JPH02134089A - 漏洩磁束低減装置付消磁コイル - Google Patents

漏洩磁束低減装置付消磁コイル

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Publication number
JPH02134089A
JPH02134089A JP28838488A JP28838488A JPH02134089A JP H02134089 A JPH02134089 A JP H02134089A JP 28838488 A JP28838488 A JP 28838488A JP 28838488 A JP28838488 A JP 28838488A JP H02134089 A JPH02134089 A JP H02134089A
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JP
Japan
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magnetic flux
leakage magnetic
degaussing
degaussing coil
loop bundle
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Pending
Application number
JP28838488A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Hishijo
菱城 秀夫
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Publication of JPH02134089A publication Critical patent/JPH02134089A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2229/00Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
    • H01J2229/0007Elimination of unwanted or stray electromagnetic effects
    • H01J2229/0046Preventing or cancelling fields within the enclosure
    • H01J2229/0053Demagnetisation

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、カラー陰極線管のシャドウマスク等の消磁に
用いられる消磁コイルに、偏向コイル等から発生する漏
洩磁束を低減する部材(電線)コイルを付加することに
より、従来の消磁作用に加え偏向コイル等より発生する
漏洩磁束を低減する漏洩磁束低減装置付消磁コイルに関
する。
(従来の技術) 陰極線管を使用した陰極線管表示装置は、電子ビームを
偏向させる方法として偏向コイル等により発生する磁界
を利用しているものが多い。
このため、この種の陰極線管表示装置では、偏向コイル
等により発生する磁束が陰極線管の表示面より漏れ出る
。この不要電磁放射が付近の電子機器の動作に悪影響を
及ぼすことがあるし、最近、磁界が人間や動物に及ぼす
影響についての研究から、例えば陰極線管からの磁界も
有害であるとされ、スウェーデン国の381と云う′R
11では超低周波磁界についての推奨値を発表している
この値を満足させるために、デイスプレィ、七二り製造
販売業者はデイスプレィ、モニタ装置の陰極線管の表示
面中心から15cJl内側の点を中心として、半径65
ca+の球面上の80ポジシヨンで磁場の変化率(dB
/dt)と周波数バンド1kHz〜400kH,におけ
る磁場の強さに関して、最大磁場変化率25 mT/ 
sec以下、最大磁場の強さ50nT以下とムう規格を
示している。
デイスプレィ、モニタ装置で一番大きな不I!磁界を放
射している部品は、陰極線管に取り何けた偏向ヨークで
あり、陰極i管の表示面側から多く減れでいる。
さて、陰極線管の表示面における偏向ヨークに起因する
漏洩磁束を抑制する従来技術としては、次の■、■のち
のがあった。
まず、従来技術■は、第18図(A)〜(C)に示すも
のであり、これはエヌ・ベー・フィリップス・フルーイ
ランベンファブリケン社から特許出願されている(特開
昭82−223952号)。
即ち、第18図(A)〜(C)は、電線31を図示せぬ
偏向ユニットに電気的に結合させると共に、電線31を
陰極線管のフェースプレート32に配置させる例をそれ
ぞれ示したものであり、図中、端子33a、33bは偏
向ユニットの通常の接続端子を示す。
同図(A)の例(方式■)では、電線31を偏向コイル
34a、34bに直列に接続すると共に、この電線の2
つの水平方向の電線区分31a。
31bをフェースプレート32の」−側及び下側縁部に
それぞれ直接取りトJけるか、又は極めて接近させて取
り付けるものである。
同図(B)の例(方式■)では、個々の偏向コイル34
a、34bの漂31i?磁界を補償するために、偏向コ
イル34aを上側の水平方向の電線区分31aに直列さ
せ、かつ、偏向コイル34bを下側の水平方向の電線区
分31bに直列接続させるものである。
同図(C)の例(方式■)では、偏向コイル34a、3
4bと電線区分31aとの間に制御電流′m35を配置
するものであり、この場合には、電線区分31a、31
bをフェースプレート32の上側及び下側縁部の個所に
て複数回、即ち、複数ループに巻回させる。
次に、従来技術■は、第19図に示すものであリ、これ
は本出願人会社が提案したものである(特願昭63−1
56411号)。
即ち、第19図に示す例(方式■)は次のようなもので
ある。同図において、36は陰極線管、37は偏向コイ
ル、38a、38bは打ち消し磁束発生用の電線を示す
。電線38aは表示面40の周囲の上半分を、電線38
bは下半分を巻回するようにそれぞれ配置され、水平偏
向電流は同図に矢印で示す方向に供給される。偏向コイ
ル37は電子銃39の近傍に設けられ、電子ビームを偏
向でる。偏向コイル37には偏向回路より水平偏向電流
が供給される。このとき、偏向回路からの信号は偏向コ
イル37に供給されると共に、電線38a、38bにも
供給され、偏向コイル37と同期して動作する。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上述した従来技術■、■に係る方式1〜方式
■につき、次の条件で漏洩磁束を測定した。
スウェーデン国の881m閏の発表による推奨値を測定
するため、同国のConb i nova社が開発した
低周波漏洩磁界を測定できる測定器(HAGN[TIC
FIELD METERMODEL  HFHlooo
)を用イテ、第20図に示すA、B、C,D、Eの各位
置へ、3方向からの磁界に対応するアンテナAO−^1
5BO〜B15CO〜C15,Do −015,EO〜
[15の合5180本のアンテナを設置し、そして、そ
れぞれの位置で第20図。
第21図に示す条件(特に、陰極線管のに対覆るアンテ
ナの角度と距1ift)にて、即ち、第21図に示すよ
うに、アンテナ^O〜A2.^14.A15. CO〜
C2Cl4.C15,[0〜E2. [14,E15の
各設置位置での磁場の変化率と磁場の強さを、偏向コー
クの水平偏向コイルに水平偏向周波数20.0 kl、
の鋸歯状波電流7.8A、−pを、又、垂直偏向コイル
に垂直(−面周波数60 H2の鋸歯状波電流を流して
測定した。
くの結果、上)ホの方式■〜乃式r■のイれぞれにおけ
る、表示面に面した15ポジシヨンでの測定値の最大値
と最小値は第22図に示すのものになった。
ただし、この測定は、陰極線管に偏向]−りと漏洩磁束
低減装置を取り付けた状態で行なったものでデイスプレ
ィ、モニタ装置としての値でない。
第22図に示すこの測定値は、いずれの場合も、陰極線
管のフェースプレー1・の近傍に設けた漏洩磁束打ち演
し用電線に電流を導くためのリード線配線位置によって
大きく異なり、このリード線の配線位置を変えることに
よって、電線上の特定位四での値を最小にすることは可
能であるが、上述した従来技術■、■にお【ノるリード
線を重力の方向にたれ下がったまま測定すると、上述の
80ポジシヨンで構成された測定球面にお【プる測定の
値をバランスよく最小にすることは不可能であったし、
この様な不安定な状態で陰極線管表示装置を量産するこ
とは不可能に近いものであった。
なお、第22図に示した各測定値は、」−述した従来技
術■、■に係る特許明細書中の説明とは逆方向の磁界を
発生させた場合の値である。
ところで、上述した第18図(A)、(C)に小すもの
の様に、フェースプレート32の上側及び下側縁部に沿
わせた2本の漏洩磁束を打ち消す電線区分31a、31
bを、フェースプレー1・32の対角線上に配線された
破線で示す電線で接続する様にすると、この対角線上の
電線には偏向コイル34a、34bから発生する磁界(
漏洩磁束)と同一方向の磁界が発生ずることになり、゛
重線区分31a、31bによる漏洩磁束打ち消し効果を
減少させるのみでなく、SSI機関指定の上述した測定
球面で一様に漏洩磁束打ら消し効果を発揮させることは
期待できなかった。
又、第18図<8)に示すものに於いても、破線で示づ
電線により発生する磁界が、漏洩磁束打も消し効果を減
少さUる方向に働き、十分な効果が期待できなかった。
更に、上述した従来技術■、■に係る特許図面(それぞ
れの第2図)に示すものは、陰極sIA管の表示面前方
の漏洩磁束の発生源を水平偏向コイルのペンドアップ部
であると示唆しである。
しかし、実際の発生源は、後述する第9図に示づように
、表示面10aの漏洩磁束[32bは、水平偏向コイル
14a、14bのペンドアップ部14  14.1から
発生する漏洩磁束B1よりも81′ はるかに大きく、前記の従来技術■、■の特許明細書で
開示しであるのとは反対の方向へ打ち消し磁界を発生す
る必要がある。
上述した従来技術■、■に係る特許用mva通りの方向
に漏洩磁束打ち消し磁界が発生すると、漏洩磁束打ち消
し用電線のない場合よりも、はるかに大きな漏洩磁束が
発生してしまうことになる。
従って、既提案の方法、装置だけでは、最近のデイスプ
レィ、モニタ装置に要求されている規格を満足させられ
るものでなく、漏洩磁束を安定に低減させ、かつ規格内
におさめる必要があった。
又、上述したように、漏洩磁束を低減する装置とシャド
ウマスク等の消磁を行なう従来からの消磁コイルを別々
に陰極線管のフェースプレートに取り付けているため、
それぞれを取り付ける手間も2倍かかつていた。
本発明は、上記の欠点に鑑みなされたもので、デイスプ
レィ、モニタ装置に要求されている規格を満足できる漏
洩磁束低減装置を従来の消磁コイルに付加した構成にす
ることにより、上記した課題を解決できる漏洩磁束低減
装置付消磁コイルを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上述した課題を解決するために、本発明は、漏洩磁束低
減装置付消磁コイルを次の(1)〜(4)のように構成
した。
(1)消磁回路から消磁電流が供給される絶縁電線を複
数回巻回して成り、その中心を左右に貫通ずるx#4線
を介してこのX軸線の上半分に存在する第1のループ束
部分と前記X軸線の下半分に存在する第2のループ束部
分とから構成されるループ束を備えたカラー陰極線管の
シャドウマスクの消磁に用いられる消磁コイルと、 前記ループ束の中心を上下に貫通しかつ前記X軸線に対
して垂直なX軸線が前記第1及び第2のループ束部分を
横切る点を中心として前記x軸線を介して上下対称に前
記ループ束全周の172〜9/50の長さの前記第1及
び第2のループ束部分上に、夫々独立して取付固定され
た第1及び第2の電線と、この第1の電線の両端部から
前記消磁コイルの外方へ導出された第1及び第2のリー
ド線と、この第2の電線の両端部から前記消磁コイルの
外方へ導出された第3及び第4のリード線とを有する漏
洩磁束低減装置とから構成される漏洩磁束低減装置付消
磁コイルであって、 この漏洩磁束低減装置付消磁コイルを前記カラー陰極線
管のシャドウマスクに係るフェースプレート部の外周に
装着使用される際、前記第1乃至第4のリード線を介し
て、偏向日−りから発生する漏洩磁束を低減する方向に
、偏向電流に応じた電流を前記第1及び第2の電線に供
給することによって、前記偏向ヨークから発生する漏洩
磁束を低減するようにしたことを特徴とする漏洩磁束低
減装置付消磁コイル。
■ 消磁回路から消磁電流が供給される絶縁電線を複数
回巻回して成り、その中心を左右に貫通するX軸線を介
してこのX軸線の上半分に存在する第1のループ束部分
と前記X軸線の下半分に存在する第2のループ束部分と
から構成されるループ束を備えたカラー陰極線管のシャ
ドウマスクの消磁に用いられる消磁コイルと、 前記ループ束の中心を上下に貫通しかつ前記X軸線に対
して垂直なX軸線が前記第1及び第2のループ束部分を
横切る点を中心として前記x軸線を介して上下対称に前
記ループ束全周の1/2〜9/50の長さの前記第1及
び第2のループ束部分上に、夫々独立して取付固定され
た第1及び第2の電線と、この第1の電線の゛両端部か
らこの第2の電線の両端部へ導出された第1及び第2の
リード線と、前記第2の電線の両端部から前記第1の電
線の両端部へ導出された第3及び第4のリード線とを有
し、前記第1及び第2のリード線は前記第2の電線の両
端部近傍で取付固定されて外方へ導出され、前記第3及
び第4のリード線は前記第1の電線の両端部近傍で取付
固定されて外方へ導出され、前記第1の1線の両端部と
前記第2の電線の両端部との間で前記第1乃至第4のリ
ード線が重合する漏洩磁束低減装置とから構成される漏
洩磁束低減5A置付消磁コイルであって、この漏洩磁束
低減装置付消磁コイルを前記カラー陰極線管のシャドウ
マスクに係るフェースプレート部の外周に装着使用され
る際、前記第1乃至第4のリード線を介して、偏向ヨー
クから発生する漏洩磁束を低減する方向に、偏向電流に
応じた電流を前記第1及び第2の電線に供給することに
よって、前記偏向ヨークより発生する漏洩磁束を低減す
るようにしたことを特徴とする漏洩磁束低減装置付消磁
コイル。
■ 消磁回路から消f4im流が供給される絶縁電線を
複数回巻回して成り、その中心を左右に貫通するX軸線
を介してこのxM線の上半分に存在する第1のループ束
部分と前記x軸線の上半分に存在する第2のループ束部
分とから構成されるループ束を備えたカラー陰極線管の
シャドウマスクの消磁に用いられる消磁コイルと、 前記ループ束の中心を上下に貫通しかつ前記X軸線に対
して垂直なX軸線が前記第1及び第2のループ束部分を
横切る点を中心として前記X軸線を介して上下対称に前
記ループ束全周の172〜9/50の長さの前記第1及
び第2のループ束上に、その両端部が夫々独立して取付
固定され、この両端部以外の電線部分は前記第1及び第
2のループ束部分と所定間隔をもって離間している第1
及び第2の電線と、この第1の電線の両端部から前記消
磁コイルの外方へ導出された第1及び第2のリード線と
、この第2の電線の両端部から前記消磁コイルの外方へ
導出された第3及び第4のリード線とを有する漏洩磁束
低減装置とから構成される漏洩磁束低減装置付消磁コイ
ルであって、この漏洩磁束低減装置付消磁コイルを前記
カラー陰極線管のシャドウマスクに係るフェースプレー
ト部の外周に装着使用される際、前記消磁コイルは前記
カラー陰gi線管のシャドウマスクに係るフェースプレ
ート部のネック部側外周に装着され、前記第1及び第2
の電線は前記フェースプレート部の表示部側外周に装着
されることにより、前記第1乃至第4のリード線を介し
て、偏向ヨークから発生する漏洩磁束を低減する方向に
偏向電流に応じた電流を前記第1及び第2の電線に供給
することによって、前記偏向ヨークより発生する漏洩磁
束を低減するようにしたことを特徴とする漏洩磁束低減
1A置付消磁コイル。
(4)  消磁回路から消磁電流が供給される絶縁電線
を複数回巻回して成り、その中心を左右に貫通するX軸
線を介してこのX軸線の上半分に存在する第1のループ
束部分と前記X軸線の下半分に存在する第2のループ束
部分とから構成されるループ束を漏えたカラー陰極線管
のシャドウマスクの消磁に用いられる消磁コイルと、 前記ループ束の中心を上下に貫通しかつ前記X軸線に対
して垂直なX軸線が前記第1及び第2のループ束部分を
横切る点を中心として前記X軸線を介して上下対称に前
記ループ束全周の172〜9/50の長さの前記第1及
び第2のループ束部分上に、その両端部が夫々独立して
取付固定され、この両端部以外の電線部分は前記第1及
び第2のループ束部分と所定間隔をもって離間している
第1及び第2の電線と、この第1の電線の両端部からこ
の第2の電線の両端部へ導出された第1及び第2のリー
ド線と、前記第2の電線の両端部から前記第1の電線の
両端部へ導出された第3及び第4のリード線とを有し、
前記第1及び第2のリード線は前記第2の電線の両端部
近傍で取付固定されて外方へ導出され、前記第3及び第
4のリード線は前記第1の電線の両端部近傍で取付固定
されて外方へ導出され、前記第1の電線の両端部と前記
第2の電線の両端部との間で前記第1乃至第4のリード
線が重合する漏洩磁束低減装置とから構成される漏洩磁
束低減装置付消磁コイルであって、この漏洩磁束低減装
置付消磁コイルを前記カラー陰極線管のシャドウマスク
に係るフェースプレート部の外周に装着使用される際、
前記第1乃至第4のリード線を介して、偏向ヨークから
発生する漏洩磁束を低減する方向に、偏向電流に応じた
電流を前記第1及び第2の電線に供給することによって
、前記偏向ヨークより発生する漏洩磁束を低減するよう
にしたことを特徴とする漏洩磁束低減装置付消磁コイル
(実施例) 以下、本発明になる漏洩磁束低減装置付消磁コイルにつ
き、第1図〜第17図及び第23図に沿って説明する。
本発明になる漏洩磁束低減装置付消磁コイルは、大略、
次のような構成を有している。即ち、電線1を複数回巻
回してなりカラー陰lll1l管10のシャドウマスク
等の)t!1!1に用いられる消磁コイル6のループ束
1aを、陰極線管10のフェースプレート部10bの外
周近傍に装着したとき、偏向ヨーク12からファンネル
部10C1フェースプレート部10bを介して表示面1
0aに至る陰極線管10のX軸線と、フェースプレート
部10bの2つのコーナ部10b5〜10b6とのほぼ
中間の側面部10b1から、X軸線とフェースプレート
部10bの2つのコーナ部10b7〜10b8とのほぼ
中間の交叉点C,Cを有する側面部10b2まで、フェ
ースプレート部10bの上側縁部10.3及び下側縁部
10,4に夫々沿うように消磁コイル6に取付固定され
た2本の絶縁電線7,2,7b2の始端7a21 、7
b21と終端7a22 、7b22となる4本のリード
線7,1,7a3.7b1.7b3をフェースプレート
部iobの左右側面部10,1,10.2から外方へ引
き出しておき、リード線7a1とリード線7 との組、
リード線7a3とリード線7b3との組を、ファンネル
部10CにおけるX軸線を介してその上下の位置から徐
々に夫々の間隔を縮めながら、X軸線に沿わせて偏向ヨ
ーク12におけるX軸上の適当な位Vに導き固定し、こ
の4本のリード線7a1,7,3,7b1,7b3を介
して、2本のt線7a2,7b2に、水平偏向電流の時
間関数にほぼ対応する時間関数を呈する電流を偏向ヨー
ク12からの漏洩磁束を打ち消す方向(即ち、偏向ヨー
ク12の水平偏向コイル12a、12bの表示面10a
側のペンドアップ部14 14b1a1・ に流れる電流の方向と同一方向)に流すことにより、表
示面10aの前面と側面部(フェースプレート部10b
の左右側面fI110b1.10.2から)?ンネル部
10Cの左右側面に向って延在する陰極線管10の一部
分) 10eから漏洩する偏向ヨーク12からの漏洩磁束B2
bと偏向ヨーク12の側面部からの漏洩磁束B2oとを
低減するように構成したことを特徴とする漏洩磁束低減
装置付消磁コイルである。
又、上記の漏洩磁束軽減装置付消磁コイルの構成に加え
、カラー陰極線管10のシャドウマスク等の消磁に用い
られる消磁コイル6のループ束1aの一方の半周1,1
と他方の半周’a2に別々に束ねられた2木の電線7a
2.7b2のうち、1木になっている部分(ループ束1
aに固定されている電線部分)の長さが少なくとも、夫
々、ループ束1a全周の長さの10150以上あり、こ
の−本線の部分をX軸に対し上下対称にしたとき、y軸
を横切る点a、bを中心に左右はぼ対称として、ループ
束1a全周の長さの9/50の長さ以上の部分が上下と
も、夫々、前記消磁コイル6に束ねることなく、しかも
、その部分の消磁コイル6の長さよりも長くして弛みを
持たせるよう構成したことを特徴とする漏洩磁束軽減装
置付消磁コイルである。
更に、上記の漏洩磁束軽減装置付消磁コイルの構成に加
え、1本の電線が消磁コイル6に束ねられていない部分
の長さは、その部分の消磁コイル6の外周の長さの10
%〜30%長くしたことを特徴とする漏洩磁束軽減装置
付消磁コイルである。
更に又、上記の漏洩磁束軽減装置付消磁コイルの構成に
加え、消磁コイル6に束ねる2本の電線7a□、7,2
として、外装をプラスナック絶縁物で絶縁コートした電
線を用いたことを特徴とする漏洩磁束軽減装置付消磁コ
イルである。
そして、上記の漏洩磁束軽減装置付消磁コイルの構成に
加え、カラー陰極線管10のシャドウマスク等の消磁に
用いられる消磁コイル6のループ束1aに別々に束ねた
2本の電線7a2,7b2の始fa7a21 ・7b2
1と終端7a22 ・7b22を1ノー16線781.
7b1,783.7b3として、ループ束1aに束ねた
電線7a2,7b2を直接引き出し、漏洩磁束を軽減さ
せる装置の一部として利用することを特徴とする漏洩磁
束軽減装置何泊11]イルである。
このように構成することによって、4本のり一ド線7,
1,7b1.7,3.7,3の各始端7821゜7b2
1と終端7a22 、7b22とは消磁コイル6と偏向
ヨーク12で固定されるので、消磁コイル6から偏向ヨ
ー9/2に至る4本のリード線7,1゜7b1,7a3
,7,3の配線位置関係もほぼ一定に保つことが可能と
なり、前述したSSI指定の測定球面上での偏向ヨーク
からの漏洩磁束の強さをデイスプレィ、モニタ装置の規
格値以下に安定して低減できる。
又、消磁コイル6に漏洩磁束を低減させる2本の電線7
82.7b2が取り付けられているので、この消磁コイ
ル6を陰極線管10に取り付けることにより、2木の電
線782,7,2も一緒に取り付けられるから、消磁コ
イル6とは別にこの2本の電線7a2,7b2を取りイ
」ける手間も省ける等の効果がある。
さて、第1図、第15図(A)(B)、第17図は本発
明になる漏洩磁束低減装置付消磁コイルの第1実施例〜
第3実施例を夫々示す構成図、第4図、第16図は本発
明になる漏洩磁束低減装置付消磁コイルの第1実施例、
第2実施例を陰極線t1表示装置に装着した状態を夫々
示す図である。
ところで、第2図はカラー陰極線管のシャドウマスク等
の消磁コイルに用いられる従来の消磁コイル6の斜視図
、第3図はその縦断面図である。
第2図、第3図に示すように、絶縁ワニス等で絶縁皮膜
を付けたマグネットワイヤ(ワニス皮膜焼付銅線のこと
でコイル巻線用に使われる電線)1を複数回巻回してル
ー1束1aを形成し、そのマグネットワイヤ1を絶縁す
るために、割り絶縁チューブ2をこのループ束1aに覆
せ、その外装絶縁として、その割り絶縁チューブ2上に
絶縁テープ3を巻きイ1け、そして、図示せぬ消磁回路
からの消磁電流を供給するため、ループ束1aからリー
ド線4を引き出し、このリード線4の先端に消磁回路に
接続するための接続端子5が取り句けられている。
本発明になる漏洩磁束低減装置付消磁コイル9は、第1
図に示す第1実施例のように構成されCいる。
即ら、上述した消磁]イル6は、その中心0を左右に貫
通するX軸線を介して、このx軸線の上半分に存在する
第1のループ束部分1,1と、X軸線の下半分に存在す
る第2のループ束部分182とから構成されるループ束
1aを備えている。
そして、この消磁コイル6は、その中心0を上下にξ1
通し、かつ、X軸線に対して垂直なX軸線が第1及び第
2のループ束部分1 1 を横切a1・   a2 る点a、bを中心として、X1141線を介して上下対
称に、ループ束1aの全周の長さlの1/2〜9/50
の長さの範囲内における任意の長さ(本例の場合は2/
7 x l)の第1及び第2のループ束部分1a1゜1
82上に、上記のマグネットワイヤ1とは別の第1及び
第2の電線である、ビニール皮膜等を施したプラスチッ
ク絶縁−を線7a:l”b2を、ビニールチー18,1
〜8a5,8,1〜8,5笠で、夫々、独立に共に固定
し、ここで固定されたプラスチック絶縁電線7 の両端
部7 .7822を、第1及びa2         
a21 第2のリード線であるリード線781.7a3として消
磁コイル6の円周外へ引き出し、同様に、プラスチック
絶縁電線7 の両端部7b21.7b22を、第3及び
第4のリード線であるリード線7b1゜7b3として消
磁コイル6の円周外へ引き出すように構成されている。
ここで、本発明で用いられる漏洩磁束低減装置を構成し
ているのは、2本のプラスチック絶縁電線7,2.7b
2、及び、4本のリード線7a1,7a3゜7bl、7
b3である。
次に、上述した構成の漏洩磁束低減装置付消磁コイル9
を、第4図に示すように、後述する陰?(線管表示装置
に装着した状態について説明する。
この漏洩磁束低減gi置付何泊]イル9は、陰極Pal
管表示装置の一構成部分をなす蛍光表示面10a近傍の
フェースプレート部10bの外周部に沿って装着される
このとき、前記したリードI2781,783とリード
線7b1,7b3は偏向ヨー9/2の端子部13゜13
に次のように取付固定される。即ら、リード線7a1’
  7a3とリード線7bl、7b3’よ、フェースプ
レート部10bの4つのコーナ部10b5〜10b8に
取りイ]けられた陰極I!il管表丞装置の図示せぬキ
ャビネット等に陰惨線管10を取付固定するための各金
具11a、11d、11c、11b。
フェースプレート部10bの両側面部10b1゜10.
2側の近傍から、ファンネル部10Gの近傍を通して(
この場合、リード線7,1,7,3とリード線7b1.
7b3は)7ンネル部10cに密着して配線されていな
い)、リード線7a1とリード線7b1との間隔、リー
ド線783とリード線7b3との間隔を徐々に縮めなが
ら、偏向ヨーク12の側面部12a、12bの×軸(後
述する第14図に示すX軸)上の近傍に設けられた端子
部13.13に取付固定される。
このようにして、漏洩磁束低減装置付消磁コイル9は、
陰極線管表示装置に装着される。
そして、上記のプラスチック絶縁S!lff1線782
゜7b2には、偏向ヨーク12の端子部13.13に取
付固定された上記のリード線7a1,7b1、リード線
7a3,7b3を介して、水平偏向電流の時間関数にほ
ぼ対応する時間関数を呈する電流が供給される。
こうして、上記のプラスチック絶縁電線7a2゜7.2
に供給された電流は、漏洩磁束低減装置イリ消磁コイル
9を陰極線管表示装置に装着使用した状態における、発
生磁束分布を示す第9図にあるように、偏向ヨーク12
から発生する主磁束”2aの一部の成分である磁束(&
1洩磁束)B2.を打ら消ず方向、即ち、第9図に示す
ように、偏向ヨーク12の水平偏向コイル14a、14
bの蛍光表示面10a側のペンドアップ部14,4.1
4b、に流れる電流の方向と同一方向に流れる電流であ
る。
上述したように、本発明の第1実施例である漏洩磁束低
減装置付消磁コイル9は、上記の消磁コイル6に、2本
のプラスチック絶[f線782゜7b2と4木のリード
線7,1,7,1.783,7b3とが組みになって構
成された漏洩磁束低減装置を取り付けることによって、
この消磁コイル6に、偏向ヨーク12から発生する漏洩
磁束B2bを低減する働きを持たせたものである。
なお、ここで用いられる陰極Iw管表示装置は、大略、
陰極線管10(蛍光表示面10a、フェースプレート部
10b、このフェースプレート部10bが取り付けられ
た陰極線管10の内部に存在する図示せぬシャドウマス
ク、ファンネル部10c、ネック部10d1このネック
部10dに取り付けられた後述する水平偏向コイル14
a。
14bと垂直偏向コイル15a、15bとコア16a、
16bとを有する偏向ヨーク12)と、この陰極線管1
0を取り付は固定する図示せぬキャビネッi・から構成
されている。
上述した本発明の第1実施例になる漏洩磁束低減装置付
消磁コイル9の構成においては、後述する第3実施例の
構成にあるように、ビニールテープ8 とビニールテー
プ8b1との間に、リード線781とリード線7b1を
オーバラップして消磁コイル6に取り付け、同時に、ビ
ニールテープ8a5とビニールテープ8b5との間に、
リード線783とリード線7b3をオーバラップして消
磁コイル6に取り付けることにより、リード線7al”
 bl” 83゜7b3の強度を持たせることができる
のは勿論である。
さて、ここで、第1図に示した消磁コイル6のループ束
1aの円周上に固定されたプラスチック絶縁電線7a2
,7b2の長さ2/7X Jの意味を説明する。
現在、多く使用されているカラー用陰極線管10t、t
、第5図に示’l−ように、19. 横12の割合、即
ち、縦横比が9=12のものが多く使われている。
そして、上記のループ束1aのX軸上の上下対称位置に
あって、1/2XJの長さを有する第1及び第2のルー
プ束部分1 1 上における長さal・ B2 が2/7 x 1の部分に、プラスデック絶縁電線7a
2゜7b2を固定した消磁コイル9を、第6図に示すよ
うに、表示面10aの外周に近いフェースプレート部1
0bの外周に沿って取り付ける。
このことによって、フェースプレート部10bの上側縁
部10,3と下側縁部10b4に、プラスチック絶縁電
線7a2,7b2が、夫々、位置する結果、陰lI線管
10の縦横の境界付近、即ち、フェースプレート部10
bの4つのコーナ部10,5〜10b8の近傍から4本
のリード線7 al、 7 bl、 7 B3゜7b3
が引き出されることになる。
又、第7図に示すように、0Afi器に用いられる陰極
線管表示装置においては、陰極線管10を縦、横通、即
ち、縦長に使われるしのも多い。
この場合は、フェースプレート部10bの上側縁部10
,3と下側縁部10b4の長さは、夫々、9/42Xj
jとなる。更に、高細精度のTV受J&機であるIID
TV用等に使われる陰極線管は縦横比が9:1Gであり
、この陰極線管を縦横通に使ったときのフェースプレー
ト部10bの上側縁部10b3と下側縁部10b4の長
さは9/50XJとなる。
陰極線管10のフェースプレート部10bの上側縁部1
0b3と下側縁部10b4にプラスデック絶縁電線7,
2.7b2を夫々配置し、そして、偏向ヨーク12から
表示面10aに至る陰極線管10のX軸線とフェースプ
レート部10bの左右側面部10.10,2とが交叉す
る交叉点と、このフより1 一スプレート部10bの4つのコーナ部10b5〜10
b8との間におけるフェースプレー1〜部10bの両側
面部10b1.10b2の任意の位置から、リード線7
a1,7,1,7,3,7b3を引き出すようにするに
は、次のようにすれば良い。
即ち、まず、フェースプレート部10bの上側縁部10
,3と下側縁部10,4に、第1及び第2のループ束部
分1 1 を、夫々配置し、次に、al・ a2 上記xIPIk線を介して、ループ束1aの全周の長さ
lの1/2〜9/50の長さの範囲内における任意の長
さの第1及び第2のループ束部分1 1 上に、al・
 a2 プラスチック絶縁電線7a2.7ゎ、を取付固定すれば
良いことになる。
実際の使用に際しては、本発明になる漏洩磁束低減装置
付消磁コイルを装着する陰極線管の縦横比に合せ、しか
も、フェースプレート部10bの4つのコーナ部10〜
10b8からx1狛上を切るフェースプレート部10b
の両側面部10.、。
10b2間の所定のリード線7,1.7b1、リード線
7a3.7b3の引ぎ出し位置に合′Iiで、プラスチ
ック絶縁電線7a□、7,2を固定する位置を、第1及
び第2のループ束部分1 1 上の9/50xJa1・
 a2 〜1/2xJの間で決めればよいことになる。
上述したのは、第4図において、漏洩磁束低減装置付消
磁コイル9を陰極線管10の表示面10aに近いフェー
スプレート部10bに沿って取り付は固定した場合につ
いて述べたが、これ以外に、ここでは詳述しないが、陰
l4itIA管10がキャビネット等に取り付けられて
いる場合には、表示面10aに出来る限り近いキャビネ
ットの内周か、あるいは、この表示面10aより前方に
位置するキトごネットの内周に、漏洩磁束低減装置付消
磁コイル9を図示せぬ取付具を介して取りイ」け、そし
て、この構成に近似した第4図に示すように、リード線
7a1,7,1、及び、リード線783と7,3を、フ
ェースプレート部10bの4つのコーナ部10.5.1
0b6,10b7,10b8に夫々取り付けられた取付
金具11a、11d、11c、11bを備えたフェース
プレート部10bの両側面部10.10b2の近傍を通
し、更に、ファンネル部10cの近傍を通して、リード
線7,1とリード線7b1との間隔、リード線7,3と
リード線7b3との両者の間隔を、夫々、徐々に縮めな
がら偏向ヨーク12のX軸上の近傍に設けた所定の固定
位置(例えば端子部13.13)に取付固定覆る。
そして、このリード線7a1.7b1、及び、リード線
783と7b3に偏向ヨーク12からの漏洩磁束を打ち
消す方向に水平偏向電流を流すことによって、消磁コイ
ル6に取り付けられ!ごプラスチック絶縁電線7 7 
とリード線781.7,1,7a3゜a2° b2 7.3とが組みになって、第4図示の場合と同様、その
漏洩磁束を低減させることができる。
このように、本発明になるMi!1Jla束低減装置付
消磁コイルを取り付ける場所は、陰極線管10に限定さ
れるものでなく、陰Ifl線管10を収納するキャビネ
ット等の陰極線管10の表示面10a近傍の構造物に、
漏洩磁束低減効果が所定の値以下になるように、本発明
になる漏洩磁束低減装置付消磁コイルを取り付けても良
く、取り付ける物や場所を限定するものでない。
第1図に於いて、本発明になる漏洩磁束低減装置付消磁
コイル9は、消磁コイル6にプラスチック絶縁電線7a
2.7b2をビニールテープ3a1〜8a5,8bl〜
8,5で、夫々、固定したものを示したが、プラスデッ
ク絶縁電線7a2,7b2全体を図示せぬ絶縁デーブで
覆ってもよく、又、プラスチック絶縁を線7,2.7b
2のかわりにマグネットワイヤ1を用いても同様の効果
が得られ、ワイヤの種類も限定されるものでない。
第8図は水平偏向コイルに縦続接続するプラスチック絶
縁電線及びリード線の接続状態を示ず回路図である。
同図に示すように、偏向ヨーク12に係る水平偏向コイ
ル14a、14bと、この水平偏向コイル14a、14
bからの漏洩磁束を打ち消す磁束を発生させる、前述の
プラスチック絶縁電線78□。
7 とリード線7a1,7,3.7b1.7b3との代
表的な接続状態を示しており、偏向ヨーク12を構成す
る並列接続された水平偏向コイル14a。
14bに、上記のプラスチック絶縁電線7a2゜7b2
及びリード線7,1.783,7b1,7b3を並列接
続したものを縦続接続したものである。
第9図、第10図、第11図、第12図は本発明になる
漏洩磁束低減装置付消磁コイルを陰極線管表示装置に装
着使用した状態における夫々の発生磁束分布を示す図、
第13図は偏向ヨーク12からの漏洩磁束を説明する説
明図である。
今、水平偏向コイル14a、14bに、第12図、第1
3図に夫々示すように、主磁束(主偏向磁束)B28が
発生しているとき、第9図に示すように、主磁束B2a
の一部分の磁束B2bが表示面10aより外方へ漏れ出
る。
このとき、第9図に示すように、水平偏向コイル14a
、14bの表示面10a側のペンドアップ部14  1
4,1、及び、その反対側のネックa1・ 部10d側のペンドアップ部14,2,14b2には、
第12図に示すように、夫々、向う向き(@)、手前向
き(■)の記号で示す方向に電流114a1゜’ 14
b1・” 114a2・114b2が流れる・従って、
これにより、第9図に示す漏洩磁束B1が発生する。
即ち、第9図に示すように、主磁束”2aと漏洩磁束3
1.31の2つの境界面は、破線で示す17a、17b
の位置にほぼ存在する。この境界面178.17bの近
傍であって(陰極線管10の種類によっては、境界面1
7a、17bが表示面10aにあるものもある)、かつ
、出来る限り蛍光表示面10aに近いフェースプレート
11Si。
bの上側縁部10,3及び下側縁部10,4に、プラス
チック絶縁電線7a2.7b2を夫々配設し、そして、
このプラスデック絶縁電線7a2.7b2に、第9図、
第10図、第12図に示す電流の方向に、電流17a、
I7bを流すと、これによって、磁束B38.B3.が
発生する。
この磁束B33.B3.は、境界面17a、17bの上
下外側と蛍光表示面10aよりも前方方向に関して、漏
洩磁束B、B2.を打ち消す方向に勤く。特に、蛍光表
示面10aから外方に放射される漏洩磁束B2bと、フ
ェースプレートFfi10bの上側縁部10,3.下側
縁部10,4、ファンネル部10Cの上、下側より外方
に放射される漏洩磁束B1とによる漏洩磁束を低減でき
る。
一方、偏向ヨーク12のX軸方向には、第13図に示す
ように、水平偏向コイル14a、14bに、同図に示す
方向に電流を流すと、主磁束B2aが発生し、その一部
が偏向ヨーク12のコア16a、16bより漏れ出る磁
束82C’ B2Cが発生する。
この磁束B2cの影響で、第14図に示寸陰極線管表示
装置の後方斜視図において、斜線で示す陰極線管10の
側面部(フェースプレート部10bの左右側面部10.
10b2からファンネル部10Cに向って延在する陰極
線管10の一部分)10eにおけるX軸を、(の上下か
ら挾んだフェースプレート部10t)の]−プ部10b
5とコーナ部10b6との間、及び、コーナ部10,8
とコーナ部10b7との間に、前述した第10図に示す
ように、主磁束B の一部の漏洩磁束”2c、B2cが
発a 生する。
この漏洩磁束82C”2Cと漏洩磁束B1.B1の境界
面は、第14図の破線で示す18a。
18bの位置、■1ち、偏向ヨーク12からフェースプ
レート部10bの2つのコーナ部10b5゜10b6に
至る境界面、及び、偏向ヨーク12からフェースプレー
ト部10bの2つのコーナ部10b7,10b8に至る
境界面にほぼ存在する。
この漏洩磁束B2cを打ち消ずため、前jホした第4図
、第10図に夫々示すように、偏向ヨーク12から蛍光
表示面10aに近いフェースプレート部iobの左右側
面部10b1.10b2$こ行くに従って、X軸を挾ん
でその上下に少しづつ間隔αを広げて、偏向ヨーク12
の端子部13.13に固定されたり−ドI!i!7,1
.7b1、リード線783゜7.3を配置し、これに、
第10図、第11図、第12図に人々示す方向に電流’
7a、I7bを流ずと、ここから、上記の漏洩磁束B2
cを打ち潤す方向に磁束B3が発生する。
これによって、偏向ヨーク12のコア16a。
16b、及び、陰極線管10の側面部10eから夫々t
/i(ト)する漏洩磁束B2C’ 82Cを低減するこ
とができる。
ところで、第4図に示すように、側面部10e。
10eに配設されたリード線7a1とリード線7blと
の間隔α、及び、リード線7,3とリードF117b3
との間隔αを広げ過ぎると、上記の打ち消し磁束B よ
りも漏洩磁束B2cの方が小さくなって、漏磁束束B2
c、B1の境界面18a、18bの上。
下に打ち消し磁束B3の影響がでて、境界面18a、1
8bの上下の漏洩磁束を強めることになる。
これを防止するためには、第4図に示すように、リード
線7a1,7b1の配線、及び、リード線7,3゜7b
3の配線を、偏向ヨーク12のネック部10d側の側面
部(X軸面近傍) 1 odi、10,1から、フェー
スプレート部10bの4つのコーナ部10b5” 0b
Ei” Ob7” Ob8の夫々に設けられた取付用の
金具11a、11d、11c、11dに係るフェースプ
レート部10bの側面部10,2上における金具11b
、Ilcの夫々の近傍、及び、その側面部10b1上に
おける金具11a、11dの夫々の近傍に、行なえば良
い。
こうして、第14図に示すように、境界線18a、18
bより、やや中側(X軸側)にリード線7al、 7b
1.7a3.7b3が位置するコトニなルカら、−F述
した境界面18a、18bから洩れ出る各漏洩磁束B2
o、B2c、B1.B1を低減でき、安定した漏洩磁束
低減効果が得られる。
ところで、第12図に示すように、水平幅向コイル14
a、14bは、図示せぬ電子ビームを陰極線管10の横
方向に撮るために、主磁束B2aを電子ビームの走査方
向(X軸方向)と直交する縦方向に発生させる。このた
め、陰極I2管10のX軸上の上下に水平偏向コイル1
4a、14bを設けている。
従って、水平偏向コイル14a、14bにより発生する
磁束B 、B28.B21.B2Cは、第9図、第10
図、第11図に、夫々示す磁束の矢印の向きと逆向きの
磁束を、水平偏向周波数に合せて交互に発生するが、打
ち消し磁束B3の向きも水平偏向周波数に合わせて交互
に発生させることによって、これを低減することができ
る。
この水平偏向コイル14a、14bには比較的大きな電
力が供給されるため、これにより発生する磁束の、第1
4図に示すような陰極線管表示装置から外方への漏洩磁
束は、他の電子別器の妨害となり易く、又、低周波の磁
束が人体にも6害であるとのtill究結果もあり、こ
れに対する規則が厳しい。
さて、本発明の第2実施例になる漏洩磁束低減装置付消
磁コイル20は、第15図(△)、(E3)のように構
成されている。前述したものと同一構成部分には同一符
号を付し、その説明を省略する。
同図(△)に示Jように、5は消磁コイル6のリード線
端に設けた接続器具であり、7,7′はビニール皮覆雷
線等のプラスデック絶縁電線7,2゜7b2に係るリー
ド線7a1’  7b1’  7a3’  7b3の始
端と終端に夫々取り付けた接続器である。ぞして、前述
したように、この接続器7.7′は偏向]−り12に設
けられた端子部13.13に接続されている。消磁コイ
ル6のループ束1aの全周の艮ざの1/2〜9/50の
範囲に亘り、前述した第1及び第2のループ束1a、1
b部分上に、その両端部7 .7 .7b21.7b2
2のみがビニールa21   a22 デーブ等の固定具21a・〜21dで消磁コイル6に取
付固定されたプラスチック絶縁電線7,2゜7 を有し
ており、この両端部7 .7822、b2      
                a217 .7  
以外のプラスチック絶縁電線7a2゜b21     
b22 7.2部分は、消磁コイル6と所定間隔βをもって離間
している。
又、この接続器7.7′を用いずに、同図(B)に示す
ような漏洩磁束低減装置付消磁コイル20′の構成にし
ておいて、偏向ヨーク12の所定の個所(端子部13.
13に該当する位置の偏向ヨーク12上)に半田付して
もよい。
第16図は本発明の第2実施例になる減磁磁束低減装置
付消磁コイル20を陰極線管表示装置に装着した状態を
示す図である。l)n述したものと同一構成部分には同
一符号を付し、その説明を省略する。
この第16図に示すものと前述の第4図に示すbのと異
なることは、第4図に示すものは消磁コイル6の取付位
置が表示面10aに近い位置であったのに対し、この第
16図に示すものでは、取付金具11a〜Ildのファ
ンネル部10C側、即ち、フェースプレート部10bの
直下に設けられである図示せぬシャドウマスクのネック
部10d側近傍のフェースプレート部10bの外周(左
右側面部10,1.10,2、上下側縁部10,3,1
0b4)に沿って取り付けたことである。
この第16図に示す構成は、第4図に示す構成の場合と
同様、偏向ヨーク12のコア16a。
16bよりの漏洩磁束B2o、B2cを打ち消すために
、この偏向ヨーク12から蛍光表示面10aに近いフェ
ースプレート部10bの左右側面部10b1.10b2
に向うに従って、X軸上の上下に少しづつ間隔を広げて
リード線781,7b1、リード線7a3,7b3を配
置し、これに、前述の第10図、第11図に示す方向に
電流を流すと、漏洩磁束B2c、B2cを打ち消す方向
に磁束B3.B3が発生する。
これによって、上述したように、偏向ヨーク12のコア
16a、16bの側面部、及び、陰極線管10の側面部
10eから洩れ出る漏洩磁束B2c、 32cを低減す
ることができる。
又、前述した第9図に示すように、主磁束B2aの一部
のM磁束束B2bと、磁束B1とはプラスチック絶縁電
線7,2.7b2に、同図に示す方向に電流を流すこと
によって、これらの漏洩磁束B1゜B を打ら消す方向
の磁束B3a、B3bを発生させb ることかでき、特に、蛍光表示面10aから外方に放射
される漏洩磁束B2b、フェースプレート部10bの上
下側縁部10b3,10b4、及び、ファンネル部10
Gの上下側より外方に放射される漏洩磁束B1を低減で
きることは勿論である。
さて、本発明の第3実施例に4Tる漏洩磁束低減装置付
消磁コイル30は、第17図に示すように構成されてい
る。前述したものと同一構成部分には同一符号をf・1
シ、その説明を省略する。
同図に示ずように、前述した第15図に示す第2実施例
にはない第3実施例の格別な構成は、固定具21aと固
定具21dとの間に、リード線7.1とリード線7b1
をオーバラップして消磁コイル6に取り付けてあり、同
様に、固定具21bと固定具21Cとの間に、リード線
7a3どリード線7b3がオーバラップして消磁コイル
6に取り伺けであることである。
この理由は、リード線781.7b1.7a3.7b3
の強度を持たせるためである。
上述した本発明の第3実施例になる漏洩磁束低減装置付
消磁コイル30を陰極線管表示装置に装着使用した際の
漏洩磁束低減効果は、上述した第1、第2実施例の場合
と同様である。
上述したように、本発明になる漏洩軸低減装置付′l4
faコイルは、上述した第1実施例〜第3実18例の構
成に限定されるものでなく、偏向ヨークからの漏洩磁束
を打ち消す方法、装置が本発明と原理的に等しいものは
全て含まれる。
なお、参考までに、前述した第16図に示す本発明の第
2実施例になる漏洩磁束低減装置付消磁コイル20を装
着使用した陰極線管表示装置から洩れ出る漏洩磁束と、
前述した第14図に示すように、本発明になる漏?、[
a束低減装蓚何泊磁]イルを装着使用しなかったく未対
策)陰極線管表示装置から洩れ出る漏洩磁束とを、前述
した第20図、第21図に示す、アンテナAO−A15
.BO〜815CO〜C15Do−D15 EO〜[1
5の設置位置で測定した値を第23図に示す。
その結果、本発明になる漏洩軸低減5A置付消磁コイル
を装着したものは、未対策のものに比べ、173〜1/
7程度に漏洩磁束の変化率と強さが減少し、高さ方向5
点、全周方向16点、合計80点の球面上での測定値は
、偏向ヨークを取り付けた状態の陰極線管の状態でデイ
スプレィ製造販売業者の要求基準である、最大磁場の変
化率15mT/ sec以下を満足する効果があること
がわかった。
(発明の効果) 上述の如く、本発明に漏洩磁束低減装置付消磁コイルは
、その使用の際、第1乃至第4のリード線の各始端と各
終端とは、消磁コイルと陰極a管表示装置の偏向ヨーク
で固定されるので、消磁コイルから偏向ヨークに至る第
1乃至第4のリード線の配線位置関係もほぼ一定に保つ
ことが可能となり、前述したSSI指定の測定球面上で
の偏向ヨークからの漏洩磁束の強さをデイスプレィ、モ
ニタ装置の規格値以下に安定して低減できる。
又、消磁コイルに漏洩磁束を低減させる第1及び第2の
電線が取り伺けられているので、その使用の際、この消
磁コイルを陰極線管表示装置の陰極線管に取りイ」ける
ことにより、この第1及び第2の電線も一緒に取り付け
られるから、この取付工程における作業効率を向上する
ことができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図、第15図(A)(B)、第17図は本発明にな
る漏洩磁束低減装置付消磁コイルの第1実諦例〜第3実
滴例を夫々示す構成図、第2図は従来の消磁コイルの斜
視図、第3図は第2図に示す消磁コイルの縦断面図、第
4図、第16図は本発明になる漏洩磁束低減装置(=H
I’41aコイルの第1実施例、第2実施例を陰極線管
表示5A置に装着した状態を夫々示す図、第5図、第7
図は陰極線管表示装置の縦横比を夫々説明する説明図、
第6図は本発明になる漏洩磁束低減装置付消磁コイルに
プラスチック絶縁電線及びリード線を取り付ける際の取
り付は良さを説明する説明図、第8図は水平偏向コイル
に縦続接続するプラスチック絶縁電線及びリード線の接
続状態を示す回路図、第9図。 第10図、第11図、第12図は本発明になる漏洩磁束
低減5A置付消磁コイルを陰極線管表示装置に装着使用
した状態における夫々の発生磁束分布を示す図、第13
図は偏向ヨークからの漏洩磁束を説明する説明図、第1
4図は陰極線管表示装置の後方斜視図、第18図(A)
〜(C)、第19図は従来技術■、■を夫々示す構成図
、第20図。 第21図は低周波漏洩磁界を測定する測定状態を夫々示
す図、第22図は第20図、第21図に示す測定状態で
得た従来例の測定値を示ず図、第23図は本発明の効果
を足す測定値を示す図である。 1・・・マグネットワイヤ、1a・・・ループ束、1 
1 ・・・第1.第2のループ束部分、al・ al 4・・・リード線、5・・・接続端子、6・・・消磁コ
イル、7.7′・・・接続器、 7 al、 7 b2・・・第1.第2の電線、7 a
21.7 a22.7 b21.7 b22−・・始端
終端(両端部)、7a1.7a3.7b1.7b3・・
・第1〜第4のリード線、8a1〜8a5.8b1〜8
b5・・・ビニールテープ、9.20.20’ 、30
・・・54洩磁束低減装買付消磁コイル、 10・・・カラー陰極線管、10a・・・蛍光表示面、
10b・・・フェースプレー1・部、 10.10b2・・・左右側面部、 10.10.4・・・上下側縁部、 10〜10b8・・・コーナ部、 10C・・・ファンネル部、10d・・・ネック部、1
0e・・・側面部、 11a、11b、Ilc、11d−・・金具、12・・
・偏向ヨーク、12a・・・側面部、14a、14b・
・・水平偏向コイル、14a1,14b1,1482,
14b2・・・ペンドアップ部、15 a、 15 b
”4F直偏向コイル、16a、16b・・・フェライト
コア、17a、17b、18a、18b=・・境界面、
21a〜21d・・・固定部、 a、b・・・点、C・・・交叉点、 B2a・・・主磁束(主偏向磁束)、 B1.B26.B2o、B3.B33.B3b・・・磁
束、’7a・’ 7b・114a1・114a2・’ 
14b1・’ 14b2°°。 電流、l・・・長さ、0・・・中心、α、β・・・間隔
。 特 許

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)消磁回路から消磁電流が供給される絶縁電線を複
    数回巻回して成り、その中心を左右に貫通するx軸線を
    介してこのx軸線の上半分に存在する第1のループ束部
    分と前記x軸線の下半分に存在する第2のループ束部分
    とから構成されるループ束を備えたカラー陰極線管のシ
    ャドウマスクの消磁に用いられる消磁コイルと、 前記ループ束の中心を上下に貫通しかつ前記x軸線に対
    して垂直なy軸線が前記第1及び第2のループ束部分を
    横切る点を中心として前記x軸線を介して上下対称に前
    記ループ束全周の1/2〜9/50の長さの前記第1及
    び第2のループ束部分上に、夫々独立して取付固定され
    た第1及び第2の電線と、この第1の電線の両端部から
    前記消磁コイルの外方へ導出された第1及び第2のリー
    ド線と、この第2の電線の両端部から前記消磁コイルの
    外方へ導出された第3及び第4のリード線とを有する漏
    洩磁束低減装置とから構成される漏洩磁束低減装置付消
    磁コイルであつて、 この漏洩磁束低減装置付消磁コイルを前記カラー陰極線
    管のシャドウマスクに係るフェースプレート部の外周に
    装着使用される際、前記第1乃至第4のリード線を介し
    て、偏向ヨークから発生する漏洩磁束を低減する方向に
    、偏向電流に応じた電流を前記第1及び第2の電線に供
    給することによって、前記偏向ヨークから発生する漏洩
    磁束を低減するようにしたことを特徴とする漏洩磁束低
    減装置付消磁コイル。
  2. (2)消磁回路から消磁電流が供給される絶縁電線を複
    数回巻回して成り、その中心を左右に貫通するx軸線を
    介してこのx軸線の上半分に存在する第1のループ束部
    分と前記x軸線の下半分に存在する第2のループ束部分
    とから構成されるループ束を備えたカラー陰極線管のシ
    ャドウマスクの消磁に用いられる消磁コイルと、 前記ループ束の中心を上下に貫通しかつ前記x軸線に対
    して垂直なy軸線が前記第1及び第2のループ束部分を
    横切る点を中心として前記x軸線を介して上下対称に前
    記ループ束全周の1/2〜9/50の長さの前記第1及
    び第2のループ束部分上に、夫々独立して取付固定され
    た第1及び第2の電線と、この第1の電線の両端部から
    この第2の電線の両端部へ導出された第1及び第2のリ
    ード線と、前記第2の電線の両端部から前記第1の電線
    の両端部へ導出された第3及び第4のリード線とを有し
    、前記第1及び第2のリード線は前記第2の電線の両端
    部近傍で取付固定されて外方へ導出され、前記第3及び
    第4のリード線は前記第1の電線の両端部近傍で取付固
    定されて外方へ導出され、前記第1の電線の両端部と前
    記第2の電線の両端部との間で前記第1乃至第4のリー
    ド線が重合する漏洩磁束低減装置とから構成される漏洩
    磁束低減装置付消磁コイルであつて、 この漏洩磁束低減装置付消磁コイルを前記カラー陰極線
    管のシャドウマスクに係るフェースプレート部の外周に
    装着使用される際、前記第1乃至第4のリード線を介し
    て、偏向ヨークから発生する漏洩磁束を低減する方向に
    、偏向電流に応じた電流を前記第1及び第2の電線に供
    給することによつて、前記偏向ヨークより発生する漏洩
    磁束を低減するようにしたことを特徴とする漏洩磁束低
    減装置付消磁コイル。
  3. (3)消磁回路から消磁電流が供給される絶縁電線を複
    数回巻回して成り、その中心を左右に貫通するx軸線を
    介してこのx軸線の上半分に存在する第1のループ束部
    分と前記x軸線の下半分に存在する第2のループ束部分
    とから構成されるループ束を備えたカラー陰極線管のシ
    ャドウマスクの消磁に用いられる消磁コイルと、 前記ループ束の中心を上下に貫通しかつ前記x軸線に対
    して垂直なy軸線が前記第1及び第2のループ束部分を
    横切る点を中心として前記x軸線を介して上下対称に前
    記ループ束全周の1/2〜9/50の長さの前記第1及
    び第2のループ束上に、その両端部が夫々独立して取付
    固定され、この両端部以外の電線部分は前記第1及び第
    2のループ束部分と所定間隔をもって離間している第1
    及び第2の電線と、この第1の電線の両端部から前記消
    磁コイルの外方へ導出された第1及び第2のリード線と
    、この第2の電線の両端部から前記消磁コイルの外方へ
    導出された第3及び第4のリード線とを有する漏洩磁束
    低減装置とから構成される漏洩磁束低減装置付消磁コイ
    ルであつて、 この漏洩磁束低減装置付消磁コイルを前記カラー陰極線
    管のシャドウマスクに係るフェースプレート部の外周に
    装着使用される際、前記消磁コイルは前記カラー陰極線
    管のシャドウマスクに係るフェースプレート部のネック
    部側外周に装着され、前記第1及び第2の電線は前記フ
    ェースプレート部の表示部側外周に装着されることによ
    り、前記第1乃至第4のリード線を介して、偏向ヨーク
    から発生する漏洩磁束を低減する方向に偏向電流に応じ
    た電流を前記第1及び第2の電線に供給することによっ
    て、前記偏向ヨークより発生する漏洩磁束を低減するよ
    うにしたことを特徴とする漏洩磁束低減装置付消磁コイ
    ル。
  4. (4)消磁回路から消磁電流が供給される絶縁電線を複
    数回巻回して成り、その中心を左右に貫通するx軸線を
    介してこのx軸線の上半分に存在する第1のループ束部
    分と前記x軸線の下半分に存在する第2のループ束部分
    とから構成されるループ束を備えたカラー陰極線管のシ
    ャドウマスクの消磁に用いられる消磁コイルと、 前記ループ束の中心を上下に貫通しかつ前記x軸線に対
    して垂直なy軸線が前記第1及び第2のループ束部分を
    横切る点を中心として前記x軸線を介して上下対称に前
    記ループ束全周の1/2〜9/50の長さの前記第1及
    び第2のループ束部分上に、その両端部が夫々独立して
    取付固定され、この両端部以外の電線部分は前記第1及
    び第2のループ束部分と所定間隔をもって離間している
    第1及び第2の電線と、この第1の電線の両端部からこ
    の第2の電線の両端部へ導出された第1及び第2のリー
    ド線と、前記第2の電線の両端部から前記第1の電線の
    両端部へ導出された第3及び第4のリード線とを有し、
    前記第1及び第2のリード線は前記第2の電線の両端部
    近傍で取付固定されて外方へ導出され、前記第3及び第
    4のリード線は前記第1の電線の両端部近傍で取付固定
    されて外方へ導出され、前記第1の電線の両端部と前記
    第2の電線の両端部との間で前記第1乃至第4のリード
    線が重合する漏洩磁束低減装置とから構成される漏洩磁
    束低減装置付消磁コイルであって、この漏洩磁束低減装
    置付消磁コイルを前記カラー陰極線管のシャドウマスク
    に係るフェースプレート部の外周に装着使用される際、
    前記第1乃至第4のリード線を介して、偏向ヨークから
    発生する漏洩磁束を低減する方向に、偏向電流に応じた
    電流を前記第1及び第2の電線に供給することによつて
    、前記偏向ヨークより発生する漏洩磁束を低減するよう
    にしたことを特徴とする漏洩磁束低減装置付消磁コイル
JP28838488A 1988-11-15 1988-11-15 漏洩磁束低減装置付消磁コイル Pending JPH02134089A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0530263U (ja) * 1991-09-20 1993-04-20 株式会社イナツクス 水 栓
JP2008272086A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Mitsubishi Electric Corp 手乾燥装置
JP4937352B2 (ja) * 2007-07-18 2012-05-23 三菱電機株式会社 手乾燥装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008272086A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Mitsubishi Electric Corp 手乾燥装置
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