JPH0238357B2 - - Google Patents

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JPH0238357B2
JPH0238357B2 JP57089978A JP8997882A JPH0238357B2 JP H0238357 B2 JPH0238357 B2 JP H0238357B2 JP 57089978 A JP57089978 A JP 57089978A JP 8997882 A JP8997882 A JP 8997882A JP H0238357 B2 JPH0238357 B2 JP H0238357B2
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JP
Japan
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detection
robot
position correction
hole
screw tightening
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JP57089978A
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Yoshitada Sekine
Fumiki Yokota
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Priority to PCT/JP1983/000165 priority patent/WO1983004323A1/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、ロボツトの位置補正装置に関する
ものである。 近時、実用化されつつある組立(アセンブリ)
ロボツトにおいては、締結作業や部品の差し込み
作業等を如何にして迅速巧妙に失敗なく繰り返し
行えるようにするかが、重要な課題になつてい
る。 例えば、締結作業の例を採るなら、ねじが自動
供給される自動ねじ締め機を、ロボツトの可動部
の先端に取り付けたメカニカルハンドに把持させ
るか、ロボツトの可動部先端に直接取り付けて、
その自動ねじ締め機の先端をワークのねじ穴上に
正確に位置決めした後、自動ねじ締め機を垂直に
降してねじ締め作業を行うことが考えられる。 ところが、この作業を恙無く迅速に行うには、
ロボツトの繰り返し精度の向上を計ることも然る
事ながら、ロボツトの作業位置に供給されるワー
クのねじ穴位置が一定でないと、ロボツトの作業
端である自動ねじ締め機の先端の位置決めが正確
であつても失敗する確率が高くなつてしまう。 この事は、例えば自動車のインストルメントパ
ネルのようにねじ穴の位置精度がミリ単位でバラ
ツクようなワークの締結作業を行う場合に特に顕
在化する問題である。 そこで、近年ロボツトに視覚認識機能を持たせ
て、前述のワークのねじ穴位置を視覚的に認識し
て、自動ねじ締め機の先端の位置補正を行うこと
が試みられている。 しかしながら、これではTVカメラからの画像
データの処理に現段階の技術では時間がかかりす
ぎる難点があるばかりか、装置全体が高価である
ため、実用性があまりない。 この発明は、上記のような背景に鑑みてなされ
たものであり、前述のねじ穴のようなロボツトの
作業小域と、ロボツトの作業端(前述の例では自
動ねじ締め機の先端)との間の位置ずれ誤差を比
較的簡単な装置で高速に補正吸収し得るようにす
ることを目的とする。 そのため、この発明によるロボツトの位置補正
装置は、ロボツトの作業端に、該作業端の目標位
置の近傍に位置する円形状の作業小域の存在を検
出する3以上の検出部を、該作業小域内に包含さ
れるように同一円周上に分散配置した検出体を設
け、また、前記作業小域の存在を検出した前記検
出体における検出部の位置及び個数に応じて、よ
り多くの検出部を前記作業小域内に導く予め一義
的に定められた前記作業端の移動方向及び移動量
のデータ群からなる位置補正データが記憶された
位置補正データ記憶手段を予め設けておき、前記
作業端を前記目標位置に位置決めした時に、前記
位置補正データ記憶手段から前記作業小域の存在
を検出した前記検出体における検出部の位置及び
個数に適合した位置補正データを前記データ群の
中から選択し、この選択された位置補正データに
基づいてロボツトの可動部を駆動し、以上のよう
な動作を、前記検出体における全ての検出部が前
記作業小域の領域内に位置されるまで繰り返し行
なわせることで、前記作業端の位置補正を行なう
ようにしている。 なお、この明細書中において、ロボツトの作業
端とは、ロボツトの可動部の先端(手首部)自体
又はその先端に取り付けたメカルカルハンドに自
動ねじ締め機のような工具を持たせた場合なら、
その工具の先端部を、又メカルカルハンドによつ
て直接何らかの作業(部品の差し込み作業等)を
行う場合なら、メカニカルハンドにおける所定の
一端部を夫々表わすものとする。 また、ロボツトの作業小域とは、前述のような
締結作業の場合なら、ねじ穴等の穴又はスタツド
ボルト等を、差し込み作業の場合なら差込穴又は
ピン等を、又単にワーク上に付したマークの探索
作業の場合ならそのマークを夫々表わすものとす
る。 以下、この発明の実施例を添付図面を参照しな
がら説明する。 第1図は、この発明を適用した水平多関節型ロ
ボツトによる締結作業の様子を示す斜視図であ
る。 同図において、SCARA型とも称される水平多
関節型ロボツト1は、基部2上に正立固定した柱
体3と、この柱体3に対して矢示Z方向に上下動
する昇降部4と、この昇降部4に対してx−y平
面を矢示θ1方向に旋回する第1腕5と、この第1
腕5に対して同じくx−y平面上を矢示θ2方向に
旋回する第2腕6と、この第2腕6の端盤6aに
取り付けられ、後述する自動ねじ締め機7をベア
リングに介して回転自在に取り付けた手首部8と
によつて軸構成されている。 そして、昇降部4は、柱体3に取り付けたモー
タM1によつて減速機GB1及び柱体3内の回転−
直線運動変換機構を介して矢示Z方向に駆動さ
れ、第1腕5は、昇降部4に取り付けたモータ
M2によつて減速機GB2を介して矢印θ1方向に駆
動される。 また、第2腕6は、第1腕5に取り付けたモー
タM3によつて減速機GB3を介してθ2方向に駆動
される。 なお、PG1〜PG3は各モータM1〜M3の出力軸
に取り付けたパルスジエネレータであり、夫々昇
降部4及び第1、第2腕5,6の移動位置を検出
する。 また、昇降部4及び第1、第2腕5,6の連結
軸部に回転自在に取り付けた歯付プーリPU1
PU2と、自動ねじ締め機7のまわりに固着した歯
付プーリPU3との間には、夫々歯付ベルトVT1
VT2を張装してあり、これによつて第1、第2
腕5,6が夫々矢示θ1,θ2方向に旋回しても自動
ねじ締め機7の姿勢が常に一定となる。 そして、この水平多関節型ロボツト1は、その
前面に設置したワーク搬送コンベア9によつて矢
示Y方向から搬送されて図示の位置に停止するコ
ンベア9にクランプされた自動車のインストルメ
ントパネル10におけるグローブボツクス11
に、グローブボツクスリツド12をねじ締めする
作業を行う。 なお、グローブボツクスリツド12には、タツ
ピングねじをねじ込む穴12aが穿設してあり、
この穴12aはコンベア9の上流でグローブボツ
クスリツド12をグローブボツクス11に仮設す
る時に、グローブボツクス側の穴との間の位相を
合せてある。 そして、このグローブボツクスリツド12の穴
12aの穿設位置が部品毎に異なつている可能性
があるので、ロボツト1の先端に取り付けた自動
ねじ締め機7を例えば予めテイーチングによつて
得た目標位置に移動させた時、後述する位置補正
装置によつて穴12aと自動ねじ締め機7の先端
との位置ずれ誤差を吸収しようとするものであ
る。 次に、第2図を参照して自動ねじ締め機7の概
略を説明する。 同図において、図示しないねじ供給管に連通す
るねじ供給口13から送られてきたタツピングね
じ14は、図示しないリターンスプリングによつ
て図示のように閉じた樹脂製のチヤツク爪15,
15によつてチヤツクされており、チヤツク爪1
5,15を締め付け面に当てて、自動ねじ締め機
7を押すと、ビツト7aが前進してタツピングね
じ14と共にチヤツク爪15,15を押し広げる
ため、タツピングねじ14が締め付け面の穴に覗
き、その後ビツト7aが内蔵モータによつて回転
してねじ締めがなされる。 そして、この自動ねじ締め機7のチヤツク爪1
5,15の先端部は、第1図のグローブボツクス
リツド12の穴12aの存在を検出する4個の検
出部を一定の配列で分散配置するための検出体の
役目もなす。 すなわち、第3図に示すようにチヤツク爪1
5,15の先端面15a,15aの外周部には、
夫々2個ずつ計4個の同径の逃げ穴15b1〜15
b4を対称的に穿設してあり、この等4個の逃げ穴
15b1〜15b4の各底部にはチヤツク爪15,1
5内にモールドした4本の光フアイバ16の受光
端面部16aを夫々固定してある。 そして、これ等4本の光フアイバ16は、例え
ば第2図に示すチヤツク爪15,15の位置から
外部に一旦出た後、自動ねじ締め機7の頭部内に
設けた検出回路に導かれている。 検出回路は、例えば第4図に示すような構成の
回路部を4個備えている。 この回路部は、光フアイバ16によつて伝達さ
れた光をフオトトランジスタPTで受けて、その
光強度に応じた電流を抵抗Rに流す。 そして、この抵抗Rの両端に発生する電圧VX
を例えばCMOSのシユミツトトリガバツフアSH
で受けて、電圧VXがその入力スレシヨルドレベ
ルVTHより大きいか小さいかで出力eが“H”又
は“L”になるように回路定数を設定する。 例えば、チヤツク爪15,15の先端面15
a,15aの径d1、グローブボツクスリツド12
の穴12aの径d2、及び逃げ穴15a1〜15b4
径d3の間に、例えば第5図に示すような大小関係
を設定した場合、例えば逃げ穴15b4が図示のよ
うに穴12aに対して約2/3以上覗いた時に、出
力eが“L”に、それ以上では“H”になるよう
にする。 なお、グローブボツクスリツド12の穴12a
は、穴12a以外の部分より暗くなつている。 このようにすると、シユミツトトリガバツフア
SHの出力eが“L”の時、出力トランジスタTr
がオフであるから、出力P4は定電流源CIによつ
て“1”になり、出力eが“H”の時、出力トラ
ンジスタTrがオンして、出力P4が“0”になる。 なお、同回路部中、ダイオードDは逆接防止
用、ツエナーダイオードZD1は逆流防止用、ツエ
ナーダイオードZD2はサージ吸収用である。 したがつて、出力P4が“1”か“0”かを調
べることによつて、逃げ穴15b4の検出部である
光フアイバ16の端面部16aが穴12aの存在
を検出したか否かを知ることができる。 以下、第6図に示すように、逃げ穴15b1〜1
5b4に対応する検出部をQ1〜Q4と称し、それ等
に対応する各検出回路部の出力をP1〜P4と称す
る。 第7図は、この発明によるロボツトの位置補正
装置を含む第1図の水平多関節型ロボツト1の制
御ブロツク図である。 なお、第7図のパルス分配器20から先の偏差
カウンタ21、駆動部22、速度検出部23、及
び位置カウンタ24は、第1図の昇降部4を駆動
するモータM1のデジタルDCサーボ系であり、他
の第1、第2腕5,6のデジタルDCサーボ系は
全く同様に構成されているので、図示を省略す
る。 先ず、ロボツトを駆動制御するための基礎とな
る部分に就て説明する。 同図において、移動データ算出部17は、後述
するゲート信号G1によつてゲート回路18が開
いた時に、メモリ19から読み出される第1図の
自動ねじ締め機7の先端の目標位置を示す位置デ
ータと現在位置レジスタ25に格納されている昇
降部4及び第1、第2腕5,6各部の現在位置デ
ータとに基づいて、昇降部4の移動量及び第1、
第2腕5,6の各移動角を算出して、その算出結
果をパルス分配器20に出力する。 なお、メモリ19には、第1図のグローブボツ
クスリツド12の各穴12aの位置を例えばテイ
ーチングによつて求めた結果である複数の位置デ
ータやロボツトの原点位置データ等が格納してあ
り、予め定めた作業順序に従つて読み出される。 ただし、これ等の各位置データでは、ロボツト
1の先端の自動ねじ締め機7を夫々相異なるグロ
ーブボツクスリツド12の各穴12a上に正確に
位置決めできる保証はないが、少なくともその近
傍に位置決めすることは可能である。 パルス分配器20は、移動データ算出部17か
らの算出結果に基づいて、各部の移動量(角)を
パルス数で表わしたパルス信号を形成して、夫々
のパルス信号を各デジタルDCサーボ系の偏差カ
ウンタ21に分配出力する。 デジタルDCサーボ系では、偏差カウンタ21
のカウント出力に応じて駆動部22内のD/A変
換器及びサーボアンプを介してモータM1を回転
駆動制御するようになつており、その速度及び位
置(回転量)制御の概略は次の如くである。 すなわち、モータM1の正転方向に回すべき時
は、パルス分配器20からのパルス信号を偏差カ
ウンタ21のアップカウント端子Uに、モータ
M1によつて作動するパルスジエネレータPG1
らフイードバツクされるパルス信号を偏差カウン
タ21のダウンカウント端子Dに、夫々図示しな
い切換回路を介して入力する。 このようにすると、モータM1が回転し始めた
時点から一定時間経過するまでは、パルス信号の
周期及びパルスジエネレータPG1の出力特性によ
つて決まる速さで、偏差カウンタ21のカウント
値は増加し、前記一定時間経過後は偏差カウンタ
21のカウント値は一定に保たれる。 そして、偏差カウンタ21のアツプカウント端
子Uに入力されるパルス信号がなくなると、パル
スジエネレータPG1からのパルス信号よつてその
カウント値がデクリメントされていく。 このような変化をする偏差カウンタ21のカウ
ント値を速度基準値として、この速度基準値と速
度検出部23からの実速値(パルスジエネレータ
PG1からのパルス信号をF/V変換して得る)と
を比較して両者が一致するように駆動部22は速
度フイードバツク制御する。 このように、偏差カウンタ21がパルス分配器
20からのパルス信号をカウントし始めることに
よつてモータM1が回転し始め、偏差カウンタ2
1のカウント値が増加、一定、減少して零になる
ことによつて、モータM1がそのパルス数に応じ
た回転数だけ回転して停止し、それによつて位置
(回転量)制御が行われる訳であるが、モータM1
の回転量が所定値以上又は以下の場合は、次のよ
うな補正が行われる。 すなわち、パルスジエネレータPG1としてイン
クリメンタル形のものを使用すると、モータM1
の回転方向をその出力パルス信号の位相を弁別す
ることによつて検知できる。 そこで、前述した切換回路にその弁別機能を持
たせて、モータM1が正転の時は前述のとおりパ
ルスジエネレータPG1からのパルス信号を偏差カ
ウンタ21のダウンカウント端子Dに、逆転の時
はそのパルス信号をアツプカウント端子Uに夫々
入力するようにする。 このようにすると、当然の事ながら回転量が所
定値に充たない時は、偏差カウンタ21のカウン
ト値は零にはならないので、モータM1をさらに
正方向に回転してカウント値が零になるように作
用し、回転量が所定値を越えていれば、偏差カウ
ンタ21のカウント値は負の値であるから、モー
タM1は逆方向に回転されると共に、その回転に
応じてパルスジエネレータPG1から出力されるパ
ルス信号によつて負の値のカウント値が正方向に
向つてインクリメントされて、カウント値が零に
なるように作用する。 それによつて、モータM1は結果的にはパルス
分配器20からのパルス信号のパルス数に応じた
回転数だけ回転して停止する。 なお、現在位置レジスタ25は、前述のように
して駆動制御される各モータM1〜M3の始動時点
からの見かけ上の回転量(正転量−逆転量)をカ
ウントする3個の位置カウンタ24からのカウン
ト出力を格納するようにしてあり、それによつて
ロボツト1の各部が原点位置からどれだけ動いた
かを示す現在位置データを常に保持している。 なお、これ等の各位置カウンタ24も、各パル
スジエネレータPG1〜PG3からのパルス信号の位
相を検知して、モータM1〜M3の正転時のパルス
信号をアップカウント端子に、逆転時のパルス信
号をダウンカウント端子に夫々入力する切換回路
を入力側に夫々接続してある。 以上のようにして、第1図のロボツト1の手首
部8に取り付けた自動ねじ締め機7の先端を、コ
ンベア9上にインストルメントパネル10のグロ
ーブボツクス11に仮設したグローブボツクスリ
ツド12の各穴12aの近傍(一致する場合もあ
る)に位置決めすることができる。 次に、この発明に係わる部分に就て説明する。
第7図において、検出回路26は、第4図に示し
た検出回路部を4個備えており、検出部Q1〜Q4
の検出結果に応じて前述した出力P1〜P4を出力
する。 判別回路27は、後述するゲート信号G2によ
つて開かれるゲート回路28を介して入力される
検出回路26からの出力P1〜P4を2進データと
して入力して、第1表に示すような条件の下に信
号S0〜S13を出力する。 なお、第1表において、例えばQ1〜Q4がオフ
とは、検出部Q1〜Q4の全てが穴12aの存在を
検出していないことを表わし、Q1がオンとは検
出部Q1のみが穴12aの存在を検出しているこ
とを示す。
【表】 また、第1表においてQ1,Q3がオン又はQ2
Q4がオンとなる状態がないのは、第6図から明
らかなように4個の検出部Q1〜Q4のうち、対角
に位置する2個の検出部のみが穴12aの存在を
検出することがあり得ないからである。 なお、このように作用する判別回路27は、例
えば公知の2進−16進変換回路によつて簡単に作
ることができる。 制御部29は、この発明に係わる制御を含むロ
ボツト全体の制御を司る。 すなわち、制御部29は、第8図イに示すロボ
ツト起動指令STが入力されると、先ず同図ロに示
すゲート信号G1をゲート回路18に出力して、
ゲート回路18を開き、それによつて最初の目標
位置を示す位置データがメモリ19からの移動デ
ータ算出部17に出力される。 移動データ算出部17は、その位置データを受
けた後、第8図ハに示すようにゲート信号G1
立下りのタイミングに基づいて、ロボツト1の各
部の移動データを算出して、その算出結果をパル
ス分配器20に出力する。 そして、パルス分配器20は、その算出結果を
受けて第8図ニに示すようなタイミングで各デジ
タルDCサーボ系の各偏差カウンタ21に前記算
出結果に応じたパルス信号を分配出力する。 それによつて、前述したデジタルDCサーボ系
の作用により、入力されたパルス信号に応じた位
置決め制御がなされるため、ロボツト1の手首部
8に取り付けた自動ねじ締め機7の先端は、グロ
ーブボツクスリツド12の最初の穴12aの位置
近傍に目標位置に位置決めされる。 なお、上記の説明では、ロボツト1を原点から
いきなり最初の目標位置まで動かすようにした
が、実際には両者の間に複数の中継点を設定して
ロボツト1の運動軌跡を限定するようにしてい
る。 次に、パルス分配器20がパルス信号の分配を
終了すると、第8図ホに示す分配終了信号PE
制御部29に入力される。 制御部29は、この分配終了信号PEを受けて
第8図ヘに示すようなゲート信号G2をゲート回
路28に出力して、ゲート回路28を開く。 このゲート回路28が開くと、自動ねじ締め機
7の先端面の検出部Q1〜Q4の穴検出状況に応じ
た出力P1〜P4が検出回路26から判別回路27
に出力されて、前述のような判別が行われ、それ
によつて第8図トに示すタイミングで信号S0
S13の何れか1つが制御部29に入力される。 制御部29は、この信号を受けて該信号がS0
らば、検出部Q1〜Q4の何れもグローブボツクス
リツド12の穴12aを検出していないので、位
置補正不能と見做して異常信号NGを出力し、ロ
ボツト1の動作停止等の異常処理を行う。 また、入力信号がS1〜S12なら、それに対応す
る選択信号T1〜T12の何れかを選択読出回路30
に出力する。 選択読出回路30は、選択信号T1〜T12に応じ
て夫々自動ねじ締め機7の先端の移動方向及び移
動量を示す位置補正データを格納したレジスタ
RST1〜RST12の何れか1つを選択して、そ
の選択したレジスタから位置補正データを第8図
チに示すタイミングで移動データ算出部17に出
力する。 レジスタRST1〜RST12に格納する位置補
正データの内容と選択信号T1〜T12の関係は、例
えば第2表に示すように設定してある。
【表】
【表】 なお、第2表のように設定した理由は、例えば
第9図イに示すように、検出部Q4のみが穴12
aの存在を検出している場合、自動ねじ締め機7
を検出部Q4方向(矢印方向)に距離l1移動させれ
ば、同図ロに示すように検出部Q1,Q2が穴12
aの存在を検出するようになり、この状態から検
出部Q1,Q2の中心方向(矢示方向)に自動ねじ
締め機7を距離l2移動させれば、同図ハに示すよ
うに検出部Q1,Q3,Q4が穴12aの存在を検出
するようになるからである。 また、第9図ハの状態から検出部Q4の方向
(矢示方向)に自動ねじ締め機7を距離l3移動さ
せれば、同図ニに示すように全ての検出部Q1
Q4が穴12aの存在を検出するようになるから
である。 したがつて、第2表のように設定することによ
つて、4個の検出部Q1〜Q4の1つが穴12aの
存在を検出していれば、前述のように3回位置補
正を繰返すと、第9図ニに示すように検出部Q1
〜Q4の全てが穴12aの存在を検出するように
なり、検出部Q1〜Q4の2つが穴12aの存在を
検出していれば、2回位置補正を繰返すと、第9
図ニのようになる。 また、検出部Q1〜Q4の3つが穴12aの存在
を検出していれば、1回の位置補正で第9図ニに
示すようになる。 第7図に戻つて、制御部29に判別回路27か
ら入力される信号がS13なら、再び第8図ロに示
すゲート信号G1をゲート回路18に出力してゲ
ート回路18を開き、それによつて今度はねじ締
め作業を行うための位置データがメモリ19から
読み出されて、その位置データが移動データ算出
部17に出力される。 以上のような前提の下に、制御部29が実行す
る制御動作の流れを第10図のフロー図に従つて
説明する。 STEP1 前述したようにしてロボツト1の手首
部8に取り付けた自動ねじ締め機7をテイーチ
ングによる目標位置まで移動させる。 STEP2 自動ねじ締め機7の先端が目標位置に
位置したら、判別回路27からの信号S0〜S13
に基づいて、検出部Q1〜Q4のどれが幾つ穴1
2aの存在を検出したかをチエツクし、何れも
検出していなければ異常信号NGを出力して異
常処理を行う。 検出部Q1〜Q4の内1〜3個穴12aの存在
を検出していれば、選択信号T1〜T12の何れか
を選択読出回路30に出力してSTEP3に進み、
4個とも穴12aの存在を検出していれば、ゲ
ート信号G1をゲート回路18に出力して
STEP4に進む。 STEP3 STEP2において出力された選択信号T1
〜T12の何れかによつて選択されたレジスタ
RST1〜RST12の何れかから読み出された
第2表に示す位置補正データを移動データ算出
部17に出力し、それによつて前述した移動デ
ータ算出部17、パルス分配器20、及びロボ
ツト各部のデジタルDCサーボ系の作用により、
自動ねじ締め機7の先端の位置補正を行う。 そして、このSTEP3とSTEP2のループを繰
り返して、検出部Q1〜Q4が全て穴12aの存
在を検出したら、前記ループから抜け出て
STEP4に進む。 STEP4 自動ねじ締め機7の先端面の検出部Q1
〜Q4が全てグローブボツクスリツド12の穴
12aを検出しているため、自動ねじ締め機7
の先端部が穴12aに完全に覗いており、ねじ
締めが可能である。 そこでゲート信号G1によつてゲート回路1
8を開いてねじ締め作業を行うための位置デー
タをメモリ19から読み出して、移動データ算
出部17に出力し、それによつてねじ締め作業
を行う。 なお、ねじ締め作業を行うための位置データ
とは、第1図の昇降部4のみを矢示Z方向に所
定量を降すのに必要な位置データである。 STEP5 STEP4のねじ締め作業が完了したか否
かを監視し、完了したらSTEP6に進む。 なお、ねじ締め作業が完了したか否かを監視
する方法としては、自動ねじ締め機7のビツト
7aにかかるトルクを検出することによつて行
うとか、単にタイマにより時間計測によつて行
う方法等が考えられる。 STEP6 グローブボツクスリツド12の全ての
穴12aのねじ締め作業が完了したか否かとチ
エツクし、完了していなければSTEP1に戻つ
て前述の動作を繰り返し、完了していれば
STEP7に進む。 なお、2回目以降におけるSTEP1で処理さ
れる目標位置は、グローブボツクスリツド12
の各穴12aに対応して順次メモリ19から読
み出される。 STEP7 ロボツト1の作業位置に停止したコン
ベア9上のインストルメントパネル10におけ
るグローブボツクスリツド12の取り付けが終
了したので、ロボツト1を原点に復帰させて、
次の作業タイミングまで待機する。 なお、第7図において、判別回路27、制御部
29、選択読出回路30、及びレジスタRST1
〜RST12によつて位置補正量決定手段を、又
移動データ算出部17、パルス分配器20、現在
位置レジスタ25、及び各デジタルDCサーボ系
によつて位置補正制御手段を夫々構成している。 また、以下に上記実施例の変更例を列記する。 (イ) 第3図に示す逃げ穴15b1〜15b4の径と光
フアイバ16の受光端面部16aの径とを同径
にしても略同様の検出効果を奏する。 (ロ) 第11図イに示すように、4個の検出部Q1
〜Q4の中心に新たな検出部Q5を設けて、この
検出部Q5が穴12aの存在を検出した時点で、
ねじ締め作業を開始するようにしても良い。 この場合、上記実施例より精度は落ちるが、
自動ねじ締め機7の先端中心が、穴12aに覗
くようになるので、ねじ締めは可能である。 なお、このようにした場合、チエツク爪1
5,15の先端面15a,15aが開いた状態
を示す第11図ロのようになる。 (ハ) 検出部の数は、2個以上なら幾つでも良く、
例えば第12図に示すように7個にしても良
い。 この場合、例えば先端面15a,15aの径
d4は、穴12aの径d5の2倍弱とし、7個の検
出部のうち近接する3個を夫々穴12aと同円
に内接するようにする。 そして、検出部のうち1つが、穴12aの存
在を検出していれば、その検出した検出部の方
向にl4=d4/2−d3/2(d3:検出部の径)移
動させ、又検出部のうちの2つが、穴12aの
存在を検出していれば、その検出した2つの検
出部の中心方向に前記l4だけ移動させれば、必
らず中心の検出部が穴12aの存在を検出する
ようになり、それによつてねじ締め作業が失敗
なく行える。 (ニ) 上記実施例では、ロボツト1の手首部8に自
動ねじ締め機7を取り付けるようにしたが、手
首部8にメカニカルハンドを装着して、このメ
カニカルハンドによつて自動ねじ締め機7を把
持させるようにしても良い。 (ホ) 上記実施例では、自動車のインストルメント
パネルのグローブボツクスリツドの締結作業に
この発明を適用した例について述べたが、イン
ストルメントパネルの他の部分(メータ等)や
他のワークの締結作業にも全く同様に適用でき
る。 なお締結作業の中で、例えばスタツドボルト
にナツトを締め付ける作業の場合も、ナツトラ
ンナに前述のような自動ねじ締め機に取り付け
たような複数の検出部を取り付ければ、同様の
効果を奏する。 また、ロボツトの手首部8に取り付けたメカ
ニルハンドによつてピン等の差し込み作業を行
うような場合なら、メカニカルバンドに複数の
検出部を設けて、それによつてピンの差込穴と
メカニカルハンドとの位置ずれを検出して、位
置補正するようにしても良い。 (ヘ) 上記実施例では、この発明を3軸の水平多関
節型ロボツトに適用した例について述べたが、
これに限るものではなく、どのような軸構成の
ロボツトにも同様に適用できる。 以上説明したように、この発明によれば、ねじ
穴のようなロボツトの作業小域とロボツトの作業
端との間の位置ずれ誤差を比較的簡単な装置でし
かも従来の視覚認識装置に比べて高速に補正吸入
できるので、ロボツトの生産ラインに設置する上
で多大な効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明を適用した水平多関節型ロ
ボツトによる締結作業の様子を示す斜視図、第2
図は、第1図の自動ねじ締め機の概略を示す拡大
部分断面図、第3図は、自動ねじ締め機の先端部
に一体に設けた検出体の一例を示す構成図、第4
図は、第3図の検出部の検出回路部の一例を示す
回路図、第5図は、検出体とグローブボツクスリ
ツドの穴との大きさの関係を示す説明図、第6図
は、検出体の4個の検出部の各称定義に供する
図、第7図は、この発明によるロボツトの位置補
正装置を含む第1図の水平多関節型ロボツトの制
御装置の一例を示すブロツク図、第8図イ〜チ
は、夫々第7図の動作説明に供するタイミングチ
ヤート、第9図イ〜ニは、夫々位置補正の概要説
明に供する図、第10図は、第7図の制御部が実
行する制御動作を示すフロー図、第11図イ,ロ
及び第12図は、夫々検出体の他の構成例を示す
説明図である。 1……水平多関節型ロボツト、7……自動ねじ
締め機、9……部品搬送コンベア、10……イン
ストルメントパネル、12……グローブボツクス
リツド、12a……穴(作業小域)、15……チ
ヤツク爪(検出体)、15b1〜15b4……逃げ穴、
16……光フアイバ、16a……受光端面部、1
7……移動データ算出部、20……パルス分配
器、21……偏差カウンタ、22……駆動部、2
3……速度検出部、24……位置カウンタ、25
……現在位置レジスタ、26……検出回路、27
……判別回路、29……制御部、30……選択読
出回路、M1〜M3……モータ、PG1〜PG3……パ
ルスジエネレータ、Q1〜Q5……検出部、RST1
〜RST12……レジスタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ロボツトの作業端に設けられ、該作業端の目
    標位置の近傍に位置する円形状の作業小域の存在
    を検出する3以上の検出部を該作業小域よりも狭
    い領域内で同一円周上に分散配置した検出体と、 前記作業小域の存在を検出した前記検出体にお
    ける検出部の位置及び個数に応じて、より多くの
    検出部を前記作業小域内に導く予め一義的に定め
    られた前記作業端の移動方向及び移動量のデータ
    群からなる位置補正データが記憶された位置補正
    データ記憶手段と、 前記作業端を前記目標位置に位置決めした時
    に、前記作業小域の存在を検出した前記検出体に
    おける検出部の位置及び個数に適合した位置補正
    データを前記位置補正データ記憶手段に記憶され
    ているデータ群の中から選択する選択手段と、 該選択手段によつて選択された位置補正データ
    に基づいて前記ロボツトの可動部を駆動する駆動
    手段と、 前記検出体における全ての検出部が前記作業小
    域の領域内に位置されるまで前記選択手段による
    位置補正データの選択及び前記駆動手段による前
    記可動部の駆動を繰り返し行ない、前記作業端の
    位置補正を行なう位置補正制御手段とを有するこ
    とを特徴とするロボツトの位置補正装置。 2 検出体が、ロボツトの可動部の先端に取り付
    けた自動ねじ締め機における開閉可能なチヤツク
    爪であり、3以上の検出部が、前記チヤツク爪の
    先端面に一定の配列で分散配置した複数本の光フ
    アイバの各受光端面部であつて、その各光フアイ
    バによつて伝達される光を検出するようにした特
    許請求の範囲第1項記載のロボツトの位置補正装
    置。
JP8997882A 1982-05-28 1982-05-28 ロボツトの位置補正装置 Granted JPS58206387A (ja)

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PCT/JP1983/000165 WO1983004323A1 (en) 1982-05-28 1983-05-27 Method and device for automatically adjusting working position of robot
EP19830901630 EP0109447A4 (en) 1982-05-28 1983-05-27 METHOD AND DEVICE FOR AUTOMATICALLY ALIGNING THE WORKPLACE OF A ROBOT.

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