JPH02124764A - ジルコニア耐火物の製造方法 - Google Patents
ジルコニア耐火物の製造方法Info
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- JPH02124764A JPH02124764A JP63277350A JP27735088A JPH02124764A JP H02124764 A JPH02124764 A JP H02124764A JP 63277350 A JP63277350 A JP 63277350A JP 27735088 A JP27735088 A JP 27735088A JP H02124764 A JPH02124764 A JP H02124764A
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Landscapes
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、高強度のジルコニア耐火物の製造方法に関す
る。更に、詳しくは、天然産単斜晶系ジルコニアを有効
に使用したジルコニア耐火物の製造方法に関する。
る。更に、詳しくは、天然産単斜晶系ジルコニアを有効
に使用したジルコニア耐火物の製造方法に関する。
[従来の技術]
ジルコニアは、2700°Cに近い融点を有し、耐食性
にもすぐれているために、耐熱、耐火材料又は低熱伝導
性材料として多く使用されているが、1000’C付近
に体積変化を伴う相変態があるために、Ca O、Y
* 0−lMgO,CeO*等を安定剤として固溶化さ
せなければ、使用できない、(材料大辞典;同委員会編
、昭和60年4月1日3版、産業調査会発行:参照)、
この固溶化をジルコニアの安定化と称する。
にもすぐれているために、耐熱、耐火材料又は低熱伝導
性材料として多く使用されているが、1000’C付近
に体積変化を伴う相変態があるために、Ca O、Y
* 0−lMgO,CeO*等を安定剤として固溶化さ
せなければ、使用できない、(材料大辞典;同委員会編
、昭和60年4月1日3版、産業調査会発行:参照)、
この固溶化をジルコニアの安定化と称する。
従来のジルコニア焼結体の製造法は、次の通りに行なわ
れている。
れている。
天然中に存在するバブしライト鉱物をはじめ、純粋なジ
ルコニアは、温度が上昇すると約1000°Cで単斜晶
系から正方晶へ転移する。この転移に伴いジルコニアの
体積は急激に変化し、その変化率は数%にも及ぶ、従っ
て、未安定化ジルコニア(単斜晶を主体とするジルコニ
ア)を成形、焼成しても、焼結体は形状がくずれたり、
クラックが生じてしまう、このために、従来、上記のよ
うに、Ca O、Y * 0−lMgO,CeO,等の
安定化剤を数組量%添加し、あらかじめ安定化した原料
を用い、焼結体を製造していた。
ルコニアは、温度が上昇すると約1000°Cで単斜晶
系から正方晶へ転移する。この転移に伴いジルコニアの
体積は急激に変化し、その変化率は数%にも及ぶ、従っ
て、未安定化ジルコニア(単斜晶を主体とするジルコニ
ア)を成形、焼成しても、焼結体は形状がくずれたり、
クラックが生じてしまう、このために、従来、上記のよ
うに、Ca O、Y * 0−lMgO,CeO,等の
安定化剤を数組量%添加し、あらかじめ安定化した原料
を用い、焼結体を製造していた。
また、従来のジルコニア耐火物は、前記のように、安定
化剤う含む電融ジルコニアを主原料としており、これは
、電融することにより、結晶を大きく成長させ、耐食性
の向上を意図したものである。電融することにより、結
晶が大きく成長し、耐食性は向上するものの、熱膨張率
の大きな安定化ジルコニアとなる。このため、例えば安
定化ジル−Jニアの場合、CaO添加量を、3〜5重址
装置し、一部単斜晶のジルコニアを残存させることによ
り、熱膨張係数を小きくする等の工夫が必要である。ま
た、安定化のためには、アーク炉による!融工程が必要
となる。電融炉は、大規模で高価な装置であり、製品の
コストアップにつながり、その」二、操炉条件及び電融
量の処理等困難な問題も解決しなければならない。
化剤う含む電融ジルコニアを主原料としており、これは
、電融することにより、結晶を大きく成長させ、耐食性
の向上を意図したものである。電融することにより、結
晶が大きく成長し、耐食性は向上するものの、熱膨張率
の大きな安定化ジルコニアとなる。このため、例えば安
定化ジル−Jニアの場合、CaO添加量を、3〜5重址
装置し、一部単斜晶のジルコニアを残存させることによ
り、熱膨張係数を小きくする等の工夫が必要である。ま
た、安定化のためには、アーク炉による!融工程が必要
となる。電融炉は、大規模で高価な装置であり、製品の
コストアップにつながり、その」二、操炉条件及び電融
量の処理等困難な問題も解決しなければならない。
[発明が解決しようとする問題点]
本発明は、天然産車側晶系ジルコニアを安定化すること
なく、配合し、直接にジルコニア耐火物を製造できる方
法を提供することを目的とする。
なく、配合し、直接にジルコニア耐火物を製造できる方
法を提供することを目的とする。
従って、本発明は、更に、ジルコニア系耐火物を製造す
る場合に、安定化処理に要するコストを低減化でき、省
力化できる製造方法を提供することを目的とする。
る場合に、安定化処理に要するコストを低減化でき、省
力化できる製造方法を提供することを目的とする。
築炉用レンガ、ダンデイツシュノズル等の用途では、熱
膨張率は炉設計上の重要な因子であり、且つ、小さいこ
とが望ましい、また、電子材料焼成用油共等、未拘束で
使用される場合も同様であるが、更に耐火物自体のライ
フが製品コストを左右する重要な因子となる。従来のジ
ルコニア耐火物は、熱膨張率の面から改善されているも
のの、使用の度に、残存膨張を本質的に解決するもので
はないが、平易且つ安価にジルコニア耐火物の強度を向
−トさせ、寿命向上の期待できる高強度ジルコニア耐火
物を提供することを目的にする。
膨張率は炉設計上の重要な因子であり、且つ、小さいこ
とが望ましい、また、電子材料焼成用油共等、未拘束で
使用される場合も同様であるが、更に耐火物自体のライ
フが製品コストを左右する重要な因子となる。従来のジ
ルコニア耐火物は、熱膨張率の面から改善されているも
のの、使用の度に、残存膨張を本質的に解決するもので
はないが、平易且つ安価にジルコニア耐火物の強度を向
−トさせ、寿命向上の期待できる高強度ジルコニア耐火
物を提供することを目的にする。
更に、通常の耐火、耐熱材料、電子セラミックス焼成用
治具においては、それほど、結晶を大きく成長しなくて
も、耐食性は十分である。また、使用上、熱膨張率は、
できるだけ小さいことが望まれる。従って、本発明は、
高価なxmジルフニアを用いることなく、安価な天然ジ
ルコニア鉱石(バデライト)を原料とし、高い強度と耐
食性を有し、しかも、低く熱膨張率のジルコニア耐火物
を製造する方法を提供することを目的にする。
治具においては、それほど、結晶を大きく成長しなくて
も、耐食性は十分である。また、使用上、熱膨張率は、
できるだけ小さいことが望まれる。従って、本発明は、
高価なxmジルフニアを用いることなく、安価な天然ジ
ルコニア鉱石(バデライト)を原料とし、高い強度と耐
食性を有し、しかも、低く熱膨張率のジルコニア耐火物
を製造する方法を提供することを目的にする。
[問題点を解決するための手段]
本発明は、tm安定化ジルフニア粗粒90〜Sown部
、平均粒径15μm以下の単斜晶系ジルコエフ50〜1
0重i部に対して、単斜晶系ジルコニアに対してのCa
O換算添加量として、5〜9重量%のカルシウム塩を添
加混合し、この混合物を直接に成形し、焼成する高強度
ジルコニア耐火物の製造方法である。
、平均粒径15μm以下の単斜晶系ジルコエフ50〜1
0重i部に対して、単斜晶系ジルコニアに対してのCa
O換算添加量として、5〜9重量%のカルシウム塩を添
加混合し、この混合物を直接に成形し、焼成する高強度
ジルコニア耐火物の製造方法である。
本発明によるジルコニア系耐火物の強度を向上させる手
段として、電融安定化ジルコニア微粉を結合剤として使
用することが、考えられるが、製造コストの増加になる
。そこで、安価な天然ジルコニア鉱石である単斜晶系ジ
ルコニア微粉の利用を鋭意検討した結果、次のことを見
出した。
段として、電融安定化ジルコニア微粉を結合剤として使
用することが、考えられるが、製造コストの増加になる
。そこで、安価な天然ジルコニア鉱石である単斜晶系ジ
ルコニア微粉の利用を鋭意検討した結果、次のことを見
出した。
即ち、単斜晶系ジルコニア微粉を未安定のままで安定化
ジルコニア原料に配合し、ジルコニア耐火物を製造でき
ることを見出した。更に、この単斜晶系ジルコニアに対
して、CaO換算で5〜9重量%のカルシウム塩を添加
することにより、高強度のジルコニア耐火物を平易且つ
安価に製造できる。
ジルコニア原料に配合し、ジルコニア耐火物を製造でき
ることを見出した。更に、この単斜晶系ジルコニアに対
して、CaO換算で5〜9重量%のカルシウム塩を添加
することにより、高強度のジルコニア耐火物を平易且つ
安価に製造できる。
ここで、使用するカルシウム塩は、特に限定されるもの
でない、その添加量は、塩の種類に拘わらず、CaO換
算量で5〜9重量%で、強度向上が認められた。単斜晶
系ジル―】ニア及び安定化剤としてのカルシウム塩の添
加混合方法は、特に、限定きれるものでない、また、そ
の成形方法は、油圧プレス、フリクションプレス等で行
なうが、特に、限定されるものではない。
でない、その添加量は、塩の種類に拘わらず、CaO換
算量で5〜9重量%で、強度向上が認められた。単斜晶
系ジル―】ニア及び安定化剤としてのカルシウム塩の添
加混合方法は、特に、限定きれるものでない、また、そ
の成形方法は、油圧プレス、フリクションプレス等で行
なうが、特に、限定されるものではない。
その焼成方法は、通常の大気炉で行なうが、焼成温度、
昇温速度は、特に、限定されるものではない。
昇温速度は、特に、限定されるものではない。
但し、出発原料として使用する天然産の単斜晶系ジルコ
ニア粉末は、粒子径15μm以下に微粉砕する必要があ
る。
ニア粉末は、粒子径15μm以下に微粉砕する必要があ
る。
焼成工程は、通常の大気中で実施できるが、昇温速度は
特に限定諮れるものではない、粉末の活性度が高いため
か、焼結は比較的に低温で進行し、1450″Cの焼成
でも、焼結体は、充分な特性を示すものであった。従っ
て、より低温での焼結も可能であるが、再加熱収縮等を
考慮すると、1400’C以上の焼成が望ましい。
特に限定諮れるものではない、粉末の活性度が高いため
か、焼結は比較的に低温で進行し、1450″Cの焼成
でも、焼結体は、充分な特性を示すものであった。従っ
て、より低温での焼結も可能であるが、再加熱収縮等を
考慮すると、1400’C以上の焼成が望ましい。
[作用]
ジルコニア耐火物製造のための微粉砕粉体を原料として
、安定化剤を添加して、直接成形し、焼成、焼結処理を
行なうと、安定止剤粉体が、単斜晶系の天然ジルコニア
粉末と均一に、良く混合されて、それを直接、成形し、
焼成しても、強度にすぐれた焼結耐火物が得られる。
、安定化剤を添加して、直接成形し、焼成、焼結処理を
行なうと、安定止剤粉体が、単斜晶系の天然ジルコニア
粉末と均一に、良く混合されて、それを直接、成形し、
焼成しても、強度にすぐれた焼結耐火物が得られる。
本発明により製造されるジルコニア耐火物は、各種の製
品を焼成するための支持体或いは耐火物として、その他
、電気炉、ガス炉等の耐火材として不可決なジルコニア
炉材及び電子材料等の焼成用のセッター材として、特に
、好適である。
品を焼成するための支持体或いは耐火物として、その他
、電気炉、ガス炉等の耐火材として不可決なジルコニア
炉材及び電子材料等の焼成用のセッター材として、特に
、好適である。
次に、本発明によるジルコニア耐火物の製造方法につい
て説明するが、本発明は、次の実施例に限定されるもの
ではない。
て説明するが、本発明は、次の実施例に限定されるもの
ではない。
[実施例1〕
粒度範囲330μm以下の電融安定化ジルコニア0重量
部、平均粒径15μm以下の岸側晶系ジルコニア粉体3
0重量部に、単斜晶系ジルコニアに対してのCnO換算
で3〜10重量%の試薬Ca(OH)tを添加混合し、
所望の形状に成形した後に、1450℃で、2時間焼成
した。
部、平均粒径15μm以下の岸側晶系ジルコニア粉体3
0重量部に、単斜晶系ジルコニアに対してのCnO換算
で3〜10重量%の試薬Ca(OH)tを添加混合し、
所望の形状に成形した後に、1450℃で、2時間焼成
した。
得られた焼結安定化ジルコニア成形体の曲げ強度を3点
曲げ試験で測定した。その結果を第1図に示す。
曲げ試験で測定した。その結果を第1図に示す。
[実施例2]
粒度範囲300I1m以下の電融安定化ジルコニア々平
均粒度15μm以下の単斜晶系ジルコニアを、下表の割
合で混合し、所望の形状に成形した後、1450°Cで
2時間焼成した。尚、安定化剤としてCa(OH)t
を単斜晶系ジルコニアに対して、7重量%添加した。得
られた焼結体の曲げ強度を3点曲げ試験で測定した。そ
の結果を第1表に示す。
均粒度15μm以下の単斜晶系ジルコニアを、下表の割
合で混合し、所望の形状に成形した後、1450°Cで
2時間焼成した。尚、安定化剤としてCa(OH)t
を単斜晶系ジルコニアに対して、7重量%添加した。得
られた焼結体の曲げ強度を3点曲げ試験で測定した。そ
の結果を第1表に示す。
入1J
60 クラック発生(測定不可能)[発明の
効果] 本発明によるジルコニア耐火物の製造法は、次のような
顕著な技術的な効果が得られるものである。
効果] 本発明によるジルコニア耐火物の製造法は、次のような
顕著な技術的な効果が得られるものである。
第1に、以上の説明で明らかなように、安価な単斜晶系
ジルコニア(バデライト)を直接原料として配合使用r
るために、コストが安く、耐火性安定化ジルコニア焼結
体を得ることができる。
ジルコニア(バデライト)を直接原料として配合使用r
るために、コストが安く、耐火性安定化ジルコニア焼結
体を得ることができる。
第2に、本発明の製造方法で得られた安定化ジルコニア
焼結体は、高い強度を有すると同時に、低い熱膨張率を
有するものである。
焼結体は、高い強度を有すると同時に、低い熱膨張率を
有するものである。
第1図は、本発明により、電融安定化ジルコニアと天然
の単斜晶系ジルコニア粉末とCa(OH)=を混合し、
成形、焼成した耐火性ジルコニア焼結体について、添加
Ca(OH)mのCaO換算重量%と曲げ強度をグラフ
にブ【1ツトしたものである。
の単斜晶系ジルコニア粉末とCa(OH)=を混合し、
成形、焼成した耐火性ジルコニア焼結体について、添加
Ca(OH)mのCaO換算重量%と曲げ強度をグラフ
にブ【1ツトしたものである。
特許出願人 三菱鉱業セメント株式会社代理人 弁理
士 倉 持 裕
士 倉 持 裕
Claims (1)
- 電融安定化ジルコニア粗粒90〜50重量部、平均粒
径15μm以下の単斜晶系ジルコニア50〜10重量部
に対して、単斜晶系ジルコニアに対してCaO換算添加
量として、5〜9重量%のカルシウム塩を添加混合し、
直接に成形、焼成することを特徴とする高強度ジルコニ
ア耐火物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63277350A JPH02124764A (ja) | 1988-11-04 | 1988-11-04 | ジルコニア耐火物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63277350A JPH02124764A (ja) | 1988-11-04 | 1988-11-04 | ジルコニア耐火物の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02124764A true JPH02124764A (ja) | 1990-05-14 |
Family
ID=17582304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63277350A Pending JPH02124764A (ja) | 1988-11-04 | 1988-11-04 | ジルコニア耐火物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02124764A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002285478A (ja) * | 2001-03-27 | 2002-10-03 | Achilles Corp | 皮革状シート物 |
-
1988
- 1988-11-04 JP JP63277350A patent/JPH02124764A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002285478A (ja) * | 2001-03-27 | 2002-10-03 | Achilles Corp | 皮革状シート物 |
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