JPH0212730Y2 - - Google Patents

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JPH0212730Y2
JPH0212730Y2 JP1521884U JP1521884U JPH0212730Y2 JP H0212730 Y2 JPH0212730 Y2 JP H0212730Y2 JP 1521884 U JP1521884 U JP 1521884U JP 1521884 U JP1521884 U JP 1521884U JP H0212730 Y2 JPH0212730 Y2 JP H0212730Y2
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JP
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fitting
antenna
impedance matching
connector
coil
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JP1521884U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はパーソナル無線用など比較的高い周波
数帯で使用されるアンテナユニツトのインピーダ
ンスマツチング装置に関する。
〔従来の技術〕
最近、通信情報量の増加に伴い、比較的に空い
ている高い周波数帯、例えば900MHz帯を使用し
たパーソナル無線やコードレステレフオンが出現
するに至り、これらに適したアンテナユニツトが
要望されている。すなわち、上記した周波数帯で
は波長がFM帯、VHF帯に比べて1/10程度であ
り、インピーダンスのマツチングが極めて取りに
くいという事情からインピーダンスマツチングが
容易に行い得、かつ量産性に富むアンテナが要望
されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
それにもかかわらず従来のアンテナユニツト
は、インピーダンスマツチングのためのコイルの
インダクタンスを調整する機構がないために、ア
ンテナエレメントを始めとしてインピーダンス変
化に影響する関連部品を極めて高精度に加工する
必要があり、量産性に乏しくコスト高となつてい
る。そしてこの傾向は、上述した高い周波数帯で
使用されるアンテナユニツトの出現に至り一層顕
著となつていることから、関連部品の加工精度を
上げることなくインピーダンスマツチングが的確
に行い得て量産に適したアンテナユニツトが要望
されているのである。
本考案は前述した要望に応えてなされたもの
で、インピーダンスマツチングが容易かつ的確に
行い得、しかもインピーダンス変化に影響する関
連部品の加工精度を考慮することなくアンテナの
量産性を確保できるアンテナユニツトのインピー
ダンスマツチング装置を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
この目的のため本考案は、アンテナ本体に対し
て着脱自在なコネクタ金具を備えるアンテナユニ
ツトにおいて、上記コネクタ金具にはアンテナ本
体のアンテナエレメント側に導電性のインサート
金具を介して電気的に接続される進退調節可能な
調整ねじを設け、この調整ねじとコネクタ金具に
備えられるコンタクト金具との間にインピーダン
スマツチングコイルを上記調整ねじの進退でピツ
チ調節可能に架設したことを要旨とする。
〔作 用〕
上記の構成により、コネクタ金具側の調整ねじ
を進退調節するのみで、インピーダンスマツチン
グコイルのピツチを微小に変化させてコイルイン
ダクタンスが調整される。
〔実施例〕
以下本考案を、図面に示す実施例に基づいて具
体的に説明する。
第1図は本考案が適用される900MHz帯パーソ
ナル無線用アンテナユニツトの全体を示し、図中
符号1は全長16cm程度のアンテナ本体であり、第
2図に示すようにピツチ巻したスプリングをアン
テナエレメント2とし、その下端に接して支持す
る導電金属製のエレメント金具3の外周と共にア
ンテナエレメント2の外周を可撓性の絶縁ラバー
チユーブ4で被覆することにより湾曲弾性のある
棒状に構成されている。なお、図中符号5はアン
テナ本体1のトツプに被せて一体化した絶縁ラバ
ー製のキヤツプである。そしてこのようなアンテ
ナ本体1は、エレメント金具3の下端面から軸方
向に螺設しためねじ3aにより後述するコネクタ
金具6に着脱自在となつている。
コネクタ金具6は、第2図にも示すようにホツ
ト側の部材を内蔵する段付筒状の絶縁樹脂製のホ
ルダ7と、これの小径部にねじ嵌合する略筒状の
コネクタ8およびこれに回転自在に嵌合し、内面
に図示省略したパーソナル無線機本体への接続め
ねじ9aを有するコネクタリング9を備え、上記
コネクタ8はコネクタリング9内へ突出する十文
字スリ割り付のアース筒8aを有しており、この
コネクタ8とコネクタリング9がアース側部材を
構成している。一方、ホルダ7内には導電金属製
のインサート金具10がホルダ7の成形時に一体
的に埋設されている。このインサート金具10は
前記エレメント金具3のめねじ3aに嵌合すべく
ホルダ7の大径側端面から突出し、そこにおねじ
10aが刻まれている。またホルダ7の前記コネ
クタ8内に位置する小径端部内には、ホツト側の
コンタクトピン11aを中心部にもつコンタクト
金具11が圧入嵌合されている。そして、コンタ
クトピン11aは絶縁リング12を介して前記ア
ース筒8aに同芯的に支持されてこのアース筒8
a内に延びている。
ここで前記インサート金具10には軸方向に通
る貫通孔10bが形成されて厚肉の段付円筒状を
なしており、おねじ10aを有する小径部の先端
面には上記貫通孔10bに沿つてねじ孔10cが
穿設されている。そしてこのねじ孔10cに中心
孔13aを穿つた導電金属製の調整ねじ13がね
じ込まれている。なお、この調整ねじ13のイン
サート金具10から突出した先端部には、その周
面の対向する2個所が平面カツトされてスパナ掛
け部13bが形成されている。
そこでインピダンスマツチング用のコイル14
がホルダ7内のインサート金具10とコンタクト
金具11との間の空間内に収容され、その直線状
をなす一方の支持部14aはコンタクト金具11
内に挿入されてハンダ付固定されると共に、他方
の支持部14bは、インサート金具10の貫通孔
10b内を遊嵌状態で通り、調整ねじ13の中心
孔13aに嵌合して調整ねじ13の先端面部分で
ハンダ付固定されている。
以上の構成では、ホルダ7とコネクタ8とをね
じ嵌合させてコネクタ金具6を形成し、ホルダ7
側のインサート金具10のおねじ10aにアンテ
ナ本体1側のエレメント金具3のめねじ3aを螺
合することでアンテナユニツトが構成され、これ
らの組付前のホルダ7においては、調整ねじ13
のスパナ掛け部13bがインサート金具10から
突出して外部に露出している。そこでこの調整ね
じ13をそのスパナ掛け部13bを以つてインサ
ート金具10のねじ孔10cに進退させることで
インピーダンスマツチングコイル14のピツチを
変化させ、所望のコイルインダクタンスに調整し
てアンテナのインピーダンスマツチングを行う。
しかる後前述のようにアンテナユニツトとして組
立てることにより、アンテナエレメント2からコ
ンタクト金具1のコンタクトピン11aに至るホ
ツト側が、エレメント金具3、インサート金具1
0、調整ねじ13、インピーダンスマツチングコ
イル14の系路で構成され、インピーダンスマツ
チングが的確になされたアンテナユニツトが得ら
れる。
なお、このようなアンテナユニツトは高い周波
数帯で使用されるものであり、コイル14のイン
ダクタンス調整量も極めて小さいことから、コイ
ルピツチ調整のための調整ねじ13の回転量も微
少なものとなり、調整ねじ13の回転に伴うイン
ピーダンスマツチングコイル14の支持部14
a,14bのねじれの影響は無視することができ
る。
また調整ねじ13はインピーダンスマツチング
作業の終了後ポンチ打ちなどの加工でインサート
金具10に対し回転規制しておくのが好ましい。
〔考案の効果〕
以上説明したとおり本考案によれば、アンテナ
本体に着脱可能なコネクタ金具側の調整ねじを進
退調節するのみで、インピーダンスマツチングコ
イルのピツチを微小に変化させてコイルインダク
タンスを調整できるから、インピーダンスマツチ
ングの作業が容易かつ的確に行い得、しかもこの
ようなインピーダンスマツチング装置を備えたこ
とにより、インピーダンス変化に影響する関連部
品の加工精度を考慮する必要がなくなるから、ア
ンテナの量産性が確保される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用されるアンテナの一実施
例を示す斜視図、第2図は本考案の要部を示す断
面図である。 1……アンテナ本体、2……アンテナエレメン
ト、3……エレメント金具、3a……めねじ、4
……ラバーチユーブ、5……キヤツプ、6……コ
ネクタ金具、7……ホルダ、8……コネクタ、8
a……アース筒、9……コネクタリング、9a…
…接続めねじ、10……インサート金具、10a
……おねじ、10b……貫通孔、10c……ねじ
孔、11……コンタクト金具、11a……コンタ
クトピン、12……絶縁リング、13……調整ね
じ、13a……中心孔、13b……スパナ掛け
部、14……インピーダンスマツチングコイル、
14a,14b……支持部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 アンテナ本体に対して着脱自在なコネクタ金具
    を備えるアンテナユニツトにおいて、 上記コネクタ金具には、アンテナ本体のアンテ
    ナエレメント側に導電性のインサート金具を介し
    て電気的に接続される進退調節可能な調整ねじを
    設け、この調整ねじとコネクタ金具に備えられる
    コンタクト金具との間にインピーダンスマツチン
    グコイルを上記調整ねじの進退でピツチ調節可能
    に架設したことを特徴とするアンテナユニツトの
    インピーダンスマツチング装置。
JP1521884U 1984-02-06 1984-02-06 アンテナユニツトのインピ−ダンスマツチング装置 Granted JPS60127042U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1521884U JPS60127042U (ja) 1984-02-06 1984-02-06 アンテナユニツトのインピ−ダンスマツチング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1521884U JPS60127042U (ja) 1984-02-06 1984-02-06 アンテナユニツトのインピ−ダンスマツチング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60127042U JPS60127042U (ja) 1985-08-27
JPH0212730Y2 true JPH0212730Y2 (ja) 1990-04-10

Family

ID=30500862

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1521884U Granted JPS60127042U (ja) 1984-02-06 1984-02-06 アンテナユニツトのインピ−ダンスマツチング装置

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JPH0810971Y2 (ja) * 1990-02-07 1996-03-29 株式会社横尾製作所 ロッドアンテナの給電構造

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US12005845B2 (en) 2008-07-24 2024-06-11 Magna Electronics Inc. Vehicular control system

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JPS60127042U (ja) 1985-08-27

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