JPH0212754Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は装置内部の論理回路部と外部機器との
信号の受渡しに用いる端子板ユニツト間の信号量
変換接続装置に関するものである。

従来の信号量変換接続装置のうち、端子板ユニ
ツト内の結線図を第１図に、同じくその内部論理
回路部、外部機器及び端子板ユニツト間の接続例
を第２図に示す。

第１図において、１は外部機器との信号の受渡
しに用いる端子板、２，３は内部論理回路部との
信号の受渡しに用いるコネクタ、４はこれらを搭
載するためのバツクボード基板で、端子板１とコ
ネクタ２，３はバツクボード基板４上において１
対１で結線され、第２図に示すように端子板ユニ
ツト５が構成されている。従つて内部論理回路部
６，７，８と端子板ユニツト５のコネクタ２，３
との接続は、内部論理回路部６，７，８の各信号
量の内の常に最大の信号量をもつた内部論理回路
部（図では６）を元にコネクタ２，３、端子板１
のピン数を決め接続を行つている。即ち、内部論
理回路部６，７，８と端子板ユニツト５との接続
において、例えば信号ｎ個の受渡しと、信号ｎ／２ 個の受渡しをする場合には信号ｎ個用の受渡しの
端子板ユニツト５を設けて、信号ｎ／２個の受渡し をする場合にも信号ｎ個用の接続を行い、コネク
タ３と端子板１のピンをｎ／２ピン余らしておくか 又は信号ｎ個の受渡し用端子板ユニツト５と信号
ｎ／２個の受渡し用端子板ユニツト９を各々設ける 必要がある。従つて、例えばラツク等の限られた
端子板ユニツト実装スペースでは端子板ユニツト
の枚数が増えるため必要数の端子板ユニツトが実
装できなかつたり、又端子板１には信号量の種類
によつては非常に余りピンが出て、バツクボード
基板４上のスペースの大部分を占める端子板１が
有効に使われていない欠点があつた。又信号量に
より端子板ユニツトの種類を増すことは、計画的
生産ができず、生産性が悪いことでコスト高につ
ながる欠点があつた。

本考案は、このような従来の欠点を除去するた
め、バツクボード基板上に副コネクタを数個追加
し、コネクタ間において任意のピン同志を結線す
ることによつて端子板のピンを有効に使用すると
共に信号量の違う信号の受渡しをする場合にも同
一構成の端子板ユニツトで行えるようにしたもの
である。以下本考案の一実施例を図面により詳細
に説明する。

第３図は本考案信号量変換接続装置の一実施例
を示す結線図で、第４図はその内部論理回路部、
外部機器及び端子板ユニツト間の接続例を示す図
である。

第３図において、１１は外部機器との信号の受
渡しに用いる端子板、１２，１３，１４，１５は
内部論理回路部との信号の受渡しに用いるコネク
タ、１６はこれらを搭載するバツクボード基板
で、端子板１１とコネクタ１２，１３，１４，１
５はバツクボード基板１６上において結線されて
いる。即ち、コネクタ１２，１３は端子板１１と
１対１で結線される主コネクタで、この主コネク
タ１２，１３に対し副コネクタ１４，１５を設け
て、その間に任意のピン同志を結線したものであ
る。なおバツクボード基板１６は第１図のバツク
ボード基板１と同一の大きさにすることもでき
る。

従つて、内部論理回路部と外部機器との信号の
受渡しは、コネクタ１２，１３，１４，１５の内
部ピンを信号量に応じた区分けをし、端子板１１
に結線しておくことによつて内部論理回路部とコ
ネクタ１２，１３，１４，１５とを各々接続した
り、コネクタ１２，１４とコネクタ１３，１５を
組合せ、コネクタ１４，１５はコネクタ１２，１
３のピンの一部として使用することによつてコネ
クタ１２，１３にのみ接続を行うことにより内部
論理回路部と外部機器との間で目的の信号量の受
渡しがコネクタ１２，１３，１４，１５、端子板
１１を経由して行うことができる。従つて、第４
図に示すように内部論理回路部１８，１９，２０
と端子板ユニツト１７のコネクタ１２，１３，１
４，１５との接続において、例えば信号ｎ個と信
号ｎ／２個の受渡しがある場合には、内部論理回路 部１８（信号ｎ個）と端子板ユニツト１７のコネ
クタ１２とが接続され、内部論理回路部１９，２
０（信号ｎ／２個）と端子板ユニツト１７のコネク タ１３，１５とが各々接続され、端子板１１を経
由して外部機器と信号ｎ個と信号ｎ／２個が接続さ れる。即ち、信号量にかかわらず内部論理回路部
との接続用コネクタ１２，１３，１４，１５、端
子板１１、バツクボード基板１６の種類を変える
ことなく同一構成の端子板ユニツトで信号量に応
じた接続の対応ができる。なお、第３図と第４図
のコネクタの配置が異なるが基板上の結線で自由
に選択できる。

以上詳細に説明したように、本考案によれば信
号量にかかわらず、同一構成の端子板ユニツトで
信号の受渡しができ、端子板が有効に使われてい
るため、ラツク等の限られた端子板ユニツト実装
スペースの有効活用ができる効果がある。又端子
板ユニツトの計画的生産もできるため、生産性ア
ツプにつながりコスト低減にもなる等の効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の信号量変換接続装置を示す結線
図、第２図は同じくその接続例を示す図、第３図
は本考案信号量変換接続装置の一実施例を示す結
線図、第４図は同じくその接続例を示す図であ
る。 １１……端子板、１２，１３……主コネクタ、
１４，１５……副コネクタ、１６……バツクボー
ド基板、１７……端子板ユニツト、１８，１９，
２０……内部論理回路部。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 端子板ユニツトに搭載されるバツクボード基板
   上に、複数のコネクタと、該複数のコネクタのす
   べてのピンとそれぞれ接続されるピンを有する端
   子板とを設けて構成した信号接続装置において、 最大信号量に対応するピン数を有する複数の主
   コネクタと、該主コネクタとそれぞれ対となる副
   コネクタと、前記複数の主コネクタのピンの総数
   と少なくとも同数のピンを有する端子板と、前記
   主コネクタの所定の数のピンを前記端子板のピン
   に直接接続する配線と、その他のピンを前記副コ
   ネクタのピンを介して前記端子板のその他のピン
   に接続する配線とにより形成されたバツクボード
   基板を設けて構成したことを特徴とする信号量変
   換接続装置。