JPH0213468Y2 - - Google Patents

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JPH0213468Y2
JPH0213468Y2 JP1984076075U JP7607584U JPH0213468Y2 JP H0213468 Y2 JPH0213468 Y2 JP H0213468Y2 JP 1984076075 U JP1984076075 U JP 1984076075U JP 7607584 U JP7607584 U JP 7607584U JP H0213468 Y2 JPH0213468 Y2 JP H0213468Y2
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pressure
conductive
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sheet
conductivity
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、厚み方向に圧力を加えて接着したと
き、その加圧接着部分にのみ厚み方向にも導通性
が発現し、もつて部分的に導通部分を形成できる
導通性接続材に関するものである。
従来の技術および考案が解決しようとする問題点 電子部品の回路の接続、電磁波シールド材の貼
合、導電性マツトの接続などの目的に用いる接続
材としては、加圧接着部分のみが導通性を示し、
非加圧部分は絶縁性を保つような材料が望まれる
が、従来このような性質を有する適当な材料は見
出されていなかつた。
なお、シリコーンゴムなどのゴムにカーボンブ
ラツクや金属粒子を配合した加圧導電性ゴムは知
られているが、このものは加圧時にはその加圧部
分が導通性を示すものの、加圧をやめるとゴムの
弾性回復により導通性を失うので上記のような接
続材の目的には不適当であり、また、非加圧時と
加圧時の抵抗値の差、すなわち抵抗値の圧力依存
性がまだ小さいこと、繰り返し加圧に対する耐久
性が不足すること、押圧感度の不均一性が見られ
ること、ゴム層と充填粒子との膨張係数の違いに
より使用時の温度条件により抵抗値が大きく変化
することなどの問題点もあつた。
本考案は、上記のような接続材として適当な特
定構造の導通性接続材を提供することを目的にな
されたものである。
問題点を解決するための手段 本考案の導通性接続材は、導電性繊維から形成
された布状物1の両面に感圧型または熱溶融型の
接着剤層2,2を設け、該接着剤層2,2の少な
くとも一方から導通性シート4を加圧接着するこ
とにより当該加圧接着部分のみを厚み方向にも導
通しうるようにしたことを特徴とするものであ
る。
本考案において用いられる導電性繊維として
は、金属繊維、金属蒸着繊維、炭素繊維、アルミ
ニウムまたはカーボンコートガラス繊維、銅吸着
繊維などが例示され、これらの導電性繊維から布
状物1、すなわち不織布、織布または編布が形成
される。なお、布状物1は上記のような導電性繊
維のみから形成してもよいが、コスト、製造の容
易さ、加圧接着部分の導通性能などの点から、非
導電性の繊維を混入して形成する方が好ましい。
ここで非導電性の繊維としては、アクリル系繊
維、ナイロン系繊維、ポリエステル系繊維、ウレ
タン系繊維、ポリオレフイン系繊維、ポリ塩化ビ
ニリデン系繊維、ポリビニルアルコール系繊維、
セルロース系繊維、天然繊維、再生繊維、無機繊
維などが例示され、導電性繊維と非導電性の繊維
との混合比率は、形成された布状物の導電性を損
なわない範囲であれば任意に選ぶことができ、た
とえば重量比で3:97〜80:20、なかんずく5:
95〜50:50の範囲から選択することが多い。
導電性繊維単独であるいは非導電性繊維と混合
して形成された布状物1の体積固有抵抗値は、
10-2〜104Ωcmとなるようにすることが、応用で
きる実用範囲が広いので好ましい。
本考案においては、この布状物1の両面に感圧
型または熱溶融型の接着剤層2,2を設ける。そ
して、通常は、接着剤層2,2を保護するため
に、剥離性シート3を接着剤層2,2の少なくと
も一方の層の上に設けることが多い。
感圧型の接着剤としては、たとえば、天然ゴ
ム、ブタジエン−スチレン共重合ゴム、ポリイソ
ブチレン、ポリアクリル酸エステル、ポリビニル
エーテル、ポリイソブチルエーテルなどを主成分
とし、これに適宜ロジン、ロジンエステル、クマ
ロン樹脂、テルペン樹脂、炭化水素樹脂、油溶性
フエノール樹脂などの粘着付与剤を配合し、さら
に脂肪酸エステル、動植物油脂、ワツクス、石油
重質留分などの軟化剤を配合し、さらに必要に応
じ充填剤、顔料、老化防止剤、安定剤などを配合
したものが用いられる。
熱溶融型の接着剤としては、パラフインワツク
スとミクロクリスタリンワツクスとの混合物のほ
か、たとえば、ポリエチレン系樹脂、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン系樹脂、ポ
リアミド系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル
系樹脂などの熱溶融性樹脂のうち分子量が比較的
小さく融点の低いベースレジンに、必要に応じ、
ロジンおよびその誘導体、テルペン樹脂、フエノ
ール樹脂、クマロン−インデン樹脂などの粘着付
与剤、ワツクス類、酸化防止剤(パラクロルフエ
ノール、パラオクチルフエノール、ジラウリルチ
オジプロピオネートなど)、可塑剤、充填剤など
を配合したものが用いられる。
上記感圧型または熱溶融型の接着剤層2は、溶
液、分散液または溶解液として布状物1に直接コ
ーテイングすることにより設けることもできる
が、まず剥離性シート3側に接着剤層2を形成
し、ついでその接着剤層2を剥離性シート3に重
ね合せて接着するようにする方が製造が容易であ
る。また適当なフイルム基材の両面に感圧型接着
剤を塗布して両面粘着フイルムを作成し、これを
布状物1の両面に貼付し、その上から剥離性シー
ト3を設けるようにしてもよい。
剥離性シート3としては、紙またはフイルムに
シリコーン系化合物、フツ素系化合物、ワツクス
などを塗布したシート、あるいはポリテトラフル
オロエチレンフイルムのようにそれ自体が接着性
を有しないシートが用いられる。
本考案の導通性接続材は、通常フラツトフイル
ム状でまたはテープ状で流通に供され、使用に際
して必要な大きさに裁断する。
第1図は本考案の導通性接続材の模式断面図で
あり、1は布状物、2,2は布状物1の両面に設
けた感圧型または熱溶融型の接着剤層、3,3は
接着剤層2,2上に必要に応じて設ける剥離性シ
ートである。
作 用 本考案の導通性接続材は、布状物1が導電性繊
維から形成されているので、その層方向には導通
性を有するが、布状物1の両面に感圧型または熱
溶融型の接着剤層2,2が存在しているので、そ
のままでは厚み方向には導通性を有しない。しか
しながら、第1図に矢印で示したように厚み方向
から一定以上の圧力(たとえば2Kg/cm2とか5
Kg/cm2)が加わると、接着剤層2,2が介在して
いるにもかかわらず、加圧部分の接着剤層を通じ
て厚み方向にも導通性を示すようになる。
従つて、本考案の導通性接続材を適当な大きさ
や回路状に裁断して電子・電気機器の接続必要部
分に加圧(感圧型接着剤層を設けた場合)または
熱圧(熱溶融型接着剤層を設けた場合)により接
着しておけば、圧力が加わつた部分のみ導通性が
示されるので、プリント基板上の電子部品の接続
材、回路ジヨイント材、電磁波シールド材貼合用
接続材、静電防止用導電性マツトの接続テープ材
など、各種の導通性シート4との接続材として有
用である。
実施例 次に実施例をあげて、本考案の導通性接続材を
さらに詳細に説明する。
実施例 1 ポリエステルフイルムにシリコーンオイルを塗
布することにより得られた剥離シート3に、架橋
型アクリル系感圧接着剤(綜研化学株式会社製
SKダイン702)2を40g/m2の割合で塗布すると
共に、これを太さ3デニール、長さ51mmの銅吸着
繊維(日本蚕毛染色株式会社製サンダーロン)よ
り形成された15g/m2の不織布1の両面に重ね合
せて加圧積層した。
このようにして得られたシートから剥離シート
3の一方を剥離除去し、第2図に示したように、
剥離シート3を剥離除去した側から導通性シート
の一例としての金属シート4,4をあてて加圧接
着し、ついで導通性を調べた。結果は次の通りで
あつた。
押圧前 0Ω/cm2 押圧時 102Ω/cm2 実施例 2 紙にシリコーンオイルを塗布することにより得
られた剥離紙3に、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、パラフイン、ロジンおよび抗酸化剤を配合し
てなる熱溶融型接着剤2を50g/m2の割合で溶融
状態でコートすると共に、そのコート紙2枚のコ
ート層間に直ちに、太さ10μm、長さ51mmの炭素
繊維(日本カーボン株式会社製)20%および太さ
3デニール、長さ51mmのアクリル系繊維80%より
形成された20g/m2の不織布1をはさんで積層
し、放冷した。
このようにして得られたシートから剥離シート
3の一方を剥離除去し、第2図に示したように、
剥離シート3を剥離除去した側から導通性シート
の一例としての金属シート4,4をあてて熱圧接
着し、ついで導通性を調べた。結果は次の通りで
あつた。
押圧前 0Ω/cm2 押圧時 10Ω/cm2 考案の効果 本考案は以上のような構成を有するので、厚み
方向に加圧接着させたとき、その加圧接着部分の
み厚み方向に導通性を示す。そして従来法のよう
にゴム中に充填された導電性粒子を加圧により接
触するという方式を採用していないので、一旦加
圧接着すればその加圧接着部分は圧力をゆるめて
も導電性を持続する。また非加圧時と加圧接着時
の抵抗値の差が大きい上、接続時の温度条件によ
る抵抗値の変化も小さいという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の導通性接続材の模式断面図、
第2図は本考案の導通性接続材の使用例を示した
断面図である。 1……布状物、2……感圧型または熱溶融型の
接着剤層、3……剥離性シート、4……導通性シ
ート、金属シート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 導電性繊維から形成された布状物1の両面に
    感圧型または熱溶融型の接着剤層2,2を設
    け、該接着剤層2,2の少なくとも一方から導
    通性シート4を加圧接着することにより当該加
    圧接着部分のみを厚み方向にも導通しうるよう
    にしたことを特徴とする導通性接続材。 2 接着剤層2,2の少なくとも一方の層の上に
    さらに剥離性シート3を設けたことを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の接続
    材。
JP7607584U 1984-05-23 1984-05-23 導通性接続材 Granted JPS60189543U (ja)

Priority Applications (1)

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JP7607584U JPS60189543U (ja) 1984-05-23 1984-05-23 導通性接続材

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JP7607584U JPS60189543U (ja) 1984-05-23 1984-05-23 導通性接続材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60189543U JPS60189543U (ja) 1985-12-16
JPH0213468Y2 true JPH0213468Y2 (ja) 1990-04-13

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ID=30617881

Family Applications (1)

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JP7607584U Granted JPS60189543U (ja) 1984-05-23 1984-05-23 導通性接続材

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5875731U (ja) * 1981-11-17 1983-05-21 株式会社槌屋 静電気除去用感圧接着剤付有機導電性繊維織布

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60189543U (ja) 1985-12-16

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