JPH0335384A

JPH0335384A - 携帯可能電子装置

Info

Publication number: JPH0335384A
Application number: JP1169632A
Authority: JP
Inventors: Atsushi Fujimori; 敦藤森
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1989-06-30
Filing date: 1989-06-30
Publication date: 1991-02-15

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は、たとえばショッピングシステムにおけるクレ
ジットカードなどとして利用される、いわゆるＩ　Ｃ’
カードと称される携帯可能電子装置に関する。

（従来の技術）近年、新たな携帯可能なデータ記憶媒体として、消去可
能な不揮発性メモリ（メモリ部）および、これらを制御
するＣＰＵなとの制御素子（制御部）を有するＩＣ（集
積回路）チップを内蔵したＩＣカードが開発されている
。

この種のＩＣカードは、内蔵する制御素子によって内蔵
するメモリをアクセスし、外部からの要求に応じて必要
なデータの入出力などを選択的に行なう。

さらに、最近では、カード内にバッテリを内蔵し、かつ
キーボードおよび表示部を備え、端末装置などに接続し
なくともオフラインで動作するバッテリ駆動の多機能形
のＩＣカードも開発されている。

さて、このような多機能形のＩＣカードを、たとえばク
レジットカードあるいはキャッシュカードなどとして用
いる場合には、端末装置などを用いることなく、カード
単体でのオフラインで取引履歴、残高照会、残高更新な
ど、従来ではオンラインか、あるいは一般のＩＣカード
でも端末装置を用いなければできなかったことが可能と
なる。

また、この種の多機能形の１０カードは、前述したよう
にＣＰＵを内蔵しているので、他にも電子式卓上計算機
（以後、単に電卓と略称刷る）、カレンダ、時計、メモ
などの各種機能が使える。

そして、それらのオフライン操作を行なうには、まず電
源を投入する。次に、機能の種類を選択する。

たとえば、クレジットカード、キャッシュカードや重要
な情報を書込んだメモの機能を選択した場合には、次に
暗証番号の入力が案内表示される。

また、カレンダあるいは時計の機能を選択した場合には
、現在の日付あるいは時間が表示される。

さらに、電卓の機能を選択した場合には、表示部に零（
０）が表示され、数値の入力を受付ける状態を示す。

このように、多機能形のＩＣカードでは、選択された機
能に′応じて表示部に様々な情報を提供することができ
る。

さらに、多機能形のＩＣカードは、外部（端末装置）と
通信するためのコンタクト部を備えていて、外部の端末
装置を用いることにより、カード内のデータを読出した
り、カード内にデータを書込んだりすることができると
いう特徴を有している。

しかし、多機能形のＩＣカードの有効性の一方で、多く
の電子部品を高い集積度で実装しているため、従来の磁
気カードや一般のＩＣカードよりも高価になり、それに
みあうだけの付加価値が要求される。

（発明が解決しようとする課題）上記したように特に多機能形の携帯可能電子装置の生産
、発行、運用コストにみあうだけの付加価値を本装置の
所持者、発行者、サービス提供者のいずれも十分に得ら
れなかった。

そこで、本発明は、本装置の付加価値が著しく高まり、
本装置導入による負担が軽減される携帯可能電子装置を
提供することを目的とする。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）本発明の携帯可能電子装置は、データを記憶するメモリ
部と、データを入力するキーボードと、このキーボード
から入力されたデータあるいは前記メモリ部内のデータ
などを表示する表示部と、これらを制御する制御部と、
少なくとも１つ以上の特定の広告となるデータを記憶す
るための紀′億手段と、前記キーボードにおいて所定の
キー操作がなされたとき、前記記憶手段内にデータが存
在すれば、そのデータを前記表示部に表示せしめる表示
制御手段とを備している。

（作用）表示部に本装置の発行者またはサービス提供者が供給す
る広告情報を表示させ、本装置の所持者に広告情報を提
供することにより、本装置の所持者には最新の広告情報
を提供し、本装置の発行者には広告の手段とともに広告
情報を格納するエリアの使用料収入を提供することにな
り、本装置の付加価値力Ｚ著しく高まり、本装置導入に
よる負担が軽減される。

（実施例）以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。

第４図は、本発明に係る携帯可能電子装置の一例として
、たとえばクレジットカードなどとして用いられる多機
能形のＩＣカードの外観を示している。すなわち、１は
カード本体で、たとえば国際標準化機構（ＩＳＯ）の規
格に基づく長方形状の厚さの薄いプラスチック板からな
る。カード本体１の表面所定部位には、カード本体１内
に埋設された集積回路（ＩＣ）２と電気的に接続され、
オンライン使用時に図示しない外部装置（たとえば端末
装置）と電気的に通信するためのコンタクト部３、入出
力データおよび時間データなどを表示する液晶表示部４
、およびデータ入力用のキーボード５などが設けられて
いる。キーボード５には、テンキーおよび各種ファンク
ションキーなどが設けられている。また、カード本体１
内には、水晶発振子６および電源供給用のバッテリ７が
埋設されている。

第３図は上記した。ＩＣカードの回路構成を示すもので
ある。すなわち、ＣＰＵなどの制御素子（制御部）１１
は全体的な制御を司るものであり、この制御素子１１に
は、前記コンタクト部３、液晶表示部４およびキーボー
ド５が接続されるとともに、データを記憶するデータメ
モリ（メモリ部）１２、制御素子１１の動作プログラム
などを記憶するプログラムメモリ１３、および時計回路
１４などが接続されていて、これらのうち制御素子１１
、データメモリ１２、プログラムメモリ１３、および時
計回路１４は集積回路２として１チツプ（あるいは複数
チップ）で形成されており、この集積回路２はバッテリ
７によって動作電源が供給されるようになっている。

データメモリ１２は、たとえば各種取引データなどを記
憶する各種データ格納エリア、および各種広告情報を記
憶する広告情報格納エリアを有し、たとえばＥＥＦＲＯ
Ｍなどの読み書き可能な不揮発性メモリで構成されてい
る。

プログラムメモリ１３は、制御素子１１の動作プログラ
ムなどを記憶するもので、たとえばマスクＲＯＭなどの
読出し専用メモリで構成されている。

時計回路１４は、水晶発振子６から出力される基準クロ
ックをカウントすることにより日付および時刻情報を発
生する。

次に、このような構成において動作を説明すめる。本Ｉ
Ｃカードの利用手段としては、コンタクト部３を介して
外部の端末装置と通信する機能により行なうオンライン
モードと、キーボード５および液晶表示部４により行な
うカード単体でのオフラインモードとがある。

まず、オフラインモードでの操作および動作例について
第１図を参照して説明する。まず、カードを使用可能に
するためにキーボード５内の電源オンキーＫｌを押下し
、電源オン状態にする。すると、制御素子１１は、デー
タメモリ１２内の広告情報格納エリアに広告情報が記憶
されていれば、その広告情報を液晶表示部４に表示する
。

すなわち、従来は、電源オンの状態を示すためにも、機
能選択を指示する画面、あるいは特定の機能の初期画面
（電卓機能なら「０」表示、時計機能なら時刻表示、キ
ャッシュカード、クレジットカードなら暗証番号の入力
画面など）を表示していた。しかし、本実施例では、電
源がオンされると、制御素子１１は、データメモリ１２
の広告情報格納エリアの例えばカード発行時に書込まれ
た、あるいはオンラインモード時に更新された広告情報
を読出し、それを液晶表示部４に表示させる。このとき
、広告情報の数が多く、−度に表示できない場合は、一
定時間（たとえば２秒）経過後に次の表示に切換えるよ
うに制御する。

このようにして、広告詳報を表示している状態で、キー
ボード５内のメニューキー（たとえばクレジットキー）
Ｋ２を押下すれば、対応する所望の機能（この例ではク
レジット機能）の動作が開始される。あるいは、この状
態でキーボード５内の数字キーに３を押下すれば、電卓
機能の動作“が開始される。′以下、選択された機能の
処理が実行され、その処理が終了すると、制御素子１１
は、再び電源投入直後の表示状態に戻り、前述同様に広
告情報を表示する。そして、キーボード５内の電源オフ
キーに４を押下することにより、電源がオフされる。

次に、オンラインモードでの操作および動作例について
第２図を参照して説明する。まず、本ＩＣカードを図示
しない端末装置に挿入セットする。すると、端末装置は
、ＩＣカードの制御素子１１との間で正当性を確認し、
正当でない場合は取引を中止して、受入れたＩＣカード
を排出する。

受入れたＩＣカードが正当であれば、カード所持者の暗
証番号を端末装置のキーボードから人力し、ＩＣカード
とカード所持者との間の正当性を確認し、正当でない場
合は取引を中止して、受入れたＩＣカードを排出する。

ＩＣカードとカード所持者との間が正当であれば、端末
装置において買物処理などの取引を行う。

次に、上記取引処理が終了すると、端末装置からＩＣカ
ード内のデータメモリ１２の広告情報格納エリアに対し
て広告情報を書込む。これにより、データメモリ１２内
の広告情報は更新され、以後のオフラインモード時には
新しい広告情報が表示されることになる。

さて、広告情報の更新処理が終了すると、端末装置は受
入れたＩＣカードを排出し、オンラインでの処理を終了
する。なお、広告情報を更新したサービス提供者は、広
告情報格納エリアの使用料をカード発行者に支払うこと
も考慮する。

このように、ＩＣカードの液晶表示部にカード発行者あ
るいはサービス提供者が供給する広告情報を表示させ、
カード所持者に広告情報を提供し、さらにその広告情報
を端末装置によって更新することにより、カード所持者
はＩＣカードを操作するたびに新しい広告情報を見るこ
とになる。また、サービス提供者は、自社の広告情報を
カード所持者に供給することができる。さらに、カード
発行者は、発行時に広告情報をＩＣカードに書込むこと
ができる上、サービス提供者へデータメモリ内の広告情
報路′納エリアの使用料を要求することができる。その
結果、ＩＣカードの付加価値が著しく高まり、ＩＣカー
ド導入による負担が軽減される。

なお、前記実施例では、広告情報を記憶する記憶手段と
してデータメモリを兼用したが、必ずしもそのようにす
る必要はなく、広告情報専用の記憶手段を設けてもよい
。

［発明の効果］以上詳述したように本発明によれば、本装置の付加価値
が著しく高まり、本装置導入による負担が軽減される携
帯可能電子装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を説明するためのもので、第１図
はオフラインモードでの操作および動作例について説明
する図、第２図はオンラインモードでの操作および動作
例について説明する図、第３図はＩＣカードの回路構成
を示すブロック図、第４図はＩＣカードの構成を示す外
観図である。２・・・集積口・路、３・・・コンタクト部、４・・・
液晶表示部（表示部）、５・・・キーボード、１１・・
・制御素子（制御部、表示制御手段）、１２・・・デー
タメモリ（メモリ部、記憶手段）、１３・・・プログラ
ムメモリ。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）データを記憶するメモリ部と、データを入力するキーボードと、このキーボードから入力されたデータあるいは前記メモ
リ部内のデータなどを表示する表示部と、これらを制御
する制御部と、少なくとも１つ以上の特定の広告となるデータを記憶す
るための記憶手段と、前記キーボードにおいて所定のキー操作がなされたとき
、前記記憶手段内にデータが存在すれば、そのデータを
前記表示部に表示せしめる表示制御手段とを具備したことを特徴とする携帯可能電子装置。
（２）外部と通信する通信手段を有し、この通信手段を
用いて外部から前記記憶手段内のデータを更新可能なこ
とを特徴とする請求項１記載の携帯可能電子装置。
（３）前記記憶手段は前記メモリ部内に設けられている
ことを特徴とする請求項１記載の携帯可能電子装置。