JPH02135332A - 背面投写型プロジェクションテレビのレンチキュラーレンズ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、スクリーンの背面から投写管の像を投射して
スクリーンの前面から投写像を視認するようにしたいわ
ゆる背面投写型プロジェクションテレビに係わり、その
レンチキュラーレンズに関する。

〔発明の技術的背景およびその課題］ 第６図は、上記背面投写型プロジェクションテレビの基
本構成を示す図である。

図において、３はＣＲＴ投写管、投影レンズ等からなる
投射装置、４は投射装置３側に配設されたフレネルシー
ト、５はフレネルシート４の出射面側に配設されたレン
チキュラーレンズであり、このフレネルシート４とレン
チキュラーレンズ５によってスクリーンが構成され、投
射装置３からの投射光はフレネルシート４側に投射され
る。

上記フレネルシート４の出射面側にはフレネルレンズ４
ａが形成されており、フレネルシート４を通った投射光
はフレネルレンズ４ａによってマクロに収束されて格子
行光にされ、レンチキュラーレンズ５に入射する。

上記レンチキュラーレンズ５は、第４図に示したように
フレネルシート４側の面に、スクリーンの水平方向をピ
ッチ方向として並べた多数のレンチキュラー５ａが形成
されている。一方このレンチキュラー５ａと反対側の面
（スクリーン面）には、ブラックストライプ５ｂが形成
され、さらにこのブラックストライプ５ｂの間には、断
面が球面、楕円あるいは非球面等の形状をした出射面５
Ｃが形成されている。

第５図は上記レンチキュラーレンズ５の水平方向の断面
図であり、前記のようにフレネルシート４側から入力さ
れる光線り。はレンチキュラー５ａによって屈折され、
さらに、出射面５Ｃで屈折されてスクリーンの表側に出
射される。

ところで、背面投写型プロジェクションテレビとしては
、一般に赤、緑、青の３管の投写管を水平に配置してス
クリーン上でカラー合成する所謂３管水平配置方式が採
用されているが、この３管水平配置方式によれば、左右
の赤、青の投写管からの投射光はスクリーンに対して斜
めに投射される。このため、投射光がスクリーンをただ
透過するだけでは、スクリーン前面から見たときにスク
リーン面の左右で赤と青の色のバランスがとれず、カラ
ーシェーディングと称する色むらが生じることになるば
かりか、スクリーンを見込む方向が青の投写管の光軸方
向のときは青っぽくなり赤の投写管の光軸方向のときは
赤っぽくなるというカラーシフトが生ずることになる。

また、スクリーン面での坪度を平均にするために、スク
リーン面では水平方向および垂直方向ともに出射光があ
る程度拡散されることが必要となる。

前記レンチキュラーレンズ５のレンチキュラー５ａと出
射面５ｃの断面形状は、上記カラーシフトの防止と水平
方向の拡散を考慮して形成されている。なお、垂直方向
の拡散については、拡散材の混入等によって行われてい
る。

ところで、レンチキュラーレンズ５のブラックストライ
プ５ｂのピッチ、すなわち、レンチキュラー５ａと出射
面５ｃのピッチは小さいほどスクリーン面での分解能が
高まるが、このピッチを小さくするには、レンチキュラ
ー５８と出射面５ｃとの光学的な関係を維持するために
レンチキュラーレンズ５自体の厚みもピッチに略比例し
て薄くする必要がある。

し、かじながら、レンチキュラーレンズ５の厚みを薄く
すると、レンチキュラーレンズ５自体のｇ＋＋性が損な
われて破損しやすくなるばかりか、フレネルシートと２
枚構成で使用するとき、このフレネルシートとの隙間が
部分的に浮いてしまい、画質を低下させるという問題が
生じる。

〔発明の目的〕

本発明は、レンチキュラーレンズ自体の厚みを極端に薄
くしないで、レンチキュラーと出射面のピンチを小さく
できるようにすることを目的とする。

〔発明の概要〕

本発明は、背面投写型プロジェクションテレビのレンチ
キュラーレンズにおいて、レンチキュラーからの光を屈
折して出射するレンズ部と、このレンズ部の両側でスク
リーン面に対して起立した反射面を有する反射部とを出
射面に形成し、入射光の一部を反射部で全反射してレン
ズ部から出射させることにより、レンチキュラーレンズ
の厚みを極端に薄くすることなくレンチキュラーのピン
チを小さくできるようにした。

〔実施例］ 第１図は本発明実施例のレンチキュラーレンズの斜視図
、第２図は同レンチキュラーレンズの水平方向の断面図
である。なお、第１図はレンチキュラーレンズの一部を
切取って示しである。

レンチキュラーレンズｌの入射面側にはスクリーンの水
平方向をピッチ方向として並ぶレンチキュラー１１が形
成されるとともに、出射面側には上記レンチキュラー１
１と略同じピッチで水平方向に並ぶ突出部１２が形成さ
れ、この突出部１２の表面には外光反射などによるコン
トラストの低下を防ぐためのブラックストライプ１２ａ
が印刷等により形成されている。

上記ブラックストライプ１２ａの幅はピッチ幅（ｐ）よ
り小さくなっており、各ブラックストライプ１２ａの間
隙には表面を外側に凸出された出射面１３が形成されて
いる。

上記出射面１３は、第３図に拡大して示したように出射
側に僅かに凸面をなすレンズ部１３ａと、このレンズ部
１３ａの両側でスクリーン面（ブラックストライプ１２
ａと平行な面）に対して起立した反射部１３ｂとによっ
て形成されている。なお、上記反射部１３ｂは、ブラン
クスドライブ１２ａを形成した前記突起部１２に向かっ
て僅かに凹面となるように形成されている。

第２図に光線追跡線を示したように、上記出射面１３に
よると、レンチキュラー１１側からレンチキュラーレン
ズ１内を透過して入射する光線りのうち、レンチキュラ
ー１１からレンズ部１３ａに直接入射する光線Ｌ１はレ
ンチキュラー１１の屈折作用とレンズ部１３ａの屈折作
用によって出射面１３から所定の角度で出射される。

一方、レンチキュラー１１から反射部１３ｂに入射する
光線Ｌ２は、この反射部１３ｂで全反射され、レンズ部
１３ａで屈折して出射されるため、この全反射により、
レンズ部１３ａに対する入射角度がレンチキュラー１１
から出射面１３側に向かう入射角度より、大きくなり、
レンズ部１３ａから出射される光線は水平方向に拡散さ
れたものとなる。

したがって、水平方向への拡散作用のように出射面１３
からの出射角度を大きくするために、レンチキュラー１
１の焦点距離をレンチキュラー１１のピッチ（ｐ）程度
に短くする必要がなくなり、レンチキュラーレンズ１全
体の厚み（Ｄ）を極端に小さくすることなくレンチキュ
ラー１１のピンチ（ｐ）を小さくすることができる。

また、前記第５図に示したように、従来のレンチキュラ
ーレンズ５によれば、出射面５Ｃの端に入射された光線
Ｌ３は出射面５Ｃ自体で連続的に全反射を起こし、出射
面５Ｃから出射されずに無駄な光となっているが、上記
反射部１３ｂはレンズ部１３ａに対して起立した面とな
っているため、反射部１３ｂに入射する光は前記のよう
にレンズ部１３ｂから出射されて投射光の出射効率が高
められる。

なお、従来のレンチキュラーレンズによればレンチキュ
ラーのピッチが０．８　ｍｍ＝　１．５　ｎ＋ｍである
場合に厚みが０．９鴫〜ｌ、　４　ｍｍであり、このピ
ッチをＱ、５　ｍｍにすると厚みは略０．５　ｍ＋ｎ程
度にしかできなかった。これに対し、上記の実施例によ
ればレンチキュラー１１のピッチ（ｐ）を０．５　ｍｍ
にした場合に、レンチキュラーレンズ１の厚み（Ｄ）を
０゜７　ｍｍ以上にすることができた。

上記の実施例では、レンズ部１３ａと反射部１３ｂとは
、その断面形状が不連続な曲線となるように形成されて
いるが、レンズ部１３ａと反射部１３ｂとの連結部分は
滑らかな面になっていてもよい。また、本発明における
反射部は上記実施例の反射部１３ｂのような曲面に限ら
ず、平面によって構成されるものでもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、背面投写型プロジ
ェクションテレビのレンチキュラーレンズにおいて、レ
ンチキュラーからの光を屈折して出射するレンズ部と、
このレンズ部の両側でスクリーン面に対して起立した反
射面を有する反射部とを出射面に形成し、入射光の一部
を反射部で全反射してレンズ部から出射させるようにし
たので、レンチキュラーレンズ自体の□厚みを極端に薄
＜シないで、レンチキュラーと出射面のピッチを小さく
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例のレンチキュラーレンズを示す斜
視図、 第２図は同レンチキュラーレンズの水平方向の断面図、 第３図は第２図の一部拡大図、 第４図は従来のレンチキュラーレンズの一例を示す斜視
し１、 第５図は同レンチキュラーレンズの水平方向の断面図、 第６図は本発明に係わる背面投写型プロジェクションテ
レビの構成を示す図である。 １・・・レンチキュラーレンズ、１１・・・レンチキュ
ラー、１３・・・出射面、１３　ａ・・・レンズ部、１
３ｂ・・・反射部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 表側に形成されたブラックストライプの間隙を投射光の
   出射面とするとともに裏側に上記ブラックストライプの
   ピッチ方向と平行な方向に並ぶ多数のレンチキュラーを
   形成した背面投写型プロジェクションテレビのレンチキ
   ュラーレンズにおいて、 前記出射面は、前記レンチキュラーからの光を屈折して
   出射するレンズ部と、このレンズ部の両側で当該レンチ
   キュラーレンズのスクリーン面に対して起立した反射部
   とを有し、 上記レンチキュラーから上記反射部に入射する光を、該
   反射部で全反射させて上位レンズ部を介して出射させる
   ようにしたことを特徴とする背面投写型プロジェクショ
   ンテレビのレンチキュラーレンズ。