JPH0212915B2 - - Google Patents

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JPH0212915B2
JPH0212915B2 JP20428186A JP20428186A JPH0212915B2 JP H0212915 B2 JPH0212915 B2 JP H0212915B2 JP 20428186 A JP20428186 A JP 20428186A JP 20428186 A JP20428186 A JP 20428186A JP H0212915 B2 JPH0212915 B2 JP H0212915B2
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JP
Japan
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strength
weight
curing
lightweight concrete
concrete
Prior art date
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JP20428186A
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JPS6360180A (ja
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Kyomitsu Eto
Mitsuo Suda
Ryokichi Saito
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ONODA ALC KK
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ONODA ALC KK
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Description

【発明の詳細な説明】
イ 発明の技術分野 この発明は、初期硬化を著しく促進して初期強
度の発現を早め、成形時間を短縮し、かつオート
クレーブ養生後の強度が優れた軽量コンクリート
の製造方法に関するものである。 ロ 従来の技術 従来から一般に、コンクリート製品の製造コス
トは、その生産性が製品の製造コストに大きく影
響している。その生産性を向上する方法の一つと
して、打設コンクリートの場合は以前から早期脱
型が考えられていた。 この目的のために提案されている代表的な技術
として、次の2つがある。 例 1 アルミナセメントと水酸化カルシウムよりなる
硬化促進剤を用いる方法。 例 2 コンクリートの養生を工夫し、部材全体を強制
的に拘束した状態で加熱養生をする方法。 このように種々の早期強度を確保することに関
する研究がなされ提案されているが、未だにこれ
らを解決する良い方法がないのが現状である。 ハ 発明が解決しようとする問題点 上記のように、打設コンクリートにおいて、早
期脱型の目的で行われている前述の従来例1の方
法では、初期硬化を促進し成型時間を短縮する目
的で硬化促進剤を多量に添加しようとすると、逆
にオートクレーブ養生後の強度を確保することが
できず、自ずと硬化促進剤の使用量を制限せざる
を得ず、従つて初期強度が十分でない欠点があ
る。 又従来例2の方法は、型枠で軽量コンクリート
の膨張自体を強制的に拘束するために型枠を極め
て強固なものにしなければならず、型枠の剛性上
の点で経済的にその大きさを制限される欠点があ
る。 このように早期強度の確保に対する種々の提案
がなされているが、何れも急硬性が不十分であつ
たり、その急硬性を確保するためにオートクレー
ブ養生後の強度が損なわれているのが現状であ
る。 尚従来例2については、実ラインでの実施が、
その経済的見地から採用できないのが実情であ
る。 従つて本発明は、軽量コンクリートの打設後、
短時間で十分な初期強度の発現を可能にして早期
脱型を行い、かつオートクレーブ養生後の強度を
損なうことのない硬化促進を問題点として取り上
げ、この問題を解決する硬化促進剤の発明とその
硬化促進剤を使用した軽量コンクリートの製造方
法を目的とした。 ニ 問題点を解決するための手段 本発明者らは、軽量コンクリート成型時におけ
る早期脱型は、生産性を向上させるために不可決
の要因であり、又型枠成型の場合には型枠に要す
る多額の費用の節約になるため、前述のような欠
点をなくすべく鋭意研究を行つた結果、〓焼ミヨ
ウバン石と消石灰、カ性アルカリ及び亜硝酸塩よ
りなるポルトランドセメント等の水硬性物質に対
する新たな硬化促進剤を検出し、本発明に至つた
ものである。 即ち、〓焼ミヨウバン石と消石灰、カ性アルカ
リ及び亜硝酸塩よりなる硬化促進剤を用いてポル
トランドセメント等の水硬性物質と混練成形する
ことによつて10分以上の任意の時間に脱型するこ
とが可能であり、脱型後オートクレーブ養生
(180℃、5時間)によつて起きる水熱反応によ
り、ケイ酸カルシユウム水和物を主とする物質を
生成するので、長期強度を損なうことのない高強
度な軽量コンクリート製品を製造することができ
ることを見い出した。 即ち、本発明は、ポルトランドセメントを主体
とする軽量コンクリートの原料に硬化促進剤とし
て、〓焼ミヨウバン石50〜80重量%、消石灰10〜
40重量%、カ性アルカリ1〜5重量%及び亜硝酸
塩3〜20重量%よりなる硬化促進剤を水硬性物質
に対して5〜70重量%、好ましくは、10〜60重量
%用いることによつて、目的とする早期脱型を可
能とし、かつオートクレーブ養生後の強度も損な
うことがない軽量コンクリートの製造方法に関す
るものである。つまり、ここに添加する硬化促進
剤の量が、5重量%未満では、脱型に必要な強度
が発現されず、また70重量%以上では、経済的に
好ましくないのである。 〓焼ミヨウバン石は、例えばわが国において産
出するカリミヨウバン石とソーダミヨウバン石が
混合したカリ・ソーダミヨウバン石を600〜700℃
程度に〓焼したものを、所定の粉末度(BL'値
4000cm2/g程度)に粉砕したものである。本発明
においては、〓焼ミヨウバン石と消石灰、カ性ア
ルカリ及び亜硝酸塩との相乗的な効果によりセメ
ントの凝結硬化時間を大幅に短縮し、更にアルミ
ナセメントと水酸化カルシユームよりなる硬化促
進剤にみられる添加量の増加に伴うオートクレー
ブ養生後の強度の低下はみることがない。即ち、
図−1に示すように〓焼ミヨウバン石の場合は、
オートクレーブ養生後の強度を損なうことがな
く、添加量の増加にともなつて強度は増大する。 この発明の軽量コンクリートの製造において、
コンクリートの軽量化の手段として、軽量骨材、
例えば膨張頁岩の焼成による骨材、パーライト
(黒曜岩系、真球岩系)、〓焼ひる石、抗火石、そ
の他の天然軽石、ならびにALCの破砕物等が使
用できる。また発泡または起泡による軽量化手段
も有効に適用される。尚、軽量コンクリートの機
械的な強度を更に増大させるために鉱物質粉末
(例えばケイ石粉末、フライアツシユ、スラグ、
シリカフユーム、天然ボゾラン)や、鉱物質繊維
あるいは有機質繊維などを添加して用いることも
できる。もちろん種々の界面活性剤を用いること
もできる。又凝結調整剤として、その必要に応じ
てクエン酸塩、酒石酸塩等のオキシカルボン塩の
塩0.05〜0.2重量%を使用することができる。 ホ 発明の効果 本発明による軽量コンクリートは従来知られて
いる硬化促進剤を添加して製造した軽量コンクリ
ートに比べ、軽量コンクリートの脱型を著しく短
縮でき、しかもオートクレーブ養生後の強度の低
下もなく極めて優れた特徴を持つている。即ち、
硬化促進剤添加量とペースト強度のグラフが示す
ように、従来のアルミナセメントと水酸化カルシ
ユームよりなる硬化促進剤を添加した軽量コンク
リートは、脱型を早くしようとして硬化促進剤の
添加量を増加すると、オートクレーブ養生後の強
度に低下がみられるが、本発明の硬化促進剤を添
加した軽量コンクリートは、脱型強度を増加して
脱型を短縮するために硬化促進剤を増加した場合
でもオートクレーブ養生後の強度は増加し、低下
することは全くないのである。 これらの大きな特徴により、軽量コンクリート
の工場生産において、極めてその生産性を高める
ことが可能となり、しかも高強度の軽量コンクリ
ート部材を製造することを可能とした。 このことは土木建築分野などに寄与することが
極めて大である。 また〓焼ミヨウバン石、消石灰、カ性アルカ
リ、及び亜硝酸の混合割合を変えることで硬化時
間を任意時間に変更することができるので、生産
工程のコントロールをすることができる。 更に、型枠を用いる生産方式の場合は、早期脱
型ができないために生ずる種々の問題を解決し原
価低減に貢献するところ甚だ大である。 ヘ 実施例 実施例 1 先ずフオーミツクスC−(ハマノ工業製)原
料を20倍希釈して、その液と空気を発泡機に送り
予め泡沫(泡密度80g/L)を作る。次に、早強
ポルトランドセメント280Kg/m3、ケイ石粉末100
Kg/cm3、硬化促進剤84Kg/m3、クエン酸ソーダ
100g/m3の混合物に水210Kg/m3を加え1分間撹
拌してセメントスラリーをつくり、これに、先に
作つた泡洙を気泡コンクリートの生嵩密度が0.72
Kg/m3になるように加え2分間撹拌して気泡コン
クリートを得た。 これを所定の型枠に注入し、約30分間、30℃の
室内にて養生した(この時の強度は、9Kg/cm2
示した)。その後、60℃で1時間の湿度養生を経
て脱型した(脱型強度は、15Kg/cm2を示した)。
その後直ちに183℃、10気圧で6時間のオートク
レーブ養生を行つた。このものの標乾嵩比重(水
分10%wt)は0.535、圧縮強度は75.5Kg/cm2であ
つた。但し、この時に使用した硬化促進剤の配合
は、〓焼ミヨウバン石70重量%、消石灰20重量
%、カ性ソーダ5重量%、及び亜硝酸ソーダ5重
量%である。 実施例 2 表−1に示す実施例配合と比較配合で軽量コン
クリートを作り、30分後の脱型強度と183℃、10
気圧のオートクレーブ養生後の強度を求めた。第
−2により明らかなように、実施例配合は何れも
著しい脱型強度とオートクレーブ養生後の強度を
示した。尚この時に使用した硬化促進剤は、〓焼
ミヨウバン石70重量%、消石灰20重量%、カ性ソ
ーダ3重量%、及び亜硝酸カルシウム7重量%よ
りなるものを使用した。
【表】
【表】 実施例 3 本発明の硬化促進剤は、軽量発泡コンクリー
ト、軽量気泡コンクリート、及びアルミナ粉末を
発泡起剤に使用した軽量発泡コンクリートなどに
も硬化促進剤として使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は硬化促進剤添加量とペースト強度(オ
ートクレーブ)との関係図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 オートクレーブ養生することによつて、ケイ
    酸カルシウム水和物を生成する水硬性物質に硬化
    促進剤を添加させて軽量コンクリートを製造する
    方法において、硬化促進剤として、〓焼ミヨウバ
    ン石を50〜85重量%、消石灰を10〜40重量%、カ
    性アルカリを1〜5重量%及び亜硝酸塩を3〜20
    重量%よりなる硬化促進剤を用い、当該硬化促進
    剤を水硬性物質に対して10〜60重量%添加するこ
    とを特徴とする軽量コンクリートの製造方法。
JP20428186A 1986-08-29 1986-08-29 軽量コンクリ−トの製造方法 Granted JPS6360180A (ja)

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JP20428186A JPS6360180A (ja) 1986-08-29 1986-08-29 軽量コンクリ−トの製造方法

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JPS6360180A JPS6360180A (ja) 1988-03-16
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US7811090B2 (en) 1996-05-08 2010-10-12 Gaumard Scientific Company, Inc. Interactive education system for teaching patient care
WO2017032412A1 (en) * 2015-08-26 2017-03-02 Siraso Ab Lightweight concrete and manufacturing method

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