothioyl]carbamate;n-[2-(sulfidocarbothioylamino)ethyl]carbamodithioate Chemical compound [Mn+2].[S-]C(=S)NCCNC([S-])=S.COC(=O)NC(=S)NC1=CC=CC=C1NC(=S)NC(=O)OC WPBNNNQJVZRUHP-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Toys (AREA)
Description
[考案の技術分野]
本考案は、例えば石油・ガス等の海中採鉱設
備、海底マンガンの採鉱用の揚鉱管装置等に用い
られる主として円柱体の大口径水中線状構造物に
装備されるフエアリングに関し、さらに詳しくは
フエアリングの機能及び性能を維持しつつフエア
リングの小型化を実現した高翼厚比を有するフエ
アリングに関するものである。 [従来技術] 従来、水中に設置される長尺の管又はその他の
線状構造物の流体抵抗及びカルマン渦による振動
を減少したり防止するために、流線形断面を有す
るフエアリングが用いられるが、従来の場合、フ
エアリングの周囲を流れる境界層の剥離現象を発
生させないようにするためには、その断面の翼厚
比(翼巾/翼厚)は通常4.0〜7.0が必要であつ
た。そのために、フエアリングが非常に大型化
し、その装着、取外しあるいは保管にあたつて極
めて不便であつた。のみならず、製造方法の複雑
化、製作費の高騰をまねくなど多くの不都合があ
つた。そのためこれらの不都合を解消するために
構造上からフエアリングの小型化が強く要望され
ていた。 最近、上記要望に応えるものとして翼厚比が
2.0程度の高翼厚比のフエアリングがいろいろ提
案されている。例えば、その一例としてはフエア
リングの後部に「ひれ」を設けたものであり、他
の例としては特開昭53−64394号公報に示される
ように後部が2重断面或いは整流板を有するもの
である。前者の例は、その形状よりして「ひれ」
はフエアリングの後部において抗力となり、した
がつて抵抗係数が従来のものよりかなり増加する
ものと推定される。一方、後者の例はあまりに構
造が複雑であり、また本考案者が行つたモデル実
験においても、期待する効果が得られず、効果が
不明であつた。以上のようにそれらの例では抵抗
係数の減少と振動の防止という2つの要求を同時
に満たすことは不可能であつた。 [考案の目的] 本考案の目的は、上記2つの要求すなわち抵抗
係数の減少と振動の防止とを同時に満足させるべ
く構造簡単で小型かつ高翼厚比のフエアリングを
提供することにある。 [考案の概要] 上記の目的を達成するために本考案によるフエ
アリングは、主翼の後部に対称に所定の迎角を有
する補助翼を設けたことを特徴とするものであ
り、かかる構成とすることにより翼厚比が2.0〜
2.5の高翼厚比が得られ、フエアリングの小型化
が達成できると共に抵抗係数の減少と振動の防止
の2つの要求を同時に満足させることができたも
のである。 [考案の実施例] 以下、本考案の一実施例を図により説明する。 第1図はこの実施例の断面説明図であり、第2
図はその立体図である。また第3図は高翼厚比の
フエアリングにおける流体の作用を説明するため
のものである。 まず、第3図を参照して説明する。フエアリン
グ1の横軸線2方向の最大翼厚をt、縦軸線3方
向の翼巾をcとすると、翼厚比(c/t)が4.0
以下、特にc/t=2.0〜2.5の如き超翼厚比のフ
エアリングにおいては、水流の向きFに対して最
大翼厚付近においてカルマン渦が発生し剥離現象
を生ずるためこのカルマン渦による振動と、揚力
Pの中心が最大翼厚付近にあるために揚力中心ま
わりの回転モーメントとがバランスして図示矢印
m,n方向にふらつく動揺運動を起こす。 そこで、本考案においては、第1図及び第2図
に示すようにフエアリング1の主翼4の後部に対
称に補助翼5を設けて、主翼4の後部において対
称に揚力Pを発生せしめるようにしたもので、こ
の対称揚力によつて上記の如き動揺運動を防止
し、かつ剥離現象を軽減するものである。 第1図の実施例における各部の寸法を最大翼厚
tに対する比率で表わせば、下表のとおりであ
る。
備、海底マンガンの採鉱用の揚鉱管装置等に用い
られる主として円柱体の大口径水中線状構造物に
装備されるフエアリングに関し、さらに詳しくは
フエアリングの機能及び性能を維持しつつフエア
リングの小型化を実現した高翼厚比を有するフエ
アリングに関するものである。 [従来技術] 従来、水中に設置される長尺の管又はその他の
線状構造物の流体抵抗及びカルマン渦による振動
を減少したり防止するために、流線形断面を有す
るフエアリングが用いられるが、従来の場合、フ
エアリングの周囲を流れる境界層の剥離現象を発
生させないようにするためには、その断面の翼厚
比(翼巾/翼厚)は通常4.0〜7.0が必要であつ
た。そのために、フエアリングが非常に大型化
し、その装着、取外しあるいは保管にあたつて極
めて不便であつた。のみならず、製造方法の複雑
化、製作費の高騰をまねくなど多くの不都合があ
つた。そのためこれらの不都合を解消するために
構造上からフエアリングの小型化が強く要望され
ていた。 最近、上記要望に応えるものとして翼厚比が
2.0程度の高翼厚比のフエアリングがいろいろ提
案されている。例えば、その一例としてはフエア
リングの後部に「ひれ」を設けたものであり、他
の例としては特開昭53−64394号公報に示される
ように後部が2重断面或いは整流板を有するもの
である。前者の例は、その形状よりして「ひれ」
はフエアリングの後部において抗力となり、した
がつて抵抗係数が従来のものよりかなり増加する
ものと推定される。一方、後者の例はあまりに構
造が複雑であり、また本考案者が行つたモデル実
験においても、期待する効果が得られず、効果が
不明であつた。以上のようにそれらの例では抵抗
係数の減少と振動の防止という2つの要求を同時
に満たすことは不可能であつた。 [考案の目的] 本考案の目的は、上記2つの要求すなわち抵抗
係数の減少と振動の防止とを同時に満足させるべ
く構造簡単で小型かつ高翼厚比のフエアリングを
提供することにある。 [考案の概要] 上記の目的を達成するために本考案によるフエ
アリングは、主翼の後部に対称に所定の迎角を有
する補助翼を設けたことを特徴とするものであ
り、かかる構成とすることにより翼厚比が2.0〜
2.5の高翼厚比が得られ、フエアリングの小型化
が達成できると共に抵抗係数の減少と振動の防止
の2つの要求を同時に満足させることができたも
のである。 [考案の実施例] 以下、本考案の一実施例を図により説明する。 第1図はこの実施例の断面説明図であり、第2
図はその立体図である。また第3図は高翼厚比の
フエアリングにおける流体の作用を説明するため
のものである。 まず、第3図を参照して説明する。フエアリン
グ1の横軸線2方向の最大翼厚をt、縦軸線3方
向の翼巾をcとすると、翼厚比(c/t)が4.0
以下、特にc/t=2.0〜2.5の如き超翼厚比のフ
エアリングにおいては、水流の向きFに対して最
大翼厚付近においてカルマン渦が発生し剥離現象
を生ずるためこのカルマン渦による振動と、揚力
Pの中心が最大翼厚付近にあるために揚力中心ま
わりの回転モーメントとがバランスして図示矢印
m,n方向にふらつく動揺運動を起こす。 そこで、本考案においては、第1図及び第2図
に示すようにフエアリング1の主翼4の後部に対
称に補助翼5を設けて、主翼4の後部において対
称に揚力Pを発生せしめるようにしたもので、こ
の対称揚力によつて上記の如き動揺運動を防止
し、かつ剥離現象を軽減するものである。 第1図の実施例における各部の寸法を最大翼厚
tに対する比率で表わせば、下表のとおりであ
る。
【表】
【表】
なお、第1図及び第2図では主翼4の水中線状
構造物に対する取付構造及び補助翼5と主翼4と
の取付構造は図示されていないが、これらの取付
は一般的な方法で行い得るものである。また、補
助翼5は流体の向きに対して適切な迎角θを持た
せて取付ける。すなわち、補助翼5と主翼4の後
部壁との間には主翼4の全長にわたつて流体の流
入し得る適切な間隙6が設けられる。 [考案の効果] 本考案によれば、以上のように構成したもので
あるから、対称な補助翼のために主翼の後部に対
称の揚力が発生し、この対称揚力によつて主翼の
動揺運動を防止できるものである。また補助翼の
ために抵抗係数が増加することもなく、カルマン
渦による剥離現象をも軽減できる。したがつて、
翼厚比が2.0〜2.5のような高翼厚比とした場合で
も従来のものと同様にフエアリングの機能及び性
能を有し、さらに構造が極めて簡単で、かつ小型
であるからその取扱性、経済性等に優れているも
のである。
構造物に対する取付構造及び補助翼5と主翼4と
の取付構造は図示されていないが、これらの取付
は一般的な方法で行い得るものである。また、補
助翼5は流体の向きに対して適切な迎角θを持た
せて取付ける。すなわち、補助翼5と主翼4の後
部壁との間には主翼4の全長にわたつて流体の流
入し得る適切な間隙6が設けられる。 [考案の効果] 本考案によれば、以上のように構成したもので
あるから、対称な補助翼のために主翼の後部に対
称の揚力が発生し、この対称揚力によつて主翼の
動揺運動を防止できるものである。また補助翼の
ために抵抗係数が増加することもなく、カルマン
渦による剥離現象をも軽減できる。したがつて、
翼厚比が2.0〜2.5のような高翼厚比とした場合で
も従来のものと同様にフエアリングの機能及び性
能を有し、さらに構造が極めて簡単で、かつ小型
であるからその取扱性、経済性等に優れているも
のである。
第1図は本考案の実施例の断面説明図、第2図
は同立体図、第3図は高翼厚比のフエアリングに
おける流体の作用を示す説明図である。 1……フエアリング、4……主翼、5……補助
翼。
は同立体図、第3図は高翼厚比のフエアリングに
おける流体の作用を示す説明図である。 1……フエアリング、4……主翼、5……補助
翼。
Claims (1)
- 水柱線状構造物の流体抵抗を減ずるために該構
造物に装備されるフエアリングにおいて、前記フ
エアリングの主翼の後部に対称に所定の迎角を有
する補助翼を設け、翼厚比を2.0〜2.5としたこと
を特徴とする高翼厚比型フエアリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8818084U JPS616523U (ja) | 1984-06-15 | 1984-06-15 | 高翼厚比型フエアリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8818084U JPS616523U (ja) | 1984-06-15 | 1984-06-15 | 高翼厚比型フエアリング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS616523U JPS616523U (ja) | 1986-01-16 |
JPH0213540Y2 true JPH0213540Y2 (ja) | 1990-04-13 |
Family
ID=30641074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8818084U Granted JPS616523U (ja) | 1984-06-15 | 1984-06-15 | 高翼厚比型フエアリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS616523U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5020342B2 (ja) * | 2010-03-12 | 2012-09-05 | 中国電力株式会社 | 水中放射線測定装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4736394U (ja) * | 1971-05-17 | 1972-12-22 | ||
JPS532883U (ja) * | 1976-06-28 | 1978-01-12 |
-
1984
- 1984-06-15 JP JP8818084U patent/JPS616523U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4736394U (ja) * | 1971-05-17 | 1972-12-22 | ||
JPS532883U (ja) * | 1976-06-28 | 1978-01-12 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS616523U (ja) | 1986-01-16 |
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