JPH0212597B2 - - Google Patents

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JPH0212597B2
JPH0212597B2 JP12858482A JP12858482A JPH0212597B2 JP H0212597 B2 JPH0212597 B2 JP H0212597B2 JP 12858482 A JP12858482 A JP 12858482A JP 12858482 A JP12858482 A JP 12858482A JP H0212597 B2 JPH0212597 B2 JP H0212597B2
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JP
Japan
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comb
blade
shaped blade
shaped
protrusion
Prior art date
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Expired
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JP12858482A
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English (en)
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JPS5917383A (ja
Inventor
Takafumi Sano
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Ltd filed Critical Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP12858482A priority Critical patent/JPS5917383A/ja
Publication of JPS5917383A publication Critical patent/JPS5917383A/ja
Publication of JPH0212597B2 publication Critical patent/JPH0212597B2/ja
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  • Dry Shavers And Clippers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電気かみそりの櫛状刃体の製造方法に
係り、刃体素材の両側に剃毛効果の異る櫛状刃を
簡単に形成する方法に関する。
体毛や眉毛などを剃毛するための電気かみそり
として、両側に櫛状刃が形成された固定刃と可動
刃を重ね合わせ、可動刃を固定刃に当接したまま
往復摺動させて剃毛するものがある。この種電気
かみそりは一般に婦人用として普及しているが、
腋下などのやわらかい皮膚面を剃毛する場合に、
皮膚面を刺激したり傷つけたりしないように一側
の櫛状刃の刃先は肉厚に形成し、また他側の櫛状
刃の刃先は手足などのうぶ毛を短く剃毛できるよ
うに肉薄に形成して、両側の櫛状刃により異つた
剃毛効果が得られるようにしたものがある。しか
して、従来のこの種櫛状刃体の製造は面倒な切削
作業などの複雑な加工工程を必要としていたため
生産能率が悪く、また品質のバラつきも大きい等
の欠点があつた。
そこで本発明は刃体素材の両側に、上記したよ
うな剃毛効果の異る櫛状刃を簡単に形成する方法
を提供する目的でなされたものであつて、刃体素
材の両側にそれぞれ形成された櫛状刃部のうち、
一方の櫛状刃部の下面最下部を他方の櫛状刃部の
下面最下部より下方に位置させるとともに、上記
他方の櫛状刃部に、下端が上記一方の櫛状刃部の
下面最下部と同一高さに位置するような突部を形
成し、一方の櫛状刃部の下面と上記突部をともに
刃付研摩加工により突部の突出量と同じかもしく
はそれより大きい厚みまで研摩して、刃体素材の
両側に断面形状の異る刃先を有する櫛状刃を簡単
に形成できるようにした櫛状刃体の製造方法を提
供するものである。
以下、図面に沿つて本発明の実施例の説明を行
う。
第1図は固定刃となる刃体素材の斜視図であつ
て、刃体素材1は平板状の基板部2と、基板部2
から屈折する斜板部3a,3bと、斜板部3a,
3bから側方に突出する櫛状刃部4a,4bとか
ら成つており、かかる刃体素材1は平板をプレス
加工により塑性変形させることにより形成され
る。
各櫛状刃部4a,4bの先端にはそれぞれ多数
の刃先5,6が形成されてそれぞれ櫛状刃4a′,
4b′を構成しているが、一方の櫛状刃部4aの先
端は直線状であるのに対し、他方の櫛状刃部4b
の先端は腋下などの剃毛の便のために円弧状とな
つており、円弧状の櫛状刃部4bには下面から下
方に突出する三個の半球状の小突起7が、刃列方
向に沿つて等間隔で突設されている。この小突起
7は櫛状刃部4bの上面をプレスにて押出突出変
形させることにより、上面と対応する下面に突設
されるものであり、これらの小突起7は、櫛状刃
部4bの下面と研摩用砥石表面との間に一定の間
隔を確保するとともに、後述する刃付研摩加工時
に、刃体素材1の平衡度を保つためのものであつ
て、平面研摩の際に完全に研削除去される。
第2図は刃体素材1の断面図であつて、直線状
櫛状刃部4aの屈接点aと円弧状櫛状刃4bの屈
折点bとは同一高さにあり、円弧状櫛状刃4bは
水平に(基板部2と平行に)側方へ突出してお
り、その下面から上記小突起7がわずかに下方へ
突出している。また直線状櫛状刃部4aは、上記
小突起7の突出側へ少々傾斜して突出しており、
その先端下面cは上記円弧状櫛状刃4bの下面よ
り下方へ位置し、且つ小突起7の下端と同一高さ
にあり、また先端上面dは円弧状櫛状刃4bの下
面よりもわずかに上方に位置している。
一点鎖線Aは研摩開始面であつて、平面研摩、
平面電解研削、または平面ラツプなどの刃付研摩
加工により二点鎖線Bで示す研摩終了面まで研摩
し、櫛状刃部4aの下面を研削する。このとき小
突起7も同時に研削され、研摩終了時には完全に
除去される。なお、研削終了面Bは櫛状刃部4b
の下面と一致しているが、研摩終了面を二点鎖線
B′まで上げて櫛状刃部4bの下面をわずかに研
摩するようにすれば、櫛状刃4b′の切れ味をより
良好なものにできる。
第3図は以上のようにして刃体素材1を加工し
て作られた固定刃8の組立てた状態での断面図で
あつて、固定刃8の下面に櫛状の可動刃9が当接
されており、可動刃9を往復摺動させることによ
り剃毛を行うが、一方の櫛状刃部4bの櫛状刃4
b′を構成する刃先6の断面形状は矩形であつて肉
厚であるが、他方の櫛状刃部4aの櫛状刃4a′を
構成する刃先5の断面形状は先細のテーパ状に傾
斜して肉薄となつており、両櫛状刃4a′,4b′に
より上述のような異つた剃毛効果を得ることがで
きる。また、櫛状刃部4aの基部Cはまつたくも
しくは殆ど研摩されていないから、肉厚のままで
あつて十分な強度を有しており、剃毛時には刃先
5を十分に保持することができる。
第4図は本発明の他の実施例を示すものであつ
て、刃体素材1の一方の櫛状刃部4bの下面に
は、上記突起7にかえて櫛状刃部4bの刃列方向
全長に沿う長形リブ状の突起10が形成されてい
る。この突起10は上記突起7と同様にプレス加
工により刃体素材1に一体的に形成してもよい
が、刃体素材1とは別体に形成し、刃体素材1に
接着剤により固着するようにしてもよい。その場
合、突起10の材料としては、刃付研摩加工によ
る単位時間当りの研摩量が、刃体素材1のそれと
等しい材質のものであることが望ましい。
第5図は、本発明の更に他の実施例を示すもの
であつて、刃体素材1の一方の櫛状刃部4bの下
面には、上記突起7にかえて三個の突起11が形
成されている。これらの突起11は長状リブ状で
あつて、櫛状刃部4bの刃列方向に沿つて等間隔
で配列されている。
第6図は、本発明の更に他の実施例を示すもの
であつて、本突起12も長形リブ状であつて、刃
列方法に沿つて三個等間隔で形成されているが、
その長手方向は櫛状刃部4bの刃列方向と直交す
る方向となつている。なお、上記各突起11,1
2も刃体素材1にプレス加工により一体形成して
もよく、或いは別体形成したものを刃体素材1に
固着するようにしてもよい。
第7図は刃体素材13の更に他の実施例を示す
ものであつて、上記第一実施例の場合の小突起7
のかわりに、櫛状刃部14bの両側面に一体に折
曲可能な爪部15,15を形成し、該爪部15,
15を櫛状刃部14bの下面側へ折曲して一方の
櫛状刃部14aの下面最下部と同一高さとし、こ
の爪部15,15を他方の櫛状刃部14aの下面
とともに研削することにより所望の固定刃が得ら
れる。
また上記各実施例においては薄肉に形成する側
の櫛状刃部4a,14aを、屈曲点aから刃先部
に向けて下方へ折曲したもので、下面を平面研摩
することにより、根元部から刃先部に向かうほど
肉薄に形成される形態のものであるが、本発明は
他に第8図に示すごとく、薄肉に形成する側の櫛
状刃部17aと、厚肉に形成する側の櫛状刃部1
7bとを平行に、且つ薄肉にする側の櫛状刃部1
7aが下方に位置するごとく段違いに刃体素材1
6を形成するとともに、厚肉にする側の櫛状刃部
17bの下面に前記所定の突部7を形成して、上
述の刃付研摩手段により刃面を形成してもよく、
かくすることにより両側にそれぞれ肉厚の異なる
櫛状刃を簡単に形成することができる。また、上
記各実施例は固定刃となる刃体素材1,13,1
6を例にとつて説明したが、本製造方法は可動刃
となる刃体素材にも適用できる。
以上説明したように、本発明によれば刃体素材
の両側にそれぞれ形成された櫛状刃部のうち、一
方の櫛状刃部の下面最下部を他方の櫛状刃部の下
面最下部より下方に位置させるとともに、上記他
方の櫛状刃部にその下端が上記一方の櫛状刃部の
下面最下部と同一高さに位置するような突部を形
成し、一方の櫛状刃部下面と突部とをともに刃付
研摩加工により、突部の突出量同じかもしくはそ
れより大きい厚みまで研摩して刃面を形成するよ
うにしたので、刃付研摩加工時において、突部に
よつて常に研摩面と被研摩面との平行度が保てる
ので寸法誤差がなく、きわめて精度の高い刃付加
工が行なえるとともに、製造がきわめて簡単で量
産性に優れた電気かみそりの櫛状刃体の製造方法
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例を示すものであつて、第1
図は刃体素材の斜視図、第2図は断面図、第3図
は組立て状態での断面図、第4図、第5図、第6
図、第7図は他の実施例の刃体素材の斜視図、第
8図は更に他の実施例の刃体素材の側面図であ
る。 1,13,16……刃体素材、4a,4b,1
4a,14b,17a,17b……櫛状刃部、7
……小突起、10,11,12,18……突起、
15……爪部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 刃体素材1,13,16の両側にそれぞれ形
    成された櫛状刃部4a,4b,14a,14b,
    17a,17bのうち、一方の櫛状刃部4a,1
    4a,17aの下面最下部を他方の櫛状刃部4
    b,14b,17bの下面最下部より下方に位置
    させるとともに、上記他方の櫛状刃部4b,14
    b,17bにその下端が上記一方の櫛状刃部4
    a,14a,17aの下面最下部と同一高さに位
    置するような突部7,10,11,12,15,
    18を形成し、一方の櫛状刃部4a,14a,1
    7a下面と突部7,10,11,12,15,1
    8とをともに刃付研摩加工により突部7,10,
    11,12,15,18の突出量と同じかもしく
    はそれより大きい厚みまで研摩して刃面を形成す
    るようにした電気かみそりの櫛状刃体の製造方
    法。 2 前記刃体素材1の他方の櫛状刃部4b,17
    bの上面の一部をプレスにて押圧突出変形させる
    ことにより、該櫛状刃部4b,17bの上面と対
    応する下面に前記突部7,10,11,12,1
    8を突設形成するようにした特許請求の範囲第1
    項記載の電気かみそりの櫛状刃体の製造方法。 3 前記刃付研摩加工による単位時間当りの研摩
    量が、前記刃体素材1のそれと等しい材質の突起
    7,10,11,12を、前記他方の櫛状刃部4
    bの下面に別体で固着し、前記突部7,10,1
    1,12を形成するようにした特許請求の範囲第
    1項記載の電気かみそりの櫛状刃体の製造方法。 4 前記刃体素材13の他方の櫛状刃部14bの
    両側面に一体に折曲可能な爪部15を形成し、該
    爪部15を上記櫛状刃部14bの下面側へ向けて
    折曲することにより前記突部15を形成するよう
    にした特許請求の範囲第1項記載の電気かみそり
    の櫛状刃体の製造方法。 5 前記刃体素材1の他方の櫛状刃部4bの下面
    に形成される前記突部7を半球状に形成するとと
    もに、該突部7を櫛状刃部4bの刃列方向に沿つ
    て複数個所定間隔をもつて配列することを特徴と
    する特許請求の範囲第1項ないし第3項の何れか
    に記載の電気かみそりの櫛状刃体の製造方法。 6 前記刃体素材1の他方の櫛状刃部4bの下面
    に形成される前記突部10を櫛状刃部4bの刃列
    方向全長に沿う長形リブ状に形成することを特徴
    とする特許請求の範囲第1項ないし第3項の何れ
    かに記載の電気かみそりの櫛状刃体の製造方法。 7 前記刃体素材1の他方の櫛状刃部4bの下面
    に形成される前記突部11を長形リブ状に形成す
    るとともに、該突部11を櫛状刃部4bの刃列方
    向に沿つて複数個所定間隔をもつて配列すること
    を特徴とする特許請求の範囲第6項に記載の電気
    かみそりの櫛状刃体の製造方法。 8 前記刃体素材1の他方の櫛状刃部4bの下面
    に形成される前記突部12を長形リブ状に形成す
    るとともに、該突部12をその長手方向を櫛状刃
    部4bの刃列方向と直交方向に向けて、かつ上記
    刃列方向に沿つて複数個所定間隔をもつて配列す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし
    第3項の何れかに記載の電気かみそりの櫛状刃体
    の製造方法。
JP12858482A 1982-07-21 1982-07-21 電気かみそりの櫛状刃体の製造方法 Granted JPS5917383A (ja)

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