JPH02133315A - 炭酸カルシウム質薄膜の形成方法 - Google Patents

炭酸カルシウム質薄膜の形成方法

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JPH02133315A
JPH02133315A JP28586288A JP28586288A JPH02133315A JP H02133315 A JPH02133315 A JP H02133315A JP 28586288 A JP28586288 A JP 28586288A JP 28586288 A JP28586288 A JP 28586288A JP H02133315 A JPH02133315 A JP H02133315A
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JP
Japan
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thin film
substrate
organometallic compound
calcium carbonate
soln
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Pending
Application number
JP28586288A
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English (en)
Inventor
Yuichiro Murakami
勇一郎 村上
Toshihiko Odohira
尾土平 俊彦
Ichiro Toyoda
一郎 豊田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は各4基板の上に炭酸力/I/Vウム質の4嘆を
形成させる方法に関し、さらに詳しくは無着色または着
色された炭酸力μシウム’xi導喰をガブヌ、タイル、
ステンレス鋼板等の上に族1漠し、表面改・直を行なう
ことにより新しい装置1用の材料の製造に適用できる方
法に関する。
〔従来の技術〕
炭酸力μンウム(CaCOs)は石灰石、大理石、方解
石、真珠等の主成分であシ、通常は力μシウムイオンを
含む水溶液に、炭酸イオンを含む水溶液を加えることに
より針状または柱状の結晶として得られる。この結晶は
アブゴナイト(あられ石)構造の結晶であシ、これを5
0°C以上に加熱することによりカルサイト(方解石)
構造のCa C03結晶が得られる。
〔発明が解決しようとする課題〕
CaCO3の結晶成長は水溶液では針状結晶と々)やす
いので、オートクレーブ等による単結晶作成技術が開発
されているが、41漠の製作技術はまだ実用されるもの
がない。
CaC01のsi嘆を得るためには力yシウムイオンを
含む水溶液からの成長は困憔であり、またCaCO5微
粒子ヌフリーの高温での焼成もCaCO3がCaOとC
o、に熱分解するだめ不可能である。
上記技術水準に濫み、本発明は比較的簡単な方法で炭酸
力yシウム質薄嘆を基板上に形成する方法を提供しよう
とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は (1)  力〜シウムの有機金属化合物または力μシウ
ムと他の金属とを含む有機金属化合物を溶かした溶液を
成仮に塗布し、溶液を乾燥させた後、基板を加熱するこ
とを特徴とする基板表面への炭酸カルシウム質薄嘆の形
成方法(以下、これを第1発明という)及び (2)加熱した基板表面に、カルシウムの有機金属化合
物またはカルシウムと他の金属とを含む有機金属化合物
を溶かした溶液をスプレーすることを特徴とする基板表
面への炭酸力μシウム質薄模の形成方法(以下、これを
第2発明という) である。
〔構成の一収約説明〕
本発明において使用されるCaの有機金属化合物として
は、酢酸カルシウム、クエン酸力〜シウム、アセチルア
セトンカルシウム、シュウ酸カルシウムなどがその例と
してあげられ、他の金属の有機金属化合物としてはCo
、 Mn、 Cr。
Feなどの有機金属化合物、例えば酢酸コノ<μト、ク
エン酸コバルト、酢酸マンガン、シュウ酸マンガン、酢
酸クロム、アセチルアセトン鉄、酢酸鉄などがあげられ
る。
上記各種金属の有機金属化合物を溶かすに使用される溶
媒としては、水、ブタノール、アセチルアセトン、ブチ
μアセテート、ベンゼンなどがあげられる。
適用される基板としては、ガラス、タイル、ステンレス
鋼板など任意のものが使用できる。
〔第1発明の詳細な説明〕 先ず、Caの有機金属化合物またはCaの有機金属化合
物と他の金属の有機金属化合物を溶媒に溶かし、得られ
た溶液を基板上に塗布する。
この塗布手段としてはハケ刷り、浸漬、スプレーなど任
αの手段で行い得る。
塗布後、基板を一般的には50〜200°Cに加熱され
た乾燥器に入れて乾燥させる。これによりCa の有機
金属化合物またはCaの有り金属化合物と他の金属の有
機金属化合物よりなる均一なl→1(情が得られる。
最後に、これらの有機金14化合物を一般的には300
〜550°Cの温度、好ましくはこれら有機金属化合物
の熱分解温度以上に7J11熱することにより、成板上
に形成された炭if&カルシウム質薄嘆を得る。
上記第1発明の実施に際して、Caの有機金属化合物ま
たはCaの有機金属化合物と他の金属の有機金1萬化合
物を溶かす溶媒として水やブタノ−μなどを使用した場
合には、この溶液中に水やブタノ−〜よりも沸点の高い
アセチルアセトン、ベンジルアルコール、クエン酸ナト
の溶媒を加えることが好ましい。このようにすると、基
板に付着した溶液の乾燥速度が遅くなり、その結果4幌
の白濁による微粒子の生成がおさえられ、均一な薄膜の
生成が促進されるからである。
〔第2発明の詳細な説明〕 Caの有機金属化合物またはCaの有機金属化合物と他
の金属の有機金属化合物を溶媒に溶かした溶液を、−収
約には300〜550°Cに加熱された基板上に、アル
ゴン、窒素、空気、炭j俊ガスなどをキャリヤーガスと
してスプレー法によって噴礪して熱分解させることによ
り基板上に炭酸カルシウム質薄嘆を形成させる。
この時、溶液全基板上に噴洟すると基板の温度が下るの
で、途中噴霧を中止し基板の温度が溶液中の有機金属化
合物が分解し炭酸カルシウム質の薄膜が生成する温度に
上昇するまで一定時間をおくように操作することが好ま
しい。
〔作用〕
〔第1発明〕 炭酸カルシウム源として熱分解によシ炭酸力μシウムを
生成する有機金属化合物を用いて薄膜を形成させ、これ
ら有機金属化合物の薄膜を熱分解することにより均一な
炭酸カルシウム質薄膜を形成することが可能となった。
有機金属化合物は溶媒に溶かした後、基板に付着させ乾
燥させることによシlfJ嘆になりやすく、また得られ
た薄膜を熱分解することにより、薄膜形成時に頃が白濁
し、吸質が不均一になるなどの欠陥がなく、良質の薄膜
が得られる。
有機金属化合物としては主成分のCa以外にFe、 C
r、 Mn、 Co  等の金属イオンを添加すること
により、得られた炭酸カルシウム質薄膜を着色または色
調の変化をもたらすことができるので装飾用の材料改質
に有効である。
溶媒は有機金属化合物を溶かすとともに、基板の表面に
ぬれやすく、また適当な乾燥速度を保つことにより良質
の薄膜が得られるものを選定する。なお、溶媒の中に元
の溶媒よυも沸点の高い溶媒を混合しておくことにより
、溶液の基板へのぬれ性を改善するとともに、乾燥時に
薄膜が白濁し粗大結晶が成長し喚質が不均一となること
を抑制することができる。
基板の加熱温度は使用する有機金属化合物の種類によシ
異なるが、その熱分解温度以上である必要がある。一方
、550°C以上に加熱するとCaCO3が部分的に熱
分解してCaO(!: CO2を生成する割合が多くな
り好ましくないので、通常300〜550″Cの温度範
囲に7Jl熱することにより熱分解をおこさせて炭酸力
〜シウム質薄模を形成させるべきである。例えば酢酸力
Iレシウムの場合、160〜220°Cの温度に加熱す
ると結晶水が蒸発し410°Cで熱分解により炭酸カル
シウムが生成する。そこで酢酸力μシウムを原料とする
場合、410〜550°Cの加部温度が好ましい。
〔第2発明〕 スプレー法の場合、基板温度は300〜550°Cを選
んだ。基板温度が500°Cより低い場合、有機金属化
合物の熱分解がおこらない。また550°Cより高温で
は得られた炭酸力μシウムの熱分解が始まることおよび
基板温度が高温すぎると、スプレーされた液滴が急蒸発
により飛敗し付着しにくいなどの問題点を生ずる。そこ
で、例えば、水と酢謔力〜シウムを使用する場合、好ま
しくは基板温度は410〜500°Cがよい。
このような温度に選定することによシ、スプレーにより
冷却され基板温度が降下し、有機金属化合物の嘆が生成
した後、基板温度が回復すると熱分解により炭酸力μン
ウム質の幌を生成させるような条件に調整することがで
き、良質の4模を得ることが可能となる。
〔実施例〕
本発明の各種の炭酸カルシウム質薄暎の成嘆方法を第1
表に示す。
まず、Ca(CH3COO)2 の水溶液またはブタノ
−y溶液をガラス基板またはsio、α2μm被覆ステ
ンレス鋼上に浸漬または塗布させ、80”Cで1時間乾
燥させた後、毎分2°Cの速度で加熱し、450°Cで
1時間焼成した後、徐冷し、炭酸力μシウム薄嘆を得た
。得られた4嘆の結晶欄造全X線回折により解析した結
果、結晶構造が六μサイト型のCa CO3であること
がわかった。(番号15または6) Ca(CH,Coo)、 Q、 1モル、Co(CH3
COO)、 Q、002モμを含む水溶液に浸漬または
水溶液を1癌布することにより炭酸カルシウム質(Co
 をドープしたCaC01のr4嘆が得られた。この場
合、得られた薄膜は青色をおびており、Co1fS加に
より色調の変化が見られた。(番号2.3)Ca(CH
3COO)1α1モルを含む水溶液にクエン酸をCLO
1モ〜添加した場合、広い範囲にわたり透明で均質な炭
酸力μシウム薄模を得た。(番号4) クエン酸カルシウムの水溶液を用いても同様な結果が得
られ(番号9)、クエン酸カルシウムのブタノール溶液
にアセチルアセトンを添加した溶液を用いた場合、得ら
れた薄膜は灰色をおびており、熱分解により生じたカー
ボンの混人がその原因として考えられる。(番号10)
次にスプレー法により、Ca(CH3COO)i水溶液
を450°Cに加勢した基板上に空気をキャリヤーガス
として噴イ4した。スプレーすることにより基板温度が
降下するのでスプレーを一時中止し、基板上でCa((
j(scOO)zが部分解しCaCO3喚が生成した後
に、次のスプレーを行なうという方法を用い、これを何
回かくり返すことによりCaCO37J 17Jを成模
した。(番号7,8)〔発明の効果〕 本発明により、力μサイト構造の炭酸力yシウム質の4
嘆をガラス、ステンレXVS板などの基板の上に成模し
、基板の表面を改質することができ、そのため装飾や建
材用の各種材料を提供することが可能となり、産業上の
利用範囲が広がる効果を奏する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)カルシウムの有機金属化合物またはカルシウムの
    有機金属化合物と他の金属の有機金属化合物を溶かした
    溶液を基板に塗布し、溶液を乾燥させた後、基板を加熱
    することを特徴とする基板表面への炭酸カルシウム質薄
    膜の形成方法。
  2. (2)請求項(1)の溶液に、その溶液の溶媒よりも沸
    点の高い溶媒を混入させることを特徴とする基板表面へ
    の炭酸カルシウム質薄膜の形成方法。
  3. (3)加熱した基板表面に、カルシウムの有機金属化合
    物またはカルシウムの有機金属化合物と他の金属の有機
    金属化合物を溶かした溶液をスプレーすることを特徴と
    する基板表面への炭酸カルシウム質薄膜の形成方法。
JP28586288A 1988-11-14 1988-11-14 炭酸カルシウム質薄膜の形成方法 Pending JPH02133315A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006263651A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Osaka Gas Co Ltd 炭化物の炭酸化処理物、その製造方法、焼却炉飛灰からの亜鉛の回収方法および焼却炉における排ガス中の酸性ガスの処理方法
US8097192B2 (en) 2006-03-02 2012-01-17 Daisen Industry Co., Ltd. Foamed resin molding machine and method of operating the same

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