JP4650646B2 - 高密度耐水和性石灰焼結物の製造方法 - Google Patents

高密度耐水和性石灰焼結物の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4650646B2
JP4650646B2 JP2000074479A JP2000074479A JP4650646B2 JP 4650646 B2 JP4650646 B2 JP 4650646B2 JP 2000074479 A JP2000074479 A JP 2000074479A JP 2000074479 A JP2000074479 A JP 2000074479A JP 4650646 B2 JP4650646 B2 JP 4650646B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hours
limestone
lime
hydrated
hydration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000074479A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000302536A (ja
Inventor
バネルジェ ガウタム
クマール ダス サミール
ゴーシュ アルプ
ムケルジェ バルンデブ
ランジャン ビスワス ジナン
デュラル マジュンダール サシ
ガンガダール バナワリカール ディーパック
ムケルジェ サルバピ
Original Assignee
カウンシィル オブ サイアンティフィック アンド インダストリアル リサーチ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by カウンシィル オブ サイアンティフィック アンド インダストリアル リサーチ filed Critical カウンシィル オブ サイアンティフィック アンド インダストリアル リサーチ
Publication of JP2000302536A publication Critical patent/JP2000302536A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4650646B2 publication Critical patent/JP4650646B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2/00Lime, magnesia or dolomite
    • C04B2/10Preheating, burning calcining or cooling
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B35/00Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • C04B35/01Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics
    • C04B35/03Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics based on magnesium oxide, calcium oxide or oxide mixtures derived from dolomite
    • C04B35/057Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics based on magnesium oxide, calcium oxide or oxide mixtures derived from dolomite based on calcium oxide
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P40/00Technologies relating to the processing of minerals
    • Y02P40/40Production or processing of lime, e.g. limestone regeneration of lime in pulp and sugar mills

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高密度耐水和性焼結石灰の製造方法に関する。本発明は、特に、2%未満の不純物を含有する比較的純粋な石灰石または方解石から高密度耐水和性焼結石灰を製造する方法に関する。本発明の方法によって製造された焼結石灰は石灰耐火材を製造するための中間原料として有用であり、鉄鋼およびセメント工業における窯や炉のライニング材として可能性のある幅広い応用性を有する。
【0002】
【従来の技術、及び、発明が解決しようとする課題】
より容量の大きい塩基性酸素炉やより高い操作温度の杓冶金における過酷条件の導入に伴って、鉄鋼技術は急速に変化している。このため、高い使用性能に対応する優れた品質の塩基性耐火材が必要となる。高い耐スラグ腐蝕性と優れた耐火材特性を達成するために、これらの炉には従来から、黒鉛/炭素の付加でタールまたはピッチが結合したマグネサイト(菱苦土石)とドロマイト(苦灰石)が用いられている。石灰/カルシアはマグネサイトとドロマイトの強力なライバルであるにも関わらず、大気によって水和する傾向が強いために耐火材料として用いられていない。炭素の存在下で難溶性と熱力学的安定性を考えた場合、石灰は鉄鋼製造条件においてドロマイトやマグネサイトよりもより良好な耐火材料である。液状鋼に溶解した元素がSiO/CrO等のライニングの耐火成分と反応すると非金属含有物が生成する。石灰耐火材の他の利点はこれらの溶解した元素に対して耐性があることであり、よって非金属含有物の生成が低減され、最終的に鋼の清浄化向上を助ける。石灰の利点は他のいくつかの国では、煉瓦製造や共焼結においてその初期の段階でドロマイト/マグネサイトとともに混合することによって利用されている。純粋な石灰耐火材は腐敗する傾向があるために使用されない。また石灰は、もし高い密度で優れた耐水和性と安定性を備えたものが製造されれば耐火材として可能性がある。
【0003】
焼結石灰の製造のための基本的な原料は天然石灰石である。高純度の石灰石はインドや世界の他の地域で容易に入手できる。石灰は難溶性が非常に高いので、石灰の焼結には、工業的には通常使用されない高い温度が必要である。よって、より純粋な天然石灰石の塊りから良好な品質の焼結石灰を得るためには2,000℃を超える温度を必要とする。低融剤石灰石(不純物が2%未満)はこの温度を超えるところで有利な液体相を形成する。これに対し、高融剤石灰石(不純物が3%を超える)は比較的より低温で密度を高くすることができるが、その生成物は密度がより低く性能が低いために用途がない。
【0004】
L.L.WrongとR.C.Bradt[1.Am.Ceram.Soc.Bull.,69[7]1183−89(1990)]の報告を参照することができ、不純な石灰石は、1,600℃の高い焼成温度での高密度化が乏しいことが示された。
【0005】
L.Xintianら[2.Brit.Ceram.Trans.93[4]150−153(1994)]は、Alを添加することによって、改良された耐水和性を有するCaO焼結物の開発を試みた。しかし、耐水和特性はここで報告している本発明に対して劣るものだった。
【0006】
Vezikovaら[3.Refractories33[1−2]85−89(1992)]は、TiOの添加による石灰焼結物の開発について報告した。ここで材料は、材料を保護しようと努めている本発明よりかなり高温である1,750℃で焼成されていた。
【0007】
Addinkら[4.米国特許第4,795,725号(1989)]は、石灰を基本とするCaO耐火材組成物を開発した。石灰の水和を避けるために、AddinkらはCaO粒子を被覆してその水和を防ぐようにバッチに熱硬化性ノボラック型フェノール樹脂を用いた。本発明ではCaO粒子を保護するために樹脂は全く使用しない。
【0008】
Cassens[5.米国特許第4,463,100号(1984)]は、CaOを異なった化合物である2CaO・SiOに変換することによってCaOを基本とする耐火材料を開発した。
【0009】
Nevilleら[6.米国特許第4,843,044号(1989)]は、リン酸モノナトリウムおよびポリリン酸のアルカリ金属塩とともに石灰焼結物を含む石灰系耐火材料を開発した。本発明者らによってここに報告されている発明ではそのような結合剤は使用されていない。
【0010】
高密度化と耐水和性を改良するためには、反応性のある石灰に鉱化剤や添加物を導入する必要がある。これによって比較的より低温における焼結を助けて生成物の品質を大きく向上する。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の主要な目的は、高密度耐水和性石灰焼結物の製造方法を提供することである。
【0012】
他の目的は、高品質の焼結石灰を生成するより純粋な(不純物が2%未満)種類の石灰石を使用して、大気中の水分に対して最大の耐水和性を付与することである。
【0013】
本発明の更に他の目的は、粒度と母材における均質性を最大にすることである。
【0014】
また他の目的は、粒子母材において分散が均一でより少ない孔を含む緻密な微細構造を提供することである。
【0015】
本発明の他の目的は、母材における分散を均一にして比較的大きい粒度を有する焼結石灰を調製することである。
【0016】
したがって、本発明は高密度耐水和性石灰焼結物の製造方法を提供し、2%未満の不純物を有する石灰石を洗浄し、もしあれば外部の不純物を除去し、上記の洗浄した石灰石を25mm以下の大きさに粉砕し、石灰石を1,000〜1,150℃の範囲の温度で2〜3時間焼成し、焼成した塊りを水和し、水和した塊りを公知の方法で乾燥し、水和して乾燥した塊りを公知の方法でくずし、上記の水和して乾燥した塊りに、低融解性化合物を形成可能な遷移金属酸化物、固溶体を形成可能な希土類金属酸化物、またはこれらの混合物等の添加剤を1〜4重量%混合し、得られた混合物を少なくとも1,000kg/cmの圧力でペレット化し、得られたペレットを1,550〜1,650℃の範囲の温度で2〜4時間焼結し、得られた焼結物を自然に冷却させる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の一つの実施態様において、使用される遷移金属酸化物添加剤は、酸化第二鉄、二酸化チタン、酸化銅、五酸化バナジウム、またはこれらの混合物等である。
【0018】
本発明の他の実施態様において、使用される希土類金属酸化物添加剤は、酸化セリウム、酸化ランタン、またはこれらの混合物等である。
【0019】
水和は、密度をより高くすることのみによって最小にされるわけではない。できるだけ均一に粒子を成長させることも必要である。粒子を成長させながら高密度化することで石灰粒子をより耐水和性で耐スラグ性の耐火材にする。塩基性の高い含鉄スラグの存在下では、マグネシアはカルシアと比較してより良好であることが知られている。カルシアの粒度が十分に大きければ、耐スラグ性および耐水和性はかなり向上するでろう。本発明の方法によって製造された焼結石灰は母材中で均一に分散された比較的大きい粒度を有する。これによって水和に対する耐性を向上させるだけでなく、高温における曲げ強さをも向上させる。
【0020】
石灰は3.32g/ccの理論密度を有する。2%未満の不純物を有するより純粋な種類の石灰石の場合にこの密度を得ることは、工業的に使われる焼成温度では極めて困難である。
【0021】
よって、比較的より低温で高密度化を達成するためには、反応性の石灰で始める必要があり、よって前駆体の選択が非常に重要になる。事実、石灰の水酸化物からは、カルシウムの炭酸塩から得られるよりもかなり微細なCaO粒子が生成されることが分かっていた。カルシウムの炭酸塩である天然石灰石は、前焼成をした後に炭酸塩由来の酸化物を水和することによって水酸化物の形に変換することができる。1,000〜1,150℃の範囲の前焼成温度が、粒度、不純物含有量等の石灰石の特性と非常に関係する。前焼成温度の選択は第一に示差熱分析ピークの情報に基づいて行う。石灰水酸化物の分解が起こると、大きな体積膨張が起きてCaOの微細粒子を生ずる。前焼成温度に関して比表面積を測定することによって反応性を確認することができる。
【0022】
高度な高密度化を達成するために、水酸化物の微細粒子は1,000〜1,500kg/cmの圧力で、ペレット成形機によって、または単軸圧力下で油圧プレス機によって、高圧下でペレット化することが必要である。
【0023】
煉炭化機用のペレットは枕型(20mm×10mm)で、油圧プレス用の寸法は25mm×25mm高さである。その後、ペレットを1,450〜1,650℃の温度で最終的に焼成した。
【0024】
二重焼成法では、比較的より低い温度(1,650℃未満)で高密度化が達成されるが、実質的な粒子の成長を行うことが難しい。ここで添加剤が粒子の成長を制御するのに重要な役割を果たし、ペレット化の前に添加剤を反応性の粉体に配合することが要求される。粒子の成長を促進する添加剤にはその機構が異なることから二種類の添加剤がある。一つの添加剤の群は低融解性化合物を形成することによって粒子の成長を助け、もう一つの群の添加剤は固溶体の結果として欠陥を形成することによって有効となる。固体状態の方法において、石灰の陽イオン(Ca2+)は添加剤の陽イオンで置換される。価数の違いによって、石灰の結晶格子の中に陽イオン価数/欠陥構造が形成される。よって、石灰格子の空格子点に過剰に蓄積されたエネルギーによって、石灰焼結はより低い温度で高められる。液体形成添加剤の不利な点は、もし上記のある量を超えて加えると、耐火材特性が損なわれることである。更に、液体状態での焼結はやや丸い粒子を形成し、高温における耐荷力を損なう。
【0025】
二重段階焼成法では、追加の低温焼成が必要であり、反応性石灰を発生させるためにもう少しエネルギーが必要である。
【0026】
焼結石灰は、(1)嵩密度と見掛の多孔度、(2)耐水和性、および(3)微細構造の三種類の特性によって特徴付けられた。嵩密度と見掛の多孔度は真空下でキシレン浸透法によって測定し、多孔度はアルキメデスの原理を用いてキシレン中で測定した。耐水和特性は、35タイラーメッシュ未満の微細埃を50℃で95%の相対湿度において3時間の試験時間で測定することによって求めた。−5+10BSの粒度の焼結石灰を湿度キャビネットの中のこの雰囲気に付し、実験後に微細埃とともに粒子の重量を重量損失%として測定した。光学顕微鏡で微細構造を評価することによって石灰の粒度とそれらの粒度分布を求めた。実験はサンプルの磨いた断面について行った。粒度とその分布は画像解析によって測定した。
【0027】
以下、実際に方法を行った下記の実施例を参照しながら本発明を説明する。しかし、本発明はこれらの実施例によって何ら限定されるものではない。
【0028】
(実施例1)
石灰石を水でよく洗浄し、その後25mmの大きさに粉砕し、5℃/分で2時間ソーキングしながら1,000℃で焼成し、炉の中で焼成した塊りを冷却する。次に、焼成した塊りを過剰の水と12時間反応させることによってサンプルを水和し、その後110℃で6時間乾燥した。水酸化カルシウム粉を1,000kg/cmの圧力で煉炭にした。煉炭を乾燥し、最後に1,650℃で2時間の保持時間で焼結した。燃焼温度を4℃/分で上昇した。結果は嵩密度が3.12g/cc、見掛の多孔度は0.8%、水和損失は1%であった。石灰の平均粒度は47μmであった。
【0029】
(実施例2)
石灰石を洗浄し、その後25mmの大きさに粉砕し、1,100℃で2時間焼成した。焼成した塊りを空気急冷によって1,100℃から室温に冷却し、その後水で水和した。焼成して水和した石灰石を1,200kg/cmの圧力で煉炭にし、乾燥し、最後に1,650℃で2時間焼結した。得られた嵩密度は3.18g/ccで見掛の多孔度は0.3%、水和損失は0.7%であった。
【0030】
(実施例3)
石灰石を洗浄し、その後25mmの大きさに粉砕し、1,150℃で2時間焼成した。焼成した塊りを電動発電にかけて1,150℃にした。焼成して水和した石灰石を1,500kg/cmの圧力で煉炭にし、乾燥し、最後に1,650℃で2時間焼結した。得られた結果は、嵩密度が3.10g/ccで見掛の多孔度は2.4%、水和損失は1.7%であった。
【0031】
(実施例4)
石灰石を洗浄し、その後25mmの大きさに粉砕し、1,100℃で2時間焼成し、焼成した塊りを炉の中で冷却した。焼成した塊りを水で水和し、その後110℃で6時間乾燥した。焼成して水和した石灰石を2重量%の二酸化チタンと混合した。混合物を1,200kg/cmの圧力で煉炭にし、乾燥し、最後に1,600℃で3時間焼結した。得られた嵩密度は3.20g/ccで見掛の多孔度は0.3%、水和損失は2.8%であった。
【0032】
(実施例5)
石灰石を洗浄し、その後25mmの大きさに粉砕し、1,100℃で2時間焼成し、焼成した塊りを炉の中で冷却した。焼成した塊りを水で水和し、その後110℃で6時間乾燥した。焼成して水和した石灰石を2重量%の酸化第二鉄と混合した。混合物を1,200kg/cmの圧力で煉炭にし、乾燥し、最後に1,600℃で3時間焼結した。得られた嵩密度は3.19g/ccで見掛の多孔度は0.5%、水和損失は1.9%であった。粒度は149μmであった。
【0033】
(実施例6)
石灰石を洗浄し、その後25mmの大きさに粉砕し、1,100℃で2時間焼成し、焼成した塊りを炉の中で冷却した。焼成した塊りを水で水和し、その後110℃で6時間乾燥した。焼成して水和した石灰石を2重量%の酸化ランタンと混合した。混合物を1,200kg/cmの圧力で煉炭にし、乾燥し、最後に1,600℃で3時間焼結した。得られた嵩密度は3.20g/ccで見掛の多孔度は0.3%、水和損失は2.5%であった。粒度は108μmであった。
【0034】
(実施例7)
石灰石を洗浄し、その後25mmの大きさに粉砕し、1,100℃で2時間焼成し、焼成した塊りを炉の中で冷却した。焼成した塊りを水で水和し、その後110℃で6時間乾燥した。焼成して水和した石灰石を2重量%の酸化セリウムと混合した。混合物を1,200kg/cmの圧力で煉炭にし、乾燥し、最後に1,600℃で3時間焼結した。得られた嵩密度は3.23g/ccで見掛の多孔度は0.1%、水和損失は3.5%であった。粒度は95μmであった。
【0035】
(実施例8)
石灰石を洗浄し、その後25mmの大きさに粉砕し、1,100℃で2時間焼成し、焼成した塊りを炉の中で冷却した。焼成した塊りを水で水和し、その後110℃で6時間乾燥した。焼成して水和した石灰石を2重量%の五酸化バナジウムと混合した。混合物を1,200kg/cmの圧力で煉炭にし、乾燥し、最後に1,600℃で3時間焼結した。得られた嵩密度は3.05g/ccで見掛の多孔度は0.4%、水和損失は3.8%であった。粒度は100μmであった。
【0036】
(実施例9)
石灰石を洗浄し、その後25mmの大きさに粉砕し、1,100℃で2時間焼成し、焼成した塊りを炉の中で冷却した。焼成した塊りを水で水和し、その後110℃で6時間乾燥した。焼成して水和した石灰石を2重量%の酸化銅と混合した。混合物を1,200kg/cmの圧力で煉炭にし、乾燥し、最後に1,600℃で3時間焼結した。得られた嵩密度は3.08g/ccで見掛の多孔度は0.3%、水和損失は2.1%であった。粒度は95μmであった。
【0037】
(実施例10)
石灰石を洗浄し、その後25mmの大きさに粉砕し、1,100℃で2時間焼成し、焼成した塊りを炉の中で冷却した。焼成した塊りを水で水和し、その後110℃で6時間乾燥した。焼成して水和した石灰石を2重量%の酸化第二鉄と混合した。混合物を1,200kg/cmの圧力で煉炭にし、乾燥し、最後に1,450℃で15時間焼結した。得られた嵩密度は3.14g/ccで見掛の多孔度は0.2%、水和損失は2.5%であった。粒度は155μmであった。
【0038】
(実施例11)
石灰石を洗浄し、その後25mmの大きさに粉砕し、1,100℃で2時間焼成し、焼成した塊りを炉の中で冷却した。焼成した塊りを水で水和し、その後110℃で6時間乾燥した。焼成して水和した石灰石を2重量%の酸化ランタンと混合した。混合物を1,200kg/cmの圧力で煉炭にし、乾燥し、最後に1,600℃で3時間焼結した。得られた嵩密度は3.10g/ccで見掛の多孔度は0.2%、水和損失は2.1%であった。粒度は129μmであった。
【0039】
(実施例12)
石灰石を洗浄し、その後25mmの大きさに粉砕し、1,100℃で2時間焼成し、焼成した塊りを空気急冷によって1,100℃から室温に冷却し、その後水で水和した。焼成して水和した石灰石を300、500、750、1,000、1,500、2,000、および2,500kg/cmの圧力で煉炭にした。これらの煉炭は1,650℃で2時間燃焼した。測定した燃焼後の密度は、最も高い嵩密度(3.18g/cc)は1,500kg/cmで得られたことを示す。調製するときの圧力が1,500kg/cmより低い場合は有意な改良はなされなかった。
【0040】
【発明の効果】
主な利点は下記の通りである。
【0041】
1.二重焼成技術によって石灰の比較的高度な高密度化を達成することができる。
【0042】
2.ソ−キング時間を変えながら1,500〜1,650℃の温度範囲で最終の焼成を行うことによって、高度な高密度化と高い耐水和性を達成することができる。
【0043】
3.添加剤が高温耐荷力を損なうことなく粒度と耐水和性の向上を助ける。
【0044】
4.本発明の方法によって製造された焼結石灰は以下の特性を有する:
(a)嵩密度が3.05〜3.23g/cc;
(b)36BSメッシュの篩にかけて50℃で95%相対湿度において3時間で水和損失;および
(c)粒度が47〜155μm。

Claims (3)

  1. 高密度耐水和性焼結石灰の製造方法であって、
    2%未満の不純物を有する石灰石を洗浄して外部の不純物を除去し、
    上記の洗浄した石灰石を25mm以下の大きさに粉砕し、
    石灰石を1,000〜1,150℃の範囲の温度で2〜3時間焼成して、焼成した塊りを形成し、
    焼成した塊りを水和し、
    水和した塊りを乾燥し、
    水和乾燥した塊りをくずし、
    上記の水和乾燥した塊りに、低融解性化合物を形成可能な遷移金属酸化物、固溶体を形成可能な希土類金属酸化物、またはこれらの混合物から選ばれる添加剤を1〜4重量%混合し、
    得られた混合物を少なくとも1,000kg/cm の圧力でペレット化し、得られたペレットを1,500〜1,650℃の範囲の温度で2〜4時間焼結し、
    得られた焼結物を冷却し、(a)嵩密度が3.05〜3.23g/cc;(b)36BSメッシュの篩にかけて50℃で95%相対湿度において3時間で水和損失が3.8%以下;および(c)粒度が47〜155μmである焼結石灰を得ることを特徴とする方法。
  2. 使用される遷移金属酸化物添加剤が、酸化第二鉄、二酸化チタン、酸化銅、五酸化バナジウム、またはこれらの混合物からなる群から選ばれることを特徴とする請求の範囲第1項記載の方法。
  3. 使用される希土類金属酸化物が、酸化セリウム、酸化ランタン、またはこれらの混合物からなる群から選ばれることを特徴とする請求の範囲第1項の方法。
JP2000074479A 1999-03-19 2000-03-16 高密度耐水和性石灰焼結物の製造方法 Expired - Fee Related JP4650646B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IN444/DEL/99 1999-03-19
IN444DE1999 1999-03-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000302536A JP2000302536A (ja) 2000-10-31
JP4650646B2 true JP4650646B2 (ja) 2011-03-16

Family

ID=11089825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000074479A Expired - Fee Related JP4650646B2 (ja) 1999-03-19 2000-03-16 高密度耐水和性石灰焼結物の製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6245315B1 (ja)
JP (1) JP4650646B2 (ja)
DE (1) DE10012260C2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4272856B2 (ja) * 2002-08-20 2009-06-03 黒崎播磨株式会社 難アルミナ付着連続鋳造用浸漬ノズルの製造方法
JP5172222B2 (ja) * 2007-05-18 2013-03-27 岡山セラミックス技術振興財団 カルシア質材料およびその製造方法
NO328907B1 (no) * 2007-06-25 2010-06-14 Poju R Stephansen As Fremgangsmate for kontinuerlig og proporsjonal kalktilsetting til en vanngjennomstromning i et verk
NO333228B1 (no) * 2010-04-28 2013-04-15 Poju R Stephansen As Fremgangsmate for temperaturregulering ved satsvis lesking av brent kalk i en lesker
ITRM20130310A1 (it) * 2013-05-29 2014-11-30 Chimica Edile S R L Procedimento per la preparazione di un prodotto inorganico granulare, il prodotto così ottenuto e il suo uso come agente accelerante della reazione pozzolanica in malte e calcestruzzi.
CN110041085A (zh) * 2019-04-08 2019-07-23 武汉科技大学 一种钙碳复合材料及其制备方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0383848A (ja) * 1989-08-26 1991-04-09 Nichia Chem Sangyo Kk 金属溶解用カルシア坩堝及びその製造方法
JPH04175262A (ja) * 1990-11-09 1992-06-23 Mitsubishi Materials Corp 高密度カルシア焼結体及びその製造方法
JPH061654A (ja) * 1992-06-23 1994-01-11 Mino Yogyo Kk カルシアクリンカーの製造方法

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2894820A (en) * 1953-01-02 1959-07-14 American Marietta Co Method of producing agglomerated lime hydrate
DE1191733B (de) * 1959-10-22 1965-04-22 Harbison Walker Refractories Verfahren zur Herstellung von totgebranntem Magnesiumoxyd hoher Dichte
US3516808A (en) * 1968-07-19 1970-06-23 George P Curran Preparation of carbon dioxide acceptors by the melt process
US3630504A (en) * 1970-01-05 1971-12-28 Dow Chemical Co Method of calcination and hydration and unit therefor
US3839551A (en) * 1972-07-21 1974-10-01 United States Gypsum Co Super reactive recalcined lime product and process
GB1522308A (en) * 1974-11-11 1978-08-23 Ass Portland Cement Hydration of lime
US4089669A (en) * 1975-01-07 1978-05-16 International Telephone & Telegraph Corporation Soil neutralizing slurries
US4140534A (en) * 1978-03-06 1979-02-20 General Refractories Company Process for producing synthetic magnesite - dolomite sinter
JPS5645814A (en) * 1979-09-25 1981-04-25 Kureha Chem Ind Co Ltd Hydroxyapatite, its ceramic material and its manufacture
DE3433228C1 (de) * 1984-09-11 1986-04-10 Rheinische Kalksteinwerke GmbH, 5603 Wülfrath Verfahren zur Herstellung von Kalziumhydroxid
US5223239A (en) * 1990-07-24 1993-06-29 Research Corporation Technologies, Inc. Method of preparing hydrated lime
DE4138009C2 (de) * 1990-11-21 2003-06-12 Chemical Lime Co Verfahren zur Herstellung von feinkörnigem Kalkhydrat
US5705141A (en) * 1990-11-21 1998-01-06 Lhoist Researche Et Developpement S.A. Calcium and/or magnesium hydroxide, and preparation and use thereof
US5173279A (en) * 1990-11-21 1992-12-22 Lhoist Recherche Et Developpement S.A. Method and composition for treating flue or exhaust gases utilizing modified calcium hydroxide
US5362319A (en) * 1992-10-23 1994-11-08 Johnson William B Process for treating fly ash and bottom ash and the resulting product
DE19510122C1 (de) * 1995-03-21 1996-08-22 Rheinische Kalksteinwerke Verfahren zur Herstellung von Kalkmilch
AU6361196A (en) * 1995-07-11 1997-02-10 A. Ahlstrom Corporation Method of separating impurities from lime and lime sludge and a method of causticizing green liquor containing impurities, such as silicon, in two stages
PT851839E (pt) * 1995-09-20 2002-09-30 Chemical Lime Ltd Processo para o fabrico de carbonato de calcio de elevada pureza
GB9626557D0 (en) * 1996-12-20 1997-02-05 Ecc Int Ltd The production of slaked lime

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0383848A (ja) * 1989-08-26 1991-04-09 Nichia Chem Sangyo Kk 金属溶解用カルシア坩堝及びその製造方法
JPH04175262A (ja) * 1990-11-09 1992-06-23 Mitsubishi Materials Corp 高密度カルシア焼結体及びその製造方法
JPH061654A (ja) * 1992-06-23 1994-01-11 Mino Yogyo Kk カルシアクリンカーの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE10012260A1 (de) 2000-10-26
DE10012260C2 (de) 2002-07-11
JP2000302536A (ja) 2000-10-31
US6245315B1 (en) 2001-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2022237717A1 (zh) 一种高纯度致密六铝酸钙系耐火材料及其制备方法
JP4650646B2 (ja) 高密度耐水和性石灰焼結物の製造方法
Mohan et al. Reaction sintered zinc oxide incorporated magnesium aluminate spinel from commercial grade oxide reactants
CN1024531C (zh) 一种烧成镁铝铬耐火砖及其制造方法
CN1704384A (zh) 一种方镁石—橄榄石轻质保温耐火材料及其生产方法
CN1803703A (zh) 一种致密氧化钙砂的制备方法
JP2001253766A (ja) 高密度耐水和性石灰焼結物の製造方法
CN112897994A (zh) 一种刚玉尖晶石复相材料制备方法
NL2012271C2 (en) Method for producing dead burned magnesia and products obtainable thereby.
US4212679A (en) Method of making magnesite grain
KR100523195B1 (ko) 마그네시아-티타니아-알루미나-칼시아계 클링커 및 이것을사용하여 얻어지는 내화물
CN112250457A (zh) 一种用于工厂的高温耐火材料
KR101129265B1 (ko) 마그네시아-실리카계 클링커 및 이를 함유하는 내화벽돌
CA1055967A (en) Method of making magnesite grain
CN1048967C (zh) 烧成油浸镁白云石砖及制作工艺
US3736161A (en) Production methods for dolomite magnesite refractory material
JP3044568B2 (ja) マグネシアクリンカー
JPH0794343B2 (ja) マグネシアクリンカー及びその製造方法
JPH09301766A (ja) 多孔質スピネルクリンカー及びその製造方法
US3364043A (en) Basic refractories
JPS5839798B2 (ja) 石炭質焼成耐火煉瓦の製造方法
US1267686A (en) Refractory furnace-lining and process of making.
JP3044566B2 (ja) マグネシアクリンカー
JP3681199B2 (ja) 流し込み用カルシア・マグネシアクリンカーおよびその製造方法
JP2660221B2 (ja) マグネシア・カルシアクリンカーおよびその製造法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060901

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091013

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100107

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100113

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100212

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100217

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100308

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100311

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100407

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100407

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100608

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100820

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101109

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131224

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees