JPH02132823A - 浅い接合を形成する方法及びその浅い接合を有する半導体装置 - Google Patents

浅い接合を形成する方法及びその浅い接合を有する半導体装置

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JPH02132823A
JPH02132823A JP63329099A JP32909988A JPH02132823A JP H02132823 A JPH02132823 A JP H02132823A JP 63329099 A JP63329099 A JP 63329099A JP 32909988 A JP32909988 A JP 32909988A JP H02132823 A JPH02132823 A JP H02132823A
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silicon layer
layer
forming
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film
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Masahiko Toki
雅彦 土岐
Michiko Takei
美智子 竹井
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔ヰ既  要〕 浅い接合(シャロージャンクション)を形成する方法及
び該浅い接合を有する半導体装置に係り、特に薄い厚さ
と高い不純物濃度を有するシリコン層を具備する半導体
装置における浅い接合を形成する方法及び浅い接合を有
するバイポーラ及びMOSトランジスタ等の半導体装置
に関し、上記問題点を低減させて、基板にダメージを与
えることなく、厚さ1000人以下の浅い接合をもち不
純物濃度が1018〜1021cffl−3の不純物拡
散層を形成すること、及び該浅い接合を有する半導体装
置を提供することを目的とし、 シリコン基板上にボロン、リン及びヒ素の群から選択さ
れた1元素との水素化合物を含有する膜を数原子層〜1
000人の厚さに形成する工程、及び該膜をアニールす
る工程、 を含み、その結果該シリコン層の表層に1000人以下
の深さで10I8〜1018cm−3の不純物領域を形
成することを構成とする。
〔産業上の利用分野〕
本発明は浅い接合(シャロージャンクション)を形成す
る方法及び該浅い接合を有する半導体装置に係り、特に
薄い厚さと高い不純物濃度を有するシリコン層を具備す
る半導体装置における浅い接合を形成する方法及び浅い
接合を有するバイポーラ及びMOS トランジスタ等の
半導体装置に関する。
?従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕一般に
、半導体装置は半導体基板面に不純物拡!tIl層を形
成して半導体累子を作成しているが、その不純物拡散層
は、例えば、半導体基板表面にSin2(酸化シリコン
)膜を熱酸化して生成し、これをフォ} IJソグラフ
ィ技術によってパターンニングし、そのパターンニング
されたSiO■膜をマスクにして露出基仮面に選択的に
不純物を熱拡散、あるいは、イオン注入して形成する方
法が採られている。
ところが、そのような従来の形成法のうち、熱拡散法は
高温度の熱処理(アニール)をおこなうために、不純物
が深さ方向と共に横方向にも拡がっ−C、不純物の深さ
方向拡散のみを制御することが困難である。特に、拡散
係数の大きい不純物、例えば、硼素(B ; Boro
n)を拡散する場合は横方向、深さ方向ともに不純物拡
散が大きくて、浅い接合の形成は一層困難である。
又、イオン注入法の場合には、注入後に不純物を活性化
し、ダメージを回復するための長時間のアニールが必要
で、そのため、注入イオンの再分布が起こり、また、結
晶方位によってはチャンネリング現象も起こって、熱拡
散法と同様に浅い接合を形成することが難しい。更に、
このチャネリング現象を低減させるために、垂直方向か
ら7゜の角度でイオン注入をおこなう方法も知られてい
るが、ゲート電極部などの段差ある部分では影部分がで
きる。従って、上記従来の熱拡散法やイオン注入法では
O. lm (1000人)あるいはそれ以下の深さの
不純物拡散層を安定して形成することが困難であった。
具体的な実施例、例えば高不純物濃度すなわちIXIO
”ないしl XIO”cm−3を有するnpn型バイボ
ーラトランジスタとホットキャリア効果を防止するため
にLDD(Lightly doped drain)
を有する短チャンネル型電界効果トランジスタ(FεT
)を説明ずろ。
まず、従来のnpn型バイポーラトランジスタおよびそ
の製造方法について、第11図を参照して説明する。
第11図参照 p型半導体基板1上にn゛型埋め込み層2を形成し、そ
の上に、コレクタをなすn型半導体層3を形成し、さら
に、素子分離用p゛型半導体層4を形成する。
次にベース形成領域に開口を有するレジストマスク(図
示せず)を使用してベース形成領域のみに例えばボロン
をイオン注入してベース5を形成し、次にエミック形成
領域に開口を有するレジストマスク(図示せず)を使用
して例えばヒ素をイオンをエミッタ形成領域に注入して
エミツタ6を形成する。
第11図において、8はフィールド絶縁膜であり、C.
B.Eは、それぞれ、コレクタ電極、ベース電極、エミ
ッタ電極である。
半導体装置の電気的特性は下記をもって表わされる。
ここで、 β はベース輸送効率であり、 W,はベース幅(ベース層の厚さ)であり、LnBはベ
ース拡散長であり、 hFEはエミッタ接地電流増幅率であり、T はエミッ
タ注入効率であり、 f,はカットオフ周波数である。
式(a)は、ベース幅(ベース層の厚さ>WBを狭くす
れば、ベース輸送効率βが大きくなり、式(b)は、ベ
ース輸送効率βが大きくなれば、エミッタ接地電流増幅
率hFEが大きくなることを示す。また、式(C)は、
ベース幅(ベース層の厚さ)W,を狭くすれば、トラン
ジスタの動作周波数限界を示すカットオフ周波数f,が
高くなることを示す。
このように、ベース幅(ベース層の厚さ)WBを狭《す
ることは、半導体装置の諸特性を改善する上で非常に重
要なことである。ベース幅《ベース層の厚さ)Waを狭
《形成する方法として、不純物イオンのイオン注入加速
エネルギーを小さくすることが考えられるが、この場合
は、チャンネリング現象が発生して、ベース幅(ベース
暦の厚さ)は、第12図に曲線(p)をもって示すよう
に、半導体基板内部にまで拡散する。従って2. 00
0〜3. 000人厚以下の厚さWaを有するベース層
に形成すること事実上困難である。曲線A及びRはエミ
ッタ領域及びコレクタ領域の不純物濃度分布を示す。
次に第13図を参照して、LDDを有する従来の電界効
果トランジスタについて略述する。
第13図において、11はn型シリコン基板またはn型
シリコンエピタキシャル層等n型シリコン層であり、1
2は素子分離領域をなす厚い二酸化シリコン層でありl
3は厚さが200人程度の二酸化シリコン層でありゲー
ト絶縁膜をなす。l4は多結晶シリコン層でありゲート
電極をなす。
16はp゛ソース領域をなし、17もp゛ ドレイン領
域をなす。18と19とがp一領域であり上記せるLD
Dである。
半導体装置に使用される電圧は素子の大きさにか\わら
ず一般的に一定であるので、短チャンネル電界効果トラ
ンジスタにおいては、ドレイン領域近傍においてキャリ
ャの速度が過大となり、ホットキャリャ効果が発生して
ゲート電極・ドレイン間の絶縁が破られるおそれがある
。この現象は、キャリャが電子であるnチャンネル型電
界効果トランジスタにおいて特に顕著であるが、pチャ
ンネル型電界効果トランジスタにおいても同様な現象が
認められる。
このホットキャリャ効果を抑制する手段として開発され
たものがLDDであり、第13図に示すように、ドレイ
ン17チャンネルとの間に低不純物濃度領域(LDD)
 l 9を形成しておくもので、この領域の電界強度が
低下してホットキャリャ効果が抑制される。
か一るLDDは厚さが薄く、i.000人以下である?
とが望ましいが、ボロン、ヒ素、リン等をイオン注入し
て形成すると、チャンネリング現象等の影響もあり、L
囲をなす低不純物濃度領域の厚さを2, 500人以下
にすることは容易ではない。
また、LDDはイオン注入法に代えて、熱CV[1法(
p型の場合、反応ガスにはBCI3またはB2H6を使
用)やプラズマCVD法(p型の』合、反応ガスにはS
iH4とB2H6と02とN20とを使用)を使用して
ボロン酸化膜を堆積した後熱処理する方法によっても形
成される。前者にあってはスクッキングフォールト (
積層欠陥)エッチングレートが発生し、後者にあっては
SiO■よりBSGの方が小さいため工程上、現実的に
すぐれた手段とは云い難い。さらに、BSG膜は吸湿性
の膜であり経時変化が大きいという欠点もある。
本発明は上記問題点を低減させて、基板にダメージを与
えることなく、厚さ1000人以下の浅い接合をもち不
純物濃度が1018〜IQ21c『3の不純物拡散層を
形成すること、及び該浅い接合を有する半導体装置を提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題は本発明によればシリコン基板上にボロン、リ
ン及びヒ紫の群から選択された1元岩との水素化合物を
含有する膜を数原子層〜1000人の厚さに形成する工
程、及び 該膜をアニールする工程を含み、その結果該シリコン層
の表層に1000人以下の深さで1018〜1021c
m−’の不純物領域を形成することを特徴とする浅い接
合を形成する方法によって達成される。
更に上記課題は本発明によれば浅い接合を有するバイポ
ーラトランジスタを製造する方法において; コレククとして作用する第1導電型シリコン層上にボロ
ン、リン及びヒ素の群から選択された1元素との水素化
合物を含有する膜を形成する工程、該膜とシリコン層を
アニールし該膜に含有する該1つの元累を第2導電n型
シリコンに拡散し、1000人以下の厚さのベースを形
成する工程及び前記第1導電型不純物を含有するシリコ
ン層のエミッタを該ベースの上に形成する工程、を含む
浅い接合を有するバイボーラトランジスタを製造する方
法によって解決される。
更に上記課題は本発明によれば、 浅いソース、ドレインを有するMIS}ランジスクを製
造する方法において; ゲート絶縁層とゲート電極を第1導電型シリコン層上に
形成する工程、 ボロン、リン及びヒ素の群から選択された1つの元素と
の水素化合物を含有する膜を前記第1導電型シリコン層
に形成する工程、 該ゲート電極の側壁にドレイン形成マスクを形成する工
程、及び 該ゲート電極とその側壁をマスクとして用いて第2導電
型不純物を前記第1導電型シリコン層内に導入する工程
、 を含む浅いソース及びドレインを有するMisトランジ
スタを製造する方法によって解決される。
更に上記課題は不発明によれば1000人以下の厚さを
有し1018ないし1 02 + am−sの不純物濃
度を有する浅いベース、シリフン層を含むパイポーラト
ランジスク、及び1000人以下の厚さを存し、101
8ないし1021cm−3の不純物濃度を有する浅いソ
ース及びドレインシリコン層を含むMISトランジスタ
によって解決される。
〔作 用〕
本発明に係る、厚さは1. 000人以下で極めて薄《
、しかも、不純物濃度は1018〜102Icm叩程度
と高いシリコン層の製造方法においては、ノンパーイア
ス・発散磁場型エレクトロンサイクロトロンレゾナンス
プラズマCVD法を使用すること\されているので、 イ,ボロン、リン、ヒ素等の不純物となる原子が主に水
素化物の形で極めて低エネルギー(10〜20V)をも
って、シリコン層11上に堆積することができ、 口,この堆積工程中シリコン層の温度は150℃以下に
保持される結果となり、 ハ.その結果、ボロン、リン、と零等の不純物となる原
子は、シリコン層中に進入することがなく、シリコン層
の表面に、原子層レベル(すなわち数原子層から200
人の厚さ)の薄膜として堆積することができる。
そして、この原子層レベルの薄膜として堆積した、ボロ
ン、リン、ヒ素等の不純物となる原子の層は、酸化を防
止しながら、700〜900℃の低温で真空熱処理また
は酸素分圧零での熱処理がなされることNされているの
で、欠陥の発生をともなうことなく、厚さは1. 00
0人以下と極めて薄く、しかも、不純物濃度1018〜
1021程度の濃度に、上記のボロン、リン、ヒ素等の
不純物となる原子をシリコン層中に拡散することができ
浅い接合を安定して形成することができる。シリコン層
の表面に形成した原子層レベルの例えばボロン薄膜は、
ほぼ全てシリコン層中に拡散される。
〔実施例〕
以下、図面を参照して、本発明の実施例について説明す
る。
第1例 シリコン層の表層に、厚さが1,000人以下で極めて
薄く、しかも、不純物濃度が1018〜1o21cm−
3程度と高いシリコン層を形成する方法について説明す
る。
第1図参照 図は、本発明に係るボロン、リン、ヒ素等の不純物とな
る原子の薄膜を形成するに使用されるノンバイアス・発
散磁場型エレクトロンサイクロトロンレゾナンスプラズ
マCVD装置の概略構造を示す構造図である。
図において、21は例えば2.45GHzの励起用マイ
クロ波Aを導入する導波管であり、励起用マイクロ波A
は、透光性アルミナ等よりなるマイクロ波導入窓21a
を介してプラズマ発生室24に導入される。23はプラ
ズマ発生用磁界発生手段であり、通常875ガウスが供
される。ガス供給口24aを介して送入される反応性ガ
スを、上記励起用マイクロ波により、プラズマ化する。
26はプラズマ送出用開口22を有する反応室であり、
その中にシリコン基板20を支持ずる支持手段25が設
けられており、該支持手段25は冷却手段25aにより
温度制御され反応に関与した反応ガスは排気系27を介
して排出される。
上記のノンバイアス・発散磁場型エレクトロンサイクロ
トロンレゾナンスプラズマCVD装置の特徴は、その中
に存在するプラズマの有するエネルギーが、第2図に示
すように、プラズマ発生室から右側に向かって急激に低
下することにある。支持手段25近傍においては、反応
性ガスのプラズマの有するエネルギーは10〜25Vに
低下する。
p型の不純物を拡散して、p型のシリコン層を製造する
場合は、反応ガスとして、B2H6と不活性ガス例えば
Ar, He, H2等との混合ガス、を使用する。ま
た、n型の不純物を拡散して、n型のシリコン層を製造
する場合は、反応ガスとして、PH3と不活性ガス例え
ばAr,He,H2等との混合ガス、または、^sH,
を使用する。またソースガスの濃度、成長時間、アニー
ル温度等を制御することにより、活性層の濃度を制御す
ることができる。
シリコン基板20を支持手段25に支持させた後、上記
の反応ガスを内圧が0.1〜0.2Paになるように送
入する。次に磁界と励磁用マイクロ波を供給すると、ボ
ロン、リン、ヒ累等が、シIJ コン基仮20上に堆積
する。ここで、ボロン、リン、ヒ累等の原子の有するエ
ネルギーは10〜20Vと極めて低いので、シリコン基
板20の温度は150℃以下であり、原子層オーダーの
極めて薄い膜としてダメージなしにシリコン基板20上
に第3A図に示すように堆積する。
ボロン、リン、ヒ素等の薄膜を形成した後、900℃以
下の温度で真空アニールずると、ボロン、リン、ヒ素等
の薄膜をなすロン、リン、ヒ素等が、深さが1. 00
0 A以下に拡散し、深さが1.000人以下であり、
しかも、不純物濃度が1018〜1018cm−”のp
型またはn型のシリコン層が第3B図に示すように形成
される。
第2例 上記第1例で説明されたシリコン層よりなるLODを有
する電界効果トランジスタの製造方法について第4八図
ないし第4F図に基づいて説明する。
第4A図参照 LOCOS法を使用して、n型シリコン層11の表面の
素子分離領域に厚い二酸化シリコン層12を形成する。
つ\゛いて、CVD法を使用して、厚さが100〜20
0人の二酸化シリコン層13aをシリコン層l1上に形
成し、次に、厚さが5, 000 Aの多結晶シリコン
層14aを形成する。
第4B図参照 上記の二酸化シリコン層13aと多結晶シリコンfil
l4aとの16体をパターニングして、ゲート絶縁膜1
3とゲート電極14とを形成する。
第4C図参照 第1実施例に示したと同様に、反応性ガスは8 2H 
,と不活性ガス例えばAr, He, H2等との混合
ガスを使用してなすノンバイアス・発敗磁場型エレクト
ロンサイクロトロンレゾナンスプラズマCVD法を使用
して、厚さ1, O’00人以下程度に、ボロン層30
を形成する。ボロン層30の形成に用いられたマイクロ
波の波長は例えば2.45GHzであり、磁界強度は8
75ガウスであり、装置内圧は0.1〜0.2Paであ
り、堆積時間は、マイクロ波のパワーが200〜lh程
度の場合約20秒である。
第4D図参照 900℃以下の窒素雰囲気中で約30分間真空熱処理を
なすと、ボロン、リン、ヒ素等の薄膜30をなすボロン
、リン、ヒ素等が、深さが1.QOO人以下に拡散し、
厚さがt.ooo人以下であり、p型不純物濃度が10
19am−3のp型領域31が形成される。
第4E図参照 公知のCvD法を使用して、厚さ約3。000人二酸化
シリコン層32を形成する。
第4F図参照 反応性イオンエッチング(Rlε)法を使用して、二酸
化シリコン層32をエッチングして、二酸化シリコン層
33をゲート電極14の側壁に残留する。
ここで、BF2またはBをイオン注入する。打ち込み圧
力は40KeV程度であり、ドーズ量は3×1() +
 s Cm−2程度テアル。
900℃程度の窒素中でてニールを行ない、p゛層より
なるソース・ドレイン16・17を形成する。
このイオン注人工、程において、二酸化シリコン層33
によってカバーされていた領域のp型領域30がLD0
 1g・19となる。
このようにして不純物濃度が1019cm−3程度で1
000八以下の厚さのLDD 18・19を有ずるFE
Tが得られる。該LDDは浅い接合として作用する。
第3例 以下、第5八図ないし第5B図を参照しつ5、本発明に
係るバイボーラトランジスタの製造方法について説明す
る。
第5A図参照 p型シリコン基板35上に、n+型埋め込み層36を形
成し、その上に、n型シリコン単結晶層37を形成し、
素子分離領域にp型不純物を導入して、素子分離用p゜
型シリコン層38を形成する。
表面を熱酸化することにより二酸化シリコン膜を形成し
、これを一部ベース形成領域から除去して、ベース形成
領域に開口39を有するベース形成用マスク40を形成
ずる。
ここで、プラズマ生成室24および反応室26内の圧力
を6 x 10−3Torr以下とし、静電チャック等
からなる半導体基板支持手段25を用いて上記のシリコ
ン基板35を第1図のように支持し、シリコン基板35
の温度が20℃以上150℃以下になるように半導体基
板冷却手段25aを制御し、さらに、シリコン基板35
に対してはバイアス電圧を印加しない状態にする。
ジボラン(82H6)を1〜5%含有するアルゴンガス
を、例えば体債が8. 5 X 8. 5 XπX19
.7CITl又は5.7nであるプラズマ生成室24に
約3 0 cc/minの供給速度で供給し、厚さ12
mmの透光性アルミナよりなるマイクロ波導入窓21a
を介して、周波数が2.45Gtlzであり、電力が2
00〜800Wのマイクロ波を、数秒〜5分間、上記の
プラズマ生成室24に導入する。
以上の工程により、上記のプラズマ生成室24内には、
発散型磁場形成手段23により形成される発散型磁場が
、第6図に示すように発生する。
すなわち、プラズマ生成室24人口側にけおる磁束密度
は約875ガウスであり、プラズマ供給開口22近辺に
おける磁束密度は約300ガウス程度であり、第6図に
示すように磁東密度が次第に減少する。
その結果、ガス供給口24aから供給されるジボラン(
82H6)は励起され、励起されたボロン(ボロン原子
、ボロンラジカル、ボロンイオン等)は、プラズマ生成
室24内に発生ずるプラズマとともに、反応室26中に
移動する。
第5B図参照 励起状態のボロンの並進運動完了後、20V程度の低い
加速エネルギーによって加速される程度の低い速度をも
ってシリコン基板35に衝突し、シリコン基板35上の
ベース形成領域に数100人厚のボロンの薄膜4lを形
成する。この成膜工程に要する時間は数秒乃至数分であ
り、このボロンの薄膜41は、非メタリック状であり、
原子状である。
第5C図参照 得られたシリコン基板35を、1〜4 Torr程度の
減圧下において、窒素または水素ガス雲囲気中において
、800〜900℃の温度に加熱し、30分程度アニー
ルを行ないコレクタをなすn型シリコン層37の結晶性
を損なわず、良好な薄いp型ベース42が形成される。
このベース42の厚さは1, 000人以下である。
第5D図参照 次に、ベース42上に、二酸化シリコン膜を形成し、こ
れをベース42の一部領域(エミッタ領域)から除去し
て、エミッタ形成用マスク43を形成ずる。上記のエミ
ッタ領域のみに多結晶シリコン膜を形成した後、n型不
純物を導入してエミンタ44aを形成する。
第5E図参照 上記のエミック44a上に二酸化シリコン膜を形成した
後、コレクタ電極形成領域とベース電極形成領域とエミ
ッタ電極形成領域とに電極コンタクト窓(図示せず)を
形成し、アルミニウム膜を全面に形成した後、これをパ
ターニングして、コレクタ電橘C、ベース電極B、エミ
ック電極Eを形成して、本発明の一実施例に係るシャロ
一ベース型バイボーラトランジスタを完成する。
上記の如きプロセスにより形成した本発明のシャロ一ベ
ース型バイポーラトランジスタの不純物濃度プロファイ
ルの1例を第7図に示す。
(S)はベースの不純物濃度プロファイルであり、この
例ではベース幅が4Qnmであり、濃度が3 XIO”
cm ’になッテイル。
(T)はベースの上に形成したエミッタ層の不純物濃度
プロファイルである。
(U)はコレクタの不純物濃度プロファイルである。
次に、実施データによって、本発明にかかる形成方法の
特色を説明する。第8図はボロン膜成長工程においてマ
イクロ波電力を200WからIKWまで変化させて、熱
処理を減圧N2雰囲気中で900℃、30分おこなった
場合の成長時間(秒)とシート抵抗Ps(Ω/口)との
関係を示す。この図からシート抵抗はマイクロ波電力に
殆ど依存しないことが判る。
第9図はボロン膜成長工程におけるプラズマ生成室に酸
素の有無の場合の表面抵抗ρS(Ω/口)と成長時間(
秒,)との関係を示している。曲線Iが酸素のない場合
、曲線■が酸素のある場合である。成長条件はガス流入
i18288 1%含有Arガス30cc/分、熱処理
は減圧N2中900℃、30分であるが、酸素含有量は
そのガス流入ffi 3 0 ccに酸素l ccを添
加したものである。これより、若干の酸素を含有しても
表面抵抗ρSが極端に変化し、高濃度な不純物拡散層の
形成が不可になることが判る。
次に、第10A図、第10B図は二次イオン質量分析器
(S[MS)測定による深さ方向の不純物濃度( / 
cIl1)を示している。条件はマイクロ波電力−20
0W、成長時間20秒、ガス流入量はB2H6 1%含
有Arガス30cc/分、熱処理(アニール)は減圧N
2中850℃、30分である。第10A図は酸素のない
雰囲気における成長法で、表面濃度2×1019/cf
fl,深さ1000人程度のp型不純物拡散層が形成さ
れるが、第10B図の酸素が含まれた場合の成長法では
表面不純物濃度IXIO”/cITf、深さ340人程
度になって、表面濃度、深さの減少が著しくなっている
。なお、このSIMSによる測定から本発明にかかる形
成法ではチャンネリング現象が起こっていないことも証
明される。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば不純物拡散層を従
来より極めて浅く制御性良く形成でき、シャロージャン
クション形成による半導体デバイスの微細化ひいてはデ
バイスの高速化に寄与する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るノンバイアス発散磁場型エレクト
ロンサイクトロン(εCR)プラズマCvD装置の概略
断面図であり、 第2図はプラズマ生成室と反応室のプラズマ強度のグラ
フであり、 第3A図は本発明に係るシリコン基板上の薄膜の断面図
であり、 第3B図は1000人以下の厚さを有する薄い(浅い)
シリコン層を説明する断面図であり、第4八図ないし第
4F図は本発明に係るMOSトランジスタを製造する方
法を説明する断面図であり、 第5八図ないし第5E図は本発明に係るバイボーラトラ
ンジスタを製造する方法を説明する断面図であり、 第6図は本発明に係るBCRプラズマCVD装置におけ
る磁束密度を示すグラフであり、 第7図は本発明に係るシャロ一ベース型バイボーラトラ
ンジスタの不純物濃度プロファイルを示すグラフであり
、 第8図は200WからIKWにマイクロ波電力を変えた
シート抵抗ρS(Ω/口)と成長時間(秒)との関係を
示すグラフであり、 第9図は表面抵抗ρS(Ω/口)と成長時間との?係を
示すグラフであり、 第10八図及び第10B図はSt!,Isによる測定で
得られた深さ方向の不純物濃度(cnr’)を示すグラ
フであり、 第11図は従来のnpnバイポーラトランジスタの断面
図であり、 第12図はエミック(E);ベース(B)及びコレクタ
(C)領域の不純物濃度分布を示すグラフであり、 第13図は従来のMOSI−ランジスタの断面図である
。 1・・・p型半導体基阪、 2・・・n″型埋め込みI
Z、3・・・n型半導体層、 4・・・素子分離用p゛型半−導体層、5・・・ベース
、      6・・・エミッタ、8・・・フィールド
絶縁膜、 11・・・n型シリコン基板、 12・・・SiO■層、 13・・・ゲート絶縁膜(S10■)、14・・・多結
晶シリコン層(ゲート電極)、16・・・p゛ソース領
域、 17・・・p゜ ドレイン領域、 18.19・・・p″′領域(LDD)20・・・シリ
コン基板、 21・・・導波管、 21a・・・マイクロ波導入窓、 23・・・プラズマ発生用磁界発生手段、24・・・プ
ラズマ発生室、 25・・・支持手段、   25a・・・冷却手段、2
6・・・反応室、     27・・・排気系、30・
・・薄膜(B.P,As等)、 3l・・・p型領域、   32・・・SiO。層、3
5・・・p型シリコン基板、 36・・・n゛型埋め込み層、 37・・・n型シリコンー単結晶層、 38・・・素子分離用p゛型シリコン層、39・・・開
口、      40・・・マスク、41・・・ボロン
薄膜、   42・・・ベース、43・・・エミック形
成用マスク、 44・・・エミック。 従来例 勅 13国 第 国 暗4A図 劾4Bロ l4 弓4C国 第 回 第3八国 第3B面 第4Dワ ら4E国 第4F同 第5A図 箒5B国 第50国 1−E−←日一一一〇 深さ (nm1 弟 コ 第5D− 暑う 5El] 成長時間 (SEC1 戒長時間 (SECI 帛 国 箒+OA図 リ1うIOB口

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、シリコン基板上にボロン、リン及びヒ素の群から選
    択された1元素との水素化合物を含有する膜を数原子層
    〜1000Åの厚さに形成する工程、及び 該膜をアニールする工程、 を含み、その結果該シリコン層の表層に1000Å以下
    の深さで10^1^8〜10^2^1cm^−^3の不
    純物領域を形成することを特徴とする浅い接合を形成す
    る方法。 2、浅い接合を有するバイポーラトランジスタを製造す
    る方法において; コレクタとして作用する第1導電型シリコン層上にボロ
    ン、リン及びヒ素の群から選択された1元素との水素化
    合物を含有する膜を形成する工程、該膜とシリコン層を
    アニールし該膜に含有する該1つの元素を前記第1導電
    型と反対の第2導電型のシリコンに拡散し、1000Å
    以下の厚さのベースを形成する工程及び 前記第1導電型不純物を含有するシリコン層のエミッタ
    を該ベースの上に形成する工程、 を含む浅い接合を有するバイポーラトランジスタを製造
    する方法。 3、浅いソース、ドレインを有するMISトランジスタ
    を製造する方法において; ゲート絶縁層とゲート電極を第1導電型シリコン層上に
    形成する工程、 ボロン、リン及びヒ素の群から選択された1つの元素と
    の水素化合物を含有する膜を前記第1導電型シリコン層
    に形成する工程、 該膜と前記第1導電型シリコン層をアニールし、ボロン
    、リン及びヒ素の群から選択された1つの元素を前記シ
    リコン層に拡散させ、それによって1000Å以下の厚
    さと10^1^8ないし10^2^1cm^−^3の不
    純物濃度を有する第2導電型シリコン層を前記第1導電
    型シリコン層内に形成する工程、 該ゲート電極の側壁にドレイン形成マスクを形成する工
    程、及び 該ゲート電極とその側壁をマスクとして用いて第2導電
    型不純物を前記第1導電型シリコン層内に導入する工程
    、 を含む浅いソース及びドレインを有するMISトランジ
    スタを製造する方法。 4、1000Å以下の厚さを有し10^1^8ないし1
    0^2^1cm^−^3の不純物濃度を有する浅いベー
    スシリコン層を含むバイポーラトランジスタ。 5、1000Å以下の厚さを有し、10^1^8ないし
    10^2^1cm^−^3の不純物濃度を有する浅いソ
    ース及びドレインシリコン層を含むMOSトランジスタ
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