JPH02128681A - 加工食品の原材料生地分割成型装置 - Google Patents

加工食品の原材料生地分割成型装置

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JPH02128681A
JPH02128681A JP63281477A JP28147788A JPH02128681A JP H02128681 A JPH02128681 A JP H02128681A JP 63281477 A JP63281477 A JP 63281477A JP 28147788 A JP28147788 A JP 28147788A JP H02128681 A JPH02128681 A JP H02128681A
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dough
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material dough
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は加工食品の製造過程において、特に加工した
原材料生地を一定の製品量目毎に分割して送り出し、又
は同時に成形する工程を行う際の原材料生地送り出し量
目を安定させる方法および装置に関するものである。
[従来の技術] 加工食品の製造工程において、所定の原材料を混練又は
混合し、所定の粘性ある半流動状態の生地となるまで加
工した後に、最終製品段階の量目毎に分割し、あるいは
同時にほぼ完成品の形に成形する工程がある。
般には、成形等の工程の後に加熱等の工程を経て最終製
品として完成させる。
ここで、特に食品製造工場等においては、従来手作業で
行なっていた上記の作業を機械で行なっていることが多
く、生地の状態から一定の製品量目毎に分割して送り出
し、又は同時に成形する工程を行う装置が導入されてい
る。
例えば、魚肉練製品の製造工程においては、魚肉等の原
材料を混練した後の生地の状態で、最終製品の形及び量
目に形成する装置が使用されており、この装置により成
型された半製品にその後所定の加熱等を行うことにより
、製品を完成させている。
般に、送り出し装置から原材料生地を送り出す際に、原
材料を排出する要因として重力及び圧力、又は押し出し
力等が考えられる。
ここで、生地状態における原材料には、その状態に至る
前段階の混練又は混合の際に、適正な水分及び空気等が
含太し、かつ、該行為により(例λば塩分による動物性
タンパク質の変性や、水分による植物性タンパク質の変
性により)原材料が粘性を有するものとなる。
このため、原材料生地は送り出し装置から重力のみでは
排出されず、所定の圧力又は押し出し力を必要とする。
ここで送り出された半製品の状態での量目は、送り出し
体積とその密度により定まることは明らかである。
すなわち、前記貯留室内における原材料生地の状態によ
り、生地の密度及び送り出し体積が変化するとの推測が
できる。
そこで、前記貯留室内の原材料生地の状態を種々の角度
(例えば圧力に加え、温度、粘度、水分その他の原材料
成分等)から611足し、その状態における送り出し量
目と比較検討した結果、前記原材料生地の圧力が一定の
場合には送り出し量目が一定であることが明らかになっ
た。
さらに、前記貯留室内での圧力の変化に伴う送り出し量
目の変化を測定し検討した結果、両r0.ll定値間に
所定の相関関係があることが明らかになった。
例えば、魚肉練製品のはんぺんの生地を、所定の形に成
型する装置においては、はんぺんの大きさに対する目標
量目値から上下のかなり広い範囲において、前記両側定
値に一次の相関関係があることが明らかになった。
[発明が解決しようとする課題] ところで、原材料生地の温度を変化させた場合には、装
置の設定条件を変化させない場合でも温度変化による貯
留室内の生地圧力に変化が生じるため、送り出し量目に
変化が生ずる。
また、送り出し装置に投入される生地は原材料の変質防
止のため冷却されているが、装置内おいて一定時間が経
過し、また例えば送りこみ装置等の影響で、装置内の生
地に温度変化が生じる。
特に、この温度変化の割合が装置の外的条件及び生地の
温度により異なるため、装置内の送り出し出口付近の生
地の温度が変化すると、やはり圧力に変化か生し送り出
し量目の変化を生じさせる場合がある。
このように温度変化の割合が変化して生地圧力に変化か
生し、結果として送り出し量目に変化が生した場合には
、生地温度又は生地圧力を強制的に修正変化させること
により、前記送り出し量目を調整する必要がある。
ところで、商品としての食品には、所定の品質と共に、
内容量としての量目が重要な要素として要求されている
。この場合、商品に表示した量目より多い場合には製造
コストの問題として、逆に少ない場合には不良品として
の問題となる。すなわち、表示した量目より多い場合に
は、その過剰分だけ材料が余分に必要となり製造コスト
に加算され、逆に少ない場合には商品とならない。
このため、完成した食品の量目の監視および調整は重要
な意味を持つ。
例えば食品工場等においては製造工程がすべてライン化
されている場合もあり、また機械作業による大量生産を
行なっているため、装置から送り出される量目の変化に
適時対応して迅速に修正する必要かある。
従来は送り出し正目の監視を装置から送り出された半製
品の計量により行なっていたので、装置の調整を行なう
間に装置の設定条件の変更調整及び送り出された半製品
の計量を繰り返し行ない所定の量目に再調整する必要が
あり、成形等の工程から送り出される半製品の製造が止
まるため、貫の全工程が一時的に中断することとなる。
ここで、装置内の原材料生地の圧力を変化させることは
機械的に迅速に行なうことができるが、生地の温度を迅
速に変化させることは容易ではない さらに、量目の監視のための人件費も製造コストに上乗
せされており、装置の調整を行なうために熟練した作業
員が必要となるという問題もあった。
そこで、本発明は、加工食品の製造工程のおける成形等
の工程において、原材料生地の送り出し量目の安定化が
可能な送り出し方法および装置を提供するとともに、原
材料生地の状態変化に適時対応して送り出し量目の調整
を行なうことができる送り出し方法および装置を提供す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的達成のため本発明の方法では、加工食品の製造
工程で混練又は混合された原材料の生地を所定量づつ送
り出すに際し、送り出し出口に通じる原材料生地貯留室
と、前記貯留室へ原材料生地を送り込む手段とを有する
装置を用い、前記貯留室内の送り出し出口付近の原材料
生地の温度を、予め設定された目標値に保持するように
前記貯留室内の生地に対する冷却媒体による冷却量を調
整することを特徴とする。
このように温度を保持した状態で、前記貯留室内の原材
料生地の圧力を検知して電気信号として取り出し、前記
圧力検出値が予め定められた設定値に保持されるように
前記圧力変化手段を制御することが望ましい。
ここで、これらの方法を実施するための本発明の装置は
、前記貯留室内の送り出し出口付近の原材料生地を冷却
媒体により冷却する手段と、前記冷却媒体による冷却因
を調整する手段と、前記出口付近の原材料生地の温度を
検出する手段と、その検出した温度を表示する手段とを
備えている。
さらに、前記貯留室内の原材料生地の圧力を検知する手
段と、該検知した圧力を表示する手段と、前記貯留室内
での原材料生地圧力を調整する手段とを備えたものもあ
る。
また、前記貯留室内の原材料生地の圧力を電気信号とし
て出力する圧力検知手段と、前記貯留室内の原材料生地
の圧力を調整する手段と、この圧力調整手段を外部から
入力される制御信号により作動させる駆動手段と、前記
検知手段からの検知出力信号と別の設定信号とを受けて
前記検知出力の大きさが前記設定信号の大きさに保たれ
るように前記駆動手段を制御する制御手段とを有するこ
とか好ましい。
[作 用] 本発明においては、原材料生地貯留室内の送り出し出口
付近の生地温度を予め設定された目標値に設定保持する
ように前記貯留室内の生地に対する冷却量を調整する事
を特徴としている。
上記のように、送り出し装置において、生地圧力が送り
出し量目を定める要因として重要な意義を持つことが明
らかになった。
ここで、生地圧力を変化させる要因は幾つか考えられる
か、生地の温度変化もその要因の一つである。
例えば、送り出し装置に没入される生地は原材料の変質
(例えばタンパク室の熱変性等)防止のため、通常は所
定の低温状態で投入される。
没入された生地は装置内において、所定の圧力に高めら
れ、送り出し出口付近にまで移動し、出口より送り出さ
れ半製品となる。
ここで、装置の外的条件(例えば気温)や、装置内への
生地の押し込み等における仕事量の影響から、没入時に
比べ出口付近の生地温度が上昇している場合がある。
この生地の温度変化二が一定であれは、出口付近の生地
温度も一定であるため、生地圧力に変化は生じないが、
外的条件の変化等により温度変化の割合が変わる場合が
あり、送り出し出口付近の生地温度が変わるため、送り
出し圧力に変化か生じる。
送り出される半製品の量目は、送り出し出口付近の生地
圧力の変化に伴ない変化する為、この圧力を調整する必
要がある。
本発明においては、所定の冷却手段により送り出し出口
付近の生地温度を一定に保つことにより、装置の外的条
件及び投入される生地の温度の変化に係らず、出口付近
の生地圧力を一定に保つことかできるので、貯留室内の
生地の温度変化に伴なう送り出し量目の変化か防止でき
る。
この方法を利用した本発明の装置は、送り出し出口付近
の原材料生地を冷却媒体により冷却する手段を備えたも
のであり、さらに温度変化を監視するために、その出口
付近の生地温度を検出して表示する手段と、温度変化に
対応して生地温度を調整する為に、前記冷却手段が冷却
量を調整する手段を備えたものである。
また、このように出口付近の原材料生地の温度を一定に
保持した状態で、貯留室内の生地の圧力を検知して電気
信号として取り出し、この圧力検出値が予め定められた
設定値に保持されるように圧力変化手段を制御すること
により、原材料の温度以外の変化に対応して生ずる生地
圧力の変化に適時対応して生地圧力を自動的に調整し、
送り出し量目を一定に安定させることかできる。
この場合、例えば加工食品製造工場等においては生地を
一度に大量に作成するため、一端作成した生地の温度以
外(例えば水分量など)の状態変化が生じにくいため、
生地温度を一定に保持した事により、生地圧力の変動が
少なくなり送り出し装置の調整の頻度も減少する。
このため、送り出し装置において貯留室内の原材料生地
の圧力を検知し表示する手段と、その圧力を変化させる
手段とを備えた装置であれは、生地の圧力変化に対応す
る送り出し量目変化に適時対応して生地圧力を調整し、
送り出し量目の調整をすることができる。
さらに、従来作業員の経験に伴なう感覚と手加減により
行なわれていた原材料生地送り出し装置の独々の設定条
件の変更並びに調整を自動化するために、原材料貯留室
内の生地圧力に着目し、貯留室内の圧力を調整する手段
と、その調整手段を作動させる駆動手段とを備えた送り
出し装置に、生地圧力を電気信号として出力する圧力検
知手段と、この検知信号と別の設定信号とを受けて前記
検知出力の大きさが前記設定信号の大きさに保たれるよ
うに前記駆動手段を制御する制御手段とを組合せ、それ
によって送り出し量目を自動的に一定に保持し、かつ設
定を調整することにより任意の量目に容易に調整できる
装置としである。
この場合に制御手段における設定値を圧力値として設定
してもよいが、所定の相関関係に基いてその圧力値に対
応する送り出し量目値として設定することもできる。
ここで、設定圧力値又は量目値を変化させれば自動的に
前記圧力が変化し、該設定した圧力値に対応する送り出
し量目または設定した量目値に対応する送り出し量目に
調整することができる。
逆に、前記設定値を固定しておけば、原材料の状態の変
化等にともない貯留室内の圧力に変化が生し、送り出し
量目が変化した場合であっても、この変化に対応して圧
力変化手段が制御されるため、貯留室内の圧力を自動的
に修正変化させることで調整することにより送り出し量
目の調整を行なう為、送り出し量目を自動的に一定に保
つことができる。
この装置では、通常圧力変化手段は作動していないが、
この変化手段を作動させることにより、又は原材料の状
態の変化により貯留室内の圧力が変化し、圧力検知手段
が出力する電気信号の大きさが変化する。
ここで、前記制御手段は前記駆動手段に対して所定の電
気信号を出力するものであり、この駆動手段はこの電気
信号により前記圧力変化手段を作動させる。
このため、制御手段において別に設定された設定値に対
応する電気信号の大きさと前記検知信号の大きさとが異
なる場合には、検知信号の大きさを前記設定信号の大き
さに保つように圧力変化手段を作動させる制御を行なう
ことにより前記両電気信号の大きさが同じくされ、前記
設定値に対応する送り出し量目となる。
また、設定値を変更した場合にも同様にその設定値に対
応する電気信号と、検知信号との大きさが等しくなるよ
うに圧力変化手段を制御する。
ここで、制御手段からの制御信号は、例えば所定時間、
又は所定の大きさの電気信号を出力し、または変更する
ものであればよく、駆動手段における駆動形式や圧力変
更手段の作動方法により適時変更すればよい。
上記の様に、本発明に係る装置においては、本発明の方
法を利用し、貯留室内の生地圧力を自動的に制御を行な
うため、いったん設定値を定めれば送り出し量目を自動
的に一定に保ち、さらに希望する量目に設定値を変更す
ることで送り出し量目を自動的に変更することが出来る
装置となっている。
[実施例] 本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、本発明の実施例にかかるドラム成型機1の概
略断面図である。本実施例は、既存のはんぺん成型機1
に応用したものであり、不図示の原材料混練装置により
作成された原材料生地を、一定の低温状態のまま没入口
3より成型機1に送り込む形式のものである。
4は、原材料生地貯留室5への送り込みローラであり、
投入口3より投入された原材料生地が貯留室5内にて所
定の圧力を保持するように押し込む働きを有する。
6は、成型のための型11と成型された半製品を取り出
す部材12とを備えた成型ドラムであり、ドラム6が回
転することにより型11が貯留室5内を通過する際に、
前記生地が型11に充填され、ドラム6の回転と共に部
材12が重力落下して成型された半製品10を押し出し
、ドラム6の下面位置に設けられたワイヤーカッタ9に
より、半製品10がトラム6から外され、送り出しベル
ト13上に落ちる構造となっている。
ここで、ドラム6に備えられた部材12はカムを利用し
た強制押し出し機構としてもよく、型11の数も任意で
ある。
2は、貯留室5の隔壁に設けられた圧力センサであり、
貯留室5内の原材料生地圧力を検知し、電気信号に変換
して出力する。
20は、貯留室5内の隔壁に設けられた温度センサであ
り、第4図に示すデジタル表示計21により検知した温
度を表示する。
この場合、貯留室5内で生地圧力及び温度を検知する位
置は、送り出し口(ドラム6表面の型11)に近い場所
が好ましい。また、より正確な測定を行なうために、複
数の位置で前記圧力及び温度を検出して測定することが
望ましい。本実施例においては、複数位置での検出値を
平均して生地圧力及び温度を求めている。
第2図に示す14は、センサ2からの電気信号を圧力値
に変換して数値により表示するデジタル表示計である。
未発明の方法を実施する際には必ずしも必要ではないが
、例えば生地圧力の確認や、原材料の状態を変更した場
合に新たに相関関係を求める場合等に有効である。
また第3図に示す別の実施例では、前記18号を所定の
相関関係に基き変換する演算部15を備えたデジタル表
示計14aを用い該圧力値を量目値に変換して表示する
本実施例では、貯留室5内の生地の圧力を変化させる手
段として、ローラ4の回転速度を変化させる変速機14
を備えているため、ロータ4の回転速度を変化させるこ
とにより前記貯留室5内への原材料押し込み力を変化す
るため、貯留室内の生地圧力を変化させることができる
また、調整ネジ8に連動する前記装置lのゲート7を作
動させ、ローラ4とゲート7との間隔を変化させること
により、貯留室5内からの原材料生地の逃げ量を調節す
ることで生地の圧力を変化させる手段をも備えている。
このほか、成形器1に対する投入口3からの原材料投入
量を変化させる手段(図示せず)を有するため、原材料
投入に伴なう重量の調節により生地の圧力を変化させる
こともでとる。
別の実施例においては、貯留室5の容積を変化させる手
段を備えたものもある。
又、所定口径を有する送り出し出口を有する装置におい
ては、送り出し出口径を変化させることにより生地の圧
力を変化させることもできる。
さらに、ロータ4およびトラム6内には冷却水を通水す
るための通水路として空胴部分が設けられており、外部
から冷却水を通水できる構造となっている。ここで、特
に冷却媒体として水以外を通水する場合には、通水路と
して外部に冷却媒体が流出しない構造とすることが望ま
しい。
また、冷却水の送り出し装置(図示せず)には水温を調
整する手段と流量を調整する手段とが備えられている。
ここで、貯留室5から型11へ送り出されベルト13上
に成型された半製品10の量目と、圧力センサ2により
検知した貯留室5内の生地の圧力との関係について述べ
る。
成型機1の稼動中、送り込みローラ4により貯留室5内
の原材料生地の圧力はある程度高められており、ローラ
4の回転数を一定にすると、生地の圧力も所定の値でほ
ぼ一定しており、その状態で成型された半製品10の量
目が一定であることが明らかになった。この場合、原材
料のその他の諸条件(温度、粘度等)が変化しても生地
の圧力が一定であれば、送り出し量目に変化が無いこと
も明らかになった。
このため、生地圧力を前記センサ2で検知し、センサ2
からの電気信号を変換して測定した圧力値を表示してお
けば、この測定値を換算してそのときの生地状態におけ
る成型された半製品10の量目値を検知することは容易
であり、この状、牲における成型機1からの送り出し量
目を測定していることと同様の効果を有するものである
さらに、第5図に示すように、生地圧力を変化させた場
合には(原材料状態の変化による変化も含む)成型量目
も変化し、その相互の割合は、はぼ−次の相関関係を有
していることが明らかになった。
このため、成型機1に貯留室内の生地の圧力を変化させ
る手段を備えたものである場合には、表示計14により
生地圧力を監視しながら生地圧力を変化させることによ
り、その圧力値に対応する半製品10の量目に任意に変
動させることが可能である。
又、表示計14aのように量目値により表示する場合に
は直接その状態の送り出し量目を認識することが可能で
あり、生地圧力の変動に伴なう量目値の変動についても
直接確認できるという利点かある。
逆に、例えば原材料の状態の変化に伴ない、成型機l内
の原材才4圧力に変化が生じ、成型された半製品10の
量目が変化した場合にも、表示計14により生地圧力値
を監視しながら所定の圧力に修正することにより容易に
成型量目の調整を行なうことが可能であり、成型機1に
おいて、成型量目を一定に保つことが容易に行なえる。
この場合、成型機1に投入される原材料生地温度と、半
製品10の温度との温度差について述へる。
冷却手段を持たない成型機においては、投入される原材
料温度を約0℃とした場合には、成型前後の温度差は最
大4℃もあり、貯留室内の生地温度の変化の割合が大き
く生地圧力に著しい影響を与える。
この温度差は、外的条件および成型器1の稼動条件等に
より異なるため、これらの変化に伴ない随時生地圧力の
調整をする必要かある。
本発明の実施例においては、トラム6内部及びロータ4
内部に冷却媒体として冷却水を通水させることにより、
このロータ4及びトラム6の機械内面に接する原材料生
地が冷却される構造となっている。
出口付近の生地温度を温度センサ20により検知し表示
計21により監視することにより、好ましくは投入時の
生地温度と等しく保つ事により、生地圧力の変化を防止
することかできる。
ここで、冷却水の温度及び流量を調整することにより冷
却量を調整することがてきる。
投入する生地温度及び外的条件により冷却量は異なるが
、生地は所定の低温状態を保って投入されており、気温
等の大幅な影響は少ないため頻繁に調整する必要はない
ここで、本発明においては、上記の生地圧力の監視及び
生地圧力の調整を、制御手段及びこれに連動する圧力調
整手段の駆動手段を用い、送り出し量目の調整を自動的
に行なうことを特徴としている。
即ち、第6図に示すように、圧力検知手段5゜2は検知
した圧力を電気信号に変換し、その圧力に対応する大き
さの電気信号を出力する。
制御手段503は、予め希望する送り出し量目に対応す
る圧力値を設定すると、圧力検知手段502からの電気
信号の大きさと、前記設定値に対応する電気信号の大き
さを比較する。
ここで、前記両信号の大きさが等しい場合は制御信号出
力の変化は生しない。
しかし、検知信号か設定信号に比へて小さい場合は、駆
動装置505に出力する(h;]御信号を変化させ、検
知(2号が大きくなるような生地圧力変化を生しるよう
に圧力変化手段506を作動手段504により作動させ
る。
ここで、圧力変化手段506は、生地圧力か変化し、検
知信号が犬きくなって設定信号と等しくなるまで作動す
る。
また、検知信号が設定信号に比へて大きい場合には、上
記と逆の制御を行なう。
さらに、設定値を変更した場合にも上記と同様の制御を
行ない、貯留室5内の生地圧力を設定値に対応する生地
圧力に変化させる。
本実施例においては、圧力センサ2により検出した圧力
信号を、予め所定の圧力値を設定した不図示の制御器に
より比較判断させ、ロータ4の回転数を制御する装置(
図示せず)に所定の電気信号を出力し、ロータ4の回転
数(回転力等を含む)を変えることにより、貯留室5内
の生地圧力を変化させている。
この場合、前記他の圧力変化手段を駆動する手段と組合
せても良いが、ロータ4の回転数を変える本実施例の方
式は、その調整及び製作か容易てあり、かつ精密に前記
圧力を変化させることができるという利点がある。
さらに、例えば生地温度が変化した場合、温度変化が微
小であればその温度変化に伴なう生地圧力変化は上記の
制御手段により制御されるため送り出し量目に変化は生
じない。
また、温度変化が生じた場合には冷却量変化f−段53
1により、゛例えば冷却水の温度を変化させることて冷
却手段530の冷却量を調整し、生地温度を調整できる
前記の冷却手段は、送り出し装置の構造、稼動条件及び
生地の温度等により、その冷却場所及び方法を随時定め
ることが望ましい。
以上の様に本実施例においては、前記原材料生地送り出
し装置1において、その稼動中に型11に対する原材料
送り出し量目を自動的に調整するという効果かある。
このため、半製品10の抽出計量が不要となるので、該
作業に従事する作業員に対する人件費の節約か可能とな
り、さらに該装置1の調整の際にも、熟練した作業員の
感覚に頼っていた種々の設定条件の変更も、前記設定値
を定めるだけでよく、装置の調整操作が容易に行なえる
という利点もある。
さらに、本実施例ては半製品1oの送り出し温度が一定
に保たれるため、例えばその後にpA処理を行なう際の
加熱条件等における初期条件が一定となる為、送り出さ
れた全製品について均一な熱処理が行えるという利点が
ある。
また本実施例では、はんぺんの成型装置に応用した例を
示したが、他の加工食品製造装置においても使用可能で
あることは言うまでもない。
但し材料の性質や、該装置からの送り出し方法(充填型
、送り出し型、型枠成型等)の違いにより、例えば送り
出し時間、型の大ぎさ等から各装置固有の相関関係が有
るため、夫々の装置製作後随時生地圧力及び送り出し量
目を測定しこれらの相関関係を求める必要がある。
[発明の効果コ 上記のように本発明に係る方法においては、原材料貯留
室内の出口付近の生地温度を一定に保持するため、貯留
室内の生地の温度変化に伴なう圧力変化により送り出し
量目が変化することを防止している。
このため、原材料生地送り出し装置において送り出し量
目を安定させることが出来る。
さらに、送り出した半製品の温度が一定に保たれるので
、その後の加熱工程等において均一な熱処理を行なうこ
とが出来るため、完成した食品の品質を均質なものとす
ることができるという利点もある。
この方法を利用する本発明の装置においては、温度検知
手段および表示手段を備え、かつ冷却手段および冷却量
調整手段を備えたことにより、その表示に基いて前記冷
却量の調整を行なうことにより、任意の送り出し温度に
調整可能であり、また温度変化に対応して生地温度の調
整が容易に行なえる。
一方、生地温度が一定の状態で、原材料生地貯留室内の
生地圧力を設定した圧力値に自動的に調整することによ
り、設定値に対応する送り出し量目に自動的に調整が行
なわれるため、送り出し量目の安定化が自動的に行なわ
れる。
ここで、送り出し量目の調整に際し、作業員による送り
出された半製品の計量およびPI3械の調整を行なうこ
となく、装置において自動的に制御して送り出し量目を
調整することが可能となった。
従って1.送り出し量目を随時抽出し計量して測定する
必要が無くなるため、人手による抽出測定等の作業を廃
止することによる作業能率の向上及び人件費の削減を図
ることができる。
ざらに、本発明の方法を利用する装置において生地圧力
検知手段、制御手段、前記圧力変化手段およびその駆動
手段手段とを備えたことにより、送り出し量目の調整に
際し、設定値を制御手段に入力するだけでその操作を行
なうことがてきるため、調整操作を行なう作業員に熟練
度を要求することなく容易に任意の量目に調整を行なう
ことか可能となっている。
また、原材料の状態変化に伴なう生地圧力の変化に適時
対応して、前記圧力の調整を自動的に行なう為、送り出
し量目の安定化を自動的に行なう装置となっており、特
に生地の冷却手段を備えたことにより温度状態を一定化
したため、装置の外的要因による正目変化を防止してい
るので、より安定した送り出し量目を得ることができる
装置となっている。
この場合、従来の手作業による調整に比べ、量目の測定
誤差に伴なう許容幅を少なくすることが出来るため、余
分な過剰材料を大幅に削減することか可能となっている
ここで、本発明にかかる装置においては、新たに製作し
たものでもよいが、既存の装置の簡単な改良で製作する
ことが可能であり、製作コストも低く抑えることかでき
るという利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例にかかる装置の概略断面図
、 第2図は、同じく圧力表示計を示す斜視図、第3図は、
他の実施例に係る量目表示計を示す斜視図、 第4図は、本発明の一実施例に係る生地温度表示計を示
す斜視図、 第5図は、本発明の一実施例に係る装置における原材料
生地の圧力と送り出し量目との相関関係を示す線図、 第6図は、同じ〈実施例を示すブロック図である。 [主要部分の符号の説明] 1.501・・・成型機、2・・・圧力センサ、3・・
・原材料生地没入口、 4・・・送りこみロータ、 5・・・原材料生地貯留室、6・・・回転トラム、7・
・・ゲート、8・・・ゲート調整ネジ、9・・・ワイヤ
ーカッタ、10・・・半製品、11・・・型、12・・
・半製品取り出し部材、13・・・ベルトコンベア、 14・・・デジタル表示計(圧力)、 20・・・温度センサ、 21・・・デジタル表示計(温度)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)加工食品の製造工程で混練又は混合された原材料
    の生地を所定量づつ送り出すに際し、送り出し出口に通
    じる原材料生地貯留室と、前記貯留室へ原材料生地を送
    り込む手段とを有する装置を用い、 前記貯留室内の送り出し出口付近の原材料生地の温度を
    予め設定された目標値に保持するように前記貯留室内の
    生地に対する冷却媒体による冷却量を調整することを特
    徴とする加工食品の原材料生地送り出し方法。
  2. (2)加工食品の製造工程で混練又は混合された原材料
    の生地を所定量づつ送り出すに際し、送り出し出口に通
    じる原材料生地貯留室と、前記貯留室へ原材料生地を送
    り込む手段とを有する装置を用い、 前記貯留室内の原材料生地の圧力を検知して電気信号と
    して取り出し、前記圧力検出値が予め定められた設定値
    に保持されるように前記圧力変化手段を制御するととも
    に、 前記貯留室内の送り出し出口付近の原材料生地の温度を
    予め設定された目標値に保持するように前記貯留室内の
    生地に対する冷却媒体による冷却量を調整することを特
    徴とする加工食品の原材料生地送り出し方法。
  3. (3)加工食品の製造工程で混練又は混合された原材料
    の生地を定量づつ送り出す装置であって、送り出し出口
    に通じる原材料生地貯留室と、前記貯留室へ原材料生地
    を送りこむ手段とを有する装置において、 前記貯留室内の送り出し出口付近の原材料生地を冷却媒
    体により冷却する手段と、前記冷却媒体による冷却量を
    調整する手段と、 前記出口付近の原材料生地の温度を検出する手段と、そ
    の検出した温度を表示する手段とを備えたことを特徴と
    する加工食品の原材料生地送り出し装置。
  4. (4)前記貯留室内の原材料生地の圧力を検知する手段
    と、該検知した圧力を表示する手段と、前記貯留室内で
    の原材料生地圧力を調整する手段とを更に備えたことを
    特徴とする請求項3記載の加工食品の原材料生地送り出
    し装置。
  5. (5)前記貯留室内の原材料生地の圧力を電気信号とし
    て出力する圧力検知手段と、 前記貯留室内の原材料生地の圧力を調整する手段と、こ
    の圧力調整手段を外部から入力される制御信号により作
    動させる駆動手段と、 前記検知手段からの検知出力信号と別の設定信号とを受
    けて前記検知出力の大きさが前記設定信号の大きさに保
    たれるように前記駆動手段を制御する制御手段とを有す
    ることを特徴とする請求項4記載の加工食品の原材料生
    地送り出し装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100893459B1 (ko) * 2002-09-12 2009-04-17 주식회사 포스코 조연제 투입장치
KR101335667B1 (ko) * 2011-03-21 2013-12-03 김민기 분육 성형시스템

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KR100893459B1 (ko) * 2002-09-12 2009-04-17 주식회사 포스코 조연제 투입장치
KR101335667B1 (ko) * 2011-03-21 2013-12-03 김민기 분육 성형시스템

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