JPH0212708B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0212708B2
JPH0212708B2 JP57091461A JP9146182A JPH0212708B2 JP H0212708 B2 JPH0212708 B2 JP H0212708B2 JP 57091461 A JP57091461 A JP 57091461A JP 9146182 A JP9146182 A JP 9146182A JP H0212708 B2 JPH0212708 B2 JP H0212708B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
position data
robot
detection
working end
working
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP57091461A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58211880A (ja
Inventor
Yoshitada Sekine
Fumiki Yokota
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP9146182A priority Critical patent/JPS58211880A/ja
Priority to PCT/JP1983/000165 priority patent/WO1983004323A1/ja
Priority to EP19830901630 priority patent/EP0109447A4/en
Publication of JPS58211880A publication Critical patent/JPS58211880A/ja
Publication of JPH0212708B2 publication Critical patent/JPH0212708B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、位置データによつて位置決めされ
た目標位置と例えばねじ穴のような作業小域との
間の位置ずれ誤差を自動的に検出し、前記位置デ
ータを、この誤差が補正された新たな位置データ
に更新する機能を持つたロボツトの制御装置に関
する。 近時、実用化されつつある組立(アセンブリ)
ロボツトにおいては、締結作業や部品の差し込み
作業等を如何にして迅速巧妙に失敗なく繰り込し
行なえるようにするかが、重要な課題になつてい
る。 例えば、締結作業に例を採るなら、ねじが自動
供給される自動ねじ締め機を、ロボツトの可動部
の先端に取り付けたメニカルハンドに把持させる
か、ロボツトの可動部先端に直接取り付けて、そ
の自動ねじ締め機の先端をワークのねじ穴上に正
確に位置決めした後、自動ねじ締め機を垂直に降
してねじ締め作業を行なうことが考えられる。 ところが、この作業を恙無く迅速に行なうに
は、ロボツトの繰り込し精度の向上を計ることも
然る事ながら、ロボツトの作業位置に供給される
ワークのねじ穴位置とロボツトの位置決め位置
(目標位置)とが常に一致していなければならず、
そうでないとねじ締め作業の失敗する確率が高く
なつてしまう。 ところで、ワークのねじ穴位置は、例えばワー
クが同一ロツトのものであるなら略一定(ねじ締
めが可能な程度の誤差)であるが、ロツト間では
可成異なる傾向にある。 そのため、ロボツトの作業位置に供給されるワ
ークが、1つのロツトのものから他のロツトのも
のに変つた場合、当該ロツトのワークに合わせて
ロボツトを動かすための位置データを変更する必
要がある。 なお、この位置データを変更する必要のある他
の例としては、ワークを供給する設備、ワークを
クランプする治具、あるいはロボツト自体等をオ
ーバホールした後のように、位置精度条件が変化
した場合が考えられる。 そして、このような位置データを変更する場
合、従来は、ロボツトを新たなワークに合わせて
再度テイーチングすることによつて行なつてい
た。 しかしながら、このように例えばワークのロツ
トが変る毎にテイーチングし直すのでは、非常に
面倒であるばかりか、テイーチングをし直すのに
時間が掛るため、ロボツトを含めた作業ラインの
稼動効率が低下してしまう等の問題があつた。 この発明は、上記の点に鑑みてなされたもので
あり、前述のような位置データの変更を要する場
合、ロボツトを修正前の位置データに基づいて位
置決めして、その位置決めした目標位置と前述の
ねじ穴のようなロボツトの作業小域との間の位置
ずれ誤差を自動的に検出し得るロボツトの位置ず
れ誤差検出装置を提供して、例えばその検出した
位置ずれ誤差に基づいて前述の位置データを補正
することにより、位置データ変更に要する時間の
短縮を計るものである。 なお、この明細書において、ロボツトの作業端
とは、ロボツトの可動部の先端(手首部)にセン
サ本体を取り付けた場合なら、そのセンサ本体の
先端部を、ロボツトの可動部の先端自体又はその
先端に取り付けたメカニカルハンドに自動ねじ締
め機のような工具を持たせた場合なら、その工具
の先端部を、又メカニカルハンドによつて直接何
らかの作業(部品の差し込み作業等)を行なう場
合なら、メカニカルハンドの先端部を夫々表わす
ものとする。 また、ロボツトの作業小域とは、前述のような
締結作業を前提とする場合なら、ねじ穴等の穴又
はスタツトボルト等を、差し込み作業を前提とす
るなら差込穴又はピン等を、又単にワーク上に付
したマーク上への位置決め作業ならそのマークを
夫々表わすものとする。 以下、この発明の実施例を添付図面を参照しな
がら説明する。 第1図は、この発明を適用した水平多関節型ロ
ボツトの位置ずれ誤差検出の様子を示す斜視図で
ある。 同図において、SCARA型とも称される水平多
関節型ロボツト1は、基部2上に正立固定した柱
体3と、この柱体3に対して矢示Z方向に上下動
する昇降部4と、この昇降部4に対してx−y平
面上を矢示θ1方向に旋回する第1腕5と、この第
1腕5に対して同じくx−y平面上を矢示θ2方向
に旋回する第2腕6と、この第2腕6の端盤6a
に取り付けられ、後述するセンサ本体7をベアリ
ングを介して回転自在に取り付けた手首部8とに
よつて軸構成されている。 そして、昇降部4は、柱体3に取り付けたモー
タM1によつて減速機GB1及び柱体3内の回転−
直線運動変換機構を介して矢示Z方向に駆動さ
れ、第1腕5は、昇降部4に取り付けたモータ
M2によつて減速機GB2を介して矢示θ1方向に駆
動される。 また、第2腕6は、第1腕5に取り付けたモー
タM3によつて減速機GB3を介して矢示θ2方向に
駆動される。 なお、PG1〜PG3は各モータM1〜M3の出力軸
に取り付けたパルスジエネレータであり、夫々昇
降部4及び第1、第2腕5,6の移動位置を検出
する。 また、昇降部4及び第1、第2腕5,6の連結
軸部に回転自在に取り付けた歯付プーリPU1
PU2と、センサ本体7のまわりに固着した歯付プ
ーリPU3との間には、夫々歯付ベルトVT1,VT2
を張装してあり、これによつて第1、第2腕5,
6が夫々矢示θ1,θ2方向に旋回してもセンサ本体
7の姿勢が常に一定となる。 そして、この水平多関節型ロボツト1の前面に
は、グローブボツクス11にグローブボツクスリ
ツド12を仮設した自動車のインストルメントパ
ネル10を矢示Y方向から搬送して図示の位置に
所定期間停止させた後、下流に搬送するワーク搬
送コンベア9を設置してある。 なお、インストルメントパネル10はコンベア
9上にクランプされており、グローブボツクスリ
ツド12には、タツピングねじをねじ込む穴12
aが穿設されている。 そして、今図示の位置に停止しているグローブ
ボツクスリツド12が、新たなロツトに属するワ
ークであるため、後述する位置ずれ誤差検出装置
によつて穴12aとセンサ本体7の先端とのx−
y平面方向に関する位置ずれ誤差を検出して、そ
の検出した誤差に基づいてロボツト1を動かすた
めの位置データを補正しようとするものである。 なお、その位置データの補正が終了した後は、
手首部8に自動ねじ締め機を取り付けて、補正し
た位置データに基づいてロボツト1を駆動制御
し、それによつて新たなロツトに属するグローブ
ボツクスリツド12の締結作業を行なう。 次に、第2図及び第3図を参照してセンサ本体
7の概略を説明する。 先ず、第2図において、センサ本体7を構成す
る円筒体7aの先端部には、検出体としてのヘツ
ド部7bを固定してあり、このヘツド部7bの先
端面7cには、ヘツド部7b内にモールドした19
本の光フアイバ13(同図で5本のみ示されてい
る)の受光端面図13aを検出部として、夫々第
3図に示す各位置に分散配置してある。 なお、ヘツド部7bの先端面7cにおいてOが
中心点である。 そして、これ等19本の光フアイバ13は、第2
図の円筒体7a内を通つてセンサ本体7の上端部
7d内に設けた検出回路に導かれている。 検出回路は、例えば第4図に示すような構成の
回路を19個備えている。 この回路は、光フアイバ13によつて伝達され
た光をフオトトランジスタPTで受けて、その光
強度に応じた電流を抵抗Rに流す。 そして、この抵抗Rの両端に発生する電圧VX
を例えばCMOSのシユミツトトリガバツフアSH
で受けて、電圧VXがその入力スレシヨルドレベ
ルVTHより大きいか小さいかで、出力eが“H”
又は“L”になるように回路定数を設定する。 例えば、光フアイバ13の受光端面部13aの
径d1、グローブボツクス12の穴12aの径d2
及び各受光端面部13aの中心間距離d3の間に、
例えば第5図に示すような大小関係を設定した場
合、受光端面部13aが図示のように穴12aに
対して約2/3以上覗いた時に、出力eが“L”に、
それ以外では“H”になるようにする。 なお、グローブボツクスリツド12の穴12a
は、穴12a以外の部分より暗くなつている。 このようにすると、シユミツトトリガバツフア
SHの出力eが“L”の時、出力トランジスタTr
がオフであるから、出力Pは定電流源CIによつ
て“1”になり、出力eが“H”の時、出力トラ
ンジスタTrがオンして、出力Pが“0”になる。 なお、同回路中、ダイオードDは逆接防止用、
ツエナーダイオードZD1は逆流防止用、ツエナー
ダイオードZD2はサージ吸収用である。 したがつて、出力Pが“1”か“0”かを調べ
ることによつて、検出部である光フアイバ13の
受光端面部13aが穴12aの存在を検出したか
否かを知ることができる。 以下、第6図に示すように、19個の各受光端面
部13aを図示のようにQ1〜Q19と称し、それ等
に対応する第4図の回路出力をP1〜P19と称する。 第7図は、この発明によるロボツトの位置ずれ
誤差検出装置を含む第1図の水平多関節型ロボツ
ト1の制御ブロツク図である。 なお、第7図のパルス分配器20から先の偏差
カウンタ21、駆動部22、速度検出部23、及
び位置カウンタ24は、第1図の昇降部4を駆動
するモータM1のデジタルDCサーボ系であり、他
の第1、第2腕5,6のデジタルDCサーボ系は
全く同様に構成されているので、図示を省略す
る。 先ず、ロボツトを駆動制御するための基礎とな
る部分に就て説明する。 同図において、移動データ算出部17は、後述
するゲート信号Gによつてゲート回路18が開い
た時に、メモリ19の旧位置データエリア19a
から読み出される第1図のセンサ本体7の先端
(ロボツト1の手首部8に自動ねじ締め機を取り
付けた場合の自動ねじ締め機の先端に対応してい
る)の目標位置を示す位置データと、現在位置レ
ジスタ25に格納されている昇降部4及び第1、
第2腕5,6各部の現在位置データとに基づい
て、昇降部4の移動量及び第1、第2腕5,6の
各移動角を算出して、その算出結果をパルス分配
器20に出力する。 なお、メモリ19の旧位置データエリア19a
には、新たなロツトに変わる前のグローブボツク
スリツド12の各穴12aの位置を例えばテイー
チングによつて求めた結果である複数の位置デー
タと、ロボツトの原点位置から最初に作業する穴
12aまでの移動軌跡、各穴12a間の移動軌
跡、及び最後に作業する穴12aから原点位置ま
での移動軌跡を決定するための複数の中継位置デ
ータと、昇降部4を下降させて締結作業を行なう
ための作業位置データ(位置ずれ誤差検出時には
読み出されない)等とが格納してあり、予め定め
た順序に従つて読み出される。 パルス分配器20は、移動データ算出部17か
らの算出結果に基づいて、各部の移動量(角)を
パルス数で表わしたパルス信号を形成して、夫々
のパルス信号を各デジタルDCサーボ系の偏差カ
ウンタ21に分配算出する。 デジタルDCサーボ系では、偏差カウンタ21
のカウント出力に応じて駆動部22内のD/A変
換器及びサーボアンプを介してモータM1を回転
駆動制御するようになつており、その速度及び位
置(回転量)制御の概略は次の如くである。 すなわち、モータM1を正転方向に回わすべき
時は、パルス分配器20からのパルス信号を偏差
カウンタ21のアツプカウント端子Uに、モータ
M1によつて作動するパルスジエネレータPG1
らフイードバツクされるパルス信号を偏差カウン
タ21のダウンカウント端子Dに、夫々図示しな
い切換回路を介して入力する。 このようにすると、モータM1が回転し始めた
時点から一定時間経過するまでは、パルス信号の
周期及びパルスジエネレータPG1の出力特性によ
つて決まる速さで、偏差カウンタ21のカウント
値は増加し、前記一定時間経過後は偏差カウンタ
21のカウント値は一定に保たれる。 そして、偏差カウンタ21のアツプカウント端
子Uに入力されるパルス信号がなくなると、パル
スジエネレータPG1からのパルス信号によつてそ
のカウント値がデクリメントされていく。 このような変化をする偏差カウンタ21のカウ
ント値を速度基準値として、この速度基準値と速
度検出部23からの実速値(パルスジエネレータ
PG1からのパルス信号をF/V変換して得る)とを
比較して両者が一致するように駆動部22は速度
フイードバツク制御する。 このように、偏差カウンタ21がパルス分配器
20からのパルス信号をカウントし始めることに
よつてモータM1が回転し始め、偏差カウンタ2
1のカウント値が増加、一定、減少して零になる
ことによつて、モータM1がそのパルス数に応じ
た回転数だけ回転して停止し、それによつて位置
(回転量)制御が行なわれる訳であるが、モータ
M1の回転量が所定値以上又は以下の場合は、次
のような補正が行なわれる。 すなわち、パルスジエネレータPG1としてイン
クリメンタル形のものを使用すると、モータM1
の回転方向をその出力パルス信号の位相を弁別す
ることによつて検知できる。 そこで、前述した切換回路にその弁別機能を持
たせて、モータM1が正転の時は前述のとおりパ
ルスジエネレータPG1からのパルス信号を偏差カ
ウンタ21のダウンカウント端子Dに、逆転の時
はそのパルス信号をアツプカウント端子Uに夫々
入力するようにする。 このようにすると、当然の事ながら回転量が所
定値に充たない時は、偏差カウンタ21のカウン
ト値は零にはならないので、モータM1をさらに
正方向に回転してカウント値が零になるように作
用し、回転量が所定値を越えていれば、偏差カウ
ンタ21のカウント値は負の値であるから、モー
タM1は逆方向に回転されると共に、その回転に
応じてパルスジエネレータPG1から出力されるパ
ルス信号によつて負の値のカウント値が正方向に
向つてインクリメントされて、カウント値が零に
なるように作用する。 それによつて、モータM1は結果的にはパルス
分配器20からのパルス信号のパルス数に応じた
回転数だけ回転して停止する。 なお、現在位置レジスタ25は、前述のように
して駆動制御される各モータM1〜M3の始動時点
からの見かけ上の回転量(正転量−逆転量)をカ
ウントする3個の位置カウンタ24からのカウン
ト出力を格納するようにしてあり、それによつて
ロボツト1の各部が原点位置からどれだけ動いた
かを示す現在位置データを常に保持している。 なお、これ等の各位置カウンタ24も、各パル
スジエネレータPG1〜PG3からのパルス信号の位
相を検知して、モータM1〜M3の正転時のパルス
信号をアツプカウント端子に逆転時のパルス信号
をダウンカウント端子に夫々入力する切換回路を
入力側に夫々接続してある。 以上のようにして、第1図のロボツト1の手首
部8に取り付けたセンサ本体7の先端を、コンベ
ア9上のインストルメントパネル10のグローブ
ボツクス11に仮設したグローブボツクスリツド
12の各穴12aの近傍上に位置決めすることが
できる。 次に、この発明に係わる部分に就て説明する。
第7図において、検出回路26は、第4図に示し
た回路を19個備えており、検出部Q1〜Q19の検出
結果に応じて出力P1〜P19を出力する。 制御部27は、この発明に係わる制御を含むロ
ボツト全体の制御を司る。 すなわち、制御部27は、第8図イに示す位置
データ補正モード信号Mが入力されると、同図ロ
に示す締結作業禁止信号Hをメモリ19に出力し
て、旧位置データエリア19aに格納されている
前述した作業位置データのみの読み出しを禁止す
る。 なお、このようにするのは、位置ずれ誤差検出
時にはセンサ本体7の先端をグローブボツクスリ
ツド12の各穴12a上付近に位置決めするだけ
で良いからであり、位置データ補正モード信号M
が入力されない場合は、メモリ19から全てのデ
ータが順次読み出される。 次に、制御部27は、第8図ハに示すロボツト
起動指令STが入力されると、同図ニに示すゲート
信号Gをゲート回路18に出力して、ゲート回路
18を開き、それによつて最初の目標位置を示す
位置データがメモリ19の旧位置データエリア1
9aから移動データ算出部17に出力される。 移動データ算出部17は、その位置データを受
けた後、第8図ホに示すようにゲート信号Gの立
下りのタイミングに基づいて、ロボツト1の各部
の移動データを算出して、その算出結果をパルス
分配器20に出力する。 そして、パルス分配器20は、その算出結果を
受けた後、第8図ヘに示すようなタイミングで各
デジタルDCサーボ系の各偏差カウンタ21に前
記算出結果に応じたパルス信号を分配出力する。 それによつて、前述したデジタルDCサーボ系
の作用により、入力されたパルス信号に応じた位
置決め制御がなされるため、ロボツト1の手首部
8に取り付けたセンサ本体7の先端は、グローブ
ボツクスリツド12の最初の穴12aの上方位置
近傍の目標位置に位置決めされる。 なお、上記の説明では、ロボツト1を原点から
いきなり最初の目標位置まで動かすようにした
が、実際には両者の間に設定した複数の中継点を
夫々示す前述の中継位置データに基づいてロボツ
ト1の運転軌跡を限定するようになつている。 次に、パルス分配器20が、パルス信号の分配
を終了して第8図トに示す分配終了信号PEを出
力すると、制御部27は、これを受けてその受け
たタイミングで検出回路26から検出部Q1〜Q19
の穴検出状況に応じた出力P1〜P19を取り込む。 そして、制御部27は、その取り込んだ各出力
P1〜P19が“1”か“0”かを判定する。 そして、各出力P1〜P19が全て“0”なら、検
出部Q1〜Q19の何れもグローブボツクスリツド1
2の穴12aを検出していないので、位置ずれ誤
差検出不能と見做して異常信号NGを出力し、ロ
ボツト1の動作停止等の異常処理を行なう。 また、各出力P1〜P19のうち、少なくともP1
“1”となつているなら、少なくとも第6図の先
端面7cの中央に位置する検出部Q1が穴12a
内に覗いているので、位置ずれ誤差無しと見做し
て第8図ニに示すゲート信号Gをゲート回路18
に出力してゲート回路18を開き、それによつて
次の目標位置を示す位置データをメモリ19の旧
位置データエリア19aから読み出す。 さらに、各出力P1〜P19において、D2〜P19
うち1乃至3個が“1”なら、その“1”となつ
ている出力の種別を示す信号S2〜S19を第8図チ
に示すタイミングで選択読出回路28に出力す
る。 選択読出回路28は、センサ本体7の先端中心
点O(第3図参照)と各検出部Q2〜Q19の各中心
との距離及び先端中心点Oに対する各検出部Q2
〜Q19の各中心の所在方向を示す位置ベクトルデ
ータを格納したレジスタRST1〜RST18を入
力信号S2〜S19に応じて選択して、その選択した
レジスタから位置ベクトルデータを第8図リに示
すタイミングで位置ずれ誤差演算部29に出力す
る。 レジスタRST1〜RST18に格納した位置ベ
クトルデータの内容と信号S2〜S19の関係は例え
ば次表に示すようになつている。
【表】 なお、検出部Q1〜Q19の径d1、穴12aの径
d2、及び各検出部間の距離d3の大きさの関係を第
5図に示すように設定したため、レジスタRST
1〜RST18から読み出されるデータの数は1
乃至3個であり、選択読出回路28は、そのデー
タ数に応じて時系列で位置ベクトルデータを位置
ずれ誤差演算部29のバツフアレジスタに格納す
る。 位置ずれ誤差演算部29は、選択読出回路28
から位置ベクトルデータを受けると、第8図ヌに
示すタイミングで次のような演算して、穴12a
に対するセンサ本体7の先端中心の位置ずれ誤差
を求め、その求めた結果を新位置データ演算部3
0に出力する。 すなわち、選択読出回路28から入力された位
置ベクトルデータが1個なら、その位置ベクトル
データをそのまま新位置データ演算部30に出力
する。 また、入力された位置ベクトルデータが2個な
ら、両位置ベクトルデータをOQ→n,OQ→mとす
ると、(OQ→n+OQ→m)/2を演算して、その演
算結果を新位置データ演算部30に出力する。 例えば、第9図に示すように入力位置ベクトル
データが、OQ→3,OQ→15ならOP→x=(OQ→3+OQ→
15)/2を、OQ→7,OQ→12ならOP→y=(OQ→7+OQ→
12)/2を、OQ→4,OQ→10ならOP→z=(OQ→4+OQ→
10)/2を夫々演算する。 なお、このような演算をすると、図からも明ら
かなように穴12aに対するセンサ本体7の先端
中心の位置ずれ誤差(距離及び方向を含む)が求
まる。 さらに、入力された位置ベクトルデータが3個
なら、夫々のデータをOQ→n,OQ→m,OQ→lとす
ると、(OQ→n+OQ→m+OQ→l)/3を演算して、
その演算結果を新位置データ演算部30に出力す
る。 例えば、第10図に示すように入力位置ベクト
ルデータが、OQ→2,OQ→3,OQ→8ならOP→R=(OQ→2

OQ→3+OQ→8)/3を、OQ→7,OQ→12,OQ→19ならOP

=(OQ→7+OQ→12+OQ→19)/3を夫々演算する。 なお、このような演算すると、図からも明らか
なように、穴12aに対するセンサ本体7の先端
中心の位置ずれ誤差(距離及び方向を含む)が求
まる。 次に、第7図に戻つて、新位置データ演算部3
0は、第8図ルに示すタイミングで、位置ずれ誤
差演算部29から受けた位置ずれ誤差を示す位置
ベクトルデータと、現在位置レジスタ25からの
センサ本体7の先端中心の現在位置データとに基
づいて、新たなロツトのグローブボツクスリツド
12における最初の穴12aの新位置データを演
算して、その演算結果をメモリ19の新位置デー
タエリア19bにストアする。 なお、新位置データを演算する場合、位置ずれ
誤差を示す位置ベクトルデータOP→をセンサ本体
7の先端中心を原点とする座標系の位置ベクトル
とすれば、センサ本体7の先端中心の現在位置デ
ータのX,Y座標値に位置ベクトルOP→の終点座
標値を夫々加算するだけで求めることができる。 そして、制御部27は、メモリ19を監視して
その新位置データエリア19bに新位置データが
ストアされたことを確認すると、ゲート信号Gを
ゲート回路18に出力して前述の動作を繰返す。 そして、全ての旧位置データに対するデータ変
更作業が終了したら、新位置データエリア19b
内の新位置データを旧位置データエリア19aに
転送して、締結作業の開始指令を待つ。 次に、上記実施例の変更例を列記する。 (イ) 上記実施例では、検出部Q1〜Q19をセンサ本
体7の先端のヘツト部7bに設けたが、これに
限るものではなく、例えばロボツト1の手首部
8に第11図に示すような自動ねじ締め機31
を取り付けた場合、その開閉するチヤツク爪3
1a,31aの先端部に設けるようにしても良
いし、あるいはロボツト1の手首部8に図示し
ないメカニカルハンドを取り付けた場合、その
先端部に設けるようにしても良い。 (ロ) 上記実施例では、検出部Q1〜Q19を構成する
光フアイバ13の各受光端面部13aをヘツド
部7bの先端面7cに分配配置した例について
述べたが、先端面7cに19個の逃げ穴を設け
て、その各逃げ穴の底部に各受光端面部13a
を配設しても良い。 このようにすると、外乱光を拾うことが少な
くなり、検出精度が向上する。 (ハ) 検出部の数は、上記実施例のように19個とす
る必要はなく、それ以上でも以下でも良い。 但し、検出部の数が少ないと位置ずれ誤差の
検出精度が悪くなる。 また、検出部Q1〜Q19及び穴12aの径と検
出部間の距離の大きさの関係も任意であるが、
一度に穴12aの存在を検出する検出部の数が
多くなると、演算量が増大するので、少ない程
好ましい。 (ニ) 上記実施例では、自動車のインストルメント
パネルのグローブボツクスリツドの穴を対象に
した例について述べたが、インストルメントパ
ネルの他の部分(メータ等)や他のワークを対
象にしても良く、又上記実施例では、ロツトの
変更に伴つて位置データの変更するようにした
が、ロボツトやコンベア等をオーバホールした
後でも同様に適用可能であり、同様な効果を奏
する。 (ホ) 検出部Q1〜Q19の検出対象としては、上記実
施例のような穴の他、ボルト、ピン、又はマー
ク等でも良い。 (ヘ) 上記実施例では、新位置データ演算部30に
おいて、現在位置レジスタ25の現在位置デー
タを用いるようにしたが、この代りに旧位置デ
ータを用いても良い。 (ト) 上記実施例では、新位置データ演算部30に
おいて演算した新位置データをメモリ19の新
位置データエリア19bにストアするようにし
た例について述べたが、位置ずれ誤差演算部2
9において求めた位置ずれ誤差データをメモリ
19に記憶しておいて、作業時に新位置データ
を演算しながらその演算結果を移動データ算出
部17に出力するようにしても良い。 (チ) 上記実施例では、この発明を3軸の水平多関
節型ロボツトに適用した例について述べたが、
これに限るものではなく、どのような軸構成の
ロボツトにも同様に適用できる。 以上述べたように、この発明によれば、ねじ穴
のようなロボツトの作業小域とロボツトの作業端
との間の位置ずれ誤差を自動的に検出出来るの
で、例えばその検出した位置ずれ誤差に基づいて
位置データを補正することによつて、位置データ
変更に要する時間を従来に比べて大幅に短縮する
ことが可能となり、それによつてロボツトを含め
た作業ラインの稼動効率の向上を計ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明を適用した水平多関節型ロ
ボツトの位置ずれ誤差検出の様子を示す斜視図、
第2図は、第1図のセンサ本体の概略を示す拡大
部分断面図、第3図は、第2図のセンサ本体の先
端面を示す拡大端面図、第4図は、検出回路の一
例を示す回路図、第5図は、検出体とグローブボ
ツクスリツドの穴との大きさの関係を示す説明
図、第6図は、検出体における19個の検出部の名
称定義に供する図、第7図は、この発明によるロ
ボツトの位置ずれ誤差検出装置を含む第1図の水
平多関節型ロボツトの制御装置の一例を示すブロ
ツク図、第8図イ〜ルは、夫々第7図の動作説明
に供するタイミングチヤート、第9図及び第10
図は、夫々第7図の位置ずれ誤差演算部の演算内
容の説明に供する図、第11図は、自動ねじ締め
機の一例を示す部分断面図である。 1……水平多関節型ロボツト、7……センサ本
体、7b……ヘツド部、9……部品搬送コンベ
ア、10……インストルメントパネル、12……
グローブボツクスリツド、12a……穴(作業小
域)、13……光フアイバ、13a……受光端面
部、17……移動データ算出部、19……メモ
リ、20……パルス分配器、21……偏差カウン
タ、22……駆動部、23……速度検出部、24
……位置カウンタ、25……現在位置レジスタ、
26……検出回路、27……制御部、28……選
択読出回路、29……位置ずれ誤差演算部、30
……新位置データ演算部、M1〜M3……モータ、
PG1〜PG3……パルスジエネレータ、Q1〜Q19
…検出部、RST1〜RST18……レジスタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ロボツトの作業端の目標位置を位置データと
    して格納する位置データ記憶手段と、 前記作業端に設けられ、前記位置データに示さ
    れた前記作業端の目標位置近傍の作業小域の存在
    を検出する複数の検出部を、予め定めた領域内の
    所定の位置に分配配置した検出体と、 前記作業端を前記目標位置に位置決めした時
    に、前記作業小域の存在を検出した前記検出体に
    おける検出部の位置及び個数に応じて、前記作業
    小域に対する前記作業端の位置ずれ距離及び方向
    を演算する位置ずれ誤差演算手段と、 前記作業端を前記目標位置に位置決めした時の
    前記作業端の現在位置を検出する現在位置検出手
    段と、 前記位置ずれ誤差演算手段によつて演算された
    前記作業端の位置ずれ距離及び方向と前記現在位
    置検出手段によつて検出された前記作業端の現在
    位置とから前記作業端の新たな目標位置を位置デ
    ータとして演算する新位置データ演算手段と、 前記位置データ記憶手段に記憶されている位置
    データを、前記新位置データ演算手段によつて演
    算された位置データに更新する更新手段とを有す
    ることを特徴とするロボツトの制御装置。 2 検出体が、前記ロボツトの可動部の先端に取
    り付けたセンサ本体の先端部に固定したヘツド部
    であり、複数の検出体が、前記ヘツド部の先端面
    に所定の位置に分配配置した複数本の光フアイバ
    の各受光端面部であつて、その各光フアイバによ
    つて伝達される光を検出するようにした特許請求
    の範囲第1項記載のロボツトの制御装置。
JP9146182A 1982-05-28 1982-05-31 ロボットの制御装置 Granted JPS58211880A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9146182A JPS58211880A (ja) 1982-05-31 1982-05-31 ロボットの制御装置
PCT/JP1983/000165 WO1983004323A1 (en) 1982-05-28 1983-05-27 Method and device for automatically adjusting working position of robot
EP19830901630 EP0109447A4 (en) 1982-05-28 1983-05-27 METHOD AND DEVICE FOR AUTOMATICALLY ALIGNING THE WORKPLACE OF A ROBOT.

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9146182A JPS58211880A (ja) 1982-05-31 1982-05-31 ロボットの制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58211880A JPS58211880A (ja) 1983-12-09
JPH0212708B2 true JPH0212708B2 (ja) 1990-03-26

Family

ID=14027005

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9146182A Granted JPS58211880A (ja) 1982-05-28 1982-05-31 ロボットの制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58211880A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61279491A (ja) * 1985-05-31 1986-12-10 株式会社安川電機 視覚機器付産業用ロボット

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5291462A (en) * 1976-01-28 1977-08-01 Hitachi Ltd Pattern identifying device
JPS534964A (en) * 1976-07-02 1978-01-18 Hitachi Ltd Handler with visual sensor

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5291462A (en) * 1976-01-28 1977-08-01 Hitachi Ltd Pattern identifying device
JPS534964A (en) * 1976-07-02 1978-01-18 Hitachi Ltd Handler with visual sensor

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58211880A (ja) 1983-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN113714789B (zh) 基于视觉定位的螺纹拧紧装置及控制方法
JPH0517564B2 (ja)
US6212968B1 (en) SCARA robot
JP2003225837A (ja) 自動ねじ締め装置
JPS62299320A (ja) 射出成形機の自動原点調整方式
JPH0212708B2 (ja)
US6585561B2 (en) Method of teaching position
US6741055B2 (en) Positioning-controlling apparatus and positioning-controlling method, and part-mounting equipment and part-mounting method
JPH0238357B2 (ja)
JPH0227100B2 (ja)
JP2564722Y2 (ja) ロボットの制御装置
JPS60118478A (ja) 関節形ロボツトの位置制御装置
KR100224862B1 (ko) 로봇 암의 캘리브레이션 장치 및 방법
JPH0446717B2 (ja)
JPS60120406A (ja) 位置補正装置
JPH01210643A (ja) 遊星差動型減速機の制御装置
JPS59166430A (ja) 自動ねじ締め機の位置補正装置
JP2021053739A (ja) ロボットおよびロボットの制御方法
JPH0668695B2 (ja) ロボツト制御装置
JP2506157B2 (ja) ロボットの制御装置
JPS6311289A (ja) ロボツトの基準姿勢デ−タ読込方式
JPH05192885A (ja) ロボットアームの制御装置
EP0371146A1 (en) Numerical controller
JPS606816A (ja) 位置決め用センサ付自動ねじ締め機
JPS5997895A (ja) ロボツトの作業位置検出器