JPH02124611A - オーバートーン用矩形状at振動片の製造方法 - Google Patents
オーバートーン用矩形状at振動片の製造方法Info
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- JPH02124611A JPH02124611A JP7706788A JP7706788A JPH02124611A JP H02124611 A JPH02124611 A JP H02124611A JP 7706788 A JP7706788 A JP 7706788A JP 7706788 A JP7706788 A JP 7706788A JP H02124611 A JPH02124611 A JP H02124611A
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- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[産業上の利用分野]
本発明はATカットで切断された矩形状の水晶片を用い
、高調波発振を行なわせるオーバートーン用矩形状AT
振動子及びその製造方法に関する。 〔従来の技術〕 現在、数多くある水晶振動子の内で、最も汎用性の高い
振動子はAT振動子である。 このAT振動子は、比較的良好な周波数−温度特性(以
下温特と略す)を有する為に、通信機器クロック等の民
生機器に利用されている。 従来、オーバートーン用AT振動子は、円板状AT振動
子のみが存在していた。 しかし、近年電子機器分野の小型軽量化が進み、水晶振
動子にも小型化が要求されるようになってきた。 そこで、X軸を長さ℃、Z1軸を幅w、Y’軸を厚みt
として、X軸方向に長い矩形状に加工されたAT振動子
が作成されるようになってきた。 〔発明が解決しようとする課題] しかし、オーバートーン用矩形状AT振動子のなかで周
波数が低くコンパックス加工により斜面を必要のある振
動子には、通常この主振動以外に、主振動の周波数の近
傍にスプリアス振動が存在し、瀧特に悪影響を及ぼすま
た等個直列抵抗(以下CI値と略す)が高いという課題
があった。 本発明は上述の課題を解決することにあり、その目的は
、オーバートーン用矩形状AT振動子のなかで周波数の
低くコンパックス加工により斜面を見る必要において、
スプリアス振動による影響を防止する方法、CI値を低
くする方法、再現性のあるコンパを提供するところにあ
る。 [課題を解決するための手段] (1)本発明のオーバートーン用矩形状AT振動片の製
造方法は、外形寸法X軸方向7mm以下、Z軸方向2m
m以下、Y軸方向0.24mm以下かつ0.12mm以
上のオーバートーン用矩形状AT振動片で球状のポット
に研磨剤と前記オーバートーン用矩形状AT振動片を入
れ、前記球状のポットの球面に添うように前記オーバー
トーン用矩形状AT振動片の少なくとも片面のX71平
面の斜面をとるようにしたことを特徴とする。 (2)本発明のオーバートーン用矩形状AT振動子は、
請求項1記載のオーバートーン用矩形状AT振動片の製
造方法を使用して作成したことを特徴とする。 (3)本発明のオーバートーン用矩形状AT振動片の製
造方法は、請求項1記載のオーバートーン用矩形状AT
振動片の製造方法において、最初の球状のポットの径を
R1,2番目の球状のポットの径をR2とおくとR3と
R2の間に R1<R2 という関係があり、最初の球状のポットに研磨剤と前記
オーバートーン用矩形状AT振動片を入れて前記オーバ
ートーン用矩形状AT振動片の角を加工後、2番目の球
状のポットに研磨剤と前記オーバートーン用矩形状AT
振動片を入れ、前記球状のポットの球面に添うように前
記オーバートーン用矩形状AT振動片の少なくとも片面
のxZ1平面の斜面をとるようにしたことを特徴とする
。 (4)本発明のオーバートーン用矩形状AT振動子は、
請求項3記載のオーバートーン用矩形状AT振動片の製
造方法を使用して作成したことを特徴とする。 (5)本発明のオーバートーン用矩形状AT振動子は、
請求項2記載のオーバートーン用矩形状AT振動子にお
いて前記オーバートーン用矩形状AT振動片の21軸を
幅w、Y’軸を厚みtとした時幅Wと厚みtとの辺比w
/tを次の範囲w/t=8.4±0.2 w/t=10.64±0.2 w/t=11.85±0.15 w/t=13.45±0.15 w/t=14.8±0.2 w/t=17.6±0.2 w/t=19.8±0.2 w/t=20.9±0.2 としたことを特徴とする。 (6)本発明のオーバートーン用矩形状AT振動子は、
請求項4記載のオーバートーン用矩形状AT振動子にお
いて前記オーバートーン用矩形状AT振動片のZ1軸を
幅w、Y’軸を厚みtとした時幅Wと厚みtとの辺比w
/ tを次の範囲w/t=8.4±0.2 w/t=10.64±0.2 w/t=11.85±0.15 w/t=13.45±0.15 w/t =14.8±0.2 w/t=17.6±0.2 w/t=19.8±0.2 w/t=20.9±0.2 としたことを特徴とする。 (7)本発明の球状のポットは、請求項1記載の球状の
ポットにおいて、側面を平面にしたことを特徴とする。 (8)本発明の球状のポットは、請求項6記載の球状の
ポットの平面部分を少なくとも2個並列にしたことを特
徴とする。 [作 用] 本発明は以上の構成を有するので、球状のポットの球面
に添うようにオーバートーン用矩形状AT振動片のx2
1平面に斜面をとりまた前記オーバートーン用矩形状A
T振動片の幅Wと厚みtを適当に選択することにより、
スプリアス振動を抑制することができ、またCI値を低
くすることができる。 また、最初直径の小さな球状のポットでオーバートーン
用矩形状AT振動片の角を加工後、直径の大きな球状の
ポットで前記球状のポットの球面に添うように前記オー
バートーン用矩形状AT振動片のxZI平面の斜面をと
るので、コンベックス加工の再現性があり、量産性もあ
がることとなる。
、高調波発振を行なわせるオーバートーン用矩形状AT
振動子及びその製造方法に関する。 〔従来の技術〕 現在、数多くある水晶振動子の内で、最も汎用性の高い
振動子はAT振動子である。 このAT振動子は、比較的良好な周波数−温度特性(以
下温特と略す)を有する為に、通信機器クロック等の民
生機器に利用されている。 従来、オーバートーン用AT振動子は、円板状AT振動
子のみが存在していた。 しかし、近年電子機器分野の小型軽量化が進み、水晶振
動子にも小型化が要求されるようになってきた。 そこで、X軸を長さ℃、Z1軸を幅w、Y’軸を厚みt
として、X軸方向に長い矩形状に加工されたAT振動子
が作成されるようになってきた。 〔発明が解決しようとする課題] しかし、オーバートーン用矩形状AT振動子のなかで周
波数が低くコンパックス加工により斜面を必要のある振
動子には、通常この主振動以外に、主振動の周波数の近
傍にスプリアス振動が存在し、瀧特に悪影響を及ぼすま
た等個直列抵抗(以下CI値と略す)が高いという課題
があった。 本発明は上述の課題を解決することにあり、その目的は
、オーバートーン用矩形状AT振動子のなかで周波数の
低くコンパックス加工により斜面を見る必要において、
スプリアス振動による影響を防止する方法、CI値を低
くする方法、再現性のあるコンパを提供するところにあ
る。 [課題を解決するための手段] (1)本発明のオーバートーン用矩形状AT振動片の製
造方法は、外形寸法X軸方向7mm以下、Z軸方向2m
m以下、Y軸方向0.24mm以下かつ0.12mm以
上のオーバートーン用矩形状AT振動片で球状のポット
に研磨剤と前記オーバートーン用矩形状AT振動片を入
れ、前記球状のポットの球面に添うように前記オーバー
トーン用矩形状AT振動片の少なくとも片面のX71平
面の斜面をとるようにしたことを特徴とする。 (2)本発明のオーバートーン用矩形状AT振動子は、
請求項1記載のオーバートーン用矩形状AT振動片の製
造方法を使用して作成したことを特徴とする。 (3)本発明のオーバートーン用矩形状AT振動片の製
造方法は、請求項1記載のオーバートーン用矩形状AT
振動片の製造方法において、最初の球状のポットの径を
R1,2番目の球状のポットの径をR2とおくとR3と
R2の間に R1<R2 という関係があり、最初の球状のポットに研磨剤と前記
オーバートーン用矩形状AT振動片を入れて前記オーバ
ートーン用矩形状AT振動片の角を加工後、2番目の球
状のポットに研磨剤と前記オーバートーン用矩形状AT
振動片を入れ、前記球状のポットの球面に添うように前
記オーバートーン用矩形状AT振動片の少なくとも片面
のxZ1平面の斜面をとるようにしたことを特徴とする
。 (4)本発明のオーバートーン用矩形状AT振動子は、
請求項3記載のオーバートーン用矩形状AT振動片の製
造方法を使用して作成したことを特徴とする。 (5)本発明のオーバートーン用矩形状AT振動子は、
請求項2記載のオーバートーン用矩形状AT振動子にお
いて前記オーバートーン用矩形状AT振動片の21軸を
幅w、Y’軸を厚みtとした時幅Wと厚みtとの辺比w
/tを次の範囲w/t=8.4±0.2 w/t=10.64±0.2 w/t=11.85±0.15 w/t=13.45±0.15 w/t=14.8±0.2 w/t=17.6±0.2 w/t=19.8±0.2 w/t=20.9±0.2 としたことを特徴とする。 (6)本発明のオーバートーン用矩形状AT振動子は、
請求項4記載のオーバートーン用矩形状AT振動子にお
いて前記オーバートーン用矩形状AT振動片のZ1軸を
幅w、Y’軸を厚みtとした時幅Wと厚みtとの辺比w
/ tを次の範囲w/t=8.4±0.2 w/t=10.64±0.2 w/t=11.85±0.15 w/t=13.45±0.15 w/t =14.8±0.2 w/t=17.6±0.2 w/t=19.8±0.2 w/t=20.9±0.2 としたことを特徴とする。 (7)本発明の球状のポットは、請求項1記載の球状の
ポットにおいて、側面を平面にしたことを特徴とする。 (8)本発明の球状のポットは、請求項6記載の球状の
ポットの平面部分を少なくとも2個並列にしたことを特
徴とする。 [作 用] 本発明は以上の構成を有するので、球状のポットの球面
に添うようにオーバートーン用矩形状AT振動片のx2
1平面に斜面をとりまた前記オーバートーン用矩形状A
T振動片の幅Wと厚みtを適当に選択することにより、
スプリアス振動を抑制することができ、またCI値を低
くすることができる。 また、最初直径の小さな球状のポットでオーバートーン
用矩形状AT振動片の角を加工後、直径の大きな球状の
ポットで前記球状のポットの球面に添うように前記オー
バートーン用矩形状AT振動片のxZI平面の斜面をと
るので、コンベックス加工の再現性があり、量産性もあ
がることとなる。
以下、本発明について実施例に基づいて詳細に説明する
。 第1図は、本発明の実施例におけるl製造工程図である
。第1図(a)の加工前オーバートーン用矩形状AT振
動片1と第1図(b)に示す研磨剤2とを半径Rの球状
のポット3に入れ、第1図(C)に示すように前記球状
のポット3を半径rの円で矢印方向に回転させ同時に前
記球状のポット3は矢印方向に自転するので、前記研磨
剤2により前記球状のポット3の球面に添うように第1
図(d)のオーバートーン用矩形状AT振動片4のxZ
1平面の斜面が形成される。 また第2図は、本発明のオーバートーン用矩形状AT振
動子の1実施例を示す斜視図であり、前記オーバートー
ン用矩形状AT振動子は、蒸着等の方法により電極5が
形成された前記オーバートーン用矩形状AT振動片4と
、気密端子6を貫通する2本のリード端子7の一方の端
のインナーリード8と前記電極5の一方の端とを半田9
等の接着剤で固定し、さらにケースlOを前記気密端子
6に圧入して構成されている。 また第2図の前記オーバートーン用矩形状AT振動片4
において、Yl軸方向に厚みt、Z1軸方向に幅Wとと
っである。 またこの時幅Wと厚みtとの辺比w/tをw/t=8.
4±0.2 となるようにw、tを選択しである。 第3図は、辺比w / tを変更した時の温特を示した
図である。 第3図(a)は、辺比w/tを w/t=8.4−0.2 とした場合の温特を示しており、温度の低温側の方にス
プリアスの影響からリップルが生じはじめていることが
分かる。 また第3図(b)は、辺比w/tを w/t=8.4 とした場合の温特を示しており、スプリアスの影響がな
くリップルが生じていない事が分かる。 第3図(c)は、辺比w/tを w/t=8.4+0.2 とした場合の温特を示しており、温度の高温側の方にス
プリアスの影響からリップルが生じはじめていることが
分かる。 故に、辺比w/tを w/t=8.4±0.2 に設定することにより、主振動の周波数の近傍にスプリ
アス振動が存在し、温特に悪影響を及ぼすという欠点を
抑制することができる。 また本発明の他の辺比w/tについても同様の効果があ
り、辺比を次の範囲 w/t=10.64±0.2 w/t=11.85±0.15 w/t=13.45±0.15 w/t=14.8±0.2 w/t=17.6±0、2 w/t=19.8±0.2 w/t=20.9±0,2 に設定することにより、主振動の周波数の近傍にスプリ
アス振動が存在し、温特に悪影響を及ぼすという欠点を
抑制することができる。 また第4図は、本発明の実施例における1製造工程図で
ある。第4図(a)の加工前オーバートーン用矩形状A
T振動片11と第4図(b)に示す研磨剤12とを半径
R+の球状のボットa13に入れ第4図(C)に示すよ
うに前記球状のボットa13を半径rの円で矢印方向に
回転させ同時に前記球状のボットa13は矢印方向に自
転し、第4図(d)に示すように一次加工オーバートー
ン用矩形状AT振動片14は、角が加工されることにな
る。次に前記−次加工オーバートーン用矩形状AT振動
片14と第4図(e)に示す研磨剤15とを Rl< Rw の関係がある半径R11の球状のボットb16に入れ第
4図(f)に示すように前記球状のボットb16を半径
rの円で矢印方向に回転させ同時に前記球状のボットb
16は矢印方向に自転するので、前記研磨剤15により
前記球状のボットb16の球面に添うように第4図(g
)のオーバートーン用矩形状AT振動片17のx21平
面の斜面が形成される。 このような工程をとることにより、オーバートーン用矩
形状AT振動片の斜面の形状が不均一になったり、前記
オーバートーン用矩形状AT振動片のx21面とXY’
面とのりょう線にチッピングまたは欠けができることを
予防する効果があり、特性も安定する。 またこの時幅Wと厚みtとの辺比w/tをw/t=8.
4±0.2 となるようにw、tを選択してあり、前述したことと同
様に、主振動の周波数の近傍にスプリアス振動が存在し
、温特に悪影響を及ぼすという欠点を抑制することがで
きる。 また、この時辺比を次の範囲 w/t=10.64±0.2 w/t=11.85±0.15 w/t=13.45±0.15 w/t=14.8±0.2 w/t=17.6±0.2 w/t=19.8±0.2 w/t=20.9±0.2 に設定することにより、前述したように主振動の周波数
の近傍にスプリアス振動が存在し、温特に悪影響を及ぼ
すという欠点を抑制することができ同様の効果を有する
。 第5図は、本発明の球状のポットの1実施例を示す斜視
図であり、第5図(a)は、球状のポットにおいて研磨
面として使用していない側面を平面にしである。 また第5図(b)は、側面を平面にした球状のポットを
数個並べである。 このような球ポットを使用することにより、コンベック
ス加工の量産性が上がる。 [発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、球状のポットの球面
に添うようにオーバートーン用矩形状AT振動片のx2
1平面に斜面をとりまた前記オーバートーン用矩形状A
T振動片の幅Wと厚みtを適当に選択することにより、
スプリアス振動を抑制し、ci値を低くすることができ
るという効果を有する。 また、最初直径の小さな球状のポットでオーバートーン
用矩形状AT振動片の角を加工後、直径の大きな球状の
ポットで前記球状のポットの球面に添うように前記オー
バートーン用矩形状AT振動片のX21平面の斜面をと
るので、コンベックス加工の再現性があり、量産性もあ
がるという効果を有する。 また、使用していない側面を平面にした球状のポットを
使用することによりコンベックス加工の量産性が上がる
という効果を有する。
。 第1図は、本発明の実施例におけるl製造工程図である
。第1図(a)の加工前オーバートーン用矩形状AT振
動片1と第1図(b)に示す研磨剤2とを半径Rの球状
のポット3に入れ、第1図(C)に示すように前記球状
のポット3を半径rの円で矢印方向に回転させ同時に前
記球状のポット3は矢印方向に自転するので、前記研磨
剤2により前記球状のポット3の球面に添うように第1
図(d)のオーバートーン用矩形状AT振動片4のxZ
1平面の斜面が形成される。 また第2図は、本発明のオーバートーン用矩形状AT振
動子の1実施例を示す斜視図であり、前記オーバートー
ン用矩形状AT振動子は、蒸着等の方法により電極5が
形成された前記オーバートーン用矩形状AT振動片4と
、気密端子6を貫通する2本のリード端子7の一方の端
のインナーリード8と前記電極5の一方の端とを半田9
等の接着剤で固定し、さらにケースlOを前記気密端子
6に圧入して構成されている。 また第2図の前記オーバートーン用矩形状AT振動片4
において、Yl軸方向に厚みt、Z1軸方向に幅Wとと
っである。 またこの時幅Wと厚みtとの辺比w/tをw/t=8.
4±0.2 となるようにw、tを選択しである。 第3図は、辺比w / tを変更した時の温特を示した
図である。 第3図(a)は、辺比w/tを w/t=8.4−0.2 とした場合の温特を示しており、温度の低温側の方にス
プリアスの影響からリップルが生じはじめていることが
分かる。 また第3図(b)は、辺比w/tを w/t=8.4 とした場合の温特を示しており、スプリアスの影響がな
くリップルが生じていない事が分かる。 第3図(c)は、辺比w/tを w/t=8.4+0.2 とした場合の温特を示しており、温度の高温側の方にス
プリアスの影響からリップルが生じはじめていることが
分かる。 故に、辺比w/tを w/t=8.4±0.2 に設定することにより、主振動の周波数の近傍にスプリ
アス振動が存在し、温特に悪影響を及ぼすという欠点を
抑制することができる。 また本発明の他の辺比w/tについても同様の効果があ
り、辺比を次の範囲 w/t=10.64±0.2 w/t=11.85±0.15 w/t=13.45±0.15 w/t=14.8±0.2 w/t=17.6±0、2 w/t=19.8±0.2 w/t=20.9±0,2 に設定することにより、主振動の周波数の近傍にスプリ
アス振動が存在し、温特に悪影響を及ぼすという欠点を
抑制することができる。 また第4図は、本発明の実施例における1製造工程図で
ある。第4図(a)の加工前オーバートーン用矩形状A
T振動片11と第4図(b)に示す研磨剤12とを半径
R+の球状のボットa13に入れ第4図(C)に示すよ
うに前記球状のボットa13を半径rの円で矢印方向に
回転させ同時に前記球状のボットa13は矢印方向に自
転し、第4図(d)に示すように一次加工オーバートー
ン用矩形状AT振動片14は、角が加工されることにな
る。次に前記−次加工オーバートーン用矩形状AT振動
片14と第4図(e)に示す研磨剤15とを Rl< Rw の関係がある半径R11の球状のボットb16に入れ第
4図(f)に示すように前記球状のボットb16を半径
rの円で矢印方向に回転させ同時に前記球状のボットb
16は矢印方向に自転するので、前記研磨剤15により
前記球状のボットb16の球面に添うように第4図(g
)のオーバートーン用矩形状AT振動片17のx21平
面の斜面が形成される。 このような工程をとることにより、オーバートーン用矩
形状AT振動片の斜面の形状が不均一になったり、前記
オーバートーン用矩形状AT振動片のx21面とXY’
面とのりょう線にチッピングまたは欠けができることを
予防する効果があり、特性も安定する。 またこの時幅Wと厚みtとの辺比w/tをw/t=8.
4±0.2 となるようにw、tを選択してあり、前述したことと同
様に、主振動の周波数の近傍にスプリアス振動が存在し
、温特に悪影響を及ぼすという欠点を抑制することがで
きる。 また、この時辺比を次の範囲 w/t=10.64±0.2 w/t=11.85±0.15 w/t=13.45±0.15 w/t=14.8±0.2 w/t=17.6±0.2 w/t=19.8±0.2 w/t=20.9±0.2 に設定することにより、前述したように主振動の周波数
の近傍にスプリアス振動が存在し、温特に悪影響を及ぼ
すという欠点を抑制することができ同様の効果を有する
。 第5図は、本発明の球状のポットの1実施例を示す斜視
図であり、第5図(a)は、球状のポットにおいて研磨
面として使用していない側面を平面にしである。 また第5図(b)は、側面を平面にした球状のポットを
数個並べである。 このような球ポットを使用することにより、コンベック
ス加工の量産性が上がる。 [発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、球状のポットの球面
に添うようにオーバートーン用矩形状AT振動片のx2
1平面に斜面をとりまた前記オーバートーン用矩形状A
T振動片の幅Wと厚みtを適当に選択することにより、
スプリアス振動を抑制し、ci値を低くすることができ
るという効果を有する。 また、最初直径の小さな球状のポットでオーバートーン
用矩形状AT振動片の角を加工後、直径の大きな球状の
ポットで前記球状のポットの球面に添うように前記オー
バートーン用矩形状AT振動片のX21平面の斜面をと
るので、コンベックス加工の再現性があり、量産性もあ
がるという効果を有する。 また、使用していない側面を平面にした球状のポットを
使用することによりコンベックス加工の量産性が上がる
という効果を有する。
第1図(a)〜(d)は、本発明の実施例におけるl製
造工程図。 第2図は、本発明のオーバートーン用矩形状AT振動子
の1実施例を示す斜視図。 第3図(a)〜(c)は、辺比w/tを変更した時の温
度特性を示した図。 第4図(a)〜(g)は、本発明の実施例におけるl製
造工程図。 第5図(a)(b)は、本発明の球状のポットの1実施
例を示す斜視図。 ・加工前オーバートーン用矩形状AT 振動片 ・研磨剤 ・球状のポット ・オーバートーン用矩形状AT振動片 ・電極 ・気密端子 ・リード端子 ・インナーリード 9・・・半田 lO・・・ケース 11・・・加工前オーバートーン用矩形状AT振動片 12・・・研磨剤 13・・・球状のポットa 14・・・−次加工オーバートーン用矩形状AT振動片 15・・・研磨剤 16・・・球状のポットb 17・・・オーバートーン用矩形状AT振動片以上
造工程図。 第2図は、本発明のオーバートーン用矩形状AT振動子
の1実施例を示す斜視図。 第3図(a)〜(c)は、辺比w/tを変更した時の温
度特性を示した図。 第4図(a)〜(g)は、本発明の実施例におけるl製
造工程図。 第5図(a)(b)は、本発明の球状のポットの1実施
例を示す斜視図。 ・加工前オーバートーン用矩形状AT 振動片 ・研磨剤 ・球状のポット ・オーバートーン用矩形状AT振動片 ・電極 ・気密端子 ・リード端子 ・インナーリード 9・・・半田 lO・・・ケース 11・・・加工前オーバートーン用矩形状AT振動片 12・・・研磨剤 13・・・球状のポットa 14・・・−次加工オーバートーン用矩形状AT振動片 15・・・研磨剤 16・・・球状のポットb 17・・・オーバートーン用矩形状AT振動片以上
Claims (8)
- (1)外形寸法X軸方向7mm以下、Z軸方向2mm以
下、Y軸方向0.24mm以下かつ0.12mm以上の
オーバートーン用矩形状AT振動片で球状のポットに研
磨剤と前記オーバートーン用矩形状AT振動片を入れ、
前記球状のポットの球面に添うように前記オーバートー
ン用矩形状AT振動片の少なくとも片面のXZ^1平面
の斜面をとるようにしたことを特徴とするオーバートー
ン用矩形状AT振動片の製造方法。 - (2)請求項1記載のオーバートーン用矩形状AT振動
片の製造方法を使用して作成したことを特徴とするオー
バートーン用矩形状AT振動子。 - (3)請求項1記載のオーバートーン用矩形状AT振動
片の製造方法において、最初の球状のポットの径をR_
1、2番目の球状のポットの径をR_2とおくとR_1
とR_2の間に R_1<R_2 という関係があり、最初の球状のポットに研磨剤と前記
オーバートーン用矩形状AT振動片を入れて前記オーバ
ートーン用矩形状AT振動片の角を加工後、2番目の球
状のポットに研磨剤と前記オーバートーン用矩形状AT
振動片を入れ、前記球状のポットの球面に添うように前
記オーバートーン用矩形状AT振動片の少なくとも片面
のXZ^1平面の斜面をとるようにしたことを特徴とす
るオーバートーン用矩形状AT振動片の製造方法。 - (4)請求項3記載のオーバートーン用矩形状AT振動
片の製造方法を使用して作成したことを特徴とするオー
バートーン用矩形状AT振動子。 - (5)請求項2記載のオーバートーン用矩形状AT振動
子において前記オーバートーン用矩形状AT振動片のZ
^1軸を幅w、Y^1軸を厚みtとした時幅wと厚みt
との辺比w/tを次の範囲w/t=8.4±0.2 w/t=10.64±0.2 w/t=11.85±0.15 w/t=13.45±0.15 w/t=14.8±0.2 w/t=17.6±0.2 w/t=19.8±0.2 w/t=20.9±0.2 としたことを特徴とするオーバートーン用矩形状AT振
動子。 - (6)請求項4記載のオーバートーン用矩形状AT振動
子において前記オーバートーン用矩形状AT振動片のZ
^1軸を幅w、Y^1軸を厚みtとした時幅wと厚みt
との辺比w/tを次の範囲w/t=8.4±0.2 w/t=10.64±0.2 w/t=11.85±0.15 w/t=13.45±0.15 w/t=14.8±0.2 w/t=17.6±0.2 w/t=19.8±0.2 w/t=20.9±0.2 としたことを特徴とするオーバートーン用矩形状AT振
動子。 - (7)請求項1記載の球状のポットにおいて、側面を平
面にしたことを特徴とする球状のポット。 - (8)請求項6記載の球状のポットの平面部分を少なく
とも2個並列にしたことを特徴とする球状のポット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63077067A JP2847706B2 (ja) | 1988-03-30 | 1988-03-30 | オーバートーン用矩形状at振動片の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63077067A JP2847706B2 (ja) | 1988-03-30 | 1988-03-30 | オーバートーン用矩形状at振動片の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02124611A true JPH02124611A (ja) | 1990-05-11 |
JP2847706B2 JP2847706B2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=13623454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63077067A Expired - Lifetime JP2847706B2 (ja) | 1988-03-30 | 1988-03-30 | オーバートーン用矩形状at振動片の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2847706B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5039092A (ja) * | 1973-08-08 | 1975-04-10 | ||
JPS58127425A (ja) * | 1982-01-25 | 1983-07-29 | Kinseki Kk | 振動子用水晶素板とその製造方法 |
JPS59110554A (ja) * | 1982-12-14 | 1984-06-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | シリンドリカル水晶振動子の製造方法 |
JPS62183208A (ja) * | 1986-02-06 | 1987-08-11 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | オ−バト−ン用水晶振動子 |
-
1988
- 1988-03-30 JP JP63077067A patent/JP2847706B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5039092A (ja) * | 1973-08-08 | 1975-04-10 | ||
JPS58127425A (ja) * | 1982-01-25 | 1983-07-29 | Kinseki Kk | 振動子用水晶素板とその製造方法 |
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JPS62183208A (ja) * | 1986-02-06 | 1987-08-11 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | オ−バト−ン用水晶振動子 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2847706B2 (ja) | 1999-01-20 |
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