JPH0212598A

JPH0212598A - 携帯可能電子装置

Info

Publication number: JPH0212598A
Application number: JP63163818A
Authority: JP
Inventors: Tsutomu Tanaka; 勤田中; Atsushi Murata; 敦村田
Original assignee: Toshiba Corp; Toshiba Intelligent Technology Co Ltd
Current assignee: Toshiba Corp; Toshiba Intelligent Technology Co Ltd
Priority date: 1988-06-30
Filing date: 1988-06-30
Publication date: 1990-01-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は、たとえばショッピングシステムにおけるクレ
ジットカードなどとして利用される、いわゆるＩＣカー
ドと称される携帯可能電子装置に関する。

（従来の技術）近年、新たな携帯可能なデータ記憶媒体として、消去可
能な不揮発性メモリおよびこれらを制御するＣＰＵなど
の制御素子を有するＩＣチップを内蔵したＩＣカードが
開発されている。この種のＩＣカードは、内蔵する制御
素子によって内蔵するメモリをアクセスすることにより
、外部（端末装置など）からの要求に応じて必要なデー
タの人出力などを行なうものである。

さらに、最近では、カード内にバッテリを内蔵し、かつ
キーボードおよび表示部を備え、端末装置などに接続し
なくともオフラインで動作するバッテリ駆動形のＩＣカ
ードも開発されている。

さて、最近、このようなＩＣカードは、たとえばショッ
ピングシステムにおけるクレジットカードとして利用さ
れる。その場合、ショッピング時（買物取引時）、カー
ド所持者がカード上のキーボードによって取引金額を入
力することにより、その入力された取引金額をカード内
のメモリに記憶されている取引限度額から引去り、取引
限度額の変更を行なうことにより取引処理を行なうよう
になっている。

しかし、従来のＩＣカードにあっては、取引金額の入力
は１件ごとに行なわれており、このため、たとえば−度
の取引に複数の買物をした場合には、カード所持者はそ
れらの合計金額を算出してから入力する必要があり、非
常に繁雑であった。

また、たとえば特に米国などでは、貢物取引の際、実際
の買物物品の金額に一定比率の物品税を加えた金額を店
に支払う必要があるが、その場合にも、カード所持者は
一定比率の物品税を算出し、それを加えた合計金額を算
出してから入力する必要がある。

（発明が解決しようとする課題）本発明は、上記したように取引金額の入力は１度に１件
しか入力することができないため、たとえば−度の取引
に複数の買物をした場合には、本装置の所持者はそれら
の合計金額を算出しなければならず、非常に繁雑である
という問題点を解決すべくなされたもので、取引金額の
入力時、たとえば複数の入力金額を加算して入力するこ
とが可能となり、本装置の所持者が取引金額の合計を算
出するなどの繁雑さを解消することができる携帯可能電
子装置を提供することを目的とする。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）本発明の携帯可能電子装置は、少なくとも取引限度額な
どの情報を記憶している記憶手段と、少なくとも数字キ
ーおよび演算キーを有するキー入力手段と、このキー入
力手段で取引金額が入力されると、その取引金額を前記
記憶手段内の取り限度額から引去る取引処理を行なう取
引手段と、前記キー入力手段で取引金額を入力する際に
動作し、前記キー入力手段のキー操作に基づき少なくと
も四則演算を行なう演算手段とを具備している。

（作用）取引処理を行なう際の取引金額を入力するとき、数字キ
ーおよび演算キーを使用して少なくとも四則演算を行な
う演算手段を設けることにより、取引金額の入力時、た
とえば複数の入力金額を加算して入力することが可能と
なる。したがって、たとえば−度の取引に複数の買物を
した場合に、従来のような本装置の所持者が取引金額の
合計を算出するなどの繁雑さを解消することができる。

また、たとえば特に米国などでは、買物取引の際、実際
の買物物品の金額に一定比率の物品税を加えた金額を店
に支払う必要があるが、そのような場合にも非常に便利
である。

（実施例）以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。

第６図は本発明に係る携帯可能電子装置の一例として、
たとえば買物取引などを行なうためのクレジットカード
などとして用いられる多機能形のＩＣカードの外観を示
している。このＩＣカードは、オンライン、オフライン
のいずれでも使用可能となっていて、たとえば複数の取
引口座との取引処理が可能な取引機能、日付情報および
時刻情報を表示する時計機能、少なくとも四則演算を行
なう演算機能などを有している。

第６図において、１はカード本体で、たとえば長方形の
厚さの薄いプラスチック板からなる。カード本体１の表
面所定部位には、カード本体１内に埋設された集積回路
（ＩＣ）２と電気的に接続され、図示しない端末装置な
どと電気的に通信するためのコンタクト部３、入出力情
報、日付情報および時刻情報などを表示する液晶表示部
４、および情報入力用のキーボード（キー入力手段）５
が設けられている。また、カード本体１内には、水晶発
振子６およびｓｇ供給用のバッテリ７が埋設されている
。

キーボード５には、取引口座を選択する口座選択キー８
、第１メモリキー（メモリライトキー）９、第２メモリ
キー（メモリリードキー）１０、クリアキー１１、テン
キー１２、および四則演算キーとしての加算キー１３、
減算キー１４、除算キー１５、乗算キー１６、イコール
キー１７、小数点キー１８などが設けられている。

なお、取引口座の選択は、たとえば口座選択キー８を１
回押下するごとに、本ＩＣカードで取引可能な取引口座
の種類が変化して液晶表示部４に表示され、そこで例え
ばイコールキー１７を押下することにより、その表示さ
れている取引口座が選択指定されるようになっている。

第５図は上記したＩＣカードの回路構成を示すものであ
る。すなわち、ＣＰＵなどの制御素子（制御部）２１は
全体的な制御を司るものであり、この制御素子２１には
前記コンタクト部３、液晶表示部４およびキーボード５
が接続されるとともに、各種データを記憶するデータメ
モリ（記憶手段）２２、制御素子２１の処理プログラム
などを記憶するプログラムメモリ２３、および日付発生
手段としての時計回路２４が接続されていて、これらの
うち制御素子２１、データメモリ２２、プログラムメモ
リ２３、および時計回路２４は集積回路２として１チツ
プ（あるいは複数チップ）で形成されており、この集積
回路２はバッテリ７によって動作電源が供給されるよう
になっている。

時計回路２４は、水晶発振子６から出力される基準クロ
ックをカウントすることにより、日付情報（年月日情報
）および時刻情報を発生する。

データメモリ２２は、たとえばＥＥＰＲＯＭなどの消去
可能な不揮発性メモリで構成されており、たとえば第４
図に示すように、取引限度額が複数の取引口座ごとに記
憶されている領域３１、取引有効期限が複数の取引口座
ごとに記憶されている領域３２、その他の情報（カード
所持者の住所および氏名、暗証番号、各取引口座の金融
機関名、口座番号など）が記憶されている領域３３、お
よび入力情報などを一時記憶するための領域３４などか
らなっている。

次に、このような構成において動作を説明する。

なお、本ＩＣカードの利用手段としては、コンタクト部
３を介して電気的に外部と通信する機能により行なうオ
ンラインモードと、キーボード５と液晶表示部４とによ
り行なうオフラインモードとがあるが、以下、オフライ
ンモードによる取引処理について第２図に示すフローチ
ャートを参照して説明する。

まず、最初に、制御素子２１は、液晶表示部４に取引口
座の選択を案内するメツセージを表示する。ここで、カ
ード所持者は、キーボード５内の口座選択キー８および
イコールキー１７を用いて取引口座を選択する（Ｓｌ）
。すると、制御素子２１は、その選択された取引口座を
認識し、液晶表示部４に暗証番号の入力を案内するメツ
セージを表示する。

ここで、カード所持者は、キーボード５内のテンキー１
２によって自己の暗証番号を入力する（Ｓ２）。すると
、制御素子２１は、その入力された暗証番号とデータメ
モリ２２の領域３３に記憶されている暗証番号とを照合
しくＳ３）、照合不一致の場合には取引不可のメツセー
ジを液晶表示部４に表示しく８４）　、取引処理を終了
する。

ステップＳ３の照合において、照合一致が得られた場合
、制御素子２１は、データメモリ２２の領域３２に記憶
されている当該取引口座の取引有効期限と、時計回路２
４から発生する現在の日付情報とを照合することにより
取引有効期限を判定する（Ｓ５）。この判定の結果、取
引有効期限が無効であった場合、制御素子２１は、取引
不可のメツセージを液晶表示部４に表示しくＳ４）　、
取引処理を終了する。

ステップＳ５の判定において、取引有効期限が有効であ
った場合、制御素子２１は、液晶表示部４に取引金額の
入力を案内するメツセージを表示する。ここで、カード
所持者は、キーボード５を用いて取引金額を入力する（
Ｓ６）。すると、制御素子２１は、その取引金額がデー
タメモリ２２の領域３１に記憶されている当該取引口座
の取引限度額以下か否かを判定する（Ｓ７）。この判定
の結果、取引金額が取引限度額を超えていた場合、制御
素子２１は、取引不可のメツセージを液晶表示部４に表
示しくＳ４）　、取引処理を終了する。

ステップＳ７の判定において、取引金額が取引限度額以
下だった場合、制御素子２１は、データメモリ２２の領
域３１に記憶されている当該取引口座の取引限度額から
取引金額を減算しくＳ８）、その結果を新たな取引限度
額とし、領域３１に記憶されている当該取引口座の取引
限度額をその新たな取引限度額に書換え、取引処理を終
了する。

さて、本発明では、第２図の取引金額の入力時（ステッ
プＳ６の処理時）に演算機能を使用することを可能とし
ており、以下、この取引金額の入力処理について第１図
に示すフローチャートを参照して詳細に説明する。

まず、最初に、制ｇａ索子２１は、液晶表示部４に「０
」を表示しく５ｌｌ）　　キー入力待ち状態となる（３
１２）。ここで、キーボード５内のテンキー（数字キー
）１２が押下された場合（Ｓ１３）、制御素子２１は、
その押下されたキーに対応する数値を液晶表示部４に表
示して（Ｓ１４）、その数値をデータメモリ２２の領域
３４に一時記憶し、ステップ５１２に戻りでキー入力待
ち状態となる。

演算キー（１３〜１６のうちの１つ）が押下された場合
（８１５）、制御素子２１は、以前に入力されたデータ
とともに押下された演算キーに対応する演算記号を液晶
表示部４に表示しく５１６）、ステップＳ１２に戻って
キー入力待ち状態となる。

第１メモリキー９が押下された場合（Ｓ　１７）、制御
索子２１は、液晶表示部４に現在表示しているデータを
データメモリ２２の領域３４に一時記憶しく５１８）、
ステップＳ１２に戻ってキー入力待ち状態となる。

第２メモリキー１０が押下された場合（８１９）、制御素子２１は、データメモリ２２の領域
３４に一時記憶しであるデータを液晶表示部４に表示し
く５２０）、ステップＳ１２に戻ってキー入力待ち状態
となる。

クリアキー１１が押下された場合（Ｓ２１）、制御素子
２１は、以前の入力データをクリアしく５２２）、ステ
ップＳｌｌに戻って液晶表示部４に「０」を表示し、ス
テップＳ１２でキー入力待ち状態となる。ただし、この
場合、データメモリ２２の領域３４に一時記憶しである
データはクリアされない。

イコールキー１７が押下された場合（５２３）、制御素
子２１は、以前に入力されたデータの演算結果を液晶表
示部４に表示しく５２４）、取引金額の入力処理を終了
する。なお、取引限度額の減額（第２図のステップＳ８
の処理）は、イコールキー１７が押下された後に表示さ
れた合計金額を取引金額として処理する。

第３図に本実施例におけるキー操作と表示の例を示す。

（ａ）取引口座の選択待ち（ｂ）取引口座の選択（ｃ）取引口座の選択後、暗証番号の入力待ち（ｄ）暗証番号の入力（ｅ）暗証番号の照合後、取引金額の入力待ち（ｆ）第１の取引金額の入力（ｇ）加算キーの押下（ｈ）第２の取引金額の入力（ｉ）加算キーの押下（第１．第２の取引金額の演算結果を表示）（ｊ）表示されている金額（２１０００）の記憶とクリ
ア（ｋ）第３の取引金額の入力（））乗算キーの押下（ｍ）第３の取引金額の物品の個数入力（ｎ）加算キー
の押下（第３の取引金額の物品の小計を表示）（ｏ）第１と第２の取引金額の合計（２１０００、）の読出しくｐ）イコールキーの押下により取引金額の入力を終了
、承認番号と合計取引金額とを交互に表示し、同時に取り限度額を減額このように、取引金額を入力する際に演算機能を使用可
能とすることにより、取引金額の入力時、たとえば複数
の入力金額を演算（少なくとも四則演算）シて入力する
ことが可能となる。したがって、たとえば−度の取引に
複数の買物をした場合に、個々の物品の金額を直接ＩＣ
カードに入力することができるようになり、カード所持
者が取引金額の合計を算出するなどの繁雑さを解消する
ことができる。

また、特に米国などでは、買物取引の際、実際の買物物
品の金額に一定比率の物品税を加えた金額を店に支払う
必要があるが、そのような場合、乗算機能を用いること
ができ′るので非常に便利である。

［発明の効果］以上詳述したように本発明によれば、取引金額の入力時
、たとえば複数の入力金額を加算して入力することが可
能となり、本装置の所持者が取引金額の合計を算出する
などの繁雑さを解消することができる携帯可能電子装置
を提供できる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を説明するためのもので、第１図
は取引金額の入力処理を説明するフローチャート、第２
図は取引処理を説明するフローチャート、第３図は取引
操作の一例を説明する図、第４図はデータメモリの構成
図、第５図はＩＣカードの回路構成を示すブロック図、
第６図はＩＣカードの概略構成図である。２・・・集積回路、３・・・コンタクト部、４・・・液
晶表示部、５・・・キーボード（キー入力手段）１２・
・・テンキー（数字キー）、１３〜１７・・・演算キー
　２１・・・制御素子（制御部、取引手段、演算手段）
　２２・・・データメモリ（記憶手段）２３・・・プロ
グラムメモリ、２４・・・時計回路、３１・・・取引限
度額を記憶する領域、３２・・・取引有効期限を記憶す
る領域、３３・・・その他の情報を記憶する領域、３４
・・・情報を一時記憶するための領域。出願人代理人　弁理士　鈴江武彦第２図第１図〔キー操作〕　　　　　　　　　　　〔表示内容〕（Ｑ
）　　　　　　　　　　　二：コ（ｂ）　　７０ロ　（取引口疫這択）［＝＝＝＝【＝＝
コ＝三＝Ｅ＝］（ｃ）　　　　　　　　　　■＝工＝＝
コ（ｄ）　　口］１１ロロロレ　（暗証入力）ＥＥＥ二
＝＝二二二＝＝＝コ（ｅ）　　　　　　　　　ロ工二［
コ図　　　　　　　　　＝＝＝］■更ＥＣ町ｊ　匡”Ｊ　　（ｚｔｏｏｏを配憶してクリア）　
　　　　　　　　　　　　　　　　　（口（儂数入力）（２１０００を読出し）ロ二二＝５近区口　　　　　３０二二＝■Σ口ロ二二＝■Σ河図図

Claims

【特許請求の範囲】　少なくとも取引限度額などの情報を記憶している記憶
手段と、　少なくとも数字キーおよび演算キーを有するキー入力
手段と、　このキー入力手段で取引金額が入力されると、その取
引金額を前記記憶手段内の取引限度額から引去る取引処
理を行なう取引手段と、　前記キー入力手段で取引金額を入力する際に動作し、
前記キー入力手段のキー操作に基づき少なくとも四則演
算を行なう演算手段とを具備したことを特徴とする携帯可能電子装置。