JP2000302536A - 高密度耐水和性石灰焼結物の製造方法 - Google Patents
高密度耐水和性石灰焼結物の製造方法Info
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Abstract
的純粋な石灰石または方解石で高密度耐水和性焼結石灰
を製造する方法に関する。 【解決手段】 焼結石灰の製造のための基本的な原料は
天然石灰石であり、公知の方法で塊りをくずし、水和し
て乾燥した塊りに遷移金属酸化物から選ばれる添加剤を
1〜4重量%混合し、得られた混合物をペレット化し、
そのペレットを焼結する。
Description
結石灰の製造方法に関する。本発明は、特に、2%未満
の不純物を含有する比較的純粋な石灰石または方解石か
ら高密度耐水和性焼結石灰を製造する方法に関する。本
発明の方法によって製造された焼結石灰は石灰耐火材を
製造するための中間原料として有用であり、鉄鋼および
セメント工業における窯や炉のライニング材として可能
性のある幅広い応用性を有する。
り容量の大きい塩基性酸素炉やより高い操作温度の杓冶
金における過酷条件の導入に伴って、鉄鋼技術は急速に
変化している。このため、高い使用性能に対応する優れ
た品質の塩基性耐火材が必要となる。高い耐スラグ腐蝕
性と優れた耐火材特性を達成するために、これらの炉に
は従来から、黒鉛/炭素の付加でタールまたはピッチが
結合したマグネサイト(菱苦土石)とドロマイト(苦灰
石)が用いられている。石灰/カルシアはマグネサイト
とドロマイトの強力なライバルであるにも関わらず、大
気によって水和する傾向が強いために耐火材料として用
いられていない。炭素の存在下で難溶性と熱力学的安定
性を考えた場合、石灰は鉄鋼製造条件においてドロマイ
トやマグネサイトよりもより良好な耐火材料である。液
状鋼に溶解した元素がSiO2/Cr2O3等のライニ
ングの耐火成分と反応すると非金属含有物が生成する。
石灰耐火材の他の利点はこれらの溶解した元素に対して
耐性があることであり、よって非金属含有物の生成が低
減され、最終的に鋼の清浄化向上を助ける。石灰の利点
は他のいくつかの国では、煉瓦製造や共焼結においてそ
の初期の段階でドロマイト/マグネサイトとともに混合
することによって利用されている。純粋な石灰耐火材は
腐敗する傾向があるために使用されない。また石灰は、
もし高い密度で優れた耐水和性と安定性を備えたものが
製造されれば耐火材として可能性がある。
然石灰石である。高純度の石灰石はインドや世界の他の
地域で容易に入手できる。石灰は難溶性が非常に高いの
で、石灰の焼結には、工業的には通常使用されない高い
温度が必要である。よって、より純粋な天然石灰石の塊
りから良好な品質の焼結石灰を得るためには2,000
℃を超える温度を必要とする。低融剤石灰石(不純物が
2%未満)はこの温度を超えるところで有利な液体相を
形成する。これに対し、高融剤石灰石(不純物が3%を
超える)は比較的より低温で密度を高くすることができ
るが、その生成物は密度がより低く性能が低いために用
途がない。
[1.Am.Ceram.Soc.Bull.,69
[7]1183−89(1990)]の報告を参照する
ことができ、不純な石灰石は、1,600℃の高い焼成
温度での高密度化が乏しいことが示された。
eram.Trans.93[4]150−153(1
994)]は、Al2O3を添加することによって、改
良された耐水和性を有するCaO焼結物の開発を試み
た。しかし、耐水和特性はここで報告している本発明に
対して劣るものだった。
ories33[1−2]85−89(1992)]
は、TiO2の添加による石灰焼結物の開発について報
告した。ここで材料は、材料を保護しようと努めている
本発明よりかなり高温である1,750℃で焼成されて
いた。
5,725号(1989)]は、石灰を基本とするCa
O耐火材組成物を開発した。石灰の水和を避けるため
に、AddinkらはCaO粒子を被覆してその水和を
防ぐようにバッチに熱硬化性ノボラック型フェノール樹
脂を用いた。本発明ではCaO粒子を保護するために樹
脂は全く使用しない。
3,100号(1984)]は、CaOを異なった化合
物である2CaO・SiO2に変換することによってC
aOを基本とする耐火材料を開発した。
43,044号(1989)]は、リン酸モノナトリウ
ムおよびポリリン酸のアルカリ金属塩とともに石灰焼結
物を含む石灰系耐火材料を開発した。本発明者らによっ
てここに報告されている発明ではそのような結合剤は使
用されていない。
反応性のある石灰に鉱化剤や添加物を導入する必要があ
る。これによって比較的より低温における焼結を助けて
生成物の品質を大きく向上する。
高密度耐水和性石灰焼結物の製造方法を提供することで
ある。
より純粋な(不純物が2%未満)種類の石灰石を使用し
て、大気中の水分に対して最大の耐水和性を付与するこ
とである。
ける均質性を最大にすることである。
均一でより少ない孔を含む緻密な微細構造を提供するこ
とである。
均一にして比較的大きい粒度を有する焼結石灰を調製す
ることである。
焼結物の製造方法を提供し、2%未満の不純物を有する
石灰石を洗浄し、もしあれば外部の不純物を除去し、上
記の洗浄した石灰石を25mm以下の大きさに粉砕し、
石灰石を1,000〜1,150℃の範囲の温度で2〜
3時間焼成し、焼成した塊りを水和し、水和した塊りを
公知の方法で乾燥し、水和して乾燥した塊りを公知の方
法でくずし、上記の水和して乾燥した塊りに、低融解性
化合物を形成可能な遷移金属酸化物、固溶体を形成可能
な希土類金属酸化物、またはこれらの混合物等の添加剤
を1〜4重量%混合し、得られた混合物を少なくとも
1,000kg/cm2の圧力でペレット化し、得られ
たペレットを1,550〜1,650℃の範囲の温度で
2〜4時間焼結し、得られた焼結物を自然に冷却させ
る。
て、使用される遷移金属酸化物添加剤は、酸化第二鉄、
二酸化チタン、酸化銅、五酸化バナジウム、またはこれ
らの混合物等である。
る希土類金属酸化物添加剤は、酸化セリウム、酸化ラン
タン、またはこれらの混合物等である。
って最小にされるわけではない。できるだけ均一に粒子
を成長させることも必要である。粒子を成長させながら
高密度化することで石灰粒子をより耐水和性で耐スラグ
性の耐火材にする。塩基性の高い含鉄スラグの存在下で
は、マグネシアはカルシアと比較してより良好であるこ
とが知られている。カルシアの粒度が十分に大きけれ
ば、耐スラグ性および耐水和性はかなり向上するでろ
う。本発明の方法によって製造された焼結石灰は母材中
で均一に分散された比較的大きい粒度を有する。これに
よって水和に対する耐性を向上させるだけでなく、高温
における曲げ強さをも向上させる。
る。2%未満の不純物を有するより純粋な種類の石灰石
の場合にこの密度を得ることは、工業的に使われる焼成
温度では極めて困難である。
するためには、反応性の石灰で始める必要があり、よっ
て前駆体の選択が非常に重要になる。事実、石灰の水酸
化物からは、カルシウムの炭酸塩から得られるよりもか
なり微細なCaO粒子が生成されることが分かってい
た。カルシウムの炭酸塩である天然石灰石は、前焼成を
した後に炭酸塩由来の酸化物を水和することによって水
酸化物の形に変換することができる。1,000〜1,
150℃の範囲の前焼成温度が、粒度、不純物含有量等
の石灰石の特性と非常に関係する。前焼成温度の選択は
第一に示差熱分析ピークの情報に基づいて行う。石灰水
酸化物の分解が起こると、大きな体積膨張が起きてCa
Oの微細粒子を生ずる。前焼成温度に関して比表面積を
測定することによって反応性を確認することができる。
物の微細粒子は1,000〜1,500kg/cm2の
圧力で、ペレット成形機によって、または単軸圧力下で
油圧プレス機によって、高圧下でペレット化することが
必要である。
10mm)で、油圧プレス用の寸法は25mm×25m
m高さである。その後、ペレットを1,450〜1,6
50℃の温度で最終的に焼成した。
(1,650℃未満)で高密度化が達成されるが、実質
的な粒子の成長を行うことが難しい。ここで添加剤が粒
子の成長を制御するのに重要な役割を果たし、ペレット
化の前に添加剤を反応性の粉体に配合することが要求さ
れる。粒子の成長を促進する添加剤にはその機構が異な
ることから二種類の添加剤がある。一つの添加剤の群は
低融解性化合物を形成することによって粒子の成長を助
け、もう一つの群の添加剤は固溶体の結果として欠陥を
形成することによって有効となる。固体状態の方法にお
いて、石灰の陽イオン(Ca2+)は添加剤の陽イオン
で置換される。価数の違いによって、石灰の結晶格子の
中に陽イオン価数/欠陥構造が形成される。よって、石
灰格子の空格子点に過剰に蓄積されたエネルギーによっ
て、石灰焼結はより低い温度で高められる。液体形成添
加剤の不利な点は、もし上記のある量を超えて加える
と、耐火材特性が損なわれることである。更に、液体状
態での焼結はやや丸い粒子を形成し、高温における耐荷
力を損なう。
要であり、反応性石灰を発生させるためにもう少しエネ
ルギーが必要である。
度、(2)耐水和性、および(3)微細構造の三種類の
特性によって特徴付けられた。嵩密度と見掛の多孔度は
真空下でキシレン浸透法によって測定し、多孔度はアル
キメデスの原理を用いてキシレン中で測定した。耐水和
特性は、35タイラーメッシュ未満の微細埃を50℃で
95%の相対湿度において3時間の試験時間で測定する
ことによって求めた。−5+10BSの粒度の焼結石灰
を湿度キャビネットの中のこの雰囲気に付し、実験後に
微細埃とともに粒子の重量を重量損失%として測定し
た。光学顕微鏡で微細構造を評価することによって石灰
の粒度とそれらの粒度分布を求めた。実験はサンプルの
磨いた断面について行った。粒度とその分布は画像解析
によって測定した。
参照しながら本発明を説明する。しかし、本発明はこれ
らの実施例によって何ら限定されるものではない。
の後25mmの大きさに粉砕し、5℃/分で2時間ソー
キングしながら1,000℃で焼成し、炉の中で焼成し
た塊りを冷却する。次に、焼成した塊りを過剰の水と1
2時間反応させることによってサンプルを水和し、その
後110℃で6時間乾燥した。水酸化カルシウム粉を
1,000kg/cm2の圧力で煉炭にした。煉炭を乾
燥し、最後に1,650℃で2時間の保持時間で焼結し
た。燃焼温度を4℃/分で上昇した。結果は嵩密度が
3.12g/cc、見掛の多孔度は0.8%、水和損失
は1%であった。石灰の平均粒度は47μmであった。
mmの大きさに粉砕し、1,100℃で2時間焼成し
た。焼成した塊りを空気急冷によって1,100℃から
室温に冷却し、その後水で水和した。焼成して水和した
石灰石を1,200kg/cm2の圧力で煉炭にし、乾
燥し、最後に1,650℃で2時間焼結した。得られた
嵩密度は3.18g/ccで見掛の多孔度は0.3%、
水和損失は0.7%であった。
mmの大きさに粉砕し、1,150℃で2時間焼成し
た。焼成した塊りを電動発電にかけて1,150℃にし
た。焼成して水和した石灰石を1,500kg/cm2
の圧力で煉炭にし、乾燥し、最後に1,650℃で2時
間焼結した。得られた結果は、嵩密度が3.10g/c
cで見掛の多孔度は2.4%、水和損失は1.7%であ
った。
mmの大きさに粉砕し、1,100℃で2時間焼成し、
焼成した塊りを炉の中で冷却した。焼成した塊りを水で
水和し、その後110℃で6時間乾燥した。焼成して水
和した石灰石を2重量%の二酸化チタンと混合した。混
合物を1,200kg/cm2の圧力で煉炭にし、乾燥
し、最後に1,600℃で3時間焼結した。得られた嵩
密度は3.20g/ccで見掛の多孔度は0.3%、水
和損失は2.8%であった。
mmの大きさに粉砕し、1,100℃で2時間焼成し、
焼成した塊りを炉の中で冷却した。焼成した塊りを水で
水和し、その後110℃で6時間乾燥した。焼成して水
和した石灰石を2重量%の酸化第二鉄と混合した。混合
物を1,200kg/cm2の圧力で煉炭にし、乾燥
し、最後に1,600℃で3時間焼結した。得られた嵩
密度は3.19g/ccで見掛の多孔度は0.5%、水
和損失は1.9%であった。粒度は149μmであっ
た。
mmの大きさに粉砕し、1,100℃で2時間焼成し、
焼成した塊りを炉の中で冷却した。焼成した塊りを水で
水和し、その後110℃で6時間乾燥した。焼成して水
和した石灰石を2重量%の酸化ランタンと混合した。混
合物を1,200kg/cm2の圧力で煉炭にし、乾燥
し、最後に1,600℃で3時間焼結した。得られた嵩
密度は3.20g/ccで見掛の多孔度は0.3%、水
和損失は2.5%であった。粒度は108μmであっ
た。
mmの大きさに粉砕し、1,100℃で2時間焼成し、
焼成した塊りを炉の中で冷却した。焼成した塊りを水で
水和し、その後110℃で6時間乾燥した。焼成して水
和した石灰石を2重量%の酸化セリウムと混合した。混
合物を1,200kg/cm2の圧力で煉炭にし、乾燥
し、最後に1,600℃で3時間焼結した。得られた嵩
密度は3.23g/ccで見掛の多孔度は0.1%、水
和損失は3.5%であった。粒度は95μmであった。
mmの大きさに粉砕し、1,100℃で2時間焼成し、
焼成した塊りを炉の中で冷却した。焼成した塊りを水で
水和し、その後110℃で6時間乾燥した。焼成して水
和した石灰石を2重量%の五酸化バナジウムと混合し
た。混合物を1,200kg/cm2の圧力で煉炭に
し、乾燥し、最後に1,600℃で3時間焼結した。得
られた嵩密度は3.05g/ccで見掛の多孔度は0.
4%、水和損失は3.8%であった。粒度は100μm
であった。
mmの大きさに粉砕し、1,100℃で2時間焼成し、
焼成した塊りを炉の中で冷却した。焼成した塊りを水で
水和し、その後110℃で6時間乾燥した。焼成して水
和した石灰石を2重量%の酸化銅と混合した。混合物を
1,200kg/cm2の圧力で煉炭にし、乾燥し、最
後に1,600℃で3時間焼結した。得られた嵩密度は
3.08g/ccで見掛の多孔度は0.3%、水和損失
は2.1%であった。粒度は95μmであった。
5mmの大きさに粉砕し、1,100℃で2時間焼成
し、焼成した塊りを炉の中で冷却した。焼成した塊りを
水で水和し、その後110℃で6時間乾燥した。焼成し
て水和した石灰石を2重量%の酸化第二鉄と混合した。
混合物を1,200kg/cm2の圧力で煉炭にし、乾
燥し、最後に1,450℃で15時間焼結した。得られ
た嵩密度は3.14g/ccで見掛の多孔度は0.2
%、水和損失は2.5%であった。粒度は155μmで
あった。
5mmの大きさに粉砕し、1,100℃で2時間焼成
し、焼成した塊りを炉の中で冷却した。焼成した塊りを
水で水和し、その後110℃で6時間乾燥した。焼成し
て水和した石灰石を2重量%の酸化ランタンと混合し
た。混合物を1,200kg/cm2の圧力で煉炭に
し、乾燥し、最後に1,600℃で3時間焼結した。得
られた嵩密度は3.10g/ccで見掛の多孔度は0.
2%、水和損失は2.1%であった。粒度は129μm
であった。
5mmの大きさに粉砕し、1,100℃で2時間焼成
し、焼成した塊りを空気急冷によって1,100℃から
室温に冷却し、その後水で水和した。焼成して水和した
石灰石を300、500、750、1,000、1,5
00、2,000、および2,500kg/cm2の圧
力で煉炭にした。これらの煉炭は1,650℃で2時間
燃焼した。測定した燃焼後の密度は、最も高い嵩密度
(3.18g/cc)は1,500kg/cm2で得ら
れたことを示す。調製するときの圧力が1,500kg
/cm2より低い場合は有意な改良はなされなかった。
度な高密度化を達成することができる。
0〜1,650℃の温度範囲で最終の焼成を行うことに
よって、高度な高密度化と高い耐水和性を達成すること
ができる。
粒度と耐水和性の向上を助ける。
石灰は以下の特性を有する: (a)嵩密度が3.05〜3.23g/cc; (b)36BSメッシュの篩にかけて50℃で95%相
対湿度において3時間で水和損失;および (c)粒度が47〜155μm。
Claims (4)
- 【請求項1】 高密度耐水和性焼結石灰の製造方法であ
って、 2%未満の不純物を有する石灰石を洗浄し、もしあれば
外部の不純物を除去し、 上記の洗浄した石灰石を25mm以下の大きさに粉砕
し、 石灰石を1,000〜1,150℃の範囲の温度で2〜
3時間焼成し、 焼成した塊りを水和し、 水和した塊りを公知の方法で乾燥し、 水和乾燥した塊りを公知の方法でくずし、 上記の水和乾燥した塊りに、低融解性化合物を形成可能
な遷移金属酸化物、固溶体を形成可能な希土類金属酸化
物、またはこれらの混合物から選ばれる添加剤を1〜4
重量%混合し、 得られた混合物を少なくとも1,000kg/cm2の
圧力でペレット化し、得られたペレットを1,500〜
1,650℃の範囲の温度で2〜4時間焼結し、 得られた焼結物を自然に冷却させることを包含すること
を特徴とする方法。 - 【請求項2】 調製された焼結石灰が以下の特性: (a)嵩密度が3.05〜3.23g/cc; (b)36BSメッシュの篩にかけて50℃で95%相
対湿度において3時間で水和損失;および (c)粒度が47〜155μmを有することを特徴とす
る請求の範囲第1項記載の方法。 - 【請求項3】 使用される遷移金属酸化物添加剤が、酸
化第二鉄、二酸化チタン、酸化銅、五酸化バナジウム、
またはこれらの混合物からなる群から選ばれることを特
徴とする請求の範囲第1項記載の方法。 - 【請求項4】 使用される希土類金属酸化物が、酸化セ
リウム、酸化ランタン、またはこれらの混合物からなる
群から選ばれることを特徴とする請求の範囲第1項また
は第2項記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
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IN444/DEL/99 | 1999-03-19 | ||
IN444DE1999 | 1999-03-19 |
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