JPH02129335A - 灰色自然色アルミニウム合金 - Google Patents

灰色自然色アルミニウム合金

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JPH02129335A
JPH02129335A JP28026888A JP28026888A JPH02129335A JP H02129335 A JPH02129335 A JP H02129335A JP 28026888 A JP28026888 A JP 28026888A JP 28026888 A JP28026888 A JP 28026888A JP H02129335 A JPH02129335 A JP H02129335A
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JP
Japan
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alloy
color
less
grayly
blue
Prior art date
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Pending
Application number
JP28026888A
Other languages
English (en)
Inventor
Ineki Yagi
八木 稲記
Toshihisa Hara
利久 原
Osamu Takezoe
竹添 修
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、明度が高く、かつ、わずかに青色を帯びた灰
色自然発色アルミニウム合金に関する。
[先行技術] 灰色自然発色アルミニウム合金としては、従来、An−
3t系合金が主流となっており、この合金が建材分野に
おいて広く用いられてきた。この合金の色調としては、
通常、濃灰黒色から淡灰色のものが得られるが、黄色味
を帯びたいわゆるハンター色度図でいうb値の高い色調
である。
しかるに、建材分野においては、近年、黄色味の強い色
調は好まれなくなり、これに代る色調として、所要の範
囲において明度が高めで、わずかに青味を帯びた( b
 tiの低い)色調が要求されている。現在のところ、
黄色味を抑えたAJZ−3t合金としては特開昭58−
224144号公報に提案されているが、上記の合金の
色調は均質化処理によって決定されており、また、色調
が安定せず、電解処理条件により色ムラが生じてしまう
そこで、本発明者は、黄色味を抑え、色調が安定し、か
っ色ムラがない陽極酸化皮膜を形成し得る。1合金(特
願昭63−36125号、明度はL値65〜80)や、
上記特性に加え押出材の表面性状に優れたA42合金(
特願昭63−107052号、明度はL値75以上)を
提案している。
これらの合金によれば、青味を帯びた高明度の均一な灰
色発色が得られる。
[発明が解決しようとする課題] しかし、近時の建材等の分野においては、明度がL値7
0〜75の範囲のものが要望され始めており、上記合金
は明度がやや高く、かかる要望に必ずしもこたえること
ができない。
また、上記合金は、青味を出すためにFeを含有させて
おり、このFeは押出性、耐食性、機械的性質に悪い影
響を与えている。
本発明は、色調が明るく(明度がL値70〜75の範囲
)、わずかに青味を帯び、かつ、強度の高い灰色自然発
色アルミニウム合金を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の要旨は、Si:0.2%以上0.6%以下(重
量%、以下同じ)、Mg:0.25%以上0.6%以下
、Ni:0.3%以上1.0%未満を含有し、残部Aλ
及び不可避的不純物からなることを特徴とする灰色自然
発色アルミニウム合金に存在する。
[作 用] 以下に本発明の作用を本発明をなすに際して得た知見と
ともに説明する。
本発明者は、明度を70〜75の範囲とするために鋭意
研究を重ねたところ、Al1−3i系合金においてNi
が適度の明度を与え得ることを発見した。さらに研究を
重ねたところ、Al1−3i系合金においてNiは、青
味を加えるための発色元素としての作用をも有しており
、しかも耐食性、押出性を高め、かつ、強度も高め得る
ことを知見した0本発明はかかる知見に基づいてなされ
たものである。
以下に成分限定理由を説明する。
(Si:0.2%以上0.6%以下) 0.2%未満とした場合、安定した灰色発色を示さず、
色ムラが生じるばかりか、建材としての十分な強度が得
られない。また、0.6%を超えると、皮膜が濃灰色と
なり、明るい色調が得られず、陽極酸化の前処理工程(
例えばソーダエツチング)においてスマットの発生が多
くなる。さらに、押出時の焼き付きの原因にもなる。
(Mg:0.25%以上0.6%以下)Mgは、0.2
5%未満では、時効処理によるMgzSiの析出硬化が
少なく、強度上建材に適さない。また、0.6%を超え
ると、所望の色調が失われ、押出性も低下する。
(Ni:0.3%以上1.0%以下) Niは、陽極酸化皮膜に青味を加えるために含有させる
。また、Feに代わりあるいはFeとともに明度を所望
の範囲(L値70〜75)とすることができる。しかし
、0.3%未満では、所望の、わずかに青味を帯びた皮
膜が得られない。また、1.0%以上では、押出性や耐
食性が悪くなり、かつ、生産コストの上昇につながる。
(Fe:0.5%以下) Feは青味をより一層高めたい場合に含有させるが、0
.5%を超えると、押出性が悪くなり、機械的性質、耐
食性の低下をまねく。
なお、上記の成分以外に、鋳塊組織の微細化のため、0
.1%以下の範囲で、Tiを添加してもよい。
本合金は、押出の時には、530℃未満の温度で均質化
処理を施し、押出の温度を470〜530℃とすること
によフて建材として十分なm械的性質が得られる。
また、発色陽極酸化処理を、通常の硫酸浴を用いて、電
流密度が1.OA/dm’ 〜3.OA/ddの範囲で
行えば、色ムラのない均一な灰色自然発色皮膜が得られ
る。
[実施例] 表1に示す成分のAfL合金鋳塊(φ155mm)を造
塊し、475℃X6Hrの均質化処理を行い、押出温度
520℃で押出した後、190℃x2Hrの時効処理(
T5)を行った。
なお、表1においてNo、1〜N084は発明合金、N
o、5〜No、7は比較合金、N098は従来合金(6
063)である。
上記の押出工程における押出性を調べたところ、発明合
金(No、1〜No、4)は、いずれもダイライン、ピ
ックアップが少なく、また、押出時の変形抵抗も小ざか
フた。
おのおのの合金を15%硫酸浴(20℃)で、I A/
drtl”X 50分の陽極酸化処理を施し、色調等を
調査したところ、発明合金(No、1〜No、4)は、
明度はいずれも70〜75の範囲と所望の範囲であった
。また、わずかに青味を帯びた所望の色調の灰色自然発
色皮膜を有していた。特にFeを含有させたNo、1.
No、2は、No、3.No、4に比べても青味が一層
深かった。
また、塩水噴露試験により耐食性を調べたところ、発明
合金は、比較合金、従来合金に比べ耐食性は向上してい
た。
[発明の効果] 本発明によれば、青味を帯びた灰色自然発色が得られ、
また、従来の合金より押出性が向上するとともに、機械
的強度も著しく向上し、ざらに、需要者の要求に適合す
る適度な明度を持つ灰色自然発色合金が得られるように
なる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Si:0.2%以上0.6%以下(重量%、以下
    同じ)、Mg:0.25%以上0.6%以下、Ni:0
    .3%以上1.0%未満を含有し、残部Al及び不可避
    的不純物からなることを特徴とする灰色自然発色アルミ
    ニウム合金。
  2. (2)Fe:0.5%以下を含有することを特徴とする
    請求項1記載の灰色自然発色アルミニウム合金。
JP28026888A 1988-11-08 1988-11-08 灰色自然色アルミニウム合金 Pending JPH02129335A (ja)

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JP28026888A JPH02129335A (ja) 1988-11-08 1988-11-08 灰色自然色アルミニウム合金

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04218636A (ja) * 1990-04-06 1992-08-10 Nippon Light Metal Co Ltd 着色酸化皮膜形成用アルミニウム合金展伸材及びその製造方法
WO2017115801A1 (ja) * 2015-12-28 2017-07-06 日本軽金属株式会社 導電線用アルミニウム合金、導電線及びワイヤーハーネスの製造方法

Cited By (3)

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