JPH0212924B2 - - Google Patents

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JPH0212924B2
JPH0212924B2 JP12138187A JP12138187A JPH0212924B2 JP H0212924 B2 JPH0212924 B2 JP H0212924B2 JP 12138187 A JP12138187 A JP 12138187A JP 12138187 A JP12138187 A JP 12138187A JP H0212924 B2 JPH0212924 B2 JP H0212924B2
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JP
Japan
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weight
cosmetic
phospholipid
viscosity
pigment
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JP12138187A
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Kazuhisa Kirita
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は新規なアイメイクアツプ液体化粧料に
関するものである。さらに詳しくいえば、本発明
は、特にペン型化粧具用として好適な、優れた描
線が得られ、かつ塗布性能及び使用特性に優れる
上に、粘度が中程度で良好な顔料分散安定性を有
するアイメイクアツプ液体化粧料に関するもので
ある。 従来の技術 従来、アイライナー、アイブロー、アイシヤド
ー、マスカラなどのアイメイク化粧品の使用様式
としては、例えば高粘度の液体化粧料を容器に内
蔵し、該化粧料を刷毛に含ませたのち、筆ならし
を行つて描くボトルタイプ、低粘度の液体化粧料
を容器に内蔵し、誘導芯の毛細管力で該化粧料
を、スポンジなどから成る先端ペン芯部に導出さ
せるペンタイプ、固形化粧料を芯としたペンシル
タイプ、あるいは粉末化粧料を刷毛やスポンジな
どで塗布するタイプなどが知られている。 しかしながら、前記のボトルタイプにおいて
は、内容物が高粘度であるために、描線がかすれ
やすく、使用中にたびたび液を付けなおす必要が
あり、かつ両手を使つた動作を行わなければなら
ないなど、簡便性の点で必ずしも満足しうるもの
ではなく、一方、ペンタイプにおいては、該ボト
ルタイプのような使用上の不便さはないものの、
低粘度の化粧料を用いるために、皮膚のしわに該
化粧料が滲みまた、低粘度を実現させるために、
化粧料に耐水性などを付与することがむずかしい
などの欠点を有している。 さらに、粉末タイプやペンシルタイプは、前記
のボトルタイプに類似した欠点を有する上に、特
にペンシルタイプでは、先端が固くて、目を傷付
けるおそれがあるなどの欠点も有している。 発明が解決しようとする問題点 本発明は、このような事情のもとで、ペン型化
粧具用として好適な、優れた描線が得られ、かつ
塗布性能、使用特性及び顔料分散安定性に優れた
アイメイクアツプ液体化粧料を提供することを目
的としてなされたものである。 問題点を解決するための手段 本発明者らは、ペン型化粧具用の優れたアイメ
イクアツプ液体化粧料を開発するために鋭意研究
を重ねた結果、無機顔料を含有する水性分散液
に、分散剤として、特定量のリン脂質及びノニオ
ン性界面活性剤を添加し、さらに所望に応じて特
定量の高沸点油質を添加し、かつその粘度を所定
の範囲に調整することにより、その目的を達成し
うることを見い出し、この知見に基づいて本発明
を完成するに至つた。 すなわち、本発明は、無機顔料を含有する水性
分散液に、(A)該顔料の重量に基づき0.5〜50重量
%の範囲の量の大豆リン脂質、卵黄リン脂質及び
これらの水添物の中から選ばれた少なくとも1種
のリン脂質、(B)該リン脂質の重量に基づき0.25〜
6.0重量倍の範囲の量のノニオン性界面活性剤及
び所望に応じ(C)式 0.5≦W/A×D/100≦2.0 …() (式中のWは高沸点油質の配合量〔g〕、Aは
顔料粒子の全表面積〔m2〕、Dは高沸点油質の密
度〔g/cm3〕である) の関係を満たす量の高沸点油質を含有させたこと
を特徴とする、温度25℃における粘度が3〜
300cpsの範囲にある液体化粧料を提供するもので
ある。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明の液体化粧料はペン型化粧具に好適に用
いられ、このペン型化粧具としては、例えばペイ
ントマーカーなどのペン芯押圧によるバルブ開放
型、ピストン移動によるインク供給型、毛細管力
によるインク導出型など、種々のタイプのものを
挙げることがでできる。また、ペン先の種類につ
いては特に制限はなく、例えばスポンジ芯、合成
樹脂や獣毛の刷毛、スライバー芯など、該液体化
粧料を含浸しうるものであれば任意のものを用い
ることができる。 このようなペン型化粧具に用い、良好な描線、
塗布性能、使用特性を得るためには、該液体化粧
料の粘度は温度25℃において3〜300cpsの範囲に
あることが必要である。 本発明の液体化粧料において、無機顔料を含有
する水性分散液に用いられる水性媒体としては、
水又は水と水溶性有機溶剤との混合物が挙げられ
る。水溶性有機溶剤としては、皮膚に対する刺激
性がほとんどなく、かつ人体に対して安全性の高
いものが用いられる。このような水溶性有機溶剤
としては、例えばエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、グリセリンのような多価アルコー
ルなどが好ましい。 また、無機顔料は総じて比重が大きく、かつ前
記粘度範囲において分散安定性がよくて、沈降分
離しにくい上に、耐水性や乾燥性などアイメイク
アツプ化粧料に必要な性質を付与するものが用い
られ、このようなものとしては、例えば雲母チタ
ン、黄酸化鉄、オキシ塩化ビスマス、黒酸化鉄、
酸化クロム、群青、紺青、酸化亜鉛、酸化アルミ
ニウム、二酸化ケイ素、酸化チタン、酸化マグネ
シウム、水酸化クロム、炭酸カルシウム、炭酸マ
グネシウム、チタンイエロー、べんがらなどが挙
げられ、これらはそれぞれ単独で用いてもよい
し、2種以上を組み合わせて用いてもよい。これ
らの無機顔料は、通常液体化粧料の重量に基づ
き、0.1〜40重量%の範囲で用いられる。 本発明の液体化粧料においては、前記無機顔料
粒子の分散剤として、リン脂質及びノニオン性界
面活性剤が用いられる。従来の化粧料において
は、顔料粒子の分散安定性が悪く、化粧料容器に
かきまぜ用のボールを入れておいて使用前に振り
まぜ、沈降分離した顔料を再び分散させたのち、
用いるといつた方法が一般にとられているが、便
用方法が煩雑である上に、もし、このような操作
を忘れた場合には、液体化粧料としての特性をそ
こなうおそれがあつた。このような問題を解決す
る方法として、該化粧料に構造粘性を付与し、顔
料の沈降分離を抑制する方法が考えられるが、こ
の方法では粘度が上昇しすぎて、ペン型化粧具に
適合しないものになる。 本発明の液体化粧料は、分散剤としてリン脂質
とノニオン性界面活性剤とを併用することによ
り、粘度をあまり上昇させることなく、前記の粘
度範囲を保持したまま、顔料の分散安定性を極め
て良好にしたものである。該リン脂質は、皮膚に
対する刺激性がほとんどなく、かつ人体に対する
安全性が極めて高いものであつて、該顔料粒子の
表面を親油性にするために使用される。 このリン脂質は、大豆リン脂質、卵黄リン脂質
又はこれらの水素添加生成物であり、ホスフアチ
ジルコリンやホスフアチジルエタノールアミンを
主成分とするものであり、これらの主成分を10〜
100重量%の範囲で含有する大豆リン脂質が好適
に用いられる。その配合量は、前記の無機顔料の
重量に基づき、0.5〜50重量%の範囲で選ぶ必要
がある。この量が0.5重量%未満では顔料粒子の
分散安定性が悪く、また、50重量%を超えると粘
度が高くなりすぎ、かつ所望に応じて添加される
防腐剤の効果が十分に発揮されなくなる。 一方、ノニオン性界面活性剤は、このようにし
て表面が親油化された顔料粒子を水性媒体中に分
散させる効果を有している。このノニオン性界面
活性剤は、皮膚に対する刺激性がほとんどなく、
かつ人体に対する安全性の高いものが用いられ、
このようなものとしては、例えば炭素数が13〜23
の飽和又は不飽和脂肪酸のポリグリセリン(グリ
セリンモル数4〜8)エステル、炭素数12〜22の
飽和又は不飽和アルキル基を有し、かつエチレン
オキシドの付加モル数が8〜50であるポリオキシ
エチレン(以下POEと略記する)アルキルエー
テル、炭素数13〜23の飽和又は不飽和脂肪酸残基
を有し、かつエチレンオキシド付加モル数が6〜
20であるPOEソルビタン脂肪酸エステル、炭素
数13〜23の飽和又は不飽和脂肪酸残基あるいは植
物油脂肪酸残基を有し、かつエチレンオキシド付
加モル数が5〜50であるPOEグリセリン脂肪酸
エステル、エチレンオキシド付加モル数が5〜50
であるPOEフイストステロール又はPOEフイス
トスタノール、炭素数12〜22の飽和又は不飽和ア
ルキル基を有し、かつエチレンオキシド付加モル
数が1〜50で、プロピレンオキシドの付加モル数
が1〜50であるPOE・POP(ポリオキシプロピレ
ン)ブロツクコポリマー、炭素数8〜9のアルキ
ル基を有し、かつエチレンオキシド付加モル数が
6〜50であるPOEアルキルフエニルエーテル、
エチレンオキシドの付加モル数が8〜100である
POEヒマシ油、エチレンオキシドの付加モル数
が8〜100であるPOE硬化ヒマシ油などが挙げら
れる。 これらのノニオン性界面活性剤は、それぞれ単
独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用
いてもよく、また、その配合量は、前記リン脂質
の重量に基づき、0.25〜6.0重量倍の範囲で選ぶ
必要がある。この量が0.25重量倍未満では顔料粒
子の分散安定性が悪く、一方6.0重量倍を超える
と耐水性が低下する。 本発明の液体化粧料においては、所望に応じ、
高沸点油質を含有させることができる。この高沸
点油質は、リン脂質層とノニオン性界面活性剤層
との層間に、該油質の層を形成することにより、
無機顔料粒子の見かけ比重を低下させ、かつ皮膚
上に形成される塗膜の耐水性を向上させる作用を
有している。このような高沸点油質としては、例
えばヒマシ油などの油脂類、カルナウバロウなど
のロウ類、流動パラフインなどの炭化水素系ワツ
クス類などが挙げられ、これらは1種用いてもよ
いし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。 前記高沸点油質の配合量は、使用する無機顔料
粒子の全表面積によつて定められ、式 0.5≦W/A×D/100≦2.0 …() の関係を満たすことが必要である。ここで、Wは
高沸点油質の配合量〔g〕、Aは顔料粒子の全表
面積〔m2〕で、顔料粒子の比表面積〔m2/g〕×
顔料配合量〔g〕の値である。Dは高沸点油質の
密度〔g/cm3〕である。該Wの値が2.0を超える
と顔料の分散安定性が低下する上に、穂先の化粧
料が乾燥すると、該高沸点油質は本来水と相溶性
がないために、液を補充しても穂先が固まつたま
まであるなどの問題が生じる。一方、該Wの値が
0.5未満では、穂先の乾燥復元性は良好であるも
のの、該高沸点油質を添加する効果が十分に発揮
されない。 本発明の液体化粧料には、前記成分の他に、粘
度調整、顔料沈降防止、固着性、耐水性、耐油
性、耐汗性、乾燥性、防腐性などを付与する目的
で用いられる添加剤で、分散系に支障をもたらさ
ないものであれば、任意のものを所望に応じ配合
することができる。ただし、該液体化粧料の粘度
が3〜300cpsの範囲にあるように配合を調整する
ことが必要である。 次に、本発明の液体化粧料の好適な製造方法の
例について説明する。高沸点油質を配合しない場
合は、例えば大豆リン脂質、無機顔料、水性媒
体、ノニオン性界面活性剤の順に配合し、適当な
かきまぜ機によりかきまぜて混合したのち、これ
に、所望に応じて用いられる各種添加剤を加え、
かきまぜて均質な液体化粧料を製造する方法、大
豆リン脂質、顔料、水性媒体を適当なかきまぜ機
により、かきまぜて混合したのち、これにノニオ
ン性界面活性剤を加えてかきまぜ、次いで所望に
応じて用いられる各種添加剤を加え、かきまぜて
均質な液体化粧料を製造する方法などを用いるこ
とができるが、後者の方法は、顔料表面が親油化
され、凝集をひき起こしやすいので、連続式サン
ドミルなどには不適当である。 一方、高沸点油質を配合する場合は、例えばデ
イゾルバーなどのかきまぜ機を用い、水性媒体の
約半分と、大豆リン脂質、顔料を十分にかきまぜ
たのち、これに、あらかじめ溶融しておいた高沸
点油質を加えてかきまぜ、次いでノニオン性界面
活性剤を残りの水性媒体にあらかじめ溶解させて
おいたものを加えてかきまぜ、最後に所望に応じ
用いられる各種添加剤を加え、かきまぜて均質な
液体化粧料を製造する方法、あるいは、大豆リン
脂質、ノニオン性界面活性剤、水性媒体を混合し
てかきまぜたものに、あらかじめ溶融しておいた
高沸点油質を加え、エマルジヨンを作成し、次い
で顔料と共にボールミルで十分に混合して、均質
な液体化粧料を製造する方法などを用いることが
できる。 発明の効果 本発明のアイメイクアツプ液体化粧料は、優れ
た描線が得られ、かつ塗布性能及び使用特性に優
れる上に、粘度が中程度で良好な顔料分散安定性
を有するなど、優れた特性を有し、特にペン型化
粧具に好適に用いられる。 実施例 次に実施例により本発明をさらに詳細に説明す
るが、本発明はこれらの例によつてなんら限定さ
れるものではない。 なお、得られた液体化粧料の特性は、次に示す
方法に従つて求めた。 (1) 分散安定性 共栓付き10c.c.メスシリンダーに、試料10c.c.を加
え、25℃にて1週間放置し、固液分離の状態を観
察し、次の基準に従つて評価した。 ◎:沈降分離がほとんどない。 〇:上澄が1c.c.未満である。 △:上澄が1c.c.以上3c.c.未満である。 ×:上澄が3c.c.以上4c.c.未満である。 〓:上澄が4c.c.以上である。 (2) 化粧料吐出性 外径0.8mm、内径0.45mmの化粧料導入管を有し、
いたち毛から成る外径2mmの穂先を装着したペン
型化粧具に、試料を充てんし、化粧料繰り出しに
よる化粧料吐出性を次の基準に従つて評価した。 〇:化粧料が穂先全体にいきわたるように吐
出される。 △:化粧料が穂先全体にいきわたるように吐
出されるが、ややおそい。 ×:化粧料が先軸側部から吐出され、穂先全
体にインクがいきわたらない。 〓:化粧料が吐出されない。 (3) 全体的な使用感 前記(2)と同様のペン型化粧具に試料を充てん
し、手甲に塗布して次の基準に従い、感応評価を
行つた。 〇:テイツシユペーパーなどによる簡単な筆
ならしで、線が描け、付着や伸びがよい。 △:入念な筆ならしが必要であり、付着や伸
びもやや劣る。 ×:入念な筆ならしが必要である上に、かす
れることがある。 〓:ほとんど描けない。 (4) 穂先の乾燥性 (2)と同様のペン型化粧具に試料を充てんし、化
粧料を吐出させて手甲に塗布したのち、キヤツプ
を装置し、50℃、dryで1週間放置後、穂先の状
態を観察した。さらに化粧料を吐出させ、キヤツ
プを装着し、25℃、湿度65%の条件下で12時間放
置したのち、キヤツプをとり、穂先の状態を観察
し、以下の基準に従つて評価した。 ◎:50℃で1週間放置後も穂先は乾燥してお
らず、良好な塗布性能を保持している。 〇:50℃で1週間放置後は穂先は乾燥してい
るが、化粧料を吐出し、12時間放置後は穂
先は復元し、毛のバラケもなく、良好な塗
布状態である。 △:50℃で1週間放置後は穂先は乾燥してお
り、化粧料を吐出し、12時間放置後でも穂
先はバラケないが、テイシユペーパーなど
で、穂先をぬぐつてやれば、◎の状態に復
元する。 ×:テイシユペーパーなどでぬぐつても、穂
先がバラケず、復元しない。 (5) 使用テスト 予備知識のないモニター50名に、ペン型化粧具
の簡単な使用方法と、「使用前に本体を振り、内
部のインクをかくはんしてから使用すること」を
説明し、2週間毎日1回の使用テストを行つた。
このときのクレーム発生件数を次のように分類
し、その件数を集計した。 クレーム分類 (イ) 化粧料を吐出したら、うすい液が出てしまつ
た。 (ロ) 穂先から化粧料が出る際に、穂先全体に液が
出てこないので、筆ならしを入念しなければな
らず、面倒である (ハ) 穂先が固まつてしまい、塗りにくい。 (ニ) 化粧料を吐出する前は、穂先が乾き気味であ
る(化粧料を出すと問題はない) (ホ) その他 実施例 1 (1) 黒色酸化鉄 15.0重量% (2) 大豆リン脂質 1.0 〃 (3) POE(20)ステアリルエーテル 1.0 〃 (4) プロピレングリコール 5.0 〃 (5) アクリル酸エステル共重合体エマルジヨン
(アクリル酸エステル50重量%) 15.0 〃 (6) p―オキシ安息香酸メチル 0.15 〃 (7) p―オキシ安息香酸プロピル 0.15 〃 (8) 精製水 62.0 〃 (9) ポリビニルアルコール 0.7 〃 (重合度1000) 100.0 〃 前記配合のうち、(1)、(2)、(3)及び精製水のうち
30%を混合し、ボールミルにて10時間かきまぜた
のち、残りの成分を加えて30分間かきまぜ、黒色
アイライナー液を調製した。このアイライナーの
粘度は25℃で50cpsであり、PHは7.1であつた。 この黒色アイライナーの各特性を評価し、その
結果を第1表に示した。 実施例 2 (1) 黒色酸化鉄 1.5重量% (2) べんがら 12.0 〃 (3) 大豆リン脂質 1.4 〃 (4) POE(20)ステアリルエーテル 1.0 〃 (5) プロピレングリコール 5.0 〃 (6) アクリル酸エステル共重合体エマルジヨン
(アクリル酸エステル50重量%) 15.0 〃 (7) p―オキシ安息香酸メチル 0.15 〃 (8) p―オキシ安息香酸プロピル 0.15 〃 (9) 精製水 62.8 〃 (10) ヒドロキシエチルセルロース 1.0 〃 (重合度3000) 100.0 〃 実施例1と同様にして、前記組成の茶色アイラ
イナー液を調製し、特性を評価した。その結果を
第1表に示す。また、このものの粘度は25℃で
250cpsであり、PHは7.0であつた。 比較例 1 実施例1における大豆リン脂質の代りに、オレイ
ン酸を用いた以外は実施例1と同様にして、黒色
アイライナー液を調製し、特性を求めた。その結
果を第1表に示す。また、このものの粘度は25℃
で100cpsであり、PHは6.7であつた。 比較例 2 (1) 黒色酸化鉄 1.5重量% (2) べんがら 12.0 〃 (3) キヤンデリラロウ 3.0 〃 (4) POE(20)ステアリルエーテル 1.0 〃 (5) プロピレングリコール 5.0 〃 (6) アクリル酸エステル共重合体エマルジヨン
(アクリル酸エステル50重量%) 15.0 〃 (7) p―オキシ安息香酸メチル 0.15 〃 (8) p―オキシ安息香酸プロピル 0.15 〃 (9) 精製水 60.2 〃 (10) ヒドロキシエチルセルロース 2.0 〃 (重合度3000) 100.0 〃 前記配合のうち、(1)、(2)、(3)を三本ロールでよ
く混練したのち、(4)、(9)、(10)を加えて、ボールミ
ルで10時間かきまぜ、次いで残りの成分を加え、
ボールミルで30分間かきまぜて茶色アイライナー
を調製し、特性を評価した。その結果を第1表に
示す。また、このものの粘度は25℃で830cpsであ
り、PHは7.4であつた。
【表】 実施例 3 (1) 黒色酸化鉄(比表面積6.2m2/g)
15.0重量% (2) 大豆リン脂質 1.0 〃 (3) キヤンデリラロウ(密度0.983g/cm3
0.9 〃 (4) POE(20)ステアリルエーテル 1.0 〃 (5) プロピレングリコール 5.0 〃 (6) アクリルエステル共重合体エマルジヨン(ア
クリル酸エステル50重量%) 15.0 〃 (7) p―オキシ安息香酸メチル 0.15 〃 (8) p―オキシ安息香酸プロピル 0.15 〃 (9) 精製水 61.1 〃 (10) ポリビニルアルコール 0.7 〃 (重合度1000) 100.0 〃 前記配合のうち、(1)、(2)、(3)、(4)、及び水の30
%を混合し、ボールミルにて10時間かきまぜたの
ち、残りの成分を加え、30分間かきまぜて黒色ア
イライナー液を調製し、特性を求めた。その結果
を第2表に示す。また、このものの25℃の粘度は
73cpsであり、PHは7.3であつた。 実施例 4 (1) 黒色酸化鉄(比表面積6.2m2/g) 1.5重量% (2) べんがら(比表面積4.9m2/g)12.0 〃 (3) 大豆リン脂質 1.4 〃 (4) ミツロウ(密度0.962g/cm3) 0.7 〃 (5) POEステアリルエーテル 1.2 〃 (6) プロピレングリコール 4.5 〃 (7) アクリル酸エステル共重合体エマルジヨン
(アクリル酸エステル50重量%) 15.0 〃 (8) p―オキシ安息香酸メチル 0.15 〃 (9) p―オキシ安息香酸プロピル 0.15 〃 (10) 精製水 62.7 〃 (11) ヒドロキシエチルセルロース 0.7 〃 (重合度3000) 100.0 〃 実施例3と同様にて、前記組成の茶色アイライ
ナー液を調製し、物性を評価した。その結果を第
2表に示す。また、このものの粘度は25℃で
229cpsであり、PHは7.1であつた。 比較例 3 実施例3において、キヤンデリラロウを用い
ず、かつ精製水の量を62.0重量%とした以外は、
実施例3と同様にして黒色アイライナー液を調製
し、特性を評価した。その結果を第2表に示す。
また、このものの粘度は25℃で50cpsであり、PH
は7.1であつた。 比較例 4 実施例3において、キヤンデリラロウの配合量
を2.4重量%とし、かつ精製水の量を59.6重量%
とした以外は、実施例3と同様にして黒色アイラ
イナー液を調製し、物性を評価した。その結果を
第2表に示す。また、このものの粘度は25℃で
232cpsであり、PHは7.2であつた。
【表】 第1表及び第2表から明らかなように、本発明
の液体化粧料は、分散安定性化粧料吐出性に優れ
ており、したがつて、容器の構造上機密性のよい
ものであれば、少なくとも1週間以内の再使用で
は、ボールかくはんの操作なしに良好な使用感が
得られる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 無機顔料を含有する水性分散液に、(A)該顔料
    の重量に基づき0.5〜50重量%の範囲の量の大豆
    リン脂質、卵黄リン脂質及びこれらの水添物の中
    から選ばれた少なくとも1種のリン脂質、及び(B)
    該リン脂質の重量に基づき0.25〜6.0重量倍の範
    囲の量のノニオン性界面活性剤を含有させたこと
    を特徴とする、温度25℃における粘度が3〜
    300cpsの範囲にある液体化粧料。 2 無機顔料を含有する水性分散液に、(A)該顔料
    の重量に基づき0.5〜50重量%の範囲の量の大豆
    リン脂質、卵黄リン脂質及びこれらの水添物の中
    から選ばれた少なくとも1種のリン脂質、(B)該リ
    ン脂質の重量に基づき0.25〜6.0重量倍の範囲の
    量のノニオン性界面活性剤及び(C)式 0.5≦W/A×D/100≦2.0 (式中のWは高沸点油質の配合量〔g〕、Aは
    顔料粒子の全表面積〔m2〕、Dは高沸点油質の密
    度〔g/cm3〕である) の関係を満たす量の高沸点油質を含有させたこと
    を特徴とする、温度25℃における粘度が3〜
    300cpsの範囲にある液体化粧料。
JP12138187A 1987-05-20 1987-05-20 液体化粧料 Granted JPS63287712A (ja)

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JP12138187A JPS63287712A (ja) 1987-05-20 1987-05-20 液体化粧料

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JPH0212924B2 true JPH0212924B2 (ja) 1990-03-30

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